JP2001075625A - 打ち抜き加工のためのncデータ自動作成システム - Google Patents
打ち抜き加工のためのncデータ自動作成システムInfo
- Publication number
- JP2001075625A JP2001075625A JP24545999A JP24545999A JP2001075625A JP 2001075625 A JP2001075625 A JP 2001075625A JP 24545999 A JP24545999 A JP 24545999A JP 24545999 A JP24545999 A JP 24545999A JP 2001075625 A JP2001075625 A JP 2001075625A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プレス装置で板状部材に穴明け模様を形成す
るための設計を簡単に行い、穴明け加工に必要なNCデ
ータを自動的に作成するシステムを提供する。 【解決手段】 打ち抜き加工されるべき板状部材の形状
データと当該板状部材に打ち抜き加工される穴に関する
ピンデータとからなる図形データを用いて上記板状部材
への打ち抜き加工のためのNCデータを自動作成するC
AD/CAMシステムにおいて、基準となるべき板状部
材辺情報とピン情報とが表データとして予め項目別に備
えられ、変更を要する項目についてのみ数値変更するこ
とで図形データ、作図及びNCデータを自動作成する。
るための設計を簡単に行い、穴明け加工に必要なNCデ
ータを自動的に作成するシステムを提供する。 【解決手段】 打ち抜き加工されるべき板状部材の形状
データと当該板状部材に打ち抜き加工される穴に関する
ピンデータとからなる図形データを用いて上記板状部材
への打ち抜き加工のためのNCデータを自動作成するC
AD/CAMシステムにおいて、基準となるべき板状部
材辺情報とピン情報とが表データとして予め項目別に備
えられ、変更を要する項目についてのみ数値変更するこ
とで図形データ、作図及びNCデータを自動作成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属板や硬質プラ
スチック板をプレス装置(タレットパンチ)で打ち抜き
加工するために必要なNCデータを自動的に作成するシ
ステムに関するものである。
スチック板をプレス装置(タレットパンチ)で打ち抜き
加工するために必要なNCデータを自動的に作成するシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばアルミやステンレス鋼等からなる
手摺部材やフェンスにおいては、デザイン的観点等か
ら、支柱間に保持されるべきパネル板に、各種の穴を様
々な配列で明けることが行われている。手摺部材のよう
な建築内外装の他に、機械カバー、フィルター、ストレ
ーナー、医療器、スピーカーネット等にも多数個の穴明
けが行われている。
手摺部材やフェンスにおいては、デザイン的観点等か
ら、支柱間に保持されるべきパネル板に、各種の穴を様
々な配列で明けることが行われている。手摺部材のよう
な建築内外装の他に、機械カバー、フィルター、ストレ
ーナー、医療器、スピーカーネット等にも多数個の穴明
けが行われている。
【0003】近年、このような穴明け加工に際して、コ
ンピュータを用いた所謂CAD(Computer Aided Desig
n)システムが採用されている。このCADシステムは、
一般には、各種部材の名称、品番あるいは形状等の情報
を電子情報として記憶させておき、製品の構成に必要な
部材を、それぞれの部材に付された識別情報に基づいて
読み込み組み合わせることにより、上記製品の設計をコ
ンピュータ上で行うようにしたものであり、設計の結果
が、製品の外観図、斜視図、あるいは設計図等の図面と
して出力され、また設計内容が、ハードディスクやフロ
ッピー(登録商標)ディスク等の電子記憶媒体に電子情
報として記憶・保存されるようになっている。
ンピュータを用いた所謂CAD(Computer Aided Desig
n)システムが採用されている。このCADシステムは、
一般には、各種部材の名称、品番あるいは形状等の情報
を電子情報として記憶させておき、製品の構成に必要な
部材を、それぞれの部材に付された識別情報に基づいて
読み込み組み合わせることにより、上記製品の設計をコ
ンピュータ上で行うようにしたものであり、設計の結果
が、製品の外観図、斜視図、あるいは設計図等の図面と
して出力され、また設計内容が、ハードディスクやフロ
ッピー(登録商標)ディスク等の電子記憶媒体に電子情
報として記憶・保存されるようになっている。
【0004】このようなCADシステムを用いて穴明け
加工を行うプレス装置が様々な機械メーカーにより市販
されている。当該プレス装置における数値制御(NC)
システムには、穴明け模様の設計に関する上記CADシ
ステムの他に、上記設計に基づくデータにより板状部材
へのプレス加工を行うためのNCデータを作成するNC
データ作成システムがあり、上記プレス装置で穴明け加
工を行うにあたっては、先ずコンピュータ上で製作する
製品を作図し、当該作図が完了すると自動的にNCデー
タがフロッピーディスク(FD)に保存され、当該FD
をプレス装置に装着することで打ち抜き板が製作される
ようになっている。
加工を行うプレス装置が様々な機械メーカーにより市販
されている。当該プレス装置における数値制御(NC)
システムには、穴明け模様の設計に関する上記CADシ
ステムの他に、上記設計に基づくデータにより板状部材
へのプレス加工を行うためのNCデータを作成するNC
データ作成システムがあり、上記プレス装置で穴明け加
工を行うにあたっては、先ずコンピュータ上で製作する
製品を作図し、当該作図が完了すると自動的にNCデー
タがフロッピーディスク(FD)に保存され、当該FD
をプレス装置に装着することで打ち抜き板が製作される
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
レス装置は様々な半加工品に打ち抜きを行うことができ
るように製造された汎用マシンであるために、必要とす
る打ち抜き板の加工図をその都度CADで作図する必要
があり、この作図に多くの時間が割かれているのが現状
である。そして、このようなCADデータは情報量が多
く、現状のCADによる設計(加工図の書き起こし)は
誰にでも簡単にできるものではない。CADデータの追
加削除による作図が実質的な書き直しになるだけでな
く、似たパンチング模様のものでも、寸法が異なると同
じく書き直しとなっている。
レス装置は様々な半加工品に打ち抜きを行うことができ
るように製造された汎用マシンであるために、必要とす
る打ち抜き板の加工図をその都度CADで作図する必要
があり、この作図に多くの時間が割かれているのが現状
である。そして、このようなCADデータは情報量が多
く、現状のCADによる設計(加工図の書き起こし)は
誰にでも簡単にできるものではない。CADデータの追
加削除による作図が実質的な書き直しになるだけでな
く、似たパンチング模様のものでも、寸法が異なると同
じく書き直しとなっている。
【0006】そこで本発明は、プレス装置で板状部材に
穴明け模様を形成するための設計を簡単に行い、穴明け
加工に必要なNCデータを自動的に作成するシステムを
提供することを課題にする。
穴明け模様を形成するための設計を簡単に行い、穴明け
加工に必要なNCデータを自動的に作成するシステムを
提供することを課題にする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、打ち抜き加
工されるべき板状部材の形状データと当該板状部材に打
ち抜き加工される穴に関するピンデータとからなる図形
データを用いて上記板状部材への打ち抜き加工のための
NCデータを自動作成するCAD/CAMシステムにお
いて、基準となるべき板状部材辺情報とピン情報とが表
データとして予め項目別に備えられ、変更を要する項目
についてのみ数値変更することで図形データ、作図及び
NCデータを自動作成することによって、解決される。
工されるべき板状部材の形状データと当該板状部材に打
ち抜き加工される穴に関するピンデータとからなる図形
データを用いて上記板状部材への打ち抜き加工のための
NCデータを自動作成するCAD/CAMシステムにお
いて、基準となるべき板状部材辺情報とピン情報とが表
データとして予め項目別に備えられ、変更を要する項目
についてのみ数値変更することで図形データ、作図及び
NCデータを自動作成することによって、解決される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、アルミ手摺階段
部分に嵌め込まれるべきアルミパンチングメタルをタレ
ットパンチにより打ち抜き加工する例に基づいて説明す
る。
部分に嵌め込まれるべきアルミパンチングメタルをタレ
ットパンチにより打ち抜き加工する例に基づいて説明す
る。
【0009】コンピュータ画面上に表示される入力表に
は、図1aに示す辺情報入力表と図1bに示すピン情報
入力表とがある。この図1に示された入力表の表示状態
が初期表示であり、実際の打ち抜き加工を行うにあたっ
ては、修正を必要とする箇所だけをテンキーを用いて数
値変更する。ここで、図1aの辺情報の辺名は図2の形
材モデルのA〜Hに相当するものである。また図1aに
おける「X幅E部」はパンチ面のX軸方向(横)の幅寸
法を内寸で示すものであり、「Y幅A部」はパンチ面の
Y軸方向(縦)の幅寸法を内寸で示すものであり、「曲
げ角度」は板を何度でベンダー加工するかに関するもの
で、90度で出隅曲、−90度で入隅曲となる。特に9
0度の場合、B、C辺の隅4ケ所(2重線箇所)に見付
寸法×肉厚分の切り込みが入る。「曲げ伸代」はベンダ
ー加工時の板の伸び代(両側分)であり、「突き合せ」
は突き合わせの種類に該当する数値を表示するもので、
板厚の1/2をのせる場合には−1、板厚分をのせる場
合には−2とすると、その分伸びる。
は、図1aに示す辺情報入力表と図1bに示すピン情報
入力表とがある。この図1に示された入力表の表示状態
が初期表示であり、実際の打ち抜き加工を行うにあたっ
ては、修正を必要とする箇所だけをテンキーを用いて数
値変更する。ここで、図1aの辺情報の辺名は図2の形
材モデルのA〜Hに相当するものである。また図1aに
おける「X幅E部」はパンチ面のX軸方向(横)の幅寸
法を内寸で示すものであり、「Y幅A部」はパンチ面の
Y軸方向(縦)の幅寸法を内寸で示すものであり、「曲
げ角度」は板を何度でベンダー加工するかに関するもの
で、90度で出隅曲、−90度で入隅曲となる。特に9
0度の場合、B、C辺の隅4ケ所(2重線箇所)に見付
寸法×肉厚分の切り込みが入る。「曲げ伸代」はベンダ
ー加工時の板の伸び代(両側分)であり、「突き合せ」
は突き合わせの種類に該当する数値を表示するもので、
板厚の1/2をのせる場合には−1、板厚分をのせる場
合には−2とすると、その分伸びる。
【0010】また図1bにおける「穴明の直径」はBC
面に取付穴を加工する場合の穴の直径であり、「板材
質」は機械の種類にもよるが例えば0=ステンレス、1
=鋼、2=アルミであり、「タレパンX長さ」、「タレ
パンY長さ」はそれぞれタレットパンチのX軸方向、Y
軸方向でのパンチング範囲である。
面に取付穴を加工する場合の穴の直径であり、「板材
質」は機械の種類にもよるが例えば0=ステンレス、1
=鋼、2=アルミであり、「タレパンX長さ」、「タレ
パンY長さ」はそれぞれタレットパンチのX軸方向、Y
軸方向でのパンチング範囲である。
【0011】上記のような基本状態に基づいて、傾斜角
度0度、X方向余白50mm、Y方向余白50mmで上
部一面、左部一面、下部一面、右部一面折の場合の打ち
抜き加工処理では、図3に示されるようなピン情報入力
表と辺情報入力表が示され、それらの数値データに基づ
いて加工図が表示される。当該加工図に関する範囲を拡
大したものを図4に示す。
度0度、X方向余白50mm、Y方向余白50mmで上
部一面、左部一面、下部一面、右部一面折の場合の打ち
抜き加工処理では、図3に示されるようなピン情報入力
表と辺情報入力表が示され、それらの数値データに基づ
いて加工図が表示される。当該加工図に関する範囲を拡
大したものを図4に示す。
【0012】また傾斜角度20度、X方向余白10m
m、Y方向余白10mmで上部二面、左部一面、下部三
面、右部一面折の場合の打ち抜き加工処理では、図5に
示されるようなピン情報入力表と辺情報入力表が示さ
れ、それらの数値データに基づいて加工図が表示され
る。当該加工図に関する範囲を拡大したものを図6に示
す。
m、Y方向余白10mmで上部二面、左部一面、下部三
面、右部一面折の場合の打ち抜き加工処理では、図5に
示されるようなピン情報入力表と辺情報入力表が示さ
れ、それらの数値データに基づいて加工図が表示され
る。当該加工図に関する範囲を拡大したものを図6に示
す。
【0013】板打ち抜き加工バリエーションの基本的な
形状を図7に示す。これら各バリエーションへの変更は
上記双方の入力表の所定項目の数値を変更するだけで瞬
時に行うことができ、図面もNCコードも全て変わって
自動生成されることとなる。
形状を図7に示す。これら各バリエーションへの変更は
上記双方の入力表の所定項目の数値を変更するだけで瞬
時に行うことができ、図面もNCコードも全て変わって
自動生成されることとなる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、基準となるべき板状部
材辺情報とピン情報とが表データとして予め項目別に備
えられ、変更を要する項目についてのみ数値変更するこ
とで図形データ、作図及びNCデータを自動作成するの
で、従来のCADシステムのように加工図を起こす作図
手間が大幅に減り、穴明け加工に必要な設計を瞬時に行
うことができることとなった。
材辺情報とピン情報とが表データとして予め項目別に備
えられ、変更を要する項目についてのみ数値変更するこ
とで図形データ、作図及びNCデータを自動作成するの
で、従来のCADシステムのように加工図を起こす作図
手間が大幅に減り、穴明け加工に必要な設計を瞬時に行
うことができることとなった。
【図1】コンピュータディスプレイ画面にあらわれるべ
き入力表を示す概略図であり、aは辺情報入力表であ
り、bはピン情報入力表である。
き入力表を示す概略図であり、aは辺情報入力表であ
り、bはピン情報入力表である。
【図2】図1の辺情報入力表での各項目を説明するため
の形材モデルの例を示す概略図である。
の形材モデルの例を示す概略図である。
【図3】或る打ち抜き加工処理のための図形データと加
工図の概略図である。
工図の概略図である。
【図4】図3での加工図の拡大図である。
【図5】別の打ち抜き加工処理のための図形データと加
工図の概略図である。
工図の概略図である。
【図6】図5での加工図の拡大図である。
【図7】打ち抜き加工バリエーションの基本形状の例を
示す表である。
示す表である。
Claims (1)
- 【請求項1】 打ち抜き加工されるべき板状部材の形状
データと当該板状部材に打ち抜き加工される穴に関する
ピンデータとからなる図形データを用いて上記板状部材
への打ち抜き加工のためのNCデータを自動作成するC
AD/CAMシステムにおいて、 基準となるべき板状部材辺情報とピン情報とが表データ
として予め項目別に備えられ、変更を要する項目につい
てのみ数値変更することで図形データ、作図及びNCデ
ータを自動作成することを特徴とするシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24545999A JP2001075625A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 打ち抜き加工のためのncデータ自動作成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24545999A JP2001075625A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 打ち抜き加工のためのncデータ自動作成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001075625A true JP2001075625A (ja) | 2001-03-23 |
Family
ID=17133986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24545999A Pending JP2001075625A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 打ち抜き加工のためのncデータ自動作成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001075625A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005297000A (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Murata Mach Ltd | 板金加工用加工形状表示装置 |
CN102830656A (zh) * | 2012-08-27 | 2012-12-19 | 济南铸造锻压机械研究所有限公司 | 腹面冲孔生产线双冲的加工系统及方法 |
CN102830657A (zh) * | 2012-09-04 | 2012-12-19 | 济南铸造锻压机械研究所有限公司 | 五主机三面冲数控生产线的冲孔加工系统及方法 |
-
1999
- 1999-08-31 JP JP24545999A patent/JP2001075625A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005297000A (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Murata Mach Ltd | 板金加工用加工形状表示装置 |
CN102830656A (zh) * | 2012-08-27 | 2012-12-19 | 济南铸造锻压机械研究所有限公司 | 腹面冲孔生产线双冲的加工系统及方法 |
CN102830657A (zh) * | 2012-09-04 | 2012-12-19 | 济南铸造锻压机械研究所有限公司 | 五主机三面冲数控生产线的冲孔加工系统及方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060424 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080805 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081216 |