JP2001075358A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001075358A
JP2001075358A JP25180899A JP25180899A JP2001075358A JP 2001075358 A JP2001075358 A JP 2001075358A JP 25180899 A JP25180899 A JP 25180899A JP 25180899 A JP25180899 A JP 25180899A JP 2001075358 A JP2001075358 A JP 2001075358A
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JP25180899A
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Katsuhiko Nishimura
克彦 西村
Tatsuya Kobayashi
達也 小林
Takuji Shibuya
卓史 渋谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に低画像比率の場合にスループットを向上
させる。 【解決手段】 画像比率に応じて、現像スリーブと感光
ドラムとの周速の比を変化させ、スループットを向上さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプリンタあ
るいは複写機などとされる電子写真方式の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一成分現像剤を用い、現像剤担持
体を像担持体と所要の微小間隙をおいて対峙させ、この
間隙に現像剤担持体から一成分現像剤を飛翔させて現像
を行なうジャンピング現像方式が知られている(例え
ば、特公昭41−9476号公報)。また、上記の間隙
に高周波パルスバイアス(周波数10〜3000kH
z)を印加して、像担持体の画像部には現像剤を付着さ
せるが、非画像部には付着させないようにした現像技術
も知られている(例えば、米国特許第3866574号
明細書)。
【0003】また、トナーとキャリアとを含有する二成
分現像剤を用い、この二成分現像剤を像担持体の画像部
および非画像部に無差別に接触させ、同時に現像剤担持
体と像担持体との間に低周波交番電界を印加し、実質的
に画像部のみに現像剤を付着し、非画像部への現像剤の
付着をないようにして、現像する現像技術も知られてい
る(例えば特開昭55−32060号公報)。
【0004】図4に、従来の現像装置を備えた画像形成
装置の一例が概略的に示される。本例の現像装置では、
現像剤担持体である現像スリーブ120と像担持体であ
るドラム状電子写真感光体、すなわち感光ドラム1とが
対向し、その間隙である現像領域113に交番電界を印
加する構成を備えている。
【0005】さらに説明すると、現像装置110は、矢
印方向に回転する感光ドラム1に対向して設置されてい
る。感光ドラム1上には、帯電器、露光手段などを含む
公知の静電潜像形成手段102により静電潜像が形成さ
れる。露光手段としては、原稿の光学像の投影手段や被
記録画像信号により変調されたレーザビームを走査する
光学系などが採用される。
【0006】感光ドラム1に形成された静電潜像は、現
像装置110によってトナー像として現像される。得ら
れたトナー像は転写帯電器などを含む公知の転写手段1
03により紙などの転写材上に転写される。トナー像を
転写された転写材は感光ドラム1から分離され、定着手
段105に送られ、そこでトナー像の転写材への定着が
行なわれる。
【0007】転写後、感光ドラム1上に残留したトナー
は、クリーニングブレードなどを含むクリーニング手段
104により除去される。
【0008】現像装置110は、現像容器112内に絶
縁性一成分現像剤111を収容している。この一成分現
像剤、すなわちトナー111は、矢印方向に回転する非
磁性現像スリーブ120によって現像容器112から運
び出され、感光ドラム1と対向した現像領域113に搬
送される。現像領域13においては、感光ドラム1と現
像スリーブ120とが50〜500μmの微小間隙を開
けて対向している。そしてこの現像領域113において
感光ドラム1上の静電潜像にトナー11が付与され、静
電潜像が現像される。
【0009】現像領域113に搬送される現像スリーブ
120の上のトナー111は規制部材であるブレード1
16によって規制され、ブレード116とスリーブ12
0間の間隙よりも薄いトナー層111aが形成される。
【0010】以上のようにして、図4に示した現像装置
110では、いわゆる非接触現像が行なわれる。すなわ
ち、現像領域113に搬送されるトナー層111aの厚
みが現像スリーブ120と感光ドラム1間の微小間隙よ
りも小さいので、トナー111は現像スリーブ120か
ら空気間隙を飛翔して感光ドラム1に到達する。そし
て、その際の現像効率を向上させ、濃度が高く鮮明でカ
ブリの抑制された現像画像を形成するため、現像スリー
ブ120には定電圧制御のバイアス電源118から交番
成分を含む現像バイアス電圧が印加される。
【0011】斯かる現像バイアスによってトナー111
に現像スリーブ120から感光ドラム1に転移させる方
向の電界、感光ドラム1からスリーブ120に逆転移さ
せる方向の電界が交互に作用し、これによって良好な現
像画像が得られる。
【0012】なお、現像スリーブ120に内包されたマ
グネットローラ115の磁極S1は現像領域113に磁
界を形成してカブリを防止し、ライン画像の鮮明画像に
寄与する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置において、感光ドラム1および現像ス
リーブ120は、本例の場合、24mm/sの周速で回
転しており、文字など比較的画像比率の低い画像、ある
いは高い画像においても、一定である。その結果、スル
ープットも同一であり、本例の場合、4ppmである。
また、画像比率に応じてスループットの変化する、例え
ばインクジェット方式などの画像形成装置に比しては、
劣っている場合も生じつつある。そして、特に、文字な
どの比較的画像比率の低いものに関しては、スループッ
トが劣る場合があった。
【0014】また、全面画像などの画像比率の高い画像
を現像させるために現像スリーブの現像剤供給量を維持
するため、現像スリーブの周速を、例えば、96mm/
sまで増速させていたが、この場合には現像剤が劣化
し、すなわち現像性が劣化し、現像装置の寿命が短くな
ってしまうという問題があった。
【0015】従って、本発明の主な目的は、特に低画像
比率の場合のスループットを向上させることのできる画
像形成装置を提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、高画像比率の画像を
現像する際に生ずる現像剤の劣化と、それに伴う現像装
置の短寿命化とを防止できる画像形成装置を提供するこ
とである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に対向
した現像剤担持体を有し、前記像担持体と前記現像剤担
持体との間に現像バイアスを印加させて前記像担持体に
現像剤を転移させ前記静電潜像を現像する現像装置と、
を有する画像形成装置において、前記静電潜像の基とな
る画像比率に応じて、前記像担持体と、前記現像剤担持
体との速度比率を変化させることを特徴とする画像形成
装置である。
【0018】現像装置に応じて画像比率にしきい値Gt
hを設定し、このしきい値Gth以下の画像比率に対し
ては、前記像担持体の周速を画像比率Gthより大きい
画像比率における前記像担持体の周速よりも増加させる
ことが好ましい。別の態様によれば、現像装置に応じて
画像比率のしきい値Gdthを設定し、このしきい値G
dth以下の画像比率に対しては、前記現像剤担持体の
周速を前記しきい値Gdthより大きい画像比率におけ
る前記現像剤担持体の周速よりも減少させることが好ま
しい。前記現像剤担持体上の現像剤を規制部材により規
制して現像剤の薄層を形成し、前記薄層に形成された現
像剤を前記現像剤担持体と微小間隙をあけた前記像担持
体と対面させることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0020】実施例1 本発明の第1実施例について図1により説明する。
【0021】図1に示す本実施例の画像形成装置におい
て、現像装置10は、像担持体である矢印方向に回転す
るドラム状電子写真感光体、すなわち感光ドラム1に対
向して設置されている。
【0022】まず、帯電ローラあるいはコロナ帯電器な
どの帯電手段21によって感光ドラム1が均一に帯電さ
れる。画像信号により変調されたレーザービームを走査
する光学系の露光装置23からの光信号が感光ドラム1
に結像され、潜像が形成される。
【0023】感光ドラム1に形成された静電潜像は、現
像装置10によってトナー像として現像される。得られ
たトナー像は転写帯電器などを含む公知の転写手段3に
より紙などの転写材上に転写される。トナー像を転写さ
れた転写材は感光ドラム1から分離され、不図示の定着
手段に送られ、そこでトナー像の転写材への定着が行な
われる。
【0024】転写後、感光ドラム1上に残留したトナー
は、クリーニングブレードなどを含むクリーニング手段
4により除去される。
【0025】本実施例の現像装置10は、現像容器12
内に磁性トナーからなるキャリア粒子を含まない絶縁性
一成分現像剤11を収容している。この現像剤11は、
絶縁性磁性トナーを主体としており、好ましくはシリカ
微粉末が若干外添されている。シリカ微粉末は、画像濃
度を増大させ且つガサツキの少ない画像を得られるよう
に、トナーの摩擦帯電電荷を制御する目的などから外添
される。例えば気相法シリカ(乾式シリカ)および/ま
たは湿式製法シリカ(湿式シリカ)をトナーに外添する
ことが知られている。
【0026】例えば、スチレン−アクリルにマグネタイ
トを60重量部含有する負極性トナーに対し、強い負帯
電特性を示す乾式シリカ(例えば100m2の気相法シ
リカに対し、HDMSを10重量部の割合で添加し、加
熱処理したもの)が外添された現像剤は、負極性の静電
潜像を反転現像するのに適している。
【0027】この一成分現像剤、すなわちトナー11
は、現像剤担持体である矢印方向に回転するアルミニウ
ム、ステンレス鋼などの非磁性現像スリーブ20によっ
て現像容器12から運び出され、感光ドラム1と対向し
た現像領域13に搬送される。現像領域13において
は、感光ドラム1と現像スリーブ20とが50〜500
μmの微小間隙をおいて対向している。そしてこの現像
領域13において感光ドラム1上の静電潜像にトナー1
1が付与され、静電潜像が現像される。
【0028】現像領域13に搬送される現像スリーブ2
0上のトナー11の厚みは、規制部材であるブレード1
6によって規制される。ブレード16は鉄などの磁性体
からなり、現像スリーブ20内に静止配置された磁界発
生手段であるマグネットローラ15の磁極N1と現像ス
リーブ20を挟んで対向している。したがって、ブレー
ド16に対して磁極N1からの磁力線が集中し、ブレー
ド16と現像スリーブ20との間に強い磁気カーテンが
形成される。この磁気カーテンにより現像スリーブ20
上には、ブレード16と現像スリーブ20間の間隙より
も薄いトナー層11aが形成される。
【0029】なお、ブレード16と現像スリーブ20と
の間隙は、トナー層11aの厚みをスリーブ20と感光
ドラム1との微小間隙、すなわち現像領域13での両者
の間隙よりも薄くできるように設定されている。
【0030】以上のようにして、本実施例の現像装置1
0では、いわゆる非接触現像が行なわれる。すなわち、
現像領域13に搬送されるトナー層11aの厚みが現像
スリーブ20と感光ドラム1間の微小間隙よりも薄いの
で、トナー11は現像スリーブ20から空気間隙を飛翔
して感光ドラム1に到達する。そして、その際の現像効
率を向上させ、濃度が高く鮮明でカブリの抑制された現
像画像を形成するために、現像スリーブ20には定電圧
制御のバイアス電源18から交番成分を含む現像バイア
ス電圧が印加される。
【0031】現像バイアスは、上記のように、直流電圧
に交番電圧を重畳したものが好ましい。その交番電圧の
周波数は1〜2kHz、ピーク・ツー・ピーク電圧(最
大値と最小値の差)は、1.1〜1.8kV程度が好ま
しく、波形は矩形波、サイン波、三角波などが使用され
る。
【0032】例えば、暗部電位が−700V、明部電位
が−100Vの潜像を負に帯電したトナーで反転現像す
るとき、現像バイアスとしては直流成分が−500V、
交番成分はピーク・ツー・ピーク電圧が1.6kV、周
波数が1.8kHzの矩形波の現像バイアス電圧を使用
できる。
【0033】斯かる現像バイアスによってトナー11に
現像スリーブ20から感光ドラム1に転移させる方向の
電界、感光ドラム1からスリーブ20に逆転移させる方
向の電界が交互に作用し、これによって良好な現像画像
が得られる。
【0034】なお、反転現像とは、潜像の明部電位領域
に潜像と同極性に帯電したトナーを付着させて、潜像を
可視化する現像方式である。一方、潜像の暗部電位領域
に潜像と逆極性に帯電したトナーを付着させて、可視化
する現像方式を正規現像という。
【0035】トナー11は、主として現像スリーブ20
との摩擦により静電潜像を現像する極性に帯電される。
トナー11としては、例えばスチレン−アクリル共重合
体を主成分とする結着樹脂に、マグネタイトを60重量
%、負荷電制御剤としてモノアゾ染料の金属錯塩を1重
量%含有した、体積抵抗率が約1013Ωの絶縁性磁性ト
ナーを基本とし、これに流動性を高めるために疎水化処
理した微粒子をトナー重量に対し0.4重量%外添した
ものを用いる。斯かるトナーは、上記の現像スリーブ2
0との摩擦により負極性に帯電する。
【0036】なお、マグネットローラ15の磁極S1は
現像領域13に磁界を形成してカブリを防止し、ライン
画像の鮮明画像に寄与する。また、磁極N2、S2はト
ナー11の搬送に寄与する搬送磁極である。
【0037】つぎに、本発明の特徴部分について説明す
る。
【0038】本実施例においては、感光ドラム1上に潜
像が形成される際に、画像入力信号Dが、画像比率演算
装置22に入力され、ここでページ内あるいは連続する
ページ内の各々のページ内の画像比率が演算される。こ
のとき、最大の画像印字領域に対しての比率を演算する
のが最も一般的であるが、画像を保証するための領域に
対しての演算を行なってもよく、また、これらに限られ
るものではない。
【0039】本実施例では、最大の画像比率を100%
として説明する。例えば、通常の文字書類では5%程度
である。また、ピクトリアル画像がその書類の一部に含
まれている場合は、30%程度〜70%程度である。例
えば、夜空の星の写真を、バックを黒でプリントアウト
した場合などは、略95%以上であると考えられる。
【0040】画像比率演算装置22からの情報は感光ド
ラム制御装置41に導かれ、画像比率に応じて、感光ド
ラム1を駆動する感光ドラム駆動装置42の回転数を制
御する。
【0041】現像スリーブ20は、現像スリーブ駆動装
置32により駆動されるが、このとき、画像比率演算装
置22からの情報は現像スリーブ駆動制御装置31に導
かれ、上記の画像比率に応じて現像スリーブ駆動装置3
2の回転数を制御する。
【0042】なお、本実施例においては、感光ドラム1
の周速は24mm/s〜94mm/sまで、感光ドラム
駆動装置42により連続的に変化させることができる。
【0043】また、転写材は、感光ドラム1の周速に対
応して同様の速度で給紙・搬送させることができる。
【0044】本実施例では、用いたトナーの定着性は2
4mm/s〜94mm/sまで問題がないために、その
制御は特に給紙・搬送速度に応じて変化させることはし
ないが、画像比率に応じてその制御温度・加圧力などを
変化させることを行なうと、種々の転写材にもきめこま
かく、対応できることはいうまでもない。
【0045】また、現像スリーブ20の周速は、同様に
24mm/s〜94mm/sまで、現像スリーブ駆動装
置32により連続的に変化させることができる。
【0046】露光装置23は、上記のように、レーザー
ビームを走査する光学系であり、6面のポリゴンミラー
を備えているが、この速度も感光ドラム1の回転に同期
して、走査密度が変化しないように回転制御する。な
お、ポリゴンミラーの回転は瞬時に変化させることがで
きないため、LEDなどの自己走査系が好ましいことは
いうまでない。
【0047】下記の表1に、本実施例において、画像比
率を100%、70%、5%に変え、それに応じて現像
スリーブと感光ドラムの周速を変えたときのスループッ
トの検討結果について、比較例として図4に示した従来
例とともに示す。なお、比較例の画像形成装置は、感光
ドラムおよび現像スリーブの周速以外の仕様は本実施例
と同様とした。
【0048】また、本検討ではAサイズ紙にて5頁の連
続した書類を想定し、その平均の画像比率を画像比率演
算装置22によって演算した。
【0049】
【表1】 表1に示したように、比較例では画像比率によらずスル
ープットは一定の4ppmであったが、本実施例では画
像比率に応じて、4ppm〜16ppmと、最大16p
pmまで達成することができた。
【0050】以上のように、本実施例によれば、画像比
率に応じて、現像スリーブと感光ドラムの周速、つまり
両者の速度比率を変化させることによって、スループッ
トを最大限に引き出すことができた。特に低画像比率の
場合には高スループットを達成することができた。
【0051】本実施例では、レーザスキャナを用いたた
めに、1〜5枚の平均値で各々の回転速度を制御した
が、これに限らず、ページごとに変化させたり、ページ
ごとに重みをつけて制御することも容易に考えられる。
【0052】また、LEDなどの自己走査系の露光装置
ではよりきめの細かい制御可能である。
【0053】なお、本実施例では磁性一成分非接触現像
装置を用いて説明を行なったが、2成分磁気ブラシ現像
装置や非磁性一成分接触現像装置、あるいは非磁性一成
分非接触現像装置なども用いても、本発明が成り立つこ
とはいうまでもない。
【0054】実施例2 つぎに、本発明の第2実施例について図2により説明す
る。
【0055】本実施例の画像形成装置は、第1実施例と
ほぼ同様の構成を備えているが、現像装置に応じて画像
比率にしきい値Gthを予め設定しており、このしきい
値Gth以下の画像比率に対しては、感光ドラム1の周
速をしきい値Gthより大きい画像比率における感光ド
ラム1の周速よりも増加させることを特徴とする。
【0056】本実施例においても、5ページの連続した
書類を想定して、その平均の画像比率を画像比率演算装
置52で行なった。
【0057】そして、本実施例では、現像スリーブ20
の周速を一定(24mm/s)として、感光ドラム1の
周速のみを変化させた。また、上記画像比率のしきい値
Gthを69%とした。
【0058】下記の表2に、第1実施例と同様に、本実
施例と、比較例としての従来例とにおいて、画像比率を
100%、70%、5%に変えたときのスループットの
検討結果について示す。
【0059】
【表2】 本実施例では、例えば、画像比率演算装置52が、画像
比率のしきい値≦69%であると判断した場合には、感
光ドラム駆動制御装置41により感光ドラム駆動装置4
2に24mm/sから96mm/sへの増速命令がで
て、感光ドラム1の周速が96mm/sとなり、結果的
に16mmpのスループットを達成することができる。
【0060】なお、上記しきい値Gthは、70%〜全
面100%にて十分に濃度が出るために最低限必要な画
像比率と定義し、本実施例では濃度=1.1をその基準
とした。
【0061】また、画像比率が小さい場合には、現像剤
の供給量が多くなくとも十分に現像できるために、画像
形成のスピードアップに有効である。
【0062】なお、本実施例では、図2に示す現像装置
を用いたが、この画像比率のしきい値Gthは用いる現
像装置により異なり、また、感光ドラム1の増速率も本
実施例と異なることはいうまでもなく、これらの場合で
も本発明は成立するものである。
【0063】実施例3 つぎに、本発明の第3実施例について図3により説明す
る。
【0064】本実施例は、現像装置に応じて定められた
画像比率のしきい値Gdthを設定し、このしきい値G
dth以下の画像比率に対しては、現像スリーブの周速
をしきい値Gdthより大きい画像比率における現像ス
リーブの周速よりも減速させることを特徴とする。
【0065】本実施例においても、5ページの連続した
書類を想定して、その平均の画像比率を画像比率演算装
置62で行なった。
【0066】本実施例では、感光ドラム1の周速は一定
の96mm/sとし、現像スリーブ20の周速を画像比
率のしきい値Gdth(本実施例では69%)によって
変化させた。
【0067】下記の表3に、本実施例と比較例としての
従来例とにおいて、画像比率を100%、70%、5%
に変えたときのスループットの検討結果について示す。
【0068】
【表3】 本実施例においては、スループットは画像比率(平均
値)に関らず一定の16ppmであるが、画像比率のし
きい値Gdth以下で、現像スリーブの周速を96m/
sから24mm/sの低速へと変えることにより、現像
器の寿命を4倍に延ばすことができた。
【0069】一般的に、現像器の寿命は現像剤の劣化に
比例しており、その劣化は現像スリーブ20の周速に依
存していることは、当業者にとっては周知の事実であ
る。すなわち、全面べた画像を維持するために、スリー
ブの周速を高スループットの16ppmに合わせて設計
すると、現像剤の劣化が早くなり、現像剤が現像容器内
に多く残っているにも関らず、その現像性が劣化してい
た。これに対して、本実施例では、上記のように、画像
比率を調べることにより、濃度が維持でき、最適な現像
スリーブの周速を維持するこができる。
【0070】本実施例では、画像比率のしきい値Gdt
hを69%としたが、この値は実験によって求められる
ものであり、少なくとも、第2実施例に示したように、
濃度=1.1を維持できる状態が好ましいと考えられ
る。
【0071】実施例4 つぎに、本発明の第4実施例について説明する。
【0072】本実施例は、上記第1〜第3実施例におい
て、現像スリーブ20上の現像剤11aをブレード16
により規制して現像剤の薄層を形成し、この薄層に形成
された現像剤を現像スリーブ20と微小間隙を開けて感
光ドラム1と対面させることを特徴とする。
【0073】上記実施例では、感光ドラムや現像スリー
ブをその画像比率に応じて可変してきたが、このとき容
易に想像できるように、現像装置のトルクが大きいと、
その変化は容易でない。
【0074】また、2成分現像装置のように、感光ドラ
ムと現像スリーブがカウンタで回転している場合になど
においては、その摺擦トルクは大きくなる。
【0075】また、一成分接触現像装置においても同様
である。
【0076】言い換えると、本実施例に示したように、
現像スリーブ上の現像剤を規制部材により規制して現像
剤の薄層を形成し、薄層に形成された現像剤を現像スリ
ーブと微小間隙と対面させることにより、容易に感光ド
ラムや現像スリーブをその画像比率に応じて変化させる
ことができる。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、静電潜像の基となる画像比率
に応じて、像担持体と、現像剤担持体との速度比率を変
化させることにより、画像比率に応じて高スループット
を達成できる。
【0078】また、現像装置に応じて画像比率のしきい
値Gdthを設定し、このしきい値Gdth以下の画像
比率に対しては、現像剤担持体の周速を前記しきい値G
dthより大きい画像比率における前記現像剤担持体の
周速よりも減少させることにより、高画像比率の画像を
現像する際に生ずる現像剤の劣化と、それに伴う現像装
置の短寿命化とを防止でき、高品質画像を得ることがで
き、経済性の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像形成装置を示す
概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る画像形成装置を示す
概略構成図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る画像形成装置を示す
概略構成図である。
【図4】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 10 現像装置 16 現像ブレード(規制部材) 20 現像スリーブ(現像剤担持体)
フロントページの続き (72)発明者 渋谷 卓史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA17 EA18 EC03 EC10 EE03 2H077 AD02 AD06 AD13 AD36 EA03 EA13 EA16 GA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される像担持体と、前記
    像担持体に対向した現像剤担持体を有し、前記像担持体
    と前記現像剤担持体との間に現像バイアスを印加させて
    前記像担持体に現像剤を転移させ前記静電潜像を現像す
    る現像装置と、を有する画像形成装置において、 前記静電潜像の基となる画像比率に応じて、前記像担持
    体と、前記現像剤担持体との速度比率を変化させること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 現像装置に応じて画像比率にしきい値G
    thを設定し、このしきい値Gth以下の画像比率に対
    しては、前記像担持体の周速を前記しきい値Gthより
    大きい画像比率における前記像担持体の周速よりも増加
    させることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 現像装置に応じて画像比率のしきい値G
    dthを設定し、このしきい値Gdth以下の画像比率
    に対しては、前記現像剤担持体の周速を前記しきい値G
    dthより大きい画像比率の状態における前記現像剤担
    持体の周速よりも減少させることを特徴とする請求項1
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤担持体上の現像剤を規制部材
    により規制して現像剤の薄層を形成し、前記薄層に形成
    された現像剤を前記現像剤担持体と微小間隙をあけた前
    記像担持体と対面させることを請求項1、2、または3
    の画像形成装置。
JP25180899A 1999-09-06 1999-09-06 画像形成装置 Pending JP2001075358A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013210489A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ

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