JP2001080044A - 輪転印刷機における版挿入装置 - Google Patents

輪転印刷機における版挿入装置

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JP2001080044A
JP2001080044A JP25977699A JP25977699A JP2001080044A JP 2001080044 A JP2001080044 A JP 2001080044A JP 25977699 A JP25977699 A JP 25977699A JP 25977699 A JP25977699 A JP 25977699A JP 2001080044 A JP2001080044 A JP 2001080044A
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JP25977699A
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Takeshi Asai
武 浅井
Hirotaka Iida
博隆 飯田
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Komori Corp
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Komori Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減を図る。 【解決手段】 駆動軸51はアクチュエータ43の作動
により回動し、一体的に回動する駆動レバー52を介し
て、版保持器41がガイドレール42上を移動する。版
保持器41の吸着パッド45に保持される新版P2は、
版保持器41がC点に位置付けられると、版胴20のく
わえ側版万力内に挿入される。そして、新版P2は吸着
パッド45に摺動可能な程度の吸引力によって保持さ
れ、くわえ側版万力内に挿入された新版P2は、基準ピ
ンに押圧される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、版胴の版固定装置
に設けた基準ピンに版を位置決めしながら挿入する輪転
印刷機における版挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、特開平6−134
973号公報に開示されたものがある。ここに開示され
たものは、版万力に基準ピンが設けられた版胴と、フレ
ームに揺動自在に支持され版挿入位置と退避位置との2
位置に移動自在なローダと、このローダに設けられ装着
された新版を前記版胴の版万力内に挿入する新版装着部
とが備えられている。そして、ローダを揺動させローダ
の先端を版胴の版万力に対向させ、新版装着部のエアシ
リンダを駆動させることにより、新版を版万力内に挿入
し、版万力の基準ピンによって版を位置決めしながら版
万力に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の輪転印刷機における版挿入装置においては、単
に新版装着部のエアシリンダによって版を版万力内に送
り込み、基準ピンに係止させるようにしている。したが
って、版万力の基準ピンに版を精度よく係止させるため
には、送り込み装置を構成する新版装着部のエアシリン
ダ等の部品の加工精度や組付精度に高い精度が要求され
るので、加工工数が増加して製造コストが増大するとい
う問題があった。
【0004】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、製造コストの
低減を図った輪転印刷機における版挿入装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、版胴の版固定装置に設けた
基準ピンに刷版を位置決めしながら挿入する輪転印刷機
における版挿入装置において、刷版を保持する版保持器
と、この版保持器を版挿入位置に移動させる移動手段と
を備え、前記移動手段によって前記版保持器を版挿入位
置に位置付けることにより、刷版を前記基準ピンに押圧
する。したがって、版保持器や移動手段に多少の組付け
誤差や製造誤差があったとしても、刷版が基準ピンに係
合する。また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る
発明において、前記版保持器が前記基準ピンに当接して
いる前記刷版に対して前記刷版を前記基準ピンへ押圧す
る方向に摺動する。したがって、刷版が基準ピンに接触
すると、刷版が基準ピンへ押圧される。また、請求項3
に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記版保
持器を本体と刷版を保持する保持部とによって構成し、
本体に保持部を移動自在に支持するとともに、本体と保
持部との間に刷版を基準ピンに付勢する付勢手段を介装
したものである。したがって、刷版が基準ピンに接触す
ると、付勢力に抗して刷版が版保持器に対して移動す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。図1は本発明に係る輪転印刷機
の全体を示す概略構成図、図2は図1におけるII矢視
図、図3は図2におけるIII 矢視図、図4は同じく版保
持器の駆動部を拡大して示す側面図、図5は図4におけ
るV 矢視図である。図6は図2におけるVI-VI 線断面
図、図7は図2におけるVII-VII 線断面図、図8(a)
は図2におけるVIII(a)-VIII(a)線断面図、同図
(b)は同図(a)におけるVIII(b)矢視図である。
図9は同じく構成を示すブロック図、図10は全自動版
交換と半自動版交換との切替えの動作を示すフローチャ
ート、図11は全自動版替交換の前半の動作を示すフロ
ーチャート、図12は全自動版替交換の後半の動作を示
すフローチャート、図13は半自動版交換の動作を示す
フローチャートである。図14ないし図17は全自動版
交換の動作を説明するための図2におけるXIIII-XIIII
線断面図である。図18ないし図21は半自動交換の動
作を説明するための図2におけるXIIII-XIIII 線断面図
である。
【0007】図1において、全体を符号1で示すもの
は、両面刷用の枚葉輪転印刷機であって、給紙装置2
と、表面印刷用の上側の4つの印刷ユニット3A〜3D
と、裏面印刷用の下側の4つの印刷ユニット4A〜4D
と、排紙装置5とから概略構成されている。給紙装置2
には、紙積板10に積載された紙11をフィーダボード
12に1枚ずつ送り出す従来から広く知られているサッ
カ装置(図示せず)が設けられている。フィーダボード
12に送り出された紙11は、フィーダボード12の先
端部に設けられた図示を省略したスイング装置によっ
て、1色目の印刷ユニット3Aの渡し胴13の爪にくわ
え替えられる。表面印刷用の4つの印刷ユニット3A〜
3Dには、刷版が巻き付けられた版胴15と、この版胴
15に対接するゴム胴16と、このゴム胴16に対接す
る倍径の圧胴17が設けられ、版胴15の上方にはイン
キ装置を収容するインキ部18が設けられている。渡し
胴13の爪にくわえられた紙11は、圧胴17の爪にく
わえ替えられ、ゴム胴16との間を搬送されるときに表
面に1色目の印刷が行われる。
【0008】裏面印刷用の4つの印刷ユニット4A〜4
Dには、刷版が巻き付けられた版胴20と、この版胴2
0に対接するゴム胴21と、このゴム胴21に対接する
倍径の圧胴22が設けられ、版胴20の下方には、図示
を省略した多数のローラ群等からなるインキ装置を収容
するインキ部23が設けられている。表面印刷用の印刷
ユニット3Aの圧胴17の爪から裏面印刷用の印刷ユニ
ット4Aの圧胴22の爪にくわえ替えられた紙11は、
ゴム胴21との間を搬送されるときに裏面に1色目の印
刷が行われる。このあと、順次、表面印刷用の印刷ユニ
ット3Bないし3Dと、裏面印刷用の印刷ユニット4B
ないし4Dによって、紙11の表面と裏面とに4色の印
刷が行われる。
【0009】4色目の裏面印刷用の印刷ユニット4Dの
圧胴22の爪にくわえられた紙11は、排紙装置5の左
右一対の排紙チェーン間に掛け渡された爪竿に設けられ
たくわえ爪装置にくわえ替えられる。くわえ爪装置にく
わえられた紙11は、排紙チェーンによって搬送された
のち、カム機構によってくわえ爪装置によるくわえが解
放されることによって、紙積板24上に落下し積載され
る。図3に示すように、版胴20の周面に形成した切欠
き内には、くわえ側版万力25と尻側版万力26とが設
けられ、これら両版万力25,26には、万力台25
a,26a、くわえ板25b,26bがそれぞれ備えら
れている。くわえ側版万力25の万力台25aの上面に
は、版胴20の胴軸方向に並べられた一対の基準ピン2
7,27(一方は図示せず)が立設されている。これら
基準ピン27,27には、新版P2のくわえ側端縁に形
成された一対の切欠き7,7が係合し、新版P2の天地
方向と幅方向の位置決めがなされる。以上説明した胴の
配列ないし版万力装置については、従来から広く知られ
ている両面印刷用の枚葉輪転印刷機の構成と格別変わる
ところはない。
【0010】以下、図2ないし図21を用いて、裏面印
刷用の印刷ユニット4Aないし4Dに採用された本発明
の特徴である枚葉輪転印刷機における版挿入装置につい
て説明する。なお、それぞれの印刷ユニット4Aないし
4Dに採用された版挿入装置は、いずれも全く同じ構造
をもつものであるから、以下、印刷ユニット4Aに採用
された版挿入装置のみについて説明する。図2におい
て、印刷ユニット4Aには、対向する左右一対のフレー
ム30,30が備えられており、これら左右のフレーム
30,30の上部の内側には、左右一対のチェーンガイ
ド31,31が固定されている。これらチェーンガイド
31,31には、左右一対のチェーン32,32がそれ
ぞれ上下方向に摺動自在に支持され、これら左右のチェ
ーン32,32間には、複数枚の細長い遮蔽板33が横
架されている。
【0011】これら複数の遮蔽板33によって安全カバ
ー34が形成され、この安全カバー34は、図3に示す
ように、チェーンガイド31内にその歯が臨むスプロケ
ット35の駆動によって版胴20の前面側を開閉するよ
うに構成されている。すなわち、スプロケット35の歯
がチェーン32と噛み合っており、スプロケット35は
正逆方向に駆動する安全カバー駆動用モータ87(図9
参照)によって図中時計、反時計方向に回転する。同図
において、スプロケット35が時計方向に回転すること
により、安全カバー34が上昇して版胴20の前面側が
開放され、スプロケット35が反時計方向に回転するこ
とにより、安全カバー34が下降して版胴20の前面側
が閉じられる。複数枚の遮蔽板33の最下方に位置付け
られた遮蔽板33Aには、左右一対の基準ピン36,3
6が植設されている。
【0012】次に、図2ないし図5に基づいて、新版挿
入装置40について説明する。図5において、新版挿入
装置40は、新版P2のくわえ側を吸着して保持する版
保持器41と、この版保持器41をガイドする左右一対
のガイドレール42,42と、版保持器41を移動させ
るアクチュエータ43とによって概略構成されている。
アクチュエータ43は、2本の版保持器用第1のアクチ
ュエータ43Aと、版保持器用第2のアクチュエータ4
3Bとからなり、これら2本のアクチュエータ43A,
43Bとが合体されて形成されている。したがって、こ
れらアクチュエータ43A,43Bは選択的な駆動によ
り、版保持器41を後述するA点、B点、C点の三位置
に位置付ける機能をもっている。
【0013】版保持器41は細長い直方体に形成され、
前面に多数の吸着パッド45が二列に設けられており、
この吸着パッド45には吸引ポンプ86(図9参照)か
らの吸引エアが負圧として供給される。図4に示すよう
に、この版保持器41の背面には、左右一対のめくら穴
状の嵌挿孔46,46が設けられ、これら嵌挿孔46,
46の開口部には、摩擦係数の小さい弾性材によってリ
ング状に形成された支承部材47が固着されている。ま
た、図5に示すように、版保持器41の左右端には、二
対のころ48が回転自在に支持されている。
【0014】一対のガイドレール42には、断面コ字状
のガイド溝50がそれぞれ設けられ、図5に示すよう
に、これら一対のガイド溝50が互いに対向するように
して、一対のガイドレール42,42が左右のフレーム
30,30の内側に固定されている。図4に示すよう
に、このガイドレール42は、下部側を形成する上下方
向に略垂直に延在する第1の直線部42aと、上部側を
形成する斜め上方に傾斜する第2の直線部42cと、こ
れら第1の直線部42aと第2の直線部42cとの間に
介在する曲線部42bとから形成されている。このう
ち、第2の直線部42cの傾きは、図16(b)に示す
ように、新版挿入時に所定の回動位置に位置付けられた
版胴20のくわえ側版万力25の万力台25aの上面の
傾きと略同一になるように形成されている。このガイド
レール42のガイド溝50に上述した版保持器41のこ
ろ48を係入させることにより、版保持器41がこのガ
イド溝50に案内されるようにして移動自在に支持され
る。
【0015】図5において、51は左右のフレーム3
0,30間に回転自在に支持された駆動軸であって、こ
の駆動軸51の左右には一対の駆動レバー52,52が
植設され、これら駆動レバー52,52は、上述した版
保持器41の支承部材47に対して摺動自在となるよう
にして嵌挿穴46内に嵌挿されている。駆動軸51の両
端部は、左右のフレーム30,30から突出し、この両
端部には一対の中間レバー53,53の一端がそれぞれ
固着されている。これら中間レバー53,53の他端部
には回動子54が枢着され、この回動子54には版保持
器用第1のアクチュエータ43Aのロッドが固着されて
おり、版保持器用第2のアクチュエータ43Bのロッド
の先端部がフレーム30に枢着されている。
【0016】したがって、図4において、両アクチュエ
ータ43A,43Bのロッドが共に後退した状態では、
版保持器41がガイドレール42の第1の直線部42a
のA点に位置付けられる。このA点においては、新版P
2を版保持器41に装着できるように、吸着パッド45
の吸着面が垂直状態になっており、この状態の版保持器
41の姿勢を、新版P2を版保持器41に装着する第1
の姿勢とし、このA点を第1の位置とする。したがっ
て、この版保持器41の第1の姿勢においては、くわえ
側が吸着パッド45に吸着される新版P2も垂直状態に
なっている。また、この第1の位置に位置付けられた版
保持器41は、図3に示すように、閉じられた安全カバ
ー34の最下方の遮蔽板33Aの直下に位置付けられて
いる。
【0017】一方の版保持器用第1のアクチュエータ4
3Aのロッドを前進させると、回動子54と中間レバー
53とを介して駆動軸51が図4中時計方向に回動し、
版保持器41がガイドレール42の曲線部42bのB点
に位置付けられる。このB点においては、図16(a)
に示すように、版保持器41の吸着パッド45の吸着面
が水平面から角度αだけ傾斜しており、吸着パッド45
に吸着される新版P2のくわえ側も角度αだけ傾斜した
状態になる。この状態においては、吸着パッド45に吸
着されている新版P2のくわえ側が旧版排出口62から
退避し、旧版排出口62の前方が開放された状態とな
り、旧版排出口62からの旧版P1の排出が可能にな
る。
【0018】したがって、このときの版保持器41の姿
勢を、旧版P1の排出を可能とする第2の姿勢とし、こ
のB点を第2の位置とする。さらに、他方の版保持器用
第2のアクチュエータ43Bのロッドも前進させると、
駆動軸51がさらに図4中時計方向に回動し、版保持器
41がガイドレール42の第2の直線部42cのC点に
位置付けられる。このC点に版保持器41が位置付けら
れると、図16(b)に示すように、版保持器41の吸
着パッド45の吸着面の延長線上に、版胴20のくわえ
側版万力25の万力台25aの上面が位置付けられる。
したがって、このときの版保持器41の姿勢を、新版P
2を万力台25aとくわえ板25bとの間に挿入可能と
する第3の姿勢とし、このC点を第3の位置とする。
【0019】次に、図2,図3,図6,図7を用いて、
固定カバーと排版カバーについて説明する。図3におい
て、第1の位置A点に位置付けられた版保持器41の直
下に排版カバー55が設けられており、図2に示すよう
に、この排版カバー55は下端が一対の蝶番56,56
を介して固定カバー57に支持され、図6(b)に示す
ように、この蝶番56を回動中心として機内側に倒伏自
在となっている。固定カバー57は図3に示すように、
前面板58と水平板59と背面板60とによって断面が
クランク状に形成され、左右両端が左右のフレーム3
0,30の内側に取り付けられている。水平板59の下
方には、図3に示すように、インキ部23に収容された
インキ装置のインキ壺23aが設けられており、このイ
ンキ壺23aにインキの供給を行うために、固定カバー
57の前面板58の下方は開口58aが形成されてい
る。
【0020】図6に示すように、固定カバー57の前面
板58の裏面に左右一対のカバー開閉用アクチュエータ
61,61の下端が枢着され、このカバー開閉用アクチ
ュエータ61のロッド61aの先端が排版カバー55の
裏面に枢着されている。したがって、ロッド61aが前
進することによって、同図(a)に示すように、排版カ
バー55が蝶番56を回動中心として反時計方向に回動
するので、印刷ユニット4Aの前面側が閉じられる。一
方、ロッド61aが後退することによって、同図(b)
に示すように、排版カバー55が蝶番56を回動中心と
して時計方向に回動するので、印刷ユニット4Aの前面
側が開放され、旧版排出口62が形成される。
【0021】図2と図6において、63はガイド部材で
あって、正面視コ字状のガイド部63aと、このガイド
部63aの左端を図中背面側に直角に折り曲げ形成した
一対の脚部63b,63bとを1本の棒部材によって一
連に形成されている。このガイド部材63は、脚部63
b,63bが固定カバー57の上部の左端側において植
設され、ガイド部63aが固定カバー57と平行で、か
つ左右方向に水平となるようにして右端側に延在してい
る。図2において、固定カバー57の前面板58の左右
端側には、一対の長方形の窓64,64が穿設されてい
る。図2と図7において、固定カバー57の水平板59
の左右端側には、一対の長細い長方形の嵌挿孔65,6
5が穿設されている。
【0022】図2と図7において、66はリンク部材で
あって、上端が排版カバー55の裏面に固定されたレバ
ー67に枢着され、下端が版進入規制部材68に枢着さ
れている。図7に示すように、この版進入規制部材68
は、基端部が固定カバー57の前面板58の裏面側に回
動自在に支持され、排版カバー55が排版排出口62を
閉塞している図7(a)の状態においては、揺動端部側
が前記嵌挿孔65と平行となるようにして臨んでいる。
この状態から、同図(b)に示すように、排版カバー5
5が蝶番56を回動中心として図中時計方向に回動する
と、リンク部材66を介して、版進入規制部材68は基
端部を回動中心として時計方向に回動するので、嵌挿孔
65を通って開口58aの上部側を閉塞する。図2と図
8において、前記窓64の背面側には版押出し部材70
が臨んでおり、この版押出し部材70の下端部は、固定
カバー57の前面板58に固定された版押出し用アクチ
ュエータ71の回動軸に固着されている。したがって、
版押出し用アクチュエータ71の回動軸が、図8(a)
中反時計方向に回動すると、版押出し部材70も反時計
方向に回動して、窓64から前面板58の外側に突出す
る。
【0023】次に、図2,図3,図14を用いて版受け
構造について説明する。図2と図3において、左右のフ
レーム30,30の下端部間には、ブラケット74が横
架され、このブラケット74は側面視クランク状に形成
され、上面部74aと下面部74bとが設けられてい
る。75は平板状の版受けであって、正面視が細長い長
方形に形成され、下端が蝶番76を介してブラケット7
4の下面部74bに連結され、この蝶番76を回動中心
として回動自在に支持され、開口58aの下部側を開閉
する。
【0024】この版受け75の前面側の左右には、一対
の支承部材77,77が設けられ、これら支承部材7
7,77のそれぞれには、版受け75の内側に向かって
指向する反射型の光電センサ77aが設けられている。
78,78は左右一対の版受け駆動用アクチュエータで
あって、ブラケット74の上面部74aに枢着され、ロ
ッド78aの先端は版受け75の裏面に枢着されてい
る。したがって、このアクチュエータ78のロッド78
aを後退させると、版受け75が蝶番76を回動中心と
して図3中時計方向に回動し、開口58aの下部側を閉
じる。一方、アクチュエータ78のロッド78aを前進
させると、版受け75が蝶番76を回動中心として図3
中反時計方向に回動し、開口58aの下部側を開放す
る。
【0025】図14(a)に示すように、版受け75を
閉じた状態にすると、後述するように、新版P2のくわ
え側を版保持器41の吸着パッド45に吸着させるとき
に、支承部材77が新版P2の版尻を支承する。また、
この状態から同図(b)に示すように、版受け75を開
くと、新版P2の版尻は支承部材77から外れ、版受け
75の先端に支承されるとともに、排版された旧版P1
の版尻が版受け75の裏面に支承される。
【0026】図9において、80は全自動版替えボタ
ン、81は半自動版替えボタン、82は吸引ポンプ86
を作動させる版吸着ボタン、83は版受け駆動用アクチ
ュエータ78を作動させる版受けボタンである。84は
版替えスタートボタンであって、全自動版替え時におい
て自動的に旧版を排版するとともに、新版を給版させる
動作を起動させるためのボタンである。85は運転ボタ
ンであって、半自動版替え時において新版P2を給版す
るために、くわえ側と尻側の両版万力開閉アクチュエー
タ89,90を駆動させるボタンである。88は印刷機
全体の胴を回転させる駆動モータであって、版替え時に
おいて版胴20を正逆方向に所定量だけ回転される。9
1は上述したボタンの操作によって、上述したアクチュ
エータ等の作動を制御する制御装置である。
【0027】89はくわえ側版万力開閉用アクチュエー
タであって、このくわえ側版万力開閉用アクチュエータ
89を作動させると、図示を省略したレバーを介して、
図3におけるくわえ側版万力25のくわえ側カム軸(図
示せず)が所定量だけ正逆方向に回動する。このくわえ
側カム軸の回動によってくわえ板25bが揺動し、万力
台25aとの間で刷版のくわえ側のくわえ閉めとくわえ
開きが行われる。一方、尻側版万力開閉用アクチュエー
タ90を作動させると、図示を省略したレバーを介し
て、図3における尻側版万力26の尻側カム軸(図示せ
ず)が所定量だけ正逆方向に回動する。この尻側カム軸
の回動によってくわえ板26bが揺動し、万力台26a
との間で刷版の尻側のくわえ閉めとくわえ開きが行われ
る。
【0028】次に、図10、図11、図12と図14な
いし図17を用いて、全自動によって刷版を交換する動
作を説明する。図14(a)に示すように、あらかじめ
版保持器用第1のアクチュエータ43Aと第2のアクチ
ェータ43Bとを非作動状態にしておき、版保持器41
を第1の位置に位置付けておく。図10において全自動
版替えボタン80を操作してONにすることによって、
刷版を全自動で交換する方法が選択される(S1)。図
14(a)において、新版P2の版尻を版受け75の支
承部材77上に支承させ、新版P2をガイド部材63の
ガイド部63aの外側を通すようにして、新版P2の切
欠き7を安全カバー34の最下方の遮蔽板33Aの基準
ピン36に係合させて、新版P2のくわえ側を版保持器
41の吸着パッド45上に装着する(S3)。
【0029】S4において、版吸着ボタン82を操作し
てONにすることにより、S5において、吸引ポンプ8
6が作動するので、新版P2のくわえ側は版保持器41
の吸着パッド45に吸着され、新版P2は版保持器41
に保持される。このとき、新版P2が吸着パッド45に
対して摺動自在となるように吸着される程度に、吸引ポ
ンプ86による吸引力を調整する。S6において、版受
けボタン83を操作してONにすると、S7において、
版受けアクチュエータ78が作動してロッド78aが前
進する。したがって、図14(b)に示すように、版受
け75が開き、新版P2の版尻が支承部材77から外れ
るので、版受け75の先端に支承され、新版P2の保持
が完了する。このとき、新版P2は、くわえ側が版保持
器41に保持され、版尻が版受け75の先端に支承され
るので、この状態の新版P2の裏面が、排版排出口62
から排出される後述する旧版P1の排出経路を覆ってい
る。
【0030】S8において、版替えスタートボタン84
を操作してONにすると、S9において、安全カバー駆
動用モータ87が正方向に駆動されるので、図15
(a)に示すように、スプロケット35が図中時計方向
に回転する。したがって、安全カバー34が上昇し、版
胴20の前面側が開放されるとともに、新版P2の切欠
き7から遮蔽板33Aの基準ピン36が外れる。S10
において、カバー開閉用アクチュエータ61が作動し、
排版カバー55が回動するので、排版カバー55の上端
が版胴20側に倒れ込み、旧版排出口62が開放され
る。同時に、この排版カバー55の倒れ込みによって、
リンク部材66を介して版進入規制部材68が回動する
ので、開口58aの上部側を閉塞する。S11におい
て、版保持器用第1のアクチュエータ43Aが作動し、
図15(b)に示すように、版保持器41が第2の位置
であるB点に位置付けられる。この第2の位置において
は、上述したように、版保持器41が旧版P1の排版を
可能にする第2の姿勢に切り替わる。
【0031】S12において、駆動モータ88が逆方向
に駆動され、版胴20が逆方向に所定量回動し、S13
において版胴20が停止すると、S14において、くわ
え側版万力開閉用アクチュエータ89が作動し、版胴2
0のくわえ側版万力25のくわえが開くので、旧版P1
のくわえ側のくわえが解放される。S15において、版
胴20が逆方向に所定量回動し、S16において版胴2
0が停止すると、S17において、尻側版万力開閉用ア
クチュエータ90が作動し、版胴20の尻側版万力26
のくわえが開くので、旧版P1の尻側のくわえが解放さ
れる。S18において、版胴20が逆方向に回転する
と、旧版P1の尻側が版胴20から外れ、排版カバー5
5によってガイドされので、旧版P1が旧版排出口62
から機外に排出される。図16(a)に示すように、排
出された旧版P1はガイド部材63のガイド部63aの
内側を通って下方に導かれ、くわえ側がくわえ側版万力
25のくわえから外れて、版尻が版受け75に支承され
る。このとき、旧版P1の版尻が光電センサ77aによ
って検出されるので、旧版P1が版受け75に収納され
たことが確認され、旧版の排版が完了するので、制御装
置91では光電センサ77aからの出力信号によって、
S19において版胴20の回転を停止させる。このよう
に、旧版P1の排版の完了を光電センサ77aによって
検出するようにしたことによって、安全でかつ確実に、
次の新版P2の給版を行うことができる。
【0032】S20において、版保持器用第2のアクチ
ュエータ43Bが作動すると、図13に示すように、版
保持器41がガイドレール42の直線部42bを移動
し、第3の位置C点に位置付けられる。このとき、直線
部42bの傾きと、くわえ側版万力25の万力台25a
の上端面の傾きとが略同一であり、直線部42bに位置
付けられている版保持器41の吸着パッド45の吸着面
の延長上に万力台25aの上端面が位置付けられている
ので、吸着パッド45に吸着された新版P2のくわえ側
が万力台25aとくわえ板25bとの間に挿入される。
このとき、新版P2の切欠き7が基準ピン27に一定圧
以上に押圧されるように、版保持器41が第3の位置C
点に位置付けられる。したがって、新版P2の切欠き7
が基準ピン27に係合すると、新版P2が吸着パッド4
5の吸引力に抗して基準ピン27と反対側に移動するの
で、新版P2の切欠き7が基準ピン27側に押し付けら
れて、新版P2はくわえ側万力25に位置決めされる。
このため、版胴20の停止位置が多少ずれていたり、あ
るいは基準ピン27や版保持器41に多少の組付誤差や
製造誤差が発生しても、新版P2の切欠き7が基準ピン
27側に押し付けられることによって、これらのずれや
誤差を吸収することができる。したがって、組付精度や
製造精度の許容範囲の基準を緩く設定することができる
ので、組付工数や製造工数を削減することができ、その
結果、製造コストの低減を図ることができる。また、確
実に新版P2の切欠き7が基準ピン27に係合するの
で、版の見当精度が向上する。
【0033】S21において、くわえ側万力開閉アクチ
ュエータ89が作動することにより、くわえ側カム軸2
5cが回動するので、くわえ板25bと万力台25aと
の間で新版P2のくわえ側端部のくわえ閉めが行われ
る。S22において、吸引ポンプ86が非作動状態とな
り、版保持器41の吸着パッド45による新版P2の吸
着が解除されることにより、新版P2はくわえ側版万力
25のくわえにのみによって保持される。S23におい
て、版胴20が正方向に所定量回動し、S24において
停止すると、S25において、尻側版万力開閉アクチュ
エータ90が作動することにより、くわえ板26bと万
力台26aとの間で新版P2の尻側のくわえ閉めが行わ
れ、図17(a)に示すように、新版P2は版胴20に
巻き付けられる。S26において、版保持器用第1,第
2のアクチュエータ43A、43Bがともに非作動状態
となり、図17(b)に示すように、版保持器41は第
3の位置からガイドレール42に沿って第1の位置に位
置付けられる。
【0034】S27において、カバー開閉用アクチュエ
ータ61が非作動状態になることにより、排版カバー5
5が排版排出口62を閉塞する。S28において、版押
出し用アクチュエータ71が作動し、版押出し部材70
が固定カバー57の窓64から突出するので、排版され
た旧版P1は、この版押出し部材70によって、固定カ
バー57の外側に押し出される。S29において、安全
カバー駆動用モータ87が逆方向に駆動されるので、安
全カバー34が下降し版胴20の前面側を閉じる。S3
0において、作業者が手によって旧版P1を排出し、S
31において、版受けボタン83を操作してOFFにす
ると、S32において、版受け駆動用アクチュエータ7
8が非作動状態となり、版受け75が回動して開口58
aの下部側を閉塞する。同時に、版押出し用アクチュエ
ータ71が非作動状態となり、版押出し部材70が固定
カバー57の内部に収納される。
【0035】次に、図10、図13と図18ないし図2
1を用いて、半自動によって刷版を交換する動作を説明
する。図10において、S1で全自動版替えボタン80
を操作せずに、S2で半自動版替えボタン81を操作し
てONにすることによって、刷版を半自動で交換する方
法が選択される。図13において、S40で、版替えス
タートボタン84を操作してONにすると、S41にお
いて、安全カバー駆動用モータ87が正方向に駆動さ
れ、安全カバー34が図18(a)の閉じた状態から同
図(b)に示すように上昇するので、版胴20の前面側
が開放される。S42において、版胴20が逆方向に所
定量回動し、S43において版胴20が停止すると、S
44において、くわえ側版万力開閉用アクチュエータ8
9が作動し、版胴20のくわえ側版万力25のくわえが
開くので、旧版P1のくわえ側のくわえが解放される。
【0036】S45において、版胴20が逆方向に所定
量回動し、S46において版胴20が停止すると、S4
7において、尻側版万力開閉用アクチュエータ90が作
動し、版胴20の尻側版万力26のくわえが開くので、
旧版P1の尻側のくわえが解放される。S48におい
て、版胴20が逆方向に回転すると、図19(a)に示
すように、旧版P1の尻側が版胴20から外れるので、
同図(b)に示すように、この尻側を手によって把持す
る。さらに版胴20が逆方向に略1回転して、S49に
おいて、版胴20が停止すると、くわえ側も版胴20か
ら外れるので、S50において、手によって旧版P1を
排出する。
【0037】S51において、新版P2を手によって把
持し、図20(a)に示すように、版胴20のくわえ側
版万力25の万力台25aとくわえ板25bの間に挿入
し、S52において、運転ボタン85をONにする。S
53において、くわえ側版万力開閉アクチュエータ89
が作動することにより、くわえ板25bと万力台25a
との間で新版P2のくわえ側端部のくわえ閉めが行われ
る。S54において、再び運転ボタン85をONにする
と、S55において、図20(b)に示すように、版胴
20が正方向に所定量回動し、S56において停止す
る。S57において、尻側版万力開閉アクチュエータ9
0が作動することにより、くわえ板26bと万力台26
aとの間で新版P2の尻側端部のくわえ閉めが行われ、
新版P2は版胴20に巻き付けられる。S58におい
て、安全カバー駆動用モータ87が逆方向に駆動される
ことにより、図21に示すように、安全カバー34が下
降し版胴20の前面側を閉じる。
【0038】図22は本発明の第2の実施の形態を示す
要部の側面図である。この第2の実施の形態において
は、版保持器41が、本体41aと、この本体41aに
この版保持器41の移動方向、すなわち図22中上下方
向に摺動自在に支持された保持部41bとから構成され
ている。これら本体41aの上端部と保持部41bの上
端との間には、引張りコイルばね41cが介装され、保
持部41bの前面には多数の吸着パッド45が二列に設
けられている。このような構成において、上述した第1
の実施の形態と異なり、新版P2を吸着パッド45に対
して摺動できないように、吸着パッド45に強固に吸着
する。したがって、この新版P2のくわえ側が万力台2
5aとくわえ板25bとの間に挿入され、新版P2の切
欠き7が基準ピン27に押圧されると、保持部41bが
本体41aに対して引張りコイルばね41cの引張力に
抗して移動する。したがって、この引張りコイルばね4
1cの引張力によって、新版P2の切欠き7が基準ピン
27側に押し付けられる。このため、第1の実施の形態
と同様に、版胴20の停止位置が多少ずれていたり、あ
るいは、基準ピン27や版保持器41に多少の組付誤差
や製造誤差が発生しても、引張りコイルばね41cの引
張力によってこれらの誤差が吸収されて、新版P2の切
欠き7が基準ピン27に係合し、新版P2はくわえ側万
力25に位置決めされる。
【0039】図23は本発明の第3の実施の形態を示す
要部の側面図である。この第3の実施の形態において
は、版保持器41の保持部41bを本体41aに対し
て、版保持器41の移動方向と直交する方向に介装した
複数本の圧縮コイルばね41dによって連結したもので
ある。このような構成とすることによっても、新版P2
の切欠き7が基準ピン27側に係合する際に、これら圧
縮コイルばね41dの弾発力によって、切欠き7が基準
ピン27側に押し付けられる。
【0040】図24は本発明の第4の実施の形態を示す
要部の側面図である。この第4の実施の形態において
は、駆動レバー52を基部52aと作動部52bとに分
割し、これらを圧縮コイルばね52cに介して連結した
ものである。この第3の実施の形態においても、新版P
2の切欠き7が基準ピン27側に係合する際に、これら
圧縮コイルばね51cの弾発力によって、切欠き7が基
準ピン27側に押し付けられる。新版P2の切欠き7を
基準ピン27側に押し付ける構造としては、吸着パッド
45の弾性変形を利用してもよい。本実施の形態におい
ては、シート状の紙を印刷する枚葉輪転印刷機に適用し
た例を示したが、ウェブを印刷するウェブ輪転印刷機に
適用できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、確実に刷版が基準ピンに係合するので、印
刷不良が低減する。
【0042】また、請求項2に係る発明によれば、版胴
の停止位置が多少ずれていたり、あるいは、多少の組付
け誤差等があっても、確実に刷版が基準ピンに接触する
ので、組付け誤差や加工誤差が許容できるので、製造コ
ストの低減を図ることができる。
【0043】また、請求項3に係る発明によれば、版胴
の停止位置が多少ずれていたり、あるいは、多少の組付
け誤差等があっても、確実に刷版が基準ピンに接触する
ので、組付け誤差や加工誤差が許容できるので、製造コ
ストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る輪転印刷機の全体を示す概略構
成図である。
【図2】 図1におけるII矢視図である。
【図3】 図2におけるIII 矢視図である。
【図4】 本発明に係る輪転印刷機における版保持器の
駆動部を拡大して示す側面図である。
【図5】 図4におけるV 矢視図である。
【図6】 図2におけるVI-VI 線断面図である。
【図7】 図2におけるVII-VII 線断面図である。
【図8】 図8(a)は図2におけるVIII(a)-VIII
(a)線断面図、同図(b)は同図(a)におけるVIII
(b)矢視図である。
【図9】 本発明に係る輪転印刷機における構成を示す
ブロック図である。
【図10】 本発明に係る輪転印刷機における版交換の
動作を示すフローチャートであって、全自動版交換と半
自動版交換との切替えを示す。
【図11】 本発明に係る輪転印刷機における版交換の
動作を示すフローチャートであって、全自動版替交換の
前半の動作を示す。
【図12】 本発明に係る輪転印刷機における版交換の
動作を示すフローチャートであって、全自動版替交換の
後半の動作を示す。
【図13】 本発明に係る輪転印刷機における版交換の
動作を示すフローチャートであって、半自動版替交換の
動作を示す。
【図14】 図2におけるXIIII-XIIII 線断面図であっ
て、同図(a)は全自動版交換動作において新版を版保
持器に装着した状態を示し、同図(b)は版受けを開い
た状態を示す。
【図15】 図2におけるXIIII-XIIII 線断面図であっ
て、同図(a)は全自動版交換動作において安全カバー
を開いた状態を示し、同図(b)は版保持器を第2の位
置に移動させた状態を示す。
【図16】 図2におけるXIIII-XIIII 線断面図であっ
て、同図(a)は全自動版交換動作において旧版を排版
した状態を示し、同図(b)は新版を版胴の版固定装置
に挿入した状態を示す。
【図17】 図2におけるXIIII-XIIII 線断面図であっ
て、同図(a)は全自動版交換動作において新版を版胴
に巻き付けた状態を示し、同図(b)は安全カバーを閉
じた状態を示す。
【図18】 図2におけるXIIII-XIIII 線断面図であっ
て、同図(a)は半自動版交換動作において安全カバー
を閉じている状態を示し、同図(b)は安全カバーを開
いた状態を示す。
【図19】 図2におけるXIIII-XIIII 線断面図であっ
て、同図(a)は半自動版交換動作において旧版を版胴
の版固定装置の固定から外す状態を示し、同図(b)は
旧版を排版している状態を示す。
【図20】 図2におけるXIIII-XIIII 線断面図であっ
て、同図(a)は半自動版交換動作において新版を版胴
の版固定装置に挿入している状態を示し、同図(b)は
新版を版胴に巻き付けた状態を示す。
【図21】 図2におけるXIIII-XIIII 線断面図であっ
て、半自動版交換動作において安全カバーを閉じた状態
を示す。
【図22】 本発明の第2の実施の形態を示す要部の側
面図である。
【図23】 本発明の第3の実施の形態を示す要部の側
面図である。
【図24】 本発明の第4の実施の形態を示す要部の側
面図である。
【符号の説明】
1…枚葉輪転印刷機、7…切欠き、11…紙、20…版
胴、25…くわえ側版万力、27…基準ピン、40…版
挿入装置、41…版保持器、41a…本体、41b…保
持部、41c…引張りコイルばね、41d,52c…圧
縮コイルばね、52…駆動軸、52a…基端部、52b
…作動部、P2…新版。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月18日(2000.9.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】S20において、版保持器用第2のアクチ
ュエータ43Bが作動すると、図13に示すように、版
保持器41がガイドレール42の直線部42bを移動
し、第3の位置C点に位置付けられる。このとき、直線
部42bの傾きと、くわえ側版万力25の万力台25a
の上端面の傾きとが略同一であり、直線部42bに位置
付けられている版保持器41の吸着パッド45の吸着面
の延長上に万力台25aの上端面が位置付けられている
ので、吸着パッド45に吸着された新版P2のくわえ側
が万力台25aとくわえ板25bとの間に挿入される。
このとき、新版P2の切欠き7が基準ピン27に一定圧
以上に押圧されるように、版保持器41が第3の位置C
点に位置付けられる。ここで、新版P2の切欠き7が基
準ピン27に係合すると、上述したように、新版P2が
吸着パッド45に対して摺動自在となるように吸着され
る程度に、吸引ポンプ86による吸引力が調整されてい
る。したがって、新版P2に対して吸着パッド45が摺
動しながら、新版P2の切欠き7が基準ピン27に押し
付けられるので、新版P2はくわえ側万力25に位置決
めされる。このため、版胴20の停止位置が多少ずれて
いたり、あるいは基準ピン27や版保持器41に多少の
組付誤差や製造誤差が発生しても、新版P2の切欠き7
が基準ピン27側に押し付けられることによって、これ
らのずれや誤差を吸収することができる。したがって、
組付精度や製造精度の許容範囲の基準を緩く設定するこ
とができるので、組付工数や製造工数を削減することが
でき、その結果、製造コストの低減を図ることができ
る。また、確実に新版P2の切欠き7が基準ピン27に
係合するので、版の見当精度が向上する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴の版固定装置に設けた基準ピンに刷
    版を位置決めしながら挿入する輪転印刷機における版挿
    入装置において、刷版を保持する版保持器と、この版保
    持器を版挿入位置に移動させる移動手段とを備え、前記
    移動手段によって前記版保持器を版挿入位置に位置付け
    ることにより、刷版を前記基準ピンに押圧することを特
    徴とする輪転印刷機における版挿入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の輪転印刷機における版挿
    入装置において、前記版保持器が前記基準ピンに当接し
    ている前記刷版に対して前記刷版を前記基準ピンへ押圧
    する方向に摺動することを特徴とする輪転印刷機におけ
    る版挿入装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の輪転印刷機における版挿
    入装置において、前記版保持器を本体と刷版を保持する
    保持部とによって構成し、本体に保持部を移動自在に支
    持するとともに、本体と保持部との間に刷版を基準ピン
    に付勢する付勢手段を介装したことを特徴とする輪転印
    刷機における版挿入装置。
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