JP2001079508A - 廃棄物の洗浄処理設備および洗浄方法 - Google Patents

廃棄物の洗浄処理設備および洗浄方法

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JP2001079508A
JP2001079508A JP26143199A JP26143199A JP2001079508A JP 2001079508 A JP2001079508 A JP 2001079508A JP 26143199 A JP26143199 A JP 26143199A JP 26143199 A JP26143199 A JP 26143199A JP 2001079508 A JP2001079508 A JP 2001079508A
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water
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Tetsuo Kobayashi
哲男 小林
Kenichi Ushigoe
健一 牛越
Hideharu Suzuki
英晴 鈴木
Akihiro Taji
明宏 田路
Masaru Kojima
大 児島
Toshiyuki Kobayashi
俊幸 小林
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Shinko Pantec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する洗浄水の必要量を低減することが可
能な洗浄処理設備を提供すること。 【解決手段】 廃棄物の搬送方向に沿って三台の洗浄機
6、7、8を備えた廃棄物を洗浄するための洗浄装置2
と、この洗浄装置2からの洗浄廃液を処理液と濃縮廃液
とに分離するための水処理装置3と、最下流の洗浄機1
1に洗浄水を補給するための洗浄水補給装置4とを備え
ており、上流側の洗浄機において洗浄された廃棄物が隣
接する下流側の洗浄機に送られ、最上流の洗浄機6から
の洗浄廃液が水処理装置3に送られ、下流側の洗浄機か
らの洗浄廃液が隣接する上流側の洗浄機に洗浄液として
供給されるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄物の洗浄処理設
備および洗浄方法に関する。さらに詳しくは、たとえば
焼却場や工場から排出される廃棄物を洗浄処理するため
の洗浄処理設備およびこの設備を用いた洗浄方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、各種廃棄物は焼却処理または破砕処理されたのちに
埋立地(最終処分場)に搬送され、埋立処分された廃棄
物はその汚濁物が主に雨水によって自然に除去され、浄
化されていく。そして、廃棄物を通過して浸出した雨水
の水質を検査し、所定の水質条件を満足するに至ったと
きに処理は完了したとされる。
【0003】しかしながら、浄化を雨水に頼っているの
で処理が完了するまでに長期間を要することになる。す
なわち、雨水は埋め立てられた廃棄物層中を重力によっ
て下降していくので定まった降水経路(水みちともい
う)が形成されてしまい、新たに降った雨水も上記水み
ちを下降していくことが多いため、廃棄物に均一には行
き渡らない。その結果、廃棄物層中の汚濁物を十分に除
去することが困難となり、処理完了まで長期間を要する
こととなっている。したがって、廃棄物層から浸出する
浸出水の浄化処理も長期間にわたって行う必要がある。
【0004】特開平11−179316号公報に開示さ
れた廃棄物の埋め立て処理方法も、やはり廃棄物を積載
した状態で洗浄水を埋立層中に送入するものであり、単
に洗浄排水を浄化処理して洗浄水として再使用するだけ
のものである。上記自然浄化に較べると浄化処理期間は
短くなるが、大規模な土木工事が必要であり、また、積
載した状態の廃棄物埋立層中に洗浄水を送入するだけで
あるため大幅な期間短縮は望めない。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、最終処分地における長期間の自然浄化
を必要とせず、短期間で浄化処理を完了し、最終処分地
の早期安定、閉鎖および跡地の早期利用を可能にし、さ
らに、使用する洗浄水の必要量を低減することが可能な
洗浄処理設備およびこの設備を用いた洗浄方法を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄処理設備
は、廃棄物を洗浄するための洗浄装置と、該洗浄装置か
らの洗浄廃水を処理水と濃縮廃水とに分離するための水
処理装置と、水処理装置によって処理された処理水を洗
浄装置に供給するための洗浄水循環経路と、洗浄装置に
洗浄水を補給するための洗浄水補給装置とを備えてい
る。
【0007】かかる構成により、洗浄水として主に循環
洗浄水が用いられ、洗浄水補給装置からの新たな洗浄水
は水処理装置による濃縮水や廃棄物に含浸されて持ち去
られる分の補充として供給されるので、洗浄水が大幅に
節約される。しかも、効率的な洗浄がなされる。
【0008】そして、上記洗浄装置が廃棄物の搬送方向
に沿って少なくとも二台の洗浄機を備え、廃棄物搬送方
向に関しての上流側の洗浄機において洗浄された廃棄物
が隣接する下流側の洗浄機に送られ、最上流の洗浄機か
らの洗浄廃水が上記水処理装置に送られ、下流側の洗浄
機からの洗浄廃水が隣接する上流側の洗浄機に洗浄水と
して循環供給されるように構成することにより、下流側
の洗浄機からの洗浄廃水が廃棄物に対していわば向流接
触して洗浄することになる。その結果、使用洗浄水量を
低減しつつ効率的な洗浄が可能となる。向流による洗浄
とは、塩などの汚濁物を多く含む廃棄物を、汚濁物を含
む循環洗浄水(下流側洗浄機から固液分離された洗浄
水)によって洗浄処理することである。廃棄物は固液分
離されて汚濁物が減少している。これをさらに清浄な洗
浄水によって洗浄すると順次廃棄物中の汚濁物が高度に
洗浄される。
【0009】また、上記水処理装置によって浄化された
処理水が、最下流の洗浄機にのみ洗浄水として供給され
るように構成することにより、上流側の洗浄機によって
洗浄された廃棄物を、最下流の洗浄機において汚濁物を
含まない洗浄水によって仕上げ洗浄することができる。
【0010】または、上記洗浄水補給装置から、最下流
の洗浄機にのみ洗浄水が補給されるように構成すること
により、最下流の洗浄機において汚濁物を含まない洗浄
水によって仕上げ洗浄することができる。また、この洗
浄水補給装置から補給される洗浄水を、廃棄物に対する
向流として供給することになるので効率のよい洗浄が行
われる。
【0011】さらに、上記洗浄装置の内部に汚染濃度を
検出するための検出装置を配設し、この検出装置の検出
濃度に応じて洗浄水の供給量を調節するように構成する
ことにより、洗浄水の節約が可能となる。しかも、効率
的な洗浄がなされる。
【0012】本発明の廃棄物洗浄方法は、以上説明した
本発明の洗浄処理設備を用いて洗浄する方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の洗浄処理設備および洗浄方法の実施形態を説明す
る。
【0014】図1は本発明の洗浄処理設備の一実施形態
を示すブロック図である。図2は本発明の洗浄処理設備
の他の実施形態を示すブロック図である。
【0015】図1に示す洗浄処理設備1は、廃棄物を洗
浄するための機械式の洗浄装置2と、洗浄装置2からの
洗浄廃水を処理水と濃縮廃水とに分離するための水処理
装置3と、洗浄装置2に洗浄水を補給するための洗浄水
補給装置4とを備えている。
【0016】洗浄装置2に投入されて浄化処理された廃
棄物Wは最終処分地(埋立地)Lに搬送されてそのまま
埋め立てられる。廃棄物の浄化は機械式の洗浄装置2に
よってなされるため、非常に短期間に完了する。また、
廃棄物Wは既に十分に浄化されているので、この埋立地
Lは予定量の廃棄物が埋め立てられたあとは短期間で利
用可能となる。
【0017】洗浄装置2には、洗浄水補給装置4から洗
浄水が補給されるようにされている。洗浄水補給装置4
から補給される洗浄用補給水としては、通常は上水道水
や工業用水が用いられる。このような用水設備がない場
合には河川水や貯水池水を用い、水処理装置で処理した
後に補給水として用いてもよい。以上の洗浄水によって
水溶性の塩が溶解除去される。
【0018】水処理装置3には洗浄装置2から洗浄廃水
が移送され、洗浄廃水は水処理装置3において処理水と
濃縮廃水とに分離される。処理水は後述するように循環
洗浄水として洗浄装置2に、具体的には第3攪拌洗浄槽
8aに供給される。濃縮廃水は図示しない乾燥加熱分解
装置によって乾燥固化され、加熱還元分解されて有機物
やダイオキシン類などの汚染物が分解除去され、それと
ともに、高濃度塩は精製されて精製工業塩として再利用
される。
【0019】また、洗浄装置2には、その内部に汚染濃
度を検出するための、たとえば電気電導計、濁度計、液
体クロマトグラフィーなどの検出装置5が配設されてい
る。検出装置5が検出した汚染濃度に応じて洗浄水補給
装置4からの洗浄水および/または廃棄物の投入量を調
節するように構成されている。汚染濃度としては塩濃度
などが対象となる。
【0020】この洗浄処理設備1の処理対象は、廃棄物
焼却施設などの最終処分場から排出される主灰や飛灰な
どの廃棄物焼却灰が中心となる。この焼却灰には高塩化
物、硫化物、ダイオキシン類などの汚染物が含まれてい
る。
【0021】上記水処理装置3としては、被処理水の脱
塩処理を行うことができる膜処理装置を採用するのが好
ましい。被処理水の負荷変動、すなわち、汚染濃度の変
動や間欠運転などによる水量負荷の変動に応じて容易に
造水ができるからである。その膜処理装置に用いられる
膜は、膜を透過した水(処理水)が洗浄水として再利用
される上水道水並に処理されうる膜、すなわち、いわゆ
るナノフィルタ、とくにROフィルタ(逆浸透膜)が選
択される。この水処理装置3には、マンガンやカルシウ
ムなど工業材料として好ましくない塩を処理する公知の
処理装置を併設してもよい。
【0022】上記洗浄装置2は、図示のごとく三台の洗
浄機6、7、8が被処理廃棄物の搬送方向に沿って直列
に配設されたものである。各洗浄機6、7、8は攪拌洗
浄槽6a、7a、8aとその下流の固液分離器6b、7
b、8bとから構成されている。廃棄物は第1攪拌洗浄
槽6aに投入される。そして、第1攪拌洗浄槽6aには
後述のとおり第2固液分離器7bから洗浄水が供給され
る。第1攪拌洗浄槽6a中で廃棄物は洗浄水に浸漬され
た状態で攪拌洗浄され、その後、第1固液分離器6b中
で廃棄物と洗浄廃水とに分離される。廃棄物は第2攪拌
洗浄槽7aに搬送されて洗浄水によって再度洗浄され
る。洗浄廃水は上記水処理装置3に送られる。第2固液
分離器7bによって分離された廃棄物は第3攪拌洗浄槽
8aに搬送され、洗浄廃水は洗浄水として第1攪拌洗浄
槽6aに循環供給されて再利用される。第3攪拌洗浄槽
8aにおいて洗浄水によって洗浄された廃棄物は第3固
液分離器8bによって分離されて洗浄が完了し、埋め立
て処理される。洗浄廃水は洗浄水として第2攪拌洗浄槽
7aに循環供給されて再利用される。第3攪拌洗浄槽8
aには、前述した水処理装置3による処理水を洗浄水と
して循環させる循環経路3aが配設されている。さら
に、必要に応じて洗浄水補給装置4から第3攪拌洗浄槽
8aに洗浄水が補給される。
【0023】以上のごとく、本洗浄装置2においては、
複数台の洗浄機6、7、8により、廃棄物の搬送方向と
逆方向に洗浄水を循環使用する。また、各攪拌洗浄槽に
おいて廃棄物と洗浄水とが直接接触して洗浄がなされ
る。このように、本洗浄装置2はいわば向流接触洗浄方
式をとる。その結果、洗浄水の使用量は従来の洗浄装置
に較べると大幅に低減させられる。しかも、かかる複数
段洗浄機による向流接触洗浄により、洗浄水の汚染物濃
度が下流に進むほど低濃度となるので、洗浄廃棄物中の
汚染物量が低減される。その結果、溶出洗浄効果が向上
する。
【0024】各攪拌洗浄槽6a、7a、8a内には前述
の検出装置5が配設されている。この検出装置5はとく
に全攪拌洗浄槽6a、7a、8a内に設置しなくても、
第1攪拌洗浄槽6aのみに設置してもよいが、全攪拌洗
浄槽に設置して洗浄水の量を調節する方が高精度な調節
が可能となり、洗浄水の節約効果が向上する。このよう
に直列3段に洗浄機を配設した場合、1段のみの洗浄機
使用の場合に較べて洗浄水使用量が約50〜約80%に
まで低減される。
【0025】上記攪拌洗浄槽6a、7a、8aは完全混
合式のスラリ攪拌槽が好適に用いられる。完全混合式と
は、洗浄中は被処理廃棄物と洗浄水とを閉じこめて攪拌
混合するものである。被処理廃棄物の粒子径や比重に応
じて洗浄機を選択するのが好ましい。たとえば、粒子径
や比重が大きい場合には回転メッシュドラム洗浄装置と
し、小さい場合にはエアー攪拌洗浄装置が選択される。
【0026】上記固液分離器は被処理廃棄物が微粒子
(粒子径が数ミクロン〜数mm)の場合には液体サイク
ロンなど、また、上記より大きい被処理廃棄物に対して
はメッシュドラム分離器、メッシュコンベア、簡易ベル
トプレス連続脱水機、メッシュ振動機などが選択されう
る。
【0027】上記実施形態では洗浄機を直列(廃棄物の
搬送方向に沿って)に三台配設したが、二台でもよく、
また、四台以上であってもよい。さらに、攪拌槽と固液
分離器とからなる洗浄機6、7、8に代えて、スクリュ
ー式洗浄機、回転ドラム式洗浄機、ベルト式洗浄機、浸
漬式ベルト洗浄機を用いてもよい。また、これらを組み
合わせて直列に配設してもよい。スクリュー式洗浄機と
は、円筒容器内にその軸方向にスクリューが配設された
ものであり、円筒容器内に廃棄物と洗浄水とを投入し、
スクリューを回転させることによって攪拌洗浄するもの
である。回転ドラム式洗浄機とは、ドラム内に廃棄物と
洗浄水とを投入し、ドラムを回転させることによって攪
拌洗浄するものである。ベルト式洗浄機とは、ベルトコ
ンベアによって廃棄物を搬送しつつ、その廃棄物に洗浄
水を噴射するものである。浸漬式ベルト洗浄機とは、ベ
ルトコンベアによって廃棄物を搬送しつつ、洗浄水の中
に廃棄物をコンベアとともに浸漬させて洗浄するもので
ある。
【0028】図2には上記他の洗浄機のうちの回転ドラ
ム式洗浄機を用いた洗浄処理設備11が示されている。
この洗浄処理設備11における洗浄装置12にも、被処
理廃棄物の搬送方向に沿って直列に配設された三台の洗
浄機16、17、18を備えている。しかし、洗浄機1
6、17、18はそれぞれ、回転ドラム16a、17
a、18aと、各回転ドラムに付設された集水槽16
b、17b、18bとから構成されている。各集水槽に
は循環ポンプ13が配設されている。各回転ドラムにお
いてはその中の廃棄物に対して洗浄水が噴射されてい
る。
【0029】廃棄物は第1回転ドラム16a内に投入さ
れる。そして、第1回転ドラム16aには後述のとおり
第2集水槽17bから洗浄水が循環供給される。第1回
転ドラム16aは、その中に廃棄物が洗浄水に浸漬され
た状態で回転させられ、廃棄物が攪拌洗浄される。第1
回転ドラム16aからの洗浄廃水は第1集水槽16bに
集水される。廃棄物は第2回転ドラム17aに搬送され
て洗浄水によって再度洗浄される。第1集水槽16b中
の洗浄廃水は上記水処理装置3に送られる。第1集水槽
16bから水処理装置3に至る洗浄廃水移送経路には凝
集沈殿槽14が配設されている。したがって、第1回転
ドラム16aからの洗浄廃水はここで汚泥が凝集沈殿さ
せられ、上澄みの洗浄廃水のみが水処理装置3に送られ
る。沈殿した凝集汚泥は前述の水処理装置3からの濃縮
廃水ととともに図示しない乾燥加熱分解装置によって乾
燥固化され、加熱還元分解されて有機物やダイオキシン
類などの汚染物が分解除去される。同時に、高濃度塩は
精製されて精製工業塩として再利用される。
【0030】第2回転ドラム17aによって洗浄された
廃棄物は第3回転ドラム18aに搬送され、洗浄廃水は
第2集水槽17bに集水され、循環ポンプ13によって
第1回転ドラム16aへ洗浄水として循環供給される。
第3回転ドラム18aにおいて洗浄水によって洗浄され
た廃棄物は洗浄がほぼ完了する。洗浄廃水は第3集水槽
18bに集水され、循環ポンプ13によって洗浄水とし
て第2回転ドラム17aに循環供給されて再利用され
る。第3回転ドラム18aには、前述した水処理装置3
による処理水が洗浄水として循環させられている。
【0031】本洗浄処理設備11では、三台の洗浄機1
6、17、18からなる洗浄装置12の下流に廃棄物搬
送用のコンベア15が配設されており、このコンベア1
5上の廃棄物にも洗浄水が散水される。その後この廃棄
物は埋め立て処理される。コンベア15への洗浄水は洗
浄水補給装置4から補給され、また、水処理装置3によ
る処理水も洗浄水として循環させられている。この散水
コンベア15を備えない場合には洗浄水補給装置4から
の洗浄水は第3回転ドラム18aに補給される。
【0032】以上のごとく、本洗浄装置11において
も、複数台の洗浄機16、17、18によって廃棄物の
搬送方向とは逆方向に洗浄水を循環使用する。また、各
回転ドラムにおいて廃棄物と洗浄水とが直接接触して洗
浄がなされる。このように、本洗浄装置11もいわば向
流接触洗浄方式をとる。その結果、洗浄水の使用量が大
幅に低減させられる。しかも溶出洗浄効果が向上する。
【0033】各集水槽16b、17b、18b内にも前
述の検出装置5が配設されている。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、最終処分地における長
期間の自然浄化を必要とせず、短期間で浄化処理を完了
し、最終処分地の早期安定、閉鎖および跡地の早期利用
が可能となる。また、洗浄水を複数台の洗浄機に向流循
環使用、つまり廃棄物に対して向流となるように、循環
使用することにより、洗浄水の大幅な節約が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄処理設備の一実施形態を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の洗浄処理設備の他の実施形態を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1・・・・洗浄処理設備 2・・・・洗浄装置 3・・・・水処理装置 4・・・・洗浄水補給装置 5・・・・検出装置 6・・・・第1洗浄機 7・・・・第2洗浄機 8・・・・第3洗浄機 6a・・・第1攪拌洗浄槽 7a・・・第2攪拌洗浄槽 8a・・・第3攪拌洗浄槽 6b・・・第1固液分離器 7a・・・第2固液分離器 8a・・・第3固液分離器 11・・・・洗浄設備 12・・・・洗浄装置 13・・・・循環ポンプ 14・・・・凝集沈殿槽 15・・・・コンベア 16・・・・第1洗浄機 17・・・・第2洗浄機 18・・・・第3洗浄機 16a・・・第1回転ドラム 17a・・・第2回転ドラム 18a・・・第3回転ドラム 16b・・・第1集水槽 17a・・・第2集水槽 18a・・・第3集水槽 L・・・・埋立地 W・・・・廃棄物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田路 明宏 兵庫県尼崎市武庫豊町3丁目4番1−821 (72)発明者 児島 大 兵庫県神戸市須磨区南落合1−13−9− 271 (72)発明者 小林 俊幸 福岡県福岡市城南区七隈7−34−24−207 Fターム(参考) 4D004 AA36 AA46 AC05 BB03 CA10 CA12 CA13 CA40 CB05 CB09 CB21 CB42 CB43 CB44 CB45 CC03 DA01 DA02 DA10 DA11 4D006 GA04 MB02 PB08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を洗浄するための洗浄装置と、該
    洗浄装置からの洗浄廃水を処理水と濃縮廃水とに分離す
    るための水処理装置と、該水処理装置によって処理され
    た処理水を洗浄装置に洗浄水として供給するための洗浄
    水循環経路と、洗浄装置に洗浄水を補給するための洗浄
    水補給装置とを備えてなる廃棄物の洗浄処理設備。
  2. 【請求項2】 上記洗浄装置が廃棄物の搬送方向に沿っ
    て少なくとも二台の洗浄機を備えており、廃棄物搬送方
    向に関しての上流側の洗浄機において洗浄された廃棄物
    が隣接する下流側の洗浄機に送られ、最上流の洗浄機か
    らの洗浄廃水が上記水処理装置に送られ、下流側の洗浄
    機からの洗浄廃水が隣接する上流側の洗浄機に洗浄水と
    して循環供給されるように構成されてなる請求項1記載
    の廃棄物の洗浄処理設備。
  3. 【請求項3】 上記水処理装置による処理水が、最下流
    の洗浄機にのみ洗浄水として供給されてなる請求項2記
    載の廃棄物の洗浄処理設備。
  4. 【請求項4】 上記洗浄水補給装置から、最下流の洗浄
    機にのみ洗浄水が補給されてなる請求項2または3記載
    の廃棄物の洗浄処理設備。
  5. 【請求項5】 上記洗浄装置の内部に汚染濃度を検出す
    るための検出装置が配設されており、該検出装置の検出
    濃度に応じて洗浄水の供給量を調節するように構成され
    てなる請求項1〜4のうちのいずれか一の項に記載の廃
    棄物の洗浄処理設備。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちのいずれか一の項に
    記載の廃棄物の洗浄処理設備を使用して廃棄物を洗浄す
    る方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006281079A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 飛灰の含有塩素低減装置および方法
JP2011200794A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Mitsubishi Heavy Industries Environmental & Chemical Engineering Co Ltd 焼却灰処理システム
JPWO2012165488A1 (ja) * 2011-05-31 2015-02-23 東レ株式会社 混合材料の洗浄分別方法および洗浄分別装置

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