JP2922406B2 - 梱包装置 - Google Patents

梱包装置

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JP2922406B2
JP2922406B2 JP5298566A JP29856693A JP2922406B2 JP 2922406 B2 JP2922406 B2 JP 2922406B2 JP 5298566 A JP5298566 A JP 5298566A JP 29856693 A JP29856693 A JP 29856693A JP 2922406 B2 JP2922406 B2 JP 2922406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば直管形けい光ラ
ンプを光源とする照明器具などの被梱包物の両端部に夫
々取付けられて、この被梱包物を支持する梱包装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8および図9は従来の照明器具用梱包
装置1の構成を示す斜視図であって、この梱包装置1は
本体2と一対の端部受け体3とで形成されている。
【0003】本体2は、一枚の両面段ボールを角形の筒
体に折り曲げてなり、図8および図9に示されるように
前記筒体を形成する底板部4と、これに対向する天板部
5と、これら底板部4と天板部5とに渡る一対の側板部
6、7と、側板部6の外面に重なる補助側板部8とを有
している。
【0004】一対の端部受け体3は底板部4の幅方向両
端部内面に夫々接着されている。これら端部受け体3
は、発泡スチロールからなるとともに、その相隣接する
側面と上面とに渡り夫々開放された係合凹部3aを有し
ている。
【0005】この梱包装置1による照明器具9の梱包は
次の手順で実施される。まず、本体2が展開された状態
において照明器具9の長手方向の端部の下側隅部を係合
凹部3aに夫々嵌合して、一対の端部受け体3上に渡っ
て照明器具9の端部を支持する。この後、側板部6、7
を夫々底板部4から直角に起立するように折り曲げ、次
で、天板部5を底板部4と平行になるように側板部6に
対し直角に折り曲げて、照明器具9の端部を収納する四
角形の筒体を形成する。さらに、補助側板部8を天板部
5に対して直角に折り曲げて側板部7の外面に重ねた
後、この補助側板部8と底板部4とに渡って接着テープ
(図示しない)を貼って、前記筒体の不用意な開きを防
止する。
【0006】以上の包装手順により、照明器具9の端部
は、底板部4に接することなく天板部5と一対の端部受
け体3とで上下方向に挟まれるとともに、側板部6、7
に接することなく左右方向に一対の端部受け体3で挟ま
れ、かつ、一対の端部受け体3により照明器具9の長手
方向に動くことがないように支持される。
【0007】そして、このようにして端部が梱包された
照明器具9は、図10に示されるように運搬用パレット
10上に2列にして多数積載されて、フォークリフト等
による運搬に適合されるようになっている。
【0008】なお、図10中11は照明器具9を梱包し
て積載された梱包装置1群の側面にわたって重ねられ、
積載荷重による梱包装置1の変形を防止するための両面
段ボール製の当て板、12はポリプロピレン等のバンド
であって、これらにより前記積載状態の荷姿を保持する
ようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記構成の従来の梱包
装置1は、その上側に位置される他の梱包装置1および
照明器具9の荷重、つまり積載荷重をもっぱら側板部6
〜8で支持している。しかし、これら側板部6〜8の圧
縮強度はさほど大きくなく、特に、段ボールは湿気を帯
びる程その強度が著しく低下することが知られている。
【0010】そのため、照明器具9を梱包した梱包装置
1の積載時における積載のずれや輸送時に加わる振動な
どにより、梱包装置1の側板部6〜8が容易に変形し
て、荷崩れを生じたり、照明器具9などの被梱包物に過
大な外力を与える恐れが高いという問題がある。それに
伴い、荷崩れ防止用の当て板11の小形化することも不
可能であった。
【0011】また、梱包を解く際には、本体2が筒体を
維持しているので、一般的には、前記接着テープを剥が
すことなく、梱包装置1全体を照明器具9などの被梱包
物の端部から引き抜く場合が多い。しかし、従来の梱包
装置1では、それを引き抜く際に積極的に手掛けとなる
部分がないので、梱包を解く作業を行いにくいという問
題もある。
【0012】そこで、本発明者は前記積載荷重の対策と
して、両面段ボールに代えて複両面段ボールを使用する
ことを試み、また、四角形の筒体における端部受け体3
側内部に、この筒体の開口を塞ぐように段ボール製閉鎖
板を取付けることを試みた。しかし、前者の対策では材
料費がかさみ過ぎるので実用的ではなく、また、後者の
対策では、底板部内面などに接着される前記閉鎖板が、
底板部上に被梱包物を載置する際に邪魔になり易いとと
もに、湿気の多い季節などには閉鎖板の強度が低下して
十分な補強性能を発揮できない場合があるので、この対
策も実用的ではないことが分かった。
【0013】本発明の目的は、梱包作業の複雑化を招く
ことなく、積載能力を向上して荷崩れを防止できるとと
もに、被梱包物の端部から引き抜いて梱包を解く作業を
容易にできる梱包装置を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、被梱包物の両
端部に夫々取付けられて前記被梱包物を支持する梱包装
置に適用される。そして、前記目的を達成するために、
請求項1の発明に係る梱包装置は、一枚の段ボールを折
り曲げてなり、相対向する底板部および天板部とこれら
の間に渡るとともに相対向する一対の側板部とを有し
て、前記被梱包物の端部を収納する角形でかつ両端が開
放された筒体をなす本体と、断面L字形であって、か
つ、上下両端面が前記底板部および天板部の内面に夫々
当たる長さを有して、一片を前記側板部の内面に固定す
るとともに他片を前記本体の内方に突出させて夫々取付
けられ、上下方向の圧縮に対して強度を有する一対の
え体とを具備したものである。又、この請求項1の発明
を実施するにあたり、この発明に従属する請求項2の発
明のように、前記支え体を多数枚の原紙を多層に接合し
てなる紙積層板で形成するとよい。
【0015】
【作用】前記梱包装置の構成において、本体は、角形の
筒体を形成して折り曲げられ、その内部に被梱包物の端
部を収納して、この被梱包物を上下左右から支持し、か
つ、緩衝する。
【0016】本体の側板部内面に夫々取付けられた被梱
包物の端面と対向する一対の支え体の上下両端面は、本
体の組み立てに伴って、この本体の底板部および天板部
の内面に接触する。それにより、一対の支え体は側板部
を補強して主として積載荷重を支持し、梱包装置の積載
能力を高めて、積載状態での側板部の変形ないしは潰れ
を伴う荷崩れを防止する。この場合、請求項2の発明の
ように前記支え体に多数枚の原紙を多層に接合してなる
紙積層板で形成されたものを用いると、積載状態での側
板部の変形ないしは潰れを確実に防止して、梱包装置の
積載能力を高め得る点で優れている。
【0017】しかも、一対の断面L字形支え体は、その
一片を本体の側板部内面に固定して取付けられているか
ら、被梱包物の梱包において底板部上に被梱包物の端部
を載置する際に邪魔となることがない。その上、互いに
離されているこれら支え体の他片は本体の内方に突出さ
れているとともに、本体はその両端が開放されているか
ら、梱包装置を被梱包物の端部から引き抜いて梱包を解
く際に、支え体相互間に手指を差し込んで、これら支え
の他片を本体の内側から掴むことができる。
【0018】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して本発明の一実施
例を説明する。この実施例の梱包装置21は、直管形け
い光ランプを光源とする照明器具22を被梱包物とし
て、この器具22の長手方向両端部を夫々梱包して、照
明器具22を支持するものである。
【0019】梱包装置21は、図1〜図3に示されるよ
うにいずれも紙製の本体23と、端面受け体と24、一
対の側部受け体25と、一対の上部受け体26と、一対
の支え体27とを備えて形成されている。
【0020】この紙製の梱包装置21は、廃棄処分に際
して地方自治体の清掃局が指定するいわゆる燃えるごみ
として取り扱うことができ、燃えるごみと燃えないごみ
とに分別するための格別な分解作業を要することなく廃
棄できる。
【0021】本体23は、短冊状をなす一枚の両面段ボ
ール製であって、この段ボールを折り曲げて照明器具2
2の端部を収納する四角形の筒体を形成している。この
本体23は、前記筒体をなすための底板部28と、この
底板部28に対向する天板部29と、これら両板部2
8、29間に渡るとともに相対向する一対の側板部3
0、31と、一方の側板部30の外面に重ね合わされる
補助側板部32とを有している。
【0022】図5に示されるように底板部28および天
板部29の幅Aは照明器具22の幅Bよりも大きく、か
つ、各側板部30〜32の高さCは照明器具22の高さ
Dよりも大きい。
【0023】本体23の展開状態は図3に示されてい
る。この図3に示されるように底板部28の一端に折り
目33を介して一方の側板部30が連続され、底板部2
8の他端に折り目34を介して他方の側板部31が連続
されている。さらに、側板部31における底板部28と
は反対側の端には折り目35を介して天板部29が連続
されているとともに、天板部29における側板部31と
は反対側の端には折り目36を介して補助側板部32が
連続されている。
【0024】この本体23は、各折り目33〜36を中
心に折り曲げを次々に行うことにより、底板部28と天
板部29とを上下に対向させるとともに、一対の側板部
30、31を左右に対向させて、四角形の筒体を形成
し、さらに、補助側板部32を側板部30の外面に重ね
合わせてなるものである。補助側板部32と底板部28
とに渡って接着テープ37(図5および図6参照)を貼
ることにより、本体23の前記組み立て形状が保持され
るようになっている。
【0025】前記端面受け体24には両面段ボールを小
さな長方形状としたものが使用され、これは図1および
図2などに示されるように前記筒形の本体23における
一端開口側に位置して底板部28の内面に接着剤を用い
て貼り付けられている。
【0026】前記一対の側部受け体25には、両面段ボ
ールまたは複両面段ボールの小片を複数枚接着してなる
ものが使用されている。これら側部受け体25は、図1
および図2などに示されるように前記筒形の本体23に
おける他端開口側に位置して、左右一対の側板部30、
31の内面に夫々接着剤を用いて貼り付けられている。
【0027】前記一対の上部受け体26にも両面段ボー
ルまたは複両面段ボールの小片を複数枚接着してなるも
のが使用されている。これら上部受け体26は、図1お
よび図2などに示されるように前記筒形の本体23にお
ける他端開口側に位置して、天板部29の幅方向両端部
内面に夫々接着剤を用いて貼り付けられている。
【0028】前記一対の支え体27には一般にクラフト
ボードと通称されている厚紙、つまり、多数枚の原紙を
多層に接着してなる紙積層板が使用されている。この紙
積層板は、その高密度構造によって、湿気を吸いずらい
とともに、厚みと直交する方向の強度が段ボールに比較
して遥かに大きい特徴を持っている。これら支え体27
は、ロールフォーミンク加工により断面L字状に成形さ
れているとともに、側板部30、31の高さと略同じ高
さを有している。
【0029】そして、各支え体27の一片27aは、前
記筒形の本体23における一端開口側に位置して側板部
30、31の内面に接着剤を用いて貼り付けられてい
る。したがって、これら支え体27は前記端面受け体2
4を間において配置されていて、その他辺27b相互は
離れている。
【0030】前記構成の梱包装置21による照明器具2
2の梱包は次の手順で実施される。まず、本体23が図
3に示されるように展開された状態において照明器具2
2の長手方向の端部の底板部28上に載せるとともに、
照明器具22の端面22aが端面受け体24の端面24
aに当たるようにする。
【0031】この手順において、照明器具22の幅Bよ
りも底板部28の幅Aが大きいとともに、各受け体24
〜26および支え体27が、いずれも底板部28から外
れて位置されているので、これらが底板部28上に照明
器具22の端部を載せる作業の邪魔となることがなく、
容易に実施できる。
【0032】この後、側板部30、31を夫々底板部2
8から直角に起立するように折り曲げる。そうすると、
照明器具22とは干渉することがない一対の支え体27
が、図2に示されるように立った姿勢となり、その下端
面27cが底板部28の内面に当接する。
【0033】また、同時に一対の側部受け体25が、夫
々立った姿勢となり、照明器具22の端部両側壁22b
の外面に夫々面接触して照明器具22の端部を幅方向か
ら挟む。それにより、これら側部受け体25は、照明器
具22が幅方向に動揺することを防止するとともに、幅
方向(左右方向)の外力に対する緩衝作用をなす。
【0034】或いは、上記各手順に代えて、図2に示さ
れるように予め底板部28に対して両側板部30、31
を直角に起立するように折り曲げた後に、底板部28上
に照明器具22の端部を載せて、その長手方向には端面
受け体24で位置決めしてもよい。
【0035】次で、天板部29を底板部28と平行にな
るように側板部31に対し直角に折り曲げて、照明器具
22の端部を収納し包囲する四角形の筒体を形成する。
この形成により、天板部29の内面が各支え体27の上
端面27dに当接する。
【0036】同時に、各上部受け体26が照明器具22
の端部における開口縁22cの上面に面接触する。各上
部受け体26は照明器具22の上下方向に対する緩衝作
用をなす。また、これら上部受け体26を介して照明器
具22の端部が底板部28と天板部29との間に挟まれ
て、照明器具22が上下方向に動揺することを防止す
る。
【0037】最後に、補助側板部32を天板部29に対
して直角に折り曲げて側板部30の外面に重ねた後、こ
の補助側板部32と底板部28とに渡って接着テープ3
7を貼って、前記筒体構造に折り曲げられた本体23の
不用意な開きを防止する。
【0038】以上の包装により、照明器具22の端部
を、上下方向および左右方向に夫々挟持するとともに、
輸送時などに作用する衝撃を緩衝することができる。か
つ、端面受け体24により照明器具22をその長手方向
に動くことがないように支持できるとともに、輸送時な
どに作用する衝撃を緩衝することができる。
【0039】そして、このようにして両端部が一対の梱
包装置21で夫々梱包された照明器具22は、図6図お
よび図7に示されるように運搬用パレット41上に2列
にして多数積載されて、フォークリフト等による運搬に
適合されるようになっている。
【0040】なお、図6中42は両面段ボールを断面L
字形に折り曲げてなる当て板であり、これらはパレット
41の下端から最上段の梱包装置21の上面部に渡る長
さを有している。各当て板42は照明器具22を梱包し
て積載された梱包装置21群の角部に当てて設けられ
る。また、図6中43はポリプロピレン等のバンドであ
って、これを各当て板42に渡って回した後に結束する
ことにより、前記積載状態の荷姿が保持されるようにな
っている。
【0041】また、梱包装置21で端部を梱包された照
明器具22のパレット41上等への積載(バンド43に
よる結束前)において、梱包装置21はその上側に積載
されている梱包済みの照明器具22の荷重を受ける。
【0042】この場合、梱包装置21が、その側板部3
0、31の内面に上下方向の圧縮に対して強度を有する
支え体27を取付け、その上下両端面27d、27cが
天板部29と底板部28とに当接された構成を有してい
るから、これら高強度の支え体27で側板部30〜32
を補強して主として支え体27で積載荷重を支持でき
る。
【0043】そのため、強度に保証がない側板部30〜
32に積載荷重が集中することがなくなり、梱包装置2
1の積載能力が高められるから、側板部30〜32の変
形を伴って梱包装置21の本体23が潰れる恐れを防止
できる。しかも、本実施例の支え体27は断面L形であ
り、本体23の内側方向に突出する他辺27bを有して
いるから、積み重ねに多少のずれがあっても、それを吸
収して支え体27で積載荷重を支持できる。
【0044】したがって、積載において梱包装置21の
変形ないし潰れによる荷崩れを防止できる。そして、以
上のように梱包装置21の積載能力の向上を一対の支え
体27を設けることで実現したから、本体23を構成す
る段ボールに強度が大きい複両面段ボールを採用する必
要がないので、それに比較して低コストで積載能力を向
上できる。
【0045】さらに、積載能力の保証はパレット41上
に積重ねてバンド43で結束した状態においても維持で
きるので、当て板42に側板部30〜32の変形を防止
するための機能が必要不可欠になることはない。したが
って、当て板42を構成する段ボールの使用材料を少な
くして、荷造りコストを下げることもできる。
【0046】また、照明器具22の梱包を解く際に、接
着テープ37を剥がすことなく、梱包装置21全体を照
明器具22の端部から引き抜く場合には、互いに離れて
設けられている一対の支え体27の他辺27b間に手指
を差し込んで、これら他辺27bを本体23の内側から
掴むことができる。言換えれば、高強度の一対の支え体
27を手掛けとして利用できるので、これらを掴んで梱
包装置21全体を照明器具22の端部から引き抜いて、
容易に梱包を解くことができる。
【0047】前記一実施例の構成では、天板部29の内
面に接着した上部受け体26で照明器具22の開口縁2
2cを押さえて、天板部29と照明器具22との間に図
5に示されるように隙間を確保できるので、積載荷重が
天板部29を介して直接的に照明器具22に作用するこ
とがなく、この器具22の変形を防止する上でより効果
的である。しかも、これら上部受け体26と支え体27
の上部とで天板部29の四隅をその内側から夫々支え
て、この天板部29の変形を防止できるから、それによ
っても荷崩れをより有効に防止できる。
【0048】なお、本発明は前記一実施例には制約され
ない。例えば、一対の支え体27および端面受け体24
や側部受け体25などには、木の角材を用いてもよく、
また、角材状に成形された合成樹脂の発泡または非発泡
の成形体を用いることが可能であるが、廃棄処分の関係
から非金属で、かつ、非樹脂材料である前記一実施例の
紙積層板などの紙や木材などを使用することが好まし
い。
【0049】また、本発明において前記一実施例の補助
側板部32は側板部30よりも短くしても或いは省略し
てもよい。
【0050】さらに、被梱包物22の長手方向の動き止
めをする端面受け体24を設けて実施する場合、この受
け体24は底板部28に代えて天板部29の内面に設け
てもよく、或いは底板部28と天板部29の内面に夫々
設けてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上詳記したように請求項1及びこれに
従属する請求項2に係る発明によれば、被梱包物の端部
が収納される角形の筒体を形成して折り曲げられた本体
の側板部内面に支え体を夫々取付け、これらの上下両端
面を前記本体の底板部および天板部の内面に接触させ
て、前記側板部を補強して積載荷重を支持できるように
したことにより、梱包装置の積載能力が高まり、積載状
態での側板部の変形ないしは潰れを伴う荷崩れを防止で
きる。
【0052】そして、断面L字形をなした一対の支え体
を、その一片を本体の側板部内面に固定して取付けたこ
とにより、これら支え体が底板部上に被梱包物の端部を
載置する際に邪魔とならず、梱包作業の複雑化を招くこ
とがない。
【0053】その上、本体の内方へ突出する両支え体の
他片は、両端が夫々開放された角形の本体内に手指を差
し込んで本体の内側から掴むことができるから、梱包装
置を被梱包物の端部から引き抜いて梱包を解く際におけ
る手掛けとして一対の支え体を利用でき、したがって、
梱包を解く作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る梱包装置の構成を示す
斜視図。
【図2】同一実施例に係る梱包装置での被梱包物の梱包
作業を説明するための斜視図。
【図3】同一実施例に係る梱包装置の構成を示す展開
図。
【図4】被梱包物の端部を梱包した同一実施例に係る梱
包装置を示す断面図。
【図5】図4中Z−Z線に沿う断面図。
【図6】同一実施例に係る梱包装置で梱包された被梱包
物がパレット上に積載された状態を示す斜視図。
【図7】図6中に矢印Y方向から見て示す矢視側面図。
【図8】従来例に係る梱包装置の構成を示す斜視図。
【図9】同従来例に係る梱包装置での被梱包物の梱包作
業を説明するための斜視図。
【図10】同従来例に係る梱包装置で梱包された被梱包
物がパレット上に積載された状態を示す斜視図。
【符号の説明】
21…梱包装置、 22…照明器具(被梱包物)、 22a…照明器具の端面、 23…本体、 27…支え体、 27a…支え体の一片、 27b…支え体の他辺、 27c…支え体の下端面、 27d…支え体の上端面、 28…底板部、 29…天板部、 30…側板部、 31…側板部、 33〜36…折り目。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 5/00 - 5/76 B65D 21/00 - 21/06 B65D 85/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被梱包物の両端部に夫々取付けられて前記
    被梱包物を支持する梱包装置において、 一枚の段ボールを折り曲げてなり、相対向する底板部お
    よび天板部とこれらの間に渡るとともに相対向する一対
    の側板部とを有して、前記被梱包物の端部を収納する角
    でかつ両端が開放された筒体をなす本体と、断面L字形であって、かつ、 上下両端面が前記底板部お
    よび天板部の内面に夫々当たる長さを有して、一片を
    記側板部の内面に固定するとともに他片を前記本体の内
    方に突出させて夫々取付けられ、上下方向の圧縮に対し
    て強度を有する一対の支え体とを具備した梱包装置。
  2. 【請求項2】前記支え体を多数枚の原紙を多層に接合し
    てなる紙積層板で形成したことを特徴とする請求項1記
    載の梱包装置。
JP5298566A 1993-11-29 1993-11-29 梱包装置 Expired - Fee Related JP2922406B2 (ja)

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