JP2001075186A - 感光材料搬送手段およびこれを用いた写真処理装置 - Google Patents

感光材料搬送手段およびこれを用いた写真処理装置

Info

Publication number
JP2001075186A
JP2001075186A JP25383999A JP25383999A JP2001075186A JP 2001075186 A JP2001075186 A JP 2001075186A JP 25383999 A JP25383999 A JP 25383999A JP 25383999 A JP25383999 A JP 25383999A JP 2001075186 A JP2001075186 A JP 2001075186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
photosensitive material
pressure roller
advance
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25383999A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Higashimoto
佳久 東本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP25383999A priority Critical patent/JP2001075186A/ja
Publication of JP2001075186A publication Critical patent/JP2001075186A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧着ローラ等の着脱を容易に行うことが可能
であると共に、圧着ローラ等を完全に取り外すことな
く、ペーパ詰まり等のメンテナンス処理を容易に行うこ
とが可能となる感光材料搬送手段を提供することを課題
とする。 【解決手段】 感光材料(P)を収容したマガジン(2
1)から感光材料(P)を引き出す搬送ローラ部を備え
た感光材料搬送手段(30)において、搬送ローラ部
が、アドバンスローラ(31)と圧着ローラ(32)と
を有し、圧着ローラ(32)が支持部(53)で支持さ
れており、圧着ローラ(32)が支持部(53)を中心
として回動することによって、アドバンスローラ(3
1)に対して着脱可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を搬送す
る感光材料搬送手段およびこれを用いた写真処理装置に
関し、感光材料が詰まったとき等のメンテナンス処理を
容易に行うことが可能である感光材料搬送手段および写
真処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感光材料に対するフィルム画像の露光処
理、および露光処理が施された感光材料の現像処理等の
種々の処理を、一連の流れで自動的に行う写真処理装置
は、従来から知られている。
【0003】図6は、従来技術に係る写真処理装置の概
略断面図を示したものである。図6に示された写真処理
装置は、感光材料Pを巻回して収容したマガジン11
0、マガジン110から供給される感光材料Pについて
露光処理を行う露光処理部120、および露光処理が行
われた感光材料Pについて現像処理を行う現像処理部1
30等を用いて構成されている。
【0004】マガジン110に収容された感光材料P
は、複数の搬送ローラ等を介して露光処理部120に搬
送されるわけであるが、このような搬送を行う際には、
マガジン110と露光処理部120との間のいずれかの
箇所に、搬送される感光材料Pの長さを規制あるいは認
識可能な搬送ローラを設ける必要がある。従来技術に係
る写真処理装置においては、この機能を有するローラと
して、アドバンスローラ111が設けられており、感光
材料Pは、アドバンスローラ111と、圧着ローラ11
2とを用いて搬送されるべく構成されている。
【0005】露光処理部120において、感光材料Pに
は、ミラートンネル121を介して光源部122から発
せられる光が、ネガマスク123内のフィルムFに照射
され、その照射光が、レンズ124を介して露光台12
5上の感光材料Pに照射される。すなわち、この従来技
術に係る写真処理装置においては、光源部122からの
光が、ネガマスク123のフィルム案内路に保持された
フィルムFを介して露光台125上の感光材料Pに照射
されて、フィルムFから感光材料Pへの画像の焼き付け
が行われる。
【0006】画像の焼き付けが行われた感光材料Pにつ
いては、この後、現像処理部130内の各処理槽(図示
省略)内に適当に(適当な速度あるいは時間だけ)浸漬
され、現像処理が施される。そして、現像処理が行われ
た感光材料Pについては、乾燥処理等が行われ、製品た
る写真を得ることができる。
【0007】上述した従来技術に係る写真処理装置に限
らず、一般的に普及している写真処理装置においては、
装置内における感光材料Pの詰まり(以下「ペーパ詰ま
り」という。)が発生するのは、避けられない。したが
って、通常、如何なる写真処理装置においても、ペーパ
詰まりに対しては、何らかの措置がとられている。
【0008】従来技術に係る写真処理装置は、ペーパ詰
まりに対処するために、上述した圧着ローラ112等が
取り外し可能であるように構成されている。以下、図7
〜図9を用いて説明する。
【0009】図7は、図6に示した写真処理装置の圧着
ローラ112近傍(破線領域X)の部分拡大図を示した
ものである。図7に示すように、この写真処理装置にお
いては、アドバンスローラ111と圧着ローラ112と
の間で感光材料Pを挟持して搬送可能であるべく構成さ
れ、感光材料Pを適当に案内するために、さらに、ペー
パガイド113が設けられている。図7に示すように装
着された圧着ローラ112は、装置本体に対してパチン
錠114を用いて固定されている。
【0010】図8は、図7に示された圧着ローラ112
を取り外した状態を示した概略図である。図8(イ)
は、アドバンスローラ111から圧着ローラ112を取
り外した部分拡大図を示し、図8(ロ)は、取り外され
た圧着ローラ112の概略斜視図を示したものである。
図8(ロ)によれば、圧着ローラ112は、ローラ本体
部112aと、これを支持して写真処理装置本体に装着
するローラ支持体112bとを用いて構成され、ローラ
支持体112bの一端にはパチン錠114と係止する被
係止部112cが設けられ、ローラ支持体112bの他
端には写真処理装置本体に設けられた孔部115に挿入
可能な舌片部112dが設けられている。
【0011】圧着ローラ112は、通常(処理時等)
は、舌片部112dを孔部115に挿入し、被係止部1
12cをパチン錠で固定することによって、装置内で固
定されている。そして、必要に応じて、図8(イ)に示
すように、パチン錠114を外し、孔部115から舌片
部112dを引き抜いて、圧着ローラ112を取り外
す。
【0012】さらに、従来技術に係る写真処理装置にお
いては、圧着ローラ112を取り外すことによって、図
9に示すように、ペーパガイド113をも取り外すこと
が可能となる。
【0013】したがって、従来技術に係る写真処理装置
によれば、ペーパ詰まりが発生した際には、圧着ローラ
112およびペーパガイド113を取り外して、詰まっ
た感光材料Pの除去を行う等の種々の作業を行うことが
可能となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に係る写真処理装置は、次のような問題を有して
いた。
【0015】まず、圧着ローラ112を差し込み式とし
ていたために、ペーパ詰まりを処理した後の圧着ローラ
112の取り付け時において、暗くて見えにくい孔部1
15に対して舌片部112dを挿入しなければならない
ので、圧着ローラ112の装着が困難であるという問題
を有していた。
【0016】また、ペーパ詰まりを処理する際に、圧着
ローラ112とペーパガイド113とが個々に着脱され
る構成であったため、係る作業が煩雑であるという問題
を有していた。
【0017】さらに、ペーパ詰まりを処理する際に、圧
着ローラ112とペーパガイド113とを写真処理装置
から完全に取り外すので、その置き場所を確保する必要
が生じ、メンテナンス等の作業性が低下するという問題
を有していた。すなわち、装置周辺の限られたスペース
内でメンテナンス等を行わなければならないので、作業
性が低下していた。また、圧着ローラ112等を完全に
取り外すので、取り外した部品が他の部品等と接触する
可能性も増大し、ガイド面や圧着ローラ112等に傷等
が入る恐れもある。
【0018】そこで、本発明は、上記従来技術に係る問
題を解決するためになされたものであって、圧着ローラ
等の着脱を容易に行うことが可能である感光材料搬送手
段および写真処理装置を提供することを課題とする。ま
た、本発明は、圧着ローラとペーパガイドとを個々に着
脱する必要のない感光材料搬送手段および写真処理装置
を提供することを課題とする。さらに、本発明は、圧着
ローラ等を完全に取り外すことなく、ペーパ詰まり等の
メンテナンス処理を容易に行うことが可能となる感光材
料搬送手段およびこれを用いた写真処理装置を提供する
ことを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための本発明に係る感光材料搬送手段は、感光材
料を収容したマガジンから前記感光材料を引き出す搬送
ローラ部を備えた感光材料搬送手段において、前記搬送
ローラ部が、アドバンスローラ31と、該アドバンスロ
ーラ31との間で前記感光材料を挟持して搬送する圧着
ローラ32とを有し、該圧着ローラ32が支持部53で
支持されており、前記圧着ローラ32が前記支持部53
を中心として回動することによって、前記アドバンスロ
ーラ31に対して着脱可能に構成されていることを特徴
としている。ここで「着脱可能」とは、前記アドバンス
ローラ31に対する前記圧着ローラ32の装着および離
脱が適宜可能であることをいい、前記アドバンスローラ
31に前記圧着ローラ32が装着された状態とは、これ
らの間隙部において前記感光材料の搬送等を適切に行う
ことができる状態をいい、前記アドバンスローラ31か
ら前記圧着ローラ32が離脱された状態とは、前記搬送
ローラ部から前記圧着ローラ32を完全に取り外すこと
なく、前記アドバンスローラ31近傍のメンテナンス処
理等を適切に行うことができるように、前記圧着ローラ
32を前記アドバンスローラ31から離間させた状態を
いう。
【0020】本発明に係る感光材料搬送手段によれば、
前記圧着ローラ32を完全に取り外すことなく、前記支
持部53を中心として回動させることによって圧着ロー
ラ32が着脱自在であるので、従来のような圧着ローラ
の差し込み等の作業が不要となる。すなわち、本発明に
よれば、前記支持部53で支持されていることにより、
特に位置合わせ等を行うことなく、容易に前記圧着ロー
ラ32を前記アドバンスローラ31に対して装着させる
ことが可能となるので、装着時の困難さを大きく削減す
ることができる。また、本発明によれば、ペーパ詰まり
等のときに、前記アドバンスローラ31周辺のメンテナ
ンスを行う場合であっても、上述したように、前記圧着
ローラ32を完全に取り外すことなく前記アドバンスロ
ーラ31から離脱させ得るので、従来のように、取り外
した部品の置き場所等を考慮することなく、ペーパ詰ま
り等の処理を行うことができる。さらに、前記圧着ロー
ラ32等の部品を地面等に載置することなく、差し込み
作業等を行う必要もないので、前記圧着ローラ32等が
他の部品等と接触する可能性も削減される。よって、ガ
イド面や圧着ローラ32および他の部品に傷等が入る恐
れを低減させることもできる。
【0021】また、本発明に係る感光材料搬送手段にお
いては、前記アドバンスローラ31と前記圧着ローラ3
2とを固定するロック機構36を有し、前記アドバンス
ローラ31に前記圧着ローラ32を装着させる場合に
は、前記ロック機構36を用いて前記圧着ローラ32を
回動不能とし、前記アドバンスローラ31から前記圧着
ローラ32を離脱させる場合には、前記ロック機構36
を解除して前記圧着ローラ32を回動可能とし得る構成
であることが好ましい。
【0022】この好ましい構成によれば、前記ロック機
構36を有することによって、前記感光材料搬送手段を
作動させた状態における前記アドバンスローラ31と前
記圧着ローラ32との装着状態を効果的に維持可能であ
る。また、前記ロック機構36に適切にロックされたか
否かを判断すべくインターロックを設ければ、誤動作等
による各部位の破損等をも効果的に防止可能である。
【0023】また、本発明に係る感光材料搬送手段にお
いては、前記圧着ローラ32が、前記搬送ローラ部の長
手方向に対して略垂直な方向に回動可能な構成であるこ
とが好ましい。
【0024】この好ましい構成によれば、前記圧着ロー
ラ32が、前記搬送ローラ部の長手方向に対して略垂直
な方向に回動可能であるので、比較的狭い間隔であって
も、前記アドバンスローラ31から前記圧着ローラ32
を離脱させるように構成できる。したがって、この好ま
しい構成によれば、メンテナンス等を効率よく行うこと
ができる前記感光材料搬送手段を小さなスペース内にて
実現することができる。
【0025】また、本発明に係る感光材料搬送手段にお
いては、前記アドバンスローラ31周辺において前記感
光材料を案内するガイド部35が、前記圧着ローラ32
と共に回動して、前記アドバンスローラ31に対して着
脱可能に構成されていることが好ましい。
【0026】この好ましい構成によれば、前記圧着ロー
ラ32(実施形態においては第一の圧着ローラ32A)
と前記ガイド部35たるガイド板とは個々に分離される
ことなく、一体的に、前記アドバンスローラ31に対し
て着脱される。したがって、従来の構成(圧着ローラと
ペーパガイドとが分離する構成)と比較して、より容易
にペーパ詰まり等の処理を行うことが可能となる。
【0027】また、本発明に係る感光材料搬送手段にお
いては、前記搬送ローラ部が、該搬送ローラ部の長手方
向に対して略平行に引き出せるように、摺動可能に構成
されていることが好ましい。
【0028】この好ましい構成によれば、感光材料搬送
手段外に前記搬送ローラ部を摺動させることが可能とな
るので、メンテナンス処理等を容易に行うことができ
る。
【0029】さらに、上記課題を解決するための本発明
に係る写真処理装置は、感光材料の露光を行う露光処理
部2と、露光処理された前記感光材料の現像を行う現像
処理部8とを備えた写真処理装置において、前記露光処
理部2内に、あるいは前記露光処理部2に対して前記感
光材料を搬送するために、上述した種々の構成を有する
感光材料搬送手段のいずれかが設けられたことを特徴と
している。
【0030】本発明に係る写真処理装置によれば、上述
した感光材料搬送手段の有する種々の効果を備えた写真
処理装置を得ることができる。
【0031】また、本発明に係る写真処理装置において
は、前記感光材料搬送手段が、前記搬送ローラ部の長手
方向に対して略平行に引き出せるように、摺動可能に構
成されていることが好ましい。
【0032】この好ましい構成によれば、写真処理装置
外に前記感光材料搬送手段を摺動させることが可能とな
るので、メンテナンス処理等を容易に行うことができ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0034】図1は、本発明の実施形態に係る写真処理
装置の概略斜視図を示したものである。写真処理装置1
は、ロール状に巻回された感光材料を所定の大きさに切
断し、フィルム上の画像を拡大投影して感光材料を露光
する露光処理部2と、露光された感光材料を現像処理す
る現像処理部8と、現像処理された感光材料を乾燥処理
させる乾燥ユニット9と、乾燥処理された感光材料をオ
ーダー毎に仕分ける仕分けユニット11等とを用いて構
成されている。
【0035】露光処理部2は、マガジン内にロール状に
巻回された感光材料、この感光材料の露光処理を行う露
光ステージ、および感光材料を適宜引き出して露光ステ
ージに搬送する搬送機構等をカバー2a内に備えてい
る。そして、露光ステージに位置決めされた感光材料に
対して直交する方向には、レンズユニットが配されてお
り、光源部3から発せられた光がミラートンネル4内で
反射されて、フィルムマスク5にセットされたフィルム
上の画像を通り、レンズユニットに投射されるように構
成されている。また、露光処理部2の上部には、スキャ
ナーユニットにより撮像されたフィルムの画像を表示さ
せるためのモニタ6が搭載されている。
【0036】現像処理部8は、露光された感光材料を現
像、漂白、定着、および安定化処理するものであり、外
部からの迷光による感光を防止するため、その内部は暗
室になっている。また、現像処理部8内には、現像処理
タンク、漂白定着処理タンク、および安定化処理タンク
が感光材料の搬送方向に従って順に配列されており、各
処理タンク内を順に感光材料を所定速度で搬送するため
に、搬送ローラや搬送ベルト等からなる搬送機構が設け
られている。
【0037】乾燥ユニット9は、現像処理された感光材
料の乾燥を行なうものであり、その内部には、搬送され
る感光材料に対して温風を吹き付けるためのブロアが配
されている。乾燥ユニット9の上部は、装置から上方に
突出した態様となっていて、乾燥された感光材料は、そ
の装置上部の排出口10を介して外部に排出されるよう
に構成されている。
【0038】仕分けユニット11は、排出口10を介し
て外部に排出された感光材料を、装置内での感光材料の
搬送方向(排出口10からの排出方向)に対して略直交
するX方向に搬送する第一搬送手段としての第一搬送ユ
ニット12と、該第一搬送ユニット12の下流側端部1
2aの近傍に配され、第一搬送ユニット12により搬出
された感光材料を、装置内での感光材料の搬送方向(排
出口10からの排出方向)に対して略平行するY方向に
搬送する第二搬送手段としての第二搬送ユニット16
と、第一搬送ユニット12から第二搬送ユニット16上
に搬出される感光材料の位置規制手段として機能する当
板19等とを用いて構成されている。当板19は、写真
処理装置1側に固着された板体であって、第一搬送ユニ
ット12の下流側端12aから飛び出した(搬出され
た)感光材料を当接係止してその手前の第二搬送ユニッ
ト16上に落とすためのものである。
【0039】図2は、図1で示した写真処理装置におけ
る露光処理部2内部の概略断面図を示したものであり、
具体的には、カバー2aを開放した状態における各構成
要素の配置および断面図を示したものである。本実施形
態に係る露光処理部2には、感光材料Pを供給する感光
材料供給手段と、供給された感光材料Pを露光ステージ
(図示省略)に搬送するペーパ搬送部40等とが設けら
れている。感光材料供給手段は、感光材料Pがロール状
に巻回されたマガジン21(第一のマガジン21A,第
二のマガジン21B)と、適宜各マガジン21から感光
材料Pを引き出して搬送させる機能および感光材料Pを
カットする機能等を有するペーパ処理部30とを用いて
構成されている。ここで、感光材料Pは、所定長さに切
断されて、適宜露光ステージ(図示省略)に搬送され
る。
【0040】マガジン21内には、上述したようにロー
ル状に巻回された感光材料Pと、マガジン21外に引き
出される感光材料Pのガイド的役割を果たす一対のマガ
ジン内ローラ22が設けられている。
【0041】ペーパ処理部30には、アドバンスローラ
31および圧着ローラ32を有する搬送ローラ部と、感
光材料Pをカットするカッタユニット33と、アドバン
スローラ31からカッタユニット33に供給される感光
材料Pを案内するガイドローラ34と、アドバンスロー
ラ31からガイドローラ34に対して感光材料Pを案内
するガイド部としてのガイド板35等とが設けられてい
る。搬送ローラ部をさらに具体的に説明すると、マガジ
ン21A,21B内の感光材料Pを所定長さ引き出すべ
く構成されたアドバンスローラ31(第一のアドバンス
ローラ31A,第二のアドバンスローラ31B)と、こ
のアドバンスローラ31A,31Bとの間で感光材料P
を挟持して搬送すべく構成された圧着ローラ32(第一
の圧着ローラ32A,第二の圧着ローラ32B)とが設
けられている。
【0042】また、このペーパ処理部30においては、
露光処理部2のカバー2a内のスペースを有効に利用す
るために、二つの搬送ローラ部が近接して設けられてい
る。そして、各搬送ローラ部に対応する各マガジンのペ
ーパ供給口(マガジン内ローラ22の後流側の開口部)
が、それぞれのアドバンスローラ31および圧着ローラ
32に相対するべく設けられている。すなわち、本実施
形態においては、搬送ローラ部の搬送方向等にマガジン
21からの感光材料Pの供給方向を対応させて、ペーパ
処理部30の周辺に複数のマガジン21が設けられてい
る。本実施形態によれば、第一のマガジン21Aから
は、略水平方向に感光材料Pが供給され、第二のマガジ
ン21Bからは、略垂直方向に感光材料Pが供給されて
いる。さらに、本実施形態においては、マガジンの数に
対応した(マガジンの数と同数の)搬送ローラ部(アド
バンスローラ31および圧着ローラ32等)が設けられ
ている。
【0043】ペーパ搬送部40は、複数のローラ(図示
省略)を用いて構成されており、これらを介して、感光
材料Pが露光ステージ(図示省略)に搬送される。
【0044】また、図2において、マガジン21A,2
1B内およびペーパ搬送部40内に記載された矢印は、
感光材料Pの搬送方向を示している。各感光材料Pは、
アドバンスローラ31と圧着ローラ32との間、ガイド
板35、およびガイドローラ34等を介して、ペーパ搬
送部40に搬送され、上述したように、ペーパ搬送部4
0から露光ステージへ搬送される。
【0045】図3は、図2におけるペーパ処理部30の
拡大図を示したものである。また、図3は、アドバンス
ローラ31と圧着ローラ32との装着状態を示した断面
図である。
【0046】図3において、各アドバンスローラ31
A,31Bに装着された圧着ローラ32A,32Bは、
それぞれ、ペーパ処理部30の何れかの位置に設けられ
たロック機構たるパチン錠36(第一のパチン錠36
A、第二のパチン錠36B)を用いて、アドバンスロー
ラ31A,31Bとの間の固定状態が維持されるべく構
成されている。本実施形態によれば、アドバンスローラ
31と圧着ローラ32とが、パチン錠36でロックされ
た状態において、アドバンスローラ31と圧着ローラ3
2との間を感光材料Pが適当に搬送され得るように構成
されている。ここで、パチン錠36は、例えば、ペーパ
処理部30の最前側(カバー2a側)であって、アドバ
ンスローラ31等の駆動部の邪魔にならない位置に設け
られている。
【0047】第一のマガジン21A側から供給される感
光材料Pは、第一のカッタ部51Aを有した第一の入口
ガイド部37A、アドバンスローラ31Aと圧着ローラ
32Aとの間隙部、第一のアドバンスローラ側ガイド部
38Aとガイド板35の第一ガイド部35aおよびガイ
ドローラ34との間隙部、およびカッタ前ガイド部39
を介して、カッタユニット33以降に搬送される。この
第一のマガジン21Aから供給された感光材料Pは、第
一のアドバンスローラ31Aの回転数(パルス信号)に
基づいて、その供給量(供給長さ)が把握される。そし
て、その供給量に関する信号に基づいて、カッタユニッ
ト33が作動し、感光材料Pが適当な長さに切断され
る。
【0048】第二のマガジン21B側から供給される感
光材料Pは、第二のカッタ部51Bを有した第二の入口
ガイド部37B、アドバンスローラ31Bと圧着ローラ
32Bとの間隙部、第二のアドバンスローラ側ガイド部
38Bとガイド板35の第二ガイド部35bとの間隙
部、ガイドローラ34と第一のアドバンスローラ側ガイ
ド部38Aとの間隙部、およびカッタ前ガイド部39を
介して、カッタユニット33以降に搬送される。この第
二のマガジン21Bから供給された感光材料Pは、第二
のアドバンスローラ31Bの回転数(パルス信号)に基
づいてその供給量(供給長さ)が把握される。そして、
第一のマガジン21Aから供給される感光材料Pと同様
に、その供給量に関する信号(第二のアドバンスローラ
31Bからの信号)に基づいてカッタユニット33が作
動し、第二のマガジン21Bから供給された感光材料P
が適当な長さに切断される。
【0049】カッタ部51A,51Bは、それぞれ、各
入口ガイド部37A,37Bの長手方向奥側(カバー2
aから装置内部方向)に設けられている。すなわち、カ
ッタ部51A,51Bは、通常の運転状態においては
(各入口ガイド部37A,37Bを感光材料Pが搬送さ
れているときには)、感光材料Pと接することのない位
置に設けられている。そして、入口ガイド部37A,3
7Bは、アドバンスローラ31A,31Bの長手方向
(感光材料Pの幅方向)に摺動可能であるように構成さ
れている。すなわち、本実施形態においては、入口ガイ
ド部37A,37Bを摺動させることによって、カッタ
部51A,51Bによる感光材料Pの切断を行うことが
できる。したがって、本実施形態によれば、ペーパ詰ま
りが生じた際には、入口ガイド部37A,37Bおよび
カッタ部51A,51Bを感光材料Pの幅方向に摺動さ
せることによって、感光材料Pを容易に切断することが
できるので、ペーパ詰まりに対する処理を容易に行うこ
とができる(第二の入口ガイド部37Bの摺動状態につ
いては後述する図5を参照)。従来、ペーパ詰まりが発
生した際には、アドバンスローラとマガジンとの間にお
ける感光材料Pの切断は、利用者が装置内部に手を入れ
てハサミやカッターナイフ等を用いて行っていたので、
ペーパ詰まり時における感光材料Pの切断は非常に煩雑
な作業となっていた。しかし、本実施形態によれば、上
述したような構成であるので、この作業をより効率的に
行うことが可能となる。
【0050】また、本実施形態に係るペーパ処理部30
においては、各圧着ローラ32A,32Bは、それぞれ
ローラホルダ52(第一のローラホルダ52A,第二の
ローラホルダ52B)を用いて保持され、各圧着ローラ
32A,32Bと、それぞれに対応するローラホルダ5
2A,52Bとは、一体的に構成されている。
【0051】さらに、ガイド板35は、その第一ガイド
部35aが第一のアドバンスローラ31Aおよび第一の
アドバンスローラ側ガイド部38Aとの間で感光材料P
を適当に挟持し、その第二ガイド部35bが第二のアド
バンスローラ側ガイド部38Bとの間で感光材料Pを適
当に挟持するように、第一のローラホルダ52Aに固着
されている。
【0052】また、このローラホルダ52A,52B
は、ペーパ処理部30の所定箇所にピン状の支持部53
(第一の支持部53A,第二の支持部53B)を用いて
支持され、さらに、ローラホルダ52A,52Bは、支
持部53A,53Bを中心として回動可能であるように
構成されている。したがって、本実施形態においては、
第一のローラホルダ52Aで保持された第一の圧着ロー
ラ32Aとガイド板35とが、第一のローラホルダ52
Aと共に第一の支持部53Aを中心として回動し、第二
のローラホルダ52Bで保持された第二の圧着ローラ3
2Bが、第二のローラホルダ52Bと共に第二の支持部
53Bを中心として回動すべく構成されている。
【0053】図4は、図3に示したペーパ処理部30に
おいて、圧着ローラ32をアドバンスローラ31から離
脱させた状態の概略図を示したものである。ここで、
「離脱させた状態」とは、ペーパ処理部30から圧着ロ
ーラ32を完全に取り外すことなく(支持部53で支持
された状態で)、アドバンスローラ31近傍のメンテナ
ンス処理等を適切に行うことができるように、圧着ロー
ラ32をアドバンスローラ31から離間させた状態をい
う。
【0054】図4においては、上述した機構に基づい
て、第一のローラホルダ52Aを第一の支持部53Aを
中心に矢印Aの方向に回転させることによって、第一の
アドバンスローラ31Aと第一の圧着ローラ32Aとの
装着状態を解除し、第一の圧着ローラ32Aおよびガイ
ド板35を離脱させることができる。また、第二のロー
ラホルダ52Bを第二の支持部53Bを中心に矢印Bの
方向に回転させることによって、第二のアドバンスロー
ラ31Bと第二の圧着ローラ32Bとの装着状態を解除
し、第二の圧着ローラ32Bを離脱させることができ
る。
【0055】すなわち、図1〜図4に示した本実施形態
に係る写真処理装置においては、通常(装置稼働時等)
は、アドバンスローラ31A,31Bに対して、支持部
53A,53Bを中心に回動して装着された圧着ローラ
32A,32Bおよびガイド板35は、ローラホルダ5
2A,52Bをパチン錠36A,36Bで固定すること
によって、それぞれ装置内で適切に固定される。そし
て、このような状態において、感光材料Pが適当に供給
されて、露光処理および現像処理等の写真処理が行われ
る。
【0056】また、本実施形態に係る写真処理装置にお
いては、ペーパ詰まり等が発生したときには、ローラホ
ルダ52A,52B等を固定しているパチン錠36A,
36Bの固定状態を解除し、ローラホルダ52A,52
Bを支持部53A,53Bを中心に回動させて、アドバ
ンスローラ31A,31Bから、圧着ローラ32A,3
2Bおよびガイド板35を離脱可能であるべく構成され
ている。そして、必要に応じて、入口ガイド部37A,
37Bを摺動させて、感光材料Pの切断を行うこともで
きる。
【0057】本発明の実施形態に係る写真処理装置は、
以上の図1〜図4で説明したように構成されているの
で、係る装置によれば次のような効果を得ることができ
る。
【0058】まず、本実施形態に係る写真処理装置を構
成しているペーパ処理部30においては、アドバンスロ
ーラ31A,31Bに対して、圧着ローラ32A,32
Bが、支持部53A,53Bを中心に回動して着脱自在
であるべく構成されており、圧着ローラ32A,32B
をアドバンスローラ31A,31Bから離脱させる際に
おいても、圧着ローラ32A,32Bは、ローラホルダ
52A,52Bおよび支持部53A,53Bを介してペ
ーパ処理部30に支持されている。すなわち、本実施形
態は、圧着ローラ32A,32Bを離脱させる際におい
ても、ペーパ処理部30から完全に取り外す必要はな
い。
【0059】したがって、本実施形態によれば、圧着ロ
ーラ32を完全に取り外すことなく、支持部53を中心
として回動させることによって圧着ローラ32が着脱自
在であるように構成されているので、従来のような圧着
ローラの差し込み等の作業が不要となる。すなわち、支
持部53で支持されていることにより、特に位置合わせ
等を行うことなく、容易に圧着ローラ32をアドバンス
ローラ31に対して装着させることが可能となるので、
装着時の困難さを大きく削減することができる。
【0060】また、本実施形態によれば、ペーパ詰まり
等のときにアドバンスローラ31周辺のメンテナンスを
行う場合であっても、圧着ローラ32を完全に取り外す
ことなく(支持部53で支持された状態で)、アドバン
スローラ31から離脱可能であるので、従来のように、
取り外した部品の置き場所等を考慮することなく、ペー
パ詰まり等の処理を行うことができる。よって、係る処
理を行う際における作業スペースの確保が容易となり、
メンテナンス処理の作業性を向上させることができる。
また、圧着ローラ32等の部品を地面等に載置すること
なく、差し込み作業等を行う必要もないので、圧着ロー
ラ32等が他の部品等と接触する可能性も削減され、ガ
イド面や圧着ローラ32に傷等が入る恐れも低減させる
ことができる。
【0061】さらに、本実施形態に係る写真処理装置を
構成しているペーパ処理部30においては、感光材料P
を挟持する機能を有するガイド板35もローラホルダ5
2Aに固着されている。したがって、本実施形態によれ
ば、圧着ローラ32(32A)とガイド板35とは個々
に分離されることなく、ローラホルダ52Aに伴って一
体的に、アドバンスローラ31等に対して着脱されるの
で、従来の構成(圧着ローラとペーパガイドとが分離す
る構成)と比較して、より容易にペーパ詰まり等の処理
を行うことが可能となる。
【0062】また、本実施形態に係る写真処理装置は、
図5に示すように、ペーパ処理部30が摺動可能である
べく構成されていることが好ましい。すなわち、ペーパ
処理部30が摺動されることによって、アドバンスロー
ラ31と圧着ローラ32とを有する搬送ローラ部が、こ
れらのローラ31,32の長手方向に対して略平行に摺
動させて引き出すことができるように構成されているこ
とが好ましい。
【0063】図5においては、カバー2a内(写真処理
装置本体内)に、複数の摺動固定部61が設けられてお
り、ペーパ処理部30には、摺動固定部61の形状およ
び設置位置に対応するように、複数の第一の摺動部62
および第二の摺動部63が設けられている(ここでは、
図面の複雑化を避けるために、摺動固定部61、第一の
摺動部62、および第二の摺動部63を一組だけ記載し
ている)。図5によれば、第一の摺動部62はペーパ処
理部30の側面等に固着して設けられており、第一の摺
動部62の内面を沿うように第二の摺動部63が設けら
れている。そして、摺動固定部61に沿って、第一の摺
動部62および第二の摺動部63を摺動させることによ
って、ペーパ処理部30が写真処理装置本体内外に摺動
し得るように構成されている。
【0064】ここでは、図面の複雑化を避けるために、
第二の圧着ローラ32Bのみを離脱させた状態について
示しているが、第一の圧着ローラ32Aについても、同
様の構成に基づいて離脱可能であるべく構成されている
(ここでは省略する。)。このような構成であれば、ペ
ーパ詰まり等の処理を行う際に、ペーパ処理部30を引
き出した後に圧着ローラ32等を離脱させることが可能
となるので、アドバンスローラ31および圧着ローラ3
2等の長手方向(軸芯の長手方向)全体に渡って、簡単
にメンテナンス処理等を行うことができる。
【0065】また、図3を用いて説明したように、入口
ガイド部37A,37Bは、適宜、感光材料Pの幅方向
(アドバンスローラ31等の軸芯の長手方向と略平行方
向)に、摺動可能であるべく構成されている。この図5
においては、第二の入口ガイド部37Bを用いてその摺
動状態を示している。図5において、摺動前の第二の入
口ガイド部37Bが実線で示され、摺動状態の第二の入
口ガイド部37Bが仮想線(二点鎖線)で示されてい
る。そして、この第二の入口ガイド部37Bには、第二
のカッタ部51Bと、第二の入口ガイド部37Bを摺動
させる際に把持する摺動把持部54Bとが設けられてい
る。また、ここでは図示省略している第一の入口ガイド
部についても、この第二の入口ガイド部37Bと同様
に、感光材料Pの幅方向に摺動可能であるべく構成され
ており、第一のカッタ部と摺動把持部(図示省略)とが
設けられている。したがって、本実施形態によれば、ペ
ーパ詰まりが生じた際には、第二の入口ガイド部37B
を摺動させることによって、第二のカッタ部51Bが感
光材料Pを切断すべく摺動することとなる。よって、本
実施形態によれば、利用者等がハサミ等を準備すること
もなく、感光材料Pを容易に切断することができるの
で、ペーパ詰まりに対する処理を効率よく行うことがで
きる。
【0066】なお、本実施形態においては、圧着ローラ
32等を固定するロック機構としてパチン錠を用いる場
合について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば、螺ベルト、サインファスナー等の他
のロック機構を用いてもよい。
【0067】また、本実施形態においては、アドバンス
ローラ31および圧着ローラ32等から成る搬送ローラ
部を備えた感光材料搬送手段たるペーパ処理部30が、
写真処理装置1内に標準的に装備された場合について説
明したが、本発明はこの構成に限定されるものではな
く、例えば、感光材料Pの搬送能力を向上させる等の目
的のために、後付として、露光処理部の近傍に設けるよ
うな構成としてもよい。
【0068】また、本実施形態においては、メンテナン
ス等を効率よく行うために、感光材料搬送手段たるペー
パ処理部30を写真処理装置の内部から外部へ摺動可能
である構成とした場合について説明したが、本発明はこ
の構成に限定されるものではなく、例えば、搬送ローラ
部(アドバンスローラおよび圧着ローラ等)毎に摺動可
能であるべく構成し、必要に応じて、各搬送ローラ部を
写真処理装置の内部から外部へ摺動可能である構成とし
てもよい。係る構成であっても、従来よりも効率よくメ
ンテナンス等を行うことが可能となる。
【0069】本実施形態に係る写真処理装置において
は、マガジン21が二つ設けられており、これらのマガ
ジンに対応して二つの搬送ローラ部(アドバンスローラ
31および圧着ローラ32等)が設けられている。ま
た、こららの搬送ローラ部は近接して設けられている。
さらに、各搬送ローラ部の駆動力をマガジン21内の感
光材料Pに効率よく伝えるために、マガジン21は、各
搬送ローラ部の近傍に設けられている。具体的には、各
マガジンのペーパ供給口(マガジン内ローラ22の後流
側の開口部)が、対応するアドバンスローラ31および
圧着ローラ32に相対するべく設けられている。すなわ
ち、本実施形態においては、搬送ローラ部の搬送方向等
にマガジン21からの感光材料Pの供給方向を対応させ
て、ペーパ処理部30の周辺に複数のマガジン21が設
けられている。
【0070】したがって、本実施形態によれば、各マガ
ジン21に対応するアドバンスローラ31等を設けるこ
とによって、従来技術において問題であった、各マガジ
ン21からアドバンスローラ31までの距離を、より短
く構成することが可能となる。よって、装置全体として
無駄なスペースをなくし、写真処理装置の小型化を実現
することができる。
【0071】また、本実施形態によれば、各マガジンに
対応した数の搬送ローラ部が設けられており、さらに、
これらの距離もかなり短く構成することが可能となるの
で、従来のようにマガジンと搬送ローラ部との間に他の
駆動系を設ける必要なく、効果的に感光材料Pの供給を
行うことができる。このような構成によれば、従来と比
較して、駆動系の数を減少させることも可能となる。
【0072】なお、本実施形態においては、マガジン2
1からの感光材料供給方向が、略水平と略垂直である場
合について説明したが、本発明はこの構成に限定される
ものではなく、写真処理装置内の利用可能なスペースに
応じて、マガジン21の配置方向(感光材料Pの供給方
向等)は、適宜変更可能である。また、この際には、そ
の感光材料供給方向等に応じて、搬送ローラ部の配置等
も適宜変更可能である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、着
ローラ等の着脱を容易に行うことが可能である感光材料
搬送手段および写真処理装置を得ることができる。ま
た、本発明によれば、圧着ローラとペーパガイドとを個
々に着脱する必要のない感光材料搬送手段および写真処
理装置を得ることができる。さらに、本発明によれば、
圧着ローラ等を完全に取り外すことなく、ペーパ詰まり
等のメンテナンス処理を容易に行うことが可能となる感
光材料搬送手段および写真処理装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る写真処理装置の概略斜
視図
【図2】図1に示した写真処理装置の露光処理部の概略
断面図
【図3】図2に示したペーパ処理部の拡大図
【図4】図3に示したペーパ処理部において圧着ローラ
をアドバンスローラから離脱させた状態を示す概略図
【図5】本実施形態に係る写真処理装置を構成するペー
パ処理部を装置外に摺動させた状態を示す概略斜視図
【図6】従来技術に係る写真処理装置の概略断面図
【図7】図6に示した写真処理装置を構成する圧着ロー
ラ近傍(破線領域X)の拡大図
【図8】図7から圧着ローラを取り外した状態を示す概
略図
【図9】図7から圧着ローラおよびペーパガイドを取り
外した状態を示す概略図
【符号の説明】
1…写真処理装置、2…露光処理部、2a…カバー、3
…光源部、4…ミラートンネル、5…フィルムマスク、
6…モニタ、8…現像処理部、9…乾燥ユニット、10
…排出口、11…仕分けユニット、12…第一搬送ユニ
ット、16…第二搬送ユニット、19…当板、21…マ
ガジン、22…マガジン内ローラ、30…ペーパ処理
部、31…アドバンスローラ、32…圧着ローラ、33
…カッタユニット、34…ガイドローラ、35…ガイド
板、36…パチン錠、37…入口ガイド部、38…アド
バンスローラ側ガイド部、39…カッタ前ガイド部、4
0…ペーパ搬送部、51…カッタ部、52…ローラホル
ダ、53…支持部、54…摺動把持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を収容したマガジンから前記感
    光材料を引き出す搬送ローラ部を備えた感光材料搬送手
    段において、前記搬送ローラ部が、アドバンスローラ
    (31)と、該アドバンスローラ(31)との間で前記
    感光材料を挟持して搬送する圧着ローラ(32)とを有
    し、該圧着ローラ(32)が支持部(53)で支持され
    ており、前記圧着ローラ(32)が前記支持部(53)
    を中心として回動することによって、前記アドバンスロ
    ーラ(31)に対して着脱可能に構成されていることを
    特徴とする感光材料搬送手段。
  2. 【請求項2】 前記アドバンスローラ(31)と前記圧
    着ローラ(32)とを固定するロック機構(36)を有
    し、前記アドバンスローラ(31)に前記圧着ローラ
    (32)を装着させる場合には、前記ロック機構(3
    6)を用いて前記圧着ローラ(32)を回動不能とし、
    前記アドバンスローラ(31)から前記圧着ローラ(3
    2)を離脱させる場合には、前記ロック機構(36)を
    解除して前記圧着ローラ(32)を回動可能とし得る請
    求項1に記載の感光材料搬送手段。
  3. 【請求項3】 前記圧着ローラ(32)が、前記搬送ロ
    ーラ部の長手方向に対して略垂直な方向に回動可能であ
    る請求項1または2に記載の感光材料搬送手段。
  4. 【請求項4】 前記アドバンスローラ(31)周辺にお
    いて前記感光材料を案内するガイド部(35)が、前記
    圧着ローラ(32)と共に回動して、前記アドバンスロ
    ーラ(31)に対して着脱可能に構成されている請求項
    1から3のいずれか1項に記載の感光材料搬送手段。
  5. 【請求項5】 前記搬送ローラ部が、該搬送ローラ部の
    長手方向に対して略平行に引き出せるように、摺動可能
    に構成されている請求項1から4のいずれか1項に記載
    の感光材料搬送手段。
  6. 【請求項6】 感光材料の露光を行う露光処理部(2)
    と、露光処理された前記感光材料の現像を行う現像処理
    部(8)とを備えた写真処理装置において、前記露光処
    理部(2)内に、あるいは前記露光処理部(2)に対し
    て前記感光材料を搬送するために、請求項1から5のい
    ずれか1項に記載された感光材料搬送手段が設けられた
    ことを特徴とする写真処理装置。
  7. 【請求項7】 前記感光材料搬送手段が、前記搬送ロー
    ラ部の長手方向に対して略平行に引き出せるように、摺
    動可能に構成されている請求項6に記載の写真処理装
    置。
JP25383999A 1999-09-08 1999-09-08 感光材料搬送手段およびこれを用いた写真処理装置 Pending JP2001075186A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25383999A JP2001075186A (ja) 1999-09-08 1999-09-08 感光材料搬送手段およびこれを用いた写真処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25383999A JP2001075186A (ja) 1999-09-08 1999-09-08 感光材料搬送手段およびこれを用いた写真処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001075186A true JP2001075186A (ja) 2001-03-23

Family

ID=17256861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25383999A Pending JP2001075186A (ja) 1999-09-08 1999-09-08 感光材料搬送手段およびこれを用いた写真処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001075186A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2915619B2 (ja) ペーパーマガジン装着装置及び方法
JP3279370B2 (ja) 感光材料処理装置
JP2001075186A (ja) 感光材料搬送手段およびこれを用いた写真処理装置
JP3129879B2 (ja) 感光材料処理装置
JP2001083608A (ja) 感光材料供給手段およびこれを用いた写真処理装置
WO1998058292A1 (fr) Dispositif de developpement de photographies
JP3596745B2 (ja) シート状搬送物の切断機構および写真処理装置
JP2003173010A (ja) コントロールストリップ用ホルダ及び現像処理装置
JP2002154729A (ja) 印画紙搬送装置
JP2780751B2 (ja) フィルム処理装置
EP1072946B1 (en) Cutting mechanism for sheet-like conveyed material in a photographic processing apparatus
JPH06156774A (ja) 用紙搬送装置
JPH01121836A (ja) 撮影装置
JP2005148159A (ja) 感光材料処理装置
JP2637732B2 (ja) インスタント写真装置
JP3185466B2 (ja) 写真焼付装置
JP2935184B1 (ja) 写真焼付処理装置の搬送手段
JPH0961941A (ja) 写真プリンタ
JP2005194022A (ja) プリント搬送装置
JPS6358332A (ja) 感光材料先端処理方法
JPH1135212A (ja) 用紙受け構造
JPH117087A (ja) 写真処理装置
JP2005078021A (ja) フィルム現像処理装置のフィルム供給装置
JPH05333442A (ja) インスタント写真装置
JPH0616345U (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040119

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051209