JP2001078148A - 映像記録装置、映像再生装置及びプログラム記録媒体 - Google Patents

映像記録装置、映像再生装置及びプログラム記録媒体

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JP2001078148A
JP2001078148A JP25231699A JP25231699A JP2001078148A JP 2001078148 A JP2001078148 A JP 2001078148A JP 25231699 A JP25231699 A JP 25231699A JP 25231699 A JP25231699 A JP 25231699A JP 2001078148 A JP2001078148 A JP 2001078148A
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Masao Okabe
雅夫 岡部
勝彦 ▲よし▼田
Katsuhiko Yoshiden
Hidemi Oka
秀美 岡
Shinjiro Mizuno
水野慎二郎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 411あるいは420形式の映像信号を圧縮
率が異なる高能率符号化データを同一のサイズの録再単
位ブロックに記録するに際して、低圧縮符号化データを
複数の録再単位ブロックに分割して記録しなければなら
ず、第1に詰め込み処理の共用化が困難になり、第2に
高速再生ができなくなる。 【解決手段】 6つのDCTブロックからなるマクロブ
ロックの符号化データのうち3つをAグループのシンク
ブロックに、残り3つをBグループのシンクブロックに
書き込む。同時にAとBのシンクブロックを媒体上で近
接配置する。このとき6DCTブロックの低域データを
Aグループのシンクブロックに、高域データをBグルー
プのシンクブロックに、それぞれ書き込む。AおよびB
グループの複数シンクブロック間でそれぞれ独立に空き
領域を互いに溢れた高域データを詰め込み、通常圧縮の
詰め込み処理と同一の処理をそのまま使う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号等を高能
率符号化/復号化すなわちデータ圧縮/伸長して記録再
生(または伝送)する映像記録装置及び映像再生装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像信号の記録再生もディジタル化が進
み、民生用ディジタルVTR規格"Specifications of C
onsumer-Use Digital VCRs"に基づいたディジタルVT
Rやカムコーダーが既に商品化されている。これらの商
品では画像信号を高能率符号化・復号化する技術、いわ
ゆる画像圧縮・伸長技術が使われており、 (1)映像データのブロック化と情報量の均一化のため
の並べ替え (2)離散コサイン変換(以下、DCT演算という) (3)周波数域に変換された画像データの量子化 (4)量子化データの冗長度などを利用した符号圧縮 (5)録再ブロックへの圧縮符号の格納 (6)誤り訂正符号の符号化、変調 という手順の映像信号処理が行われている。
【0003】以下、本発明のベースとなる従来の映像記
録再生装置(ディジタルVTR)の構成およびその動作
について説明する。図8において、符号量見積もり器1
3は、図示せぬ処理演算器によってDCT演算までが施
されて周波数域で表現された入力画像データIN(DC
T係数データ)に対して、所定の画像範囲の圧縮後の符
号ビット総数(符号量)が所定範囲内になる量子化特性
Tを決定する演算回路である。
【0004】量子化符号化器2は、前記量子化特性Tで
入力画像データINを量子化し、量子化データを所定規
則で符号化して圧縮符号を得る演算回路、規格化器4は
前記圧縮符号を、記録フォーマットに従って記録再生の
単位であるシンクブロックのデータ並びに格納して規格
化データを得る処理回路、記録器6は、前記規格化デー
タに誤り訂正符号の付加、変調等を行なって記録信号を
得る処理回路である。
【0005】また、再生器8は記録媒体7からの再生信
号に対して復調や誤り訂正処理を行って記録されていた
前記規格化データを復元する回路、逆規格化器10は前
記規格化器4の逆の処理を行って圧縮符号を取り出す回
路、逆量子化復号化器12は圧縮符号を伸長(復号)し
て量子化データを得、逆量子化演算によって周波数域で
表現された出力画像データOUT(DCT係数データ)
を得る回路である。
【0006】以上のように構成された映像記録再生装置
(ディジタルVTR)の動作について説明する。記録時
において映像信号(輝度信号Yと色差信号Cr、Cb)
は図9に示すようにそれぞれ縦横8画素からなるDCT
ブロックに分割され、各DCTブロックのデータがDC
T演算によって周波数域(DCT係数データ)で表現さ
れる映像データに変換される。
【0007】また、圧縮の基本単位となるマクロブロッ
クは同じ画像位置を構成する4つの輝度信号DCTブロ
ック(Y0〜Y3)と2つの色差信号DCTブロック
(Cr、Cb)の6DCTブロックで構成され、輝度信
号と色差信号のサンプリング比によって(4:2:0形
式か4:1:1形式かによって)図9(1)(2)に示
すような形状となる。
【0008】映像圧縮をするさい、前記DCTブロック
毎に前記DCT係数データを量子化し、量子化データの
出現確率や冗長度を利用して符号化する事により、その
符号量を小さく(圧縮)している。そして所定レートで
連続的に記録再生できるように所定範囲の映像データに
対する圧縮符号の符号量を制御する。具体的には、所定
規則での並べ替えによってランダム的な飛び飛びの画面
位置を構成する5マクロブロック、計30DCTブロッ
クの圧縮符号総量を録再単位であるシンクブロック5つ
分に格納できるように符号量制御が行われる。
【0009】一般に符号量は量子化特性を粗くすると減
少し、量子化特性を細かくすると増加するので、符号量
見積もり器13は圧縮符号長のみがまとめられた変換テ
ーブルを用いて量子化特性を変えた場合の符号長を求
め、前記所定範囲内でより量子化特性が細かい(歪みの
少ない)量子化特性Tを求める。
【0010】このようにして求めた量子化特性Tに従っ
て、量子化符号化器2が各DCTブロックの係数データ
を低周波数から順に量子化し(量子化データを求め)、
所定の規則に従って符号化(圧縮)して、圧縮符号を求
める。
【0011】次に、規格化器4での圧縮符号の格納に関
して詳細に説明する。図10は媒体での記録再生単位で
あるシンクブロックでの圧縮符号格納形式を示すもので
ある。各シンクブロックは6つの格納エリア(A0〜A
5)から構成されており、各エリアには6つのDCTブ
ロックの圧縮符号が低周波数係数に相当する圧縮符号か
ら順に詰め込まれる。
【0012】3つのステップからなる格納処理を具体的
に図11に示すような圧縮符号を例に説明する。まず第
1のステップでは各エリア(14バイトあるいは10バ
イト)に各DCTブロックの圧縮符号を低周波数側から
順に詰め込む。図11の例では14バイトに満たないY
0とY3の圧縮符号と10バイトに満たないCrの圧縮
符号がエリアA0、A3、A4内に収まりきることにな
る。この段階ではY1、Y2、Cbの圧縮符号が格納し
きれずに溢れた状態である。
【0013】次に第2ステップでは各エリアに格納しき
れなかった圧縮符号を別のエリアの隙間(未使用領域)
に詰め込む。図11の例では、Y1、Y2、Cbの溢れ
たデータを第1ステップで圧縮符号を格納仕切れたエリ
アA0、A3、A4の隙間部分に図11の実線の矢印で
示したように順に詰め込んでいく。この段階で、Y2の
圧縮符号までが全て格納され、Cbの圧縮符号が格納し
きれずに溢れた状態である。
【0014】さらに第3ステップでは、同一シンクブロ
ック内に格納しきれなかった圧縮符号を別のシンクブロ
ックに存在する隙間(未使用領域)に詰め込む。量子化
特性Tは5マクロブロック分の圧縮符号が5シンクブロ
ック分の符号格納容量内に収まるように決定されるた
め、同グループの5シンクブロックの中には、第2ステ
ップまでに全ての圧縮符号が格納できて隙間があるシン
クブロックも存在する。図11の例ではCbの溢れた圧
縮符号がそのような隙間のあるシンクブロックに順次格
納される。
【0015】このようにして圧縮符号が格納された各シ
ンクブロックのデータに対して、記録器6は誤り訂正の
ための符号化(パリティー付加)や変調処理を行って、
順次媒体7に記録していく。
【0016】また、再生時には基本的に記録と逆の処理
が順次行われる。特に逆規格化器10は前記の格納処理
手順に従い低周波数成分に相当する圧縮符号から順に各
DCTブロックの圧縮符号を順に取り出していく。各D
CTブロックの圧縮符号の最後部には区切りを示すため
のEOBデータが付加されている。これを検出すること
によって各エリアの未使用領域に互いに格納された圧縮
符号も格納手順どおりに取り出すことが可能となってい
る。
【0017】但し、5シンクブロックの間で互いに別の
シンクブロックに格納されてしまった圧縮符号も存在す
るので、全圧縮符号を全て元通りに取り出すためには、
必ず格納処理単位となっている5つのシンクブロックが
揃って正しく再生される必要がある。ところが、再生信
号品質の低下によって符号誤りが発生した場合や、高速
再生の場合にはこの5シンクブロックが全て揃わなくな
るため、この場合には同じシンクブロック内に格納され
た低周波数側の圧縮符号のみを抽出する。
【0018】以上のようにして記録されていた圧縮符号
を再現し、伸長処理、逆DCT処理、逆並べ替え処理等
を施すことにより映像信号として再生することができ
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】この画像記録再生装置
(ディジタルVTR)では、入出力の画像信号の種類及
び、得られる信号の品質(圧縮比)は限定されている。
現行テレビ信号を記録する前記ディジタルVTRは52
5ラインシステムの場合、画像サイズ即ち画像有効領域
の水平画素数、垂直画素数はそれぞれ720、480と
固定であり、圧縮比は1:5と固定である。これに対し
て、より画像品質の高い(圧縮率が低い)画像の記録再
生装置も望まれている。
【0020】4:1:1あるいは4:2:0形式の画像
信号を通常より低い圧縮率で圧縮する場合には、マクロ
ブロックの構造は通常時と全く同じで、マクロブロック
単位の圧縮符号量が通常より多くなるため、低圧縮化に
よって増えた圧縮符号を同様に5シンクブロックに格納
することは、格納処理の変更やシンクブロックのサイズ
の拡大などの圧縮フォーマット、記録フォーマットの変
更を意味する。よってそれに伴う大幅な回路変更が必要
になるために、できるだけ共通のハードウェアで異なる
圧縮率の記録再生を実現することは極めて困難である。
【0021】また、同一マクロブロックを構成する6D
CTブロックを図5に示すように3個ずつに分け、3個
の通常DCTブロックと3個のダミーDCTブロックの
計6DCTブロックからなる2個のマクロブロックと見
立てて、それぞれを通常の圧縮処理と同じ処理を用いて
5シンクブロックに分配格納した場合、1シンクブロッ
クが再生できただけでは、同一マクロブロックの全ての
DCTブロックの符号(少なくとも低周波数成分の符
号)を取得することができないことになる。つまり、必
ずしも全てのシンクブロックが再生されない高速再生が
できないという課題を生じる。
【0022】本発明は上記課題に鑑み、ベースとなる圧
縮処理、録再処理に大きな変更を加えることなく、本来
の仕様とは異なった圧縮率での映像信号の高能率符号化
・復号化、記録再生に容易に対応可能で、かつ高速再生
も可能な映像記録装置及び映像再生装置を提供すること
を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、第1の本発明(請求項1に対応)は、複数の単位ブ
ロックからなる所定画像範囲毎の圧縮符号量が第1の所
定値となるように制御されて量子化、符号化されて得ら
れる第1の圧縮符号を、周波数成分によって分割する符
号分割手段と、前記所定画像範囲毎の圧縮符号量が前記
第1の所定値より小さい第2の所定値となるように制御
されて量子化、符号化されて得られる第2の圧縮符号を
格納する場合と同じブロックサイズの記録再生ブロック
に格納する格納形式を用いて、前記符号分割手段によっ
て分割されたそれぞれの圧縮符号を、複数の前記記録再
生ブロックに分散格納する符号格納手段と、前記符号格
納手段によって分散格納された前記記録再生ブロック
を、記録媒体上で、前記分散格納の状況が明確になるよ
うな配置で記録されるように、配置するブロック配置手
段とを備え、前記符号格納手段は、前記分散格納をする
さい、前記分割された圧縮符号を前記記録再生ブロック
に格納しきれない場合は、他の前記記録再生ブロックと
の間で格納領域を融通し合うことを特徴とする映像記録
装置である。
【0024】第2の本発明(請求項2に対応)は、前記
符号分割手段が、前記第1の圧縮符号を、実質上低周波
数成分側の圧縮符号と高周波数成分側の圧縮符号とに分
割し、前記ブロック配置手段が、前記低周波数成分側の
圧縮符号が分散格納された記録再生ブロックのみで構成
される低周波数側記録トラックと、前記高周波数成分側
の圧縮符号が分散格納された記録再生ブロックのみで構
成される高周波数側記録トラックとが明確になるよう
に、前記記録再生ブロックを配置することを特徴とする
第1の本発明記載の映像記録装置である。
【0025】第3の本発明(請求項3に対応)は、周波
数成分に応じて圧縮符号が記録再生ブロックに分散格納
されて記録媒体上に記録された前記記録再生ブロック
を、前記周波数成分に応じて抽出する符号抽出手段と、
前記符号抽出手段によって前記周波数成分に応じて抽出
された前記記録再生ブロックに分散格納されていた圧縮
符号を結合する符号結合手段と、前記符号結合手段によ
って結合された、前記周波数成分に応じた圧縮符号を、
多重化する符号多重化手段とを備えたことを特徴とする
映像再生装置である。
【0026】第4の本発明(請求項4に対応)は、前記
記録媒体上には、低周波数成分側の圧縮符号が分散格納
された記録再生ブロックのみで構成される低周波数側記
録トラックと、高周波数成分側の圧縮符号が分散格納さ
れた記録再生ブロックのみで構成される高周波数側記録
トラックとが、明確になるように配置されて記録されて
おり、前記符号抽出手段が、前記低周波数成分側の圧縮
符号が分散格納された記録再生ブロックのみを選択的に
抽出することができる手段であって、前記符号抽出手段
によって、前記低周波数成分側の圧縮符号が分散格納さ
れた記録再生ブロックのみが選択的に抽出された場合、
その選択的に抽出された記録再生ブロックに分散格納さ
れていた圧縮符号のみが復号されることを特徴とする第
3の本発明記載の映像再生装置である。
【0027】第5の本発明(請求項5に対応)は、複数
の単位ブロックからなる所定画像範囲毎の圧縮符号量が
第1の所定値となるように制御されて量子化、符号化さ
れて得られる第1の圧縮符号を、前記単位ブロックによ
って分割する符号分割手段と、前記所定画像範囲毎の圧
縮符号量が前記第1の所定値より小さい第2の所定値と
なるように制御されて量子化、符号化されて得られる第
2の圧縮符号を格納する場合と同じブロックサイズの記
録再生ブロックに格納する格納形式を用いて、前記符号
分割手段によって分割されたそれぞれの圧縮符号を、複
数の前記記録再生ブロックに分散格納する符号格納手段
と、前記符号格納手段によって分散格納された前記記録
再生ブロックを、記録媒体上で、前記分散格納の状況が
明確になるような配置で記録されるように、配置するブ
ロック配置手段とを備え、前記複数の前記記録再生ブロ
ックの数が、前記所定画像範囲内の単位ブロックの数よ
り多く、前記符号格納手段が、前記分散格納をするさ
い、前記分割された圧縮符号を前記記録再生ブロックに
格納しきれない場合は、他の前記記録再生ブロックとの
間で格納領域を融通し合うことを特徴とする映像記録装
置である。
【0028】第6の本発明(請求項6に対応)は、前記
ブロック配置手段が、同じ画面を構成する前記単位ブロ
ックの圧縮符号のうち少なくとも低周波数成分側の圧縮
符号が前記符号格納手段によって分散格納されている複
数の前記記録再生ブロックを、その低周波数成分側の複
数の記録再生ブロックが再生速度によらず全て再生取得
されうるようにな配置で記録されるように、配置するこ
とを特徴とする第5の本発明記載の映像記録装置であ
る。
【0029】第7の本発明(請求項7に対応)は、前記
ブロック配置手段が、前記低周波数成分側の複数の記録
再生ブロックを、同一トラックの連続する記録再生ブロ
ックに配置するか、または、前記記録媒体に記録再生ブ
ロックが記録された後に、その記録再生ブロックが複数
の再生ヘッドによって読み取られうる場合、前記複数の
再生ヘッドが実質上同時に走査する前記記録媒体上のト
ラック位置・ブロック位置に配置することを特徴とする
第6の本発明記載の映像記録装置である。
【0030】第8の本発明(請求項8に対応)は、単位
ブロックに応じて圧縮符号が記録再生ブロックに分散格
納されて記録媒体上に記録された前記記録再生ブロック
を、前記単位ブロックに応じて抽出する符号抽出手段
と、前記符号抽出手段によって前記単位ブロックに応じ
て抽出された前記記録再生ブロックに分散格納されてい
た圧縮符号を結合する符号結合手段と、前記符号結合手
段によって結合された、前記単位ブロックに応じた圧縮
符号を、多重化する符号多重化手段とを備えたことを特
徴とする映像再生装置である。
【0031】第9の本発明(請求項9に対応)は、前記
記録媒体上には、低周波数成分側の圧縮符号が分散格納
された記録再生ブロックの記録位置と、高周波数成分側
の圧縮符号が分散格納された記録再生ブロックの記録位
置とが、明確になるように配置されて記録されており、
前記符号抽出手段が、前記低周波数成分側の圧縮符号が
分散格納された記録再生ブロックのみを選択的に抽出す
ることができる手段であって、前記符号抽出手段によっ
て、前記低周波数成分側の圧縮符号が分散格納された記
録再生ブロックのみが選択的に抽出された場合、その選
択的に抽出された記録再生ブロック分散格納されていた
圧縮符号のみが復号されることを特徴とする第8の本発
明記載の映像再生装置である。
【0032】第10の本発明(請求項10に対応)は、
第1、2、5、6、7のいずれかの本発明の映像記録装
置の各構成手段の全部もしくは一部の各機能を、または
第3、4、8、9のいずれかの本発明の映像再生装置の
各構成手段の全部もしくは一部の各機能を、コンピュー
タにより実現させるためのプログラムを格納したことを
特徴とするプログラム記録媒体である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、通常の圧縮比の半分の圧縮比で記録再生する場合を
例に、図1から図7を用いて説明する。
【0034】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の映像記録装置・映像再生装置の構成を示し、図1
において、符号量見積もり器1は図示せぬ処理演算器に
よってDCT演算までが施されて周波数域で表現された
入力画像データIN(DCT係数データ)に対して、所
定の画像範囲の圧縮後の符号ビット総数が所望の範囲内
になる量子化特性Qを決定する演算回路である。量子化
符号化器2は、前記量子化特性Qで入力画像データIN
を量子化し、量子化データを所定規則で符号化して圧縮
符号を得る演算回路である。
【0035】分割器3は各DCTブロックの圧縮符号を
低域側と高域側に実質上2等分する処理回路、規格化器
4a、4bは実質上2等分された圧縮符号のそれぞれ
を、前記従来例と同様に記録フォーマットに従って記録
再生の単位であるシンクブロックのデータ並びに格納し
て規格化データを得る処理回路である。
【0036】再配置器5は、低域側の圧縮符号が格納さ
れたシンクブロックのみで構成される記録トラックと、
高域側の圧縮符号が格納されたシンクブロックのみで構
成される記録トラックとが明確になるように、記録ブロ
ックを記録トラックに配置する処理回路、記録器6は前
記規格化データに誤り訂正符号の付加、変調等を行なっ
て記録信号を得る処理回路である。
【0037】また、再生器8は記録媒体7からの再生信
号に対して復調や誤り訂正処理を行って記録されていた
前記規格化データを復元する回路、抽出器9は低域側の
圧縮符号が格納されたシンクブロックと高域側の圧縮符
号が格納されたシンクブロックを選択的に振り分け、再
生状態によっては低周波数成分側の圧縮符号のみが格納
されたシンクブロックのみを選択的に抽出する処理回路
である。
【0038】逆規格化器10a、10bはシンクブロッ
クに分散格納されている圧縮符号を取り出す回路、多重
化器11は分割されていた圧縮符号を結合して元の低圧
縮比の圧縮符号に戻す処理回路、逆量子化復号化器12
は圧縮符号を伸長(復号)して量子化データを得、逆量
子化演算によって周波数域で表現された出力画像データ
OUT(DCT係数データ)を得る回路である。
【0039】以上のように構成された映像記録装置・映
像再生装置について、以下、その動作を述べる。映像信
号のブロック化、並べ替え、DCT演算等の前処理に関
しては前記従来例と変わりない。また量子化ステップや
符号化規則も変わらない。まず異なるのは、量子化特性
Qを求める符号量制御である。4:1:1あるいは4:
2:0形式の画像信号ならマクロブロックの構造も従来
例と変わらず図9に示す形状となり、1画面を構成する
マクロブロック数も変化しない。つまり、圧縮率を半分
にすることは、各DCTブロックに対する圧縮符号量を
倍の量まで使えるようにする事とほぼ等価である。
【0040】よって、符号量見積もり器1に対して通常
圧縮の2倍の符号制限長を設定する事で、通常より量子
化特性が細かい(歪みの少ない)量子化特性Qが決定さ
れる。このように決定された量子化特性Qにより、量子
化符号化器2で通常圧縮と同様に各DCTブロックの係
数データを低周波数から順に量子化し、通常圧縮と同じ
規則に従って符号化(圧縮)して、圧縮符号を求める。
【0041】要するに、通常圧縮時と同じ画面位置を構
成する5マクロブロックの圧縮符号総量を通常圧縮時の
2倍に制御して、通常圧縮では5シンクブロックに格納
できる圧縮符号を10シンクブロック分の符号長として
出力する。
【0042】次に倍の長さで出力される圧縮符号を分割
器3が図2に示すように、Y0からY3、Cr、Cbの
各DCTブロックの圧縮符号毎に低域側と高域側に実質
上2等分する。各DCTブロックの低域側の符号を集め
た符号群と高域側の符号を集めた符号群は容量が実質上
半分になったため5シンクブロックに分配格納できる容
量である。よって規格化器4a、4bがそれぞれの符号
群を新たな2つの圧縮符号と見なして図2に示すように
通常圧縮時と全く同じ手順でシンクブロックに分散格納
する。以上のようにして図3に示すように低域側圧縮符
号が格納されたSync_Aグループと高域側圧縮符号
が格納されたSync_Bグループのシンクブロックが
形成される。
【0043】最後に再配置器5は図6のようにグループ
化されたシンクブロックのそれぞれが同じ記録トラック
に集まるようにシンクブロックを再配置し、記録器6が
従来例と同様に、誤り訂正符号の符号化や変調処理を行
って媒体に記録する。
【0044】また再生時においては、再生器8で再生さ
れた各シンクブロックを抽出器9で記録時と逆にSyn
c_AグループとSync_Bグループを選択的に抽出
し、それぞれのグループのシンクブロックデータを逆規
格化器10a、10bに振り分ける。本実施の形態の場
合には記録トラック毎に各グループが分類されているた
め、各シンクブロックの付属情報の一部に記録されてい
るトラック番号などによって、抽出振り分けを行うこと
ができる。逆規格化器10a、10bは通常圧縮の場合
と全く同じ手順で圧縮符号を取り出し、記録時と逆に多
重化器11にて図2に示すような符号総量が通常の倍の
圧縮符号を合成再現する。最後に逆量子化復号化器12
が圧縮符号を通常の場合と同じく復号(伸長)し、逆量
子化して周波数域の画像データ(DCT係数データ)を
得て画像再生するものである。
【0045】さらに高速再生においては、ヘッドがトラ
ックを斜めに横切るために全てのシンクブロックを再生
することができず、従来例と同様に圧縮符号の低域部分
のみを部分的に用いることで映像を再現する。本実施の
形態の場合では、低域符号のみが分散格納されたSyn
c_Aグループのみを抽出器9で選択し、さらにSyn
c_Aグループ内の5シンクブロックに分散格納された
圧縮符号のなかから、通常圧縮の場合と全く同様にステ
ップ2までで格納された符号のみを使って再生する。
【0046】以上のように本実施の形態の映像記録装置
・映像再生装置によれば、量子化ステップの設定や符号
化規則を変更しないため、通常圧縮で用いる符号長の変
換テーブルがそのまま利用でき、圧縮符号の制御長を変
えるのみで圧縮率の低い圧縮符号が得られ、その圧縮符
号のシンクブロックへの格納処理も通常圧縮時と全く同
じ処理手順で通常圧縮時と全く同じサイズのシンクブロ
ックに格納できるため、圧縮伸長に必要な殆どの従来の
ハードウェアを共用化する事が可能である。
【0047】また、シンクブロックのサイズも同じであ
ることからトラック単位の記録フォーマットも変更が必
要なく、記録再生回路もその殆どを従来の回路と共用化
することが可能である。このように、通常圧縮時に必要
な回路資源の殆どを共用化しながら圧縮符号の分割と再
配置を行う僅かな回路を付け足すのみで高品位な(圧縮
率が低い)映像記録装置・映像再生装置を提供できるも
のである。
【0048】さらに、低域符号が格納されたSync_
Aグループのシンクブロックを図6に示すように、プラ
スアジマスヘッドで記録するトラックとマイナスアジマ
スヘッドで記録するトラックに交互に配置することで、
片ヘッドが目詰まった場合であっても低域符号が間欠的
に再生できるため、目詰まりが発生したトラックに相当
する画面位置の映像が再生されない(連続修整されて画
面更新が停止する)などの状態を回避することも簡単に
実現できる。
【0049】なお、本実施の形態では映像信号を4:
1:1形式あるいは4:2:0形式にて説明したが、本
発明はこれに限定されるものでないことは言うまでもな
い。圧縮率も通常時の半分で説明したがこれも同様に限
定されるものではない。映像信号は例えば4:2:2形
式の信号であってもよく、また圧縮率も通常時の例えば
四分の1であってもよい。要するに、映像信号の形式や
圧縮率は本実施の形態で説明したものに限定されないと
いうことである。
【0050】また、上述した実施の形態1では、再配置
器5はグループ化されたシンクブロックのそれぞれが同
じ記録トラックに集まるようにシンクブロックを再配置
するとしたが、再配置器5を用いて説明した本発明の映
像記録装置のブロック配置手段は、グループ化されたシ
ンクブロックのそれぞれが同じ記録トラックに集まるよ
うにシンクブロックを再配置すると限定しなくてもよ
い。要するに、本発明の映像記録装置のブロック配置手
段は、分散格納された前記記録再生ブロックを、記録媒
体上で、前記分散格納の状況が明確になるような配置で
記録されるように、配置しさえすればよい。
【0051】(実施の形態2)実施の形態2の映像記録
装置・映像再生装置は、実施の形態1の映像記録装置・
映像再生装置の構成要素とほぼ共通の構成要素からなる
ため、図1の構成をそのまま流用して、その相違点とそ
の動作について説明する。
【0052】実施の形態1との相違点は、記録系では分
割器3と再配置器5、再生系では抽出器9と多重化器1
1の機能・動作内容である。分割器3は圧縮符号を低域
か高域かで分割した実施の形態1と異なり、DCTブロ
ック単位に圧縮符号を分割する処理回路であり、再配置
器5は、同じ画像を構成する6DCTブロックの圧縮符
号の少なくとも低域成分の圧縮符号がDCTブロック単
位に分割されて格納された2つのシンクブロックのペア
を、同じトラックの連続するシンクブロック位置に配置
する処理回路である。また、抽出器9は2つに分割され
た2種のシンクブロックを選択的に振り分けるととも
に、記録時に分割格納された2つのシンクブロックが対
になって再生された時に再生シンクブロックとして有効
化する処理回路であり、多重化器11は記録時と逆にD
CTブロック単位に分割された圧縮符号を組み合わせ
て、元の低圧縮符号を合成する回路である。
【0053】記録時の全体の動作としては、圧縮率が半
分の圧縮符号の生成までは実施の形態1と同様である。
この圧縮符号に対して、図4に示すようにDCTブロッ
ク単位でその圧縮符号を分割する。同一マクロブロック
内では画像の相関は高く、並べ替え処理によって情報量
の均一化が行われた5マクロブロック分の圧縮符号は、
DCTブロック単位に分割することで実質上2等分する
ことが可能である。そして、分割によって互いに空き領
域となった格納エリアに各DCTブロックの溢れた圧縮
符号データを詰め込むことで、実質上2分された圧縮符
号はそれぞれ5シンクブロックに分散格納する事ができ
る。図4の例では、詰め込みステップ1でY0、Y2、
Crの3DCTブロックの圧縮符号を格納エリアA0、
A2、A4に格納し、格納ステップ2で空き領域となっ
ている格納エリアA1、A3、A5に前記3DCTブロ
ックの溢れた圧縮符号を格納し、それでも溢れた圧縮符
号を詰め込みステップ3で5シンクブロック内の互いの
空き領域に詰め込む。この詰め込み処理は通常圧縮での
詰め込み手順と全く同じものである。このように通常と
同じ内容の格納処理を図4に示すようにSync_Aグ
ループとSync_Bグループでそれぞれ互いに行うこ
とで、図5に示すような通常圧縮と同じサイズのシンク
ブロックに圧縮データが詰め込まれる。図5のように分
散格納されたシンクブロックは2つのペアが同時に揃わ
ないと同じ画面を構成する6DCTブロック分の圧縮符
号(少なくとも低域成分の符号)が得られないため、再
配置器5は図7(1)に示すようにペアのシンクブロッ
クを同じトラックの連続するシンクブロック位置になる
ように配置して記録器6に出力するものである。
【0054】また再生時においては、実施の形態1と同
様に再生器8で再生された各シンクブロックを抽出器9
で記録時と逆にSync_AグループとSync_Bグ
ループを選択的に抽出し、それぞれのグループのシンク
ブロックデータを逆規格化器10a、10bに振り分け
る。本実施の形態2の場合には各シンクブロックは連続
して配置されているため、各シンクブロックの付属情報
の一部に記録されているシンクブロック番号などによっ
て、抽出振り分けを行うことができる。逆規格化器10
a、10bは通常圧縮の場合と全く同じ手順で圧縮符号
を取り出し、記録時と逆に多重化器11にて図4に示す
ような圧縮符号を合成再現する。最後に逆量子化復号化
器12が圧縮符号を通常の場合と同じく復号(伸長)
し、逆量子化して周波数域の画像データ(DCT係数デ
ータ)を得て画像再生するものである。
【0055】さらに高速再生においては、ヘッドがトラ
ックを斜めに横切るために全てのシンクブロックを再生
することができず、従来例と同様に圧縮符号の低域部分
のみを部分的に用いることで映像を再現する。本実施の
形態の場合では、同じ画面を構成する6DCTブロック
の低域符号がSync_AグループとSync_Bグル
ープの両方に分割されているため、抽出器9でシンクブ
ロックが連続しており、対をなす2つのシンクブロック
の両方が再生された場合のみを再生シンクブロックとし
て有効化して、逆規格化器10a、10bに振り分け、
さらにSync_AとSync_Bの両グループ内で分
散格納された圧縮符号のなかから、通常圧縮の場合と全
く同様にステップ2までで格納された符号のみを使って
画像を再生するものである。高速再生では同一のヘッド
で同一のトラックから連続して数シンクブロック程度を
再生可能であるから充分に実用できる。
【0056】以上のように本実施の形態の映像記録装置
・映像再生装置によれば、量子化ステップの設定や符号
化規則を変更しないため、通常圧縮で用いる符号長の変
換テーブルがそのまま利用でき、圧縮符号の制御長を変
えるのみで圧縮率の低い圧縮符号が得られ、その圧縮符
号のシンクブロックへの格納処理も通常圧縮時と全く同
じ処理手順で通常圧縮時と全く同じサイズのシンクブロ
ックに格納できるため、圧縮伸長に必要な殆どのハード
ウェアを共用化する事が可能である。
【0057】また、シンクブロックのサイズも同じであ
ることからトラック単位の記録フォーマットも変更が必
要なく、記録再生回路もその殆どを共用化することが可
能である。このように、通常圧縮時に必要な回路資源の
殆どを共用化しながら圧縮符号の分割と再配置を行う僅
かな回路を付け足すのみで高品位な(圧縮率が低い)映
像記録装置・映像再生装置を提供できるものである。
【0058】なお、本実施の形態では、5マクロブロッ
ク分の圧縮符号総量を通常の2倍となるように制御した
圧縮符号を、符号生成後にDCTブロック毎に2グルー
プに分割する方法で説明したが、この方法では厳密には
符号を2等分する事ができず、それぞれのグループを5
シンクブロックに分散格納する際に格納しきれない符号
があり得ることも考えられる。これに対して5マクロブ
ロック、計30DCTブロックを予め2グループに分割
し、15DCTブロック+15ダミーブロックとしてそ
れぞれを通常圧縮の場合と同じ符号量になるように制御
を行って2系列の圧縮符号を生成しても構わない。
【0059】その2系列の圧縮符号をそれぞれSync
_AグループとSync_Bグループとして通常と同じ
格納処理を行えば同じマクロブロックの圧縮符号がDC
Tブロック毎に分割されて格納されたシンクブロックが
形成される。第2の本発明は圧縮符号の生成方法に依存
するものではなく、圧縮符号が同一画面位置を構成する
ブロック単位に分割されてシンクブロックに分割格納さ
れている符号を媒体上に記録する方式、および回路に関
するものである。
【0060】また、本実施の形態では、記録再生ヘッド
は媒体に対して同時に1個のヘッドのみが走査するもの
として、対をなす2つのシンクブロックが同じヘッドス
キャンで取得できるように図7(1)のようにテープ上
で近接配置させているが、複数のヘッドで同時にスキャ
ンするような場合には図7(2)に示すようにそれぞれ
のヘッドが同時に走査する媒体上のトラック位置・ブロ
ック位置に配置しても構わない。
【0061】また、本実施の形態でも、実施の形態1と
同様に映像信号形式や圧縮率は限定されるものではな
い。
【0062】また、上述した実施の形態1及び2では、
本発明の映像記録装置の、符号分割手段の一例として分
割器3を、符号格納手段の一例として規格化器4a、4
bを、ブロック配置手段の一例として再配置器5を、そ
れぞれ用いた。また、本発明の映像記録装置の、符号抽
出手段の一例として抽出器9を、符号結合手段の一例と
して逆規格化器10a、10bを、符号多重化手段の一
例として多重化器11を、それぞれ用いた。
【0063】さらに、上述した実施の形態1及び2の映
像記録装置、映像再生装置の各構成要素の全部または一
部は、ハードウェアであってもよいし、そのハードウェ
アの該当する機能と同じ機能を有するソフトウェアであ
ってもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、通常の圧縮率で記録再生される映像より
も高品位な(圧縮率が低い)映像を記録・再生可能な装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の画像記録装置・映像再
生装置を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における圧縮符号分割例
を示す図
【図3】本発明の実施の形態1におけるシンクブロック
の構造例を示す図
【図4】本発明の実施の形態2における圧縮符号分割例
を示す図
【図5】本発明の実施の形態2におけるシンクブロック
の構造例を示す図
【図6】本発明の実施の形態1におけるシンクブロック
配置例を示す図
【図7】本発明の実施の形態2におけるシンクブロック
配置例を示す図
【図8】従来の画像記録装置・再生装置を示すブロック
【図9】マクロブロックの構造を示す模式図
【図10】従来例のシンクブロック構造を示す図
【図11】従来の圧縮符号格納例を示す図
【符号の説明】
1 符号量見積もり器 2 量子化符号化器 3 分割器 4、4a、4b 規格化器 5 再配置器 6 記録器 7 記録媒体 8 再生器 9 抽出器 10、10a、10b 逆規格化器 11 多重化器 12 逆量子化復号化器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 秀美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 水野慎二郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA21 FA22 GA11 GB01 GB07 GB10 GB15 GB18 GB21 GB22 GB34 GB40 HA24 JA30 KA28 5C059 KK07 KK35 MA23 MC14 MC24 MC32 MC34 MC38 PP14 PP16 RB01 RB06 RC02 RC28 RC31 RF05 SS11 SS17 UA02 UA05 UA39 5D044 AB07 DE03 DE13 DE92 GK08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単位ブロックからなる所定画像範
    囲毎の圧縮符号量が第1の所定値となるように制御され
    て量子化、符号化されて得られる第1の圧縮符号を、周
    波数成分によって分割する符号分割手段と、 前記所定画像範囲毎の圧縮符号量が前記第1の所定値よ
    り小さい第2の所定値となるように制御されて量子化、
    符号化されて得られる第2の圧縮符号を格納する場合と
    同じブロックサイズの記録再生ブロックに格納する格納
    形式を用いて、前記符号分割手段によって分割されたそ
    れぞれの圧縮符号を、複数の前記記録再生ブロックに分
    散格納する符号格納手段と、 前記符号格納手段によって分散格納された前記記録再生
    ブロックを、記録媒体上で、前記分散格納の状況が明確
    になるような配置で記録されるように、配置するブロッ
    ク配置手段とを備え、 前記符号格納手段は、前記分散格納をするさい、前記分
    割された圧縮符号を前記記録再生ブロックに格納しきれ
    ない場合は、他の前記記録再生ブロックとの間で格納領
    域を融通し合うことを特徴とする映像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記符号分割手段は、前記第1の圧縮符
    号を、実質上低周波数成分側の圧縮符号と高周波数成分
    側の圧縮符号とに分割し、 前記ブロック配置手段は、前記低周波数成分側の圧縮符
    号が分散格納された記録再生ブロックのみで構成される
    低周波数側記録トラックと、前記高周波数成分側の圧縮
    符号が分散格納された記録再生ブロックのみで構成され
    る高周波数側記録トラックとが明確になるように、前記
    記録再生ブロックを配置することを特徴とする請求項1
    記載の映像記録装置。
  3. 【請求項3】 周波数成分に応じて圧縮符号が記録再生
    ブロックに分散格納されて記録媒体上に記録された前記
    記録再生ブロックを、前記周波数成分に応じて抽出する
    符号抽出手段と、 前記符号抽出手段によって前記周波数成分に応じて抽出
    された前記記録再生ブロックに分散格納されていた圧縮
    符号を結合する符号結合手段と、 前記符号結合手段によって結合された、前記周波数成分
    に応じた圧縮符号を、多重化する符号多重化手段とを備
    えたことを特徴とする映像再生装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体上には、低周波数成分側の
    圧縮符号が分散格納された記録再生ブロックのみで構成
    される低周波数側記録トラックと、高周波数成分側の圧
    縮符号が分散格納された記録再生ブロックのみで構成さ
    れる高周波数側記録トラックとが、明確になるように配
    置されて記録されており、 前記符号抽出手段は、前記低周波数成分側の圧縮符号が
    分散格納された記録再生ブロックのみを選択的に抽出す
    ることができる手段であって、 前記符号抽出手段によって、前記低周波数成分側の圧縮
    符号が分散格納された記録再生ブロックのみが選択的に
    抽出された場合、その選択的に抽出された記録再生ブロ
    ックに分散格納されていた圧縮符号のみが復号されるこ
    とを特徴とする請求項3記載の映像再生装置。
  5. 【請求項5】 複数の単位ブロックからなる所定画像範
    囲毎の圧縮符号量が第1の所定値となるように制御され
    て量子化、符号化されて得られる第1の圧縮符号を、前
    記単位ブロックによって分割する符号分割手段と、 前記所定画像範囲毎の圧縮符号量が前記第1の所定値よ
    り小さい第2の所定値となるように制御されて量子化、
    符号化されて得られる第2の圧縮符号を格納する場合と
    同じブロックサイズの記録再生ブロックに格納する格納
    形式を用いて、前記符号分割手段によって分割されたそ
    れぞれの圧縮符号を、複数の前記記録再生ブロックに分
    散格納する符号格納手段と、 前記符号格納手段によって分散格納された前記記録再生
    ブロックを、記録媒体上で、前記分散格納の状況が明確
    になるような配置で記録されるように、配置するブロッ
    ク配置手段とを備え、 前記複数の前記記録再生ブロックの数は、前記所定画像
    範囲内の単位ブロックの数より多く、 前記符号格納手段は、前記分散格納をするさい、前記分
    割された圧縮符号を前記記録再生ブロックに格納しきれ
    ない場合は、他の前記記録再生ブロックとの間で格納領
    域を融通し合うことを特徴とする映像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ブロック配置手段は、同じ画面を構
    成する前記単位ブロックの圧縮符号のうち少なくとも低
    周波数成分側の圧縮符号が前記符号格納手段によって分
    散格納されている複数の前記記録再生ブロックを、その
    低周波数成分側の複数の記録再生ブロックが再生速度に
    よらず全て再生取得されうるようにな配置で記録される
    ように、配置することを特徴とする請求項5記載の映像
    記録装置。
  7. 【請求項7】 前記ブロック配置手段は、前記低周波数
    成分側の複数の記録再生ブロックを、 同一トラックの連続する記録再生ブロックに配置する
    か、 または、前記記録媒体に記録再生ブロックが記録された
    後に、その記録再生ブロックが複数の再生ヘッドによっ
    て読み取られうる場合、前記複数の再生ヘッドが実質上
    同時に走査する前記記録媒体上のトラック位置・ブロッ
    ク位置に配置することを特徴とする請求項6記載の映像
    記録装置。
  8. 【請求項8】 単位ブロックに応じて圧縮符号が記録再
    生ブロックに分散格納されて記録媒体上に記録された前
    記記録再生ブロックを、前記単位ブロックに応じて抽出
    する符号抽出手段と、 前記符号抽出手段によって前記単位ブロックに応じて抽
    出された前記記録再生ブロックに分散格納されていた圧
    縮符号を結合する符号結合手段と、 前記符号結合手段によって結合された、前記単位ブロッ
    クに応じた圧縮符号を、多重化する符号多重化手段とを
    備えたことを特徴とする映像再生装置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体上には、低周波数成分側の
    圧縮符号が分散格納された記録再生ブロックの記録位置
    と、高周波数成分側の圧縮符号が分散格納された記録再
    生ブロックの記録位置とが、明確になるように配置され
    て記録されており、 前記符号抽出手段は、前記低周波数成分側の圧縮符号が
    分散格納された記録再生ブロックのみを選択的に抽出す
    ることができる手段であって、 前記符号抽出手段によって、前記低周波数成分側の圧縮
    符号が分散格納された記録再生ブロックのみが選択的に
    抽出された場合、その選択的に抽出された記録再生ブロ
    ック分散格納されていた圧縮符号のみが復号されること
    を特徴とする請求項8記載の映像再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、5、6、7のいずれか
    に記載の映像記録装置の各構成手段の全部もしくは一部
    の各機能を、または請求項3、4、8、9のいずれかに
    記載の映像再生装置の各構成手段の全部もしくは一部の
    各機能を、コンピュータにより実現させるためのプログ
    ラムを格納したことを特徴とするプログラム記録媒体。
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