JP3112532B2 - 可変長符号の記録再生装置及びその記録再生方法 - Google Patents

可変長符号の記録再生装置及びその記録再生方法

Info

Publication number
JP3112532B2
JP3112532B2 JP03330650A JP33065091A JP3112532B2 JP 3112532 B2 JP3112532 B2 JP 3112532B2 JP 03330650 A JP03330650 A JP 03330650A JP 33065091 A JP33065091 A JP 33065091A JP 3112532 B2 JP3112532 B2 JP 3112532B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
data
recording
circuit
compressed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03330650A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05167981A (ja
Inventor
乾二 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP03330650A priority Critical patent/JP3112532B2/ja
Priority to KR1019920023927A priority patent/KR0121328B1/ko
Priority to DE69220763T priority patent/DE69220763T2/de
Priority to DE69230227T priority patent/DE69230227T2/de
Priority to EP96120192A priority patent/EP0771110B1/en
Priority to EP96120191A priority patent/EP0771109A3/en
Priority to EP92311370A priority patent/EP0546865B1/en
Publication of JPH05167981A publication Critical patent/JPH05167981A/ja
Priority to US08/893,173 priority patent/US6014493A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3112532B2 publication Critical patent/JP3112532B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、倍速再生等の特殊再生
においても所定の画質を維持することを可能にした可変
長符号の記録再生装置及びその記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像のディジタル処理が検討され
ている。ディジタル画像データの磁気記録再生装置(V
CR)への記録については各種方式が検討されている。
図17はこのVCRにおける画面上の位置と記録媒体の
記録トラック上の位置との対比を説明するための説明図
である。図17(a)は画面上の位置を示し、図17
(b)は記録トラック上の位置を示している。
【0003】図17(a)は1フレーム画面を垂直方向
に8分割して示している。また、図17(b)は#1乃
至#9…の各トラックの記録位置を同様に8分割して示
している。記録媒体に対する記録はトラック#1の最下
端Aから開始し、最上端Iに向かって順次記録する。例
えば、1フレームデータを1トラックに記録するものと
すると、画面の最上端aからbまでのデータは記録媒体
の最下端AからBまでに記録し、以後同様に、画面のb
から最下端iまでのデータは記録媒体のBから最上端I
までに順次記録する。また、例えば、1フレームデータ
を2トラックに記録するものとすると、画面のa乃至e
までのデータは#1トラックのA乃至Iに記録し、画面
のe乃至iのデータは#2トラックのA乃至Iに記録す
る。
【0004】図18は3倍速再生時のトレースパターン
と再生エンベロープの関係を示す説明図である。図18
(a)は横軸にヘッド走査時間をとり縦軸にトラックピ
ッチ又はテープ走行距離をとって、3倍速再生した場合
のトレースパターンを示している。図18(a)の記号
+,−は夫々再生ヘッドの正規のアジマスを示してい
る。また、図中、数字は再生トラックの番号を示し、奇
数トラックはプラスアジマスであり、偶数トラックはマ
イナスアジマスである。図18(b)乃至(d)は夫々
通常ヘッドによる再生エンベロープ、特殊ヘッドによる
再生エンベロープ及び両ヘッドの合成エンベロープを示
している。図19は記録・再生ヘッドの構成を示す説明
図である。
【0005】図19に示すように、記録及び再生におい
ては、通常ヘッド1及び特殊ヘッド2を装着した回転シ
リンダ3を用いるものとする。回転シリンダ3には相互
にアジマスが相違する一対の通常ヘッド1と相互にアジ
マスが相違する一対の特殊ヘッド2とが装着されてお
り、隣接配置された通常ヘッド1と特殊ヘッド2とのア
ジマスも相違する。図18(a)の記号+に示すよう
に、最初の走査期間(トレース期間)にはプラスアジマ
スの通常ヘッド1によって第1及び第3のトラックがト
レースされ、次の走査期間にはマイナスアジマスの通常
ヘッド1によって第4及び第6トラックがトレースされ
る。こうして、通常ヘッド1によって図18(b)に示
す再生エンベロープが得られる。また、最初の走査期間
には特殊ヘッド2によって第2トラックがトレースさ
れ、同様にして、図18(c)に示す再生エンベロープ
が得られる。通常ヘッド1の再生出力と特殊ヘッド2の
再生出力とを合成することにより、図18(d)に示す
合成エンベロープが得られる。
【0006】下記表1は3倍速再生の再生出力(図18
(d))及びそのトレース位置とフレーム画面における
位置との対応を示している。
【0007】
【表1】 図18(d)及び表1に示すように、最初の走査期間に
は、最初の1/4の時間に通常ヘッド1によって第1ト
ラック#1のA乃至Cが再生され、次の1/2の時間に
は特殊ヘッド2によって第2トラック#2のC乃至Gが
再生され、次の1/4の時間には通常ヘッド1によって
第3トラック#3のG乃至Iが再生される。以後同様
に、1走査期間に3つのトラックが再生される。
【0008】1フレーム画面を1トラックに記録した場
合には、表1に示すように、第1トラック#1のA乃至
Cは第1フレームの画面の上のa乃至cに対応し、第2
トラック#2のC乃至Gは第2フレームの画面のc乃至
gに対応し、第3トラック#3のG乃至Iは第3フレー
ムの画面のg乃至iに対応する。従って、この3倍速再
生においては、図20(a)に示すように、再生画面は
第1乃至第3フレームの各位置の絵柄が合成されて表示
される。
【0009】また、1フレーム画面を2トラックに記録
した場合には、表1に示すように、第1トラック#1の
A乃至Cは第1フレームの画面のa乃至bに対応し、第
2トラック#2のC乃至Gは第1フレームの画面のf乃
至hに対応し、第3トラック#3のG乃至Iは第2フレ
ームの画面のd乃至eに対応する。更に、第4トラック
#4のA乃至Cは第2フレームの画面のe乃至fに対応
し、第5トラック#5のC乃至Gは第3フレームの画面
のb至dに対応し、第6トラック#6のG乃至Iは第3
フレームの画面のh乃至iに対応する。従って、この場
合には、図20(b)に示すように、再生画面は第1乃
至第3フレームの各位置の絵柄が混在する。
【0010】ところで、近年、画像データを圧縮するた
めの高能率符号化については、各種標準化案が提案され
ている。高能率符号化技術は、ディジタル伝送及び記録
等の効率を向上させるために、より小さいビットレイト
で画像データを符号化するものである。例えば、CCI
TT(Comite Consultafif Internatinal Telegraphiqu
e et Telephonique )は、テレビ会議/テレビ電話用の
標準化勧告案H.261を提案している。この勧告案で
はフレーム内圧縮(Intra-frame )されたフレームIと
フレーム間圧縮(Inter-frame 又は Predictive frame
)されたフレームPとを用いた符号化を行っている。
【0011】図21はこの勧告案の圧縮法を説明するた
めの説明図である。
【0012】フレームIはDCT(離散コサイン変換)
処理によって1フレームの画像データを符号化したもの
である。フレームPはフレームI又は他のフレームPを
用いた予測符号化によって画像データを符号化したもの
である。更に、これらの符号化データを可変長符号化す
ることによって、一層のビットレートの低減を図ってい
る。フレームIはフレーム内の情報のみによって符号化
されているので、単独の符号化データのみによって復号
可能である。一方、フレームPは他の画像データとの相
関を利用して符号化を行っており、単独の符号化データ
のみによっては復号することができない。
【0013】図22はこのような予測符号化を採用した
従来の可変長符号の記録再生装置の記録側を示すブロッ
ク図である。
【0014】輝度信号Y及び色差信号Cr,Cbは多重
処理回路11に与えられて、8画素×8水平走査線のブロ
ック単位で多重される。色差信号Cr、Cbについては
水平方向のサンプリングレートが輝度信号Yの1/2で
ある。従って、8×8の輝度ブロックが2個サンプリン
グされる期間に、色差信号Cr,Cbは8×8の1個の
ブロックがサンプリングされる。多重処理回路11は、図
23に示すように、2個の輝度ブロックY及び各1個の
色差ブロックCr,Cbの4個のブロックによってマク
ロブロックを構成する。なお、2個の輝度ブロックYと
各1個の色差ブロックCr ,Cb とは画面の同一位置を
表わしている。多重処理回路11の出力は引算器12を介し
てDCT回路13に与えられる。
【0015】フレーム内圧縮を行う場合には、後述する
ように、スイッチ14はオフであり、多重処理回路11の出
力はそのままDCT回路13に入力される。DCT回路13
には1ブロックが8×8画素で構成された信号が入力さ
れ、DCT回路13は8×8の2次元DCT(離散コサイ
ン変換)処理によって入力信号を周波数成分に変換す
る。これにより、空間的な相関成分を削減可能となる。
すなわち、DCT回路13の出力は量子化回路15に与えら
れ、量子化回路15はDCT出力を所定の量子化係数で再
量子化することによって、1ブロックの信号の冗長度を
低減する。なお、ブロック単位で動作する多重化処理回
路11、DCT回路13及び量子化回路15等にはブロックパ
ルスが供給されている。
【0016】量子化回路15からの量子化データは可変長
符号化回路16に与えられ、量子化出力の統計的符号量か
ら算出した結果に基づいて、例えばハフマン符号化され
る。これにより、出現確率が高いデータは短いビットが
割当られ、出現確率が低いデータは長いビットが割当ら
れて、伝送量が一層削減される。可変長符号化回路16の
出力は誤り訂正エンコーダ17に与えられ、誤り訂正エン
コーダ17は、エラー訂正用のパリティを付加して多重化
回路19に出力する。
【0017】可変長符号化回路16の出力は符号化制御回
路18にも与えられている。出力データのデータ量は、入
力画像に依存して大きく変化する。そこで、符号化制御
回路18は、可変長符号化回路16からの出力データ量を監
視し、量子化回路15の量子化係数を制御して出力データ
量を調整している。また、符号化制御回路18は可変長符
号化回路16を制御して出力データ量を制限することもあ
る。
【0018】一方、同期・ID作成回路20はフレーム同
期(シンク)信号とデータの内容及び付加情報を示すI
D信号とを作成して多重化回路19に出力する。多重化回
路19は、シンク信号、ID信号、圧縮信号データ及びパ
リティで1シンクブロックのデータを構成して図示しな
い記録符号化回路に出力する。記録符号化回路は、多重
化回路19の出力を記録媒体の特性に応じて記録符号化し
た後、図示しない記録アンプを介して記録媒体(図示せ
ず)に記録させる。
【0019】一方、スイッチ14がオンである場合には、
多重処理回路11からの現フレームの信号は、引算器12に
おいて後述する動き補償された前フレームのデータから
引算されて、DCT回路13に与えられる。すなわち、こ
の場合には、フレーム間の画像の冗長性を利用して差分
データを符号化するフレーム間符号化が行われる。フレ
ーム間符号化において、単に前フレームと現フレームと
の差分を求めると、画像に動きがある場合には差分が大
きなものとなる。そこで、現フレームの所定位置に対応
する前フレームの位置を求めて動きベクトルを検出し、
この動きベクトルに応じた画素位置において差分を求め
ることによって動き補償を行って差分値を小さくするよ
うにしている。
【0020】すなわち、量子化回路15の出力は逆量子化
回路21にも与えられている。量子化出力は逆量子化回路
15において逆量子化され、更に逆DCT回路22において
逆DCT処理されて元の映像信号に戻される。なお、D
CT処理、再量子化、逆量子化及び逆DCT処理では、
完全に元の情報を再生することはできず、一部の情報は
欠落してしまう。この場合には、引算器12の出力が差分
情報であるので、逆DCT回路22の出力も差分情報であ
る。逆DCT回路22の出力は加算器23に与えられる。加
算器23の出力は約1フレーム期間信号を遅延させる可変
遅延回路24及び動き補正回路25を介して帰還されてお
り、加算器23は前フレームのデータに差分データを加算
して現フレームのデータを再生し可変遅延回路24に出力
する。
【0021】可変遅延回路24からの前フレームのデータ
と多重処理回路11からの現フレームのデータとは動き検
出回路26に与えられて動きベクトルが検出される。動き
検出回路26は例えばマッチング計算による全探索型動き
検出によって動きベクトルを求める。全探索型動き検出
においては、現フレームを所定のブロックに分割し、各
ブロックで例えば水平15画素×垂直8画素の探索範囲
を設定する。各ブロック毎に前フレームの対応する探索
範囲においてマッチング計算を行いパターン間の近似を
計算する。そして、探索範囲の中で最小歪を与える前フ
レームのブロックを算出し、現フレームのブロックとに
よって得られるベクトルを動きベクトルとして検出す
る。動き検出回路26は求めた動きベクトルを動き補正回
路25に出力する。
【0022】動き補正回路25は、可変遅延回路24から対
応するブロックのデータを抽出して動きベクトルに応じ
て補正を行い、スイッチ14を介して引算器12に出力する
と共に、時間調整の後加算器23に出力する。こうして、
動き補償された前フレームのデータが動き補正回路25か
らスイッチ14を介して引算器12に供給されることにな
り、スイッチ14のオン時はフレーム間圧縮モードとな
り、スイッチ14オフ時はフレーム内圧縮モードとなる。
【0023】スイッチ14のオン,オフは動き判定信号に
基づいて行われる。すなわち、動き検出回路26は、動き
ベクトルの大きさが所定の閾値を越えているか否かによ
って動き判定信号を作成して論理回路27に出力する。論
理回路27は動き判定信号及びリフレッシュ周期信号を用
いた論理判断によってスイッチ14をオン,オフ制御す
る。リフレッシュ周期信号は、図21のフレーム内圧縮
フレームIを示す信号である。論理回路27は、リフレッ
シュ周期信号によってフレームIが入力されたことが示
された場合には、動き判定信号に拘らず、スイッチ14を
オフにする。また、論理回路27は、動き判定信号によっ
て、動きが比較的早くマッチング計算による最小歪が閾
値を越えたことが示されると、フレームPが入力された
場合でも、スイッチ14をオフにしてブロック単位でフレ
ーム内圧縮符号化させる。下記表2に論理回路27による
スイッチ14のオン,オフ制御を示す。
【0024】
【表2】 図24は多重化回路19から出力される記録信号のデータ
ストリームを示す説明図である。
【0025】図24に示すように、入力画像信号の第1
及び第6フレームは夫々フレーム内圧縮フレームI1 ,
I6 に変換され、第2乃至第5フレームはフレーム間圧
縮フレームP1 乃至P5 に変換される。フレームIとフ
レームPのデータ量の比は(3乃至10):1である。
フレームIのデータ量は比較的多いが、フレームPのデ
ータ量は極めて低減される。なお、フレーム間圧縮処理
されたデータは、他のフレームデータが復号されなけれ
ば復号することはできない。
【0026】図25は従来の可変長符号の記録再生装置
の復号側(再生側)を示すブロック図である。
【0027】記録媒体に記録された圧縮符号データは図
示しない再生ヘッドによって再生されてエラー訂正デコ
ーダ31に入力される。エラー訂正デコーダ31は伝送及び
記録時に生じたエラーを訂正する。エラー訂正デコーダ
31からの再生データは符号バッファメモリ回路32を介し
て可変長データ復号回路33に与えられて、固定長データ
に復号される。なお、符号バッファメモリ回路32は省略
されることもある。
【0028】可変長復号回路33の出力は、逆量子化回路
34において逆量子化され、逆DCT回路35において逆D
CT処理されて元の映像信号に復号されてスイッチ36の
端子aに与えられる。一方、可変長復号回路33の出力は
ヘッダ信号抽出回路37にも与えられている。ヘッダ信号
抽出回路37は入力されたデータがフレーム内圧縮データ
であるかフレーム間圧縮データであるかを示すヘッダを
検索してスイッチ36に出力する。スイッチ36はフレーム
内圧縮データを示すヘッダが与えられた場合には、端子
aを選択して逆DCT回路35からの復号データを出力す
る。
【0029】フレーム間圧縮データは逆DCT回路35の
出力と予測復号回路39からの前フレームの出力とを加算
器38によって加算することによって得られる。すなわ
ち、可変長復号回路33の出力は動きベクトル抽出回路40
に与えられて動きベクトルが求められる。この動きベク
トルは予測復号回路39に与えられる。一方、スイッチ36
からの復号出力はフレームメモリ41によって1フレーム
期間遅延される。予測復号回路39はフレームメモリ41か
らの前フレームの復号データを動きベクトルによって動
き補償して加算器38に出力する。加算器38は予測復号回
路39の出力と逆DCT回路35の出力とを加算することに
より、フレーム間圧縮されたデータを復号してスイッチ
36の端子bに出力する。フレーム間圧縮データが入力さ
れると、スイッチ36はヘッダによって端子bを選択し、
加算器38からの復号データを出力させる。このように、
フレーム内圧縮及びフレーム間圧縮の両モードで圧縮及
び伸張動作が遅滞なく行なわれる。
【0030】しかしながら、フレーム内圧縮フレームI
とフレーム間圧縮フレームPとは符号量が相違し、図2
4に示すデータストリームを記録媒体に記録すると、上
述した3倍速再生においては、再生データによって1フ
レームを再現することができるとは限らない。更に、フ
レーム間圧縮フレームPは単独のフレームでは復号する
ことができないので、3倍速再生のように、復号されな
いフレームが発生する場合には再生不能となってしま
う。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の可変長符号の記録再生装置においては、各フレー
ム毎のデータが可変長であり、また、単独のフレームだ
けでは復号不能なフレームデータを有していることか
ら、特殊再生時において画質が極めて劣化することがあ
るという問題点があった。本発明はかかる問題点に鑑み
てなされたものであって、フレーム内圧縮データ及びフ
レーム間圧縮処データが混在している場合でも、安定し
た特殊再生画質を得ることができる可変長符号の記録再
生装置及びその記録再生方法を提供することを目的とす
る。
【0032】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、フレーム内圧縮データ及びフレーム間圧縮
処データが混在している場合でも、安定した特殊再生画
質を得ることができる可変長符号の記録再生装置を提供
することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
可変長符号の記録再生装置は、フレーム内圧縮データ及
びフレーム間圧縮データを可変長符号化して記録符号と
して記録すると共に再生する可変長符号の記録再生装置
において、前記可変長符号化されたデータのうちフレー
ム内圧縮データの画面上の位置を示すアドレス情報及び
データ長情報を生成するアドレス情報及びデータ長情報
生成手段と、前記可変長符号化されたデータのうちフレ
ーム内圧縮データを、前記アドレス情報及びデータ長情
報とともに再配置するデータ再配置手段とを具備したも
のであり、本発明の請求項3に係る可変長符号の記録再
生装置は、フレーム内圧縮データ及びフレーム間圧縮デ
ータを可変長符号化して記録符号として記録すると共に
再生する可変長符号の記録再生装置において、前記可変
長符号化されたデータのうちフレーム内圧縮データの画
面上の位置を示すアドレス情報及びデータ長情報を生成
するアドレス情報及びデータ長情報生成手段と、前記可
変長符号化された1フレームデータを、前記アドレス情
報及びフレーム長情報を含むフレーム内圧縮データとフ
レーム間圧縮データとの組によって構成すると共に、前
記アドレス情報及びフレーム情報を含むフレーム内圧縮
データの1フレーム内における配置をフレーム単位で変
化させることにより、前記アドレス情報及びフレーム長
情報を含むフレーム内圧縮データの全データを所定フレ
ーム期間で均等に配列させるデータ再配置手段とを具備
したものであり、本発明の請求項5に係る可変長符号の
記録再生方法は、記録時において、フレーム内圧縮デー
タ及びフレーム間圧縮データが可変長符号化されて入力
され、前記可変長符号化されたデータのうちフレーム内
圧縮データの画面上の位置を示すアドレス情報及びデー
タ長情報を生成する手順と、前記可変長符号化されたデ
ータのうちフレーム内圧縮データを、前記アドレス情報
及びデータ長情報とともに再配置する手順と、再配置さ
れたデータを記録する手順とを具備したものであり、本
発明の請求項6に係る可変長符号の記録再生装置は、所
定速度で走行する記録媒体に対して、回転ヘッドによっ
て前記走行方向に対して斜めに複数のトラックを順次形
成するようにフレーム内圧縮データ及びフレーム間圧縮
データを可変長符号化して記録符号として記録し再生す
る可変長符号の記録再生装置において、前記フレーム内
圧縮データを所定数に分割して、所定間隔で前記トラッ
クに配置するように記録する記録手段と、前記分割配置
されたフレーム内圧縮データを含む記録符号を再生する
再生手段とを具備したものであり、本発明の請求項7に
係る可変長符号の記録再生方法は、所定速度で走行する
記録媒体に対して、回転ヘッドによって前記走行方向に
対して斜めに複数のトラックを順次形成するようにフレ
ーム内圧縮データ及びフレーム間圧縮データを可変長符
号化して記録符号として記録し再生する可変長符号の記
録再生方法において、前記フレーム内圧縮データを所定
数に分割し、前記所定速度とは異なる第2の速度で前記
記録媒体を走行させた際に前記ヘッドがトレースする前
記トラックの位置に対応して前記分割したフレーム内圧
縮データが配置されるように記録する記録手順と、前記
第2の速度で前記記録媒体を走行させながら前記回転ヘ
ッドによって前記分割配置されたフレーム内圧縮データ
を含む記録符号を再生する再生手順とを具備したもので
ある。
【0034】
【作用】本発明において、アドレス及びデータ長付加手
段は、フレーム内圧縮データのアドレスを生成すると共
に、そのデータ長を計測し、データ再配置手段からのデ
ータに付加する。データ再配置手段はフレーム内圧縮デ
ータを例えばシンクブロック単位で再配置して記録符号
とすることにより、フレーム内圧縮データを均等配列し
て、記録媒体上にフレーム内圧縮データが均等に記録さ
れるようにする。従って、再生時に再生出力に含まれる
フレーム内圧縮データのアドレス及びデータ長を用いて
数フレームを再生することにより、特殊再生であって
も、フレーム内圧縮データの全データが再生される。こ
れにより、エラー伝播を防止すると共に、特殊再生時の
画質を維持する。
【0035】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る可変長符号の記録再生
装置の記録側(符号化側)の一実施例を示すブロック図
である。また、図2は本発明の可変長符号の記録再生装
置の再生側(復号化側)の一実施例を示すブロック図で
ある。図1及び図2において夫々図22及び図25と同
一の構成要素には同一符号を付してある。本実施例はフ
レーム単位でフレーム内圧縮を行うものに適用したもの
である。
【0036】先ず、図3乃至図5の説明図を参照して本
実施例の原理について説明する。図3(a)はフレーム
内圧縮フレームの領域分割を示し、図3(b)はフレー
ム内圧縮フレームとフレーム間圧縮フレームの配置を示
し、図3(c)乃至(f)は記録信号のデータフォーマ
ットを示している。
【0037】本実施例においては、図3(a)に示すよ
うに、フレーム内圧縮フレームIを水平又は垂直に5分
割し、各部分を夫々i1 ,i2 ,i3 ,i4 ,i5 とす
る。6フレーム毎にフレーム内圧縮フレームIを構成す
る。すなわち、フレーム内圧縮フレームI1 ,フレーム
間圧縮フレームP1 乃至P5 ,フレーム内圧縮フレーム
I7 ,…の順に配列する。フレームIは5分割され、フ
レームI相互間にフレームPを5フレーム連続させる。
なお、フレームIの分割数とフレームPの連続するフレ
ーム数は一定の比率であることが望ましい。
【0038】これらの一連のフレームデータをフレーム
内圧縮処理及びフレーム間圧縮処理すると、圧縮後のデ
ータストリームは、図3(c)に示すように、I1 (i1
)(フレームIの部分i1 に対応するデータ),I1
(i2 ),…,I1 (i5 ),P2,P3 ,…の順に配列さ
れる。なお、データストリームI1 (i1 )乃至I1 (i
5)は、処理時系列によっては時分割することができない
こともある。
【0039】本実施例においては、図3(c)に示すデ
ータストリームを図3(d)に示す配列に変換する。す
なわち、データI1 (i1 )とデータP2 ,データI1
(i2 )とデータP3 ,データI1 (i3 )とデータP
4 ,データI1 (i4 )とデータP5 ,データI1 (i
5 )とデータP6 ,…という組に配列する。この場合に
は、各組合せのデータレートが略一定となるように設定
する。
【0040】フレーム内圧縮フレームIの一部iのデー
タとフレーム間圧縮フレームPのデータとの組のデータ
は、図3(e)に示すように、複数のシンクブロックに
よって構成されている。また、フレーム内圧縮フレーム
の一部iのデータはm2 個のマクロブロックによって構
成されている。すなわち、1フレームは(5×m2 )個
のマクロブロックで構成される。本実施例では、記録媒
体の1トラックに記録されるシンクブロック数m1 は下
記(1)式を満足するように設定される。
【0041】m1 ≒k×m2 …(1) 但し、kは正の整数であるか又は正の分数である。
【0042】例えば、k=1の場合には、シンクブロッ
クとマクロブロックとは1対1に対応し、k=2である
場合には、1個のシンクブロックと2個のマクロブロッ
クとが対応する。更に、k=1/2の場合には、マクロ
ブロックを2つに分割してシンクブロックに対応させ
る。例えば、輝度信号Y1 ,Y2 の組と色差信号Cb ,
Cr の組に分割して対応させてもよく、また、輝度信号
Y1 及び色差信号Cb の組と輝度信号Y2 及び色差信号
Cr の組とに分割して対応させてもよい。こうして、各
マクロブロックは所定のシンクブロックに対応する。
【0043】フレーム内圧縮処理されたマクロブロック
は、図3(f)に示すように、その番号を示すID、そ
のマクロブロックと画面の位置とを対比させるアドレス
及びマクロブロックのデータ長の情報が付加される。こ
れらのデータによって1シンクブロック長に満たない場
合には、フレーム間圧縮フレームPのデータを順次付加
し、最後にエラー訂正パリティを付加してシンクブロッ
クを構成する。
【0044】1シンクブロック内に各マクロブロックの
データを配列することができる場合には特には問題はな
い。マクロブロック長が長く、1シンクブロック内に1
つのマクロブロックの全てを配列することができない場
合には、超過分のデータについて処理が必要である。例
えば、超過分のデータを次のマクロブロック情報に付加
する方法、超過分のデータを削除する方法又は超過分の
データを次のマクロブロックに占有させて配置し、順次
マクロブロックの配置をずらし、予め余分に設けたシン
クブロック数の枠内で吸収する方法等の処理が必要であ
る。
【0045】図3(d)乃至(f)に示すように、フレ
ーム内圧縮フレームI1 の各部分i1 乃至i5 のデータ
は一定間隔で均等配置され、更に、この部分i5 のデー
タに続けてフレーム内圧縮フレームI7 の各部分i1 乃
至i5 のデータが均等配置される。このように、フレー
ム内圧縮フレームI1 ,I7 ,…の各部分i1 乃至i5
のデータはマクロブロック単位で一定間隔で配列される
ことになる。更に、各マクロブロックには、そのアドレ
ス及びデータ長が付加されており、所定のマクロブロッ
クに対応するシンクブロックが明確に把握されるように
なっている。
【0046】このようなフォーマットのデータを磁気テ
ープ上に記録すると、記録トラック上にはフレーム内圧
縮フレームデータが均等に配置される。図4は3倍速再
生におけるフレーム内圧縮フレームに対するトレースを
説明するための説明図である。図4(a)乃至(f)は
夫々第1乃至第6トレースの再生位置を斜線にて示して
いる。図4では1フレームデータを1トラックに記録す
る、すなわち、平均的に1フレームデータ量が1トラッ
クデータ量であるものとする。なお、図18(d)と同
様に、例えば第1トレースでは#1,#2,#3の3つ
のトラックの再生合成エンベロープが得られるものとす
る。
【0047】前述したように、フレーム間圧縮フレーム
データは、差分画像であるので、前フレームデータが再
生されなければ、仮りに、逆量子化処理及び逆DCT処
理を行なって復号しても出力することはできない。しか
し、フレーム内圧縮フレームデータは復号してそのまま
使用することができる。フレーム内圧縮フレームデータ
が記録トラック上に均等に配置され、且つ、再生部分の
エラーレートが許容値以上であれば再生可能であり、再
生位置が確定すれば、再生画像も予測することができ、
トレース位置が一定であれば、再生可能な画像を確実に
把握することができる。
【0048】図4(a)に示すように、第1トレースで
は、トラック#1,#2,#3がトレースされ、フレー
ム内圧縮フレームI1 の部分i1 乃至i3 のデータが再
生される。第2トレースでは、図4(b)に示すよう
に、トラック#4,#5,#6がトレースされ、フレー
ム内圧縮フレームI1 の部分i4 ,i5 のデータ及びフ
レーム内圧縮フレームI7 の部分i5 のデータが再生さ
れる。第3トレースでは図4(c)に示すように、トラ
ック#7,#8,#9がトレースされ、フレーム内圧縮
フレームI7 の部分i2 乃至i4 のデータが再生され
る。第4トレースでは図4(d)に示すように、トラッ
ク#10,#11,#12がトレースされ、フレーム内
圧縮フレームI7 の部分i5 のデータ及びフレーム内圧
縮フレームI13の部分i1 ,i2 のデータが再生され
る。第5トレースでは、4(e)に示すように、トラッ
ク#13,#14,#15がトレースされ、フレーム内
圧縮フレームI13の部分i3 乃至i5 のデータが再生さ
れる。第6トレースでは、図4(f)に示すように、第
1トレースと同じ部分、すなわち、フレーム内圧縮フレ
ームI19の部分i1 乃至i3 のデータが再生される。フ
レーム内圧縮フレームの分割数5と再生倍速数3との最
小公倍数15から、15トラックのトレースによって全
部分が再生されることが分かる。
【0049】図5は再生画像の構成を示す説明図であ
り、図5(a)は図4のトレース方法による構成を示
し、図5(b),(c)は後述する他の実施例における
トレース方法による構成を示している。
【0050】図5(a)に示すように、図4のトレース
方法を用いると、第1乃至第5トレースで1フレーム画
像の全ての部分が再生され、フレーム内圧縮フレームI
1 ,I7 ,I13の各部分の再生データで画像が構成され
る。
【0051】図6は3倍速再生において1フレーム画像
を2トラックに分割して記録する場合におけるフレーム
内圧縮フレームに対するトレースを説明するための説明
図である。図6(a)乃至(k)は夫々第1乃至11ト
レースを示している。また、図7は出力フレーム画面を
示す説明図である。
【0052】この記録方法では、フレーム内圧縮フレー
ムの各部分を上下2つに分割し、左端の部分から縦に順
番に記録するものと考えることができる。すなわち、第
1トレースでは、図6(a)に示すように、部分i1 の
上側の上1/4の部分、部分i1 の下側の中央の1/2
の部分及び部分i2 の上側の下1/4の部分が再生され
る。第2トレースでは、図6(b)に示すように、部分
i2 の下側の上1/4の部分、部分i3 の上側の中央の
1/2の部分及び部分i3 の下側の下1/4の部分が再
生される。以後同様にトレースが繰返され、第11トレ
ースで、図6(k)に示すように、第1トレースと同じ
部分が再生される。
【0053】1フレームデータは2トラックに分割され
て記録されているので、2つのトレースで1フレーム時
間が経過する。すなわち、再生時において1フレーム単
位で更新される部分は2トレース分となり、5フレーム
では夫々図7(a)乃至(e)に示すものとなる。これ
らの図6及び図7に示すように、10トレースで1フレ
ーム画面の全部分が再生される。
【0054】次に、上記原理を実現する構成を説明す
る。
【0055】図1において、多重処理回路11には輝度信
号Y及び色差信号Cr,Cbが入力される。多重処理回
路11は入力された信号を8画素×8水平走査線のブロッ
ク単位で多重すると共に、2個の輝度ブロックY及び各
1個の色差ブロックCr,Cbから成るマクロブロック
単位で多重して引算器12に出力する。引算器12はスイッ
チ14を介して前フレームのデータが入力されて、フレー
ム間圧縮処理時には多重処理回路11の出力から前フレー
ムのデータを引き算してDCT回路13に出力し、フレー
ム内圧縮処理時には多重処理回路11の出力をそのままD
CT回路13に出力するようになっている。
【0056】DCT回路13は引算器12の出力を8×8の
2次元DCT処理して量子化回路15に出力する。量子化
回路15は、符号化制御回路18によって量子化係数が制御
され、DCT回路13出力を量子化係数を用いて量子化し
てビットレートを低減し可変長符号化回路50に出力す
る。可変長符号化回路50は、符号化制御回路18に制御さ
れて、入力されたデータを可変長符号に変換してビット
レートを更に低減させ多重回路51及びインターフレーム
データメモリ52に出力する。また、可変長符号化回路50
は各マクロブロック単位でMB信号を発生させてアドレ
ス生成及びデータ長計測回路53に出力する。符号化制御
回路18は可変長符号化回路50の出力に基づいて、量子化
係数を変化させると共に、可変長符号化回路50出力のビ
ット数を制限して、総符号量を制限するようになってい
る。なお、多重処理回路11、DCT回路13及び量子化回
路15等のブロック単位で処理を行う回路にはブロックパ
ルスが供給されている。
【0057】量子化回路15の出力は逆量子化回路21に与
えられる。逆量子化回路21は量子化出力を逆量子化して
逆DCT回路22に出力する。逆DCT回路22は逆量子化
回路21の出力を逆DCT処理してDCT処理以前の元の
データに戻して加算器23に出力する。加算器23の出力
は、1フレーム期間遅延させる可変遅延回路24及び動き
補正回路25を介して帰還されており、加算器23は現フレ
ームの差分データと前フレームのデータとを加算するこ
とにより、引算器12による差分処理以前の元のデータに
戻して可変遅延回路24に出力する。可変遅延回路24の出
力は動き検出回路26にも与えられている。
【0058】動き検出回路26は多重処理回路11の出力も
入力されて、例えば全探索型動きベクトル検出によるマ
ッチング計算によって動きベクトルを求めて動き補正回
路25に出力すると共に、マッチング計算による歪値が所
定の閾値を越えたか否かに基づく動き判定信号を論理回
路27に出力するようになっている。動き補正回路25は、
動きベクトルに基づいて、可変遅延回路24の出力を動き
補正し、動き補正した前フレームデータをスイッチ14を
介して引算器12に出力する。動き論理回路27は動き判定
信号及びフレーム内圧縮フレームを示すリフレッシュ周
期信号に基づいて、スイッチ14をオン,オフ制御するよ
うになっている。
【0059】本実施例においては、リフレッシュ周期信
号はアドレス生成及びデータ長計測回路53にも与えられ
る。アドレス生成及びデータ長計測回路53は、フレーム
内圧縮フレームIであることを示すリフレッシュ周期信
号及びMB信号が与えられて、フレーム内圧縮フレーム
I内のMB信号毎にアドレスを生成すると共に、MB信
号相互間のデータ長を計測する。アドレス生成及びデー
タ長計測回路53が求めたフレーム内圧縮フレームI1 ,
I7 ,I13,…の各部分i1 乃至i5 のデータ中に含ま
れる各マクロブロックのアドレスとデータ長とは多重回
路51に与えられる。
【0060】多重回路51は可変長符号化回路50からのフ
レーム内圧縮データにマクロブロックのアドレス及びデ
ータ長を多重して、イントラフレームデータメモリ57に
出力する。イントラフレームデータメモリ57は多重回路
51からのフレーム内圧縮フレームデータを記憶し、イン
ターフレームデータメモリ52は可変長符号化回路50から
のフレーム間圧縮フレームデータを記憶してマルチプレ
クサ(以下、MPXという)58に出力する。メモリP制
御回路54及びメモリI制御回路55は夫々アドレス生成及
びデータ長計測回路53からのデータに基づいてインター
フレームデータメモリ52及びイントラフレームデータメ
モリ57の書込みを制御するようになっている。アドレス
生成及びデータ長計測回路53の出力はデータ再配置制御
回路56にも与えられ、データ再配置制御回路56はメモリ
P制御回路54、メモリI制御回路55及びMPX58を制御
して、図3(c)に示すデータストリームを再配置する
ようになっている。すなわち、MPX58は、データ再配
置制御回路56に制御されて、図3(d)乃至(f)に示
すように、各シンクブロック単位でマクロブロックのア
ドレス、データ長及びフレーム内圧縮データを多重し、
1シンクブロックの範囲の残り範囲にインターフレーム
データメモリ52からのフレーム間圧縮フレームデータを
多重して誤り訂正エンコーダ17に出力する。誤り訂正エ
ンコーダ17はエラー訂正用のパリティを付加して多重回
路19に出力する。同期・ID作成回路20は同期信号及び
ID信号を作成して多重回路19に出力しており、多重回
路19は同期信号及びIDをMPX58の出力に付加して出
力するようになっている。多重回路19の出力が図示しな
い記録ヘッドを介して記録媒体に記録される。
【0061】次に、復号側回路について図2を参照して
説明する。
【0062】図示しない再生ヘッドによって記録媒体か
ら再生された再生出力データは、エラー訂正回路(図示
せず)でエラー訂正された後、デマルチプレクサ(以
下、DMPXという)62並びにアドレス及びデータ長抽
出回路61に与えられる。アドレス及びデータ長抽出回路
61は、各シンクブロック単位で付加されているマクロブ
ロックのアドレス及びそのデータ長を抽出してDMPX
62及びヘッダ抽出回路63に出力する。DMPX62はマク
ロブロックのデータ長に基づいて制御されて、入力デー
タをフレーム内圧縮データとフレーム間圧縮データとに
分離し、夫々可変長復号回路64,65に出力する。可変長
復号回路64,65は夫々フレーム内圧縮データ及びフレー
ム間圧縮データを復号してヘッダ抽出回路63に出力する
と共に、復号出力を夫々イントラフレームバッファ66及
びインターフレームバッファ67に出力する。
【0063】ヘッダ抽出回路63はフレーム内圧縮データ
の復号データ、フレーム間圧縮データの復号データ、マ
クロブロックのアドレス及びデータ長が入力され、復号
データの時系列を元に戻すための指示信号をイントラデ
ータ再配置解除回路68、メモリI制御回路69及びメモリ
P制御回路70に出力する。メモリI制御回路69及びメモ
リP制御回路70は夫々指示信号及びイントラデータ再配
置解除回路68の出力に基づいて、イントラフレームバッ
ファ66及びインターフレームバッファ67の書込み及び読
出しを制御する。イントラフレームバッファ66及びイン
ターフレームバッファ67からの出力はMPX71に与えら
れ、MPX71はイントラデータ再配置解除回路68の出力
に基づいて、入力されたデータを図3(c)に示す元の
データストリームに戻して逆量子化回路34及び動きベク
トル抽出回路40に出力するようになっている。
【0064】入力信号を逆量子化する逆量子化回路34、
逆量子化回路34の出力を逆DCT処理する逆DCT回路
35、ヘッダ信号を抽出するヘッダ信号抽出回路37、動き
ベクトルを抽出する動きベクトル抽出回路40、出力信号
を1フレーム期間遅延させるフレームメモリ41、フレー
ムメモリ41の出力を動きベクトルで動き補償する予測復
号回路39、逆DCT回路35の出力と予測復号回路39の出
力を加算してフレーム間圧縮フレームデータを復号する
加算器38及びフレーム内圧縮データの復号データとフレ
ーム間圧縮データの復号データとを切換えて出力するス
イッチ36の構成は従来と同様である。
【0065】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
【0066】記録側において、可変長符号化までの処理
は従来と同様である。すなわち、多重処理回路11によっ
て輝度信号Y及び色差信号Cr,Cbが8画素×8水平
走査線のブロック単位で多重され、更に、2個の輝度ブ
ロックY及び各1個の色差ブロックCr,Cbの4個の
ブロックによってマクロブロック単位で多重されて引算
器12に出力される。フレーム内圧縮フレームデータ作成
時にはスイッチ14がオフとなり、多重処理回路11の出力
はDCT回路13においてDCT処理され、量子化回路15
において量子化されてビットレートが低減される。量子
化出力は可変長符号化回路50に与えられて、可変長符号
化されて多重回路51に出力される。
【0067】一方、量子化回路15の出力は逆量子化回路
21、逆DCT回路22、加算器23、可変遅延回路24、動き
補正回路25及びスイッチ14を介して1フレーム期間遅延
されて引算器12に帰還されており、フレーム間圧縮フレ
ームデータ作成時には、引算器12は多重処理回路12の出
力から前フレームのデータを引き算して差分をDCT回
路13に出力する。差分データはDCT回路13及び量子化
回路15によってデータレートが低減され、可変長符号化
回路50によって可変長符号に変換されて、インターフレ
ームデータメモリ52に与えられる。
【0068】本実施例においては、可変長符号化回路50
はマクロブロック単位でMB信号を作成してアドレス生
成及びデータ長計測回路53に出力している。アドレス生
成及びデータ長計測回路53は、フレーム内圧縮フレーム
を示すリフレッシュ周期信号も与えられており、フレー
ム内圧縮フレームにおいてMB信号毎(マクロブロック
毎)にアドレスを生成すると共に、MB信号間のデータ
長(マクロブロックのデータ長)を計測する。
【0069】多重回路51は、アドレス生成及びデータ長
計測回路53からアドレス及びデータ長が与えられて、フ
レーム内圧縮フレームの部分i1 乃至i5 を構成する各
マクロブロックにアドレス及びデータ長を付加して(図
3(f)参照)、イントラフレームデータメモリ57に出
力する。アドレス生成及びデータ長計測回路53はメモリ
P制御回路54、メモリI制御回路55及びデータ再配置制
御回路56を制御しており、更にメモリP制御回路54及び
メモリI制御回路55はデータ再配置制御回路56にも制御
される。これにより、インターフレームデータメモリ52
及びイントラフレームデータメモリ57はデータの書込み
及び読出しが夫々メモリP制御回路54及びメモリI制御
回路55によって制御されて、記憶したデータをMPX58
に出力する。データ再配置制御回路56はMPX58も制御
しており、図3(c)に示すデータストリームを再配置
して、図3(d)に示す配列に変換して出力させる。
【0070】MPX58の出力は誤り訂正エンコーダ17に
よってエラー訂正用のパリティが付加され、多重回路19
において同期信号及びIDが付加され、図3(d)乃至
(f)に示すデータ列となって出力される。多重回路19
の出力は図示しない記録ヘッドを介して記録媒体に記録
される。
【0071】このように、本実施例においては、フレー
ム内圧縮フレームデータを5分割し、各部分をフレーム
間圧縮データと組にして、シンクブロック単位で均等に
配列している。このため、フレーム内圧縮フレームデー
タは記録媒体上に均等に記録される。
【0072】一方、復号側においては、図示しない記録
媒体からの再生出力はエラー訂正された後、図2のアド
レス及びデータ長抽出回路61及びDMPX62に与えられ
る。フレーム内圧縮フレームデータは記録媒体上に均等
に記録されているので、特殊再生が行われても、フレー
ム内圧縮フレームの分割数、再生時の倍速数及び1フレ
ーム画像が記録されるトラック数等に基づいたフレーム
数を再生することによって、確実にフレーム内圧縮フレ
ームの全部分を再生可能である。
【0073】アドレス及びデータ長抽出回路61は各シン
クブロック単位で付加されているマクロブロックのアド
レス及びデータ長を抽出する。DMPX62はアドレス及
びデータ長抽出回路61からのデータ長に基づいて制御さ
れて、フレーム内圧縮データとフレーム間圧縮データと
を分離して夫々可変長復号回路64,65に出力する。可変
長復号回路64,65は入力されたデータを固定長データに
復号して夫々イントラフレームバッファ66及びインター
フレームバッファ67に出力する。
【0074】一方、可変長復号回路64,65の復号データ
はヘッダ抽出回路63にも与えられる。ヘッダ抽出回路63
はアドレス及びデータ長抽出回路61の出力も与えられて
おり、時系列を元に戻すための指示信号を作成してメモ
リI制御回路69、メモリP制御回路70及びイントラデー
タ再配置解除回路68に出力する。イントラデータ再配置
解除回路68は指示信号及びヘッダ情報に基づいてメモリ
I制御回路69、メモリP制御回路70及びMPX71を制御
する。これにより、メモリI制御回路69及びメモリP制
御回路70は夫々イントラフレームバッファ66及びインタ
ーフレームバッファ67の書込み及び読出しを制御して、
固定長に変換されたフレーム内圧縮データ及びフレーム
間圧縮データをMPX71に出力する。MPX71はイント
ラデータ再配置解除回路68に制御されて、図3(c)に
示すデータ配列、すなわち、フレーム内圧縮フレームデ
ータ相互間にフレーム間圧縮フレームデータが5フレー
ム連続したデータ列を出力する。
【0075】以後の動作は従来と同様であり、逆量子化
回路34及び逆DCT回路35によってフレーム内圧縮フレ
ームデータの復号データがスイッチ36の端子aに与えら
れ、予測復号回路39からの前フレームの復号データと逆
DCT回路35の出力とを加算する加算器38からフレーム
間圧縮フレームデータの復号データがスイッチ36の端子
bに与えられる。スイッチ36はヘッダ信号抽出回路37に
制御されて端子a,bを切換えて、復号出力を出力す
る。
【0076】図8は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。図8において図1と同一の構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。本実施例は高能率符号化
したデータからフレーム内圧縮データ及びフレーム間圧
縮データの情報を抽出し、抽出した情報からフレーム内
圧縮データを各シンクブロックに再配置するシステムに
適用したものである。
【0077】高能率符号化された入力信号は、バッファ
回路82を介してDMPX83に与えられると共に、ヘッダ
抽出・I/P識別回路81にも与えられる。ヘッダ抽出・
I/P識別回路81は入力されたデータがフレーム内圧縮
データであるかフレーム間圧縮データであるかを識別す
ると共に、そのアドレス情報を抽出する。バッファ回路
82はヘッダ抽出・I/P識別回路81の処理時間だけ入力
信号を遅延させてDMPX83及びデータ長計測回路84に
与える。DMPX83はヘッダ抽出・I/P識別回路81に
制御されて、フレーム内圧縮データとフレーム間圧縮デ
ータとを分離して、夫々多重回路51及びインターフレー
ムデータメモリ52に出力する。なお、ヘッダ情報の付加
の方法によっては、ヘッダ抽出・I/P識別回路81は復
号化回路を構成することもある。
【0078】一方、データ長計測回路84はマクロブロッ
クのデータ長を計測して多重回路86に出力し、アドレス
生成回路85は各マクロブロック毎にアドレスを生成して
多重回路86に出力する。多重回路86はマクロブロックの
アドレス及びデータ長を多重して多重回路51に出力す
る。なお、ヘッダ抽出・I/P識別回路81の出力はメモ
リP制御回路54、メモリI制御回路55及びデータ再配置
制御回路56にも与えられている。他の構成は図1と同様
である。
【0079】このように構成された実施例においては、
既に高能率符号化された入力データが入力される。ヘッ
ダ抽出・I/P識別回路81によって入力データがフレー
ム内圧縮データであるかフレーム間圧縮データであるか
が識別され、DMPX83は、ヘッダ抽出・I/P識別回
路81に制御されてフレーム間圧縮データをインターフレ
ームデータメモリ52に出力し、フレーム内圧縮データを
多重回路51に出力する。
【0080】一方、データ長計測回路54はヘッダ抽出・
I/P識別回路81に制御されて、バッファ回路82の出力
からマクロブロックのデータ長を計測し、アドレス生成
回路85はヘッダ抽出・I/P識別回路81の出力から各マ
クロブロック毎にアドレスを生成する。マクロブロック
のアドレス及びデータ長は多重回路86で多重されて多重
回路51に与えられる。以後の動作は図1の実施例と同様
である。
【0081】図9は本発明の他の実施例における符号化
を説明するための説明図である。また、図10は図9を
1フレーム毎に分離して示す説明図である。
【0082】本実施例においては、図9及び図10の斜
線に示すように、フレーム内圧縮フレームIを5分割
し、各部分I1 乃至I5 をフレーム間圧縮フレームPの
所定領域に配列している。すわなち、第1フレームはフ
レーム内圧縮フレームの部分I1 のデータとフレーム間
圧縮フレームのP1R のデータで構成し、第2フレーム
はフレーム間圧縮フレームP2L,P2R相互間にフレーム
内圧縮フレームの部分I2 のデータを配列する。同様
に、第3,第4フレームでは、フレーム間圧縮フレーム
P3L,P3R相互間及びフレーム間圧縮フレームP4L,P
4R相互間に夫々フレーム内圧縮フレームI3 ,I4 を配
列し、第5フレームではフレーム間圧縮フレームP5Lと
フレーム内圧縮フレームI5 とを配列する。こうして、
5フレームでフレーム内圧縮フレームの全領域を符号化
可能である。
【0083】図11は本実施例におけるデータストリー
ムを説明するための説明図である。図11に示すよう
に、各フレームのデータは複数のシンクブロックで構成
される。各シンクブロックはフレーム内圧縮フレームの
各部分のデータとフレーム間圧縮フレームの各部分のデ
ータとで構成される。また、各シンクブロックには、図
1の実施例と同様に、同期信号、ID、アドレス及びデ
ータ長がフレーム内圧縮フレームデータに付加され、最
後にパリティが付加されて配列される。
【0084】また、本実施例の画面構成は図5(b)に
示すものとなる。すなわち、第1フレームにおいて、5
分割した最左最上のフレーム内圧縮フレームI1 、左か
ら2番目の中央のI2 及び左から3番目の最下のI3 が
順次再生され、第2フレームにおいて、右から2番目の
最上のフレーム内圧縮フレームI4 、最右中央のI5及
び最左最下のI6 が順次再生される。以後同様にして、
15フレームで1画面が構成される。
【0085】本実施例における回路構成は、図1乃至図
3と同様であるが、バッファのメモリ容量を削減するこ
とができるという利点を有する。
【0086】図12は本発明の他の実施例における符号
化を説明するための説明図である。図12(a),
(b)は夫々第1フレーム及び第2フレームを示し、図
12(c)は第5フレームを示している。
【0087】本実施例においては、1フレームの画像を
m(本実施例では2)分割し、m分割した各部分を更に
5分割する。他のデータ配列方法は図10と同様であ
り、例えば、第1フレームでは図12(a)に示すよう
に、左右のフレーム間圧縮フレームデータPの端部に夫
々フレーム内圧縮フレームデータIが配列される。
【0088】図13は本実施例におけるデータストリー
ムを説明するための説明図である。また、図14は図1
3とフレーム画像との対比を示す説明図であり、第3フ
レームの状態を示している。
【0089】図9の実施例と同様に、各フレームはフレ
ーム内圧縮フレームデータIとフレーム間圧縮フレーム
データPとによって構成される。例えば、第3フレーム
においては、図14に示すように、フレーム内圧縮デー
タI,I′は夫々フレーム間圧縮データPL ,PR 及び
フレーム間圧縮データPL ′,PR ′相互間に配列され
る。図14の符号(1)乃至(k)及び(1′)乃至
(k′)に示すデータは夫々図13(c),(d)に示
すように配列される。
【0090】また、本実施例の画面構成は図5(c)に
示すものとなる。すなわち、センターを中心にして図5
(b)と同一構成の2つの部分で構成される。
【0091】本実施例においても、図1乃至図3の実施
例と同様の構成であり、メモリ削減及び処理システムの
並列化を可能とする点等の処理方法に相違があるだけで
ある。
【0092】図15及び図16は本発明の他の実施例に
おけるデータフォーマットを説明するための説明図であ
る。図15及び図16においては斜線によってフレーム
内圧縮フレームデータを示している。
【0093】図1乃至図14の上記各実施例において
は、フレーム内圧縮フレームデータをシンクブロック単
位で再配置する例を示している。しかし、画質が多少劣
化することを許容すれば、必ずしもシンクブロック単位
で再配置する必要はない。
【0094】フレーム内圧縮フレームデータをシンクブ
ロック単位に限定することなく再配置する場合には、エ
ラーの伝播を防止するために、図15に示すフォーマッ
トを採用する。すなわち、シンクブロック単位でマクロ
ブロックアドレス(MBA)及びマクロブロックポイン
タ(MBP)が付与される。
【0095】MBAはマクロブロックが画面上のいずれ
の位置のデータであるか、すなわち、1フレーム又は1
フィールド内での順序を示している。このMBAに続け
て図15ではMBPを付加する。MBPはフレーム内圧
縮フレームデータの開始位置を示しており、図15
(a)ではMBPの終わりからn1 ビット、図15
(b)ではMBPの終わりからn2 ビットであることを
示している。
【0096】フレーム内圧縮フレームとフレーム間圧縮
フレームは同一比率で構成されているので、図15
(b)に示すように、フレーム内圧縮フレームは略均等
に配置される。従って、必ずしもフレーム内圧縮フレー
ムデータの全データを再生することができるとは限らな
いが、所定のフレーム内圧縮フレームデータは確実に再
生することができる。また、シンクブロック単位でMB
A及びMBPを付加しているので、エラーは次のシンク
ブロックに伝播しない。
【0097】図16はMBAをフレーム内圧縮フレーム
データの直前に配列した例を示している。なお、各シン
クブロックの先頭にのみMBAを付加してもよい。
【0098】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、フレーム内圧縮フレームの分割数等は適
宜設定することができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
レーム内圧縮データを記録媒体上に均等に記録すること
ができるので、フレーム内圧縮データ及びフレーム間圧
縮処データが混在している場合でも、安定した特殊再生
画質を得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変長符号の記録再生装置の記録
側(符号化側)の一実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の可変長符号の記録再生装置の再生側
(復号化側)の一実施例を示すブロック図。
【図3】本実施例の原理を説明するための説明図。
【図4】本実施例の原理を説明するための説明図。
【図5】本実施例の原理を説明するための説明図。
【図6】本実施例の原理を説明するための説明図。
【図7】実施例における出力フレーム画面を示す説明図
である。
【図8】本発明の他の実施例を示すブロック図
【図9】本発明の他の実施例における符号化を説明する
ための説明図
【図10】図9を1フレーム毎分離して示す説明図。
【図11】図9の実施例におけるデータストリームを説
明するための説明図。
【図12】本発明の他の実施例における符号化を説明す
るための説明図。
【図13】図12の実施例におけるデータストリームを
説明するための説明図
【図14】図13とフレーム画像との対比を示す説明
図。
【図15】本発明の他の実施例のデータフォーマットを
説明するための説明図。
【図16】本発明の他の実施例のデータフォーマットを
説明するための説明図。
【図17】従来例における画面上の位置と記録媒体の記
録トラック上の位置との対比を説明するための説明図。
【図18】3倍速再生時のトレースパターンと再生エン
ベロープの関係を示す説明図。
【図19】記録・再生ヘッドの構成を示す説明図。
【図20】従来例における再生画面の構成を説明するた
めの説明図。
【図21】H.261勧告案の圧縮法を説明するための
説明図。
【図22】予測符号化を採用した従来の可変長符号の記
録再生装置の記録側を示すブロック図。
【図23】マクロブロックを説明するための説明図。
【図24】図22の装置における記録信号のデータスト
リームを示す説明図。
【図25】従来の可変長符号の記録再生装置の復号側
(再生側)を示すブロック図。
【符号の説明】
50…可変長符号化回路、51…多重回路、52…インターフ
レームデータメモリ、53…アドレス生成及びデータ長計
測回路、54…メモリP制御回路、55…メモリI制御回
路、56…データ再配置制御回路、57…イントラフレーム
データメモリ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内圧縮データ及びフレーム間圧
    縮データを可変長符号化して記録符号として記録すると
    共に再生する可変長符号の記録再生装置において、前記可変長符号化されたデータのうちフレーム内圧縮デ
    ータの画面上の位置を示すアドレス情報及びデータ長情
    報を生成するアドレス情報及びデータ長情報生成手段
    と、 前記可変長符号化されたデータのうちフレーム内圧縮デ
    ータを、前記アドレス情報及びデータ長情報とともに再
    配置するデータ再配置手段と を具備したことを特徴とす
    る可変長符号の記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記データ再配置手段は、前記可変長符
    号化されたデータのうち前記アドレス情報及びフレーム
    長情報を含むフレーム内圧縮データを記録符号のシンク
    ブロック単位で再配置することを特徴とする請求項1に
    記載の可変長符号の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 フレーム内圧縮データ及びフレーム間圧
    縮データを可変長符号化して記録符号として記録すると
    共に再生する可変長符号の記録再生装置において、前記可変長符号化されたデータのうちフレーム内圧縮デ
    ータの画面上の位置を示すアドレス情報及びデータ長情
    報を生成するアドレス情報及びデータ長情報生成手段
    と、 前記可変長符号化された1フレームデータを、前記アド
    レス情報及びフレーム長情報を含むフレーム内圧縮デー
    タとフレーム間圧縮データとの組によって構成すると共
    に、前記アドレス情報及びフレーム情報を含むフレーム
    内圧縮データの1フレーム内における配置をフレーム単
    位で変化させることにより、前記アドレス情報及びフレ
    ーム長情報を含むフレーム内圧縮データの全データを所
    定フレーム期間で均等に配列させるデータ再配置手段と
    を具備したことを特徴とする可変長符号の記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記データ再配置手段は、前記1フレー
    ムデータを所定数に分割し各部分を前記アドレス情報及
    びフレーム長情報を含むフレーム内圧縮データフレー
    ム間圧縮データとの組によって構成すると共に、各組の
    前記アドレス情報及びフレーム長情報を含むフレーム内
    圧縮データの配置をフレーム単位で変化させることによ
    前記アドレス情報及びフレーム長情報を含むフレーム
    内圧縮データの全データを均等に配列させることを特徴
    とする請求項3に記載の可変長符号の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 記録時において、 フレーム内圧縮データ及びフレーム間圧縮データが可変
    長符号化されて入力され、前記可変長符号化されたデー
    タのうちフレーム内圧縮データの画面上の位置を示すア
    ドレス情報及びデータ長情報を生成する手順と、 前記可変長符号化されたデータのうちフレーム内圧縮デ
    ータを、前記アドレス情報及びデータ長情報とともに再
    配置する手順と、 再配置されたデータを記録する手順とを具備したことを
    特徴とする可変長符号の記録再生方法
  6. 【請求項6】 所定速度で走行する記録媒体に対して、
    回転ヘッドによって前記走行方向に対して斜めに複数の
    トラックを順次形成するようにフレーム内圧縮データ及
    びフレーム間圧縮データを可変長符号化して記録符号と
    して記録し再生する可変長符号の記録再生装置におい
    て、 前記フレーム内圧縮データを所定数に分割して、所定間
    隔で前記トラックに配置するように記録する記録手段
    と、 前記分割配置されたフレーム内圧縮データを含む記録符
    号を再生する再生手段とを具備したことを特徴とする可
    変長符号の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 所定速度で走行する記録媒体に対して、
    回転ヘッドによって前記走行方向に対して斜めに複数の
    トラックを順次形成するようにフレーム内圧縮データ及
    びフレーム間圧縮データを可変長符号化して記録符号と
    して記録し再生する可変長符号の記録再生方法におい
    て、 前記フレーム内圧縮データを所定数に分割し、前記所定
    速度とは異なる第2の速度で前記記録媒体を走行させた
    際に前記ヘッドがトレースする前記トラックの位置に対
    応して前記分割したフレーム内圧縮データが配置される
    ように記録する記録手順と、 前記第2の速度で前記記録媒体を走行させながら前記回
    転ヘッドによって前記分割配置されたフレーム内圧縮デ
    ータを含む記録符号を再生する再生手順とを具備したこ
    とを特徴とする可変長符号の記録再生方法。
JP03330650A 1991-12-13 1991-12-13 可変長符号の記録再生装置及びその記録再生方法 Expired - Fee Related JP3112532B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03330650A JP3112532B2 (ja) 1991-12-13 1991-12-13 可変長符号の記録再生装置及びその記録再生方法
KR1019920023927A KR0121328B1 (ko) 1991-12-13 1992-12-11 디지탈 신호 기록 재생 장치
DE69230227T DE69230227T2 (de) 1991-12-13 1992-12-14 Gerät zur Wiedergabe digitaler Videosignale mit besonderem Wiedergabemodus
EP96120192A EP0771110B1 (en) 1991-12-13 1992-12-14 Digital video playback apparatus for special reproduction mode
DE69220763T DE69220763T2 (de) 1991-12-13 1992-12-14 Vorrichtung zum Aufnehmen und Wiedergeben von digitalen Videosignalen
EP96120191A EP0771109A3 (en) 1991-12-13 1992-12-14 Digital video signal recording apparatus
EP92311370A EP0546865B1 (en) 1991-12-13 1992-12-14 Digital video signal recording/playback apparatus
US08/893,173 US6014493A (en) 1991-12-13 1997-07-15 Digital signal recording and playback apparatus for inter-frame and intra-frame compression data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03330650A JP3112532B2 (ja) 1991-12-13 1991-12-13 可変長符号の記録再生装置及びその記録再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05167981A JPH05167981A (ja) 1993-07-02
JP3112532B2 true JP3112532B2 (ja) 2000-11-27

Family

ID=18235043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03330650A Expired - Fee Related JP3112532B2 (ja) 1991-12-13 1991-12-13 可変長符号の記録再生装置及びその記録再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3112532B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200479352Y1 (ko) 2014-03-18 2016-01-20 (주)더페이스샵 화장품 용기

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69426280T2 (de) * 1993-06-03 2001-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Gerät zur Wiedergabe von Bildern und Gerät zur Dekodierung von Bildern
DE19727542A1 (de) * 1997-06-28 1999-01-07 Thomson Brandt Gmbh Verfahren zur Regenerierung der Originaldaten eines digital codierten Videofilms und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
US7398005B2 (en) * 2001-12-19 2008-07-08 Thomson Licensing Trick mode playback of recorded video

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200479352Y1 (ko) 2014-03-18 2016-01-20 (주)더페이스샵 화장품 용기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05167981A (ja) 1993-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5751893A (en) Variable length code recording/playback apparatus
KR0134871B1 (ko) 고능률 부호화 복호화 시스템
CA2111021C (en) Encoding method and decoding method of color signal component of picture signal having plural resolutions
KR0121328B1 (ko) 디지탈 신호 기록 재생 장치
JPH0759047A (ja) トリックプレイ機能を備えたデジタル高精細度テレビ映像記録装置
US5852706A (en) Apparatus for recording and reproducing intra-frame and inter-frame encoded video data arranged into recording frames
JPH0879700A (ja) ディジタルビデオ信号の記録装置、記録再生装置及び再生装置
EP0632653B1 (en) Digital high definition video recorder having high definition display in trick-play modes
JPH1070704A (ja) デジタル画像情報の記録再生装置
JP3112532B2 (ja) 可変長符号の記録再生装置及びその記録再生方法
JP4200541B2 (ja) データ変換装置及び方法、信号記録再生装置、並びに再生装置及び方法
JP3147475B2 (ja) 可変長符号の記録再生装置
KR100195074B1 (ko) 동화상데이타의 기록방법
JPH05276491A (ja) 高能率符号化復号化装置
JPH07107464A (ja) 画像符号化装置および復号化装置
JP3144898B2 (ja) 高能率符号化復号化システム
JP3147636B2 (ja) ビデオデータ配列方法並びにその符号化装置及び復号化装置
JPH08125967A (ja) 画像データ記録再生装置
JPH05276480A (ja) 磁気記録再生装置
JP4069823B2 (ja) 特殊再生用データ作成装置
JPH06165114A (ja) 可変長符号の記録再生装置
KR100268489B1 (ko) 비디오정보기록및재생방법과장치와그에따른디지탈비디오카세트레코더
JP4113233B2 (ja) 伝送システム及び伝送方法
JPH07162805A (ja) 圧縮画像用特殊再生装置
JPH06245201A (ja) 高能率符号化復号化システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070922

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees