JP2001081010A - マッサージングパック料 - Google Patents

マッサージングパック料

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JP2001081010A
JP2001081010A JP25965699A JP25965699A JP2001081010A JP 2001081010 A JP2001081010 A JP 2001081010A JP 25965699 A JP25965699 A JP 25965699A JP 25965699 A JP25965699 A JP 25965699A JP 2001081010 A JP2001081010 A JP 2001081010A
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、マッサージやパックなどの適切な
肌の手入れが簡便に行える手段を提供することを課題と
する。 【解決手段】 噴出時ジェルクリーム状であり、経時的
にその形態がフォーム状に転移することを特徴とするエ
アゾール化粧料を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ料やパ
ック料に好適なエアゾール化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】エアゾール化粧料は、毛髪用化粧料やパ
ック化粧料などに使用されている剤形であり、パック化
粧料に於いては泡の密閉性を利用して、有効成分などの
経皮吸収促進の目的で使用されている。しかしながら、
噴出時にはジェルクリーム状であり、経時的に或いは温
度の上昇や塗擦行為によってその状態がフォーム状に変
わる製剤は未だ知られていなかった。一方、マッサージ
化粧料は通常、摩擦係数を低くする意味で、油相成分に
オイルを多く含有する、高内相水中油乳化型のエマルシ
ョンが使用され、適度な力での塗擦により、この物理的
刺激によって血流量を増大させ、新陳代謝を促進させる
目的で使用されている。この様なマッサージ料を使用す
るにあたっては、過度の摩擦力が皮膚にかからないよう
にすることが肝要であるが、この様な程度は経験によっ
て学び取る以外には知る方法はなかった。マッサージ料
とパック料とを組み合わせた剤形の化粧料としては、ワ
ックスを多めに含有させ、加えてタルクやカオリンなど
を含有させ、密閉効果を付与させたような剤形が知られ
ているのみであり、このものはパック料として使用では
密閉性がややもの足らず、マッサージ料としての使用で
は摩擦係数がやや大きい傾向にあり、簡便さのために多
少の利便性を犠牲にしていることは否定しがたかった。
これはマッサージとパックの重要性は知りつつも、それ
らの行為が手間のかかるものであり、この手間を軽減す
ることが強く望まれている現状の裏返しと言える。一
方、噴出用のガスの含有量が、ガス以外の成分の含有量
に対して、重量比で1:999〜1:99であるエアゾ
ール化粧料は全く知られていなかったし、従って、この
ものをマッサージ料やパック料に適用することも知られ
ていなかった。又、このような化粧料がマッサージ機能
とパック機能とを併せ持たせた化粧料に好適であること
も全く知られていなかった。加えて、この様な剤形にお
いては、経時的に或いは、定量的な化粧動作により状態
がジェルクリーム状よりフォーム状に変化することも知
られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、適切な肌の手入れが簡便に行
える手段を提供することを課題とする。
【0004】
【課題の解決手段】本発明者らは、この様な状況に鑑み
て、適切な肌の手入れが簡便に行える手段を求めて、鋭
意研究努力を重ねた結果、硬度の比較的高いジェルクリ
ームを少量の噴出用のガスと共にエアゾール容器に充填
・密閉し、エアゾール化粧料とすることにより、マッサ
ージ動作を行っている内にガスの発泡により、優れた密
閉性を有するフォームを形成することを見いだし、この
性質を利用して、マッサージングパック料とすることが
できることに気がつき、発明を完成させるに至った。即
ち、本発明は、マッサージングパックに好適な噴出時ジ
ェルクリーム状であり、経時的にその形態がフォーム状
に転移することを特徴とするエアゾール化粧料を提供す
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のエアゾール化粧料は、噴
出時ジェルクリーム状であり、経時的にその形態がフォ
ーム状に転移することを特徴とする。ここで、ジェルク
リーム状とは、ジェルほどは高くないが、クリームとす
れば硬度が比較的高く、透明性を有する白濁状の外観を
有するものを意味し、この様な硬度としては、荷重10
0gでアタッチメントの直径が16mmのものを装着し
たカードメーターを用いて20℃で硬度を測定した場合
に於いて、30〜60のものが好ましく例示できる。
又、透明な外観とは、ドクターブレード等で10ミル程
度の薄膜を作成した場合、ジェルが濁りを全く認めず、
且つ、200〜300倍の光学顕微鏡に於ける観察にお
いても乳化粒子を認めないものであり、クリームが10
ミルの薄膜でも明白な乳濁認め、光学顕微鏡観察では1
0〜0.5ミリミクロン程度の乳化粒子認めるものであ
るのに対し、ジェルクリームは、肉眼では白濁を認める
が、10ミル程度では透明であり、光学顕微鏡の観察に
おいては0.1ミリミクロン程度の大きさの粒子を認め
るものを意味する。又、一方フォーム状とは、均一に組
成物が気体の微細粒を含み、組成物全体の容積がボリュ
ームアップした形態を意味し、外観としては、着色成分
が存在しない状態では、白色不透明の形態を示すものを
言う。この様なエアゾール化粧料は、例えば、高級アル
コールを15重量%以上の多価アルコールの存在下、マ
ルメロエキスやクィーンシードガムなどと共に脂肪酸の
ポリグリセリンエステル、脂肪酸のポリエチレングリコ
ールエステル或いは高級アルコールのポリオキシエチレ
ンエーテルを界面活性剤として用いて、可溶化・ジェル
化する事により得られるジェルクリーム組成物を低容量
の噴出用のガスと共にエアゾール容器に充填・密閉する
ことにより製造できる。ここで、前記ジェルクリーム組
成物には、上記の成分以外に、通常化粧料で使用される
任意の成分を含有することができる。この様な任意の成
分としては、例えば、スクワラン、ワセリン、マイクロ
クリスタリンワックス等の炭化水素類、ホホバ油、カル
ナウバワックス,オレイン酸オクチルドデシル等のエス
テル類、オリーブ油、牛脂、椰子油等のトリグリセライ
ド類、ステアリン酸、オレイン酸、リチノレイン酸等の
脂肪酸、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、
オクチルドデカノール等の高級アルコール、スルホコハ
ク酸エステルやポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリ
ウム等のアニオン界面活性剤類、アルキルベタイン塩等
の両性界面活性剤類、ジアルキルアンモニウム塩等のカ
チオン界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪
酸モノグリセライド、これらのポリオキシエチレン付加
物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤類、ポ
リエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジ
オール等の多価アルコール類、増粘・ゲル化剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、色剤、防腐剤、粉体等を例示する
ことができる。ジェルクリーム組成物の形態を取ること
により、クリームなどの乳化剤形とは異なり、転相など
により摩擦係数が変化することがないし、ジェル状のよ
うにとまりのないのびでもないので、心地よくマッサー
ジを行うことができる。又、このジェルクリーム組成物
とともに充填するガスとしては、通常エアゾール化粧料
で使用されているものであれば特段の限定を受けず使用
でき、具体的には、ブタンやプロパンなどの液化天然ガ
ス、ジメチルエーテル、フロン等のフッ化炭化水素類、
炭酸ガスなどが例示できる。これらの中では、液化天然
ガスを用いることが特に好ましい。本発明では、これら
のガスはジェルクリーム組成物に対して低容量で含有さ
れることが好ましく、具体的には、ジェルクリーム組成
物と噴出用のガスの重量比は、999:1〜99:1で
あることが好ましく、更に好ましくは997:3〜99
2:8である。これは、ガス量が多すぎると噴出物その
もの事態がフォーム状となり、マッサージ料としては適
さない場合があり、ガス量が少なすぎるとフォームを形
成しない場合があり、パック料としては好ましくない場
合があるからである。即ち、この様な形態を取ることに
より、マッサージとパックが同時に行える化粧料が得ら
れ、これによって、従来のマッサージ料とパック料を併
用する化粧料の組合せに比し、効果は維持しつつ、手間
や操作は簡便にすることができる。更に加えて、ジェル
クリーム組成物と噴出用のガスの重量比を997:3〜
992:8にしておくと、マッサージを行って、フォー
ムを形成した時点をマッサージの終点とすることによ
り、過剰なマッサージ行為を抑えることができ、誰でも
が適量のマッサージを行えるという、副次的効果も発現
する。言い換えれば、フォーム形成をマッサージの終了
のマーカーとして使用することができる。
【0006】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明を加えるが、本発明が、これら実施例にの
み限定を受けないことは言うまでもない。
【0007】<実施例1>以下に示す処方に従ってジェ
ル状組成物を作成した。即ち、イ、ロをそれぞれ80℃
に加熱し、イを徐々にロに加え、可溶化させ、攪拌冷却
し、ジェルクリーム組成物を得た。このジェルクリーム
組成物995重量部を5重量部の天然ガスと共にエアゾ
ール缶に充填・密閉し、本発明のエアゾール化粧料を得
た。このものの硬度は、製造後1日20℃に放置した条
件で、43.6(ソフトカードメーター、荷重100
g、直径16mmのアタッチメント) イ セタノール 4.5重量部 ベヘニルアルコール 3 重量部 オリーブ油 0.1重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 フェノキシエタノール 0.1重量部 ポリオキシエチレンステアレート 0.5重量部 ポリオキシエチレンベヘニルエーテル 1 重量部 スフィンゴ糖脂質 0.1重量部 大豆燐脂質 0.1重量部 酪酸リボフラビン 0.1重量部 ポリグリセリンモノオレート 3.5重量部 ロ アルギン酸硫酸ナトリウム 0.1重量部 マルメロエキス 1 重量部 クインシードガム 1 重量部 ポリエチレングリコール6000 1 重量部 1,3−ブタンジオール 8 重量部 グリセリン 25 重量部 水 50.8重量部
【0008】<実施例2>実施例1のエアゾール化粧品
について、マッサージ効果とパック効果について、専門
パネラー5名で評価した。評価項目は、マッサージ効果
がマッサージ時の気持ちの良さとマッサージ後のホット
感であり、パック効果が肌のすべすべ感であった。又、
評価基準は++:非常によい、+:良い、±:やや良
い、−:良くないであった。比較例1はエアゾールでな
い実施例1のジェルクリーム組成物そのもの、比較例2
が実施例1のジェルクリーム組成物の水50.8重量%
の内の10重量%をオリーブ油に置換し形態をクリーム
組成物としたものを実施例1のエアゾール化粧料と同様
に液化天然ガスと共にエアゾール缶に充填・密封しエア
ゾール化粧料としたものを、比較例3は実施例1のジェ
ルクリーム組成物のセタノールを全てグリセリンに置換
しジェル状にしたものを同様にエアゾール化粧料とした
ものを用いた。結果を出現例数として表1に示す。これ
により、本発明のエアゾール化粧料が、マッサージ効果
にもパック効果にも優れることがわかる。この効果は、
ジェルクリーム状のフォーム形成能を有する製剤によっ
てはじめて得られるものであることも明白である。
【0009】
【表1】
【0010】<実施例3>実施例1のジェルクリーム組
成物を用いて、天然ガスとの割合を変え、エアゾール化
粧料の使用性の変化を見た。使用性は、専門パネラー1
名に実施例2の3項目とフォーム形成までに要する時間
を++:非常によい、+:良い、±:やや良い、−:良
くないの評価基準で判定してもらった。結果を表2に示
す。この表より、本発明のエアゾール化粧料としては、
ジェルクリーム組成物と噴出用のガスの割合が、99
9:1〜99:1であることが好ましく、更に好ましく
は997:3〜992:8であることが好ましいことが
わかる。
【0011】
【表2】
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、マッサージやパックな
どの適切な肌の手入れが簡便に行える手段を提供するこ
とができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴出時ジェルクリーム状であり、経時的
    にその形態がフォーム状に転移することを特徴とするエ
    アゾール化粧料。
  2. 【請求項2】 噴出用のガスの含有量が、ガス以外の成
    分の含有量に対して、重量比で1:999〜1:99で
    あることを特徴とする、請求項1に記載のエアゾール化
    粧料。
  3. 【請求項3】 マッサージ化粧料及び/又はパック化粧
    料であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のエ
    アゾール化粧料。
JP25965699A 1999-09-14 1999-09-14 マッサージングパック料 Pending JP2001081010A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063943A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Tsumura & Co 皮膚外用剤
JP2006151872A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Pola Chem Ind Inc エステティック施術用の化粧料のセット
JP2008094813A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Naris Cosmetics Co Ltd 抗老化皮膚組成物

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