JP2001078098A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2001078098A
JP2001078098A JP2000158023A JP2000158023A JP2001078098A JP 2001078098 A JP2001078098 A JP 2001078098A JP 2000158023 A JP2000158023 A JP 2000158023A JP 2000158023 A JP2000158023 A JP 2000158023A JP 2001078098 A JP2001078098 A JP 2001078098A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画素の構造を簡素化し、熱雑音や固定パターン
雑音の影響を低減した固体撮像装置を提供する。 【解決手段】本発明の固体撮像装置の画素は、入射光を
光電変換する感光部2と、感光部に蓄積された電荷を移
送する移送ゲート10と、移送ゲートから移送された電
荷を蓄積するリセット可能な検出容量18と、選択信号
に基づいて検出容量の電荷を出力する選択スイッチ26
とを有する。そして、複数の画素の前記選択スイッチを
介して前記検出容量の電荷が出力される選択線CLMと、
選択線に出力された検出容量の電荷を電圧に変換する電
荷増幅器41とを有する。そして、電荷増幅器41の出
力は、サンプリング回路及び相関二重サンプリング回路
に接続される。そして、検出容量18をリセットレベル
にし、そのリセットレベルに応じた電圧を相関二重サン
プリング回路に保持し、更に、感光部が蓄積した電荷に
応じた検出レベルを相関二重サンプリング回路に保持し
て、リセットレベルと検出レベルとの差電位を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子で構成
された固体撮像装置に関し、特に、CMOSプロセスで
製造されるXYアドレス型固体撮像装置に関する。更
に、本発明は、固定パターン雑音と熱雑音の影響を排除
することができる固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置には、CMOSでイメージ
センサを構成したXYアドレス型固体撮像装置と、電荷
転送型イメージセンサで構成された、いわゆるCCD固
体撮像装置とがある。CMOSイメージセンサを用いた
XYアドレス型固体撮像装置は特殊な製造プロセスを必
要とせず、また単一電源で駆動して消費電力も小さく、
さらに各種信号処理回路を同一チップ上に搭載できるこ
とから、CCD固体撮像装置に代わるものとして有望視
されている。
【0003】このCMOSイメージセンサを用いた従来
のXYアドレス型固体撮像装置を図7を用いて説明す
る。図7は、従来のXYアドレス型イメージセンサの1
画素分の回路例を示している。図7に示す従来のCMO
Sイメージセンサは、各画素にソースフォロワ等のバッ
ファ404を搭載するAPS(Active Pixe
l Sensor)と呼称される構成を有している。フ
ォトダイオード400のカソード側は、バッファ404
のゲート電極とMOSFETのリセットスイッチ402
に接続されている。また、バッファ404は水平選択ス
イッチ406を介して垂直選択線408と接続されてい
る。
【0004】この従来のXYアドレス型固体撮像装置の
動作を簡単に説明する。まず、リセット信号RSTによ
りリセットスイッチ402が所定のタイミングでオンに
なると、フォトダイオード400がリセット電位VRS
Tに充電される。次いで光の入射に伴いフォトダイオー
ド400の放電が始まり、リセット電位VRSTから電
位が低下する。所定時間の経過後に水平選択信号RWn
が水平選択スイッチ406のゲート電極に入力されて、
水平選択スイッチ406がオンになると、バッファ40
4のソース電圧が信号電圧として垂直選択線408を介
して取り出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電荷蓄積容
量とソースフォロワ等のアンプを搭載した上記構成の従
来のAPSでは、同一信号に対してVT(しきい値電
圧)のバラツキ等によりDC出力レベルが変動する固定
パターン雑音(Fixed Patern Nois
e;FPN)が発生して画質が劣化するという問題があ
る。即ち、ソースフォロワトランジスタ404の閾値電
圧VTの製造上のバラツキにより、同じ光量に対してセ
ル間で検出電圧がばらつく。
【0006】これを低減させるため、従来では受光量に
応じた積分レベルをバッファ404のソース信号電圧V
1としてサンプリングした後、フォトダイオード400
をリセット電位VRSTにリセットし、そのリセット電
圧をサンプリングしている。そして、上記ソース信号電
圧V1とリセット電圧VRSTに対応するソース信号電圧V
2の差電圧を、相関二重サンプリング回路(Corel
ated Double Sampling;CDS)
を用いて求めることで、固定パターン雑音を低減させる
ようにしている。つまり、光量信号蓄積後のリセット電
圧をサンプリングして、光量信号蓄積時の信号電圧との
差を相関二重サンプリング回路(CDS回路)で求める
ことにより、閾値電圧VTバラツキの影響を除去して固
定パターン雑音(FPN)を低減させるようにしてい
る。
【0007】ところがこの方法では、光量信号蓄積前の
リセット雑音(kTC雑音)と信号読出後のリセット雑
音とが加算され、ランダム雑音レベルが増大してS/N
比がCCD固体撮像装置に比べて劣化するという課題が
残っている。
【0008】kTC雑音(kはボルツマン定数、Tは絶
対温度、Cはフォトダイオード400の容量)とは、一
種の熱雑音である。リセット信号RSTによりリセットス
イッチ402を導通させてフォトダイオード400をリ
セット電圧VRSTに充電する場合、その寄生容量のカソー
ド端子の電圧がリセット電圧VRSTから熱雑音4kTRΔ
f(Rはリセットスイッチ402の抵抗、Δfは充電時
の帯域)分の揺らぎを受ける。その結果、リセット動作
によるカソード端子の電圧は、必ずしもリセット電圧VR
ST一定になるとは限らない。
【0009】上記の従来例は、最初のリセットレベルか
ら光量に応じて電圧低下した光量信号レベルと、その直
後のリセットレベルとの差を利用している。しかし、こ
のkTC雑音は、上記の通り時間に対してランダムな揺
らぎを有するので、最初のリセットレベルに重畳される
kTC雑音と、2番目のリセットレベルに重畳されるk
TC雑音とが異なり、両者のレベルの差を利用して固定
パターン雑音(閾値電圧VTのバラツキ)は抑制できて
も、kTC雑音を抑制することはできない。
【0010】次に、特開平8−205034号公報に開
示されたXYアドレス型固体撮像装置を図8を用いて説
明する。図8において、フレーム転送用ゲートFTとM
OS型スイッチSY1との間にソースフォロア型のバッ
ファB1が接続されている。また、第2の静電容量C2
には、第2の静電容量C2に蓄積された電荷を除去する
ためのMOSFETで構成されたリセットスイッチSR
1が接続されている。バッファB1のドレイン電極は電
源VDDに接続され、ソース電極は水平選択スイッチS
Y1に接続されている。また、バッファB1のゲート電
極は第2の静電容量C2に接続されている。リセットス
イッチSR1のドレイン電極にはリセット電位VRが印
加されている。リセットスイッチSR1のソース電極は
第2の静電容量C2に接続され、ゲート電極はリセット
制御信号線L2に接続されている。
【0011】第1の静電容量C1に電荷が蓄積された後
にフレーム転送用ゲートFTを導通して第2の静電容量
C2に電荷を転送すると、バッファB1のゲートの電位
は次第に高くなる。所定時間の経過後に水平選択スイッ
チSY1がオンになるとバッファB1のソース電圧が垂
直選択線を介して出力され、第2の静電容量C2に蓄積
された電荷量Qを検出できる。フレーム転送用ゲートF
Tを導通する前に一旦リセットスイッチSR1を導通す
ることで、第2の静電容量C2に蓄積されている電荷を
全て除去でき、残像電荷による画質の劣化を抑制でき
る。
【0012】しかしながら、図8の従来例は、第1にソ
ースフォロワであるバッファB1を有するので、トラン
ジスタB1の閾値電圧のバラツキ(固定パターン雑音)
の影響を除去することができず、セル間で検出レベルが
ばらつく問題を有している。更に、特開平8−2050
34号公報には、この固定パターン雑音を抑制するため
の考察について示唆する記載は全くない。そして、第2
の容量C2をリセット電圧VRに充電した後に、光量に
応じた電荷を第1の容量C1からゲートFTを介して転
送して、リセット電圧VRから光量に応じた電圧を低下
させ、その電圧を電荷読み出し部に転送しているので、
リセット時に発生する熱雑音であるkTC雑音を除去す
ることもできない。
【0013】また、図8に示した画素の素子構成は、図
7に示した画素の素子構成と比べて、トランジスタの数
が少なくとも1つ(図7に示したリセットスイッチ40
2を付加したら2つ)増えており、画素部が複雑化して
受光部の開口率(フィルファクタ)が低下してしまうと
いう問題を有している。
【0014】本発明の目的は、固定パターン雑音(FP
N)及び熱雑音を低減させた固体撮像装置を提供するこ
とにある。
【0015】また、本発明の別の目的は、簡素な画素構
成で広い開口率を有し、上記雑音を低減させた固体撮像
装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の側面は、入射光を光電変換する感光
部と、前記感光部に蓄積された電荷を移送する移送ゲー
トと、前記移送ゲートから移送された前記電荷を蓄積す
るリセット可能な検出容量と、選択信号に基づいて前記
検出容量の電荷を出力する選択スイッチとを備えた複数
の画素と、前記画素から出力された前記検出容量の電荷
を電圧に変換する電荷増幅器と、その電荷増幅器が変換
したリセットレベルと検出レベルの差電圧を求める相関
二重サンプリング回路とを有することを特徴とする固体
撮像装置である。
【0017】上記本発明の固体撮像装置において、前記
電荷増幅器は、容量帰還型インピーダンス変換回路であ
ることが好ましい。また、前記電荷増幅器は、前記選択
スイッチがオンになって前記検出容量が前記選択線に接
続されることにより、前記検出容量のリセットレベルを
リセット電圧に変換し、次いで前記移送ゲートがオンに
なって前記感光部から前記検出容量に移送した前記電荷
を信号電圧に変換することを特徴する。さらに前記電荷
増幅器は、サンプルホールド回路を介して相関二重サン
プリング回路に接続されていることが好ましい。
【0018】上記目的を達成するために、本発明の第2
の側面は、入射光を光電変換して電荷を蓄積する感光部
と、前記感光部に接続されリセット信号に応答して導通
して前記感光部を空乏化するリセットゲートと、前記感
光部に接続され選択信号に応答して導通し前記感光部が
蓄積した電荷を出力する移送ゲートとを有する複数の画
素と、前記画素に接続され、前記出力された電荷を電圧
に変換する電荷増幅器と、前記電荷増幅器の出力電圧を
サンプルホールドする相関二重サンプリング回路とを有
し、前記電荷増幅器をリセットした時の出力のリセット
レベルと、前記画素から出力された電荷に応じて前記電
荷増幅器が出力する検出レベルとの差電圧が、前記相関
二重サンプリング回路から出力されることを特徴とする
固体撮像装置である。
【0019】上記第2の側面によれば、熱雑音が重畳さ
れるリセットレベルと、それに加算される検出レベルと
の差電圧を利用することにより、熱雑音の影響を削減す
ることができる。また、感光部は、リセットゲートの導
通により空乏化されるので、リセット時のエネルギーレ
ベルには熱雑音が重畳されない。更に、ソースフォロワ
などの回路が画素にないので、固定パターン雑音は発生
しない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0021】[第1の実施の形態例]本発明の一実施の
形態による固体撮像装置を図1乃至図6を用いて説明す
る。まず、本実施の形態による固体撮像装置の概略の構
成を図1を用いて説明する。
【0022】図1は、本実施の形態の固体撮像装置にお
けるXYアドレス型イメージセンサ1の2×2画素分の
回路例を示している。各画素の感光部のフォトダイオー
ド2、4、6、8のカソード側にMOSFETの移送ゲ
ート(TG)10、12、14、16がそれぞれ接続さ
れている。なお、感光部のフォトダイオード2はフォト
ゲートで構成してもよい。移送ゲート10、12、1
4、16とMOSFETの水平選択スイッチ26、2
8、30、32との間のフローティングディフュージョ
ン(FD)領域のソース接合容量が検出容量18、2
0、22、24として用いられている。移送ゲート1
0、12のゲート電極は移送ゲート制御線62に接続さ
れ、移送ゲート14、16のゲート電極は移送ゲート制
御線70に接続されている。水平選択スイッチ26、2
8のゲート電極は水平選択線64に接続され、水平選択
スイッチ30、32のゲート電極は水平選択線72に接
続されている。
【0023】また、検出容量18、20、22、24を
リセットレベルに充電するためのMOSFETのリセッ
トスイッチ34、36、38、40が、それぞれ検出容
量に接続されている。リセットスイッチ34、36のド
レイン電極はリセット電圧VRSが供給されるリセット
電圧供給線58に接続されている。リセットスイッチ3
4、36のソース電極は検出容量18、20に接続さ
れ、ゲート電極はリセット制御信号線60に接続されて
いる。リセットスイッチ38、40のドレイン電極には
リセット電圧VRSが供給されるリセット電圧供給線6
6に接続されている。リセットスイッチ38、40のソ
ース電極は検出容量22、24に接続され、ゲート電極
はリセット制御信号線68に接続されている。
【0024】水平選択スイッチ26、30は垂直選択線
54に接続され、水平選択スイッチ28、32は垂直選
択線56に接続されている。各垂直選択線54、56に
は、それぞれ電荷増幅器(容量帰還型インピーダンス変
換回路:CTIA)41、43が接続されている。垂直
選択線54に接続された電荷増幅器41は、例えば図2
に示すように、CMOSインバータ42と帰還容量4
6、及び帰還容量46を短絡するMOSFETのライン
リセットスイッチ50を有している。図2において、図
中破線で示したブロックは、垂直選択線54に接続され
た複数の画素のうち例示として図1左上の画素を示して
いる。水平選択スイッチ26により検出容量18が垂直
選択線54に接続されると、垂直選択線54に接続され
た電荷増幅器41により検出容量18に蓄積された電荷
量に応じた電圧が出力OUTmとして出力されるような
っている。なお、図中の容量CLN、CLDは垂直選択
線54の寄生容量(CLN)及び電荷増幅器41の出力端子
容量(CLD)を示している。また、電荷増幅器42は、フ
ィルファクタ等を考慮しつつ、CMOSインバータに代
えてCMOS演算増幅器等を用いることももちろん可能
である。
【0025】更に、出力端子OUTmは、図3に示された相
関二重サンプリング回路に接続され、リセットレベルと
光量に応じた信号レベルとの差電圧が検出される。
【0026】図1に戻り、同様に、垂直選択線56に接
続された電荷増幅器43は、例えば、CMOSインバー
タ44と帰還容量48、及び帰還容量48を短絡するラ
インリセットスイッチ52を有している。ラインリセッ
トスイッチ50、52のゲート電極は、垂直選択線5
4、56をリセットするラインリセット信号線74に接
続されている。
【0027】以上説明したように、本実施の形態による
XYアドレス型イメージセンサ1の構成では、2次元
(1次元でももちろんよい)に配列された各画素内にい
わゆる能動素子(増幅器等)が存在していない。具体的
には、移送ゲート10、12、14、16と水平選択ス
イッチ26、28、30、32との間に、図7に示した
バッファ404や図8に示したバッファB1のようなソ
ースフォロア型のアンプが接続されていない。1画素中
の主要な構成要素は、図1左上の画素を例に取ると、感
光部のフォトダイオード2と、リセット可能な検出容量
18と、感光部からの電荷の転送を制御する移送ゲート
10と、リセットスイッチ34と、検出容量18を垂直
選択線54に接続する水平選択スイッチ26だけであ
る。1つの垂直選択線54に接続された複数の画素のう
ち、選択された画素の検出容量の電荷の変化が垂直選択
線54に接続された1つの電荷増幅器41で検出され
る。このように1画素はフォトダイオード2と3個のト
ランジスタ(10、26、34)を有しており、素子数
は図7に示した従来のAPSと同じで、図8に示した従
来のAPSより1つ(又は2つ)少ない。また、本実施
の形態による構成では、垂直選択線54を駆動するソー
スフォロワの駆動トランジスタが不要で、電流駆動能力
の小さな3個のトランジスタを用いた簡素な素子構成を
実現できるので、フィルファクタを改善することができ
る。
【0028】次に、図3を用いてサンプルホールド回路
及び相関二重サンプリング(CDS)回路の具体例につ
いて簡単に説明する。図3の回路は、図1の垂直選択線
54,56それぞれに設けられる。電荷増幅器41から
の出力信号OUTmの入力を制御するMOSFETのサ
ンプルホールド用スイッチ76に、入力された出力OU
Tmをホールドするサンプルホールド用容量78が接続
されている。また、スイッチ76とサンプルホールド用
容量78の接続点にはソースフォロワ型バッファ82が
接続されている。バッファ82の出力N1は、相関二重サ
ンプリング回路のCDS用容量86に接続され、CDS
用容量86の他端N2はソースフォロワ型バッファ88に
接続されている。なお、本サンプルホールド回路/相関
二重サンプリング回路ではソースフォロワ型バッファ8
8を用いているが、ヴォルテージフォロワで構成するよ
うにしてももちろんよい。
【0029】CDS用容量86とソースフォロワ型バッ
ファ88との接続点N2にはクランプスイッチ84が接続
されている。バッファ88は多重化スイッチ90に接続
され、多重化スイッチ90は共通バス配線94に接続さ
れている。このように相関二重サンプリング回路の出力
は、多重化スイッチ90を介して共通バス配線94に接
続され、時間多重化される。また、垂直選択線54、5
6それぞれ設けられている相関二重サンプリング回路の
ソースフォロワ型バッファ88は、共通バス配線94を
介して共通の負荷電流源92に接続されている。
【0030】次に、図4及び図5を中心に図1乃至図3
も参照しつつ、本実施の形態による固体撮像装置の動作
について説明する。図4は本実施の形態によるXYアド
レス型イメージセンサ1の画素の断面構造と電位の模式
図を示している。図5は、XYアドレス型イメージセン
サ1の動作を示すタイミングチャートである。
【0031】図4(a)は図1左上の画素の画素断面構
造を示しており、図示しないP型基板のNウエル領域内
に形成されるPウエル100内に、PN接合のフォトダ
イオード2を構成するN-領域が形成されている。Pウ
エル上には絶縁膜102(ゲート絶縁膜及びフィールド
絶縁膜を含む)が形成されている。図示の方向からは移
送ゲート10と水平選択スイッチ26が並んで形成さ
れ、リセットスイッチ34は当該断面には表れていな
い。移送ゲート10のゲート電極に関してN-領域の反
対側であって、移送ゲート10のゲート電極と水平選択
スイッチ26のゲート電極との間の領域は、N+層のフ
ローティングディフュージョン(FD)領域である。水
平選択スイッチ26に関してFD領域の反対側に形成さ
れたN+領域(BUS)は垂直選択線54を介して電荷
増幅器(CTIA)41に接続されている。
【0032】なお、図4(e)に示すように、感光部に
フォトダイオード2の代わりにフォトゲートPHGを用
いてももちろんよく、以下の説明は図4(e)に示した
フォトゲートを用いたXYアドレス型イメージセンサに
も同様に適用可能である。また、フォトゲート自体は公
知であるので図4(e)の構成の説明は省略する。
【0033】図5のタイミングチャートに示すように、
期間t1(図4(b)参照)において、ラインリセット
信号線74にラインリセット信号LRSTが出力され、
同時に、リセット制御信号線60にリセット信号RST
n(nは水平選択線の番号)が出力される。ラインリセ
ット信号LRSTにより電荷増幅器41及び垂直選択線
54がリセットされ、リセット信号RSTnによりFD
領域(検出容量18)がリセット電圧供給線58からの
リセット電圧VRSにリセットされる。このとき、移送
ゲート10及び水平選択スイッチ26は共にオフ状態で
ある。また、電荷増幅器41が図2に示したCMOSイ
ンバータ42で構成される場合には、垂直選択線54及
びBUSはほぼVDD/2の電位にリセットされ、電荷
増幅器の出力OUTmに電圧VDD/2が出力される。
【0034】光が照射されてフォトダイオード2でキャ
リアが発生すると、N-領域に電荷が蓄積される。フォ
トダイオード2とFD領域の間には移送ゲート10によ
るエネルギ障壁が形成されているため、光電荷蓄積中の
電荷はN-領域に留まっている。
【0035】次に、期間t2(図4(c)参照)におい
て、水平選択スイッチ26のゲートに水平選択線64か
ら水平選択信号RWnが入力して水平選択スイッチ26
がオンになると、電荷増幅器41からリセットレベルV
RSに相当する出力OUTm=VR(リセット電圧)が
出力される(図5参照)と共に、FD領域とBUS領域
は同電位のほぼVDD/2になる。
【0036】次に、期間t3(図4(d)参照)におい
て、水平選択スイッチ26がオン状態のままで、移送ゲ
ート制御線62からゲート信号TGnを移送ゲート10
のゲートに入力する。ゲート信号TGnにより移送ゲー
ト10はオン状態になり、ゲート下の障壁がなくなって
フォトダイオード2に蓄積されていた電荷がFD領域
(電荷検出容量18)に転送される。このように、感光
部は低濃度の逆導電層と移送ゲートで構成され、電荷転
送時には低濃度の逆導電層が完全に空乏化するように制
御されている。なお、図4(e)に示す感光部がフォト
ゲートと移送ゲートで構成されている場合は、電荷転送
時にはフォトゲート下が完全に空乏化するように制御さ
れている。
【0037】この電荷量に応じた電圧変動が電荷増幅器
41から出力OUTm=VS(信号電圧)として出力さ
れる。以上の動作は、水平ブランキング期間に行われ、
リセット電圧VR、信号電圧VSの順で電荷増幅器41
から出力される。
【0038】このように本実施の形態では、期間t1に
て電荷増幅器41と垂直選択線54をリセットし、同時
に検出容量18もリセットした後、電荷増幅器41を検
出モードにし、期間t2にて水平選択スイッチ26をオ
ンにして検出容量18を垂直選択線54に接続すること
により、検出容量18のリセットレベルをリセット電圧
VRに変換し、次いで期間t3にて感光部から電荷を注
入または転送して信号電圧VSに変換している。
【0039】電荷増幅器41からの出力OUTmの変化
を簡易回路でシミュレーションした結果を図6に示す。
図6の横軸は時間(2μsec/div)を表し、縦軸
は出力OUTmの出力電圧を示している。図6は、ライ
ンリセット信号LRSTとリセット信号RSTが2μs
ec毎に出力され、光量が増加して蓄積される電荷が徐
々に増大する場合を例にとって示している。VDD=3
Vとして、ラインリセット時でOUTm=VDD/2=
1.5V(図中”α”で示す)となり、ラインリセット
直後に入力される水平選択信号RWnの入力によりOU
Tm=VR(図中”β”で示す)が出力され、ラインリ
セットから約1μsec後に移送ゲート10がオン状態
となりOUTm=VS(図中”γ”で示す)が出力され
ている。このように本実施の形態では、電荷増幅器41
から信号蓄積直前のリセット電圧VRが出力され、次い
で信号電圧VSが出力される。なお、図5のタイミング
チャートからも明らかに本実施の形態による電荷増幅器
41は、リセット電圧VR及び信号電圧VSを検出して
出力する検出モードの所定の期間だけ電源に接続されて
活性化されるようになっているので、省電力化を図るこ
とが可能である。
【0040】電荷増幅器41からの出力OUTmは、図
3に示したサンプルホールド回路及び相関二重サンプリ
ング回路に入力する。図5に示すように期間t2におい
て、リセット電圧RSTnの立ち下がりエッジに同期し
てサンプルホールド信号SHがサンプルホールド回路の
サンプルホールド用スイッチ76のゲートに入力してス
イッチ76をオン状態にする。また同時に、リセット電
圧RSTnの立ち下がりエッジに同期してクランプ信号
CLPが相関二重サンプリング回路のクランプスイッチ
84のゲートに入力してスイッチ84をオン状態にす
る。
【0041】この期間t2状態で、サンプルホールド回
路の入力端子(IN)に電荷増幅器41からOUTm=
VRが印加される。リセット電圧VRはサンプルホール
ド回路のサンプルホールド用容量78を充電すると共
に、ソースフォロワ82を介して相関二重サンプリング
用容量86も充電する。オン状態のクランプスイッチ8
4により相関二重サンプリング用容量86の他端が接地
電圧に固定されているので、ノードN1は、サンプリン
グホールド用容量78の充電電圧(ノードN3の電圧)
からソースフォロワトランジスタ82の閾値電圧だけ低
い電圧に充電される。
【0042】次いで、期間t3にて、クランプスイッチ
84のオフにより相関二重サンプリング用容量86の他
端(ノードN2)がフローティングになった時点で、信
号電圧VSがサンプルホールド回路の入力端子に入力さ
れてサンプルホールド用容量78に保持される。この結
果、相関二重サンプリング用容量86の出力側(ノード
N2)にはリセット電圧VRと信号電圧VSの差に相当
する差信号(VS−VR)が生じる。この信号は相関二
重サンプリング用容量86に保持され、出力のソースフ
ォロワ型バッファ88を駆動する。出力のソースフォロ
ワ型バッファ88は、多重化スイッチ92を介して水平
方向出力線94に接続されておりリセット雑音を相殺し
た差信号(VS−VR)のみが出力される。
【0043】以上の動作をまとめると以下の通りであ
る。図2,3,4,5を参照して説明する。受光量に応
じた電荷の読み出しの前提として、各セルのフォトダイ
オードに蓄積された電荷は、期間t3(図4(d))の
段階で全て読み出された状態になる。
【0044】そこで、セルの水平ブランキング期間中
に、リセット期間t1にてリセット信号RSTnが印加
されリセットスイッチ34が導通し、検出容量18がリ
セット電圧VRSに充電される。具体的には、従来例で説
明した通り、検出容量18のリセットレベルは、リセッ
ト電圧VRSにkTC雑音(熱雑音)が重畳したレベルに
なる。また、リセット期間t1において、電荷増幅器4
1の帰還スイッチ50がオンになるので、CMOSインバー
タ42の入力と出力は共に電源電圧の中間VDD/2にリ
セットされる。その結果、読み出し線54(BUS領
域)のレベルは、図4(b)に示される通りVDD/2に
なる。
【0045】上記のリセット期間t1に続いて、リセッ
トレベル読み出し期間t2にて、検出容量18のリセッ
トレベルが、サンプルホールド用容量78及び相関二重
サンプリング用容量86に保持される。即ち、水平選択
信号RWnにより水平選択スイッチ26がオンになると、C
MOSインバータ42とその帰還容量46のイメージチャ
ージ動作により、CMOSインバータ42の入力に接続され
る垂直選択線54の容量CLNの電位はVDD/2に維持
されると共に、出力OUTmにはリセットレベルVRSに応じ
た電位VRが生成される。即ち、電荷増幅器41のイメー
ジチャージ動作により、図5に示される通り出力OUTmが
リセットレベルVRに低下する。そして、この出力OUTmの
リセットレベルが、サンプリングホールド用容量78に
ホールドされ、同時に相関二重サンプリング用容量86
にもそれに応じた電荷がホールドされる。即ち、リセッ
トレベルが相関二重サンプリング用容量86にホールド
され、ノードN1には、リセットレベルに熱雑音(kT
C雑音)が重畳したレベルがホールドされる。
【0046】そこで、フォトダイオード2の容量に蓄積
された電荷量が、光量積分値の読み出し期間t3におい
て、読み出される。水平選択スイッチ26をオン状態に
したまま、ゲート信号TGnにより位相ゲート10がオ
ンにされる。その結果、図4(d)に示される通り、フ
ォトダイオード2に蓄積された電荷が、検出容量18と
垂直選択線54に流入する。この時、CMOSインバータ4
2とその帰還容量46のイメージチャージ動作により、
CMOSインバータ42の入力に接続される垂直選択線54
の容量CLNの電位はVDD/2に維持されると共に、図
5に示される通り出力OUTmにはフォトダイオード2に蓄
積された電荷量に対応する検出レベルVSが生成される。
この読み出しで、フォトダイオード2の電荷は空にな
り、完全空乏化(デプリート)状態になる。
【0047】この出力OUTmに読み出された検出レベルVS
が、サンプルホールドされることで、相関二重サンプリ
ング用容量86のノードN1は、検出レベルVSに対応す
るレベルになる。その結果、容量86の対抗電極である
ノードN2は、リセットレベルVRと検出レベルVSの差電
位(VS-VR)になる。但し、この検出レベルVSは、最初の
リセットレベルVRに重畳されている熱雑音が加算された
レベルである。従って、その差電位を求めることによ
り、熱雑音が除去されることになる。
【0048】しかも、セル内には従来例のようなソース
フォロワ回路のようなトランジスタの閾値電圧VTの影響
を受ける構成になっていない。従って、差電位(VS-VR)
は、固定パターン雑音を含まない信号になる。
【0049】上記の動作例では、フォトダイオード2へ
の受光量に対応する電荷の蓄積期間は、読み出し後から
次の読み出しまでの期間になる。そこで、この電荷蓄積
期間を任意の期間に調整する必要がある場合は、適切な
時間にゲート信号TGnを印加して移送ゲート10をオ
ンにし、フォトダイオード2に蓄積されている電荷を、
検出容量18に移転させれば良い。それにより検出容量
18には、図4(b)に破線で示される通り、検出容量
18は何らかのレベルに充電される。しかし、検出容量
18は、リセット期間t1においてリセットレベルVRS
にリセットされるので、その後の読み出しレベルへの影
響はない。
【0050】このように本実施の形態によれば、ライン
リセット及び検出容量のリセット後に電荷を転送して信
号を検出するため、その後の相関二重サンプリングによ
って、リセット雑音(kTC雑音)は相殺され、原理的に
は固定パターン雑音もkTC雑音も発生せず、CMOS
を基本とする回路構成で、CCD型固体撮像装置と同等
の画質を実現できる。
【0051】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。
【0052】例えば、上記実施の形態では、電荷増幅器
としてCMOSインバータを用いた例で説明したが、本
発明はこれに限られず、演算増幅器を用いた差動増幅
器、ヴォルテージフォロワ等を用いれば、より高性能な
固体撮像装置を実現できるようになる。
【0053】上記実施の形態では主として図1左上の画
素を例にとって説明したが、他の画素ももちろん同様に
動作する。また、移送ゲート10〜16、水平選択スイ
ッチ26〜32、その他種々のスイッチ類は、固体撮像
装置のチップ上に設けられたCMOSシフトレジスタ、
CMOSデコーダなどの周辺制御回路により制御され
る。
【0054】また、上記実施の形態では、感光部に入射
する光の波長帯域を明示していないが、本発明は、所定
の使用波長帯域を有する感光部を用いることにより、可
視光領域でも赤外光領域でも適用可能である。
【0055】[第2の実施の形態例]第2の実施の形態
例の固体撮像素子は、固定パターン雑音とkTC雑音
(熱雑音)を除去することができると共に、更に画素で
あるセルの素子数を少なくすることができる。図9は、
第2の実施の形態例における固体撮像素子の2×2画素
分の回路を示す図である。この例のセルCELLは、受光量
に応じて電荷を蓄積するフォトダイオード2と、リセッ
ト電圧VRSとフォトダイオード2との間に設けられたリ
セットゲート11と、フォトダイオード2と垂直選択線
CLMとの間に設けられた移送ゲート10とを有する。従
って、2トランジスタと1フォトダイオードの簡単な構
成である。
【0056】そして、水平方向にリセット信号Rnが供
給されるリセット制御信号線60と、ゲート信号TGn
が供給される移送ゲート制御信号線62とが設けられ、
垂直方向にそれぞれのセルの移送ゲート10に接続され
る垂直選択線CLMm、CLMm+1が設けられる。第1の実施の
形態例と同様に、垂直選択線は、電荷増幅器41,43
に接続される。電荷増幅器41,43は、第1の実施の
形態例と同じ構成であり、セルCELLから出力される電荷
を電圧に変換する。また、電荷増幅器41,43は、そ
れぞれ図3に示したサンプリング及び二重相関サンプリ
ング回路CDSに接続され、リセットレベルと検出レベル
との差電圧が、検出信号として生成される。
【0057】図10は、セルの断面構造とエネルギーレ
ベルの変化を示す図である。図10(a)は、セルCELL
の断面構造を示す。グランドにバイアスされたP型基板
200内に、電源VddにバイアスされたN型ウエル領域
100が形成され、そのN型ウエル領域100内にグラ
ンドVssにバイアスされたP型ウエル領域111が形成
される。従って、N型ウエル領域100は、基板200
に対して逆バイアスされ電気的に分離されている。
【0058】更に、P型ウエル領域111は、両側が高
濃度で深く、中央が低濃度で浅く形成されていて、左側
の深い領域にリセット電圧VRSに接続されたn+領域1
12とリセットゲート電極Rnが形成され、右側の深い
領域に垂直選択線CLMmに接続されたn+領域114と移
送ゲート電極TGnが形成される。そして、中央の浅いP
型ウエル領域111Aに、低濃度n領域113が形成さ
れる。この低濃度n領域113と浅いP型ウエル領域1
11Aとで、フォトダイオードのPN接合が形成され
る。
【0059】図10(a)の断面図の右側に、中央の浅
いP型ウエル領域111A直下の深さ方向のエネルギー
レベルを示す通り、低濃度n領域113とN型ウエル領
域100との間は、浅いP型領域111Aによる低障壁
が介在するのみである。フォトダイオードのカソード領
域113の直下のP型ウエル領域111Aは、低濃度で
薄いので、N型ウエル領域100が電源Vddでバイアス
され、P型ウエル領域111がグランドVssでバイアス
されているので、直下のP型ウエル領域111Aは空乏
化され、カソード領域113の水平方向に隣接するP型
ウエル領域111に比較すると低いエネルギーレベルに
なっている。
【0060】図10(b)、(c)、(d)は、それぞ
れリセット期間t10,t11、光電変換された電荷の
積分期間t12、及び蓄積された電荷の読み出し期間t
13におけるエネルギーレベルを示す。また、図11
は、セルの駆動を示すタイミングチャート図である。こ
れらの図を参照して、セルの読み出し動作を説明する。
【0061】リセット時t10において、リセットパル
スRnが供給されリセットゲート11がオンし、フォト
ダイオードを構成するカソード領域である低濃度n領域
113がリセット電圧VRSに接続される。これにより、
フォトダイオード2の低濃度n領域113は、完全に空
乏化される。この完全に空乏化された状態では、低濃度
n領域113のエネルギーレベルは、不純物ドープ量と
深さから決まる一定のレベルになり、そのエネルギーレ
ベルに熱雑音は含まれない。リセットパルスRnがなく
なると図10(c)の様にリセットゲート11の障壁が
高くなり、空乏化された低濃度n領域113に光電変換
された電荷の蓄積が開始される。
【0062】一方、リセットパルスRnとは別に、読み
出し期間t13の直前の期間t11において、ラインリ
セットパルスLRSTが電荷増幅回路41,43のラインリ
セットスイッチ50,52に印加され、インバータ4
2,44の入出力端子が短絡され、垂直選択線CLMがVDD
/2にリセットされる。即ち、移送ゲート10のドレイ
ン領域であるn領域114は、リセットレベルVRとして
電源の中間レベルVDD/2にリセットされる。このリセ
ットレベルVR(VDD/2)には、熱雑音が含まれる。
【0063】ラインリセット信号LRSTの印加により、電
荷増幅回路41の出力OUTmは、リセットレベルVRにな
る。そのとき、サンプリングホールドパルスSHが印加さ
れ、リセットレベルVRがサンプルホールドされると共
に、相関二重サンプル用容量86がリセットレベルVRに
応じたレベルに充電される。
【0064】リセット期間t10のリセットパルスRn
から、光電変換された電荷(n型であるので電子)がフ
ォトダイオードの低濃度n領域113に蓄積される。そ
のとき、画素に過剰な光が入射された場合は、基板の深
さ方向の低い障壁111Aを越えて電荷がN型ウエル領域1
00に流れ込み、隣接する画素に電荷があふれるブルー
ミング現象が抑制される。上記の積分期間t12が終了
すると、ゲート制御パルスTGnが印加され、移送ゲート
10の障壁が下げられる。それにより、低濃度n領域1
13に蓄積されていた電荷が、n領域114に流れ込
む。これに伴い、垂直選択線CLMmのレベルは上がる方向
(電位が下がる方向)に変化するが、電荷増幅回路41
のイメージチャージ動作により、垂直選択線CLMmのレベ
ルはリセットレベルVDD/2一定に保たれ、出力OUTmの
電位が検出レベルVSに上昇する。この検出レベルはサン
プルホールドされ、相関二重サンプル用容量86のノー
ドN2には、差電圧VS−VRが生成される。
【0065】この場合、検出レベルVSには最初の熱雑音
が重畳されているので、差電圧VS−VRにからは熱雑音が
除去されることになる。もちろん、差電圧VS−VRには固
定パターン雑音は含まれていない。
【0066】第2の実施の形態例の特徴として、フォト
ダイオード2の井戸に蓄積される電荷を除去するリセッ
トゲート11が設けられている。しかも、このリセット
ゲート11がオンした時に、フォトダイオード2の電子
井戸は完全に空乏化されて、低濃度n領域113のドー
プ濃度と深さから決まる絶対レベルにリセットされる。
従って、ここには熱雑音は含まれない。そして、リセッ
トパルスRnを印加するタイミングを制御することによ
り、電子シャッタ機能または露出制御機能を実現するこ
とができる。
【0067】図12は、第2の実施の形態例の変形例を
示す図である。図12(a)の断面図に示される通り、
P型ウエル領域111の中央部は深く形成され、そこに
フォトダイオード2を形成する低濃度n領域113が形
成される。従って、図10(a)に示したように、浅い
P型ウエル領域113Aを利用したブルーミング抑制機能が
ない。それに代わって、図12の例では、光電変換され
た電子を蓄積する積分期間t12において、リセットゲ
ート11を完全にオフにせず、低い電位のリセットパル
スRnをゲートに印加して準導通状態を続けることによ
り、積分期間t12において過剰な光が入射した時に電
子をリセット電圧VRSが印加されたn領域112側にリ
ークさせるようにする。これにより、過剰光により電荷
が隣接する画素にあふれ出てブルーミング現象を起こす
ことが防止される。
【0068】図13は、第2の実施の形態例のセル回路
を利用した場合のシュミレーション結果を示す図であ
る。図11にも示される通り、リセット動作により出力
VOUTはほぼVDD/2(=VR)にリセットされ、その後、
移送ゲートをオンすることにより検出レベルVSになる。
従って、第2の実施の形態例では、電荷増幅回路の出力
VOUTが、リセットレベルVRから検出レベルVSに上昇する
のみであるので、CMOSインバータ42,44の電源VDD
(=3V)レンジの上半分が主に利用されている。それ
に対して、第1の実施の形態例では、図6に示される通
り、出力VOUTがVDD/2から一旦リセットレベルVRに下
がり、検出レベルVSに上昇する。つまり、第1の実施の
形態例のほうが差電圧(VS−VR)に対するダイナミック
レンジが広い。
【0069】従って、第2の実施の形態例においては、
CMOSインバータのPチャネルトランジスタとNチャネル
トランジスタのディメンジョン比を変更して、動作点を
VDD/2より低く設定する。それにより、リセットレベ
ルVRを低くすることができ、第1の実施の形態例のよう
な広いダイナミックレンジを実現することが可能にな
る。
【0070】上記の第2の実施の形態例においても、セ
ルのフォトダイオードは図4(e)に示されるようなフ
ォトゲートに代えることが可能である。その場合も、フ
ォトゲートのゲート酸化膜直下の電子井戸は、リセット
ゲートを導通することにより空乏化され、濃度条件など
により決まる絶対レベルにリセットされる。
【0071】以上の実施の形態例を以下の付記にまとめ
る。
【0072】付記1.入射光を光電変換する感光部と、
前記感光部に蓄積された電荷を移送する移送ゲートと、
前記移送ゲートから移送された前記電荷を蓄積するリセ
ット可能な検出容量と、選択信号に基づいて前記検出容
量の電荷を出力する選択スイッチとを有する複数の画素
と、前記画素に接続され、前記検出容量の電荷を電圧に
変換する電荷増幅器と、前記電荷増幅器の出力電圧をサ
ンプルホールドする相関二重サンプリング回路とを有
し、前記検出容量がリセットされた時の電荷に応じて前
記電荷増幅器が出力するリセットレベルと、前記移送ゲ
ートから移送された電荷に応じて前記電荷増幅器が出力
する検出レベルとの差電圧が、前記相関二重サンプリン
グ回路から出力されることを特徴とする固体撮像装置。
【0073】付記2.上記付記1記載の固体撮像装置に
おいて、前記電荷増幅器は、容量帰還型インピーダンス
変換回路であることを特徴とする固体撮像装置。
【0074】付記3.上記付記1又は2に記載の固体撮
像装置において、前記電荷増幅器は、前記選択スイッチ
がオンになって前記検出容量が前記選択線に接続される
ことにより、前記検出容量のリセットレベルをリセット
電圧に変換し、次いで前記移送ゲートがオンになって前
記感光部から前記検出容量に移送した前記電荷を検出信
号電圧に変換することを特徴する固体撮像装置。
【0075】付記4.入射光を光電変換して電荷を蓄積
する感光部と、前記感光部に接続されリセット信号に応
答して導通して前記感光部を空乏化するリセットゲート
と、前記感光部に接続され選択信号に応答して導通し前
記感光部が蓄積した電荷を出力する移送ゲートとを有す
る複数の画素と、前記画素に接続され、前記出力された
電荷を電圧に変換する電荷増幅器と、前記電荷増幅器の
出力電圧をサンプルホールドする相関二重サンプリング
回路とを有し、前記電荷増幅器をリセットした時の出力
のリセットレベルと、前記画素から出力された電荷に応
じて前記電荷増幅器が出力する検出レベルとの差電圧
が、前記相関二重サンプリング回路から出力されること
を特徴とする固体撮像装置。
【0076】付記5.上記付記4において、前記感光部
は、第1の導電型半導体領域内に所定の深さに形成され
た第2の導電型のカソード領域により形成され、前記リ
セットゲートは、前記カソード領域と、前記第1の導電
型半導体領域上に形成されたリセットゲート電極と、前
記第1の導電型半導体領域内に形成され前記カソード領
域より濃度の高い第2導電型のドレイン領域とにより形
成されるMOS型トランジスタであることを特徴とする固
体撮像装置。
【0077】付記6.上記付記5において、前記移送ゲ
ートは、前記カソード領域と、前記第1の導電型半導体
領域上に形成された移送ゲート電極と、前記第1の導電
型半導体領域内に形成され前記電荷増幅器の入力に接続
される第2の導電型の出力領域とにより形成されるMOS
型トランジスタであることを特徴とする固体撮像装置。
【0078】付記7.上記付記4または5において、前
記第1の導電型半導体領域は、第2の導電型のウエル領
域内に形成され、前記ウエル領域の前記カソード領域直
下の領域が空乏化されるように制御されていることを特
徴とする固体撮像装置。
【0079】付記8.上記付記4または5において、前
記リセットゲートは、前記感光部が光電変換された電荷
を蓄積する間、準導通状態に維持されることを特徴とす
る固体撮像装置。
【0080】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、簡素な画
素構成で広い開口率を有し、固定パターン雑音(FP
N)及び熱雑音(kTC雑音)を低減させた固体撮像装
置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による固体撮像装置
におけるXYアドレス型イメージセンサ1の2×2画素
分の回路例を示す図である。
【図2】第1の実施の形態による固体撮像装置における
電荷増幅器の回路例を示す図である。
【図3】第1の実施の形態による固体撮像装置における
サンプルホールド回路及び相関二重サンプリング回路の
回路例を示す図である。
【図4】第1の一実施の形態によるXYアドレス型イメ
ージセンサの画素の断面構造と電位の模式図を示す図で
ある。
【図5】第1の実施の形態によるXYアドレス型イメー
ジセンサの動作を示すタイミングチャートである。
【図6】第1の実施の形態によるXYアドレス型イメー
ジセンサの電荷増幅器から出力される出力OUTmの変
化を簡易回路でシミュレーションした結果を示す図であ
る。
【図7】CMOSイメージセンサを用いた従来のXYア
ドレス型固体撮像装置を示す図である。
【図8】CMOSイメージセンサを用いた従来のXYア
ドレス型固体撮像装置の他の例を示す図である。
【図9】第2の実施の形態による固体撮像装置における
XYアドレス型イメージセンサの2×2画素分の回路例
を示す図である。
【図10】第2の実施の形態例における固体撮像装置の
断面構造とエネルギーレベルの模式図である。
【図11】セルの駆動を示すタイミングチャート図であ
る。
【図12】第2の実施の形態例の変形例を示す図であ
る。
【図13】第2の実施の形態例のシュミレーション結果
を示す図である。
【符号の説明】
1 XYアドレス型イメージセンサ 2、4、6、8 フォトダイオード 10、12、14、16 移送ゲート 18、20、22、24 検出容量 26、28、30、32 水平選択スイッチ 34、36、38、40 リセットスイッチ 41、43 電荷増幅器 42、44 CMOSインバータ 46、48 帰還容量 50、52 ラインリセットスイッチ 54、56 垂直選択線 58、66 リセット電圧供給線 60、68 リセット制御信号線 62、70 移送ゲート制御線 64、72 水平選択線 74 ラインリセット信号線 76 サンプルホールド用スイッチ 78 サンプルホールド用容量 82 ソースフォロワ型バッファ 84 クランプスイッチ 86 CDS用容量 88 ソースフォロワ型バッファ 90 多重化スイッチ 92 負荷電流源 94 共通バス配線 100 Pウエル 102 絶縁膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射光を光電変換する感光部と、前記感光
    部に蓄積された電荷を移送する移送ゲートと、前記移送
    ゲートから移送された前記電荷を蓄積するリセット可能
    な検出容量と、選択信号に基づいて前記検出容量の電荷
    を出力する選択スイッチとを有する複数の画素と、 前記画素に接続され、前記検出容量の電荷を電圧に変換
    する電荷増幅器と、 前記電荷増幅器の出力電圧をサンプルホールドする相関
    二重サンプリング回路とを有し、 前記検出容量がリセットされた時の電荷に応じて前記電
    荷増幅器が出力するリセットレベルと、前記移送ゲート
    から移送された電荷に応じて前記電荷増幅器が出力する
    検出レベルとの差電圧が、前記相関二重サンプリング回
    路から出力されることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の固体撮像装置において、 前記電荷増幅器は、容量帰還型インピーダンス変換回路
    であることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】入射光を光電変換して電荷を蓄積する感光
    部と、前記感光部に接続されリセット信号に応答して導
    通して前記感光部を空乏化するリセットゲートと、前記
    感光部に接続され選択信号に応答して導通し前記感光部
    が蓄積した電荷を出力する移送ゲートとを有する複数の
    画素と、 前記画素に接続され、前記出力された電荷を電圧に変換
    する電荷増幅器と、 前記電荷増幅器の出力電圧をサンプルホールドする相関
    二重サンプリング回路とを有し、 前記電荷増幅器をリセットした時の出力のリセットレベ
    ルと、前記画素から出力された電荷に応じて前記電荷増
    幅器が出力する検出レベルとの差電圧が、前記相関二重
    サンプリング回路から出力されることを特徴とする固体
    撮像装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記感光部は、第1の導電型半導体領域内に所定の深さ
    に形成された第2の導電型のカソード領域により形成さ
    れ、 前記リセットゲートは、前記カソード領域と、前記第1
    の導電型半導体領域上に形成されたリセットゲート電極
    と、前記第1の導電型半導体領域内に形成され前記カソ
    ード領域より濃度の高い第2導電型のドレイン領域とに
    より形成されるMOS型トランジスタであることを特徴と
    する固体撮像装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記移送ゲートは、前記カソード領域と、前記第1の導
    電型半導体領域上に形成された移送ゲート電極と、前記
    第1の導電型半導体領域内に形成され前記電荷増幅器の
    入力に接続される第2の導電型の出力領域とにより形成
    されるMOS型トランジスタであることを特徴とする固体
    撮像装置。
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