JP2001079658A - 管台溶接部サンプリング方法及び装置 - Google Patents

管台溶接部サンプリング方法及び装置

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JP2001079658A
JP2001079658A JP26371399A JP26371399A JP2001079658A JP 2001079658 A JP2001079658 A JP 2001079658A JP 26371399 A JP26371399 A JP 26371399A JP 26371399 A JP26371399 A JP 26371399A JP 2001079658 A JP2001079658 A JP 2001079658A
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electrode
sampling
electric discharge
discharge machining
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Akihiko Kimura
明彦 木村
Yasumi Nagura
保身 名倉
Tsutomu Oguchi
力 小口
Satoshi Sato
聡 佐藤
Hiromasa Kamei
博正 亀井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子力発電プラント・火力発電プラント等に
用いられる各種構造物において、各種管台溶接部等の部
位の余寿命診断等のために試験片を採取するサンプリン
グ方法及び装置において、サンプリングを溶接部に沿っ
て容易に採取可能とし、サンプリング後の復元も適切に
行い得るようにしたものを提供することを課題とする。 【解決手段】 本体に溶接された管台の周方向の一部を
縦切り放電加工用電極を用いて長手方向に切欠き、次い
で円周切り放電加工用電極を用いて溶接部境界に沿って
前記管台の周方向に切り込みを行い、管台を溶接部から
切り取ってサンプリングを行う様にしたので、切り取り
跡を復元が容易な状態にして、適切なサンプリングを行
うことが出来る様にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子力発電プラント
・火力発電プラント等に用いられる各種構造物におい
て、各種管台溶接部等の部位の余寿命診断等のために試
験片を採取するサンプリング方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】原子力・火力発電プラント等における管
台溶接部の余寿命診断等を行うべく、同管台溶接部のサ
ンプリングを行う場合には、従来、一般的にはグライン
ダーやドリルを用いて対象とする管台溶接部の周辺を大
きくくり抜いてサンプリングする方法を採用していた。
【0003】また、これに代わる他の方法としては、例
えば実開平6−33046号公報に開示される様に、放
電加工の技術を利用し、U型電極が縄跳びの縄状の軌跡
に沿って移動して、U型の凹部にサンプルを囲い込む様
に放電加工で切断してサンプリングを行う方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
グラインダーやドリルを用いたサンプリングの方法で
は、熟練工の作業に依存するところが大きいので、作業
の進捗が熟練工の都合や熟練の程度に左右されるという
不具合を伴うものであり、また、後者のU型電極による
放電加工では、U型電極の形状と旋回軸中心を管台のサ
ンプリング径に合わせると真円形のサンプリングが可能
であるが、この電極形状と旋回軸をサンプリングの径に
合わせることは、サンプリングする管台の形状や状況か
ら考えて難しい場合が多い。
【0005】一般的に電極の旋回軸中心は、対象となる
管台のサンプリング径中心よりも大きい状態で用いるた
めに、サンプリング形状は舟形となり、ある1断面では
対象溶接部にぎりぎりの箇所でサンプリング可能となる
が、他の断面では溶接部より大きく離れた部位まで含め
たサンプリングとなる。
【0006】また、サンプリング後、元の溶接継ぎ手に
復元する必要がある場合には管台溶接部に沿った状態で
サンプリングする必要があるが、前記の様な従来方式の
放電加工によるサンプリング方式では元の形に復元でき
ないという問題点がある。
【0007】本発明は、このような従来のサンプリング
方法における不具合点を解消し、管台のサンプリングを
溶接部に沿って容易に採取可能とし、サンプリング後の
復元も適切に行い得るようにした管台溶接部サンプリン
グ方法及び装置を提供することを課題とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決すべくなされたもので、その第1の手段として、本
体に溶接された管台の周方向の一部を縦切り放電加工用
電極を用いて長手方向に切欠き、次いで円周切り放電加
工用電極を用いて溶接部境界に沿って前記管台の周方向
に切り込みを行い、管台を溶接部から切り取ってサンプ
リングを行う様にしたことを特徴とする管台溶接部サン
プリング方法を提供するものである。
【0009】すなわち同第1の手段によれば、先ず縦切
り放電加工用電極を用いて管台をその周方向の一部で長
手方向に切欠き、次いで円周切り放電加工用電極を用い
て管台の溶接部境界に沿って切欠くという工程により管
台のサンプリングを行うので、管台は溶接部に沿って容
易に、かつ適格に切り取ることができ、しかも元の形状
に復元する場合にはその復元を容易、かつ確実に行い得
るようにしたものである。
【0010】また第2の手段として、加工形状に応じ放
電加工用電極を着脱交換して保持する電極支持アーム
と、同電極支持アームをその軸まわりに回転する回転機
構と、同電極支持アームを軸方向に往復移動するスライ
ド機構と、前記電極支持アームの軸芯を垂直及び水平方
向に調整する機構を有し、前記第1の手段を実施するこ
とを特徴とする管台溶接部サンプリング装置を提供する
ものである。
【0011】すなわち同第2の手段によれば、前記電極
支持アームを作動する回転機構、スライド機構、及び軸
芯の調整機構等の簡便、かつ適切な機構の採用により、
平易な制御操作の下、前記第1の手段を適格に実行し、
管台部の好適なサンプリングと必要に応じて適切な復元
を行い得るようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1形態について
図1乃至図9に基づいて説明する。
【0013】図1は本実施の形態におけるサンプリング
対象管台部の断面図、図2は管台の円周の一部を本体溶
接部の境界部まで長手方向に放電切断で切り抜く作業の
開始状態の説明図、図3は被サンプリング溶接部の境界
断面形状に沿って放電切断で切り取る作業の開始状態の
説明図、図4は円周放電加工終了状態の説明図、図5は
前記のサンプリングを行うための装置の概念図、そして
図6〜図9は同サンプリングを装置の動きと併せて順序
だてて示す説明図である。
【0014】図5に装置の全貌を概念的に示す様に、0
1は原子力発電プラントや火力発電プラント等における
各種容器等の構造物の本体、02は同本体01に溶接部
03で一体的に固定された管台であり、サンプリングの
対象側を構成し、これに対して本実施の形態では電極支
持アーム06を管台02の軸芯に一致させるために軸芯
調整用水平スライド12と軸芯調整用垂直スライド14
を備え、同軸芯調整用垂直スライド14には軸方向電動
スライド機構11を搭載している。
【0015】更に軸方向電動スライド機構11には電極
支持アーム06をその軸まわりに回転させる回転機構1
3を支持しており、これらの各機構は脚部15で支持さ
れて管台02に対峙して配置される様になっている。
【0016】電極支持アーム06には、通電ケーブル1
0が回転機構13よりも先端側に取り付けれれており、
また、この通電ケーブル10に連通して電極支持アーム
06の内部を通って通電体07が電極保持部の先端まで
通っており、その先端には管台02の長手方向に放電加
工を行う縦切り込み用のA電極08が取り付けられてい
る。
【0017】なお、後に詳述するが、前記縦切り込み用
のA電極08は、軸方向電動スライド機構11を回転制
御して前記溶接部03の境界に沿って放電加工を行う円
周切り用のB電極09と交換可能にした構造となってい
る。
【0018】前記の様に構成された各機構により、サン
プリングを行う過程を図1〜図4に沿って段階的に説明
すると、先ず、図1に示す様にサンプリング対象管台部
は、本体01に管台02が溶接部03で一体化され、か
つ、同管台02には配管04が溶接されており、本体0
1の穴部には予め栓05を取付けてサンプリング作業に
よる異物が本体01の内部に侵入することを防いでい
る。なお、サンプリングのために配管04は管台02の
近くで切断してある。
【0019】次いで図2に示す様に、図1に示した管台
02に対して、同管台02、配管04共々その円周の一
部を、本体01に固着した溶接部03の境界部まで放電
切断で切り抜く作業を行うべく、回転機構13、軸芯調
整用垂直スライド14等を制御操作して管台02の軸芯
に一致するように電極支持アーム06をセットし、か
つ、その先端部に縦切り用A電極08を取り付け、配管
04の切断面より放電加工を開始し、軸方向電動スライ
ド機構11を制御操作して矢印方向に加工を行う。
【0020】なお、ここで電極支持アーム06にセット
される縦切り込み用のA電極08の断面形状は、被サン
プリング溶接部03の本体01側の境界断面形状にほぼ
一致させ、図2で下方に向いた先端部が、下方(管台0
2の半径方向)に行くに従って本体01から離れて薄く
なる様に構成されている。
【0021】前記の様にして管台02の周方向の一部に
長手方向の切欠きが出来ると、次に被サンプリング溶接
部03の本体01側の境界断面形状に沿って放電加工を
行ってサンプリングを採取すべく、図3に示す様に円周
切り放電加工用のB電極09を電極支持アーム06の先
端部に取り付け、配管04、管台02に形成された前記
長手方向の切欠きに沿ってこれを挿入させ、回転機構1
3を制御操作して図示の位置から矢印方向に回転しなが
ら円周方向に放電加工を行う。
【0022】この結果管台部分が溶接部03の境界に沿
って円周方向に切り取られ、本体01の切断部分は、図
4(a)に断面を、(b)に正面を示す様に皿状に中央
をえぐられた形状となる。
【0023】なお、ここで20は切り込み加工跡で、縦
切り放電加工の後で円周切り放電加工が始まる際、円周
切り放電加工用のB電極09が異常放電しないように深
さ方向に、深さtとして約1mm程度深く加工した縦切
り放電加工の部分である。
【0024】以上、図5の装置で管台02のサンプリン
グを行う際の進捗状況について、図1〜図4でその要点
を説明したが、この過程を装置全体の動作を含めたもの
として図6〜図9で補足すると、図1の管台部に対する
図2の加工作業スタート段階は前記図5が相当し、図2
から図3に至る過程に相当するものが図6乃至図8に示
される。
【0025】すなわち、図6では管台02の軸芯に電極
支持アーム06の長手方向中心を一致させ、縦切り用A
電極08を用いて管台02の周方向の一部を長手方向に
切欠き、次いで図7の様に溶接部03の本体01側の境
界部に沿って放電加工すべく、前記縦切り用A電極08
を長手方向の切り込み加工部を通過できる寸法に形成さ
れた円周切り放電加工用のB電極09と交換し、同B電
極09をセットして図8に示すように円周放電加工を行
う。
【0026】この結果、前記図4に対応する状況とて図
9の様に、サンプリングされた管台部分が溶接部03の
境界に沿って円周方向で皿状に中央部をすっぽりと切除
された本体01が示されることになる。
【0027】すなわち、本実施の形態によれば、縦切り
用A電極08により管台02の長手方向に切り込みを行
い、次いで縦切り用A電極08を円周切り放電加工用の
B電極09と交換して溶接部03の境界部に沿って円周
放電加工を行うことにより、溶接開先形状と同じ形状に
溶接部をサンプリング行うことができ、この結果として
サンプリング後にサンプリング前とほぼ同じ状態に復元
溶接させる要求に対しても容易に、かつ適切に対応する
ことが出来たものである。
【0028】次に本発明の実施の第2形態について図1
0乃至図17に基づいて説明する。なお、説明が冗長に
ならない様に、前記した実施の第1形態と同一部分には
図中同一の符号を付して示し、重複する説明は極力省略
して、本実施の形態に固有の点を重点的に説明する。
【0029】ここで図10は本実施の形態におけるサン
プリング対象管台部の円周の一部を本体溶接部の境界部
まで長手方向に放電切断で切り抜く作業の開始状態の説
明図、図11は長手方向に放電切断で切り抜かれた後、
円周放電加工の前準備を行う段階の説明図、図12は被
サンプリング溶接部の境界断面形状に沿って放電切断で
切り取る作業の開始状態の説明図、図13は円周放電加
工終了状態の説明図、図14〜図16は前記サンプリン
グを装置の動きと併せて順序だてて示す説明図、そして
図17は前記実施の第1形態のものとの対比を示す説明
図である。
【0030】すなわち、本実施の形態においては、図1
0に示す様に、サンプリング対象とした管台02の長手
方向に十分の長さの空間部を中央に形成した断面がコの
字型電極17を採用し、先ず第1に同コの字型電極17
を用いて管台02の外周方向から軸芯方向へ矢印Xの様
に放電加工を行う過程を組み入れたものである。
【0031】この加工によって、図11に示した様に、
溶接部03の本体側の溶接境界部を含めた一部が残る形
状となるので、次いで同図11に示す様に前記コの字型
電極17を、先端側が本体01側の形状に一致した縦切
り込み用のA電極08に交換し、これで管台02の長手
方向に深さとしてt≒1mm程度の加工を進める。
【0032】以降の工程は前記実施の第1形態と同じと
なる。すなわち、図12に示す様に、前記縦切り込み用
のA電極08を円周切り放電加工用のB電極09と交換
して溶接部03の境界部に沿って円周放電加工を行い、
図13に示す様にサンプリングをすっぽりと切除してし
まう。
【0033】前記図11〜図13の工程を装置の動きを
含めてより詳細に示すと、図14〜図16の様になる。
すなわち、図10のコの字型電極17で管台02の長手
方向の基本的な切り込みを行う工程が図14に当たり、
図11で前記コの字型電極17を縦切り込み用のA電極
08に交換して、管台02の長手方向の切り込みの先端
に深さt≒1mm程度の加工を進める工程が図15に相
当し、更に図12で前記縦切り込み用のA電極08を円
周切り放電加工用のB電極09と交換して溶接部03の
境界部に沿って円周放電加工を行う工程が図16に相当
している。
【0034】かくして本実施の形態によれば、コの字型
電極17で長手方向の切り込みを行い、その後を縦切り
用A電極08に交換して同切り込みの深さを微調整し、
次いで縦切り用A電極08を円周切り放電加工用のB電
極09と交換して溶接部03の境界部に沿って円周放電
加工を行うことにより、前記実施の第1形態と同様に溶
接開先形状と同じ形状に溶接部をサンプリング行うこと
ができ、サンプリング後にサンプリング前とほぼ同じ状
態に復元溶接させる要求に対して容易に、かつ適切に対
応することが出来たものである。
【0035】なお、図17は管台02の長手方向に基本
的な切り込みを行うに際して、本実施の形態の様にコの
字型電極17を用いた場合の長手方向加工量19を
(b)に示し、これと対比して、前記実施の第1形態に
おいて縦切り込み用のA電極08を用いた場合の長手方
向加工量18を(a)に示した。
【0036】すなわち、本実施の形態では、コの字型電
極17の厚さ分だけ放電加工するため、長手方向加工量
19でよいが、前記実施の第1形態においては管台02
の軸方向に切り抜く幅と長さ全体を放電加工する必要が
あるので長手方向加工量19となり、図で比較される体
積分が放電加工に要する時間差となり、本実施の形態で
はより工数低減となる。
【0037】しかし、管台02の板厚が薄い場合には前
記実施の第1形態のものは本実施の形態より電極交換が
少ないので、作業工数が少なくて済むので、板厚に応じ
て両者を使い分けることが好ましい。
【0038】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上、本出願の請求項1に記載の発明に
よれば、本体に溶接された管台の周方向の一部を縦切り
放電加工用電極を用いて長手方向に切欠き、次いで円周
切り放電加工用電極を用いて溶接部境界に沿って前記管
台の周方向に切り込みを行い、管台を溶接部から切り取
ってサンプリングを行う様にして管台溶接部サンプリン
グ方法を構成しているので、先ず縦切り放電加工用電極
を用いて管台をその周方向の一部で長手方向に切欠き、
次いで円周切り放電加工用電極を用いて管台の溶接部境
界に沿って切欠くという工程により管台のサンプリング
を行うことにより、管台は溶接部に沿って容易に、かつ
適格に切り取ることができる様にしたことに加え、この
部分を元の形状に復元する場合には、その復元を容易、
かつ確実に行うことが出来る様にしたものである。
【0040】また、請求項2に記載の発明によれば、加
工形状に応じ放電加工用電極を着脱交換して保持する電
極支持アームと、同電極支持アームをその軸まわりに回
転する回転機構と、同電極支持アームを軸方向に往復移
動するスライド機構と、前記電極支持アームの軸芯を垂
直及び水平方向に調整する機構を有し、前記請求項1の
方法を実施する様にして管台溶接部サンプリング装置を
構成しているので、前記電極支持アームを作動する回転
機構、スライド機構、及び軸芯の調整機構等の簡便、か
つ適切な機構の採用により、平易な制御操作の下で前記
請求項1のサンプリング方法を適格に実行し、好適なサ
ンプリングを容易に得ることが出来、加えて、必要に応
じて適切な復元を行うことが出来る様にしたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る管台溶接部サン
プリング方法におけるサンプリング対象管台部の断面図
である。
【図2】図1の管台部を対象として、管台の円周の一部
を本体溶接部の境界部まで長手方向に放電切断で切り抜
く作業の開始状態の説明図である。
【図3】被サンプリング溶接部の境界断面形状に沿って
放電切断で切り取る作業の開始状態の説明図である。
【図4】円周放電加工終了状態の説明図で、(a)はサ
ンプリングされた管台の除去跡を断面で示し、(b)は
正面から示している。
【図5】サンプリングを行うための装置の概念図であ
る。
【図6】図5に示す装置の動作を含めて、図2の放電加
工の進捗を示す説明図である。
【図7】図6の工程に続いて次の放電加工を行うべく電
極を交換した状況を示す説明図である。
【図8】図7の工程に続いて、図5の装置の動作を含め
て図3の放電加工に対応する工程を示す説明図である。
【図9】図4における円周放電加工終了状態を図5の装
置を含めて示す説明図である。
【図10】本発明の実施の第2形態に係る管台溶接部サ
ンプリング方法において、サンプリング対象管台部の円
周の一部を本体溶接部の境界部まで長手方向に放電切断
で切り抜く作業の開始状態の説明図で、(a)は要部の
全貌を示し、(b)は(a)のX矢視を示している。
【図11】図10の工程に続いて、電極を交換して円周
放電加工の前準備を行う段階の説明図である。
【図12】図11の電極を更に交換して被サンプリング
溶接部の境界断面形状に沿って放電切断で切り取る作業
の開始状態の説明図である。
【図13】円周放電加工終了状態の説明図で、(a)は
サンプリングされた管台の除去跡を断面で示し、(b)
は正面から示している。
【図14】サンプリング装置の動作を含めて、図10に
対向する放電切断で切り抜く作業の開始状態からの進捗
を示す説明図で、(a)は開始状態、(b)は切り込ん
だ状態、(c)は長手方向の切り込みが終了した管台を
示している。
【図15】図14の工程に続いて、図11に対応する工
程を示す説明図で、(a)は微調整の開始状態、(b)
は調整部分を切り込んだ状態、(c)は同調整の切り込
みが終了した管台を示している。
【図16】図15の工程に続いて、図12に対応する工
程を示す説明図で、(a)は周方向の切り込みの開始状
態、(b)は周方向で切り込みが進行した状態、(c)
は同切り込み、そしてサンプリングが終了したた管台の
跡を示している。
【図17】管台の長手方向加工量を対比して示す説明図
で、(a)実施の第1形態におけるものを示し、(b)
は実施の第2形態におけるものを示したものである。
【符号の説明】
01 本体 02 管台 03 溶接部 04 配管 05 栓 06 電極支持アーム 07 通電体 08 A電極 09 B電極 10 通電ケーブル 11 軸方向電動スライド機構 12 軸芯調整用水平スライド機構 13 回転機構 14 軸芯調整用垂直スライド機構 15 脚 16 加工水給水口 17 コの字型電極 18 長手方向加工量 19 長手方向加工量
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21C 17/00 G21C 17/00 J (72)発明者 小口 力 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 佐藤 聡 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 亀井 博正 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目8番19号 高菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G055 AA03 AA08 BA11 BA14 DA08 DA14 2G075 AA01 BA17 CA05 CA45 DA15 FC12 FC14 FC19 GA03 3C059 AA01 AB01 AB07 CH08 HA00 4E001 AA01 BA05 CC03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に溶接された管台の周方向の一部を
    縦切り放電加工用電極を用いて長手方向に切欠き、次い
    で円周切り放電加工用電極を用いて溶接部境界に沿って
    前記管台の周方向に切り込みを行い、管台を溶接部から
    切り取ってサンプリングを行う様にしたことを特徴とす
    る管台溶接部サンプリング方法。
  2. 【請求項2】 加工形状に応じ放電加工用電極を着脱交
    換して保持する電極支持アームと、同電極支持アームを
    その軸まわりに回転する回転機構と、同電極支持アーム
    を軸方向に往復移動するスライド機構と、前記電極支持
    アームの軸芯を垂直及び水平方向に調整する機構を有
    し、前記請求項1の方法を実施することを特徴とする管
    台溶接部サンプリング装置。
JP26371399A 1999-09-17 1999-09-17 管台溶接部サンプリング方法及び装置 Withdrawn JP2001079658A (ja)

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