JP2001077955A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

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JP2001077955A
JP2001077955A JP25484599A JP25484599A JP2001077955A JP 2001077955 A JP2001077955 A JP 2001077955A JP 25484599 A JP25484599 A JP 25484599A JP 25484599 A JP25484599 A JP 25484599A JP 2001077955 A JP2001077955 A JP 2001077955A
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image forming
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Masabumi Kamei
正文 亀井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発生確率が極めて低い現象であってもシステ
ム上のデータセットを行わなければ正常動作に復帰しな
い状況を、自動的に判別して、復帰・故障判断を行うこ
とを可能にした画像形成装置を提供する。 【解決手段】 パルス検出部310でシステムの動作が
異常であると認識した段階で、コピー動作を一度停止
し、正常動作へ復帰させるために、設定データ発生部3
04で設定値の再度セットを行い、動作の復帰確認後に
イメージプロセッサ301を介して再コピーを行うこと
によって、問題発生時に速やかなリカバリーを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ装置等の画像形成装置および画像形成方法に関し、
特に画像形成装置を構成する原稿読取装置(リーダ部と
もいう)の駆動パルス制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像形成装置では、電源
投入時やコピーボタン(複写開始ボタン)が押された時
などに、パルス発生器やD/A(デジタル・アナログ)
コンバータへのデータ設定を行っていた。この時、その
設定されたデータを基に、所定の設定値に沿った速度で
動作を開始するが、システム動作における、各モジュー
ルの動作タイミングや、AC(交流)電源から回り込む
ノイズ・瞬断、本体電源の所定電源の出力変動などの影
響で、パルス発生器自体がリセットされたり、ノイズに
よる仕様外のデータセットが行われてしまうか、或いは
故障などによって正常に動作しない、等の不都合な現象
がごく希ではあるが発生することがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、画像形成装置
において、黒シェーディング、白シェーディングが終了
し、原稿を走査する直前に、何らかの要因で必要なパル
スが来なければ、光源を点灯状態でパルスが来るのを待
ち続けたり、正規のタイミングで駆動されていない状態
で画像を読み込んだために異常画像を形成する可能性が
あった。
【0004】本発明の目的は、上記の様な発生確率が極
めて低い現象であってもシステム上のデータセットを行
わなければ正常動作に復帰しない状況を、自動的に判別
して、復帰・故障判断を行うことを可能にした画像形成
装置および画像形成方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の画像形成装置の発明は、一定周期で発振
を繰り返す発振手段と、該発振手段から入力されたクロ
ックを基準として基準周波数と異なる周波数のクロック
を生成するクロック生成手段と、電源投入時、或いはデ
ータセットの要望に応じて、記憶手段から読み出したデ
ータを所定の基板回路に送信する送信手段と、前記クロ
ック生成手段のクロックを基に前記基板回路で使用され
るパルスを発生するパルス発生手段と、該パルス発生手
段の出力クロックをモニタし、該モニタ結果に応じて前
記パルス発生手段に対して前記送信手段を介して設定デ
ータを再度セットさせるモニタ手段とを具備することを
特徴とする。
【0006】ここで、前記モニタ手段は、前記画像形成
装置の動作状況にかかわらず、常に前記パルス発生手段
の出力クロックをモニタするとともに、該モニタ結果が
所定のクロックと異なっている場合には、該パルス発生
手段に対して設定データを再送信する手段と、該設定デ
ータの再送信回数をカウントする手段と、該再送信回数
が所定回数に達した場合にはエラーコードを発生させ、
一連の画像形成プロセスを停止させる手段とを有するこ
と特徴とすることができる。
【0007】また、前記設定データの再送信回数をカウ
ントする手段は、画像形成プロセスが一回終了する毎
に、カウント数をリセットする手段を有することを特徴
とすることができる。
【0008】また、原稿画像をスキャンする画像読取装
置を有し、該画像読取装置は、前記パルス発生手段の出
力モニタ信号を基に、原稿読み取り途中に駆動クロック
が設定動作と異なる異常な状態になったことを判別する
と共に、エラーコードを発生し、その時点での画像読み
取り動作の停止とオペレータへの状況表示を行うことを
特徴とすることができる。
【0009】また、オペレータへの状況表示終了後、所
定時間内に前記パルス発生手段の出力クロックが設定状
態に復帰した場合には、オペレータにコピー可能である
旨を表示する手段を有することを特徴とすることができ
る。
【0010】上記目的を達成するため、請求項6の画像
形成方法の発明は、一定周期で発振を繰り返す発振ステ
ップと、該発振ステップで生成されたクロックを基準と
して基準周波数と異なる周波数のクロックを生成するク
ロック生成ステップと、電源投入時、或いはデータセッ
トの要望に応じて、記憶手段から読み出したデータを所
定の基板回路に送信する送信ステップと、前記クロック
生成ステップで生成されたクロックを基に前記基板回路
で使用されるパルスを発生するパルス発生ステップと、
該パルス発生ステップの出力クロックをモニタし、該モ
ニタ結果に応じて前記パルス発生ステップに対して前記
送信ステップを介して設定データを再度セットさせるモ
ニタステップとを具備することを特徴とする。
【0011】ここで、前記モニタステップは、前記画像
形成方法の動作状況にかかわらず、常に前記パルス発生
ステップの出力クロックをモニタするとともに、該モニ
タ結果が所定のクロックと異なっている場合には、該パ
ルス発生ステップに対して設定データを再送信するステ
ップと、該設定データの再送信回数をカウントするステ
ップと、該再送信回数が所定回数に達した場合にはエラ
ーコードを発生させ、一連の画像形成プロセスを停止さ
せるステップとを有することを特徴とすることができ
る。
【0012】また、前記設定データの再送信回数をカウ
ントするステップは、画像形成プロセスが一回終了する
毎に、カウント数をリセットするステップを有すること
を特徴とすることができる。
【0013】また、原稿画像をスキャンする画像読取手
段を有し、該画像読取手段は、前記パルス発生ステップ
の出力モニタ信号を基に、原稿読み取り途中に駆動クロ
ックが設定動作と異なる異常な状態になったことを判別
すると共に、エラーコードを発生し、その時点での画像
読み取り動作の停止とオペレータへの状況表示を行うこ
とを特徴とすることができる。
【0014】また、オペレータへの状況表示終了後、所
定時間内に前記パルス発生ステップの出力クロックが設
定状態に復帰した場合には、オペレータにコピー可能で
ある旨を表示するステップを有することを特徴とするこ
とができる。
【0015】(作用)本発明では、システムの動作が異
常であると認識した段階で、コピー動作を一度停止し、
正常動作へ復帰させるために、設定値の再度セットを行
い、動作の復帰確認後に再コピーを行うことによって、
問題発生時に速やかなリカバリーを行う。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0017】(第1の実施形態)図1は本発明の一実施
形態の画像形成装置の構成を示す。本図は概略であり細
かい部分は省略してある。本図において、105はユー
ザインターフェイスを表しており、操作パネル等におけ
るコピー設定状態を確認したり、画像形成装置(リーダ
部)のジョブの進行状況確認を行うことの他に、システ
ムの状態を知らせる用途に用いられる。ユーザインター
フェイス105の出力信号はコントローラ(図示しな
い)を介してイメージプロセッサ101に送られる(な
お、このコントローラはイメージプロセッサ101内に
含まれていることも多い。)イメージプロセッサ101
はCCD・アナログプロセッサ102から送られてくる
ビデオ信号を画像処理して画像形成装置のプリンタ駆動
制御部104へ送出する。
【0018】画像形成装置の内部構成例を図2に示す。
なお、図2は概略の為、細部は図示していない。ここ
で、701は原稿を示しており、原稿台硝子703上に
セットされている。操作部(図示しない)に設けられた
コピーボタン(図示しない)を使用者が押すことによっ
て、第1ミラー台ユニット704は自身の光源705を
点灯させて、シェーディング板702を照射した後に、
矢印で示した副走査方向に相対的な移動を開始し、原稿
701をスキャン(原稿画像読取走査)する。
【0019】原稿701をスキャンすると、原稿反射光
は第1ミラーで反射され、第2ミラー台ユニットを介し
て、レンズ706に達し、CCDイメージセンサ707
上に結像される。CCDイメージセンサ707に結像し
た原稿反射光はアナログプロセッサ基板708によって
アナログ信号からディジタル信号(ビデオ信号)に変換
されてイメージプロセッサ709に送られる。
【0020】図2の709と図1の101は同じイメー
ジプロセッサを示している。イメージプロセッサ709
の内部では、ビデオ信号から黒レベル・白レベルの補
正、及び、画像に対する装飾処理(鏡像、影付け、…)
等が施される。特に、黒レベル・白レベル補正は、CC
Dイメージセンサ707の各CDDの感度ばらつきや、
光源705の配光補正、信号レベルの適正化に必要であ
り、補正データはイメージプロセッサ709上の記憶手
段(図示しない)に保存され、コピー動作時に参照され
る。シェーディング板702は上述の白レベル補正時に
必要であり、白紙よりもやや濃度を下げた色に塗られて
いる。シェーディング板702はその濃度値を読み取っ
て、白紙の濃度に補正する為の補正係数を算出する為に
用いられる。
【0021】これ以外にも、イメージプロセッサ709
は、CCDイメージセンサ707等の駆動クロックを設
定するためのデータを送り出したり、A/Dコンバータ
(図示しない)の入力レンジをあわせ込むためのD/A
コンバータ設定データを送信する働きを行う。これらの
働きは、電源投入時やコピーボタンが押された時に、更
にはレベル調整モード(光学系の信号レベル調整)の時
に所定のデータ設定が行われるが、これらの点は本発明
に直接関わりが無いので細かい説明は省略する。
【0022】設定データがCCD・アナログプロセッサ
102の基板に入力されると、パルス発生器(駆動パル
ス発生器)(図示しない)にデータがセットされ、CC
D駆動クロック、アナログ信号処理パルス、A/D−C
LK(RCLK)、RSYNC(リーダ同期信号)等が
出力される。ここで、PCLK(プリンタクロック)、
RSYNCは画像処理にも用いられるため、イメージプ
ロセッサ101に送られる。このRCLK(A/Dクロ
ック)、RSYNCを基に、リーダ駆動制御部(原稿走
査用ミラー台駆動制御部)103が、光源の点灯制御部
106、及び光量調光部107、更にはミラー台を移動
させる光学駆動モータ108を駆動制御する。
【0023】CCD・アナログプロセッサ102のCC
D駆動とリーダ駆動制御部103のリーダ駆動によって
原稿から読み取られた画像データは、イメージプロセッ
サ101の記憶装置(図示しない)によって一旦保存さ
れた後、リーダ部のRCLK(A/Dクロック)とは異
なるPCLK(プリンタクロック)によって、プリンタ
駆動制御部104に送られ、レーザ制御部109によっ
て感光ドラム(図2の712)上に照射される。110
は給紙カセットから記録用紙を搬送部(図示しない)に
送るための給紙モータであり、111は搬送部(図示し
ない)を駆動するモータである。感光ドラム(図2の7
12)を回転しているメインモータ(図示しない)もプ
リンタ駆動制御部104が制御している。
【0024】次に、本発明の理解を容易にするための比
較例として、イメージプロセッサとCCD・アナログプ
ロセッサの従来の構成例を図3に示す。ここで、201
は上述したイメージプロセッサを表している。202は
C−LOAD、C−DATA、C−CLK等の設定用の
データを発生させる設定データ発生部である。203は
CCD・アナログプロセッサである。設定データはバッ
ファ(電送バッファ、信号振幅変換バッファ)204で
受けた後、駆動パルス発生部205に入力される。デー
タがセットされると、セットされたアドレスに相当する
駆動クロックから順番に出力クロックが出てくる。CC
D駆動用のクロックは、CCDドライバIC(集積回
路)206を介してCCDイメージセンサ207に送ら
れる。
【0025】CCDイメージセンサ207の出力は、ア
ナプロIC208に入力され、駆動パルス発生部205
から送られるサンプルホールドパルスやDCレベルクラ
ンプパルスによってサンプリングされたデータをA/D
コンバータ209に送る。また、アナプロIC208に
はA/D入力レンジにあわせ込むためDC(直流)オフ
セットと可変ゲインを調整可能な機構(図示しない)が
付加されており、そのための制御信号をイメージプロセ
ッサ201から貰っている。
【0026】A/Dコンバータ209に入力されたアナ
ログ信号はA/Dクロック(RCLK)によってビデオ
信号に変換され、RCLK、RSYNCといっしょにイ
メージプロセッサ201に送られる。
【0027】以上の従来構成でコピー動作中の動作をフ
ロー化して示したものが図4である。ステップ401に
おいて操作部のコピーボタン(図示しない)を使用者が
押すことによってコピー動作を開始する。次のステップ
402において、通常スタンバイ状態で電源がOFFさ
れているイメージスキャナ(原稿読取装置部)の電源を
ON状態にする。
【0028】電源がONされると、ステップ403にお
いて図に示す条件分岐フローに従い、CCDイメージセ
ンサや後段の処理回路が安定レベルに落ち着くまでの
間、コピー動作を停止させ、所定時間経過後にステップ
404に移行して、光源を消灯した状態で黒レベルのデ
ータサンプリングを行う。ここで、フローチャートの右
横に(*)のマークを付け、410,411のフローを
追加してあるが、これは、ラインセンサの1ライン分の
画像データを決められた回数分サンプリングしているこ
とを意味している。
【0029】続いて、ステップ405において、シェー
ディング板のデータサンプリングを行い、高原配光・画
素のバラツキ等を補正するための補正係数を算出する。
補正係数が算出されると、ステップ406で、プリント
部の給紙部からプリント用紙が給送され、ステップ40
7で原稿画像を読み取りながら、ステップ408で画像
形成をイメージプロセッサ内で行い、ステップ409で
プリント出力を得る。
【0030】次に、本発明を適用したイメージプロセッ
サとCCD・アナログプロセッサの構成を図5に示す。
ここで、301はイメージプロセッサである。302は
アナログプロセッサ303上に構成された設定データ発
生部304に対して設定データの発生要請を行うリーダ
制御部である。CCD・アナログプロセッサ303は、
アナログプロセッサとCCDドライバで構成されてい
る。そのアナログプロセッサとCCDドライバの各々
は、CCD出力をビデオ信号に変換する機能と、CCD
を駆動する機能を有し、装置の機械的構成によって一体
化される場合や分離される場合がある。
【0031】設定データ発生部304は、上述した図3
の従来の設定データ発生部202と同じ働きを行い、C
−LOAD、C−DATA、C−CLK等の設定用のデ
ータを発生させる。この設定データが、駆動パルス発生
部305にセットされると、このセットされたアドレス
に相当する駆動クロックから順番に出力クロックが駆動
パルス発生部305から出てくる。CCD駆動用のクロ
ックは、CCDドライバIC306を介してCCDイメ
ージセンサ307に送られる。CCDイメージセンサ3
07の出力は、アナプロIC308に入力され、駆動パ
ルス発生部305から送られるサンプルホールドパルス
やDCレベルクランプパルスによってサンプリングされ
たデータをA/Dコンバータ309に送る。
【0032】また、アナプロIC308には、A/D入
力レンジにあわせ込むため、DCオフセットと可変ゲイ
ンを調整可能な機構(図示しない)がついており、その
ための制御信号を設定データ発生部304から貰い、パ
ルス発生部305を介してアナプロIC308にセット
している。即ち、A/Dコンバータ309の出力信号の
データから、予め設定した範囲に合わせ込むための制御
信号を発生する機能を設定データ発生部304に持たせ
ている。データ形式は、駆動パルス発生部に送る信号と
同様であり、A−LOAD、A−DATA、A−CLK
等の設定データとなる。なお、C−×××:CCD駆動
系のデータ、A−×××:アナプロ設定系のデータとす
る。
【0033】パルス検出部310は文字どおり、パルス
発生部305から出力される各クロックのモニタ回路で
ある。このパルス検出部310が機能する条件は以下の
通りである。
【0034】条件1:RSYNCが発生していない場合
に、設定データの再設定を施し、所定時間内に状態が復
帰しない場合にはエラーコードを発生させる。
【0035】条件2:RCLKの発振周期が所定の周波
数と異なる場合に、設定データの再設定を施し、所定時
間内に状態が復帰しない場合に、エラーコードを発生さ
せる。
【0036】条件3:RSYNCの極性、パルス幅が所
定の設定と異なる場合に、設定データの再設定を施し、
所定時間内に状態が復帰しない場合にはエラーコードを
発生させる。等の場合が挙げられる。
【0037】RSYNCやRCLKは画像読取装置から
画像プリント装置へビデオ信号と一緒に転送され、イメ
ージプロセッサへのデータ取り込みに用いられる。その
為、信号自体の異常によって駆動パルスの周期や、極性
等が画像形成装置の不良動作が発生する可能性が生じ
る。これらの問題が生じる原因としては、回路系に進入
する不慮のパルスノイズ(LOAD信号等のノイズ)に
よる影響や、PLL回路等の発振不良、瞬断等による駆
動パルス発生部のデータリセット等が考えられる。しか
し、メインコントローラ(図示しない)でこの様な現象
を全てカバーすることは困難であり、機能ボード毎に制
御することが好ましい。この様な理由から、画像形成動
作の不良動作を事前に改善し、不良動作を予防する目的
で構成した回路構成が、上述の図5の回路である。
【0038】図5の構成の回路の動作フローを図6に示
す。ステップ501〜511のフローは図4で説明した
フローと同様である。この一連の動作の中で、ステップ
512はRSYNC・RCLKのクロックの動作状況を
常に監視し、異常と判断した際にデータの再設定を促
す。RSYNC・RCLKのクロックに異常が無けれ
ば、このフローは実行されない。
【0039】RSYNC・RCLKのクロックが異常と
判断した場合には、ステップ513でカウントを開始
し、ステップ514で設定データの再設定が行われる。
続いて、ステップ512のフローに戻り、RSYNC・
RCLKのクロックが正常に戻ったかどうかを判断し、
正常に戻ったならばステップ516のカウンタリセット
を行う。
【0040】もし、正常に戻らなければ、ステップ51
2〜514のフローは繰り返され、ステップ513のカ
ウンタ値が所定の回数tになった時点で、ステップ51
5のエラーコード発生工程によって操作パネル(図示し
ない)にエラー表示を施し、画像形成プロセスを停止さ
せ、サービスマンコールを要請する。この様な処理の流
れにより、異常動作を行った場合でも、動作途中で正常
復帰したことが判別できれば、スタンバイ中であれば正
常画像を複写可能であるし、動作途中の復帰であれば異
常画像をプリントした後で、復帰後の正常画像を再度読
み取り、出力可能な構成が実現できる。
【0041】本発明の実施形態の構成を図7に示す。こ
こで、602は発振周期の安定したクロック発振部(例
えば、水晶発振器)であり、装置内の電源投入によって
この発振動作が開始される。601は動作判定部であ
り、回路内の各々のクロックを形成する際に基準となる
駆動パルスの動作判定を行う為に、常に動作を行ってい
る。603はROMであり、動作状態を判定するための
設定データを記憶している。604はPLL回路であ
り、ROM603からのデータによって逓倍数を可変で
きる機能を持っている。この例では、ROM603から
設定されたデータに沿って、PLL回路604の逓倍数
が設定される例であるが、PLL設定端子(図示しな
い)の設定をハード的に固定することによって瞬断等の
不慮の事態においても信頼できる発振を実現できるもの
とする。また、607の駆動パルス発生部は内部にPL
L回路を持っているものが多く、このPLL回路の設定
によって発生するRCLKとPLL回路604から発生
するクロックが同じ周波数となるように初期設定する。
【0042】606のコンパレータにはROM603か
ら比較データが設定され、本発明の場合には主走査カウ
ント数を設定する。即ち、コンパレータ606から出力
される信号は、正常動作時のRSYNCと同周期で動作
することになる。このコンパレータ606の比較結果に
よりカウンタ605はリセットされ、カウンタの動作は
主走査の駆動周期で繰り返し動作を行う。駆動パルス発
生部607は、水晶発振器602の出力を基にして、基
板内の駆動パルスを発生させる。駆動パルスは611の
設定データ発生部からシリアルまたはパラレル接続によ
ってデータがセットされ、セットデータに沿ったPLL
逓倍速度で駆動パルスを生成し、608のCCDや60
9のアナプロIC、610のA/Dコンバータの駆動に
用いている。
【0043】ここで、駆動パルス発生部607は、内部
のレジスタ(図示しない)が各々の制御クロック毎にア
ドレス分けされており、設定データに沿った駆動パルス
を発生している為に、特定アドレスデータのリセットに
よる制御クロック停止や、各々の制御クロックのリセッ
ト、PLL発振逓倍数のリセットなどによりクロックが
停止するといった、発振速度がシステム適正速度外にな
ってしまう等の問題が生じた場合のシステムの不具合検
出・リカバリーをすることはできない。
【0044】そこで、駆動パルス発生部607の出力で
あるRCLK、RSYNC等のような出力パルスをモニ
タすることによって、駆動クロックが正常動作している
か否かを判定する。この判定の一手段として、駆動パル
ス発生部607の出力信号であるRCLKを用い612
のカウンタを動かすと供に、RSYNCによってカウン
タリセットを実行することによって、613のコンパレ
ータの出力を導き、双方のコンパレータ606,613
の出力を比較することによって駆動パルス発生部607
の動作が正常であるか否かを614の動作判定部で判別
する。
【0045】616はカウンタ605,612の同期を
取るための初期リセット回路である。この初期リセット
回路616は、各々のカウンタの基準が同じでないと動
作が正常なのか、異常なのかが判別しにくいため入れた
ものである。初期リセット回路616は、駆動パルス発
生部607にデータをセットした時に、リセット信号を
H(ハイレベル)にし、駆動パルス発生部607から発
生されるRSYNCが入力された時にカウンタ605に
対してリセット信号を発生して、双方のカウンタ60
5,612の動作の同期を取る。
【0046】図7には同期カウンタ605,612によ
って判別する構成を示している。この判別する際に、同
時リセット信号を基にカウンタ605,612が同じタ
イミングで動いているかどうかで動作を判別しているの
で、その判別部の詳細は省略している。
【0047】図8に非同期判別の場合の判別回路の一例
を示す。上記のカウンタ605,612は各々の入力ク
ロックによって非同期にカウントアップした結果、コン
パレータ606,613の出力を非同期に出力する。8
01,802のカウンタは、この非同期コンパレータ出
力を各々のリセット信号として用い、共通クロック信号
803によってカウントアップする。カウントアップし
たカウンタ801,802のデータが同じ値までカウン
トするか否かを804のコンパレータにおいて比較し、
805の判定部でその比較結果を判別する。806,8
07は、コンパレータ606,613の出力結果が更新
されるまで、コンパレータ804の内部のデータを保持
する為のピークホールド制御信号である。
【0048】このようにして、駆動パルス発生部607
の動作異常を検出した後に、再度設定データをセットし
直すことによって、突発的な異常動作を改善し、正常動
作に戻すことが可能となる。また、所定の時間内に改善
されない場合には、ハード的な故障が原因と推測され、
操作パネル(図示しない)上に、エラーメッセージを表
示し、サービスマンコールを促す。
【0049】以上の構成によって、駆動パルス発生部6
07の発振異常を主原因とするシステムの動作異常を判
別し、正常動作への自動修復を可能とすると供に、画像
形成装置としての動作不良による異常画像形成の発生を
防止すると供に、画像形成装置の動作不良原因の一因と
なる駆動パルス異常を明確にし、サービスマンに対する
確度の高い現象情報を提供することが可能となり、サー
ビス対応時間の短縮とシステム駆動効率の向上を可能と
した画像形成装置を実現可能となる。
【0050】(他の実施形態)なお、本発明は、複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェース
機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステム
に適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写
機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0051】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記録媒体(記憶媒体)を、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。
【0052】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記録した記録媒
体は本発明を構成することになる。
【0053】そのプログラムコードを記録し、またテー
ブル等の変数データを記録する記録媒体としては、例え
ばフロッピディスク(FD)、ハードディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカー
ド)、ROMなどを用いことができる。
【0054】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
偶発的な原因によって発生するノイズ信号や瞬断といっ
た現象によって発生する不具合を自動的にリカバリーす
ると供に、ハード的な故障による動作不良を原因、即
ち、駆動クロックに起因した動作不良を明確にし、確度
の高い故障診断結果を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の画像形成装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態の画像形成装置の内部構造
を示す概略断面図である。
【図3】従来の画像形成装置の回路構成例を示すブロッ
ク図である。
【図4】従来の画像形成装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の一実施形態の画像形成装置の回路構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態の画像形成装置の動作を示
すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態の画像形成装置の詳細な回
路構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態における非同期判定処理部
の回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 イメージプロセッサ 102 CCD・アナログプロセッサ 103 リーダ駆動部 104 プリンタ駆動制御部 105 ユーザインタフェイス 106 光源 107 調光部 108 光学モータ 109 レーザ制御部 110 給紙モータ 111 搬送モータ 301 イメージプロセッサ 302 リーダ制御部 303 CCD・アナログプロセッサ 304 設定データ発生部 305 駆動パルス発生部 308 アナプロIC(AP) 309 A/Dコンバータ 310 パルス検出部 601 動作判定部 602 クロック発振手段 603 ROM 604 PLL回路 605、612 カウンタ 606、613 コンパレータ 607 駆動パルス発生部 608 CCD 609 アナプロIC 610 A/Dコンバータ 611 設定データ発生部 614 動作判定部 615 イメージプロセッサ 801、102 カウンタ 804 コンパレータ 805 判定部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB01 BA02 BB02 BC21 CA06 CA23 CB17 5C062 AA02 AA05 AB02 AB23 AB30 AB47 AB51 AC04 AC05 AC22 AC56 AE07 AE15 AF15 BA00 5C072 AA05 BA20 EA05 LA02 MA01 MB01 RA10 UA14 XA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定周期で発振を繰り返す発振手段と、 該発振手段から入力されたクロックを基準として基準周
    波数と異なる周波数のクロックを生成するクロック生成
    手段と、 電源投入時、或いはデータセットの要望に応じて、記憶
    手段から読み出したデータを所定の基板回路に送信する
    送信手段と、 前記クロック生成手段のクロックを基に前記基板回路で
    使用されるパルスを発生するパルス発生手段と、 該パルス発生手段の出力クロックをモニタし、該モニタ
    結果に応じて前記パルス発生手段に対して前記送信手段
    を介して設定データを再度セットさせるモニタ手段とを
    具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記モニタ手段は、 前記画像形成装置の動作状況にかかわらず、常に前記パ
    ルス発生手段の出力クロックをモニタするとともに、該
    モニタ結果が所定のクロックと異なっている場合には、
    該パルス発生手段に対して設定データを再送信する手段
    と、 該設定データの再送信回数をカウントする手段と、 該再送信回数が所定回数に達した場合にはエラーコード
    を発生させ、一連の画像形成プロセスを停止させる手段
    とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記設定データの再送信回数をカウント
    する手段は、画像形成プロセスが一回終了する毎に、カ
    ウント数をリセットする手段を有することを特徴とする
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿画像をスキャンする画像読取装置を
    有し、該画像読取装置は、前記パルス発生手段の出力モ
    ニタ信号を基に、原稿読み取り途中に駆動クロックが設
    定動作と異なる異常な状態になったことを判別すると共
    に、エラーコードを発生し、その時点での画像読み取り
    動作の停止とオペレータへの状況表示を行うことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 オペレータへの状況表示終了後、所定時
    間内に前記パルス発生手段の出力クロックが設定状態に
    復帰した場合には、オペレータにコピー可能である旨を
    表示する手段を有することを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 一定周期で発振を繰り返す発振ステップ
    と、 該発振ステップで生成されたクロックを基準として基準
    周波数と異なる周波数のクロックを生成するクロック生
    成ステップと、 電源投入時、或いはデータセットの要望に応じて、記憶
    手段から読み出したデータを所定の基板回路に送信する
    送信ステップと、 前記クロック生成ステップで生成されたクロックを基に
    前記基板回路で使用されるパルスを発生するパルス発生
    ステップと、 該パルス発生ステップの出力クロックをモニタし、該モ
    ニタ結果に応じて前記パルス発生ステップに対して前記
    送信ステップを介して設定データを再度セットさせるモ
    ニタステップとを具備することを特徴とする画像形成方
    法。
  7. 【請求項7】 前記モニタステップは、 前記画像形成方法の動作状況にかかわらず、常に前記パ
    ルス発生ステップの出力クロックをモニタするととも
    に、該モニタ結果が所定のクロックと異なっている場合
    には、該パルス発生ステップに対して設定データを再送
    信するステップと、 該設定データの再送信回数をカウントするステップと、 該再送信回数が所定回数に達した場合にはエラーコード
    を発生させ、一連の画像形成プロセスを停止させるステ
    ップとを有することを特徴とする請求項6に記載の画像
    形成方法。
  8. 【請求項8】 前記設定データの再送信回数をカウント
    するステップは、画像形成プロセスが一回終了する毎
    に、カウント数をリセットするステップを有することを
    特徴とする請求項7に記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 原稿画像をスキャンする画像読取手段を
    有し、該画像読取手段は、前記パルス発生ステップの出
    力モニタ信号を基に、原稿読み取り途中に駆動クロック
    が設定動作と異なる異常な状態になったことを判別する
    と共に、エラーコードを発生し、その時点での画像読み
    取り動作の停止とオペレータへの状況表示を行うことを
    特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の画像形
    成方法。
  10. 【請求項10】 オペレータへの状況表示終了後、所定
    時間内に前記パルス発生ステップの出力クロックが設定
    状態に復帰した場合には、オペレータにコピー可能であ
    る旨を表示するステップを有することを特徴とする請求
    項6ないし9のいずれかに記載の画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013005719A1 (ja) * 2011-07-05 2013-01-10 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 撮像装置及び内視鏡システム

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