JP3186509B2 - 画像情報圧縮方法、画像情報記録方法、画像情報圧縮装置、画像情報記録装置、画像情報伸長装置、画像情報再生装置 - Google Patents

画像情報圧縮方法、画像情報記録方法、画像情報圧縮装置、画像情報記録装置、画像情報伸長装置、画像情報再生装置

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JP3186509B2
JP3186509B2 JP14270295A JP14270295A JP3186509B2 JP 3186509 B2 JP3186509 B2 JP 3186509B2 JP 14270295 A JP14270295 A JP 14270295A JP 14270295 A JP14270295 A JP 14270295A JP 3186509 B2 JP3186509 B2 JP 3186509B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像情報の圧縮・伸長方
法及びそれを実現する画像情報の圧縮・伸長装置、さら
にそれらを応用した画像情報の記録・再生装置に関し、
特に画像情報をデジタル信号として記録・再生したり伝
送するための方法及び装置に関する。また本発明は高能
率符号化技術を用いた高画質が要求される業務用の画像
情報記録/再生装置に好適な圧縮・伸長方法及び装置を
提供するものである。
【0002】
【従来の技術】画像情報をデジタル信号としてビデオテ
ープに記録する民生用デジタルVTRの開発が近年盛ん
に行われ、その内容が例えばテレビジョン学会誌,Vol4
6,No.10,pp.1222〜1229(1992)(以下文献1という)に
発表され、また規格化も進行している(平成5年7月2
日、電波新聞、日本工業新聞、日経産業新聞等で報
道)。 かかる民生用デジタルVTRは、輝度(Y)信
号と2種類の色差(Cr、Cb)信号の情報量の比が4:
1:1 又は 4:2:0 の比率でサンプリングされたデジタル
画像を処理するシステムであって、記録再生のデータレ
ートを下げるために、画像情報を圧縮する技術としてD
CT(離散コサイン変換)と可変長符号化を組み合わせ
た技術を用いている(文献1を参照)。なお、本明細書
では、Y信号とCr、Cb信号のサンプリング周波数の
比を4:1:1のように表わす、
【0003】かかる方式の画像情報圧縮伸長装置の一例
を図14に示す。図14はデジタルVTRの記録系と再
生系をブロック図で示し、この装置で取り扱う画像情報
はコンポーネント信号であって、1つの輝度信号(Y)
と2つの色差信号(Cr,Cb)から成る。入力された
画像情報がアナログ信号である場合は、図示しないA/
D変換回路等によってデジタル化される。各コンポーネ
ント信号のサンプリング周波数の比率は 4:1:1 になっ
ており、2つのフィールドがインターレース走査されて
1つのフレームを構成する。画面のサイズは ITU-R Rec
601 に従って525/60 システム(いわゆるNTSC方式
に対応)の場合、輝度信号Yの画素数が 720(横)x480
(縦)である。2つの色差信号Cr,Cbはどちらも同
じ画素数で、180x480 である。また 625/50システム
(いわゆるPAL方式に対応)のYは 720x576、Cr,
Cbは 360x288 である。ここで 525、625 は1フレー
ムの走査線数で、60、50 は1秒間のフィールド数であ
る。
【0004】2つのシステムの輝度信号と色差信号の水
平方向のサンプリング周波数の関係を表すために、525/
60システムでは 4:1:1、625/50 システムでは 4:2:0 と
いう表現が用いられる。(625/50 では色差信号が線順
次で伝送されため、ライン毎にCrしかないラインとC
bしかないラインが存在する。すなわち、実際には 4:
2:0 と 4:0:2 のラインが交互に現れることになるが、
4:2:0 で代表して表現する)。これら 4:1:1 又は 4:2:
0 にサンプリングされたデジタル画像データは、図15
に示すように水平8画素x垂直8画素のDCTブロック
単位で以後の処理が行われる。ただし、525/60 システ
ムの場合、色差信号の画面上右端のDCTブロックは水
平4画素x垂直8画素になるため、2個ずつ組にするこ
とによって擬似的に8x8ブロックを構成する。
【0005】[記録時又は伝送系の送信時]はじめに、
入力データはY、Cr、Cbそれぞれ専用のフレームメ
モリに蓄えられ、8x8画素単位で並べ替え回路1によ
って一定の規則にしたがってフレームメモリから読み出
される。読み出された8x8のブロックには2次元DC
Tが施される。DCT処理の結果得られた変換係数のう
ちAC係数は、ジグザグスキャン回路により、いわゆる
ジグザグスキャン(例えば、ISO/IEC 10918-1,JPEGを参
照)の順番に読み出され、バッファメモリに格納され
る。なお2次元DCTは2つのモードの1つを選択でき
て、そのモード情報と、そのDCTブロックのアクティ
ビティを示す値(クラス情報)、及びDC係数も同時に
バッファメモリに送られる。
【0006】AC係数は同時にデータ量推定回路にも送
られ、いろいろな量子化レベルに対してデータ量がどの
くらいになるか計算される。データ量推定の結果に基づ
いて、一定のブロック数単位で符号量が所定の固定長と
なるように量子化ステップが決定され、適応量子化器で
バッファメモリのDCT変換係数のうちAC係数が再量
子化される。この再量子化の際には人間の視覚特性を考
慮した重みづけ処理が行われる。すなわちDCT変換係
数のうち低周波成分に相当する係数は細かく再量子化さ
れ、高周波成分に相当する係数は粗く量子化される。量
子化後のデータはVLC(Variable Length Coding)回
路によって可変長符号化され、5つのユニットから構成
されるビデオセグメントとして格納される。
【0007】以上の処理はビデオセグメントと呼ばれる
単位で行われる。1つのビデオセグメントは5つのマク
ロブロックから構成され、1つのマクロブロックは4個
の輝度信号DCTブロック(Y−DCT)と2個の色差
信号DCTブロック(Cr−DCTとCb−DCT)か
らなる6個のDCTブロックで構成される。図16にマ
クロブロックの構成を示す。画面上のできるだけ広範な
位置から一定の規則にしたがって5つのマクロブロック
が集められ、1つのビデオセグメントを構成し、これを
単位として先に述べた符号量制御を行う。画面上の分散
した位置からマクロブロックを集めてくる理由は、画面
内で情報量の分布の偏りがあった場合でも、こうするこ
とによってビデオセグメント間の情報量の平均化が行わ
れ、画質の均一化を図ることができるからである。
【0008】あるビデオセグメント内の各マクロブロッ
クはある量子化ステップで再量子化され、可変長符号化
される。量子化ステップは、そのビデオセグメントの合
計符号量がある一定の値に収まるように、しかもその値
にできるだけ近いように決定される。可変長符号化され
たデータは5つのユニットに格納される。図17にユニ
ット1個分の構造を示す。5つの各ユニットはそれぞれ
5つのマクロブロックにほぼ対応している。すなわち1
つのユニットにはそれに対応するマクロブロックのデー
タの内、ほとんど又はすべてのデータが格納されてい
て、さらに残りの4つのマクロブロックのACデータ
(DCTのAC係数の可変長符号)が含まれている場合
もある。
【0009】各ユニットは量子化ステップ等を記録する
ための1バイトのエリアと符号データを記録するエリア
に分けられる。符号データを記録するエリアはマクロブ
ロックの6個のDCTブロックに1対1に対応する形
で、図17のように6つのエリアに分かれている。6つ
のエリアの内、Y用の4つのエリアは14バイト、C用
の2つのエリアは10バイトで構成されるので、1つの
ユニットのサイズは77バイトとなる。さらに各エリア
はDC等を記録する12ビットのエリアとACデータを
記録する残りのエリア(ACエリア)に分かれる。12
ビットのエリアにはそこに対応するDCTブロックのD
Cデータとその他の情報(DCTブロックのデータを復
元するのに必要な情報)が記録される。
【0010】データの格納は次のように行われる。 [ PASS-1 ]それぞれのユニットの6つのエリアに対し
て、それに対応するマクロブロックの各DCTブロック
のDC等の情報が、上記12ビットのエリアに格納され
る。また6つのACエリアには、そこに対応するDCT
ブロックのACデータ(可変長符号)を低次のデータか
ら順に格納する。ACデータの最後には終了コード(E
OB)を付加する。以上の処理でそれぞれのエリアに入
りきらなかったデータは別に保存しておく。ユニット内
の6つのエリアに対して以上の処理が終わったときの状
態は、隙間のあるエリアとないエリアができていて、ま
たエリアに入りきらなかったデータがあふれている可能
性もある。以上の処理は5つのユニットすべてについて
行う。
【0011】[ PASS-2 ]あふれたデータがある場合は、
ユニット内の先頭エリアから順番にエリアの区別無く隙
間のある場所を探していき、あふれたデータを順番に隙
間無くつめていく。以上の処理を行っても各ユニットに
入りきらなかったデータは別に保存しておく。ユニット
内の隙間に対して以上の処理が終わったときの状態は、
隙間のあるエリアとないエリアができていて、処理の結
果ユニットに隙間がない場合にはデータがあふれている
可能性がある。以上の処理は5つのユニットすべてにつ
いて行う。
【0012】[ PASS-3 ]これまでの処理でもまだ余って
いるデータがある場合は、先頭のユニットから最後のユ
ニットまで順番に、ユニット、エリアの区別無く隙間の
ある場所を探していき、あふれたデータを順番に隙間無
くつめていく。5つのユニットに対して以上の処理が終
わったとき、全データが5つのユニット内に格納されて
いる(そうなるように符号量推定回路で量子化ステップ
を設定しているため)。
【0013】こうして1つのビデオセグメントのデータ
が5つのユニットに分けて格納される。格納方法から分
かるように、1つのユニットには1つのマクロブロック
のデータがDCTの低次の係数データから順に記録され
ているため、例えばサーチ等で一部のユニットしか再生
できなくて他のユニットに格納された高次の係数データ
を取得できなかったとしても、取得できたユニットにつ
いては比較的少ない画質劣化で再生できるという利点が
ある。
【0014】次にビデオセグメントデータは並べ替え回
路2に送られる。ビデオセグメントデータは画面上の分
散した場所からマクロブロックを取得して構成している
が、サーチ時は画面上でまとまってデータがとれた方が
サーチ画像として見やすい。並べ替え回路2では各ユニ
ットを並べ替えることによって、トラック上に記録した
ときの並びがもとの画面上で連続するように出力する。
並べ替えはスーパーブロックと呼ばれる27個のマクロ
ブロック単位で行われる。図18にスーパーブロックの
構造を示す。
【0015】トラックの本数は 525/60 システムの場合
10 本、625/50 システムの場合 12本で、並べ替え回路
2は各トラックに対して、画面上で同じ高さにある5個
のスーパーブロックを左から順に並べていく。スーパー
ブロック内については各マクロブロックに対応する27
個のユニットが図18の(a)の 0 〜 26 の番号順に
出力される。すなわち、一本のトラックには135個の
ユニットが含まれるように構成される。並べ替えられた
各ユニットは誤り訂正回路で、トラック毎に各ユニット
を構成するバイト番号が同一のデータ系列に対して外符
号が付加され、次に各ユニット及び外符号に対して内符
号が付加される。
【0016】次にフォーマッタで各ユニット及び外符号
毎に同期信号、ID番号を付加することによってシンク
ブロックを構成する。すなわちユニットはシンクブロッ
クと1対1に対応する。シンクブロックは記録変調回路
によって記録変調が施され、図示しない記録アンプを通
してテープに記録される。あるいは図示しない伝送系の
送出回路から伝送路に送り出してもよい。
【0017】図19にトラックの内容を示す。1本のト
ラックは5つのスーパーブロックに相当し、1つのスー
パーブロックに相当する領域には27個のシンクブロッ
クが含まれている。1つのシンクブロックは1つのユニ
ットの情報をすべて含み、1つのユニットにはそれに対
応するマクロブロックのほとんどの情報を含んでいる。
ただし、この図においては外符号を含むシンクブロック
など、ユニットと対応するシンクブロック以外の情報は
省略してある。
【0018】[再生系又は伝送系の受信時]再生時又は
伝送系の受信時には再生信号又は受信信号は、図示しな
い再生回路又は受信回路で、1,0 のデータ列が復元され
た上で復調回路において復調され、デフォーマッタで同
期検出、ID検出等が行われ、誤り訂正回路に送られ
る。誤り訂正回路では先の内符号、外符号をもとに誤り
訂正が行われ、並べ替え回路3に送られる。ここで、あ
る特定のユニットが訂正不能になった場合は、図示しな
いフレームメモリに蓄えられている前フレームのユニッ
トで置き換えて出力する。
【0019】並べ替え回路3では記録時と逆の操作が行
われ、ビデオセグメントの順番にユニットを並べ替えて
出力する。VLD(variable length decoding:可変長
デコード)では、各ユニットのデータからそれぞれの可
変長符号化されたDCTのデータを取り出した上で可変
長符号の復号を行う。これは記録時に再量子化された値
であるため、次の逆量子化回路で逆量子化がおこなわ
れ、DCT係数が復元される。逆DCT回路では逆DC
T演算が行われ、最後に並べ替え回路4で画面上の正規
の位置に8x8ブロックを戻した後、Y、Cr、Cb信
号が出力される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】図14に示したような
既知方式のVTRでは取り扱う画像におけるY信号と2
つの色差信号の比率が 4:1:1 又は 4:2:0 であり、民生
用としては十分な画質を備えていると考えれるが、業務
用としては一般に 4:2:2 以上の比率の画質が要求され
るため、これを業務用に用いるには難がある。そこで業
務用として少なくとも 4:2:2 の比率の画像品質を持つ
デジタルVTRの開発が望まれている。ここで図14に
示したような構成の画像情報圧縮装置を持つVTRが商
品化されることを考えると、各構成要素はLSI化され
るが、LSIが民生用VTRとして商品化された場合は
業務用と比較して生産数量が多いため、価格もそれに応
じて通常低下する。
【0021】一方、例えば業務用のVTRでは民生用の
VTRに比べ画質や機能に対する要求が高いものの、そ
の分価格やテープ消費量が大きいことなどについては許
容される傾向がある。したがって、民生用のVTRより
も高画質のVTRを商品化する場合に、民生用とは異な
った方式のVTRを新たに開発することも考えられる。
しかし、そのようなVTRの開発において全く新しい方
式を用いるのでなく、民生用のLSIを用いて構成でき
れば、開発コストや部品コストなどを下げることがで
き、非常に望ましい。
【0022】本発明はそのような点に鑑みてなされたも
ので、民生用VTRの画像情報圧縮伸長用LSIを用い
て、業務用VTRを構成することを可能にする方式を提
供することを目的とするものである。ただし、民生用の
LSIを使用することに限定するものではない。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、次の構成を有している。 入力画像を 4:2:2 として色差信号の情報量を増やす
と同時に、記録容量を2倍にして輝度信号の圧縮率を減
らすことによって、輝度信号と色差信号両方の画質を向
上させる。
【0024】 4:2:2 画像用のマクロブロックの構造
を新しく定義し、ユニットとの対応付けのためにユニッ
ト毎に2個のダミーDCTブロックを挿入する。→画面
水平方向に連続する2つの8x8のYのDCTブロック
と、その位置に対応する2つの色差信号の8x8のC
r,CbのDCTブロック、及びDCT係数のうちDC
が任意でACがすべて同じ値、例えば0であるような2
個のダミーDCTの合計6個のDCTブロックを1つの
マクロブロックとし、これを(テープ上の)1つのシン
クブロックに対応付ける。このときダミーマクロブロッ
クは従来のYのDCTブロックのエリア2個に相当する
部分に挿入する。これによって従来のユニットに 4:2:2
画像を格納できるようになり、またユニット毎の記録
容量が相対的に増えるため、圧縮率が下がり画質が向上
する。
【0025】入力画像を2つのグループに分け、それ
ぞれのグループに対して従来の画像情報圧縮を 行える
ようにするための、グループ分けの方法を新しく定義す
る。→水平9x垂直3マクロブロック、すなわちスーパ
ーブロックを画面垂直方向に2個分用いて1つの拡張ス
ーパーブロックを構成することによって、拡張スーパー
ブロックの画面上の配置を従来の画像情報圧縮装置と同
等にし、さらに拡張スーパーブロックの上半分と下半分
をそれぞれ別な系統で処理することによって、処理する
データを従来と同じにして、それぞれが従来の画像情報
圧縮方式で処理できるようにする。
【0026】2つに分けたグループを、テープ上に配
置する方法を新しく定義する。→1本のトラックに2つ
のビデオセクタを用意し、1つのビデオセクタが従来の
画像情報圧縮装置の1本のトラックに相当するように対
応付けることによって、従来方式での信号処理をそのま
ま行えるようにし、情報量が2倍になった分を、トラッ
クの本数は同じで2倍のビデオセクタを持つようにする
ことでテープ上に記録可能にする。またこのとき、2系
統のグループを偶数トラックと奇数トラックに配分する
ことよって、ペアヘッドを用いて同時に取得できる画面
上の面積を増やし、サーチ画質を向上させる。
【0027】上記の方式を採用した結果、民生用の画像
情報圧縮用LSIを2系統用いて従来の情報量のほぼ2
倍の情報量を記録/再生することによって、安価で高画
質な業務用VTRを構成することができる。
【0028】すなわち本発明によれば、輝度(Y)信号
と2種類の色差(Cr、Cb)信号のサンプリング周波
数の比が4:2:2で表わされる4:2:2入力画像情
報を、2分割するステップと、前記2分割するステップ
により作られた第1及び第2の信号系統に対し、前記Y
信号のDCTブロック2個、前記Cr、Cb信号のDC
Tブロックはそれぞれ1個の合計4個のDCTブロック
を単位として、これに前記Y信号と識別可能な2個のダ
ミーDCTブロックをY信号のDCTブロックとして追
加するステップと、前記追加するステップにより得られ
た第1及び第2の信号系統で、Y信号のDCTブロック
4個、Cr、Cb信号のDCTブロック各1個ずつで合
計6個のDCTブロックから構成されるマクロブロック
を単位として、n個(nは自然数)のマクロブロックで
データ量が一定になるように情報量の削減を行う2系統
の圧縮手段を利用してDCTと可変長符号化を含む高能
率符号化による画像圧縮を行うステップとを、有する画
像情報圧縮方法が提供される。
【0029】さらに本発明によれば、輝度(Y)信号と
2種類の色差(Cr、Cb)信号のサンプリング周波数
の比が4:2:2で表わされる4:2:2入力画像情報
を、2分割するステップと、前記2分割するステップに
より作られた第1及び第2の信号系統に対し、前記Y信
号のDCTブロック2個、前記Cr、Cb信号のDCT
ブロックはそれぞれ1個の合計4個のDCTブロックを
単位として、これに前記Y信号と識別可能な2個のダミ
ーDCTブロックをY信号のDCTブロックとして追加
するステップと、前記追加するステップにより得られた
第1及び第2の信号系統で、Y信号のDCTブロック4
個、Cr、Cb信号のDCTブロック各1個ずつで合計
6個のDCTブロックから構成されるマクロブロックを
単位として、n個(nは自然数)のマクロブロックでデ
ータ量が一定になるように情報量の削減を行う2系統の
圧縮手段を利用してDCTと可変長符号化を含む高能率
符号化による画像圧縮を行うステップと、記録媒体の交
互のトラックに前記第1及び第2の信号系統のそれぞれ
の圧縮手段の出力信号がそれぞれ書き込まれるよう記録
するステップとを、有する画像情報記録方法が提供され
る。
【0030】さらに本発明によれば、輝度(Y)信号と
2種類の色差(Cr、Cb)信号のサンプリング周波数
の比が4:2:2で表わされる4:2:2入力画像情報
を、2分割する分割手段と、前記分割手段により作られ
た第1及び第2の信号系統に対し、前記Y信号のDCT
ブロック2個、前記Cr、Cb信号のDCTブロックは
それぞれ1個の合計4個のDCTブロックを単位とし
て、これに前記Y信号と識別可能な2個のダミーDCT
ブロックをY信号のDCTブロックとして追加するダミ
ーDCTブロック追加手段と、前記ダミーDCTブロッ
ク追加手段で追加が行われた後の前記第1及び第2の信
号系統で、Y信号のDCTブロック4個、Cr、Cb信
号のDCTブロック各1個ずつで合計6個のDCTブロ
ックから構成されるマクロブロックを単位として、n個
(nは自然数)のマクロブロックでデータ量が一定にな
るように情報量の削減を行うためにDCTと可変長符号
化を含む高能率符号化による画像圧縮を行う2系統の圧
縮手段とを、有する画像情報圧縮装置が提供される。
【0031】さらに本発明によれば、輝度(Y)信号と
2種類の色差(Cr、Cb)信号のサンプリング周波数
の比が4:2:2で表わされる4:2:2入力画像情報
を、2分割する分割手段と、前記分割手段により作られ
た第1及び第2の信号系統に対し、前記Y信号のDCT
ブロック2個、前記Cr、Cb信号のDCTブロックは
それぞれ1個の合計4個のDCTブロックを単位とし
て、これに前記Y信号と識別可能な2個のダミーDCT
ブロックをY信号DCTブロックとして追加するダミー
DCTブロック追加手段と、前記ダミーDCTブロック
追加手段で追加が行われた後の前記第1及び第2の信号
系統で、Y信号のDCTブロック4個、Cr、Cb信号
のDCTブロック各1個ずつで合計6個のDCTブロッ
クから構成されるマクロブロックを単位として、n個
(nは自然数)のマクロブロックでデータ量が一定にな
るように情報量の削減を行うためにDCTと可変長符号
化を含む高能率符号化による画像圧縮を行う2系統の圧
縮手段と記録媒体の交互のトラックに前記第1及び第2
の信号系統のそれぞれの圧縮手段の出力信号がそれぞれ
書き込まれるよう記録する書き込み手段とを、有する画
像情報記録装置が提供される。
【0032】さらに本発明によれば、第1及び第2の信
号系統で、輝度(Y)信号のDCTブロック4個、2種
類の色差(Cr、Cb)信号のDCTブロック各1個ず
つで合計6個のDCTブロックから構成されるマクロブ
ロックを単位として、n個(nは自然数)のマクロブロ
ックでデータ量が一定になるように情報量の削減が行わ
れたデータに対して、可変長符号復号化と逆DCTを含
む高能率復号化による画像伸長を行う2系統の画像伸長
手段と、第1及び第2の信号系統で、前記Y信号と識別
可能な2個のダミーDCTブロックを前記4個のY信号
のDCTブロックから除去するダミーDCTブロック除
去手段と、前記第1及び第2の信号系統の前記ダミーD
CTブロック除去手段からの出力データを合成し、輝度
(Y)信号と2種類の色差(Cr、Cb)信号の画像デ
ータからサンプリング周波数の比が4:2:2で表わさ
れる出力画像情報を作る合成手段とを、有する画像情報
伸長装置が提供される。
【0033】さらに本発明によれば、記録媒体の交互の
トラックに記録された第1及び第2の信号系統のデータ
をそれぞれ読み出す読み出し手段と、読み出された前記
第1及び第2の信号系統で、輝度(Y)信号のDCTブ
ロック4個、2種類の色差(Cr、Cb)信号のDCT
ブロック各1個ずつで合計6個のDCTブロックから構
成されるマクロブロックを単位として、n個(nは自然
数)のマクロブロックでデータ量が一定になるように情
報量の削減が行われたデータに対して、可変長符号復号
化と逆DCTを含む高能率復号化による画像伸長を行う
2系統の画像伸長手段と、第1及び第2の信号系統で、
前記Y信号と識別可能な2個のダミーDCTブロックを
前記4個のY信号のDCTブロックから除去するダミー
DCTブロック除去手段と、前記第1及び第2の信号系
統の前記ダミーDCTブロック除去手段からの出力デー
タを合成し、輝度(Y)信号と2種類の色差(Cr、C
b)信号の画像データからサンプリング周波数の比が
4:2:2で表わされる出力画像情報を作る合成手段と
を、有する画像情報再生装置が提供される。
【0034】
【0035】さらに本発明によれば、輝度(Y)信号と
2種類の色差(Cr,Cb)信号のサンプリング周波数
の比が4:2:2で表される4:2:2入力画像を2系
統の符号化処理により圧縮する方法であって、水平方向
に連続する2個の輝度信号DCTブロックと、画面上で
同じ位置にあるCr、Cb各1個の色差信号DCTブロ
ックからなる合計4個のDCTブロックを単位として、
この単位内の4個のDCTブロックが同じ信号系統に含
まれるように、入力画像を2つの信号系統に分割するス
テップと、前記2分割するステップにより作られた第1
及び第2の信号系統に対し、前記4個単位のDCTブロ
ックに、符号量ができるだけ少なくなるように設定され
た2個のダミーDCTブロックを追加することによって
合計で6個のDCTブロック単位に扱うことを可能にす
るダミーDCTブロック追加ステップと、Y信号のDC
Tブロック4個、Cr、Cb信号のDCTブロック各1
個ずつで6個のDCTブロックから構成されるマクロブ
ロックを単位として、n個(nは自然数)のマクロブロ
ックでデータ量が一定量以下になるように情報量の削減
を行う圧縮手段を並列に2系統用いて、それぞれの圧縮
手段系統に前記追加ステップにより得られた2系統の出
力信号をそれぞれ対応づけて入力し、この時前記2系統
の出力信号である6個のDCTブロック単位のうち2個
のY信号のDCTブロックと2個のダミーDCTブロッ
クは前記各圧縮手段の4個のY信号のDCTブロックと
して対応づけ、6個のDCTブロック単位のうち残るC
r、Cb信号の各1個のDCTブロックを前記各圧縮手
段のCr、Cb信号のDCTブロックとして対応づける
ことによって、それぞれの信号系統の情報量を削減して
画像圧縮を行うステップとを、有する画像情報圧縮方法
が提供される。
【0036】さらに本発明によれば、請求項1におい
て、入力画像を2つの信号系統に分割する手段は、垂直
方向にm個(mは自然数)の幅のDCTブロックごとに
画面を水平の帯状に区切って、偶数番目の帯と奇数番目
の帯の2つの信号系統に分割することを特徴とし、生成
された2つの信号系統のデータは記録媒体の交互のトラ
ックにそれぞれ書き込まれるように記録するステップを
有する画像情報記録方法が提供される。
【0037】
【実施例】以下図面とともに本発明の好ましい実施例に
ついて説明する。本発明は、画像情報圧縮方法、画像情
報記録方法、画像情報圧縮装置、画像情報記録装置、画
像情報伸長装置、画像情報再生装置と多岐にわたるが、
その中心は画像の圧縮・記録と伸長・再生にあるので、
これを実現するデジタル画像記録・再生装置を実施例と
して説明する。図1は本発明の実施例の画像記録・再生
装置のうち、圧縮を行う部分すなわちVTRにおける記
録系を示すブロック図であり、図2は伸長を行う部分す
なわちVTRにおける再生系を示すブロック図である。
図1で第1圧縮部14Bー1と第2圧縮部14Bー2は
同一構造のブロックであって、一方のみが示されてい
る。これらの第1圧縮部14Bー1と第2圧縮部14B
ー2はダミーDCTブロックを挿入するための回路20
B、22Bを従来例を示す図14の圧縮部14Aに追加
したものである。すなわち、入力画像としては 4:2:2
の525/60 又は 625/50 の画像を扱い、画像情報圧縮の
主要部分である圧縮部と伸長部については従来の民生用
のものをそのまま2系統用いる構成となっている。また
圧縮、伸長部の入口と出口部分に位置する、フレームメ
モリ・並べ替え回路、フォーマッタ・デフォーマッタ・
記録再生変復調については、処理する情報量の増加に対
応できるように変更する。なお、図3及び図4は図1、
図2のブロック図をそれぞれより具体的に示したもので
あり、次の様な対応関係となっている。
【0038】図1の第1圧縮部14Bー1とフォーマッ
タ・記録変復調回路16Bの一部がDCT回路62−1
から記録アンプ86ー1までの回路に相当する。図1の
第2圧縮部14Bー2とフォーマッタ・記録変復調回路
の一部がDCT回路62ー2から記録アンプ86ー2ま
での回路に相当する。図2の再生復調・デフォーマッタ
42Bの一部と第1伸長部44Bー1が再生アンプ90
ー1から選択回路108ー1までの回路に相当する。図
2の再生復調・デフォーマッタ42Bの一部と第2伸長
部44Bー2が再生アンプ90ー2から選択回路108
ー2までの回路に相当する。上記各圧縮部と伸長部で
は、圧縮部においてダミーDCTブロックを追加するた
めの構成は、本発明で新たに導入する点であるが、その
他は基本的に従来の民生用デジタルVTR用のICと同
一であるので、容易に作成することが可能であり、した
がって、これらの部分のハードウエア構成についてはこ
れ以上の詳細な説明は省略する。
【0039】はじめに全体の信号の流れについて説明す
る。 [記録時又は送信時]入力された 4:2:2 のコンポーネ
ント画像情報(525/60, 625/50 システム間でサンプル
レート共通で、垂直解像度とフレーム周波数が異なる)
Y、Cr、Cbは、それぞれのフレームメモリに格納さ
れる。各信号はフレームメモリから8x8画素(DCT
ブロック)単位で後述する一定の規則にしたがって第1
並べ替え回路12Bによって2系統に読み出され、それ
ぞれ2系統の圧縮部へ送られる。2系統の圧縮部14B
ー1、14Bー2ではそれぞれ全く同じ処理が行われ
る。まず、従来例と同様に8x8画素単位で2次元DC
Tが行われ、ジグザグスキャン回路18Bによってジグ
ザグスキャン順にAC係数が読み出され、バッファメモ
リ26Bに送られる。
【0040】2次元DCTは2つのモードを選択でき
て、そのDCTモード情報と、そのDCTブロックのア
クティビティを示す値(クラス情報)、及びDC係数も
同時にバッファメモリ26Bに送られる。AC係数は同
時にデータ量推定回路24Bにも送られ、いろいろな量
子化レベルに対してデータ量がどのくらいになるか計算
される。データ量推定の結果に基づいて、一定のブロッ
ク数単位で符号量が所定の固定長となるように量子化ス
テップが決定され、適応量子化器28Bに送られる。適
応量子化器28Bは先のクラス情報と量子化ステップを
もとにバッファメモリ26BのAC係数を再量子化す
る。再量子化後のデータはVLC(VariableLength Cod
ing:可変長コード化)回路30Bによって可変長符号
化され、5つのユニットから構成されるビデオセグメン
トに格納される。このとき、DC(9bit)及びDCTモ
ード(1bit)、クラス情報(2bit)も後述するように各
DCTブロック毎に専用のエリアに格納される。
【0041】次にビデオセグメントデータは第2並べ替
え回路32Bに送られる。ビデオセグメントデータは画
面上の分散した場所からマクロブロックを取得して構成
しているが、サーチ時は画面上でまとまってデータがと
れた方がサーチ画像として見やすい。第2並べ替え回路
32Bでは各ユニットを並べ替えることによって、トラ
ック上に記録したときの並びが元の画面上で連続するよ
うに出力する。並べ替えはスーパーブロックと呼ばれる
27個のマクロブロック単位で行われ、さらに画面上で
同じ高さにある5個のスーパーブロックを1つの単位と
して(ビデオセクタと呼ぶ)、各スーパーブロックが画
面の左から順に出力される。
【0042】すなわち、各ビデオセクタは135個のユ
ニットで構成されることになる。ビデオセクタの数は各
系統につきそれぞれ、525/60 システムの場合で 10
個、625/50 システムの場合 12 個であり、2系統ある
ため、それぞれ倍の数になる。並べ替えられた各ユニッ
トは誤り訂正・符号付加回路34Bで、トラック毎に各
ユニットを構成するバイト番号が同一のデータ系列に対
して外符号が付加され、次に各ユニット及び外符号に対
して内符号が付加される。以上が2系統についてそれぞ
れ適用され、どちらもフォーマッタに送られる。
【0043】フォーマッタでは各ユニット及び外符号毎
に同期信号、ID番号を付加することによってシンクブ
ロックを構成する。すなわちユニットはシンクブロック
と1対1に対応する。シンクブロックは図3に示す記録
変調回路84ー1、84ー2によって記録変調が施さ
れ、記録アンプ86ー1、86ー2を通して図示省略の
磁気テープ(ビデオテープ)に記録される。磁気テープ
上へは通常+−のアジマスが交互に並ぶようにトラック
が形成されるが、上記2系統のデータはそれぞれ+又は
−アジマスのトラックに対応付けられて記録される。こ
のとき図3に示される180゜対向ペアヘッドA,
A’,B,B’を用いて、それぞれのチャンネルと上記
2系統のデータを対応付ければ、2系統のデータをバッ
ファメモリ等の手段を用いることなく同時記録できる。
180゜対向シングルヘッドで記録する場合は、バッフ
ァメモリを用意して、2倍の速さでヘッドを走査すれば
よい。あるいは磁気テープに記録しない場合は、図示し
ない伝送系の送出回路から伝送路に送り出してもよい。
【0044】[再生系又は伝送系の受信時]再生時又は
伝送系の受信時には再生信号又は受信信号は、再生回路
(図4の磁気ヘッドA,A’,B,B’、再生アンプ、
復調回路など)又は図示しない受信回路で、1,0 のデー
タ列が復元された上で復調回路において復調され、デフ
ォーマッタで同期検出、ID検出等が行われる。記録時
に2系統に分けられて記録されたデータは、テープ上で
別アジマスのトラックに記録されていることが分かって
おり、また再生時にどちらのアジマスのヘッドで再生さ
れたデータであるかは自明であるから、データはそれに
したがって2系統に振り分けられ、誤り訂正・補間回路
48Bに送られる。
【0045】誤り訂正・補間回路48Bでは内符号、外
符号をもとに誤り訂正が行われ、第3並べ替え回路50
Bに送られる。ここで、ある特定のユニットが訂正不能
になった場合は、図示しないフレームメモリに蓄えられ
ている前フレームのユニットで置き換えて出力する。第
3並べ替え回路50Bでは記録時と逆の操作が行われ、
ビデオセグメントの順番にユニットを並べ替えて出力し
VLD(variable length decoding:可変長デコード)
回路52Bに送る。VLD回路52Bでは、各ユニット
のデータからそれぞれの可変長符号化されたDCTのデ
ータを取り出した上で可変長符号の復号を行い、AC係
数を復元する。このとき各ユニットから、記録時に保存
していたDC係数、DCTモード、クラス情報もDCT
ブロック毎に取り出される。
【0046】VLDしたAC係数は記録時に再量子化さ
れた値であるため、次の逆量子化回路でクラス情報を参
照して逆量子化がおこなわれ、DCTのAC係数が復元
される。逆DCT回路46BではDC係数、AC係数、
DCTモードをもとに逆DCT演算が行われ、第4並べ
替え回路4で画面上の正規の位置に対応するフレームメ
モリに8x8ブロック単位で書き込まれる。最後にフレ
ームメモリ46BからY、Cr、Cb信号がそれぞれ出
力される。
【0047】以上の信号の流れについて再生系は記録系
の逆なので、以下で記録系を例にとって更に詳細に説明
する。4:2:2 画像は、4:1:1 又は 4:2:0 画像に対して
色差情報量が2倍になっているが、輝度情報量は同じで
ある。525/60 システムでは、Yの解像度が 720x480、
Cr,Cbの解像度が 360x480 である。625/50 システ
ムでは、Yの解像度が 720x576、Cr,Cbの解像度が
360x576 である。4:2:2 画像においても処理を共通化
するために、8x8のDCTブロック単位で処理を行
う。図5に画面を8x8単位のDCTブロックに区切っ
た様子を示す。
【0048】525/60 と 625/50 の違いは垂直方向のD
CTブロック数(画素数)だけで、水平方向のDCTブ
ロック数(画素数)は同じである。4:1:1 と 4:2:0 で
は色差信号の水平解像度が異なるため、525/60 と 625/
50 の間ではDCTブロックの形状が異なっていたが、
この発明では 525/60 でも 625/50 でも共通のサンプリ
ングフォーマットを採用したため、DCTブロックの形
状は同じになる。また、4:1:1 画像においては、色差信
号の水平方向のDCTブロック数が整数値ではなかった
ため特殊な処理が必要であったが、本発明では 525/60
と 625/50 で共通の 4:2:2 のサンプリングフォーマッ
トとしたため、従来のように特殊な処理が必要なく、す
べてのDCTブロックに対して一貫した処理を行えるよ
うになっており、これが本発明の第1のポイントであ
る。
【0049】次に「ユニット5個で1つのビデオセグメ
ントを構成しビデオセグメント単位で処理する」、とい
う部分は従来のものと同じなので、本発明の次のポイン
トは、ユニット1個にどのようにDCTブロックを割り
付けるか(すなわちマクロブロックをどのように構成す
るか)という点にある。本発明の第2のポイントは、扱
う情報量を2倍にするために従来のユニット数を2倍に
するとともに、ダミーDCTブロックを導入することに
よって、ユニットに対応するマクロブロックの構造を図
6のようにしたことである。
【0050】すなわち水平方向に連続する2個のY−D
CTブロックと、その位置にあるCr、Cbブロックを
1つのマクロブロックとする。これによってマクロブロ
ックの数は水平方向が45 個、垂直方向が 525/60 の場
合 60 個、625/50 の場合 72個となる。合計すると、52
5/60 で 2700 個(4:1:1 では半分の 1350 個)、625/5
0 で 3240 個(4:2:0 では半分の1620 個)となる。従
来はY4個、Cr,Cb各1個の合計6個のDCTブロ
ックを1つのユニットの6つのエリアに対応させていた
が、本発明ではY2個、Cr,Cb各1個の合計4個の
DCTブロックを同じアルゴリズムで矛盾無く割り当て
るためにダミーのY−DCTブロックを2個作る。この
ダミーDCTブロックは再量子化と可変長符号化後の符
号ができるだけ少なくなるように設定されたDCTブロ
ックであって例えば、DCTの係数データが全て同じ
(例:0)であるようなブロックであって、そのAC係
数部分は結局VLC回路30Bで EOB コード1個に変
換される。ダミーDCTブロックのDCとその他の情報
(ユニットのエリア内にある12ビットの領域に格納さ
れるデータで、クラス情報とDCTモードを示す)につ
いてはどんな値でもよい。
【0051】すなわち、従来は Y0, Y1, Y2, Y3, Cr, C
b の順に送られてきたDCTブロックが、ユニット内
の、エリア y0, y1, y2, y3, cr, cb にそれぞれ1対1
に対応するように、データ格納の PASS-1 が実行される
が、本発明ではダミーのDCTブロックを D とする
と、Y0, D, Y1, D, Cr, Cb の順にデータを送り出すこ
とによって、それぞれ順に y0, y1, y2, y3, cr, cb の
エリアに対応付けられることになる。なお、ダミーDC
Tブロックを挿入する位置としては、データ格納のアル
ゴリズム上、y0,y1,y2,y3 に対応する位置なら(あらか
じめ取り決めておけば)どこでもよくて、例えば Y0, Y
1, D, D, Cr, Cb あるいは、D, D, Y0, Y1, Cr, Cb な
どの順番に設定することも可能(合計12通り)であ
る。
【0052】図7に Y0, D, Y1, D, Cr, Cb の順に対応
付けたときの、PASS-1 処理後のユニットの様子を一例
として示す。この例では、Y0-DCT と Cr-DCT は比較的
符号量が少なかったために対応するエリアにすべて格納
することができ、Y1-DCT とCb-DCT は符号量が多かった
ために対応するエリアに格納しきれなかったことにな
る。エリア y1 と y3 はダミーDCTに対応して EOB(4
bit) のみが格納されるため、PASS-1 終了時点ではダミ
ーDCT1個につき、常に 96bit (14byte x8bit/byte
- 12bit- 4bit)の隙間が発生する。このエリアは PASS
- 2 と PASS-3 で有効に使われることになる。
【0053】符号量制御はビデオセグメント単位(すな
わち5マクロブロック単位)に行われるが、本発明では
Y−DCT10個、Cr−DCT5個、Cb−DCT5
個を5ユニットに格納するように(マクロブロック毎に
量子化ステップを変化させて)符号量が制御されること
になる。従来はY−DCTは倍の20個、Cr−DCT
5個、Cb−DCT5個を同じように5ユニットに格納
するように符号量が制御されていたため圧縮率が高かっ
たが、本発明ではビデオセグメント単位でみればY−D
CT10個分を格納する必要がなくなったため、あまり
圧縮率を上げずにデータを格納できるようになり、画質
が大幅に向上した。
【0054】また、1つのユニットは再生データを復号
できる最小単位であるシンクブロックと1対1に対応し
て記録されるため(後述)、特殊再生等でシンクブロッ
ク1個しか再生できなくてもこのユニットは復号でき
る。ユニットはそこに対応するマクロブロックをほぼも
との画像に復元できる情報を持っている。すなわち、サ
ーチ等では最小で水平16x垂直8画素単位の画像が得
られる。ただし、高周波成分が失われている場合もあ
る。
【0055】本発明の第3のポイントは、2倍に増えた
ユニットと画面上のマクロブロックを対応付けるため
に、水平9x垂直3マクロブロック、すなわちスーパー
ブロックを画面垂直方向に2個分用いて1つの拡張スー
パーブロックを構成することによって、拡張スーパーブ
ロックの画面上の配置を従来の画像情報圧縮装置と同等
にし、さらに拡張スーパーブロックの上半分と下半分を
それぞれ別な系統で処理することによって、それぞれが
従来の画像情報圧縮方式で処理できるようにしている点
である。また 525/60 と 625/50 でサンプリング構造が
同じであることを利用して、従来とは異なり、525/60
と 625/50 で共通のスーパーブロック構造を可能とした
点にも特徴がある。図8に拡張スーパーブロックの構造
を示す。
【0056】拡張スーパーブロックの上半分の水平9x
垂直3マクロブロックがグループaに所属し、下半分の
9x3マクロブロックがグループbに属する。グループ
aとグループbは図1に示すように第1並べ替え回路1
2Bで2系統に分離され、それぞれに従来の画像情報圧
縮処理が行われる。今グループの1つだけに着目する
と、マクロブロック数が 525/60 システムの場合 45x3
0=1350、625/50 システムの場合 45x36=1620 となり、
従来の画像情報圧縮装置が対象としているデータ量と全
く同じになっていることが分かる。このとき、圧縮前の
ビデオセグメントVi,k は次のように定義される。
【0057】
【数1】 V i,k = { Va i,k, Vb i,k }, i=0〜9(525/60), 0〜11(625/50), k=0〜26 Va i,k = { Ma (i+2)mod n, 2, k , Ma (i+6)mod n, 1, k , Ma (i+8)mod n, 3, k , Ma (i+0)mod n, 0, k , Ma (i+4)mod n, 4, k } Vb i,k = { Mb (i+2)mod n, 2, k , Mb (i+6)mod n, 1, k , Mb (i+8)mod n, 3, k , Mb (i+0)mod n, 0, k , Mb (i+4)mod n, 4, k } Mx i,j,k はマクロブロックである。添字の"x"は a 又
は b をとり、それぞれグループa、bに属することを
示す。i はスーパーブロックの垂直アドレスで、0〜9(5
25/60)、又は 0〜11(625/50)。j はスーパーブロックの
水平アドレスで、0〜4。k はスーパーブロック内のマク
ロブロックアドレスで、0〜26。
【0058】第1並べ替え回路12Bはそれぞれの系統
毎に、この順番でフレームメモリからデータを読み出
す。すなわち、次のように読み出す。それぞれの系統で
は従来例での説明と同じ方法で、ビデオセグメント単位
の圧縮が行われる。ビットレート削減後のビデオセグメ
ント v i,k は、図9に示すように表される。
【0059】
【数2】 v i,k = { va i,k, vb i,k }, i=0〜9(525/60), 0〜11(625/50), k=0〜26 va i,k = { Ua (i+2)mod n, 2, k , Ua (i+6)mod n, 1, k , Ua (i+8)mod n, 3, k , Ua (i+0)mod n, 0, k , Ua (i+4)mod n, 4, k } vb i,k = { Ub (i+2)mod n, 2, k , Ub (i+6)mod n, 1, k , Ub (i+8)mod n, 3, k , Ub (i+0)mod n, 0, k , Ub (i+4)mod n, 4, k } Ux i,j,k は圧縮データを格納するユニットである。添
字の"x"は a 又は b をとり、それぞれグループa、b
に属することを示す。i はトラックNo.で後述するよ
うにスーパーブロックの垂直アドレスに対応し、0〜9(5
25/60)、又は 0〜11(625/50)である。j はスーパーブロ
ックの水平アドレスに対応し、0〜4である。k はスーパ
ーブロック内のマクロブロックアドレスに対応し、0〜2
6である。va i,k、vb i,k は2系統のビットレート削減
後のビデオセグメントを示す。
【0060】すなわち、vx i,k には Vx i,k のすべて
のデータが圧縮された形式で格納されていて、また、ユ
ニットへのデータ格納アルゴリズムからわかるように、
ユニット番号 Ux i,j,k のユニットには同一の添字のマ
クロブロックの大部分もしくは全部と、場合によっては
それ以外の(同一ビデオセグメント内の)マクロブロッ
クのデータの一部が含まれる。次にビデオセグメントデ
ータは第2並べ替え回路32Bに送られて、各系統毎に
画面上のスーパーブロックの並びに変更される。すなわ
ち第2並べ替え回路32Bの出力は図10のようにな
る。
【0061】並べ替えられた各ユニットは誤り訂正回路
34Bで、スーパーブロック5個単位(すなわちユニッ
ト135個)で各ユニットを構成するバイト番号が同一
のデータ系列に対して外符号が付加され、次に各ユニッ
ト及び外符号に対して内符号が割り当てられる。 図1
1に外符号、内符号の付加の様子を示す。ここでは省略
したが外符号生成の際に、ユニット以外の他の補助情報
を加えることもある。
【0062】本発明の第4のポイントは、2系統に圧縮
された情報をテープ上に配置するために1本のトラック
に2つのビデオセクタを用意し、1つのビデオセクタが
従来の画像情報圧縮装置の1本のトラックに相当するよ
うに対応付けることによって、トラックの本数は同じで
2倍のビデオセクタを持つようにした点である。また、
グループaのビデオセクタを偶数番目のトラックに配置
し、グループbのビデオセクタを奇数番目のトラックに
配置している。図12にトラックとユニットのおおまか
な関係を示す。
【0063】1つのビデオセクタが従来の画像情報圧縮
装置の1本のトラックに相当するように対応付けられて
いるため、誤り訂正処理が従来の画像情報圧縮方式と同
様にできる。また、画面上の水平の帯に対応しているた
め、サーチ(高速再生)時に特定の速度にすることによ
って画面を斜めに横切るようにワイプしながら更新して
いくことが可能になり、見やすいサーチ画質が得られ
る。グループaとグループbは2本のトラックでペアに
なるように配置されている。一方、このような方式のV
TRは通常180゜対向の2組のペアヘッドで記録/再
生する構成になることが多いので、このペアになってい
るデータをほぼ同時に取得できる。したがってサーチを
行ってヘッドがトラックを斜めに横切る場合であって
も、ほぼスーパーブロックの幅(垂直6マクロブロック
分)で画像を更新していくことができ、良好なサーチ画
質を得ることができる。
【0064】グループaとグループbは別々の系統で並
列に処理されるため、磁気テープ上に記録する際には、
同じタイミングで得られることになる。したがって、ペ
アヘッドを用いれば余分なバッファメモリ等を持つこと
なく、トラック2本ずつ同時記録が可能である。 なお
図12において偶数番目のトラックを−アジマスのヘッ
ドで記録/再生し、奇数番目のトラックを+アジマスの
ヘッドで記録/再生するように説明しているが、本発明
はこれを限定するものではない。すなわち、偶数番目の
トラックを+アジマスのヘッドで記録/再生し、奇数番
目のトラックを−アジマスのヘッドで記録/再生しても
よい。
【0065】また、ヘッド詰まり等によってビデオヘッ
ドが1ch再生できなくなると、上記実施例による方法
では画面上で更新されないエリアが発生するため、フレ
ーム毎に偶数番目のトラックに記録する内容と奇数番目
のトラックに記録する内容を入れ替えてもよい。このよ
うな方式のVTRは通常180゜対向の1対のペアヘッ
ドで記録/再生する構成になることが多いので、偶数番
目のトラックデータと奇数番目のトラックデータは通常
ほぼ同時に取得できる。したがってこのような方法でト
ラックの内容を入れ替えても、再生するデータにはほと
んど変化はない。また上記実施例では、グループaのデ
ータを偶数番目のトラックのビデオセクタ0と1に配分
し、グループbのデータを奇数番目のトラックのビデオ
セクタ0と1に配分する構成にしたが、別な方法とし
て、どちらも全トラックに記録することとし、グループ
aはビデオセクタ0にグループbはビデオセクタ1に配
分するようにしてもよい。
【0066】図13に各シンクブロックのうちビデオセ
クタ部分をさらに詳しく示す。この図では、ビデオセク
タ以外のシンクブロックは省略してある。
【0067】[グループa]Ua 2m,j,k は 2m 番目のト
ラックのビデオセクター0の第(27j+k+21)番目のシンク
ブロックに割り当てられ、ユニット Ua 2m+1,j,k は同
じく 2m 番目のトラックのビデオセクター1の第(27j+k
+21)番目のシンクブロックに割り当てられる。
【0068】[グループb]Ub 2m,j,k は 2m+1 番目の
トラックのビデオセクター0の第(27j+k+21)番目のシン
クブロックに割り当てられ、ユニット Ub 2m+1,j,k は
同じく 2m+1 番目のトラックのビデオセクター1の第(2
7j+k+21)番目のシンクブロックに割り当てられる。+21
はビデオセクタの前に21個の別なシンクブロックがあ
るためである(トラックフォーマットを参照)。 ま
た、m=0〜4(525/60),0〜5(625/50), j=0〜4, k=0〜26
である。
【0069】上記実施例では、磁気記録方式のデジタル
VTRを例に説明したが、本発明は、記録方式によって
制限を受けるものではないので、光記録、光磁気記録、
など他の方式による記録・再生にも応用可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明は上記のよう
に構成されているの次の効果がある。すなわちマクロブ
ロックを 4:2:2 映像信号の2つの輝度信号DCTブロ
ックと、2つの色差信号DCTブロックと、2つのダミ
ーDCTブロックで構成したため、4:1:1 又は 4:2:0
用に用意されたユニットにデータを効率よく配置でき、
さらにダミーDCTブロックの導入によって広がった記
録エリアのために圧縮率を下げることが可能となり、画
質が大幅に向上する。したがって4:1:1 又は 4:2:0 の
ために用意された圧縮手段を用いて 4:2:2 のデータを
低い圧縮率で圧縮することができる。マクロブロックは
4:1:1 や 4:2:0 の場合と同様に、その圧縮されたデー
タの大部分又は全部がシンクブロックと1対1に対応し
ているため、サーチ等の特殊再生時においても 4:2:2
のマクロブロック単位の画像を再生できる。また4:1:1
又は 4:2:0 のマクロブロックと 4:2:2 のマクロブロッ
クが同じように対応するので、4:1:1, 4:2:0 用に最適
化されたデータ配置の利点を 4:2:2 でも同様に利用す
ることができる。
【0071】また本発明では入力画像を2系統に分けた
ことによって全く同じ圧縮伸長処理を2系統で並列処理
できるようになり、処理する情報量が増えるにも関わら
ず回路の高速化が不要になり、また従来の 4:1:1 / 4:
2:2 用の安価な圧縮伸長LSIを利用することができ
る。入力画像を2系統に分ける際に水平方向に帯状に分
割し、偶数番目と奇数番目の帯の系列に分けたことによ
り、2つの系列の信号処理の遅延がほぼ同一なので、ペ
アヘッドを用いれば余分なバッファ等を持つことなく、
これらを偶数番目と奇数番目の隣り合うトラックに容易
に対応付けて同時に記録再生できる。したがってトラッ
クを斜めに横切って再生する場合でも、画面上で隣り合
う2つの水平の帯の一区切りが再生されるため、画面上
で近接した場所からまとまってデータを取得できるよう
になり、好適なサーチ画像が得られる。
【0072】さらに本発明の他の効果として安価な民生
用の 4:1:1/4:2:0 画像用の映像圧縮用LSIを用い
て、少ない開発コストと製品コストで、業務用の 4:2:2
信号画像の情報圧縮装置を構成することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての画像記録・再生装置中
の記録系の例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例としての画像記録・再生装置中
のの再生系の例を示すブロック図である。
【図3】図1の記録系のより具体的なブロック図であ
る。
【図4】図2の再生系のより具体的なブロック図であ
る。
【図5】本発明において画面を8×8画素単位のDCT
ブロックに区切った様子を示す図である。
【図6】本発明における4:2:2画像のマクロブロッ
クの構造を示す図(a)と、4:2:2画像における画
面内のマクロブロックの配置を示す図(b)である。
【図7】本発明でPASS-1処理後のユニットの様子を示す
図である。
【図8】本発明におけるスーパーブロックの構造を示す
図(a)と、画面内のスーパーブロックの配置を示す図
(b)である。である。
【図9】本発明におけるスーパーブロックの上半分のマ
クロブロックであるグループaと下半分のマクロブロッ
クであるグループbの第1並べ替え回路12Bによるフ
レームメモリからのデータ読み出し手順を示す図であ
る。
【図10】本発明おける第2並べ替え回路32Bの出力
データを示す図である。
【図11】本発明における誤り訂正回路34Bでの外符
号と内符号の付加の様子を示す図である。
【図12】本発明におけるビデオテープ上でのトラック
とユニットの大まかな関係を示す図である。
【図13】本発明におけるビデオテープ上でのトラック
とユニットの関係を示す図であり、各シンクブロックの
うちのビデオセクタ部分を詳しく示す図である。
【図14】従来の民生用VTRの記録系と再生系を示す
ブロック図である。
【図15】従来の民生用VTRにて画面を8×8画素単
位のDCTブロックに区切った様子を示す図である。で
ある。
【図16】従来の民生用VTRにおける4:1:1画像
のマクロブロックの構造を示す図(a)と、4:1:1
画像における画面内のマクロブロックの配置を示す図
(b)である。
【図17】従来の民生用VTRにおけるPASS-1処理後の
ユニットの様子を示す図である。
【図18】従来の民生用VTRにおけるスーパーブロッ
クの構造を示す図(a)と、画面内のスーパーブロック
の配置を示す図(b)である。
【図19】従来の民生用VTRおけるビデオテープ上で
のトラックとスーパーブロックの関係を示す図である。
【符号の説明】
10A、10B 記録系 12A フレームメモリ・第1並べ替え回路 12B フレームメモリ・第1並べ替え回路(分割手
段) 12Bー1、12Bー2、12Bー3 フレームメモリ
・第1並べ替え回路を構成する各コンポーネント信号別
フレームメモリ(分割手段) 14A、14B 圧縮部(圧縮手段) 16A、16B フォーマッタ・記録変調器(磁気ヘッ
ドA,A’,B,B’と共に書き込み手段を構成する) 18A、18B DCT回路・ジグザグスキャン回路 20B ダミーDCT回路 (選択回路22Bと共にダ
ミーDCTブロック追加手段を構成する) 22B 選択回路 24B データ量推定回路 26A、26B バッファメモリ 28A、28B 適応型量子化回路 30A、30B VLC回路 32A、32B 第2並べ替え回路 34A、34B 誤り訂正回路 40A、40B 再生系 42A、42B 再生復調・デフォーマッタ(磁気ヘッ
ドA,A’,B,B’と共に読み出し手段を構成する) 44A、44B 伸長部 44Bー1、44Bー2 伸長回路(画像伸長手段)
46A、46B フレームメモリ・第4並べ替え回路 48A、48B 誤り訂正回路 50A、50B 第3並べ替え回路 52A、52B VLD回路 54A、54B 逆量子化回路 56A、56B 逆ジグザグスキャン回路・逆DCT回
路62ー1、62ー2 60ー1、60ー2、66ー1、66ー2、68ー1、
68ー2 SW回路 62ー1、62ー2 DCT回路 64ー1、64ー2 ジグザグスキャン回路 62ー1、62ー2 DCT回路 70ー1、70ー2 バッファメモリ 72ー1、72ー2 適応量子化回路 74ー1、74ー2 可変長符号化回路 70ー1、70ー2、76ー1、76ー2 バッファメ
モリ 78ー1、78ー2 外符号生成回路 80ー1、80ー2 内符号生成回路 82ー1、82ー2 SYNC・ID付加回路 84ー1、84ー2 変調回路 86ー1、86ー2 記録アンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−178268(JP,A) 特開 平6−276548(JP,A) 特開 平5−260514(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 7/24 - 7/68 H04N 9/79 - 9/898 H04N 11/00 - 11/22

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度(Y)信号と2種類の色差(Cr、
    Cb)信号のサンプリング周波数の比が4:2:2で表
    わされる4:2:2入力画像情報を、2分割するステッ
    プと、 前記2分割するステップにより作られた第1及び第2の
    信号系統に対し、前記Y信号のDCTブロック2個、前
    記Cr、Cb信号のDCTブロックはそれぞれ1個の合
    計4個のDCTブロックを単位として、これに前記Y信
    号と識別可能な2個のダミーDCTブロックをY信号の
    DCTブロックとして追加するステップと、 前記追加するステップにより得られた第1及び第2の信
    号系統で、Y信号のDCTブロック4個、Cr、Cb信
    号のDCTブロック各1個ずつで合計6個のDCTブロ
    ックから構成されるマクロブロックを単位として、n個
    (nは自然数)のマクロブロックでデータ量が一定にな
    るように情報量の削減を行う2系統の圧縮手段を利用し
    てDCTと可変長符号化を含む高能率符号化による画像
    圧縮を行うステップとを、 有する画像情報圧縮方法。
  2. 【請求項2】 前記2個のダミーDCTブロックは、そ
    のAC係数データがすべて0である請求項1記載の画像
    情報圧縮方法。
  3. 【請求項3】 前記マクロブロックを画面の水平方向に
    9個、垂直方向に3個配列したものをスーパーブロック
    とし、前記画面の垂直方向にスーパーブロックを2個配
    列したものを拡張スーパーブロックとするとき、前記拡
    張スーパーブロックの画面上の上半分と下半分の画像デ
    ータとして前記第1及び第2の信号系統のデータをそれ
    ぞれ用いるステップとを有する請求項1記載の画像情報
    圧縮方法。
  4. 【請求項4】 輝度(Y)信号と2種類の色差(Cr、
    Cb)信号のサンプリング周波数の比が4:2:2で表
    わされる4:2:2入力画像情報を、2分割するステッ
    プと、 前記2分割するステップにより作られた第1及び第2の
    信号系統に対し、前記Y信号のDCTブロック2個、前
    記Cr、Cb信号のDCTブロックはそれぞれ1個の合
    計4個のDCTブロックを単位として、これに前記Y信
    号と識別可能な2個のダミーDCTブロックをY信号の
    DCTブロックとして追加するステップと、 前記追加するステップにより得られた第1及び第2の信
    号系統で、Y信号のDCTブロック4個、Cr、Cb信
    号のDCTブロック各1個ずつで合計6個のDCTブロ
    ックから構成されるマクロブロックを単位として、n個
    (nは自然数)のマクロブロックでデータ量が一定にな
    るように情報量の削減を行う2系統の圧縮手段を利用し
    てDCTと可変長符号化を含む高能率符号化による画像
    圧縮を行うステップと、 記録媒体の交互のトラックに前記第1及び第2の信号系
    統のそれぞれの圧縮手段の出力信号がそれぞれ書き込ま
    れるよう記録するステップとを、 有する画像情報記録方法。
  5. 【請求項5】 前記マクロブロックを画面の水平方向に
    9個、垂直方向に3個配列したものをスーパーブロック
    とし、前記画面の垂直方向にスーパーブロックを2個配
    列したものを拡張スーパーブロックとするとき、前記拡
    張スーパーブロックの画面上の上半分と下半分の画像デ
    ータとして前記第1及び第2の信号系統のデータをそれ
    ぞれ用いるステップと、前記スーパーブロックの5個分
    をビデオセクタとするとき、前記記録媒体の1本のトラ
    ックに2つのビデオセクタを配列・記録するステップと
    を有する請求項4記載の画像情報記録方法。
  6. 【請求項6】 輝度(Y)信号と2種類の色差(Cr、
    Cb)信号のサンプリング周波数の比が4:2:2で表
    わされる4:2:2入力画像情報を、2分割する分割手
    段と、 前記分割手段により作られた第1及び第2の信号系統に
    対し、前記Y信号のDCTブロック2個、前記Cr、C
    b信号のDCTブロックはそれぞれ1個の合計4個のD
    CTブロックを単位として、これに前記Y信号と識別可
    能な2個のダミーDCTブロックをY信号のDCTブロ
    ックとして追加するダミーDCTブロック追加手段と、 前記ダミーDCTブロック追加手段で追加が行われた後
    の前記第1及び第2の信号系統で、Y信号のDCTブロ
    ック4個、Cr、Cb信号のDCTブロック各1個ずつ
    で合計6個のDCTブロックから構成されるマクロブロ
    ックを単位として、n個(nは自然数)のマクロブロッ
    クでデータ量が一定になるように情報量の削減を行うた
    めにDCTと可変長符号化を含む高能率符号化による画
    像圧縮を行う2系統の圧縮手段とを、 有する画像情報圧縮装置。
  7. 【請求項7】 輝度(Y)信号と2種類の色差(Cr、
    Cb)信号のサンプリング周波数の比が4:2:2で表
    わされる4:2:2入力画像情報を、2分割する分割手
    段と、 前記分割手段により作られた第1及び第2の信号系統に
    対し、前記Y信号のDCTブロック2個、前記Cr、C
    b信号のDCTブロックはそれぞれ1個の合計4個のD
    CTブロックを単位として、これに前記Y信号と識別可
    能な2個のダミーDCTブロックをY信号のDCTブロ
    ックとして追加するダミーDCTブロック追加手段と、 前記ダミーDCTブロック追加手段で追加が行われた後
    の前記第1及び第2の信号系統で、Y信号のDCTブロ
    ック4個、Cr、Cb信号のDCTブロック各1個ずつ
    で合計6個のDCTブロックから構成されるマクロブロ
    ックを単位として、n個(nは自然数)のマクロブロッ
    クでデータ量が一定になるように情報量の削減を行うた
    めにDCTと可変長符号化を含む高能率符号化による画
    像圧縮を行う2系統の圧縮手段と、 記録媒体の交互のトラックに前記第1及び第2の信号系
    統のそれぞれの圧縮手段の出力信号がそれぞれ書き込ま
    れるよう記録する書き込み手段とを、 有する画像情報記録装置。
  8. 【請求項8】 第1及び第2の信号系統で、輝度(Y)
    信号のDCTブロック4個、2種類の色差(Cr、C
    b)信号のDCTブロック各1個ずつで合計6個のDC
    Tブロックから構成されるマクロブロックを単位とし
    て、n個(nは自然数)のマクロブロックでデータ量が
    一定になるように情報量の削減が行われたデータに対し
    て、可変長符号復号化と逆DCTを含む高能率復号化に
    よる画像伸長を行う2系統の画像伸長手段と、 第1及び第2の信号系統で、前記Y信号と識別可能な2
    個のダミーDCTブロックを前記4個のY信号のDCT
    ブロックから除去するダミーDCTブロック除去手段
    と、 前記第1及び第2の信号系統の前記ダミーDCTブロッ
    ク除去手段からの出力データを合成し、輝度(Y)信号
    と2種類の色差(Cr、Cb)信号の画像データからサ
    ンプリング周波数の比が4:2:2で表わされる出力画
    像情報を作る合成手段とを、 有する画像情報伸長装置。
  9. 【請求項9】 記録媒体の交互のトラックに記録された
    第1及び第2の信号系統のデータをそれぞれ読み出す読
    み出し手段と、 読み出された前記第1及び第2の信号系統で、輝度
    (Y)信号のDCTブロック4個、2種類の色差(C
    r、Cb)信号のDCTブロック各1個ずつで合計6個
    のDCTブロックから構成されるマクロブロックを単位
    として、n個(nは自然数)のマクロブロックでデータ
    量が一定になるように情報量の削減が行われたデータに
    対して、可変長符号復号化と逆DCTを含む高能率復号
    化による画像伸長を行う2系統の画像伸長手段と、 第1及び第2の信号系統で、前記Y信号と識別可能な2
    個のダミーDCTブロックを前記4個のY信号のDCT
    ブロックから除去するダミーDCTブロック除去手段
    と、 前記第1及び第2の信号系統の前記ダミーDCTブロッ
    ク除去手段からの出力データを合成し、輝度(Y)信号
    と2種類の色差(Cr、Cb)信号の画像データからサ
    ンプリング周波数の比が4:2:2で表わされる出力画
    像情報を作る合成手段とを、有する画像情報再生装置。
  10. 【請求項10】 輝度(Y)信号と2種類の色差(C
    r,Cb)信号のサンプリング周波数の比が4:2:2
    で表される4:2:2入力画像を2系統の符号化処理に
    より圧縮する方法であって、 水平方向に連続する2個の輝度信号DCTブロックと、
    画面上で同じ位置にあるCr、Cb各1個の色差信号D
    CTブロックからなる合計4個のDCTブロックを単位
    として、この単位内の4個のDCTブロックが同じ信号
    系統に含まれるように、入力画像を2つの信号系統に分
    割するステップと、 前記2分割するステップにより作られた第1及び第2の
    信号系統に対し、 前記4個単位のDCTブロックに、符号量ができるだけ
    少なくなるように設定された2個のダミーDCTブロッ
    クを追加することによって合計で6個のDCTブロック
    単位に扱うことを可能にするダミーDCTブロック追加
    ステップと、 Y信号のDCTブロック4個、Cr、Cb信号のDCT
    ブロック各1個ずつで6個のDCTブロックから構成さ
    れるマクロブロックを単位として、n個(nは自然数)
    のマクロブロックでデータ量が一定量以下になるように
    情報量の削減を行う圧縮手段を並列に2系統用いて、そ
    れぞれの圧縮手段系統に前記追加ステップにより得られ
    た2系統の出力信号をそれぞれ対応づけて入力し、 この時前記2系統の出力信号である6個のDCTブロッ
    ク単位のうち2個のY信号のDCTブロックと2個のダ
    ミーDCTブロックは前記各圧縮手段の4個のY信号の
    DCTブロックとして対応づけ、6個のDCTブロック
    単位のうち残るCr、Cb信号の各1個のDCTブロッ
    クを前記各圧縮手段のCr、Cb信号のDCTブロック
    として対応づけることによって、それぞれの信号系統の
    情報量を削減して画像圧縮を行うステップとを、 有する画像情報圧縮方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、入力画像を2つ
    の信号系統に分割する手段は、 垂直方向にm個(mは自然数)の幅のDCTブロックご
    とに画面を水平の帯状に区切って、 偶数番目の帯と奇数番目の帯の2つの信号系統に分割す
    ることを特徴とし、 生成された2つの信号系統のデータは記録媒体の交互の
    トラックにそれぞれ書き込まれるように記録するステッ
    プを有する画像情報記録方法。
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