JP2001077180A - 基板保持機構 - Google Patents
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Abstract
電チャックプレートのチャック面上で移動させる。 【解決手段】 電極18とチャック面の間の肉厚部内
に、直方体状の穴41A,41B,41Cを開け、各穴
に、軸43A,43B,43Cを支点として、基準位置
から位置決め位置へのウエハの移動方向に傾斜する様
に、各軸付き位置決め補助レバー42A,42B,42
Cを取り付ける。該補助レバーは、基準位置にある時に
少し左傾きになり、その球面体部のウエハ接触部とチャ
ック面との距離がDaとなり(この時、ウエハ3のノッ
チ37と固定ピン24との距離がDbある)、ウエハ3
を押圧してウエハ3のノッチ37が固定ピン24に完全
に接触した時に、球面体部のウエハ接触部とチャック面
との距離がほぼ0となる様に取り付けられる。
Description
基板保持機構に関する。
如き基板上にICパターンを描画している。又、観察,
検査,分析,測定装置等においては、ICパターンが描
かれた基板(この様な基板を通常、試料と称している)
について、それぞれパターンの観察,パターン欠陥等の
検査,基板上に付着しているごみ等の分析,パターンの
測長等を行っている。
等の処理を行う処理チャンバーの隣に、ゲートバルブを
介して予備チャンバーが設けられており、ウエハの如き
基板を予備チャンバーを介して外部(大気側)から処理
チャンバーへ入れたり、処理チャンバーから外部へ出し
たりしている。
一次アライメントが行われており、該一次アライメント
を行った基板を処理チャンバーに送って、そこで精密な
アライメントを行った後、所定の処理を行うようにして
いる。
で、1は処理チャンバーの一例で、走査電子顕微鏡の試
料室で、その上には電子銃,集束レンズ,対物レンズ,
偏向コイル等の電子光学系を備えた鏡筒が載っている。
該試料室内部にはX方向及びY方向に移動可能なステー
ジ2が設けられており、該ステージ2上にウエハ3が載
置される。
設けられており、該試料室1と予備チャンバー4との間
にはゲートバルブ5が設けられており、両室は独立に真
空排気されるように構成されている。
ールドするためのホルダ台6、ウエハ3を載せるテーブ
ル7、該テーブルを上下移動及び回転させるための駆動
軸8,該駆動軸の駆動機構9、アーム付きウエハ搬送機
構10が備えられている。尚、ホルダ台6にはテーブル
7を通過させるための孔が開けられている。又、該予備
チャンバーと外部(大気側)との間にはゲートバルブ1
1が設けられている。
で、テーブル13の上に載置されている。14は該テー
ブルを上下移動させるための駆動軸である。15は該駆
動軸14の駆動機構、16はアーム付きウエハ搬送機構
である。
閉じ、ゲートバルブ11を開けた状態で、キャリア12
に貯蔵されたウエハを予備チャンバー4内に運ぶ。その
時、予備チャンバー4内においては駆動機構9によって
駆動された駆動軸8によりテーブル7がホルダ台6の上
面より所定の距離だけ上方に移動されており、この状態
でテーブル13の上下動により取り出すべきウエハの棚
をウエハ搬送位置に持って来て、ウエハ搬送機構16の
アーム(図示せず)にキャリア12内のウエハを載せ、
予備チャンバー4内のテーブル7上に載せる。そして、
ウエハ搬送機構16を外部に移動させた後にゲートバル
ブ11を閉じ、駆動機構9によって駆動された駆動軸8
によりテーブル7を適宜回転させ、ウエハ3をアライメ
ントし(この様なアライメントは従来から行われている
ので特に説明しない)、該アライメント後に駆動機構9
によって駆動された駆動軸8によりテーブル7を下降さ
せ、ウエハ3をホルダ台6にホールドさせる。そして、
ゲートバルブ5を開け、予備チャンバー4内において、
ホルダ台6上でのウエハ3の固定状態を解除した後、駆
動機構9により駆動された駆動軸8によりテーブル7を
ホルダ台6の上面より所定の距離だけ上方に移動させ、
ウエハ搬送機構10のアーム(図示せず)にテーブル7
上のウエハ3を載せ、試料室1のステージ2上に載せ
る。そして、ウエハ搬送機構10を予備チャンバー4内
に戻してからゲートバルブ5を閉じる。そして、試料室
1内においてステージ2上のウエハの位置の微調整が行
われた後、ステージ2の移動によって観察すべきウエハ
3内の領域が走査電子顕微鏡の光軸位置に移動させら
れ、該領域の観察が実行される。
取り出す時は、ゲートバルブ5を開け、ウエハ搬送機構
10のアーム(図示せず)に試料室1内のステージ2に
載置された検査済みウエハを載せ、予備チャンバー4内
でホルダ台6上面より上に来ているテーブル7に載せ、
ゲードバルブ5を閉じる。そして、該テーブルを下降さ
せて一旦ウエハ3をホルダ台6に固定する。そして、ゲ
ートバルブ11を開け、ホルダ台6の固定を解除した
後、駆動機構9により駆動された駆動軸8によりテーブ
ル7をホルダ台6の上面より所定の距離だけ上昇させ、
この状態でウエハ搬送機構16のアーム(図示せず)に
テーブル7上のウエハを載せ、外部に運び出し、テーブ
ル13の上下動によりウエハ搬送位置に来たキャリア1
2の所定の棚に戻す。
前記図1で使用された記号と同一記号の付されたものは
同一構成要素である。
電チャックプレートで、円筒状に形成されている。該静
電チャックプレートは絶縁部材から作られており、肉厚
部内にはドーナツ状の電極18が設けられている。又、
該チャックプレートの空間部17Kにはテーブル19,
該テーブルを上下方向(光軸方向)に移動させるための
駆動軸20、該駆動軸の駆動機構21が設けられてい
る。
17に亘って設けられたアースピンで、ウエハ3に接触
することにより該ウエハをアースに落とすためのもので
ある。23は前記電極18に正の電圧を印加するための
電源である。
た静電チャックプレートをウエハ上方から見た場合の図
で、静電チャックプレート17には固定ピン24、押し
付け用可動ピン25,26、押し戻し用可動ピン27,
28が設けられている。前記各可動ピン25,26,2
7,28は各専用の押し棒29,30,31,32の押
圧により長穴33,34,35,36の中で、図の左右
方向に移動可能となっている。又、押し付け用可動ピン
25,26は真空チャックプレート17に設けられたバ
ネ(図示せず)等により図の右側に引っ張られており、
それぞれ押し棒29,30により押されることにより図
の左方向に移動する様になっている。同じ様に、押し戻
し用可動ピン27,28は真空チャックプレート17に
設けられたバネ(図示せず)などにより図の左側に引っ
張られており、それぞれ押し棒31,32により押され
ることにより図の右方向に移動する様になっている。
ャンバー4内においてアライメントされたウエハ3をウ
エハ搬送機構10のアーム(図示せず)に載せ、該アー
ムがゲートバルブ5を通って試料室1内に入って来る。
この際、駆動機構21により駆動された駆動軸20によ
ってテーブル19が所定の位置まで上昇する。そして、
前記ウエハ搬送機構10はアーム(図示せず)に載せた
ウエハ3を該テーブル19上に載せると、予備チャンバ
ー4内に戻り、ゲートバルブ5が閉じられる。
軸20によってウエハ3を載せたテーブル19は下降
し、その結果、ウエハ3が静電チャックプレート17上
に載置される(図3の(a))。このテーブル19から
静電チャックプレートのチャック面に置かれた状態のウ
エハの位置をウエハの基準位置と称す。この状態からウ
エハ3の位置決め操作が次の様に行われる。尚、ウエハ
3としては、例えば、ノッチ37付きのものとした。
可動ピン25,26を図の左方向に押すことにより、該
各可動ピンを介してウエハ3を左方向に移動させ、ノッ
チ37と固定ピン24を完全に接触させる(図3の
(b))。この時点で位置決め操作が終了する。この時
のウエハの位置を位置決め終了位置と称す。
静電力によりウエハ3を静電チャックプレート17のチ
ャック面上に吸着させる。そして、この状態で、走査電
子顕微鏡による像観察等が行われる。
ー4に取り出す時は、次の操作が行われる。
り)、静電力による吸着を解いた状態において、押し棒
29,30を図の右方向に移動させ、押し付け用可動ピ
ン25,26を元の位置に戻し、更に、押し棒31,3
2によって押し戻し用可動ピン27,28を図の右方向
に押すことにより、該各可動ピンを介してウエハ3を右
方向に移動させ、ノッチ37と固定ピン24を離す。こ
のノッチ37と固定ピン24が所定の距離離れたところ
で(図3の(a))、押し棒31,32を図の左方向に
移動させて押し戻し用可動ピン27,28を図の左方向
に移動させ、元の位置に戻す。この状態で、駆動機構2
1により駆動された駆動軸20によってウエハ3を載せ
たテーブル19を所定の位置まで上昇させる。
送機構10のアーム(図示せず)に前記テーブル19に
載置されたウエハを載せ、予備チャンバー4内でホルダ
台6上面より上に来ているテーブル7に載せ、ゲードバ
ルブ5を閉じる。
クプレート17上に次々に別のウエハが載せられてウエ
ハの観察等が行われるわけであるが、該静電チャックプ
レート17には残留電荷に基づく残留吸着力が存在し、
更に、この静電チャックプレトート17のチャック面と
ウエハの間に摩擦力が働く。その為に、ウエハ3を静電
チャックプレート17上においた時点(電源23はオフ
の状態にある)で、前記残留吸着力と摩擦力に基づき、
ある程度の力でウエハ3が静電チャックプレート17の
チャック面上に吸着されてしまう。その為に、前記押し
付け用可動ピン25,26の押圧によるウエハ3の位置
合わせ(ノッチ37と固定ピン24の合わせ)がスムー
ズに行かない。この結果、ウエハ3が所定以外の方向に
ずれてしまう。
クプレート17から外す場合、前記電源23を切ってい
るにも拘わらず、前記残留吸着力と摩擦力に基づき、あ
る程度の力でウエハ3が静電チャックプレート17のチ
ャック面上に吸着されているので、前記押し戻し用可動
ピン27,28の押圧によるウエハ3の基準位置へに移
動がスムーズに行かない。この結果、ウエハ3が所定以
外の方向にずれてしまう。
基づき、テーブル19によるウエハ3の持ち上げもスム
ーズに行かない。この結果、ウエハが基準位置から大き
くずれてしまう。
き、ある程度の力でウエハ3が静電チャックプレート1
7のチャック面上に吸着されている時に該チャック面上
でウエハ3を移動させようとすると、ウエハが該チャッ
ク面上をこすることになるため、ウエハ裏面に付着する
パーティクルが多くなり、結果として、このパーティク
ルが試料室内に貯まり、ウエハ上に降ってくる。
で、新規な基板保持機構を提供するものである。
は、基板を静電吸着によりチャックする面を有する静電
チャック体のチャック面に1個以上の固定ピンを設け、
この固定ピンに基板のノッチ/オリフラを接触させた状
態で基板を前記チャック面に静電吸着させるように成し
た基板保持機構において、その取り付け軸を支点として
傾斜可能に成し、基板のセット時にその基板接触部が前
記チャック面から上方に出る様に傾斜され、該基板接触
部が前記チャック面から上方に出た状態を保って一定方
向に傾斜角度を変えていき、基板のノッチ/オリフラが
前記固定ピンに接触した時に前記基板接触部が前記チャ
ック面とほぼ面一になるように成した補助レバーを静電
チャック体に設けたことを特徴としている。
吸着によりチャックする面を有する静電チャック体のチ
ャック面に1個以上の固定ピンを設け、この固定ピンに
基板のノッチ/オリフラを接触させた状態で基板を前記
チャック面に静電吸着させるように成した基板保持機構
において、その取り付け軸を支点として傾斜可能に成
し、基板のセット時にその基板接触部が前記チャック面
から上方に出る様に傾斜され、該基板接触部が前記チャ
ック面から上方に出た状態を保って一定方向に傾斜角度
を変えていき、基板のノッチ/オリフラが前記固定ピン
に接触した時に前記基板接触部が前記チャック面とほぼ
面一になるように成し、静電吸着を解除し、前記基板接
触部が前記チャック面から上方に出た状態を保って前記
傾斜方向と逆の方向に傾斜角度を変えていき、基板のセ
ット時の状態に戻るように成した補助レバーを静電チャ
ック体に設けたことを特徴としている。
施の形態を詳細に説明する。
一例を示したもので、図4はステージ上に載った基板保
持機構を真横から見た図、図5は図4のA−A断面図で
ある。図中前記図2,3にて使用した記号と同一記号の
付されたものは同一構成要素である。図中40は静電チ
ャックプレートであるが、内部に位置決め用の補助レバ
ーを備えている点で従来のものと異なる。
に設けられているドーナツ状の電極18と静電チャック
プレート40のチャック面の間の肉厚部内に、例えば、
直方体状の穴41A,41B,41Cを開け、各穴に、
位置決め用の補助レバー42A,42B,42Cが軸4
3A,43B,43Cを支点として、基準位置から位置
決め終了位置へのウエハの移動方向(図の左方向、即ち
X方向))及び位置決め終了位置から基準位置へのウエ
ハの移動方向(図の右方向、即ち−X方向)に傾斜する
様に、各軸付き位置決め補助レバー42A,42B,4
2Cが取り付けられている。尚、前記穴41A,41
B,41Cは、静電チャックプレート上方から見た時
に、例えば、各穴を結ぶ軌跡が正三角形を描くような位
置に開けられている。
は、頂部が球状面を成した球状面体部と軸43A,43
B,43Cが貫通した棒状体部とで成されており、ウエ
ハが載せられていない時及びウエハ3が基準位置(テー
ブル19から該各補助レバーを介して静電チャックプレ
ート40のチャック面に載せられたときのウエハの位
置)にある時、少し左傾きになるように取り付けられて
いる。該補助レバーがこの状態にある時の位置を、補助
レバーの基準位置と称す。そして、該補助レバーの基準
位置、即ちウエハの基準位置においては、図4に示す様
に、補助レバーの球状面体部のウエハ接触部と静電チャ
ックプレート40のチャック面との距離がDaあり(こ
の時、ウエハ3のノッチ37と固定ピン24との距離が
Dbある)、ウエハ3をX方向に押圧してウエハ3のノ
ッチ37が固定ピン24に完全に接触した時、即ち、ウ
エハが位置決め終了位置に来た時に、丁度、前記補助レ
バーの球状面体部のウエハ接触部と静電チャックプレー
ト40のチャック面との距離がほぼ0となる様に、各補
助レバーが取り付けられている。尚、前記補助レバーの
球状面体部の少なくともウエハ接触部はゴムなどの摩擦
係数の大きな物質でコーティングされている。
ャンバー4内においてアライメントされたウエハ3をウ
エハ搬送機構10のアーム(図示せず)に載せ、該アー
ムがゲートバルブ5を通って試料室1内に入って来る。
この際、静電チャックプレート40の空間部40K内に
設けられた駆動機構21により駆動された駆動軸20に
よってテーブル19が所定の位置まで上昇する。そし
て、前記ウエハ搬送機構10はアーム(図示せず)に載
せたウエハ3を該テーブル19上に載せると、ウエハ搬
送機構10は予備チャンバー4内に戻り、ゲートバルブ
5が閉じられる。
軸20によってウエハ3を載せたテーブル19は下降
し、その結果、図4及び図6の(a)に示す様に、ウエ
ハ3が静電チャックプレート30のチャック面に接触せ
ずに、補助レバー42A,42B,43Cの球状面体部
上に載置される。この状態、即ちウエハの基準位置状態
からウエハ3の位置決め操作が次の様に行われる。
可動ピン25,26を図の左方向(X方向)に押すこと
により、該各可動ピンはウエハ3を左方向(X方向)に
押圧する。従って、各補助レバー42A,42B,42
Cはウエハ3を載せたままX方向に傾斜していくので、
ウエハ3は静電チャックプレート40のチャック面に接
触することなく、X方向に移動する。その結果、ウエハ
3のノッチ37と固定ピン24を完全に接触する(図6
の(b))。この時には、各補助レバーの球状面体部の
ウエハ接触部が静電チャックプレート40のチャック面
と面一となって、ウエハ3は静電チャックプレート40
のチャック面に完全接触する。この時点で位置決め操作
が終了する。
静電力によりウエハ3を静電チャックプレート40上に
吸着させる。そして、この状態で、走査電子顕微鏡によ
る像観察等が行なわれる。
ー4に取り出す時は、次の操作が行われる。
吸着を解いた状態において、押し棒29,30を図の左
方向(−X方向)に移動させて押し付け用可動ピン2
5,26を元の位置に戻し、更に、押し棒31,32に
より押し戻し用可動ピン27,28を図の右方向(−X
方向)に押すことによって該各可動ピンによりウエハ3
を右方向(−X方向)に押圧する。従って、ウエハ3は
静電チャックプレート40のチャック面から離れ、各補
助レバー42A,42B,42Cは該ウエハ3を載せた
まま右方向(−X方向)に傾斜していくので、ウエハ3
は静電チャックプレート40のチャック面に接触するこ
となく、−X方向に移動する。この時、ノッチ37と固
定ピン24が所定の距離離れたところで(図3の
(c))、押し棒31,32を図の左方向(X方向)に
移動させて押し戻し用可動ピン27,28をX方向に移
動させて元の位置に戻す。この時、ウエハ3は補助レバ
ー42A,42B,42Cの球状面体部の頂部に載った
ままである。この状態で、駆動機構21により駆動され
た駆動軸20によってウエハ3を載せたテーブル19を
所定の位置まで上昇させる。
送機構10のアーム(図示せず)に前記テーブル19に
載置されたウエハを載せ、予備チャンバー4内でホルダ
台6上面より上に来ているテーブル7に載せ、ゲードバ
ルブ5を閉じる。
の押圧によるウエハ3の位置合わせ(ノッチ37と固定
ピン24の合わせ)時、押し戻し用可動ピン27,28
の押圧によるウエハ3の基準位置への移動時、更に、テ
ーブル19によるウエハ3の持ち上げ時、全ての時に、
ウエハは静電チャックプレート40のチャック面に支持
されることなく、複数の補助レバーにより支持されてい
るので、静電チャックプレート40の残留吸着力及び、
ウエハと静電チヤックプレート40のチャック面間の摩
擦力が全く影響しないので、前記各移動及び持ち上げが
極めてスムーズに行く。その結果、前記各操作時にウエ
ハの位置ずれが発生しない。
しないので静電チャックプレート40のチャック面上を
ウエハ3がこすることがない。その為、ウエハ裏面での
パーティクルの殆ど発生しない。尚、前記例では、ウエ
ハ自体を可動ピンを介して押し棒で押圧し、該押圧に基
づいてに補助レバーを傾斜させるようにしたが、図7に
示す様に、補助レバー42A,42Bの棒状体部の一部
にピストン棒44A,44Bを接続し、駆動機構45
A,45Bの駆動により該ピストン棒を往復運動させる
ことにより、各補助レバーを傾斜させるように成しても
良い。この際、例えば、図8に示す様に、補助レバー4
2の棒状体部に軸46を固定し、先端部が2つに分岐さ
れ、各分岐部にこの固定軸46の径より僅かに大きな径
の孔47,48開けられたピストン棒44を用意し、該
孔47,48に前記固定軸46が入る様に該ピストン棒
44を補助レバー42の棒状体部に接続する。この様に
成すことにより、固定軸46とピストン棒44の間はフ
リーの状態で該ピストン棒を直線運動させることが出
来、該直線運動により補助レバー42が傾斜する。尚、
分岐部の孔47,48は、固定軸46とピストン棒44
の間にがたが発生しないで互いの間がフリーの状態にな
る大きさに開けられる。
成る補助レバーを設けたが、補助レバーの形状はこの様
なものに限定されないことは言うまでもない。
が、この数に限定されない。但し、1個若しくは2個で
はウエハを静電チャックプレートのチャック面に接触さ
せずに支持することは難しいので、3個以上必要とな
る。
ー内でアライメントされた基板の位置合わせのみ行うよ
うに成したが、静電チャックプレート内に設けられたテ
ーブルに回転機能も持たせて、ここで精密な回転方向の
アライメントも行うようにしても良い。
ステージと別に設けたが、静電チャックプレートの働き
を兼ねたステージを設けるようにしても良い。
にテーブル及びその駆動機構を設けるようにしたが、ス
テージ内にこれらを設けるように成しても良い。
ハを例に上げたが、オリフラ付きウエハを等他の基板つ
いても本発明が応用可能であることは言うまでもない。
尚、ノッチ付きウエハの位置合わせの場合は、固定ピン
が1個でも良いが、オリフラ付きウエハの位置合わせの
場合には2個以上必要となる。
押し戻し用が2個のものを例に上げたが、この様な数に
限定されないが、2個以上は必要である。又、この様な
可動ピンと同じ働きをするものなら、ピン状のものでな
くても良い。例えば、弓状の可動バーでも良い。
エハの検査の場合の試料室内のウエハ保持機構について
説明したが、荷電粒子ビーム描画装置のパターン描画
や、走査電子顕微鏡などの他の荷電粒子ビーム装置の試
料観察,試料分析,試料測定等を行う場合の露光室、試
料室などのチャンバー内のウエハ保持持機構についても
本発明が応用可能であることは言うまでもない。
概略を示している。
する動作を説明するために用いた図である。
で、ステージ上に載った基板保持機構を真横から見た図
である。
する動作を説明するために用いた図である。
である。
Claims (9)
- 【請求項1】 基板を静電吸着によりチャックする面を
有する静電チャック体のチャック面に1個以上の固定ピ
ンを設け、この固定ピンに基板のノッチ/オリフラを接
触させた状態で基板を前記チャック面に静電吸着させる
ように成した基板保持機構において、その取り付け軸を
支点として傾斜可能に成し、基板のセット時にその基板
接触部が前記チャック面から上方に出る様に傾斜され、
該基板接触部が前記チャック面から上方に出た状態を保
って一定方向に傾斜角度を変えていき、基板のノッチ/
オリフラが前記固定ピンに接触した時に前記基板接触部
が前記チャック面とほぼ面一になるように成した補助レ
バーを静電チャック体に設けた基板保持機構。 - 【請求項2】 基板を静電吸着によりチャックする面を
有する静電チャック体のチャック面に1個以上の固定ピ
ンを設け、この固定ピンに基板のノッチ/オリフラを接
触させた状態で基板を前記チャック面に静電吸着させる
ように成した基板保持機構において、その取り付け軸を
支点として傾斜可能に成し、基板のセット時にその基板
接触部が前記チャック面から上方に出る様に傾斜され、
該基板接触部が前記チャック面から上方に出た状態を保
って一定方向に傾斜角度を変えていき、基板のノッチ/
オリフラが前記固定ピンに接触した時に前記基板接触部
が前記チャック面とほぼ面一になるように成し、静電吸
着を解除し、前記基板接触部が前記チャック面から上方
に出た状態を保って前記傾斜方向と逆の方向に傾斜角度
を変えていき、基板のセット時の状態に戻るように成し
た補助レバーを静電チャック体に設けた基板保持支持機
構。 - 【請求項3】前記補助レバーの一部に軸を接続し、該軸
を直線運動させることにより、前記補助レバーを傾斜さ
せるように成した請求項1,2記載の基板保持支持機
構。 - 【請求項4】前記基板を押圧体により押圧する事によ
り、前記補助レバーを傾斜させるように成した請求項
1,2記載の基板保持支持機構。 - 【請求項5】前記補助レバーの前記基板接触部が摩擦係
数の大きな材料で成した請求項1,2記載の基板保持支
持機構。 - 【請求項6】 静電チャック体のチャック面に穴を開
け、該穴内に補助レバーを取り付けた軸を取り付けた請
求項1〜2記載の基板保持機構。 - 【請求項7】 静電吸着時以外においては前記チャック
面に基板が接触しないように前記補助レバーが基板を支
持できるように、各々間隔を開けて3個以上の補助レバ
ーを設けた請求項1〜2記載の基板保持機構。 - 【請求項8】 前記静電チャック体の中央部にウエハを
載置して少なくとも上下動可能なテーブルが通過できる
穴が開けられている請求項1〜2記載の基板保持機構。 - 【請求項9】 少なくとも前記テーブルと駆動軸が前記
静電チャック体に設けられた穴内に設けられている請求
項8記載の基板保持機構。
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