JP4564035B2 - 計算機システム、及び該計算機システムに用いられる計算機並びに記憶装置 - Google Patents
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Description
)のような計算機を用いて構築されていた。このようなクライアント計算機システムで用いられる計算機は、高性能なCPU、大容量のメモリ、大容量のハードディスク装置、及び高速なグラフィック機能等を有する“太った”計算機であり、通称で「Fatクライアントと呼ばれている。Fatクライアントを用いたクライアント計算機システムは、Fatクライアントシステム(Fat Client System:FCS)とも呼ばれる。FCSでは複数の
FatクライアントをLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)で相互に接続し、必要に応じファイルの転送や、メール送受信等の通信が行われる。Fatクライアントは、一般に、OS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラム、あるいは、ユーザデータ等を格納するためのローカルなディスク装置を備える。
ディスクアクセスを実現する計算機システムを提供することにある。
成される。
を行うための制御手段と、ユーザの名前やパスワード等のユーザ識別・認証情報を入力する手段と、前記ユーザ識別・認識情報とIPアドレスや計算機名等の計算機の識別情報を管理コンソールに送信する手段とを備える。
た名称である。以下、本発明の実施形態においては、I/Fはファイバチャネルとし、そのプロトコルはSCSIであると想定し、論理ボリュームのことを単にLUと呼ぶことにする。またLUを識別するための番号のことをLUN(Logical Unit Number)と呼ぶ。本実施例以下ではすべてのLUは、あるユーザ専用に定義されるものとして説明する。
(1) 内部LUNと仮想LUN
まず、本実施形態におけるLU(Logical Unit)について説明する。LUはストレージの上位計算機から見たときの論理的なボリュームである。上位計算機は1つのLUを1台のストレージとして認識する。
(a) LUNを0から順にサーチする。
(b) LUNは連続番号で存在すると仮定し、ある番号が存在しない場合、その番号以降のサーチは行わない。の2点である。これはサーチ時間を短縮するための工夫である。
(2)LUN管理テーブル
LUN管理テーブル132の一例を図5(a)に示す。LUN管理テーブル132には、ポート番号、Target ID、仮想LUN、内部LUN、WWN、S_ID、及び属性が格納される。
本実施形態では、計算機システムを使用するユーザ8が少なくとも一人以上であり、ユーザ8は、任意の計算機2を使用できるものとする。ユーザ8は、自分が使用する環境を格納したLUをそれぞれ一つ以上持つことができる。以下の説明では簡単のため、各ユーザ8が専用のLUをそれぞれ一つずつ所有しているものとして説明する。
(4)計算機名とWWNの関係
図7は、管理コンソール4が備える、計算機管理テーブル443の一例を示している。図において、計算機名は、計算機2を特定するための識別名、識別子は、その計算機2を一意に特定するための識別子であり、IPアドレス等を用いることができる。WWNは、計算機2が備えるファイバチャネルI/F制御手段220の備えるWWNである。計算機2とWWNの関係は、この表により管理することができる。
(5)ユーザの登録
次に、ユーザ8の登録について説明する。本実施形態では、ユーザ8の管理を管理コンソール4にて集中管理する方法を説明する。その他の方法は第二、第三実施形態で説明する。管理コンソール4において、管理者は、ユーザ−LUN管理プログラム441を実行し、入出力手段42を用いてユーザ名とパスワードを登録する。パスワードは、後でユーザ自身が変更可能である。以上の処理により、ユーザ−LUN管理プログラム441は、ユーザ−LUN管理テーブル442に、ユーザ名、パスワードを登録する。
(6)LUの作成
続けて管理者は、このユーザ8用のLUを作成する。管理者は、ユーザ−LUN管理プログラム441を引き続き操作し、ストレージ1にLUを作成する物理ディスク装置を選択する。ストレージ1が複数のディスク装置を備えているならば、そのうちの1つを選択する。また、ストレージ1が、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構成するならば、複数のディスク装置を選択し、これらをグループ化して仮想的な1台の物理ディスク装置と扱う。
(7)ユーザのログイン
次に、ユーザが計算機を使用し、そのユーザ専用のLUを使用する手順を図9のフローチャートを用いて説明する。
(8)ユーザの認証
管理コンソール4では、ネットワーク制御手段46がユーザログイン情報を取得し、中央制御手段41に通知する。中央制御手段41は、ユーザ−LUN管理プログラム441を起動する。ユーザ−LUN管理プログラム441は、中央制御手段41が実行するプログラムである。ユーザ−LUN管理プログラム441は、ユーザ−LUN管理テーブル442のユーザ名とパスワードを参照し、このユーザが使用権をもった正規ユーザであることを認証する(ステップ1010)。
(9)ユーザ専用LUの仮想LUNと内部LUNの確認
ユーザ−LUN管理プログラム441は、計算機管理テーブル443を参照し、計算機2の識別子からその計算機のWWNを確認する(ステップ1011)。次に、ユーザ−LUN管理プログラム441は、当該ユーザが所有しているLUをユーザ−LUN管理テーブル442を参照して確認する。ここで、該当LUがすでに同計算機2にマウントされている可能性があるので、これを判定する必要がある。例えば、今計算機2を使用しようとしているユーザ8が、以前にこの計算機2を使用した最後のユーザであった場合、アンマウント処理を明示的に管理者が行わない限り、そのままマウントされる設定としてストレージ1に維持されている。従って、このような場合には、該当LUがすでにマウントされた状態となっている。
(10)内部LUNの登録確認
ステップ1013で特定された内部LUNを持つLUが、計算機2から使用できるように、ストレージ1に登録してあるかどうか確認する。ユーザ−LUN管理プログラム441は、ユーザ−LUN管理テーブル442を参照し、当該内部LUNが当該計算機2にすでにマウントされているかどうか、計算機名の欄と、先に取得した計算機名を比較することで確認する(ステップ1014、1015)。計算機名が登録済みであるならば、以下の処理をスキップして、ステップ1017の処理に移る。
(11)登録処理の実行
ストレージ1において、通信制御手段14は、マウント情報を受信し、中央制御手段11に通知する。中央制御手段11は、LU定義プログラム131を起動し、マウント情報を用いてLUN管理テーブル132に、該当する内部LUNの行のポート番号、Target ID、仮想LUN、WWN、属性を設定して内部LUNが計算機2から使用できるように登録する。S_IDは、この時点ではまだ決定していないので、空欄である。LU定義プログラム131は、登録設定が正しく完了したことを、管理コンソールに報告(終了報告)する(ステップ1021)。
(12)登録処理の終了
ストレージ1からの終了報告を受けると、管理コンソール4のユーザ−LUN管理プログラム441は、当該ユーザが所有する全ての仮想LUNの登録処理が終了したかどうか確認する(ステップ1017)。まだ該当する仮想LUNがある場合は、次の仮想LUNを設定し、ステップ1013以降の処理が繰り返し実行される(ステップ1018)。全ての仮想LUNの登録が終了したならば、計算機2に終了報告を通知する(ステップ1017)。
(13)ブートアップ制御プログラムと拡張BIOS
管理コンソール4から終了報告を受けると、計算機2は、ユーザ管理プログラム251による処理を終了する(ステップ1004)。
(14)ファイバチャネルの初期化
ブートアップ制御プログラム2211は、起動すると、ファイバチャネル5の初期化処理を開始する。この処理のなかで、ポートログインと呼ばれる各ファイバチャネルポート間の論理的接続が実行される。このポートログインの処理が成功すると、ポート間の論理的接続関係が成立する。ポートログインに際しては、WWNがポート名として使用される。また、各々のポートのIDが決定する。このIDは動的に決定され、各ポートがそれぞれ独立の番号になるようなプロトコルで設定される。ストレージ1において、中央制御手段11は、LU定義プログラム131を起動する。LU定義プログラム131は、上位計算機のファイバチャネルI/F制御手段220をひとつのファイバチャネルポートとしてWWNにより識別し、そのIDをS_IDとしてLUN管理テーブル132に設定する(ステップ1006)。ファイバチャネル5の初期を終えると、中央処理手段21は、ブートアップ制御プログラム2211によりブートアップ処理を実施し、OSのブートを行う(ステップ1007)。
(15)ブートアップ処理の開始
ステップ1007におけるブートアップ処理の詳細な手順を図10に示す。
(16)LUNのアクセス判定
ストレージ1において、ファイバチャネルI/F制御手段12がInquiryコマンドを受信すると、中央制御手段11はこれを受け取り、アクセス制御プログラム133を起動する(ステップ1120)。アクセス制御プログラム133は、中央制御手段11により実行されるプログラムである。アクセス制御プログラム133は、LUN管理テーブル132を参照し、計算機2が発行したInquiryコマンドで指定された検査対象LUNを確認する。ここで、上位計算機2から指定された検査対象LUNはストレージ1からみると仮想LUNである。アクセス制御プログラム133は、Inquiryコマンドを受信したポート番号、指定されたTarget ID、及び仮想LUNから内部LUNの有無を確認する。該当する内部LUNが存在している場合、次にInquiryコマンドのコマンドフレームに内包された発行元のS_IDと、LUN管理テーブル132に格納されたS_IDとを比較し検査する(ステップ1121、1122)。S_IDが一致したならば、検査対象の仮想LUNは、計算機2からアクセスを許可されているので、「LUN有り」を示す情報とともに該当するLUの容量やその他の特性情報を計算機2に応答として返す(ステップ1123)。
(17)ブートローダの起動
ストレージ1から「LUN有り」を示す応答があると、計算機2のブートアップ制御プログラム2211は、検査対象LUNをインクリメントし、次のLUNを検索するため上記の処理を繰り返す(ステップ1104)。
(1)ユーザとLUの関係
本実施形態では、ユーザと、ユーザが所有しているLUとの関係は、すべての計算機2が備えるユーザ−LUN管理テーブル252によって管理される。
(2)ユーザの登録
次に、ユーザ8の登録について説明する。使用する計算機2において、管理者もしくはユーザ8が、ユーザ管理プログラム251を実行し、入出力手段23を用いてユーザ名とパスワードを入力する。パスワードは、後でユーザ自身が変更可能である。ユーザ管理プログラム251は、入力されたユーザ名とパスワードをユーザ−LUN管理テーブル252のユーザ名、パスワードの欄に登録する。
(3)LUの作成
LUの作成は、管理者が管理コンソール4を用いてストレージ1と通信することで第1の実施形態と同様に行われる。ただし、第1の実施形態とは異なり、管理コンソール4ではユーザの管理は行われない。管理コンソール4は、単にストレージ1と通信してLUを定義、作成するのみである。LUとユーザとの対応付けは、各計算機2で行われる。
(4)ユーザのログインと認証
次に、ユーザ8が計算機を使用し、そのユーザ専用のLUを使用する手順を図17のフローチャートを用いて説明する。
(5)ユーザ専用LUの仮想LUNと内部LUNの確認
次に、ユーザ管理プログラム251は、ファイバチャネルI/F制御ボード22上のメモリ221に格納してあるWWN情報2212を参照し、その計算機2のWWNを確認する(ステップ1504)。
(6)内部LUNの登録
ユーザ管理プログラム251は、仮想LUN、内部LUN、ポート番号、Target ID、属性、WWNのすべての情報をネットワーク制御手段24を制御し、ネットワーク9を介しストレージ1に送信する(ステップ1507)。これらの情報をマウント情報と呼ぶ。
(7)登録処理の実行
ストレージ1では、第1の実施形態と同様に、LU定義プログラム131が受信したマウント情報を元に、送信元の計算機2が指定したLUを使用可能となるように、LUN管理テーブル132に登録する(ステップ1520)。この際、「使用状況」の欄に、「使
用」のフラグをたてる。このフラグは、あやまって他の計算機2からの同一のユーザIDによるマウント情報により、その計算機に同じLUをマウントしてしまうことを防止するための排他フラグである。既に「使用」フラグが設定されているならば、使おうとするLUは、何らかの理由により他のユーザが同一のユーザIDを用いてを既に使用していることになる。このため、今回の登録は失敗する。第1の実施形態では、管理コンソール4で集中管理できたので、このような処置は不要であるが、本実施形態のように、各計算機2による分散管理の場合には、不可欠な処理となる。正しく登録が終了すると、LU定義プログラム131は、登録終了を計算機2に報告する(ステップ1521)。
(8)登録処理の終了
登録の終了報告をストレージ1から受けると、計算機2のユーザ−LUN管理プログラム251は、当該ユーザが所有する全ての仮想LUNについて登録処理が終了したかどうか確認する(ステップ1508)。まだ登録すべき仮想LUNがある場合は、ステップ1506に戻り、登録処理を繰り返し実行する(ステップ1509)。全ての仮想LUNの登録が終了したならば、計算機2は、ユーザ管理プログラム251を終了し(ステップ1510)、第1の実施形態と同様に、OSのブートアップを実行する(ステップ1511、1512)。
(9)登録の解除
一旦、ストレージ1に上述した手順によりユーザ8が使用するLUをある計算機2にマウントするように登録すると、他の計算機2から同じLUを使用できなくなる。そこで、使用を終了したら、LUをアンマウントするように登録を解除する必要がある。
(1)ユーザとLUの関係
本実施形態では、第1、第2の実施形態と同様に、ユーザは専用のLUを定義することができる。第1の実施形態では、管理コンソール4が、第2の実施形態では計算機2がユーザとLUの対応付けを管理したが、本実施形態では、そのいずれにおいてもユーザとLUの対応関係を管理していない。そのかわりに、ユーザそれぞれに一つのWWNを割り当て、そのWWNとLUの対応関係をストレージ1において管理することで間接的にユーザとLUの対応付けを管理する。
(2)ユーザの登録
ユーザ8の登録は、すべての計算機2において、管理者もしくはユーザ8が、ユーザ管理プログラム251を実行し、入出力手段23を用いてユーザ名とパスワードを入力して行われる。この際、1ユーザにつき一つのWWNを割り当てる。パスワードは、後でユーザ自身が変更可能である。ユーザ管理プログラム251は、入力されたユーザ名とパスワード、及び割り当てられたWWNを、ユーザ−WWN管理テーブル253のユーザ名、パスワード、WWN欄に登録する。
(3)LUの作成
LUの作成は、管理者が管理コンソール4を用いてストレージ1と通信することで第2実施形態と同様に行われる。LUを作成する際には、そのLUのユーザに割り当てたWWNをストレージ1のLUN管理テーブル132に格納するため、管理コンソール4はストレージ1に指示を発行する。ストレージ1のLU定義プログラム131は、この指示に応答してLUN管理テーブル132を作成する。
(4)ユーザのログインと認証
次に、ユーザ8が計算機2を使用し、そのユーザ専用のLUを使用する手順を図21のフローチャートを用いて説明する。
(5)ユーザ用WWNの設定
ユーザ管理プログラム251は、ユーザ−WWN管理テーブルを参照してユーザ8に割り当てられたWWNを確認し(ステップ1804)、WWN情報変更プログラム254を起動する(ステップ1805)。WWN情報変更プログラム254は、計算機2の中央制御手段21により実行されるプログラムである。WWN情報変更プログラム254は、ファイバチャネルI/F制御ボード22上のメモリ2221に格納してあるWWN情報2212をこのユーザのWWNに書き換える(ステップ1806)。WWN情報2212の書き換えが終了すると、WWN情報変更プログラム254は終了し(ステップ1807)、ユーザ管理プログラム251に戻り、ユーザ管理プログラム251も処理を終了する(ステップ1808)。
(6)ブート処理
以下、第1の実施形態と同様に、ブートアップ処理を実施する(ステップ1809、1810)。ストレージ1は、WWN毎にLUのアクセス排他制御を行うので、LUN管理テーブル132に格納した内部LUNとWWNの関係が成立する場合にのみアクセスを許可する。よって、ユーザ専用のWWNを設定した計算機2のみから、このユーザ専用のLUをアクセスすることが可能になる。
11 中央制御手段
12 ファイバチャネルI/F制御手段
13 メモリ
14 通信制御手段
17 論理ユニット
2 計算機
21 中央制御手段
22 ファイバチャネルI/F制御ボード
23 入出力手段
24 ネットワーク制御手段
25 メモリ
3 ファイバチャネル接続手段
4 管理コンソール
41 中央制御手段
42 入出力手段
43 通信制御手段
44 メモリ
46 ネットワーク制御手段
5 ファイバチャネル
6 通信手段
7 サーバ
9 ネットワーク
Claims (10)
- 複数の計算機と、
前記複数の計算機が共用する記憶装置と、
前記記憶装置の管理装置と、を有し、
ユーザが前記複数の計算機のうちの任意の計算機を使用して前記記憶装置にアクセスすると、当該記憶装置は前記ユーザに専有の記憶領域を提供するようにした計算機システムであって、
前記記憶装置は、
前記複数の計算機がアクセス可能な第1の論理ボリュームと、
それぞれが前記専有の記憶領域を定義する複数の第2のボリュームと、
前記第1の論理ボリュームの識別情報と、前記複数の第2の論理ボリュームの識別情報と、前記複数の計算機と前記記憶装置との接続を制御するインタフェースを識別するための情報であるWWNと、前記WWNに対応した情報であって、フレームを作成したソースを識別するためのID情報と、の対応を規定した第1の管理テーブルと、を有し、
前記管理装置は、前記ユーザに対する前記複数の第2の論理ボリュームの割当てを管理する管理テーブルであって、前記第1の論理ボリュームの識別情報と、前記複数の第2の論理ボリュームの識別情報と、前記複数の計算機の中の前記ユーザが使用する計算機の識別情報と、前記ユーザのユーザ名と、前記ユーザのパスワードと、を対応させて登録した第2の管理テーブルと、前記複数の計算機の中の前記ユーザが使用する計算機の識別情報と、前記ユーザが使用する計算機の識別子と、前記複数の計算機と前記記憶装置との接続を制御するインタフェースを識別するための情報であるWWNと、の対応を規定した第3の管理テーブルとを備え、
前記任意の計算機は、
前記ユーザのログインとして前記ユーザのユーザ名及びパスワードが入力されたときに、前記計算機の識別子と前記ユーザのユーザ名及びパスワードを含むユーザログイン情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、
前記計算機から前記ユーザログイン情報を受信したときに、前記受信したユーザログイン情報のうち前記ユーザのユーザ名及びパスワードに従って前記第2の管理テーブルを参照して、前記ユーザが使用権をもった正規ユーザであるかを認証し、前記認証に成功したことを条件に、前記ユーザログイン情報のうち前記計算機の識別子に従って前記第3の管理テーブルを参照して、前記ユーザが使用する計算機のWWNを特定し、前記ユーザが使用している計算機の識別情報と、前記第2の管理テーブルに登録されている前記計算機の識別情報と、を比較し、この比較結果に基づいて、前記第2の管理テーブルに登録されている前記第2の論理ボリュームを、前記ユーザが使用する計算機が専有できるように前記第1の管理テーブルに登録してあるか否かを判定し、
この判定を否定すると、前記ログインしたユーザについての前記確認した第1の論理ボリュームに係る、前記第2の管理テーブルに登録されている情報を前記記憶装置に送信し、
前記記憶装置は、
当該管理装置から送信された情報を前記第1の管理テーブルに登録するとともに、前記ユーザが使用する計算機のWWNに対応する前記ID情報を前記第1の管理テーブルに登録し、
前記ユーザが使用する計算機からコマンドを受信したときに、前記コマンドに従って前記第1の管理テーブルを参照して、前記コマンドで指定された前記第1の論理ボリュームに対応した第2の論理ボリュームであって、前記ユーザが使用する計算機に割当てられる前記第2の論理ボリュームの有無を確認し、当該確認結果から前記第2の論理ボリュームが存在している場合、前記コマンドに内包された前記ID情報と前記第1の管理テーブルに登録された前記ID情報とが一致したことを条件に、前記ユーザが使用する計算機に対して前記コマンドで指定された前記第1の論理ボリュームへのアクセスを許可する、計算機システム。 - 前記複数の計算機の各々は計算機識別情報を記録する記憶領域を有しており、前記管理装置は、前記計算機が前記記憶装置の前記第2論理ボリュームにアクセスすると、前記第2の管理テーブルに前記計算機識別情報を登録する請求項1記載の計算機システム。
- 前記ユーザが使用する計算機は、前記記憶装置からアクセスを許可された前記第2の論理ボリュームから、ブートローダを読み出し、OSのブートアップを行う請求項1乃至2のいずれか1項記載の計算機システム。
- 前記第1の論理ボリュームが複数存在し、
前記管理装置は、前記第2の管理テーブルについて、前記複数の前記第1の論理ボリュームを順番に検出し、
前記記憶装置は、前記第1の管理テーブルについて、前記複数の第1の論理ボリュームを順番に検出する、請求項1乃至3のいずれか1項記載の計算機システム。 - 前記複数の第1の論理ボリュームの各々には、連続番号が順番に、識別情報として設定されている、請求項1乃至4のいずれか1項記載の計算機システム。
- 前記管理装置は、前記第2の管理テーブルについて、前記複数の第1の論理ボリュームを前記連続番号に従って順番に検出し、
前記記憶装置は、前記第1の管理テーブルについて、前記複数の第1の論理ボリュームを前記連続番号に従って順番に検出する、請求項5記載の計算機システム。 - ユーザが複数の計算機のうちの任意の計算機を使用して、前記複数の計算によって共用される記憶装置にアクセスすると、当該記憶装置は前記ユーザに専有の記憶領域を提供するようにした計算機システムにおけるアクセス制御方法であって、
前記記憶装置は、
前記複数の計算機がアクセス可能な第1の論理ボリュームと、
それぞれが前記専有の記憶領域を定義する複数の第2のボリュームと、
前記第1の論理ボリュームの識別情報と、前記複数の第2の論理ボリュームの識別情報と、前記複数の計算機の識別情報と、前記複数の計算機と前記記憶装置との接続を制御するインタフェースを識別するための情報であるWWNと、前記WWNに対応した情報であって、フレームを作成したソースを識別するためのID情報と、の対応を規定した第1の管理テーブルと、
をそれぞれ設定し、
前記記憶装置を管理する管理装置は、前記ユーザに対する前記複数の第2の論理ボリュームの割当てを管理する管理テーブルであって、前記第1の論理ボリュームの識別情報と、前記複数の第2の論理ボリュームの識別情報と、前記複数の計算機の中の前記ユーザが使用する計算機の識別情報と、前記ユーザのユーザ名と、前記ユーザのパスワードと、を対応させて登録した第2の管理テーブルと、
前記複数の計算機の中の前記ユーザが使用する計算機の識別情報と、前記ユーザが使用する計算機の識別子と、前記複数の計算機と前記記憶装置との接続を制御するインタフェースを識別するための情報であるWWNと、を対応させて登録した第3の管理テーブルと、
をそれぞれ設定し、
前記任意の計算機は、
前記ユーザのログインとして前記ユーザのユーザ名及びパスワードが入力されたときに、前記計算機の識別子と前記ユーザのユーザ名及びパスワードを含むユーザログイン情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、
前記計算機から前記ユーザログイン情報を受信したときに、前記受信したユーザログイン情報のうち前記ユーザのユーザ名及びパスワードに従って前記第2の管理テーブルを参照して、前記ユーザが使用権をもった正規ユーザであるかを認証し、
前記認証に成功したことを条件に、前記ユーザログイン情報のうち前記計算機の識別子に従って前記第3の管理テーブルを参照して、前記ユーザが使用する計算機のWWNを特定し、
前記ユーザが使用している計算機の識別情報と、前記第2の管理テーブルに登録されている前記計算機の識別情報と、を比較し、この比較結果に基づいて、前記第2の管理テーブルに登録されている前記第2の論理ボリュームを、前記ユーザが使用する計算機が専有できるように前記第1の管理テーブルに登録してあるか否かを判定し、
この判定を否定すると、前記ログインしたユーザについての前記確認した第1の論理ボリュームに係る、前記第2の管理テーブルに登録されている情報を前記記憶装置に送信し、
前記記憶装置は、
当該管理装置から送信された情報を前記第1の管理テーブルに登録するとともに、前記ユーザが使用する計算機のWWNに対応する前記ID情報を前記第1の管理テーブルに登録し、
前記ユーザが使用する計算機からコマンドを受信したときに、前記コマンドに従って前記第1の管理テーブルを参照して、前記コマンドで指定された前記第1の論理ボリュームに対応した第2の論理ボリュームであって、前記ユーザが使用する計算機に割当てられる前記第2の論理ボリュームの有無を確認し、
当該確認結果から前記第2の論理ボリュームが存在している場合、前記コマンドに内包された前記ID情報と前記第1の管理テーブルに登録された前記ID情報とが一致したことを条件に、前記ユーザが使用する計算機に対して前記コマンドで指定された前記第1の論理ボリュームへのアクセスを許可する、計算機システムにおけるアクセス制御方法。 - 前記第1の論理ボリュームが複数存在し、
前記管理装置は、前記第2の管理テーブルについて、前記複数の前記第1の論理ボリュームを順番に検出し、
前記記憶装置は、前記第1の管理テーブルについて、前記複数の第1の論理ボリュームを順番に検出する、請求項7記載のアクセス制御方法。 - 前記複数の第1の論理ボリュームの各々には、連続番号が順番に、識別情報として設定されている、請求項7又は8記載のアクセス制御方法。
- 前記管理装置は、前記第2の管理テーブルについて、前記複数の第1の論理ボリュームを前記連続番号に従って順番に検出し、
前記記憶装置は、前記第1の管理テーブルについて、前記複数の第1の論理ボリュームを前記連続番号に従って順番に検出する、請求項9記載のアクセス制御方法。
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