JP2001075853A - 計算機システム、及び該計算機システムに用いられる計算機並びに記憶装置 - Google Patents

計算機システム、及び該計算機システムに用いられる計算機並びに記憶装置

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JP2001075853A
JP2001075853A JP24964299A JP24964299A JP2001075853A JP 2001075853 A JP2001075853 A JP 2001075853A JP 24964299 A JP24964299 A JP 24964299A JP 24964299 A JP24964299 A JP 24964299A JP 2001075853 A JP2001075853 A JP 2001075853A
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Naoto Matsunami
直人 松並
Hideki Kamimaki
秀樹 神牧
Taisuke Kaneda
泰典 兼田
Akira Yamamoto
山本  彰
Jun Matsumoto
純 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のユーザが複数の計算機を共用して使用す
るシステムにおいて、ユーザが任意の計算機から自分専
用の環境やデータを使用することができる計算機システ
ムを提供する。 【解決手段】複数のユーザが交代で使用する複数の計算
機2a、2b…2nと、ストレージ1とをファイバチャ
ネル5で接続し、各ユーザ専用の論理ボリューム17
a、17b…17nをストレージ1に定義する。ユーザ
が計算機を使用する際に、ユーザを認証し、そのユーザ
専用のLUをユーザが使用する計算機にのみにアクセス
を許可するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶装置に形成さ
れる論理ボリュームの管理方式に関し、特に、複数のユ
ーザがそれぞれ専用の論理ボリュームを所有し、使用す
る計算機に依存せずに専用の論理ボリュームを使用でき
るようにする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のユーザが複数のクライアント計算
機を用いて業務処理等を行う計算機システムは、クライ
アント計算機システムと呼ばれる。従来、クライアント
計算機システムは、単独ですべての計算処理を実行でき
る機能を備えた、例えば、パーソナルコンピュータ(P
C)のような計算機を用いて構築されていた。このよう
なクライアント計算機システムで用いられる計算機は、
高性能なCPU、大容量のメモリ、大容量のハードディ
スク装置、及び高速なグラフィック機能等を有する“太
った”計算機であり、通称で「Fatクライアント」と
呼ばれている。Fatクライアントを用いたクライアン
ト計算機システムは、Fatクライアントシステム(Fat
Client System:FCS)とも呼ばれる。FCSでは複
数のFatクライアントをLAN(ローカル・エリア・
ネットワーク)で相互に接続し、必要に応じファイルの
転送や、メール送受信等の通信が行われる。Fatクラ
イアントは、一般に、OS(オペレーティングシステ
ム)やアプリケーションプログラム、あるいは、ユーザ
データ等を格納するためのローカルなディスク装置を備
える。
【0003】複数のユーザがFCSを使用するにあたっ
て、一人あたり一台のクライアント計算機が設けられて
いれば、各人が専用の環境を所持することができる。こ
こで環境とは、OSの設定や、プリンタ、ネットワーク
の設定、さらには、アプリケーションプログラムの設
定、グラフィック画面の設定、ユーザのデータを保存す
るディスク装置やテープ装置等の構成など、ハードウェ
ア、ソフトウェアの各種の設定、及びデータまで含めた
計算機の状態のことをいう。一人あたり一台のクライア
ント計算機を有するFCSでは、各ユーザが、その好み
や所有するハードウェア、ソフトウェアの構成に応じて
環境を構築することができる。
【0004】一方、複数のユーザで複数の計算機を共用
し、ユーザは空いている任意の計算機を使うようなFC
Sでは、ユーザが利用できる環境は制限されたものにな
る。このようなシステムでは、たとえば、アプリケーシ
ョンプログラムの操作設定や、グラフィック画面の設定
に、ユーザの好みを反映させられなかったり、自分のデ
ータを格納するための専用のディスク装置がなかったり
する。特にこのような構成では、データの一元管理が問
題となる。例えば、ユーザの利用するデータは、各計算
機に分散して配置されることになってしまい、バージョ
ンの管理や、バックアップ等の保守管理に多大な手間が
発生する。
【0005】このような場合、システム内にファイルサ
ーバを設置し、ファイルサーバが有する記憶装置に各人
専用のパーティションをファイルサーバの管理の下で作
成し、これをネットワーク経由でクライアント計算機に
マウントして使用すれば、あたかもローカルディスクと
して専用のディスク装置がクライアント計算機に接続し
てあるかのように使用することができる。
【0006】近年、クライアント計算機システムの別の
例として、ネットワーク・コンピュータ・システム(Ne
twork Computer System:NCシステム)と呼ばれるシ
ステムが考えられている。ネットワーク・コンピュータ
・システムを構築する計算機は、ネットワークコンピュ
ータ(Network Computer:NC)と呼ばれ、OSやアプ
リケーションプログラムを格納するハードディスク装置
を備えない等、低価格、低機能化した“痩せた”計算機
である。このような計算機のことをFatクライアント
に対比し、「Thinクライアント」と称する。このT
hinクライアントを用いたクライアント計算機システ
ムは、Thinクライアントシステム(Thin Client Sys
tem:TCS)とも呼ばれる。
【0007】以下、TCSの一例としてNCシステムシ
ステムについて、図22を用い説明する。
【0008】図において、2000(a〜c)は複数台
のNC、7はサーバ、1はサーバ7に接続されたディス
ク装置、9はNC2000とサーバ7を相互に接続する
ネットワークである。
【0009】NC2000には、OSやアプリケーショ
ンプログラム、あるいは、ユーザデータを格納するため
のディスク装置は備えられていない。NC2000は、
サーバ7の有するディスク装置1の一部の領域をリモー
トのディスク装置としてマウントして利用する。OS、
アプリケーションプログラム、ユーザデータは、ディス
ク装置1に格納される。NC2000の起動時には、デ
ィスク装置1からネットワーク9経由でOSをNC20
00にロードし実行する。アプリケーションプログラム
の起動も同様にして行われる。
【0010】ディスク装置1に設けられるユーザ用の記
憶領域には、サーバ側の設定により、ユーザ専用のエリ
アが用意され、サーバの排他制御機能により、他のユー
ザが使用できないようにアクセス制限がかけられる。こ
れにより、計算機環境を各人専用にパーソナライズする
ことができ、また、使用するクライアント計算機に依存
せずに、自分専用の環境やデータを使用することができ
る。これらの管理は、すべてサーバにおいて実施され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のFCSでは、複数のクライアント計算機を複数のユー
ザで共用する場合、計算機環境を個人の好みや要求に従
いパーソナライズすることができず使いにくいという問
題がある。また、個人のデータを特定クライアント計算
機においておけないので、データが分散し、管理が困難
になるという問題がある。
【0012】このような問題を解決するために、FCS
にファイルサーバを設けると、データが一元化されるの
で管理は容易になるが、ファイルサーバが必要とされる
分コストが上昇する。また、ディスクアクセスの際に、
ネットワークやサーバを経由することになる。このた
め、そのオーバヘッドにより性能が低下する。さらに
は、多数のクライアントからのディスクアクセスが発生
し、ネットワークやサーバの負荷が上昇するという問題
がある。
【0013】また、NCシステムを代表とするTCS
は、FCSにファイルサーバを設ける場合と同様の問題
がある。
【0014】本発明の目的は、これら従来技術における
問題点に鑑み、複数のユーザが複数の計算機を共用して
使用するシステムにおいて、ユーザが計算機を選ぶこと
なく自分専用の環境やデータを使用することができる計
算機システムを提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、ユーザのデー
タを一元管理可能な計算機システムを提供することにあ
る。
【0016】さらに、本発明の他の目的は、ユーザ用の
データを管理するためのサーバを必要としない安価な計
算機システムを提供することにある。
【0017】本発明のさらなる目的は、LANやサーバに
負荷をかけない計算機システムを提供することにある。
【0018】本発明のさらに他の目的は、ディスクアク
セスの際にLANやサーバを経由しない高速なディスクア
クセスを実現する計算機システムを提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の計算機システムは、複数台の計算機と、こ
れら複数の計算機により共用される記憶装置と、記憶装
置を管理するための管理コンソールと、複数の計算機、
記憶装置、及び管理コンソールを相互に接続するI/Oチ
ャネルを有して構成される。
【0020】好ましい態様において、各計算機は、I/O
チャネルへの接続・制御を行う手段と、I/Oチャネルへ
の接続・制御を行う手段を識別するために定義されたWo
rld Wide Name(WWN)等の識別名を保存する手段と、
I/Oチャネルに接続した記憶装置からOSのブートアッ
プを行うための制御手段と、ユーザの名前やパスワード
等のユーザ識別・認証情報を入力する手段と、前記ユー
ザ識別・認識情報とIPアドレスや計算機名等の計算機
の識別情報を管理コンソールに送信する手段とを備え
る。
【0021】記憶装置は、管理コンソールと通信する手
段と、管理コンソールからの指示に従い、論理ボリュー
ムであるLU(Logical Unit)を複数個記憶装置の内
部に定義・作成し、そのLUに対し、記憶装置の内部で
一意な名前である「内部LUN(Logical Unit Numbe
r)」を定義し、そLUに対して、アクセスを許可する
計算機からみて認識される仮想的なLUNである「仮想
LUN」を管理コンソールの指示に従いマッピングし、
内部LUNと仮想LUNと計算機の対応関係を管理する
手段と、あるLUに対して管理されている対応関係以外
の計算機からアクセスされた場合にそれを抑止する手段
を備える。
【0022】管理コンソールは、計算機から送信された
ユーザ識別・認証情報と計算機の識別情報を受信する手
段と、記憶装置と通信する手段と、記憶装置内部にLU
を作成するよう指示し、そのLUに記憶装置が与えた内
部LUNに対して、計算機から認識されるLUNである
仮想LUNを記憶装置に指示する手段と、計算機システ
ムを使用するユーザを識別・認証情報で管理し、ユーザ
毎に記憶装置の内部に専用のLUを作成し、ユーザ識別
情報、現在ユーザが使用している計算機の識別情報、及
びそのユーザ専用のLUの内部LUNと仮想LUNの関
係を管理する手段を備える。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、第1の本実施形態におけ
る計算機システムの構成図である。
【0024】図において、2(2a〜2n)は、計算
機、1は、すべての計算機2により共用される記憶装置
(以下では、ストレージと呼ぶ)、4は、ストレージ1
を管理するための管理コンソール、3は、計算機2、ス
トレージ1、及び管理コンソール4を相互に接続するフ
ァイバチャネル接続手段、5a〜5nは、ファイバチャ
ネルである。6は、ストレージ1と管理コンソール4が
相互に通信するための通信手段、9は、複数の計算機2
と管理コンソール4を接続し、これらの間で通信を行う
ためのネットワークである。
【0025】17(17a〜17n)は、ストレージ1
の内部に定義し作成された複数の論理ユニット(Logica
l Unit:LU)である。論理ユニットとは上記の説明で
用いた論理ボリュームと同義であり、いわゆるパーソナ
ルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)
といった計算機とストレージを接続するインタフェース
(以下、I/Fと略記する)のプロトコルであるSCS
I(Small Computer System Interface)の仕様におい
て定義された名称である。以下、本発明の実施形態にお
いては、I/Fはファイバチャネルとし、そのプロトコ
ルはSCSIであると想定し、論理ボリュームのことを
単にLUと呼ぶことにする。またLUを識別するための
番号のことをLUN(Logical Unit Number)と呼ぶ。
本実施例以下ではすべてのLUは、あるユーザ専用に定
義されるものとして説明する。
【0026】図2は、計算機2の構成図である。
【0027】21は、計算機の全体の制御を行う中央制
御手段、22は、ファイバチャネルの接続、制御を行う
ために、計算機2に搭載されたファイバチャネルI/F
制御ボード、23は、計算機2を利用するユーザが情報
を入力したり出力したりするための入出力手段、24
は、ネットワーク9を用いた通信制御を行うためのネッ
トワーク制御手段、25は、中央制御手段21が各種制
御を実行するために必要なプログラムやデータを格納す
るためのメモリである。メモリ25には、計算機2を使
用するユーザを管理するために、中央制御手段21によ
り実行されるユーザ管理プログラム251が保持され
る。
【0028】ファイバチャネルI/F制御手段220
は、ファイバチャネルの制御を行うファイバチャネルI
/F制御手段220、ファイバチャネルI/F制御手段
220が制御をするために必要なプログラムやデータ、
及び中央制御手段21がファイバチャネルI/F制御手
段220を制御するために必要なプログラムやデータを
格納するためのメモリ221を有する。
【0029】メモリ221には、ファイバチャネル5に
接続された計算機2の外部のストレージ1からOSを起
動する際に、ファイバチャネルI/F制御手段220を
制御するために中央制御手段21が実行するブートアッ
プ制御プログラム2211、ファイバチャネルI/F制
御手段220を識別するために設けられた世界で唯一な
名称の情報であるWWN(World Wide Name)2212
が格納されている。ここで、本実施形態ではファイバチ
ャネルI/F制御ボード22が計算機2に搭載されてい
るが、本ボードに搭載されるファイバチャネルI/F制
御手段220、およびメモリ221は、計算機2の内部
にファイバチャネルI/F制御ボード22を用いずに直
接実装されていてもよく、この場合であっても本発明の
作用、効果は全く同様である。
【0030】図3は、ストレージ1の構成図である。
【0031】11は、ストレージの全体制御を司る中央
制御手段、12は、ファイバチャネル5dへの接続と、
その制御を行うファイバチャネルI/F制御手段、13
は、中央制御手段11が、ストレージ1の内部制御を行
うためのプログラムやデータを格納するためのメモリ、
14は、ストレージ1を管理する管理コンソール4との
間の通信を制御する通信制御手段、170〜176は、
ストレージ1内部に設けられた複数の論理ユニット(L
U)であり、物理的なディスク装置の記憶空間の一定の
領域に構成された、上位装置から見える論理的なボリュ
ームである。なお、以下では、LU170〜176を総
括して引用する際に参照番号として17Xを使用する。
【0032】メモリ13には、複数のLU17Xを定義
し作成するために中央制御手段11が実行するLU定義
プログラム131、各計算機2が、複数のLU17Xの
それぞれに対するアクセス禁止/許可、LU17Xの属
性、上位計算機から認識される仮想LUN、及びストレ
ージ内部でLU17Xを管理するために付加される内部
LUNのそれぞれの対応関係を中央制御手段11が管理
するために用いられるLUN管理テーブル132、LU
N管理テーブル132の情報に従い各計算機2からの各
LU17Xへのアクセスを制限/許可の制御、及びアク
セスが許可される場合に、LU17Xに対するリード・
ライトアクセスの制御のために中央制御手段11により
実行されるアクセス制御プログラム133が格納され
る。
【0033】図4は、管理コンソール4の構成図であ
る。
【0034】41は、管理コンソール4全体の制御を司
る中央制御手段、42は、管理者が管理コンソール4を
操作するための入出力手段、43は、ストレージ1の各
種設定のための通信を行う通信手段6を制御する通信制
御手段、44は、中央制御手段41が実行するプログラ
ムやデータを格納するためのメモリ、46は、計算機2
と通信を行うためのネットワーク9を制御するネットワ
ーク制御手段、47は、管理コンソール4のOSやプロ
グラムを格納する内蔵ディスクであるローカルディスク
である。
【0035】メモリ44には、ユーザとLUNの関係を
管理するために中央制御手段41により実行されるユー
ザ−LUN管理プログラム441、ユーザとLUNとユ
ーザが使用している計算機5を管理するためのユーザ-
LUN管理テーブル442、計算機5と計算機5に実装
されているファイバチャネルI/F制御手段220に設
定されたWWN2212との関係を管理するための計算
機管理テーブル443が格納される。
【0036】以下、本実施形態における計算機システム
について、さらに、詳細に説明する。
【0037】(1) 内部LUNと仮想LUN まず、本実施形態におけるLU(Logical Unit)につい
て説明する。LUはストレージの上位計算機から見たと
きの論理的なボリュームである。上位計算機は1つのL
Uを1台のストレージとして認識する。
【0038】ストレージ1は、その内部を複数の領域に
分割し、分割したそれぞれの領域をLUとして定義、構
築することができる。これを内部LUと呼ぶことにす
る。ストレージ1では内部LUを管理するため、各LU
に対して0から始まる整数でシリアル番号が付けられ
る。この番号を内部LUN(Logical Unit Number)と
呼ぶ。
【0039】一方、本実施形態における計算機システム
のように、複数の計算機2が1台のストレージを共用す
る場合、計算機2それぞれに専用のLUを割り当てる。
一般に、PC等の上位計算機は、OSのブート時に接続
するストレージをサーチしてLUを検出する。このとき
のサーチ方法には、いくつかの制約がある場合がある。
それは、 (a) LUNを0から順にサーチする。 (b) LUNは連続番号で存在すると仮定し、ある番号が
存在しない場合、その番号以降のサーチは行わない。 の2点である。これはサーチ時間を短縮するための工夫
である。
【0040】本実施形態においても、計算機2は、この
制約に従った上位計算機であると仮定する。このような
場合、内部LUNをそのまま上位計算機に割り当てると
すると、内部LUNが0以外のLUを割り当てられた計
算機は、このLUを検出できないことになってしまう。
そこで、すべての計算機に対し、0から始まる連続番号
のLUNを持つLUを割り当てることが望ましい。本実
施形態では、ストレージ1は各計算機2ごとに、計算機
2が使用するLUのLUNをすべて0から始まる連続し
た番号になるよう再定義することによりこの問題を解決
する。ここでは、各計算機2から認識されるLUを仮想
LU、仮想LUに割り当てるLUNを仮想LUNと呼
び、内部LUおよび内部LUNと区別する。内部LUN
と仮想LUNとの対応関係は、ストレージ1が備えるL
UN管理テーブル132により管理される。
【0041】(2)LUN管理テーブル LUN管理テーブル132の一例を図5(a)に示す。
LUN管理テーブル132には、ポート番号、Target I
D、仮想LUN、内部LUN、WWN、S_ID、及び属
性が格納される。
【0042】ポート番号は、ストレージ1が備えるファ
イバチャネル接続ポートの番号である。本実施形態で
は、ポート数は1個であるので、一律0が格納される。
【0043】Target IDは、上位計算機との接続I/F
において、ストレージ1に割り当てられる識別子(I
D)である。本実施形態のように、上位計算機との接続
I/Fがファイバチャネルの場合には、各ポート毎に唯
一のD_ID(Destination ID)を備えるが、ポート番
号の項があるので省略してもよいし、ファイバチャネル
の初期化時に決定したD_IDを格納しても良い。SC
SIの場合には、同一ポートに複数のIDを備えること
ができるので、そのときの各LUNの属するTarget ID
を格納する。以下本実施形態では、ファイバチャネルを
仮定し、Target IDは未使用とし、Target IDの欄には一
律0を格納する。
【0044】仮想LUNと内部LUNは、上位計算機に
割り当てた内部LUNと各上位計算機から認識される仮
想LUNとの対応関係を示す。たとえば、図5では、内
部LUN0は仮想LUN0として、また内部LUN5も
仮想LUN0として定義されている。両者はともに仮想
LUN0として定義されているが、それぞれ使用できる
計算機2が異なる。
【0045】WWNは、各上位計算機のファイバチャネ
ルI/F接続手段220を特定する情報であるWorld Wi
de Nameである。ファイバチャネルのポートとポートの
接続関係を確立するポートログイン処理の際に、各上位
計算機のWWNがストレージ1に通知される。
【0046】S_IDは、ファイバチャネルのフレーム
ヘッダに格納されるID情報であり、フレームを作成し
たソース(イニシエータ)を識別するIDである。S_
IDは、ファイバチャネルの初期化の際に、動的に割り
当てられる。先に述べたWWNは初期化の際に交換され
た各ファイバチャネルポートにより一意に設定される値
であるが、WWNとS_IDの関連づけを行うことで、
フレーム毎にWWNを調べなくてもS_IDのみ検査す
ることで上位計算機を特定できるようになっている。
【0047】属性は、各LUの所有属性を示す。「専
有」は、1台の上位計算機により専有されるLUである
ことを示す。「共有」は複数の上位計算機により共有さ
れるLUであることを示す。本実施形態では、各LUは
ある一台の上位計算機により専有されるものと仮定す
る。
【0048】(3)ユーザとLUの関係 本実施形態では、計算機システムを使用するユーザ8が
少なくとも一人以上であり、ユーザ8は、任意の計算機
2を使用できるものとする。ユーザ8は、自分が使用す
る環境を格納したLUをそれぞれ一つ以上持つことがで
きる。以下の説明では簡単のため、各ユーザ8が専用の
LUをそれぞれ一つずつ所有しているものとして説明す
る。
【0049】ユーザと、ユーザが所有しているLUとの
関係は、管理コンソール4が備えるユーザ−LUN管理
テーブル442によって管理される。ユーザ−LUN管
理テーブル442の一例を図6(a)に示す。
【0050】同図において、ユーザ名は、ユーザ8を特
定する識別名、パスワードは、そのユーザ8が本人であ
るかどうかを認証するための認証コード、仮想LUN
は、ユーザ8がある時点で使用している計算機2におい
て認識されるLUN、内部LUNは各ユーザ8専用LU
の内部LUN、登録状況は、あるユーザ専用のLUが、
ユーザ8が使用する計算機2において使用可能なように
ストレージ1に登録されているかどうかを示す。ポート
番号、TargetID、属性は、上述したLUN管理テーブル
132におけるものと同様である。計算機名は、あるユ
ーザ8が現在使用している計算機2の名称を示す。
【0051】ユーザ−LUN管理テーブル442によっ
て、各ユーザ8とそのユーザ8が専有するLUの対応関
係と使用状況を把握することができる。
【0052】(4)計算機名とWWNの関係 図7は、管理コンソール4が備える、計算機管理テーブ
ル443の一例を示している。図において、計算機名
は、計算機2を特定するための識別名、識別子は、その
計算機2を一意に特定するための識別子であり、IPア
ドレス等を用いることができる。WWNは、計算機2が
備えるファイバチャネルI/F制御手段220の備える
WWNである。計算機2とWWNの関係は、この表によ
り管理することができる。
【0053】(5)ユーザの登録 次に、ユーザ8の登録について説明する。本実施形態で
は、ユーザ8の管理を管理コンソール4にて集中管理す
る方法を説明する。その他の方法は第二、第三実施形態
で説明する。管理コンソール4において、管理者は、ユ
ーザ−LUN管理プログラム441を実行し、入出力手
段42を用いてユーザ名とパスワードを登録する。パス
ワードは、後でユーザ自身が変更可能である。以上の処
理により、ユーザ−LUN管理プログラム441は、ユ
ーザ−LUN管理テーブル442に、ユーザ名、パスワ
ードを登録する。
【0054】(6)LUの作成 続けて管理者は、このユーザ8用のLUを作成する。管
理者は、ユーザ−LUN管理プログラム441を引き続
き操作し、ストレージ1にLUを作成する物理ディスク
装置を選択する。ストレージ1が複数のディスク装置を
備えているならば、そのうちの1つを選択する。また、
ストレージ1が、RAID(RedundantArrays of Inexp
ensive Disks)を構成するならば、複数のディスク装置
を選択し、これらをグループ化して仮想的な1台の物理
ディスク装置と扱う。
【0055】次に、LUの容量と、内部LUN、仮想L
UN、同LUNアクセスに使用するディスクアレイのポ
ート番号、Target ID、及び専有か共有かを示す属性を
定義する。以上の設定情報を用い、管理者は、ユーザ−
LUN管理プログラム441を操作して、ストレージ1
にLU作成命令を発行する。中央制御手段41は、通信
制御手段43を制御し、通信手段6を介しストレージ1
に設定情報を転送する。
【0056】ストレージ1の通信制御手段14は、これ
を受信して中央制御手段11に通知する。この通知を受
けて中央制御手段11は、LU定義プログラム131を
起動する。LU定義プログラム131は、指定の物理デ
ィスク装置に、指定の容量のLUを作成する。そして、
LUN管理テーブル132にポート番号、TargetID、仮
想LUN、内部LUN、属性を登録する。これらの設定
は後に変更される場合もある。なお、この時点では、W
WNとS_IDは未設定のままである。LU定義プログ
ラム131は、通信制御手段14を制御し、通信手段6
を経由し、管理コンソール4にLUを成功裏に作成でき
たことを報告する。管理コンソール4は、この報告を受
信し、管理者にLU作成成功を通知する。
【0057】(7)ユーザのログイン 次に、ユーザが計算機を使用し、そのユーザ専用のLU
を使用する手順を図9のフローチャートを用いて説明す
る。
【0058】計算機2において、ユーザは、そのときに
未使用であった計算機2の電源をONする(ステップ1
000)。これにより、計算機2のユーザ管理プログラ
ム251が起動する(ステップ1001)。ユーザ管理
プログラム251は、計算機2がPCの場合、拡張BI
OS機能として実装することができる。また、計算機2
がWSの場合には、初期化プログラムの一部として実装
することができる。ユーザ管理プログラム251は、中
央制御手段21が実行するプログラムである。ユーザ管
理プログラム251は、ユーザ名とパスワードの入力を
求める。これに応答してユーザは、自分のユーザ名とパ
スワードを入出力手段23を用いて入力する(ステップ
1002)。ユーザ管理プログラム251は、ネットワ
ーク制御手段24を制御してネットワーク9により、ユ
ーザ名とパスワード、計算機2の識別子(たとえばIP
アドレス)を管理コンソール4に送信する。これら送信
した情報のことをユーザログイン情報と呼ぶことにす
る。
【0059】(8)ユーザの認証 管理コンソール4では、ネットワーク制御手段46がユ
ーザログイン情報を取得し、中央制御手段41に通知す
る。中央制御手段41は、ユーザ−LUN管理プログラ
ム441を起動する。ユーザ−LUN管理プログラム4
41は、中央制御手段41が実行するプログラムであ
る。ユーザ−LUN管理プログラム441は、ユーザ−
LUN管理テーブル442のユーザ名とパスワードを参
照し、このユーザが使用権をもった正規ユーザであるこ
とを認証する(ステップ1010)。
【0060】(9)ユーザ専用LUの仮想LUNと内部L
UNの確認 ユーザ−LUN管理プログラム441は、計算機管理テ
ーブル443を参照し、計算機2の識別子からその計算
機のWWNを確認する(ステップ1011)。次に、ユ
ーザ−LUN管理プログラム441は、当該ユーザが所
有しているLUをユーザ−LUN管理テーブル442を
参照して確認する。ここで、該当LUがすでに同計算機
2にマウントされている可能性があるので、これを判定
する必要がある。例えば、今計算機2を使用しようとし
ているユーザ8が、以前にこの計算機2を使用した最後
のユーザであった場合、アンマウント処理を明示的に管
理者が行わない限り、そのままマウントされる設定とし
てストレージ1に維持されている。従って、このような
場合には、該当LUがすでにマウントされた状態となっ
ている。
【0061】はじめに判定する仮想LUN=nに設定す
る。通常、n=0である(ステップ1012)。次に、
ユーザ8の仮想LUN=n(=0)に該当する内部LU
Nをユーザ−LUN管理テーブル442を参照して特定
する。ユーザ−LUN管理テーブル442において、た
とえば、図6(a)に示すユーザ−LUN管理テーブル
442では、ユーザAの仮想LUN=0に該当するのは
内部LUN=0であることがわかる(ステップ101
3)。
【0062】(10)内部LUNの登録確認 ステップ1013で特定された内部LUNを持つLU
が、計算機2から使用できるように、ストレージ1に登
録してあるかどうか確認する。ユーザ−LUN管理プロ
グラム441は、ユーザ−LUN管理テーブル442を
参照し、当該内部LUNが当該計算機2にすでにマウン
トされているかどうか、計算機名の欄と、先に取得した
計算機名を比較することで確認する(ステップ101
4、1015)。計算機名が登録済みであるならば、以
下の処理をスキップして、ステップ1017の処理に移
る。
【0063】計算機名が登録済みでない場合、ユーザ−
LUN管理プログラム441は、仮想LUN、内部LU
N、ポート番号、Target ID、属性、WWNのすべての
情報を通信制御手段43を制御し、通信手段6を介して
ストレージ1に送信する。これらの情報をマウント情報
と呼ぶことにする(ステップ1016)。
【0064】(11)登録処理の実行 ストレージ1において、通信制御手段14は、マウント
情報を受信し、中央制御手段11に通知する。中央制御
手段11は、LU定義プログラム131を起動し、マウ
ント情報を用いてLUN管理テーブル132に、該当す
る内部LUNの行のポート番号、Target ID、仮想LU
N、WWN、属性を設定して内部LUNが計算機2から
使用できるように登録する。S_IDは、この時点では
まだ決定していないので、空欄である。LU定義プログ
ラム131は、登録設定が正しく完了したことを、管理
コンソールに報告(終了報告)する(ステップ102
1)。
【0065】(12)登録処理の終了 ストレージ1からの終了報告を受けると、管理コンソー
ル4のユーザ−LUN管理プログラム441は、当該ユ
ーザが所有する全ての仮想LUNの登録処理が終了した
かどうか確認する(ステップ1017)。まだ該当する
仮想LUNがある場合は、次の仮想LUNを設定し、ス
テップ1013以降の処理が繰り返し実行される(ステ
ップ1018)。全ての仮想LUNの登録が終了したな
らば、計算機2に終了報告を通知する(ステップ101
7)。
【0066】(13)ブートアップ制御プログラムと拡張B
IOS 管理コンソール4から終了報告を受けると、計算機2
は、ユーザ管理プログラム251による処理を終了する
(ステップ1004)。
【0067】続いて、ブートアップ制御プログラム22
11が起動する。計算機2がPCの場合、ブートアップ
制御プログラム2211は、ファイバチャネルI/F制
御ボード22上のメモリ221に格納されたプログラム
である。このプログラムは、拡張BIOSと呼ばれるP
Cの機能を拡張するプログラムであり、このプログラム
により、ファイバチャネル5に接続された計算機2の外
部にあるストレージ1からOSのブートアップを行うこ
とが可能になる。計算機2がPC以外の場合、拡張BI
OSというプログラムは存在しないので、ブートアップ
制御プログラムは、メモリ25に位置されている必要が
ある。本実施形態では計算機2としてPCを想定し、ブ
ートアップ制御プログラム2211は、拡張BIOSで
あるとして説明する。
【0068】中央制御手段21は、ファイバチャネルI
/F制御ボード22上のメモリ221をサーチし、ブー
トアップ制御プログラム2211(拡張BIOS)を検
出すると、メモリ221からメモリ25にブートアップ
制御プログラム2211をコピーし、メモリ25上で実
行する。メモリ25がいわゆる主記憶と呼ばれ、一般
に、比較的高速なメモリ素子が用いられているのに対
し、メモリ221としては、フラッシュメモリと呼ば
れ、主記憶に用いられるメモリ素子に比べて低速な素子
が用いられる。そこで、プログラムの実行を高速化する
ため、このように、ブートアップ制御プログラム221
1は、メモリ25にコピーして実行される(ステップ1
005)。
【0069】(14)ファイバチャネルの初期化 ブートアップ制御プログラム2211は、起動すると、
ファイバチャネル5の初期化処理を開始する。この処理
のなかで、ポートログインと呼ばれる各ファイバチャネ
ルポート間の論理的接続が実行される。このポートログ
インの処理が成功すると、ポート間の論理的接続関係が
成立する。ポートログインに際しては、WWNがポート
名として使用される。また、各々のポートのIDが決定
する。このIDは動的に決定され、各ポートがそれぞれ
独立の番号になるようなプロトコルで設定される。スト
レージ1において、中央制御手段11は、LU定義プロ
グラム131を起動する。LU定義プログラム131
は、上位計算機のファイバチャネルI/F制御手段22
0をひとつのファイバチャネルポートとしてWWNによ
り識別し、そのIDをS_IDとしてLUN管理テーブ
ル132に設定する(ステップ1006)。ファイバチ
ャネル5の初期を終えると、中央処理手段21は、ブー
トアップ制御プログラム2211によりブートアップ処
理を実施し、OSのブートを行う(ステップ100
7)。
【0070】(15)ブートアップ処理の開始 ステップ1007におけるブートアップ処理の詳細な手
順を図10に示す。
【0071】ブートアップ制御プログラム2211は、
計算機2に接続しているストレージ1に内蔵されるLU
を検査する。検査を開始するにあたり、はじめに検査対
象LUNを0に設定する(ステップ1101)。このL
UNを指定して、LUに対してInquiryコマンドを発行
する。Inquiryコマンドとは、ストレージの種類や、容
量、その他の特性等を調査するために用意されたSCS
Iコマンドである(ステップ1102)。
【0072】(16)LUNのアクセス判定 ストレージ1において、ファイバチャネルI/F制御手
段12がInquiryコマンドを受信すると、中央制御手段
11はこれを受け取り、アクセス制御プログラム133
を起動する(ステップ1120)。アクセス制御プログ
ラム133は、中央制御手段11により実行されるプロ
グラムである。アクセス制御プログラム133は、LU
N管理テーブル132を参照し、計算機2が発行したIn
quiryコマンドで指定された検査対象LUNを確認す
る。ここで、上位計算機2から指定された検査対象LU
Nはストレージ1からみると仮想LUNである。アクセ
ス制御プログラム133は、Inquiryコマンドを受信し
たポート番号、指定されたTarget ID、及び仮想LUN
から内部LUNの有無を確認する。該当する内部LUN
が存在している場合、次にInquiryコマンドのコマンド
フレームに内包された発行元のS_IDと、LUN管理
テーブル132に格納されたS_IDとを比較し検査す
る(ステップ1121、1122)。S_IDが一致し
たならば、検査対象の仮想LUNは、計算機2からアク
セスを許可されているので、「LUN有り」を示す情報
とともに該当するLUの容量やその他の特性情報を計算
機2に応答として返す(ステップ1123)。
【0073】S_IDが一致しない場合は、この計算機
2から当該LUNが割り当てられたLUは、アクセスが
許可されていないことになるので、「LUN無し」を示
す情報を計算機2に応答として返す(ステップ112
4)。また、Inquiryコマンドを受信したポートのポー
ト番号、指定されたTarget ID、及び仮想LUNに基づ
く内部LUNの有無の確認において、対応する内部LU
Nが存在しない時も同様に「LUN無し」として扱われ
る。
【0074】(17)ブートローダの起動 ストレージ1から「LUN有り」を示す応答があると、
計算機2のブートアップ制御プログラム2211は、検
査対象LUNをインクリメントし、次のLUNを検索す
るため上記の処理を繰り返す(ステップ1104)。
【0075】ストレージ1からの応答が「LUN無し」
を示す場合、ブートアップ制御プログラム2211は、
LUNの検索を終了する(ステップ1105)。そし
て、検索の結果、検出されたLUNのうち、「ブート指
定LUN」により事前に指定されたLUNを持つLUに
格納されたブートローダをメモリ25に読み込み、OSの
ブート処理を行う。ブートアップ制御プログラム221
1は、「ブート指定LUN」を事前に指定することがで
きる。「ブート指定LUN」は、複数のストレージや複
数のLUNを検出した時に、どのストレージのどのLU
NからOSをブートするかを指定するものである(ステ
ップ1106)。
【0076】以上のように、ユーザ8が任意の空いてい
る計算機2を使用して、このユーザ専用のLUNをその
計算機2にマウントして使用することができる。
【0077】図8は、複数のユーザが本実施形態におけ
る計算機システムを使用している例を示す。
【0078】ある時点におけるシステムの使用状況が、
図8(a)に示す使用状況であるとする。この状態で
は、LUN管理テーブル132、ユーザ−LUN管理テ
ーブル442は、それぞれ、図5(a)、図6(a)に
示す状態となる。
【0079】ここで、計算機aを使用していたユーザA
と、計算機cを使用していたユーザEが使用を終了し、
その後、図8(b)に示す様に、新たにユーザGが計算
機a、ユーザHが計算機c、さらにユーザAが計算機h
の使用を開始したとする。各々の新規ユーザは、上述し
たようにログイン処理を行う。これに伴い管理コンソー
ル4において、ユーザ−LUN管理テーブル442は、
図6(b)の様に変更され、また、ストレージ1におい
て、図5に示すLUN管理テーブル132も図5(b)
の様に変更される。
【0080】以上の処理により、図8(b)に示すとお
り、新規ユーザG、H、Aは、それぞれ専用のLUであ
る内部LUN6、7、0のLUを、それぞれが使用する
計算機a、c、hにマウントし、使用することができ
る。
【0081】以上のように、複数のユーザが、その使用
する計算機2に関わらず、各ユーザ専用のLUを使用し
ようとする計算機にマウントして使用することができ
る。これにより、それぞれ固有のOS、アプリケーショ
ンプログラムを専用のLUに格納し、これらのプログラ
ムを直接I/Oロードできる。また、それぞれのデータ
も同一ストレージに格納できる。
【0082】上記実施形態によれば、このように、任意
のユーザが専用の環境を維持しながら任意の計算機を使
用可能な計算機システムを構築可能となる。これによ
り、ユーザ用のOS、アプリケーションプログラム、及
びデータをすべて1台のLUに集約できるので、管理が
容易になる。
【0083】また、プログラムをサーバやネットワーク
を介することなく、ストレージ1から計算機2に直接I
/Oロードできるので、ネットワークやサーバに負荷を
かけることがなく、さらに、高速なプログラム起動、実
行を実現できるという効果がある。
【0084】また、各ユーザのアプリケーションプログ
ラムを実行したり、ユーザ用のデータを管理したりする
サーバは不要であり、システム全体のコストを低減でき
るという効果がある。
【0085】図11は、本発明の第2の実施形態におけ
る計算機システムの構成図である。第一実施形態との相
違点は、ストレージ1がネットワーク9に接続している
ことであり、その他は第1の実施形態における計算機シ
ステムと同様に構成されている。
【0086】図12は、本実施形態の計算機2の構成図
である。本実施形態における計算機は、メモリ25上に
ユーザ−LUN管理テーブル252を格納している点で
図2に示した第1の実施形態における計算機2と相違す
る。その他の構成については、第1の実施形態における
計算機と同様である。
【0087】図15に本実施形態のユーザ−LUN管理
テーブル252の一例を示す。ユーザ−LUN管理テー
ブル252は、図6に示した第1の実施形態におけるユ
ーザ−LUN管理テーブル442から「登録状況」と
「計算機名」の項目が除かれたものであり、他の項目
は、ユーザ−LUN管理テーブル442と同じである。
【0088】図13は、本実施形態のストレージ1の構
成図である。
【0089】本実施形態のストレージ1は、計算機2、
及び、管理コンソール4を接続するネットワーク9に接
続するために、中央制御手段11とネットワーク9の間
に設けられるネットワーク接続手段15を有し、メモリ
13に格納されるLUN管理テーブル132の構成が変
更されている点で、図3に示した第1の実施形態のスト
レージ1と相違している。その他の構成については、図
3に示した第1の実施形態のストレージ1と同様であ
る。
【0090】図16には、本実施形態のLUN管理テー
ブル132の一例を示す。図に示すように、本実施形態
のLUN管理テーブル132は、図5に示した第1の実
施形態のLUN管理テーブル132が有する項目に加
え、「使用状況」の項目が追加されている。
【0091】図14は、本実施形態の管理コンソール4
の構成図である。本実施形態の管理コンソール4は、第
1の実施形態で管理コンソール4のメモリ44に格納さ
れていたユーザ−LUN管理テーブル442と計算機管
理テーブル443がなく、ユーザ−LUN管理プログラ
ム441に替えてLUN管理プログラム444を有する
点で第1の実施例における管理コンソール4と相違す
る。他の部分については、第1の実施形態における管理
コンソールと同様に構成される。
【0092】以下、本実施形態における計算機システム
の詳細について、第1の実施形態との相違点を中心に説
明する。
【0093】(1)ユーザとLUの関係 本実施形態では、ユーザと、ユーザが所有しているLU
との関係は、すべての計算機2が備えるユーザ−LUN
管理テーブル252によって管理される。
【0094】(2)ユーザの登録 次に、ユーザ8の登録について説明する。使用する計算
機2において、管理者もしくはユーザ8が、ユーザ管理
プログラム251を実行し、入出力手段23を用いてユ
ーザ名とパスワードを入力する。パスワードは、後でユ
ーザ自身が変更可能である。ユーザ管理プログラム25
1は、入力されたユーザ名とパスワードをユーザ−LU
N管理テーブル252のユーザ名、パスワードの欄に登
録する。
【0095】(3)LUの作成 LUの作成は、管理者が管理コンソール4を用いてスト
レージ1と通信することで第1の実施形態と同様に行わ
れる。ただし、第1の実施形態とは異なり、管理コンソ
ール4ではユーザの管理は行われない。管理コンソール
4は、単にストレージ1と通信してLUを定義、作成す
るのみである。LUとユーザとの対応付けは、各計算機
2で行われる。
【0096】(4)ユーザのログインと認証 次に、ユーザ8が計算機を使用し、そのユーザ専用のL
Uを使用する手順を図17のフローチャートを用いて説
明する。
【0097】計算機2において、ユーザは、そのときに
未使用である計算機2の電源をONにする(ステップ1
500)。これに応じて、計算機2のユーザ管理プログ
ラム251が起動する(ステップ1501)。ユーザ管
理プログラム251は、中央制御手段21により実行さ
れるプログラムである。ユーザ管理プログラム251
は、起動すると、ユーザ名とパスワードの入力を求め
る。これに応答して、ユーザ8は自分のユーザ名とパス
ワードを、入出力手段23を用いて入力する(ステップ
1502)。ユーザ管理プログラム251は、ユーザ−
LUN管理テーブル252のユーザ名とパスワードを参
照し、このユーザが使用権をもった正規ユーザであるこ
とを認証する(ステップ1503)。
【0098】(5)ユーザ専用LUの仮想LUNと内部L
UNの確認 次に、ユーザ管理プログラム251は、ファイバチャネ
ルI/F制御ボード22上のメモリ221に格納してあ
るWWN情報2212を参照し、その計算機2のWWN
を確認する(ステップ1504)。
【0099】次に、ユーザ管理プログラム251は、当
該ユーザが所有しているLUを、ユーザ−LUN管理テ
ーブル252を参照して確認する。ここでははじめに、
判定する仮想LUNをnに設定する。通常、n=0であ
る(ステップ1505)。ユーザ管理プログラム251
は、判定を行おうとする仮想LUNに対応する内部LU
Nを、ユーザ−LUN管理テーブル252を参照して特
定する(ステップ1506)。
【0100】(6)内部LUNの登録 ユーザ管理プログラム251は、仮想LUN、内部LU
N、ポート番号、Target ID、属性、WWNのすべての
情報をネットワーク制御手段24を制御し、ネットワー
ク9を介しストレージ1に送信する(ステップ150
7)。これらの情報をマウント情報と呼ぶ。
【0101】(7)登録処理の実行 ストレージ1では、第1の実施形態と同様に、LU定義
プログラム131が受信したマウント情報を元に、送信
元の計算機2が指定したLUを使用可能となるように、
LUN管理テーブル132に登録する(ステップ152
0)。この際、「使用状況」の欄に、「使用」のフラグ
をたてる。このフラグは、あやまって他の計算機2から
の同一のユーザIDによるマウント情報により、その計
算機に同じLUをマウントしてしまうことを防止するた
めの排他フラグである。既に「使用」フラグが設定され
ているならば、使おうとするLUは、何らかの理由によ
り他のユーザが同一のユーザIDを用いてを既に使用し
ていることになる。このため、今回の登録は失敗する。
第1の実施形態では、管理コンソール4で集中管理でき
たので、このような処置は不要であるが、本実施形態の
ように、各計算機2による分散管理の場合には、不可欠
な処理となる。正しく登録が終了すると、LU定義プロ
グラム131は、登録終了を計算機2に報告する(ステ
ップ1521)。
【0102】(8)登録処理の終了 登録の終了報告をストレージ1から受けると、計算機2
のユーザ−LUN管理プログラム251は、当該ユーザ
が所有する全ての仮想LUNについて登録処理が終了し
たかどうか確認する(ステップ1508)。まだ登録す
べき仮想LUNがある場合は、ステップ1506に戻
り、登録処理を繰り返し実行する(ステップ150
9)。全ての仮想LUNの登録が終了したならば、計算
機2は、ユーザ管理プログラム251を終了し(ステッ
プ1510)、第1の実施形態と同様に、OSのブート
アップを実行する(ステップ1511、1512)。
【0103】(9)登録の解除 一旦、ストレージ1に上述した手順によりユーザ8が使
用するLUをある計算機2にマウントするように登録す
ると、他の計算機2から同じLUを使用できなくなる。
そこで、使用を終了したら、LUをアンマウントするよ
うに登録を解除する必要がある。
【0104】たとえば、ユーザ8が計算機2の使用を終
了するとき、電源を切る動作をすると、ユーザ管理プロ
グラム251が起動するように構成しておく。そして、
ユーザ管理プログラム251が登録処理と同様にストレ
ージ1と通信し、登録を解除するようにすることができ
る。計算機2の電源スイッチは、通常ソフトスイッチと
呼ばれる、ソフトウェア制御による電源切断を行う仕様
になっていることが多く、その場合にはこの方法を用い
ることができる。その他、OSの切断処理の際に登録を
解除するプログラムを起動するなどの別の方法でも実現
できる。
【0105】この登録の解除処理を行うことで、ストレ
ージ1のLUN管理テーブル132の「使用状況」が
「未使用」に変更され、同一ユーザ8が以後、他の計算
機2を用いて同一のLUを使用することができるように
なる。
【0106】図18は本発明の第3の実施形態における
計算機システムの構成図である。以下、本実施形態につ
いて、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
【0107】本実施形態の計算機システムは、計算機2
と管理コンソール4とがネットワークにより接続されて
いない点で、第1の実施形態と相違する。もちろん、以
下に説明する本実施形態を実現する上でネットワークを
必要としていないだけであり、ネットワークを構築して
あっても構わないことはいうまでもない。
【0108】図19は、本実施形態の計算機2の構成図
である。本実施形態の計算機2は、メモリ25にユーザ
−WWN管理テーブル253と、WWN情報変更プログ
ラム254が格納されている点で、第1実施形態の計算
機2と相違する。
【0109】管理コンソール4は、第2実施形態におけ
る管理コンソールと同様に構成される。
【0110】以下、本実施形態の計算機システムの詳細
につき、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
【0111】(1)ユーザとLUの関係 本実施形態では、第1、第2の実施形態と同様に、ユー
ザは専用のLUを定義することができる。第1の実施形
態では、管理コンソール4が、第2の実施形態では計算
機2がユーザとLUの対応付けを管理したが、本実施形
態では、そのいずれにおいてもユーザとLUの対応関係
を管理していない。そのかわりに、ユーザそれぞれに一
つのWWNを割り当て、そのWWNとLUの対応関係を
ストレージ1において管理することで間接的にユーザと
LUの対応付けを管理する。
【0112】(2)ユーザの登録 ユーザ8の登録は、すべての計算機2において、管理者
もしくはユーザ8が、ユーザ管理プログラム251を実
行し、入出力手段23を用いてユーザ名とパスワードを
入力して行われる。この際、1ユーザにつき一つのWW
Nを割り当てる。パスワードは、後でユーザ自身が変更
可能である。ユーザ管理プログラム251は、入力され
たユーザ名とパスワード、及び割り当てられたWWN
を、ユーザ−WWN管理テーブル253のユーザ名、パ
スワード、WWN欄に登録する。
【0113】(3)LUの作成 LUの作成は、管理者が管理コンソール4を用いてスト
レージ1と通信することで第2実施形態と同様に行われ
る。LUを作成する際には、そのLUのユーザに割り当
てたWWNをストレージ1のLUN管理テーブル132
に格納するため、管理コンソール4はストレージ1に指
示を発行する。ストレージ1のLU定義プログラム13
1は、この指示に応答してLUN管理テーブル132を
作成する。
【0114】(4)ユーザのログインと認証 次に、ユーザ8が計算機2を使用し、そのユーザ専用の
LUを使用する手順を図21のフローチャートを用いて
説明する。
【0115】ユーザは、そのときに未使用であった任意
の計算機2の電源をONにする(ステップ1800)。
これに応じ、計算機2のユーザ管理プログラム251が
起動する(ステップ1801)。ユーザ管理プログラム
251は、中央制御手段21により実行されるプログラ
ムである。は、起動すると、ユーザ名とパスワードの入
力を求める。これに応答して、ユーザ8は、自分のユー
ザ名とパスワードを、入出力手段23を用いて入力する
(ステップ1802)。ユーザ管理プログラム251
は、ユーザ−WWN管理テーブル253のユーザ名とパ
スワードを参照し、このユーザ8が使用権をもった正規
のユーザであることを認証する(ステップ1803)。
【0116】(5)ユーザ用WWNの設定 ユーザ管理プログラム251は、ユーザ−WWN管理テ
ーブルを参照してユーザ8に割り当てられたWWNを確
認し(ステップ1804)、WWN情報変更プログラム
254を起動する(ステップ1805)。WWN情報変
更プログラム254は、計算機2の中央制御手段21に
より実行されるプログラムである。WWN情報変更プロ
グラム254は、ファイバチャネルI/F制御ボード2
2上のメモリ2221に格納してあるWWN情報221
2をこのユーザのWWNに書き換える(ステップ180
6)。WWN情報2212の書き換えが終了すると、W
WN情報変更プログラム254は終了し(ステップ18
07)、ユーザ管理プログラム251に戻り、ユーザ管
理プログラム251も処理を終了する(ステップ180
8)。
【0117】(6)ブート処理 以下、第1の実施形態と同様に、ブートアップ処理を実
施する(ステップ1809、1810)。ストレージ1
は、WWN毎にLUのアクセス排他制御を行うので、L
UN管理テーブル132に格納した内部LUNとWWN
の関係が成立する場合にのみアクセスを許可する。よっ
て、ユーザ専用のWWNを設定した計算機2のみから、
このユーザ専用のLUをアクセスすることが可能にな
る。
【0118】以上説明した第1から第3の実施形態で
は、計算機を複数のユーザが交代で使用する場合につい
て説明したが、これを応用すると別の場合にも使用する
ことができる。
【0119】たとえば、計算機がサーバであり、サーバ
のOS環境や、アプリケーション環境等が異なる複数の
LUを用意し、その各々を切り替えて使用する際に本発
明を適用できる。この場合、ユーザ名の代わりに環境名
を割り当てて、その名前でサーバにログインすること
で、必要な環境を備えたLUからOSをブートすること
ができる。この方法を用いると、あるLUからブートし
た際には、他の環境を含むLUを隠蔽することもできる
ので、従来のマルチブートによるOSの切り替え方法に
対し、OSやアプリケーションに特殊な設定が不要であ
り、より安定したシステム切り替えを実現できる。
【0120】また、プログラム開発環境や、テスト環境
等において、LUに毎日のバックアップを取得すること
で、万一、古い状態に戻らなくてはならない際には、L
Uを切り替えることで、設定変更等を必要とすることな
く直ちに所望の環境に戻すことができる。
【0121】このように、ユーザとLUの関係を、環境
とLUの関係に拡張することで、非常に広範囲な柔軟性
の高い計算機システムを構築できる。なお、この場合、
上記第1から第3実施形態のいずれを用いても実現でき
る。
【0122】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザ専用のLUをス
トレージに定義することができ、そのLUをユーザが使
用する計算機に動的にマウントすることができる。これ
により、LUにそれぞれ固有のOS、アプリケーション
プログラムを格納するなどのパーソナライズを実施で
き、任意のユーザが専用の環境を維持しながら任意の計
算機を使用可能な柔軟性の高い計算機システムを構築で
きる。
【0123】そしてこれらプログラムやデータを、従来
のようにサーバやネットワークを経由することなく、ス
トレージから計算機に直接I/Oロードできるので、ネ
ットワークやサーバに負荷をかけることがなく、より高
速なプログラムの起動、実行を実現できる。
【0124】これにより、ユーザ用のOS、アプリケー
ションプログラム、データをすべて1台のLUに集約で
きるので、管理を容易にすることができる。
【0125】また、各ユーザのアプリケーションプログ
ラムを実行したり、ユーザ用のデータを管理したりする
サーバは不要であり、システム全体のコストを低減する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における計算機システムの構成図
である。
【図2】計算機の構成図である。
【図3】ストレージの構成図である。
【図4】管理コンソールの構成図である。
【図5】ストレージのLUN管理テーブルの構成図であ
る。
【図6】管理コンソールのユーザ−LUN管理テーブル
の構成図である。
【図7】管理コンソールの計算機管理テーブルの構成図
である。
【図8】計算機、ユーザ、及びLUN間の関係図であ
る。
【図9】計算機起動時に行われる処理のフローチャート
である。
【図10】ブートアップ処理のフローチャートである。
【図11】第2実施形態における計算機システムの構成
図である。
【図12】計算機の構成図である。
【図13】ストレージの構成図である。
【図14】管理コンソールの構成図である。
【図15】計算機のユーザ−LUN管理テーブルの構成
図である。
【図16】ストレージのLUN管理テーブルの構成図で
ある。
【図17】計算機起動時に行われる処理のフローチャー
トである。
【図18】第3実施形態における計算機システムの構成
図である
【図19】計算機の構成図である。
【図20】計算機とユーザ−WWN管理テーブルの構成
図である。
【図21】計算機起動時に行われる処理のフローチャー
トである。
【図22】従来の計算機システムの構成図である。
【符号の説明】
1・・・ストレージ 11・・・中央制御手段 12・・・ファイバチャネルI/F制御手段 13・・・メモリ 14・・・通信制御手段 17・・・論理ユニット 2・・・計算機 21・・・中央制御手段 22・・・ファイバチャネルI/F制御ボード 23・・・入出力手段 24・・・ネットワーク制御手段 25・・・メモリ 3・・・ファイバチャネル接続手段 4・・・管理コンソール 41・・・中央制御手段 42・・・入出力手段 43・・・通信制御手段 44・・・メモリ 46・・・ネットワーク制御手段 5・・・ファイバチャネル 6・・・通信手段 7・・・サーバ 9・・・ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼田 泰典 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 山本 彰 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 松本 純 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5B082 EA11 EA12 FA17 GA11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の計算機と、該複数の計算機により共
    用される記憶装置とを有する計算機システムにおいて、 前記記憶装置に、複数の論理ボリュームを作成する手段
    と、前記複数の計算機に割り当てられた識別情報に基づ
    き論理ボリュームのアクセス排他制御を行う手段を備
    え、ユーザ専用の論理ボリュームと、ユーザが使用する
    計算機の対応関係に基づき、該ユーザが使用する該計算
    機にのみ該ユーザ専用の論理ボリュームのアクセスを許
    可することを特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の計算機システムにおいて、
    ユーザ専用の論理ボリュームと、該ユーザが使用する計
    算機の対応関係を変更することで、該ユーザが使用する
    異なる計算機から前記ユーザの論理ボリュームのアクセ
    スを許可することを特徴とする計算機システム。
  3. 【請求項3】前記計算機は、ユーザの認証名とパスワー
    ドを管理しログイン処理を行うユーザ管理プログラム
    と、計算機を一意に識別するための識別情報を備え、 前記記憶装置は、ユーザと論理ボリュームの対応関係を
    管理する管理コンソールを備え、 前記計算機は、ユーザが当該計算機にログインした際の
    ユーザ識別情報と当該計算機の識別情報を前記記憶装置
    の管理コンソールに送信し、該情報に基づき前記管理コ
    ンソールが前記記憶装置を操作し、その操作により、前
    記記憶装置はユーザ用の論理ボリュームのアクセスを該
    計算機にのみ許可することを特徴とする請求項1または
    2記載の計算機システム。
  4. 【請求項4】前記計算機は、ユーザの認証名とパスワー
    ドを管理しログイン処理を行うユーザ管理プログラム
    と、ユーザと該ユーザ専用の論理ボリュームの対応関係
    を管理する手段と、計算機を一意に識別するための識別
    情報を備え、ユーザ専用の論理ボリュームの識別情報と
    計算機の識別情報を前記記憶装置に送信し、前記記憶装
    置が該情報に基づき該計算機にのみ該ユーザ用の論理ボ
    リュームのアクセスを許可することを特徴とする請求項
    1または2記載の計算機システム。
  5. 【請求項5】前記計算機は、ユーザの認証名とパスワー
    ドを管理しログイン処理を行うユーザ管理プログラム
    と、該計算機の識別情報と、ユーザ毎の個別の情報とし
    て用意した計算機の識別情報とユーザの対応関係を管理
    する手段と、ユーザに応じて、前記対応関係を管理する
    手段が管理するユーザ個別の計算機の識別情報を該計算
    機の識別情報として変更する手段を備え、前記記憶装置
    は、ユーザ個別の識別情報を設定された計算機にのみユ
    ーザ用の論理ボリュームのアクセスを許可することを特
    徴とする請求項1または2記載の計算機システム。
  6. 【請求項6】前記計算機と前記記憶装置を接続するイン
    タフェースはファイバチャネルであり、前記記憶装置が
    前記計算機を識別するための識別情報は、前記ファイバ
    チャネルのWorld Wide Nameであることを特徴とする請
    求項1乃至5いずれかに記載の計算機システム。
  7. 【請求項7】複数の計算機が1台のストレージを共用す
    る計算機システムで利用される計算機であって、ユーザ
    の認証名とパスワードを管理しログイン処理を行うユー
    ザ管理プログラムと、該計算機を一意に識別するための
    識別情報と、ユーザが該計算機にログインした際のユー
    ザ識別情報と該計算機の識別情報を前記ストレージに送
    信する手段とを備えることを特徴とする計算機。
  8. 【請求項8】複数の計算機が1台のストレージを共用す
    る計算機システムで利用される計算機であって、ユーザ
    の認証名とパスワードを管理しログイン処理を行うユー
    ザ管理プログラムと、ユーザと、前記ストレージに構築
    したユーザ専用の論理ボリュームの対応関係を管理する
    手段と、該計算機を一意に識別するための識別情報と、
    前記ユーザ専用の論理ボリュームの識別情報と該計算機
    の識別情報を前記ストレージに送信する手段を備えるこ
    とを特徴とする計算機。
  9. 【請求項9】複数の計算機が1台のストレージを共用す
    る計算機システムで利用される計算機であって、ユーザ
    の認証名とパスワードを管理しログイン処理を行うユー
    ザ管理プログラムと、該計算機の識別情報と、ユーザ毎
    の個別の情報として用意した該計算機の識別情報とユー
    ザの対応関係を管理する手段と、該計算機の識別情報
    を、ユーザに応じて前記対応関係を管理する手段が管理
    するユーザ個別の計算機の識別情報に変更する手段を備
    えることを特徴とする計算機。
  10. 【請求項10】前記計算機と前記ストレージを接続する
    インタフェースはファイバチャネルであり、前記計算機
    を識別するための前記識別情報は、前記ファイバチャネ
    ルのWorld Wide Nameであることを特徴とする請求項
    7、8、または9記載の計算機。
  11. 【請求項11】複数の計算機により共用可能な記憶装置
    であって、複数の論理ボリュームを作成する手段と、前
    記計算機の識別情報に基づき前記論理ボリュームのアク
    セス排他制御を行う手段と、管理コンソールとを備え、
    前記管理コンソールは、ユーザとユーザ専用の前記論理
    ボリュームの対応関係を管理する手段と、前記計算機か
    ら送信されるユーザの認証情報と、前記計算機を一意に
    識別する識別情報を受信する手段を備え、前記ユーザと
    前記ユーザ専用の論理ボリュームの対応関係に基づき、
    前記ユーザが使用する計算機の識別情報とユーザが使用
    する論理ボリュームの対応を前記記憶装置に設定し、前
    記ユーザ専用の論理ボリュームに対するアクセスを前記
    ユーザが使用する計算機にのみ許可することを特徴とす
    る記憶装置。
  12. 【請求項12】複数の計算機により共用可能な記憶装置
    であって、複数の論理ボリュームを作成する手段と、前
    記計算機の識別情報に基づき前記論理ボリュームのアク
    セス排他制御を行う手段と、前記計算機から送信される
    ユーザ専用の論理ボリュームを識別する情報と前記計算
    機の識別情報を受信する手段を備え、これらの受信情報
    に基づき、前記ユーザが使用する計算機にのみ前記ユー
    ザ専用の論理ボリュームへのアクセスを許可することを
    特徴とする記憶装置。
  13. 【請求項13】前記計算機と前記記憶装置を接続するイ
    ンタフェースはファイバチャネルであり、前記アクセス
    排他制御を行う手段が判定に用いる前記計算機の識別情
    報は、ファイバチャネルのWorld Wide Nameであること
    を特徴とする請求項11または12記載の記憶装置。
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