JP2001001223A - 基板ホルダ支持機構 - Google Patents

基板ホルダ支持機構

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JP2001001223A
JP2001001223A JP11170530A JP17053099A JP2001001223A JP 2001001223 A JP2001001223 A JP 2001001223A JP 11170530 A JP11170530 A JP 11170530A JP 17053099 A JP17053099 A JP 17053099A JP 2001001223 A JP2001001223 A JP 2001001223A
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substrate holder
roller
fixing
wafer
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Sadao Matsumoto
本 貞 夫 松
Hidenori Okazaki
崎 秀 則 岡
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Jeol Ltd
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Jeol Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミの発生のない基板ホルダ支持機構を提
供する。 【解決手段】 基板ホルダ42を支持するためのホルダ
台40は、或る方向に移動可能で、その方向の一端部と
中間部にそれぞれホルダずらし用ローラ45とホルダ固
定用ローラ46が取り付けられた移動体44を載置して
おり、ホルダ固定用ローラと共に接触することにより基
板ホルダ42を固定するための固定ローラ58,59,
60が取り付けられている。カム53の回転により移動
体44を移動させる様に成したレバー48を設け、カム
53の回転に基づいてホルダ固定用ローラ46と前記固
定ローラが基板ホルダ42に接触して基板ホルダを固定
する状態、ホルダずらし用ローラ45が基板ホルダ42
に接触して基板ホルダの固定を解除できる状態、何れの
ローラも基板ホルダ42に接触しない状態が維持出来る
ようにカム53を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、基板がセットされたホ
ルダの支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】描画装置においては、例えば、ウエハの
如き基板上にICパターンを描画している。又、観察,
検査,分析,測定装置等においては、ICパターンが描
かれた基板(この様な基板を通常、試料と称している)
について、それぞれパターンの観察,パターン欠陥等の
検査,基板上に付着しているごみ等の分析,パターンの
測長等を行っている。
【0003】通常、前記描画,観察,検査,分析,測定
等の処理を行う処理チャンバーの隣に、ゲートバルブを
介して予備チャンバーが設けられており、ウエハの如き
基板は予備チャンバーを介して外部(大気側)から処理
チャンバーへ入れたり、処理チャンバーから外部へ出し
たりしている。
【0004】尚、前記予備チャンバーにおいては基板の
一次アライメントが行われており、該一次アライメント
を行った基板を処理チャンバーに送って、そこで精密な
アライメントを行った後、所定の処理を行うようにして
いる。
【0005】図1はこの様な装置の一例を示したもの
で、1は処理チャンバーの一例で、走査電子顕微鏡の試
料室である。該試料室内部にはX方向及びY方向に移動
可能なステージ2が設けられており、該ステージ2上に
ウエハ3が載置される。
【0006】該試料室には隣接して予備チャンバー4が
設けられており、該試料室1と予備チャンバー4との間
にはゲートバルブ5が設けられており、両室は独立に真
空排気されるように構成されている。
【0007】該予備チャンバー4内には、ウエハ3をホ
ールドするためのホルダ台6、ウエハ3を載せるテーブ
ル7、該テーブルを上下移動及び回転させるための駆動
軸8,アーム付きウエハ搬送機構9が備えられている。
尚、ホルダ台6にはテーブル7を通過させるための孔が
開けられている。又、該予備チャンバーと外部(大気
側)との間にはゲートバルブ10が設けられている。
【0008】11は複数のウエハを貯蔵したキャリア
で、テーブル12の上に載置されている。13は該テー
ブルを上下移動させるための駆動軸である。14はアー
ム付きウエハ搬送機構である。
【0009】この様な装置において、ゲードバルブ5を
閉じ、ゲートバルブ10を開けた状態で、キャリア11
に貯蔵されたウエハを予備チャンバー4内に運ぶ。その
時、予備チャンバー4内においてはテーブル7が駆動軸
8によりホルダ台6の上面より所定の距離だけ上方に移
動されており、この状態でテーブル12の上下動により
取り出すべきウエハの棚をウエハ搬送位置に持って来
て、ウエハ搬送機構14のアーム(図示せず)にキャリ
ア11内のウエハを載せ、予備チャンバー4内のテーブ
ル7上に載せる。そして、ウエハ搬送機構14を外部に
移動させた後にゲートバルブ10を閉じ、駆動軸8によ
りテーブル7を適宜回転させ、ウエハ3をアライメント
し(この様なアライメントは従来から行われているので
特に説明しない)、該アライメント後に駆動軸8により
テーブル7を下降させ、ウエハ3をホルダ台6にホール
ドさせる。そして、ゲートバルブ5を開け、予備チャン
バー4内において、ホルダ台6上でのウエハ3の固定状
態を解除した後、駆動軸8によりテーブル7をホルダ台
6の上面より所定の距離だけ上方に移動させ、ウエハ搬
送機構9のアーム(図示せず)にテーブル7上のウエハ
3を載せ、試料室1のステージ2上に載せる。そして、
ウエハ搬送機構9を予備チャンバー4内に戻してからゲ
ートバルブ5を閉じる。そして、試料室1内においてス
テージ2上のウエハの位置の微調整が行われた後、ステ
ージ2の移動によって観察すべきウエハ3内の領域が走
査電子顕微鏡の光軸位置に移動させられ、該領域の観察
が実行される。
【0010】試料室1からウエハを予備チャンバー4に
取り出す時は、ゲートバルブ5を開け、ウエハ搬送機構
9のアーム(図示せず)に試料室1内のステージ2に載
置された検査済みウエハを載せ、予備チャンバー4内で
ホルダ台6上面より上に来ているテーブル7に載せ、ゲ
ードバルブ5を閉じる。そして、該テーブルを下降させ
て一旦ウエハ3をホルダ台6に固定する。そして、ゲー
トバルブ10を開け、ホルダ台6の固定を解除した後、
駆動軸8によりテーブル7をホルダ台6の上面より所定
の距離だけ上昇させ、この状態でウエハ搬送機構14の
アーム(図示せず)にテーブル7上のウエハを載せ、外
部に運び出し、テーブル12の上下動によりウエハ搬送
位置に来たキャリア11の所定の棚に戻す。
【0011】さて、最近、サイズの大きいウエハが作ら
れるようになり、同一の走査電子顕微鏡で、いろいろな
サイズのウエハが取り扱いできることが望まれている。
しかし、現状のホルダ台では特定のサイズのウエハしか
取り扱えない構造になっており、いろいろなサイズのウ
エハを取り扱えるようにするには、ホルダ台の構造を大
幅に変える必要がある。
【0012】そこで、最近、どんなサイズのウエハでも
固定出来るように成した共通ホルダをホルダ台の上にセ
ットした基板ホルダ支持機構が提案されている。
【0013】図2は共通ホルダをホルダ台に固定した状
態の基板ホルダ支持機構を真横から見た図、図3は図2
のA−A断面図である。図中前記図1にて使用した番号
と同一番号が付されたものは同一構成要素である。図中
20は、中心部に大テーブル7aが通過可能な孔21を
有し、それぞれ外径の異なった2段の円筒部20A,2
0Bから成るホルダ台で、外径の大きい円筒部20Aの
周辺部で中心Oに対して対称な位置2カ所には切り欠き
部22,23が設けられている。
【0014】前記円筒部20Aの下面には、前記2つの
切り欠き部22と23を結ぶラインL上に沿って移動可
能な可動板25が取り付けられている。該可動板25の
前記ラインL上に沿った2か所にそれぞれ長穴26,2
7が開けられており、各長穴26,27を介して可動板
25が円筒部20Aの下面にねじで移動可能に止められ
ている。更に、前記長穴27の近傍の前記ラインL上に
沿ってバネの如き弾性体28の一方が該可動板25に、
他方が前記円筒部20Aの下面に取り付けられている。
従って、可動板25は常に、図の右側方向に引っ張られ
ていることになる。
【0015】前記可動板25の一方の端部には前記切り
欠き部22の中で移動可能な押し戻しピン29が取り付
けられており、他方の端部には前記切り欠き部23の中
で移動可能な可動ピン30が取り付けられている。
【0016】前記ホルダ台20の上面周囲には、ウエハ
を固定するための3個の固定ピン31,32,33が取
り付けられている。該固定ピンの内、固定時、31,3
2は共通ホルダ15のフラット部34に接触し、33は
フラット部34以外の部分に接触するように取り付けら
れている。
【0017】尚35は前記可動板25の突起部36を前
記ラインLに沿って押すための押し棒である。又、この
例では、テーブルと駆動軸が2重構造になっており、大
テーブル7aの内部に小テーブル7bが、大テーブル駆
動用の外駆動軸8aの内部に小テーブル駆動用の内駆動
軸8bが配置されている。又、共通ホルダ15にも、小
テーブル7bが通過可能な孔21´が中心部に設けられ
ているこの様な基板ホルダ支持機構を前記図1のウエハ
支持機構に代えて設置した場合、次の様に動作する。ゲ
ートバルブ10を開けた状態で、キャリア11に貯蔵さ
れたウエハを予備チャンバー内に運ぶ。その時、予備チ
ャンバー4内においては小テーブル7bが駆動軸8bに
より共通ホルダー15の上面より所定の距離だけ上方に
移動されており、この状態でテーブル12の上下動によ
り取り出すべきウエハの棚をウエハ搬送位置に持って来
て、ウエハ搬送機構14のアーム(図示せず)にキャリ
ア11内のウエハを載せ、予備チャンバー4内の小テー
ブル7b上に載せる。そして、ウエハ搬送機構14を外
部に移動させた後にゲートバルブ10を閉じ、駆動軸8
により小テーブル7bを適宜回転させ、ウエハ3をアラ
イメントし、該アライメント後に駆動軸8bにより小テ
ーブル7bを下降させ、ウエハ3を共通ホルダー15に
固定させる。尚、この際、予め、共通ホルダー15はア
ライメントされてホルダー台20に固定されている。そ
して、ゲートバルブ5を開け、予備室4内において、ホ
ルダ台20上での共通ホルダー15の固定状態を次の様
にして解除する。
【0018】押し棒35により可動板25の突起部36
をラインLに沿って図の左方向に押す。すると、可動板
25がラインLに沿って図の左方向に移動し、図4に示
す様に、押し戻しピン29が共通ホルダ15の周辺部に
接触する位置に来て、他の可動ピン30や固定ピン3
1,32,33は共通ホルダ15の周辺部に接触しない
位置に来る。
【0019】この様に解除した後、外駆動軸8aにより
大テーブル7aをホルダ台20の上面より所定の距離だ
け上方に移動させ、ウエハ搬送機構9のアーム(図示せ
ず)に大テーブル7a上の共通ホルダ15を載せ、試料
室1のステージ2上に載せる。そして、ウエハ搬送機構
9を予備チャンバー4内に戻してからゲートバルブ5を
閉じる。そして、試料室1内においてステージ2上の共
通ホルダー15の位置の微調整が行われた後、ステージ
2の移動によって観察すべきウエハ3内の領域が走査電
子顕微鏡の光軸位置に移動させられ、該領域の観察が実
行される。試料室1からウエハをキャリア11に戻す時
には、ゲートバルブ5を開け、ウエハ搬送機構9のアー
ム(図示せず)に試料室1内のステージ2に載置された
共通ホルダ15を載せ、予備チャンバー4内でホルダ台
20上面より上に来ている大テーブル7aに載せ、ゲー
ドバルブ5を閉じる。そして、該大テーブル7aを下降
させて一旦共通ホルダー15をホルダ台20に次の様に
して固定する。
【0020】押し棒35をラインLに沿って図の右方向
に移動させると、可動板25がラインLに沿って図の右
方向に移動し、図2,3に示す様に、共通ホルダ15は
押し戻しピン29から離れ、その周辺部に他の可動ピン
30や固定ピン31,32,33が接触し、この結果、
共通ホルダ15はホルダ台20に固定されることにな
る。
【0021】次に、ゲートバルブ10を開け、ウエハ3
の固定を解除した後、内駆動軸8bにより小テーブル7
bを共通ホルダ15の上面より所定の距離だけ上昇さ
せ、この状態でウエハ搬送機構14のアーム(図示せ
ず)に小テーブル7b上のウエハを載せ、外部に運び出
し、テーブル12の上下動によりウエハ搬送位置に来た
キャリア11の所定の棚に戻す。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】さて、この様なウエハ
ホルダ支持機構において、大テーブル7aに載置された
共通ホルダ15をホルダ台20上に載せる場合、及び、
ホルダ台20に固定されている共通ホルダ15を大テー
ブル7aに載せる場合、何れの場合も図4に示す状態
(押し戻しピン29が共通ホルダ15の周辺部に接触す
る位置に来て、他の可動ピン30や固定ピン31,3
2,33は共通ホルダ15の周辺部に接触しない位置に
来る状態)にして行っている。しかし、大テーブル7a
の上昇及び下降時に極く僅かな揺れがある場合が多々あ
る。その場合、共通ホルダ15が押し戻しピン29に強
く触れ、ゴミが発生し、共通ウエハにホールドされてい
るウエハの上に載ってしまうことがある。その為に、試
料室1内でのウエハ上のパターン検査などに支障を来す
ことになる。
【0023】又、前記押し出しピン29は図2に示す様
に、円錐台状の形状をしている為に、大テーブル7aに
極く僅かな揺れが入っても、後者の場合には前者に比べ
て比較的共通ホルダ15が押し戻しピン29からスムー
ズに離れるが、前者の場合には、共通ホルダ15が押し
戻しピン29に強く触れるためにゴミが発生する。
【0024】本発明は、この様な問題を解決するもの
で、新規な基板ホルダ支持機構を提供するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】 本発明の基板ホルダ支
持機構は、或る方向に移動可能で、その方向の一端部と
中間部にそれぞれホルダずらし用ローラとホルダ固定用
ローラが取り付けられた移動体を載置しており、前記ホ
ルダ固定用ローラと共に接触することにより基板ホルダ
を固定するための1つ以上の固定ローラが取り付けられ
ているホルダ台を有する基板ホルダ支持機構であって、
前記ホルダずらし用ローラにより前記基板ホルダの固定
を解除できるように成し、且つ、前記ホルダ台上で前記
何れのローラも前記基板ホルダに接触しない状態を維持
出来るように成したことを特徴としている。
【0026】又、本発明の基板ホルダ支持機構は、或る
方向に移動可能で、その方向の一端部と中間部にそれぞ
れホルダずらし用ローラとホルダ固定用ローラが取り付
けられた移動体を載置しており、前記ホルダ固定用ロー
ラと共に接触することにより基板ホルダを固定するため
の1つ以上の固定ローラが取り付けられているホルダ台
を有する基板ホルダ支持機構であって、カムの回転によ
り固定軸を回転中心として回転することにより前記移動
体を移動させる様に成したレバーを設け、カムの回転に
基づいて少なくとも前記ホルダ固定用ローラと1つ以上
の固定ローラが前記基板ホルダに接触して該基板ホルダ
を固定する状態、前記ホルダずらし用ローラが前記基板
ホルダに接触して該基板ホルダの固定を解除できる状
態、及び、前記何れのローラも前記基板ホルダに接触し
ない状態が維持出来るように前記カムを形成したことを
特徴としている。
【0027】又、本発明の基板ホルダ支持機構は、基板
ホルダの一部に前記ホルダずらし用ローラが挿入可能な
穴を開け、前記基板ホルダをホルダ台に載せた時にその
穴の中に前記ホルダずらし用ローラが入るように成した
ことを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0029】図5及び図6は本発明の基板ホルダ支持機
構の一例を示したもので、図5は基板ホルダをホルダ台
に固定した状態の基板ホルダ支持機構を真横から見た
図、図6は図5のB−B断面図である。図中前記図2,
3及び4にて使用した記号と同一記号の付されたものは
同一構成要素である。図中40は中心部に大テーブル7
aが通過可能な孔41を有するホルダ台、42は中心部
に小テーブル7bが通過可能な孔41´を有する共通ホ
ルダである。該共通ホルダ42は、それぞれ外径の異な
った2段の円筒部42A,42Bから成り、外径の大き
い円筒部42Aの上に種々のサイズのウエハがホールド
可能に構成されている。外径の小さい円筒部42Bに穴
43が設けられておりいる。この穴43の開放部に対向
する前記ホルダ台40の上面には移動体44が該ホルダ
台上面で移動可能に載置されている。その移動体44の
一端部の上面にはホルダずらし用ローラ45が前記穴4
3内で移動体44の移動に伴って動ける様に取り付けら
れている。又、移動体44のほぼ中央部上面にはホルダ
固定用ローラ46が取り付けられている。又、移動体4
4の他方の端部には長穴47が開けられており、その長
穴にレバー48の一端に取り付けられたピン49がその
長穴内で移動可能に挿入されている。該レバー48は軸
50を介して予備チャンバー(図1の4)の下壁51に
取り付けられている。このレバー48の他端部には引っ
張り用バネ52の一端が接続されており、該引っ張り用
バネの他端は他のベース体に固定されている。例えば、
前記予備チャンバーの下壁51に垂直に取り付けられた
棒体(図示せず)に固定されている。又、レバー48の
軸50の取り付け部と引っ張り用バネ52の取り付け部
の中間部には、カム53の回転に基づくカムの押圧力を
直接受けるカムフォロア54が取り付けられている。前
記カム53は軸55を介して予備チャンバー(図1の
4)の下壁51に取り付けられている。尚、ホルダ台4
0の中心と共通ホルダ42の中心が重なった時に、共通
ホルダ42の周辺部とフラット部にそれぞれ接触する固
定ローラ58,59,60がホルダ台40の上面に取り
付けられている。
【0030】この様な構成の基板ホルダ支持機構を前記
図1のウエハ支持機構に代えて設置した場合、次の様に
動作する。ゲートバルブ10を開けた状態で、キャリア
11に貯蔵されたウエハを予備チャンバー4内に運ぶ。
その時、予備チャンバー4内においては小テーブル7b
が駆動軸8bにより共通ホルダ42の上面より所定の距
離だけ上方に移動されており、この状態でテーブル12
の上下動により取り出すべきウエハの棚をウエハ搬送位
置に持って来て、ウエハ搬送機構14のアーム(図示せ
ず)にキャリア11内のウエハを載せ、予備チャンバー
4内の小テーブル7b上に載せる。そして、ウエハ搬送
機構14を外部に移動させた後にゲートバルブ10を閉
じ、駆動軸8bにより小テーブル7bを適宜回転させ、
ウエハ3をアライメントし、該アライメント後に駆動軸
8bにより小テーブル7bを下降させ、ウエハ3を共通
ホルダ42に固定させる。尚、この際、予め、共通ホル
ダ42はアライメントされてホルダ台40に図5,図6
に示す様に固定されている。そして、ゲートバルブ5を
開け、予備チャンバー4内において、ホルダ台40上で
の共通ホルダ42の固定状態を次の様にして解除する。
【0031】例えば、エアシリンダ(図示せず)により
軸55を回転させ、該軸に固定されているカム53を反
時計方向(矢印56)に回転させる。該カムが回転する
と、カムフォロア54は図9に示す如く変位する様にカ
ム53の形状が加工されている。従って、共通ホルダ4
2がホルダ台40に固定されている時のカム53の回転
角を0度とすると、カムが反時計方向に回転し、回転角
θが増していくと、対応してカムフォロア54も反引っ
張り方向(引っ張り用バネ52の引っ張り方向の反対方
向)への変位を増して行き、軸50に関してカムフォロ
ア54側と反対側のレバー部分が軸50を中心に大略時
計方向(矢印57)に移動する。該移動により、レバー
48に固定されたピン49によって移動体44が大略矢
印57方向に移動する。この移動体44の移動により、
該移動体に取り付けられ、共通ホルダ42の穴43に挿
入されているホルダずらし用ローラ45も同様に移動す
るので、該ローラが穴43の内壁に直ぐに接触して共通
ホルダ42を大略矢印57方向に移動させる。従って、
最初周辺に接触していた固定ローラ58,59,60及
び移動体44に取り付けられたホルダ固定用ローラ46
から共通ホルダ42が離れていく。図7はカム53の回
転角がθaに達して、カムフォロア54が最も大きく変
位したときのホルダ台40に対する共通ホルダ42の位
置状態を示している。更に、カム53を回転させると、
図9に示す様にカムフォロア54が引っ張り方向に少し
戻る。この戻り量は前記図7の状態の各ローラと共通周
辺部の隔たり量より可成り小さい。この戻りにより、該
戻り量に対応した分、前記ホルダずらし用ローラ45が
矢印57と反対方向に戻る。当然のことながら、この戻
りが発生している場合、共通ホルダ42は前記図7に示
す位置から全く移動しない。図8はこの時のホルダ台4
0に対する共通ホルダ42の位置状態を示しており、F
がホルダずらし用ローラ45の戻り量に対応している。
この図8の状態においても、図7に示す様に、固定ロー
ラはウエハ3の周辺部に接触しない位置にある。
【0032】この様に解除した後、外駆動軸8aにより
大テーブル7aをホルダ台40の上面より所定の距離だ
け上方に移動させ、ウエハ搬送機構9のアーム(図示せ
ず)に大テーブル7a上の共通ホルダ42を載せ、試料
室1のステージ2上に載せる。そして、ウエハ搬送機構
9を予備チャンバー4内に戻してからゲートバルブ5を
閉じる。そして、試料室1内においてステージ2上の共
通ホルダ42の位置の微調整が行われた後、ステージ2
の移動によって観察すべきウエハ3内の領域が走査電子
顕微鏡の光軸位置に移動させられ、該領域の観察が実行
される。試料室1からウエハをキャリア11に戻す時に
は、ゲートバルブ5を開け、ウエハ搬送機構9のアーム
(図示せず)に試料室1内のステージ2に載置された共
通ホルダ42を載せ、予備チャンバー4内でホルダ台4
0上面より上に来ている大テーブル7aに載せ、ゲード
バルブ5を閉じる。そして、該大テーブル7aを下降さ
せると、共通ホルダ42の穴43にホルダずらし用のロ
ーラ45が入り込み、共通ホルダ42がホルダ台40の
上面に載せられる(図8の状態)。そして、次の様にし
て共通ホルダー42がホルダ台40に固定される。
【0033】図8の状態から、エアシリンダ(図示せ
ず)により軸55を時計方向に回転させ、該軸に固定さ
れているカム53を時計方向(矢印56の反対方向)に
回転させる。該カムが回転し、回転角θが減っていく
と、前記固定を解除する場合と丁度逆の動きをし、一旦
移動体44が矢印57方向に移動して(この時、共通ホ
ルダ42は移動しない)ホルダずらし用ローラ45が穴
の一方の内測壁に接触する(図7の状態)。そして、更
にカム53を時計方向に回転させると、移動体44が矢
印57と逆の方向に移動し、カムの回転角θが0度に達
すると、ホルダ固定用ローラ46,固定ローラ58が共
通ホルダ42の円周部に、固定ローラ59,60が共通
ホルダ42のフラット部に接触し、共通ホルダ42がホ
ルダ台40に固定される(図5,6)。次に、ゲートバ
ルブ10を開け、ウエハ3の固定を解除した後、内駆動
軸8bにより小テーブル7bを共通ホルダ42の上面よ
り所定の距離だけ上昇させ、この状態でウエハ搬送機構
14のアーム(図示せず)に小テーブル7b上のウエハ
を載せ、外部に運び出し、テーブル12の上下動により
ウエハ搬送位置に来たキャリア11の所定の棚に戻す。
【0034】尚、レバー48に取り付ける弾性体として
は、バネに限定されず、弾性力の強い硬質のゴム部材で
も良い。
【0035】又、前記例では基板としてオリフラ付きウ
エハを例に上げたが、ノッチ付きウエハ等他の基板つい
ても本発明が応用可能であることは言うまでもない。
【0036】又、前記例では、走査電子顕微鏡によるウ
エハの検査の場合の予備室内のウエハホルダ支持機構に
ついて説明したが、荷電粒子ビーム描画装置のパターン
描画や、走査電子顕微鏡などの他の荷電粒子ビーム装置
の試料観察,試料分析,試料測定等を行う場合の予備チ
ャンバー内のウエハホルダ支持機構についても本発明が
応用可能であることは言うまでもない。
【0037】又、前記例では、予備チャンバー内の基板
ホルダ支持機構について説明したが、このような基板ホ
ルダ支持機構は試料室内のステージにも応用可能であ
る。
【0038】以上説明した様に、本発明は、テーブルに
載置された基板ホルダをホルダ台上に載せたり、該ホル
ダ台上に載置された基板ホルダをテーブルに載せたりす
る時に、ホルダ台上で何れのローラも基板ホルダに接触
しないように成した。その為、テーブルに載置された基
板ホルダをホルダ台上に載せる場合、及びホルダ台に固
定されている基板ホルダをテーブルに載せる場合、何れ
の場合もホルダ固定ローラに触れることはない。又、各
固定ローラは従来の様に円錐台状の形状ではなく、円柱
状なので、テーブルに僅かな揺れが入っても、前記各場
合において、基板ホルダが各固定ローラに触れることは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 走査電子顕微鏡による基板を検査する装置の
概略を示している。
【図2】 従来の基板ホルダ支持機構を真横から見た図
である。
【図3】 図2のA−A断面図を示している。
【図4】 共通ホルダをホルダ台の固定から解除した状
態の従来の基板ホルダ支持機構の断面図を示している。
【図5】 本発明の基板ホルダ支持機構の一例を示し、
特に、基板ホルダをホルダ台に固定した状態の基板ホル
ダ支持機構を真横から見た図である。
【図6】 図5のB−B断面図である。
【図7】 本発明の基板ホルダ支持機構の一例を示し、
特に、共通ホルダをホルダ台の固定から解除した状態を
示している。
【図8】 本発明の基板ホルダ支持機構の一例を示し、
特に、共通ホルダをホルダ台の固定から解除した状態を
示している。
【図9】 図5,図6に示す本発明の基板ホルダ支持機
構の一例におけるカムの回転角とカムフォロアの変位の
関係を示す図である。
【符号の説明】
1…試料室 2…ステージ 3…ウエハ 4…予備チャンバー 5,10…ゲートバルブ 6…ホルダ台 7,12…テーブル 8,13…駆動軸 9,14…ウエハ搬送機構 11…キャリア 7a…大テーブル 7b…小テーブル 8a…外駆動軸 8b…内駆動軸 20…ホルダ台 20A,20B…円筒部 21,21´…孔 22,23…切り欠き部 25…可動板 26,27…長穴 28…弾性体 29…押し戻しピン 30…可動ピン 31,32,33…固定ピン 34…フラット部 35…押し棒 36…突起部 40…ホルダ台 41,41´…孔 42…共通ホルダ 43…穴 44…移動体 45…ホルダずらし用ローラ 46…ホルダ固定用ローラ 47…長穴 48…レバー 49…ピン 50…軸 51…下壁 52…引っ張り用バネ 53…カム 54…カムフォロア 55…軸 58,59,60…固定ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 或る方向に移動可能で、その方向の一端
    部と中間部にそれぞれホルダずらし用ローラとホルダ固
    定用ローラが取り付けられた移動体を載置しており、前
    記ホルダ固定用ローラと共に接触することにより基板ホ
    ルダを固定するための1つ以上の固定ローラが取り付け
    られているホルダ台を有する基板ホルダ支持機構であっ
    て、前記ホルダずらし用ローラにより前記基板ホルダの
    固定を解除できるように成し、且つ、前記ホルダ台上で
    前記何れのローラも前記基板ホルダに接触しない状態を
    維持出来るように成した基板ホルダ支持機構。
  2. 【請求項2】 或る方向に移動可能で、その方向の一端
    部と中間部にそれぞれホルダずらし用ローラとホルダ固
    定用ローラが取り付けられた移動体を載置しており、前
    記ホルダ固定用ローラと共に接触することにより基板ホ
    ルダを固定するための1つ以上の固定ローラが取り付け
    られているホルダ台を有する基板ホルダ支持機構であっ
    て、カムの回転により固定軸を回転中心として回転する
    ことにより前記移動体を移動させる様に成したレバーを
    設け、カムの回転に基づいて少なくとも前記ホルダ固定
    用ローラと1つ以上の固定ローラが前記基板ホルダに接
    触して該基板ホルダを固定する状態、前記ホルダずらし
    用ローラが前記基板ホルダに接触して該基板ホルダの固
    定を解除できる状態、及び、前記何れのローラも前記基
    板ホルダに接触しない状態が維持出来るように前記カム
    を形成した基板ホルダ支持機構。
  3. 【請求項3】 前記基板ホルダの一部に前記ホルダずら
    し用ローラが挿入可能な穴を開け、前記基板ホルダをホ
    ルダ台に載せた時にその穴の中に前記ホルダずらし用ロ
    ーラが入るように成した請求項1〜3記載の基板ホルダ
    支持機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102699079A (zh) * 2012-05-14 2012-10-03 无锡平盛科技有限公司 拉丝机夹丝装置
KR102446815B1 (ko) * 2021-11-11 2022-09-22 장맹환 대형 제품 가공보조용 로딩지그시스템

Cited By (3)

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