JP2001080631A - ロール状巻回物の包装装置 - Google Patents

ロール状巻回物の包装装置

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JP2001080631A
JP2001080631A JP2000211014A JP2000211014A JP2001080631A JP 2001080631 A JP2001080631 A JP 2001080631A JP 2000211014 A JP2000211014 A JP 2000211014A JP 2000211014 A JP2000211014 A JP 2000211014A JP 2001080631 A JP2001080631 A JP 2001080631A
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Masami Kimura
正美 木村
Akira Mizutani
晃 水谷
Michiomi Makabe
道臣 真壁
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PACK MIZUTANI KK
TRI-WALL KK
Tri-Walk KK
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PACK MIZUTANI KK
TRI-WALL KK
Tri-Walk KK
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール状の金属箔等を木箱包装する場合、組
立や解体が大変で、かつ繰り返し使用が困難という課題
を解決し、組立や解体の容易化と繰り返し使用が可能な
ロール状巻回物の包装装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 各部材を全て段ボール製とし、半円形の
切り欠き4aを設けた下部支持部材4と、これと対称に
形成されてその上に配設された上部支持部材5により、
長尺の金属箔等が巻回された巻軸の両端を上記半円形の
切り欠き4aで保持して包装する構成としたことによ
り、小さく折り畳んで保管・輸送できるので通い箱とし
て繰り返し使用でき、さらに組立や解体の容易化により
地球環境に優しい同包装装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長尺の金属箔や樹脂
シート、さらに好適には、エッチングや化成処理等が施
されて巻軸上に巻回された長尺のアルミ電解コンデンサ
用の電極箔を、上記巻軸を保持して包装するのに最適な
ロール状巻回物の包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のロール状巻回物の包装装
置について、アルミ電解コンデンサ用の電極箔を例にし
て以下に説明する。
【0003】図14はロール状に巻回された電極箔を示
した斜視図であり、長尺のアルミニウム箔にエッチング
(表面積を拡大する粗面化)処理、または化成(エッチ
ング後のアルミニウム箔の表面に誘電体酸化被膜層を形
成する)処理を施すことにより作製された電極箔21を
芯材となる巻軸20上に巻き取ることによりロール状に
したものである。このようにロール状に巻回された電極
箔21は、幅が約500〜600mmのアルミニウム箔を
数十mから数百mの単位で巻き取って構成されるため、
1巻き当たりの重量が軽いものでも30kg強あり、重い
ものになると120kgにもなることから、フォークリフ
ト等を用いて包装作業を行わざるを得ないというもので
あった。
【0004】また、図15は従来のロール状巻回物の包
装装置を示した分解斜視図であり、上記ロール状に巻回
された電極箔21を防湿用のシリカゲルと共にポリ袋に
挿入(図示せず)してから板状の木材からなる木箱15
内に収納するようにしたものである。
【0005】なお、上記ロール状に巻回された電極箔2
1はエッチング処理、または化成処理が施されているた
めに木箱15の内面と直接接触すると電極箔21の処理
面がダメージを受けて性能が劣化するため、電極箔21
自体が木箱15の内面に直接接触しないようにして包装
する必要があり、そのために同図に示すように、電極箔
21が巻回された巻軸20の両端を保持する軸受け部1
6を木箱15の内面に一対で設け、これにより電極箔2
1自体を木箱15内に浮かせるようにして包装するよう
に構成されたものであった。なお、同図において、17
は上記軸受け部16上に搭載された図示しない巻軸20
を上部から固定する押さえ部材、18は上蓋である。ま
た、このように包装された電極箔21は、これを用いて
アルミ電解コンデンサの製造を行う国内外の製造会社に
向けて輸送されるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、ロール状に巻回された電極箔21が極めて
重いため、その重量に耐えられる材料として木材を選択
して木箱15を用いた包装にしているにも係わらず、強
い衝撃に木箱15が耐えられずに破壊を起こして電極箔
21にダメージを与える等、信頼性に課題を有するばか
りでなく、木箱15の組み立てや使用後の解体に多大な
労力と時間を要してコストを圧迫し、しかも繰り返して
使用することが困難な木箱15は、解体後、焼却等の手
段によって廃棄されるために資源の無駄使いになり、昨
今の地球環境保護問題に逆行するものであるという大き
な課題を有していた。
【0007】さらに、電極箔21は防湿対策用のシリカ
ゲルと共にポリ袋内に挿入されているにも係わらず、木
箱15が多くの水分を吸湿してしまうためにポリ袋内に
も水分が浸入し、結果的に電極箔21の性能を劣化させ
てしまうという課題をも有したものであった。
【0008】本発明はこのような従来の課題を解決し、
資源の有効活用面からリサイクル可能な材料を用いると
共に通い箱方式で何回も繰り返し使用し、しかも組み立
てや解体作業の容易化と信頼性向上を図ることによって
地球環境に優しいロール状巻回物の包装装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、特に、一組の対向
する面に夫々切り欠きを設けた筒状の本体部と、底面に
脚部を設けて上記本体部の底部に組み合わされた底蓋部
と、上記本体部に設けられた切り欠きの幅寸法以下の寸
法を直径とする半円形の切り欠きを上端中央部に設けて
本体部に設けられた切り欠きを有する面の内面下部側に
一対で配設された下部支持部材と、この下部支持部材と
上下対称に形成されて下部支持部材上に夫々配設された
上部支持部材と、上記本体部の上面開口部を覆うように
被せられた上蓋により構成されると共に、各部材が全て
段ボールによって構成され、長尺の金属箔や樹脂シート
等が巻軸上にロール状に巻回された巻回物の両端から突
出した上記巻軸を上記下部/上部支持部材に夫々設けら
れた半円形の切り欠きによって夫々保持して包装するよ
うにした構成のものであり、この構成により、リサイク
ル可能な材料である段ボールを用いることによって資源
の有効活用が図れるばかりでなく、小さく折り畳んで保
管・輸送ができることから通い箱方式として何回も繰り
返し使用することができ、さらに組み立てや解体作業の
容易化と信頼性の向上を図って地球環境に優しいロール
状巻回物の包装装置を実現することができるという作用
効果が得られる。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、特に、
一組の対向する面に夫々切り欠きを設けた筒状の本体部
に代えて、一組の対向する面に夫々上端から下端に向け
て平行な切れ目を設けると共に、この切れ目の終端どう
しを結ぶ開閉用の折り線を設けることにより外方に開閉
自在な一対の開閉板部を設けた筒状の本体部を用いた構
成としたものであり、この構成により、本体部の周面を
段差無く面一にすることができると共に、本体部の強度
を向上させることができるという作用効果が得られる。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、特に、
下部/上部支持部材を夫々少なくとも2枚以上の段ボー
ルを積層して形成し、かつ、下部支持部材に、上端に設
けられた半円形の切り欠きより大きな面積の切り欠きを
外表層の段ボールに設けると共に、この切り欠きに対応
してはまり込む大きさの突片を上部支持部材の外表層の
段ボールの下端に一体で設けた構成としたものであり、
この構成により、ロール状の巻回物の巻軸が軸線方向に
移動してずれるのを防止することができると共に巻軸を
半円形の切り欠きで支えて保持する下部/上部支持部材
の強度を向上させることができ、さらに上部支持部材に
設けた突片により下部/上部支持部材に設けられた夫々
の半円形の切り欠きと、この切り欠きで保持されるロー
ル状巻回物の巻軸を外部から見えないように覆って保護
することができるという作用効果が得られる。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、特に、
下部支持部材ならびに上部支持部材と本体部の間、また
は下部支持部材ならびに上部支持部材の一部に設けた空
隙部内のいずれかに本体部の深さ寸法と略同じ高さ寸法
に形成された補強部材を配設した構成としたものであ
り、この構成により、ロール状の巻回物の巻軸が軸線方
向に移動してずれるのを防止することができると共に、
下部/上部支持部材に設けられた夫々の半円形の切り欠
きと、この切り欠きで保持されるロール状巻回物の巻軸
を外部から見えないように覆って保護することができる
という作用効果が得られる。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、特に、
少なくとも2枚以上の段ボールを積層して形成された下
部支持部材に、板状の金属、樹脂、木材のいずれか1種
以上からなる補強部材を組み合わせた構成としたもので
あり、この構成により、ロール状巻回物の巻軸を半円形
の切り欠きで支えて保持する下部支持部材の強度を向上
させることができるという作用効果が得られる。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、特に、
下部支持部材の少なくとも半円形の切り欠きの上面に補
強部材を配設した構成としたものであり、この構成によ
り、ロール状巻回物の巻軸を半円形の切り欠きで支えて
保持する下部支持部材の強度を向上させることができる
という作用効果が得られる。
【0015】本発明の請求項7に記載の発明は、特に、
底面に脚部を設けて本体部の底部に組み合わされる底蓋
部を本体部と一体で構成したというもので、この構成に
より、部品点数の削減によるコストダウンと、一体化に
よる本体部の強度向上を図ることができるという作用効
果が得られる。
【0016】本発明の請求項8に記載の発明は、特に、
底蓋部の底面に設けられた脚部の底面に底板を設けた構
成としたものであり、この構成により、本発明のロール
状巻回物の包装装置を複数段積み重ねた際に、下側の同
包装装置の上蓋に加わる加重を分散して低減させること
ができるという作用効果が得られる。
【0017】本発明の請求項9に記載の発明は、特に、
段ボール材料として1層、2層、3層段ボールのいずれ
か一つ以上を用いた構成としたものであり、この構成に
より、一般的な段ボールと比較して極めて強度が高いた
めに重量物であるロール状金属箔の包装にも十分に耐え
られる包装装置を得ることができるという作用効果が得
られる。
【0018】本発明の請求項10に記載の発明は、特
に、段ボール材料として少なくとも一部にプラスチック
段ボールを用いた構成としたものであり、この構成によ
り、極めて強度が高いプラスチック段ボールを部分的に
用いることによってさらに強度の高い包装装置を得るこ
とができるという作用効果が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、実施の形
態1を用いて、本発明の特に請求項1,3,9に記載の
発明について、アルミ電解コンデンサ用の電極箔を例に
して以下に説明する。
【0020】図1は本発明の実施の形態1によるロール
状巻回物の包装装置の構成を示す分解斜視図、図2は同
包装装置の本体部の展開図、図3(a),(b)は同包
装装置の下部支持部材の正面図と側面断面図、図4
(a),(b)は同包装装置の上部支持部材の正面図と
側面断面図、図5は同包装装置の梱包前の分解断面図、
図6は同包装装置の梱包状態を示す断面図である。
【0021】図1〜図6において、1は一組の対向する
面に一対の切り欠き1aを設けた角筒状の本体部、2は
底面の両端に一対の脚部3を設けて上記本体部1の底部
に組み合わされる底蓋部、4は上端中央部に半円形の切
り欠き4aを設けて上記本体部1に設けられた切り欠き
1aを有する面の内面下部側に配設される下部支持部
材、5はこの下部支持部材4と上下対称になるように下
端中央部に半円形の切り欠き5aを設けて上記下部支持
部材4上に配設された上部支持部材、6は上記本体部1
の上面開口部を覆うように被せられた上蓋であり、以上
の各部材が全て段ボールによって構成されているもので
あり、使用した段ボールはトライウォール株式会社製の
1層、2層、3層段ボールを種々組み合わせて使用し
た。
【0022】また、上記本体部1は図2にその詳細を示
すように、1枚の段ボールシートを組み立てることによ
って構成されているものであり、対向する面となる部分
に2箇所の切り欠き1aを設けると共に折り線1bを4
箇所に設け、更に一端部に組み立て用の接合部1cを設
けて構成され、これを上記折り線1bに沿って全体が角
筒状になるように折り曲げた後、上記接合部1cを介し
て接着・金属針等の接合手段によって本体部1が組み立
てられているものである。
【0023】また、上記底蓋部2は1枚の段ボールシー
トを組み立てることによって上面が開放された方形の容
器状に構成され、上記本体部1の底部にはめ込まれるも
のである。さらに、この底蓋部2の底面の両端には一対
の脚部3が接合されており、この脚部3は複数枚の段ボ
ールを積層して構成されたものであり、底蓋部2の補強
と梱包後の同包装装置のフォークリフトでの運搬を考慮
したものである。
【0024】また、上記下部支持部材4は図3(a),
(b)にその詳細を示すように、複数枚の段ボールを積
層して構成されており、上記本体部1に設けた切り欠き
1aの幅寸法W以下の寸法を直径とする半円形の切り欠
き4aを上端中央部に設け、かつ外表層の段ボールの上
端に上記半円形の切り欠き4aよりも大きな面積の切り
欠き4bが一体で設けられた構成となっており、この切
り欠き4b側が上記本体部1の内面に接するようにして
本体部1内の内面下部に配設されるものである。
【0025】また、上記上部支持部材5は図4(a),
(b)にその詳細を示すように、複数枚の段ボールを積
層して上記下部支持部材4と上下対称な形状になるよう
に構成されており、下端中央部に上記下部支持部材4に
設けられた半円形の切り欠き4aと同じ大きさの半円形
の切り欠き5aを設け、かつ外表層の段ボールの下端に
上記下部支持部材4の外表層の段ボールに設けた切り欠
き4bにはまり込む大きさの突片5bが一体で設けられ
た構成となっており、この突片5b側が上記本体部1の
内面に接するようにして上記下部支持部材4上に配設さ
れるものである。
【0026】また、上記上蓋6は1枚の段ボールシート
を組み立てることによって下面が開放された方形の容器
状に構成され、上記本体部1の上面開口部を覆うように
被せられるものである。
【0027】次に、このように構成された本実施の形態
によるロール状巻回物の包装装置による梱包方法につい
て説明すると、まず、図5に示す本包装装置の梱包前の
分解断面図に示すように、底面の両端に一対の脚部3を
設けた底蓋部2を本体部1の底部に組み合わせた後、本
体部1の内面下部側に一対の下部支持部材4を配設す
る。続いて、巻軸20上にロール状に巻回された電極箔
21(本実施の形態では説明を省略して図面上にも記載
していないが、実際には防湿用のシリカゲルと共にポリ
袋に挿入された仕様となるものである)を本体部1内へ
挿入し、この電極箔21の両端から突出した巻軸20を
夫々下部支持部材4の上端中央部に設けられた半円形の
切り欠き4A上に搭載する。
【0028】続いて、上記下部支持部材4上に上部支持
部材5を配設するが、この際、上部支持部材5の下端中
央部に設けられた半円形の切り欠き5aが上記電極箔2
1の両端から突出した巻軸20を夫々覆うようにすると
共に、上部支持部材5の外表層の段ボールの下端に設け
られた突片5bを下部支持部材4の外表層の段ボールの
上端に設けられた切り欠き4bにはまり込ませて上記電
極箔21の両端から突出した巻軸20の端面を夫々覆う
ようにし、電極箔21自体を本体部1内に浮かせるよう
にして包装する。最後に、上記本体部1の上面開口部を
覆うように上蓋6を被せて梱包作業が終了するものであ
る。
【0029】なお、開梱作業は上記手順の逆に行うこと
により、極めて容易に行えるものである。
【0030】このようにして包装された状態を示したの
が図6であり、この後、主に上下方向にバンド掛けがな
され(図示せず)、一連の梱包作業が全て終了するもの
である。
【0031】このように本実施の形態によるロール状巻
回物の包装装置は、巻軸20上にロール状に巻回された
電極箔21自体を本体部1内に浮かせるようにして包装
するために、この電極箔21の両端から突出した巻軸2
0を夫々支持する支持部材を上下に分割し、かつ、本体
部1の一組の対向する面に一対の切り欠き1aを設けた
構成としたことにより、底蓋部2を底部に組み合わせた
本体部1の内部に一対の下部支持部材4を配設した状態
で電極箔21を挿入する際に、下部支持部材4に設けら
れた半円形の切り欠き4aの上部や周辺には障害となる
ものが一切無く、半円形の切り欠き4aが露呈した状態
になっているため、電極箔21の両端から突出した巻軸
20を切り欠き4a内に落とし込んで支持させることが
極めて簡単にできるものである。
【0032】なお、上記本体部1に設ける一対の切り欠
き1aの幅Wならびに深さは、必要以上に大きくすると
本体部1の強度低下に繋がるため、下部支持部材4に設
けられた半円形の切り欠き4aと同寸法、もしくはこれ
よりもやや大きい程度の幅と深さがあれば十分である。
【0033】また、上記下部支持部材4と上部支持部材
5は複数枚の段ボールを積層して夫々が上下対称になる
ように構成されて下部支持部材4の上端中央部に設けら
れた半円形の切り欠き4aで上記電極箔21の両端から
突出した巻軸20を夫々支持するようにしているため、
電極箔21の重量に対応して段ボールの材料や枚数を設
定することにより電極箔21の重量に対しても十分に耐
えることができ、しかも上部支持部材5の外表層の段ボ
ールの下端に設けた突片5bを下部支持部材4の外表層
の段ボールの上端に設けられた切り欠き4bにはまり込
ませて上記電極箔21の両端から突出した巻軸20の端
面を夫々覆うようにすることにより、巻軸20の軸線方
向への移動によるずれの防止と強度向上を図り、かつ、
下部/上部支持部材4,5に設けられた夫々の半円形の
切り欠き4a,5aと巻軸20を外部から見えないよう
に覆って保護することができるものである。
【0034】また、各部材が全て段ボールで構成された
本実施の形態によるロール状巻回物の包装装置は、従来
の木箱の材料である木よりも吸湿率が低いため、従来品
と比較して、高温高湿雰囲気中での長期間の保管等によ
っても防湿対策用のシリカゲルと共にポリ袋内に挿入さ
れた電極箔の吸湿量が少なく、このために電極箔の性能
を劣化させてしまうという問題を改善することができる
ものである。
【0035】また、本実施の形態によるロール状巻回物
の包装装置は、各部材が全て段ボールで構成されている
ために同包装装置の組み立て作業が極めて容易であり、
従来の木箱を用いたものと比較して熟練度を必要としな
いばかりでなく、開梱後の同包装装置を小さく折り畳ん
で嵩を小さくすることができるために通い箱方式を採用
して何回も繰り返し使用することが可能になって資源の
有効活用が図れ、地球環境に優しい包装装置を提供する
ことができるものである。また、下部支持部材4を予め
本体部1に、上部支持部材5を予め上蓋6に夫々仮止め
あるいは接合しておく、あるいは下部支持部材4と本体
部1とを、上部支持部材5と上蓋6とを夫々一体化する
ことにより、梱包時の作業性を向上させることができる
ものである。
【0036】(実施の形態2)以下、実施の形態2を用
いて、本発明の特に請求項2,7に記載の発明について
説明する。なお、本実施の形態は、上記実施の形態1で
説明したロール状巻回物の包装装置の本体部1と底蓋部
2の構成が異なるもので、これ以外の構成は実施の形態
1と同じであるために同一部分には同一符号を付与して
その詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下
に説明する。
【0037】図7は本発明の実施の形態2によるロール
状巻回物の包装装置の構成を示す分解斜視図、図8は同
包装装置の本体部の展開図、図9は同包装装置の梱包前
の分解断面図である。
【0038】図7〜図9において、7は一組の対向する
面に上端から下端に向けて平行な切れ目7bを設けると
共に、この切れ目7bの終端どうしを結ぶ開閉用の折り
線7cを設けることにより一対の開閉板部7aが設けら
れた有底筒状の本体部、3はこの本体部7の底面の両端
に一対で接合された脚部である。4は下部支持部材、5
は上部支持部材、6は上蓋であり、以上の各部材が全て
段ボールによって構成されているものであり、使用した
段ボールは上記実施の形態1で使用したものと同じもの
である。
【0039】また、上記本体部7は図8にその詳細を示
すように、1枚の段ボールシートを組み立てることによ
って構成されているものであり、対向する面となる部分
に上端から下端に向けて平行な切れ目7bを設けると共
に、この切れ目7bの終端どうしを結ぶ開閉用の折り線
7cを設けることにより一対の開閉板部7aが設けら
れ、かつ4箇所の折り線7dと、一端部に組み立て用の
接合部7eと、1箇所の折り線7fとを設けて構成され
ている。これを上記折り線7dに沿って全体が角筒状に
なるように折り曲げた後、上記接合部7eを介して接着
・金属針等の接合手段によって接合され、さらに折り線
7fに沿って底面部を形成する7g,7hを折り曲げる
ことによって底面部が3重構造になった本体部7が組み
立てられているものである。また、このようにして組み
立てられた本体部7の底面部には、一対の脚部3が両端
に接合されて本体部7が構成されている。
【0040】次に、このように構成された本実施の形態
によるロール状巻回物の包装装置による梱包方法につい
て説明すると、まず、図9に示す本包装装置の梱包前の
分解断面図に示すように、底面の両端に一対の脚部3が
接合された本体部7内の下部側に一対の下部支持部材4
を配設する。続いて、本体部7に設けられた一対の開閉
板部7aを外側に開いた状態で、巻軸20上にロール状
に巻回された電極箔21(本実施の形態では説明を省略
して図面上にも記載していないが、実際には防湿用のシ
リカゲルと共にポリ袋に挿入された仕様となるものであ
る)を本体部7内へ挿入し、この電極箔21の両端から
突出した巻軸20を夫々下部支持部材4の上端中央部に
設けられた半円形の切り欠き4a上に搭載する。
【0041】続いて、上記下部支持部材4上に上部支持
部材5を配設するが、この際、上部支持部材5の下端中
央部に設けられた半円形の切り欠き5aが上記電極箔2
1の両端から突出した巻軸20を夫々覆うようにすると
共に、上部支持部材5の外表層の段ボールの下端に設け
られた突片5bを下部支持部材4の外表層の段ボールの
上端に設けられた切り欠き4bにはまり込ませて上記電
極箔21の両端から突出した巻軸20の端面を夫々覆う
ようにし、電極箔21自体を本体部7内に浮かせるよう
にして包装する。最後に、上記本体部7に設けられた一
対の開閉板部7aを閉じた状態で、上記本体部7の上面
開口部を覆うように上蓋6を被せて梱包作業が終了する
ものである。
【0042】なお、開梱作業は上記手順の逆に行うこと
により、極めて容易に行えるものであり、このようにし
て包装された同包装装置は、この後、主に上下方向にバ
ンド掛けがなされ(図示せず)、一連の梱包作業が全て
終了するものである。
【0043】このように本実施の形態によるロール状巻
回物の包装装置は、上記実施の形態1による同包装装置
と同様の作用効果が得られることは言うまでもなく、そ
れらに加えて、特に、本体部7の対向する1組の面に一
対の開閉板部7aを設けた構成としたことにより、本体
部7の内部に一対の下部支持部材4を配設した状態で電
極箔21を挿入する際に、上記本体部7に設けた一対の
開閉板部7aを外側に開いた状態にして作業を行うこと
により、下部支持部材4に設けられた半円形の切り欠き
4aの上部や周辺には障害となるものが一切無く、半円
形の切り欠き4aが露呈した状態になっているため、電
極箔21の両端から突出した夫々の巻軸20を切り欠き
4a内に落とし込んで搭載し、支持させることが極めて
簡単にできるものである。
【0044】また、上記本体部7に設けた一対の開閉板
部7aは電極箔21を挿入した後に閉じ、この状態で上
記本体部7の上面開口部を覆うように上蓋6を被せて包
装することにより、本体部7の外表面が面一になるため
に強度面においてもより優れた効果をもたらすものであ
る。なお、上記本体部7に設ける一対の開閉板部7a
は、必要以上に大きくすると本体部7の強度低下に繋が
るため、下部支持部材4に設けられた半円形の切り欠き
4aよりもやや大きい程度の幅と深さがあれば十分であ
る。
【0045】また、本実施の形態では上記実施の形態1
による底蓋部2を本体部7と一体の構成にしたことによ
り、部品点数を削減してコスト低減を図ると共に、同包
装装置の強度向上を図って信頼性を向上させることがで
きるものである。
【0046】また、下部支持部材4を予め本体部7に、
上部支持部材5を予め上蓋6に夫々仮止めあるいは接合
しておく、あるいは下部支持部材4と本体部7とを、上
部支持部材5と上蓋6とを夫々一体化することにより、
梱包時の作業性を向上させることができるものである。
【0047】(実施の形態3)以下、実施の形態3を用
いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明
する。なお、本実施の形態は、上記実施の形態1または
2で説明したロール状巻回物の包装装置に補強部材を追
加したもので、これ以外の構成は実施の形態1または2
と同じであるために同一部分には同一符号を付与してそ
の詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に
説明する。
【0048】図10は本発明の実施の形態3によるロー
ル状巻回物の包装装置の構成を示す梱包前の分解断面図
であり、同図において8は複数枚の段ボールを積層して
構成された下部支持部材であり、この下部支持部材8は
上記実施の形態1の本体部1に設けられた切り欠き1a
の幅寸法W以下の寸法を直径とする半円形の切り欠き8
aが上端中央部に設けられている。9は複数枚の段ボー
ルを積層して構成された上部支持部材であり、この上部
支持部材9は上記下部支持部材8と上下対称に構成され
ているものであり、下端中央部には半円形の切り欠き9
aが設けられている。10は上記下部支持部材8ならび
に上部支持部材9と本体部1の内面との間に配設される
補強部材である。
【0049】また、この補強部材10の必要条件として
は、高さ寸法が本体部1の内面の深さ(高さ)と略同一
の寸法を有することが必要であり、この条件さえ有して
おれば、幅方向の寸法や材料等は特に限定されず、自由
に設定することができるものである。但し、この補強部
材10の幅方向の寸法を下部支持部材8ならびに上部支
持部材9の幅方向の寸法以下にする場合には、下部支持
部材8ならびに上部支持部材9の一部に切り欠き等の空
隙部を設け、この空隙部内に補強部材10を配設する構
成とすれば、補強部材10を確実に位置決め固定するこ
とができるものである。
【0050】このように本実施の形態によるロール状巻
回物の包装装置は、上記実施の形態1または2による同
包装装置と同様の作用効果が得られることは言うまでも
なく、それらに加えて、特に、補強部材10を設けた構
成としたことにより、巻軸20の軸線方向への移動によ
るずれの防止と強度向上を図り、かつ、下部/上部支持
部材8,9に設けられた夫々の半円形の切り欠き8a,
9aと巻軸20を外部から見えないように覆って保護す
ることができるものである。また、特に上記補強部材1
0の材料として、金属、樹脂、木材等を使用すれば、高
さ方向である圧縮強度に対し、極めて優れた効果を発揮
することができるものである。
【0051】(実施の形態4)以下、実施の形態4を用
いて、本発明の特に請求項5に記載の発明について説明
する。なお、本実施の形態は、上記実施の形態1または
2で説明したロール状巻回物の包装装置の下部支持部材
4の構成が異なるもので、これ以外の構成は実施の形態
1または2と同じであるために同一部分には同一符号を
付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分について
のみ以下に説明する。
【0052】図11(a),(b)は本発明の実施の形
態4による下部支持部材の構成を示す正面図と側面断面
図であり、同図において11は下部支持部材であり、こ
の下部支持部材11は複数枚の段ボールを積層して構成
されており、上記実施の形態1の本体部1に設けられた
切り欠き1aの幅寸法W以下の寸法を直径とする半円形
の切り欠き11aを上端中央部に設け、かつ外表層の段
ボールの上端に上記半円形の切り欠き11aよりも大き
な面積の切り欠き11bが一体で設けられた構成となっ
ているのは実施の形態1の下部支持部材4と同じであ
る。
【0053】11cは補強部材であり、この補強部材1
1cは板状の金属、樹脂、木材のいずれか1種以上から
なり、複数枚の段ボールの中に配置、または段ボールと
一緒に積層して構成されているものである。また、この
補強部材11cの必要条件としては、電極箔21の両端
から突出した夫々の巻軸20を支持する半円形の切り欠
き11aを少なくとも有し、かつ、高さが複数枚の段ボ
ールと同じ高さを有することが必要であり、この条件さ
え有しておれば幅方向の寸法や使用枚数、材料等は特に
限定されず、自由に設定することができるものである。
【0054】なお、積層された複数枚の段ボールとして
使用した段ボールは、上記実施の形態1で使用したもの
と同じものである。
【0055】このように本実施の形態による下部支持部
材11を用いたロール状巻回物の包装装置は、上記実施
の形態1または2による同包装装置と同様の作用効果が
得られることは言うまでもなく、それらに加えて、特
に、補強部材11cを複数枚の段ボールの中に配置した
構成としたことにより、電極箔21の両端から突出した
夫々の巻軸20を支持する強度が飛躍的に向上し、極め
て重たい電極箔21の場合でも信頼性を損なうことなく
包装することができるばかりでなく、下部支持部材11
を小さくして、同包装装置全体を小型化することができ
るものである。
【0056】(実施の形態5)以下、実施の形態5を用
いて、本発明の特に請求項6に記載の発明について説明
する。なお、本実施の形態は、上記実施の形態1または
2で説明したロール状巻回物の包装装置の下部支持部材
4の構成が異なるもので、これ以外の構成は実施の形態
1または2と同じであるために同一部分には同一符号を
付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分について
のみ以下に説明する。
【0057】図12(a),(b)は本発明の実施の形
態5による下部支持部材の構成を示す正面図と側面断面
図であり、同図において12は下部支持部材であり、こ
の下部支持部材12は複数枚の段ボールを積層して構成
されており、上記実施の形態1の本体部1に設けられた
切り欠き1aの幅寸法W以下の寸法を直径とする半円形
の切り欠き12aを上端中央部に設け、かつ外表層の段
ボールの上端に上記半円形の切り欠き12aよりも大き
な面積の切り欠き12bが一体で設けられた構成となっ
ているのは実施の形態1の下部支持部材4と同じであ
る。
【0058】12cは補強部材であり、この補強部材1
2cは板状の金属、樹脂、木材のいずれか1種以上から
なり、半円形の切り欠き12aの上面に沿うように形成
され、半円形の切り欠き12aの上面に配設されるか、
または接合されて一体化して構成されているものであ
る。また、この補強部材12cの必要条件としては、電
極箔21の両端から突出した夫々の巻軸20を支持する
半円形の切り欠き12aの上面を少なくとも覆うように
することが必要であり、この条件さえ有しておれば、幅
方向の寸法や使用枚数、材料等は特に限定されず、自由
に設定することができるものである。
【0059】なお、積層された複数枚の段ボールとして
使用した段ボールは、上記実施の形態1で使用したもの
と同じものである。
【0060】このように本実施の形態による下部支持部
材12を用いたロール状巻回物の包装装置は、上記実施
の形態1または2による同包装装置と同様の作用効果が
得られることは言うまでもなく、それらに加えて、特
に、補強部材12cを下部支持部材12の少なくとも半
円形の切り欠き12aの上面に配設した構成としたこと
により、電極箔21の両端から突出した夫々の巻軸20
を支持する強度が飛躍的に向上し、極めて重たい電極箔
21の場合でも信頼性を損なうことなく包装することが
できるばかりでなく、下部支持部材12を小さくして、
同包装装置全体を小型化することができるものである。
【0061】(実施の形態6)以下、実施の形態6を用
いて、本発明の特に請求項8に記載の発明について説明
する。なお、本実施の形態は、上記実施の形態1または
2で説明したロール状巻回物の包装装置の底蓋部2(ま
たは底蓋部分)の構成が異なるもので、これ以外の構成
は実施の形態1または2と同じであるために同一部分に
は同一符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる
部分についてのみ以下に説明する。
【0062】図13(a),(b)は本発明の実施の形
態6によるロール状巻回物の包装装置の構成を示す正面
断面図と同底蓋部の斜視図であり、同図において1は本
体部、2は底蓋部、3は脚部、4は下部支持部材、5は
上部支持部材、6は上蓋、20は巻軸、21は電極箔、
13は上記脚部3の底面に接合された底板である。この
底板13は段ボール、樹脂板、木材のいずれか1種以上
からなり、底蓋部2の底面の両端に一対で設けられた脚
部3の底面部に接合されているものである。また、この
底板13の必要条件としては、最大外径寸法が本体部1
の最大外径寸法以下であり、かつ、一対の脚部3の両方
に跨がるように接合されるようにすることが必要であ
り、この条件さえ有しておれば、使用枚数や材料等には
特に限定されず、自由に設定することができるものであ
る。
【0063】このように本実施の形態による底板13を
用いたロール状巻回物の包装装置は、上記実施の形態1
または2による同包装装置と同様の作用効果が得られる
ことは言うまでもなく、それらに加えて、特に、底蓋部
2の底面に設けられた脚部3の底面に底板13を設けた
構成としたことにより、本発明のロール状巻回物の包装
装置を複数段積み重ねた際に、下側の同包装装置の上蓋
6に加わる加重を分散して低減させることができるもの
であり、積み重ねによる加重の増加にも十分耐えること
ができるようになり、信頼性の高い同包装装置が得られ
るものである。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明のロール状巻回物の
包装装置は、各部材を全て段ボールによって構成し、半
円形の切り欠きを上端中央部に設けた下部支持部材と、
この下部支持部材と上下対称に形成されて下部支持部材
上に配設された上部支持部材によって、長尺の金属箔や
樹脂シート等が巻軸上にロール状に巻回された巻回物の
両端から突出した上記巻軸を上記下部/上部支持部材に
夫々設けられた半円形の切り欠きによって夫々保持して
包装する構成としたものであり、この構成により、リサ
イクル可能な材料である段ボールを用いることによって
資源の有効活用が図れるばかりでなく、小さく折り畳ん
で保管・輸送ができることから通い箱方式として何回も
繰り返し使用することができ、さらに組み立てや解体作
業の容易化と信頼性の向上を図って地球環境に優しい同
包装装置を実現することができるものであり、その貢献
度は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるロール状巻回物の
包装装置の構成を示す分解斜視図
【図2】同包装装置の本体部の展開図
【図3】(a)同包装装置の下部支持部材の正面図 (b)同側面断面図
【図4】(a)同包装装置の上部支持部材の正面図 (b)同側面断面図
【図5】同包装装置の梱包前の分解断面図
【図6】同包装装置の梱包状態を示す断面図
【図7】本発明の実施の形態2によるロール状巻回物の
包装装置の構成を示す分解斜視図
【図8】同包装装置の本体部の展開図
【図9】同包装装置の梱包前の分解断面図
【図10】本発明の実施の形態3によるロール状巻回物
の包装装置の梱包前の分解断面図
【図11】(a)本発明の実施の形態4によるロール状
巻回物の包装装置の下部支持部材の正面図 (b)同側面断面図
【図12】(a)本発明の実施の形態5によるロール状
巻回物の包装装置の下部支持部材の正面図 (b)同側面断面図
【図13】(a)本発明の実施の形態6によるロール状
巻回物の包装装置の構成を示す断面図 (b)同底蓋部の斜視図
【図14】ロール状に巻回された電極箔を示した斜視図
【図15】従来のロール状巻回物の包装装置を示した分
解斜視図
【符号の説明】
1,7 本体部 1a 切り欠き 1b,7c,7d,7f 折り線 1c,7e 接合部 2 底蓋部 3 脚部 4,8,11,12 下部支持部材 4a,5a,8a,9a,11a,12a 半円形の切
り欠き 4b,11b,12b 切り欠き 5,9 上部支持部材 5b 突片 6 上蓋 7a 開閉板部 7b 切れ目 7g,7h 底面部を形成する部分 10,11c,12c 補強部材 13 底板 20 巻軸 21 電極箔
フロントページの続き (72)発明者 木村 正美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 水谷 晃 大阪府大阪市西区立売堀4丁目8番10号 パック・ミズタニ株式会社内 (72)発明者 真壁 道臣 東京都千代田区一番町25番地 トライウォ ール株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一組の対向する面に夫々切り欠きを設け
    た筒状の本体部と、底面に脚部を設けて上記本体部の底
    部に組み合わされた底蓋部と、上記本体部に設けられた
    切り欠きの幅寸法以下の寸法を直径とする半円形の切り
    欠きを上端中央部に設けて本体部に設けられた切り欠き
    を有する面の内面下部側に一対で配設された下部支持部
    材と、この下部支持部材と上下対称に形成されて下部支
    持部材上に夫々配設された上部支持部材と、上記本体部
    の上面開口部を覆うように被せられた上蓋により構成さ
    れると共に、各部材が全て段ボールによって構成され、
    長尺の金属箔や樹脂シート等が巻軸上にロール状に巻回
    された巻回物の両端から突出した上記巻軸を上記下部/
    上部支持部材に夫々設けられた半円形の切り欠きによっ
    て夫々保持して包装するようにしたロール状巻回物の包
    装装置。
  2. 【請求項2】 一組の対向する面に夫々切り欠きを設け
    た筒状の本体部に代えて、一組の対向する面に夫々上端
    から下端に向けて平行な切れ目を設けると共に、この切
    れ目の終端どうしを結ぶ開閉用の折り線を設けることに
    より外方に開閉自在な一対の開閉板部を設けた筒状の本
    体部を用いた請求項1に記載のロール状巻回物の包装装
    置。
  3. 【請求項3】 下部/上部支持部材を夫々少なくとも2
    枚以上の段ボールを積層して形成し、かつ、下部支持部
    材に、上端に設けられた半円形の切り欠きより大きな面
    積の切り欠きを外表層の段ボールに設けると共に、この
    切り欠きに対応してはまり込む大きさの突片を上部支持
    部材の外表層の段ボールの下端に一体で設けた請求項1
    またはは2に記載のロール状巻回物の包装装置。
  4. 【請求項4】 下部支持部材ならびに上部支持部材と本
    体部の間、または下部支持部材ならびに上部支持部材の
    一部に設けた空隙部内のいずれかに本体部の深さ寸法と
    略同じ高さ寸法に形成された補強部材を配設した請求項
    1または2に記載のロール状巻回物の包装装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも2枚以上の段ボールを積層し
    て形成された下部支持部材に、板状の金属、樹脂、木材
    のいずれか1種以上からなる補強部材を組み合わせた請
    求項1または2に記載のロール状巻回物の包装装置。
  6. 【請求項6】 下部支持部材の少なくとも半円形の切り
    欠きの上面に補強部材を配設した請求項1または2に記
    載のロール状巻回物の包装装置。
  7. 【請求項7】 底面に脚部を設けて本体部の底部に組み
    合わされる底蓋部を本体部と一体で構成した請求項1ま
    たは2に記載のロール状巻回物の包装装置。
  8. 【請求項8】 底蓋部の底面、または本体部と一体で構
    成された底蓋部分の底面に設けられた脚部の底面に底板
    を設けた請求項1,2,7のいずれか一つに記載のロー
    ル状巻回物の包装装置。
  9. 【請求項9】 段ボール材料として1層、2層、3層段
    ボールのいずれか一つ以上を用いた請求項1に記載のロ
    ール状巻回物の包装装置。
  10. 【請求項10】 段ボール材料として少なくとも一部に
    プラスチック段ボールを用いた請求項1に記載のロール
    状巻回物の包装装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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