JP2001074316A - 地中熱利用設備 - Google Patents
地中熱利用設備Info
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- JP2001074316A JP2001074316A JP24747499A JP24747499A JP2001074316A JP 2001074316 A JP2001074316 A JP 2001074316A JP 24747499 A JP24747499 A JP 24747499A JP 24747499 A JP24747499 A JP 24747499A JP 2001074316 A JP2001074316 A JP 2001074316A
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- heat exchanger
- underground
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/10—Geothermal energy
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地中からの採熱効率や地中への放熱効率を効
果的に向上させる。 【解決手段】 器体内に熱媒Rを通過させる地中熱交換
器1を地中Gに埋設して、その通過熱媒Rの対地熱交換
により地中Gからの採熱又は地中Gへの放熱を行う地中
熱利用設備において、地中熱交換器1の埋設箇所に、吸
水性樹脂を分散状態で土壌中に混入した保水用土壌域
X、又は、隣接材どうしの間に保水用空隙eを形成する
成形滞水材8の集積域X′を形成する。
果的に向上させる。 【解決手段】 器体内に熱媒Rを通過させる地中熱交換
器1を地中Gに埋設して、その通過熱媒Rの対地熱交換
により地中Gからの採熱又は地中Gへの放熱を行う地中
熱利用設備において、地中熱交換器1の埋設箇所に、吸
水性樹脂を分散状態で土壌中に混入した保水用土壌域
X、又は、隣接材どうしの間に保水用空隙eを形成する
成形滞水材8の集積域X′を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、器体内に熱媒を通
過させる地中熱交換器を地中に埋設して、その通過熱媒
の対地熱交換により地中からの採熱又は地中への放熱を
行う地中熱利用設備に関する。
過させる地中熱交換器を地中に埋設して、その通過熱媒
の対地熱交換により地中からの採熱又は地中への放熱を
行う地中熱利用設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の地中熱利用設備では、地
盤に縦抗を形成して、この縦抗に地中熱交換器を挿入す
る形態で地中熱交換器を地中埋設しているが、埋設した
地中熱交換器と周囲土壌との間の熱抵抗を軽減するた
め、上記縦抗の内面と地中熱交換器との間に珪砂やセメ
ント、あるいは、粘土の充填層を形成する方式も提案さ
れている(例えば、特開平7−269960号公報参
照)。
盤に縦抗を形成して、この縦抗に地中熱交換器を挿入す
る形態で地中熱交換器を地中埋設しているが、埋設した
地中熱交換器と周囲土壌との間の熱抵抗を軽減するた
め、上記縦抗の内面と地中熱交換器との間に珪砂やセメ
ント、あるいは、粘土の充填層を形成する方式も提案さ
れている(例えば、特開平7−269960号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如き珪
砂やセメント、あるいは、粘土の充填層を形成して、地
中熱交換器と周囲土壌との間の熱抵抗を軽減するにして
も、一般に土壌の比熱(降水直後を除く通常含水状態で
の比熱)は水の1/5程度と小さく、熱交換対象である
周囲土壌そのものの温度伝導率a(熱拡散係数)が大き
い(すなわち、周囲土壌の熱容量が小さい)ことから、
熱媒と周囲土壌との熱交換による地中からの採熱や地中
への放熱の効率が低く制限され、この為、所要の採熱量
や放熱量を得るのに、地中熱交換器の埋設長が長くなっ
たり埋設本数が多くなって設備の構築コストが嵩む問題
があった。
砂やセメント、あるいは、粘土の充填層を形成して、地
中熱交換器と周囲土壌との間の熱抵抗を軽減するにして
も、一般に土壌の比熱(降水直後を除く通常含水状態で
の比熱)は水の1/5程度と小さく、熱交換対象である
周囲土壌そのものの温度伝導率a(熱拡散係数)が大き
い(すなわち、周囲土壌の熱容量が小さい)ことから、
熱媒と周囲土壌との熱交換による地中からの採熱や地中
への放熱の効率が低く制限され、この為、所要の採熱量
や放熱量を得るのに、地中熱交換器の埋設長が長くなっ
たり埋設本数が多くなって設備の構築コストが嵩む問題
があった。
【0004】また、土壌の比熱は地域や天候のみならず
土壌中の各部によっても異なることから、地中熱交換器
の埋設箇所における土壌の比熱を的確に判定することは
難しく、この為、所要の採熱量や放熱量を確実に得るの
に安全率を高く見込む必要が生じ、このことからも、地
中熱交換器の埋設長の長尺化や埋設本数の増加を招いて
いた。
土壌中の各部によっても異なることから、地中熱交換器
の埋設箇所における土壌の比熱を的確に判定することは
難しく、この為、所要の採熱量や放熱量を確実に得るの
に安全率を高く見込む必要が生じ、このことからも、地
中熱交換器の埋設長の長尺化や埋設本数の増加を招いて
いた。
【0005】なお、温度伝導率a(熱拡散係数)は次式
により与えられる。 a=λ/cρ λ:熱伝導率,c:比熱,ρ:密度
により与えられる。 a=λ/cρ λ:熱伝導率,c:比熱,ρ:密度
【0006】以上の実情に鑑み、本発明の主たる課題
は、地中熱交換器周りの熱容量を大きく確保して、地中
からの採熱効率や地中への放熱効率を効果的に高めると
ともに、その高い効率を安定的に維持できるようにする
点にある。
は、地中熱交換器周りの熱容量を大きく確保して、地中
からの採熱効率や地中への放熱効率を効果的に高めると
ともに、その高い効率を安定的に維持できるようにする
点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔1〕請求項1に係る発
明では、器体内に熱媒を通過させる地中熱交換器を地中
に埋設して、その通過熱媒の対地熱交換により地中から
の採熱又は地中への放熱を行う地中熱利用設備におい
て、前記地中熱交換器の埋設箇所に、吸水性樹脂を分散
状態で土壌中に混入した保水用土壌域を形成する。
明では、器体内に熱媒を通過させる地中熱交換器を地中
に埋設して、その通過熱媒の対地熱交換により地中から
の採熱又は地中への放熱を行う地中熱利用設備におい
て、前記地中熱交換器の埋設箇所に、吸水性樹脂を分散
状態で土壌中に混入した保水用土壌域を形成する。
【0008】つまり、この構成によれば、地中熱交換器
の埋設箇所に形成した上記保水用土壌域の含水率を、土
壌中に分散状態で混入した吸水性樹脂の吸水性をもって
高くかつ安定的に保つことで、地中における地中熱交換
器周りの平均的な比熱を大きくして(水の比熱に近づけ
て)、地中熱交換器周りの平均的な温度伝導率を小さく
する(すなわち、地中熱交換器周りの熱容量を大きくす
る)ことができ、これにより、地中熱交換器の器体内を
通過させる熱媒の対地熱交換において、その熱交換効率
を高め、地中からの採熱や地中への放熱の効率を高める
ことができる。
の埋設箇所に形成した上記保水用土壌域の含水率を、土
壌中に分散状態で混入した吸水性樹脂の吸水性をもって
高くかつ安定的に保つことで、地中における地中熱交換
器周りの平均的な比熱を大きくして(水の比熱に近づけ
て)、地中熱交換器周りの平均的な温度伝導率を小さく
する(すなわち、地中熱交換器周りの熱容量を大きくす
る)ことができ、これにより、地中熱交換器の器体内を
通過させる熱媒の対地熱交換において、その熱交換効率
を高め、地中からの採熱や地中への放熱の効率を高める
ことができる。
【0009】そして、吸水性樹脂の吸水性をもって上記
保水用土壌域の含水率を高く保つから、通常の土壌はも
とより、先述の如き珪砂やセメントあるいは粘土の充填
層に比べても、また、単なる礫の集積層からなる高空隙
率の保水層に比べても、上記保水用土壌域の含水率をよ
り高く、かつ、より安定的に保つ(例えば50%以上の
含水率を保つ)ことができ、この点で、上記の如き地中
熱交換器周りの熱容量増加による採熱効率や放熱効率の
向上を極めて効果的なものにし得るとともに、その高い
採熱効率や放熱効率を極めて安定的に維持することがで
きる。
保水用土壌域の含水率を高く保つから、通常の土壌はも
とより、先述の如き珪砂やセメントあるいは粘土の充填
層に比べても、また、単なる礫の集積層からなる高空隙
率の保水層に比べても、上記保水用土壌域の含水率をよ
り高く、かつ、より安定的に保つ(例えば50%以上の
含水率を保つ)ことができ、この点で、上記の如き地中
熱交換器周りの熱容量増加による採熱効率や放熱効率の
向上を極めて効果的なものにし得るとともに、その高い
採熱効率や放熱効率を極めて安定的に維持することがで
きる。
【0010】このことから、請求項1に係る発明によれ
ば、地中熱交換器を地盤に形成の縦抗に挿入して単に地
中埋設するだけの従来設備や、その縦抗と地中熱交換器
との間に珪砂やセメントあるいは粘土の充填層を形成し
て地中熱交換器と周囲土壌との間の熱抵抗を軽減するだ
けの従来設備に比べ、また、地中熱交換器の周囲に礫の
集積層からなる高空隙率の保水層を形成して効率向上を
図るに比べても、所要の採熱量や放熱量を確実に得るの
に要する地中熱交換器の埋設長や埋設本数を軽減するこ
とができて、設備の構築コストを低減できる。
ば、地中熱交換器を地盤に形成の縦抗に挿入して単に地
中埋設するだけの従来設備や、その縦抗と地中熱交換器
との間に珪砂やセメントあるいは粘土の充填層を形成し
て地中熱交換器と周囲土壌との間の熱抵抗を軽減するだ
けの従来設備に比べ、また、地中熱交換器の周囲に礫の
集積層からなる高空隙率の保水層を形成して効率向上を
図るに比べても、所要の採熱量や放熱量を確実に得るの
に要する地中熱交換器の埋設長や埋設本数を軽減するこ
とができて、設備の構築コストを低減できる。
【0011】〔2〕請求項2に係る発明では、器体内に
熱媒を通過させる地中熱交換器を地中に埋設して、その
通過熱媒の対地熱交換により地中からの採熱又は地中へ
の放熱を行う地中熱利用設備において、前記地中熱交換
器の埋設箇所に、隣接材どうしの間に保水用空隙を形成
する成形滞水材の集積域を形成する。
熱媒を通過させる地中熱交換器を地中に埋設して、その
通過熱媒の対地熱交換により地中からの採熱又は地中へ
の放熱を行う地中熱利用設備において、前記地中熱交換
器の埋設箇所に、隣接材どうしの間に保水用空隙を形成
する成形滞水材の集積域を形成する。
【0012】つまり、この構成によれば、地中熱交換器
の埋設箇所に形成した上記成形滞水材の集積域における
含水率を、隣接する成形滞水材どうしの間に形成される
保水用空隙により高くかつ安定的に保つことで、地中に
おける地中熱交換器周りの平均的な比熱を大きくして
(水の比熱に近づけて)、地中熱交換器周りの平均的な
温度伝導率を小さくする(すなわち、地中熱交換器周り
の熱容量を大きくする)ことができ、これにより、地中
熱交換器の器体内を通過させる熱媒の対地熱交換におい
て、その熱交換効率を高め、地中からの採熱や地中への
放熱の効率を高めることができる。
の埋設箇所に形成した上記成形滞水材の集積域における
含水率を、隣接する成形滞水材どうしの間に形成される
保水用空隙により高くかつ安定的に保つことで、地中に
おける地中熱交換器周りの平均的な比熱を大きくして
(水の比熱に近づけて)、地中熱交換器周りの平均的な
温度伝導率を小さくする(すなわち、地中熱交換器周り
の熱容量を大きくする)ことができ、これにより、地中
熱交換器の器体内を通過させる熱媒の対地熱交換におい
て、その熱交換効率を高め、地中からの採熱や地中への
放熱の効率を高めることができる。
【0013】そして、保水に適した空隙形成構造に成形
する成形滞水材を用いて、その集積域の含水率を高く保
つから、通常の土壌はもとより、先述の如き珪砂やセメ
ントあるいは粘土の充填層に比べても、また、単なる礫
の集積層からなる高空隙率の保水層に比べても、上記成
形滞水材の集積域における含水率をより高く、かつ、よ
り安定的に保つ(例えば50%以上の含水率を保つ)こ
とができ、この点で、上記の如き地中熱交換器周りの熱
容量増加による採熱効率や放熱効率の向上を極めて効果
的なものにし得るとともに、その高い採熱効率や放熱効
率を極めて安定的に維持することができる。
する成形滞水材を用いて、その集積域の含水率を高く保
つから、通常の土壌はもとより、先述の如き珪砂やセメ
ントあるいは粘土の充填層に比べても、また、単なる礫
の集積層からなる高空隙率の保水層に比べても、上記成
形滞水材の集積域における含水率をより高く、かつ、よ
り安定的に保つ(例えば50%以上の含水率を保つ)こ
とができ、この点で、上記の如き地中熱交換器周りの熱
容量増加による採熱効率や放熱効率の向上を極めて効果
的なものにし得るとともに、その高い採熱効率や放熱効
率を極めて安定的に維持することができる。
【0014】このことから、請求項2に係る発明によれ
ば、請求項1に係る発明と同様、地中熱交換器を地盤に
形成の縦抗に挿入して単に地中埋設するだけの従来設備
や、その縦抗と地中熱交換器との間に珪砂やセメントあ
るいは粘土の充填層を形成して地中熱交換器と周囲土壌
との間の熱抵抗を軽減するだけの従来設備に比べ、ま
た、地中熱交換器の周囲に礫の集積層からなる高空隙率
の保水層を形成して効率向上を図るに比べても、所要の
採熱量や放熱量を確実に得るのに要する地中熱交換器の
埋設長や埋設本数を軽減することができて、設備の構築
コストを低減できる。
ば、請求項1に係る発明と同様、地中熱交換器を地盤に
形成の縦抗に挿入して単に地中埋設するだけの従来設備
や、その縦抗と地中熱交換器との間に珪砂やセメントあ
るいは粘土の充填層を形成して地中熱交換器と周囲土壌
との間の熱抵抗を軽減するだけの従来設備に比べ、ま
た、地中熱交換器の周囲に礫の集積層からなる高空隙率
の保水層を形成して効率向上を図るに比べても、所要の
採熱量や放熱量を確実に得るのに要する地中熱交換器の
埋設長や埋設本数を軽減することができて、設備の構築
コストを低減できる。
【0015】〔3〕請求項3に係る発明では、請求項1
又は2に係る発明の実施において、前記地中熱交換器
を、地上側の基部から複数の熱交換部が斜め下向きに伸
びる構造にし、これら複数の熱交換部を前記保水用土壌
域又は前記成形滞水材の集積域に埋設する。
又は2に係る発明の実施において、前記地中熱交換器
を、地上側の基部から複数の熱交換部が斜め下向きに伸
びる構造にし、これら複数の熱交換部を前記保水用土壌
域又は前記成形滞水材の集積域に埋設する。
【0016】つまり、この構成によれば、上記複数の熱
交換部を保水用土壌域又は成形滞水材の集積域に埋設す
ることで、これら複数の熱交換部の夫々について地中か
らの採熱効率や地中への放熱効率をそれら熱交換部周り
の前述の如き熱容量増加により効果的に高め、これによ
り、地中熱交換器全体としての採熱効率や放熱効率の向
上を確実かつ効果的なものにすることができる。
交換部を保水用土壌域又は成形滞水材の集積域に埋設す
ることで、これら複数の熱交換部の夫々について地中か
らの採熱効率や地中への放熱効率をそれら熱交換部周り
の前述の如き熱容量増加により効果的に高め、これによ
り、地中熱交換器全体としての採熱効率や放熱効率の向
上を確実かつ効果的なものにすることができる。
【0017】そして、このように地中熱交換器全体とし
ての採熱効率や放熱効率の向上をより確実かつ効果的な
ものとしながらも、1本の直線的構造の地中熱交換器を
縦姿勢で保水用土壌域又は成形滞水材の集積域に埋設し
て同等の効率を得るに比べ、複数の熱交換部の斜め下向
きに伸びる姿勢により、地中熱交換器を埋設する保水用
土壌域や成形滞水材の集積域の形成に要する掘削深さを
浅くすることができ、設備の構築コストをさらに低減す
ることができる。
ての採熱効率や放熱効率の向上をより確実かつ効果的な
ものとしながらも、1本の直線的構造の地中熱交換器を
縦姿勢で保水用土壌域又は成形滞水材の集積域に埋設し
て同等の効率を得るに比べ、複数の熱交換部の斜め下向
きに伸びる姿勢により、地中熱交換器を埋設する保水用
土壌域や成形滞水材の集積域の形成に要する掘削深さを
浅くすることができ、設備の構築コストをさらに低減す
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は地中熱利
用の空調設備を示し、1は地中熱交換器、2は屋内熱交
換器、3は給湯器、4は空気側の熱源熱交換器、5は液
側の熱源熱交換器である。
用の空調設備を示し、1は地中熱交換器、2は屋内熱交
換器、3は給湯器、4は空気側の熱源熱交換器、5は液
側の熱源熱交換器である。
【0019】6はヒートポンプ装置であり、このヒート
ポンプ装置6は屋内熱交換器2、給湯器3における加熱
用熱交換器3a、空気側及び液側の両熱源熱交換器4,
5を圧縮式ヒートポンプ回路の構成熱交換器としてい
る。
ポンプ装置6は屋内熱交換器2、給湯器3における加熱
用熱交換器3a、空気側及び液側の両熱源熱交換器4,
5を圧縮式ヒートポンプ回路の構成熱交換器としてい
る。
【0020】空気側の熱源熱交換器4は外気Aを採熱又
は放熱の対象とし、一方、液側の熱源熱交換器5は、循
環路7を通じて地中熱交換器1との間で循環させるブラ
イン等の熱媒Rを介し地中Gを採熱又は放熱の対象とす
る。
は放熱の対象とし、一方、液側の熱源熱交換器5は、循
環路7を通じて地中熱交換器1との間で循環させるブラ
イン等の熱媒Rを介し地中Gを採熱又は放熱の対象とす
る。
【0021】ヒートポンプ装置6は弁による冷媒流れ経
路の切り換えにより、基本的に、暖房を主目的とする採
熱運転と、冷房を主目的とする放熱運転との選択実施を
可能にしてあり、さらに、採熱運転については、液単独
採熱モードと空気単独採熱モードと液・空気採熱モード
との選択実施を可能にし、また、放熱運転については、
液単独放熱モードと空気単独放熱モードと液・空気放熱
モードとの選択実施を可能にしてある。
路の切り換えにより、基本的に、暖房を主目的とする採
熱運転と、冷房を主目的とする放熱運転との選択実施を
可能にしてあり、さらに、採熱運転については、液単独
採熱モードと空気単独採熱モードと液・空気採熱モード
との選択実施を可能にし、また、放熱運転については、
液単独放熱モードと空気単独放熱モードと液・空気放熱
モードとの選択実施を可能にしてある。
【0022】すなわち、採熱運転における液単独採熱モ
ードでは、屋内熱交換器2及び給湯器3における加熱用
熱交換器3aを凝縮器として機能させて暖房及び給湯を
行うのに対し、空気側の熱源熱交換器4に対する冷媒供
給を停止した状態で、液側の熱源熱交換器5のみを蒸発
器として機能させ、これにより、循環熱媒Rを介して地
中Gからのみ採熱する。
ードでは、屋内熱交換器2及び給湯器3における加熱用
熱交換器3aを凝縮器として機能させて暖房及び給湯を
行うのに対し、空気側の熱源熱交換器4に対する冷媒供
給を停止した状態で、液側の熱源熱交換器5のみを蒸発
器として機能させ、これにより、循環熱媒Rを介して地
中Gからのみ採熱する。
【0023】また、採熱運転における空気単独採熱モー
ドでは、屋内熱交換器2及び給湯器3における加熱用熱
交換器3aを凝縮器として機能させて暖房及び給湯を行
うのに対し、液側の熱源熱交換器5に対する冷媒供給を
停止した状態で、空気側の熱源熱交換器4のみを蒸発器
として機能させ、これにより、外気Aからのみ採熱す
る。
ドでは、屋内熱交換器2及び給湯器3における加熱用熱
交換器3aを凝縮器として機能させて暖房及び給湯を行
うのに対し、液側の熱源熱交換器5に対する冷媒供給を
停止した状態で、空気側の熱源熱交換器4のみを蒸発器
として機能させ、これにより、外気Aからのみ採熱す
る。
【0024】そして、採熱運転における液・空気採熱モ
ードでは、屋内熱交換器2及び給湯器3における加熱用
熱交換器3aを凝縮器として機能させて暖房及び給湯を
行うのに対し、液側の熱源熱交換器5及び空気側の熱源
熱交換器4の両方を蒸発器として機能させ、これによ
り、循環熱媒Rを介して地中Gから採熱するとともに外
気Aからも採熱する。
ードでは、屋内熱交換器2及び給湯器3における加熱用
熱交換器3aを凝縮器として機能させて暖房及び給湯を
行うのに対し、液側の熱源熱交換器5及び空気側の熱源
熱交換器4の両方を蒸発器として機能させ、これによ
り、循環熱媒Rを介して地中Gから採熱するとともに外
気Aからも採熱する。
【0025】一方、放熱運転における液単独放熱モード
では、屋内熱交換器2を蒸発器として機能させて冷房を
行うのに対し、空気側の熱源熱交換器4に対する冷媒供
給を停止した状態で、液側の熱源熱交換器5及び給湯器
3における加熱用熱交換器3aを凝縮器として機能さ
せ、これにより、冷房排熱の一部を給湯器3での湯生成
に回収利用しながら、冷房排熱の他部を循環熱媒Rを介
して地中Gへのみ放熱する。
では、屋内熱交換器2を蒸発器として機能させて冷房を
行うのに対し、空気側の熱源熱交換器4に対する冷媒供
給を停止した状態で、液側の熱源熱交換器5及び給湯器
3における加熱用熱交換器3aを凝縮器として機能さ
せ、これにより、冷房排熱の一部を給湯器3での湯生成
に回収利用しながら、冷房排熱の他部を循環熱媒Rを介
して地中Gへのみ放熱する。
【0026】また、放熱運転における空気単独放熱モー
ドでは、屋内熱交換器2を蒸発器として機能させて冷房
を行うのに対し、液側の熱源熱交換器5に対する冷媒供
給を停止した状態で、空気側の熱源熱交換器4及び給湯
器3における加熱用熱交換器3aを凝縮器として機能さ
せ、これにより、冷房排熱の一部を給湯器3での湯生成
に回収利用しながら、冷房排熱の他部を外気Aへのみ放
熱する。
ドでは、屋内熱交換器2を蒸発器として機能させて冷房
を行うのに対し、液側の熱源熱交換器5に対する冷媒供
給を停止した状態で、空気側の熱源熱交換器4及び給湯
器3における加熱用熱交換器3aを凝縮器として機能さ
せ、これにより、冷房排熱の一部を給湯器3での湯生成
に回収利用しながら、冷房排熱の他部を外気Aへのみ放
熱する。
【0027】そして、放熱運転における液・空気放熱モ
ードでは、屋内熱交換器2を蒸発器として機能させて冷
房を行うのに対し、液側の熱源熱交換器5、空気側の熱
源熱交換器4、及び、給湯器3における加熱用熱交換器
3aの三者を凝縮器として機能させ、これにより、冷房
排熱の一部を給湯器3での湯生成に回収利用しながら、
冷房排熱の他部を循環熱媒Rを介して地中Gへ放熱する
とともに外気Aへも放熱する。
ードでは、屋内熱交換器2を蒸発器として機能させて冷
房を行うのに対し、液側の熱源熱交換器5、空気側の熱
源熱交換器4、及び、給湯器3における加熱用熱交換器
3aの三者を凝縮器として機能させ、これにより、冷房
排熱の一部を給湯器3での湯生成に回収利用しながら、
冷房排熱の他部を循環熱媒Rを介して地中Gへ放熱する
とともに外気Aへも放熱する。
【0028】地中熱交換器1は、図1及び図2に示す如
く、地上側の基部から2本の熱交換部1a,1bが斜め
下方向きに伸びる二股構造にするとともに、これら熱交
換部1a,1bの各々を、有底の外管opとその内部に
配置の内管ipとからなる二重管構造にし、これによ
り、循環路7の往路7aから送られる熱媒Rを各熱交換
部1a,1bの内管ipに分流して、これら内管ipの
内部を下向きに通過させ、これに続き、これら熱媒Rを
各熱交換部1a,1bの外管底部で上向きに反転させ
て、各熱交換部1a,1bにおける外管opと内管ip
の間の隙間流路を上向きに通過させ、その後、これら熱
媒Rを合流させて循環路7の復路7bへ送り出す構造に
してある。
く、地上側の基部から2本の熱交換部1a,1bが斜め
下方向きに伸びる二股構造にするとともに、これら熱交
換部1a,1bの各々を、有底の外管opとその内部に
配置の内管ipとからなる二重管構造にし、これによ
り、循環路7の往路7aから送られる熱媒Rを各熱交換
部1a,1bの内管ipに分流して、これら内管ipの
内部を下向きに通過させ、これに続き、これら熱媒Rを
各熱交換部1a,1bの外管底部で上向きに反転させ
て、各熱交換部1a,1bにおける外管opと内管ip
の間の隙間流路を上向きに通過させ、その後、これら熱
媒Rを合流させて循環路7の復路7bへ送り出す構造に
してある。
【0029】すなわち、この地中熱交換器1では、各熱
交換部1a,1bにおける外管opと内管ipの間の隙
間流路の通過過程で熱媒Rを各外管opの管壁を伝熱壁
として対地熱交換させる。
交換部1a,1bにおける外管opと内管ipの間の隙
間流路の通過過程で熱媒Rを各外管opの管壁を伝熱壁
として対地熱交換させる。
【0030】また、この地中熱交換器1の埋設にあたっ
ては、高吸水性樹脂(例えばポリアクリル酸及びその部
分塩などの高度に親水性のポリマーを部分架橋した構造
の不水溶性の高分子ゲル)を分散状態で土壌中に混入し
た保水用土壌域Xを、平面視で地中熱交換器1周りの全
周にわたらせる円筒状ないし角筒状の領域にして地中熱
交換器1の埋設箇所に形成し、この保水用土壌域Xに両
熱交換部1a,1bを埋設する状態に地中熱交換器1を
設置してある。
ては、高吸水性樹脂(例えばポリアクリル酸及びその部
分塩などの高度に親水性のポリマーを部分架橋した構造
の不水溶性の高分子ゲル)を分散状態で土壌中に混入し
た保水用土壌域Xを、平面視で地中熱交換器1周りの全
周にわたらせる円筒状ないし角筒状の領域にして地中熱
交換器1の埋設箇所に形成し、この保水用土壌域Xに両
熱交換部1a,1bを埋設する状態に地中熱交換器1を
設置してある。
【0031】つまり、この保水用土壌域Xにより地中G
における地中熱交換器1周りの含水率を高くかつ安定的
に保って、地中熱交換器1周りの地中熱容量を大きく確
保し、これにより、地中熱交換器1の器体内を通過させ
る熱媒Rの対地熱交換において、その熱交換効率を高
め、地中Gからの採熱効率や地中Gへの放熱効率を高め
るようにしてある。
における地中熱交換器1周りの含水率を高くかつ安定的
に保って、地中熱交換器1周りの地中熱容量を大きく確
保し、これにより、地中熱交換器1の器体内を通過させ
る熱媒Rの対地熱交換において、その熱交換効率を高
め、地中Gからの採熱効率や地中Gへの放熱効率を高め
るようにしてある。
【0032】なお、上記の保水用土壌域Xは、地表温度
などの地表状態の影響を強く受ける地表層部分L1(例
えば地表からの深度が3m程度までの部分)を除いて、
地中熱交換器1の最下部よりある程度深いところまでの
部分L2に形成してある。
などの地表状態の影響を強く受ける地表層部分L1(例
えば地表からの深度が3m程度までの部分)を除いて、
地中熱交換器1の最下部よりある程度深いところまでの
部分L2に形成してある。
【0033】〔第2実施形態〕図3及び図4は、地中熱
交換器1の構造を変更し、また、吸水性樹脂を用いた保
水用土壌域Xに代え成形滞水材8の集積域X′を地中熱
交換器1の埋設箇所に形成した例を示す。
交換器1の構造を変更し、また、吸水性樹脂を用いた保
水用土壌域Xに代え成形滞水材8の集積域X′を地中熱
交換器1の埋設箇所に形成した例を示す。
【0034】つまり、この例において、地中熱交換器1
は、1本の有底外管opの内部に内管ipを配置した外
観的には1本の直線的構造となる二重管構造してあり、
この地中熱交換器1を縦姿勢で地中Gに埋設した状態に
おいて、循環路7の往路7aから送られる熱媒Rを、内
管ipの内部に続き外管opと内管ipの間の隙間流路
を通過させて循環路7の復路7bへ送り出すようにする
ことで、外管opと内管ipの間の隙間流路の通過過程
において熱媒Rを対地熱交換させる。
は、1本の有底外管opの内部に内管ipを配置した外
観的には1本の直線的構造となる二重管構造してあり、
この地中熱交換器1を縦姿勢で地中Gに埋設した状態に
おいて、循環路7の往路7aから送られる熱媒Rを、内
管ipの内部に続き外管opと内管ipの間の隙間流路
を通過させて循環路7の復路7bへ送り出すようにする
ことで、外管opと内管ipの間の隙間流路の通過過程
において熱媒Rを対地熱交換させる。
【0035】また、この地中熱交換器1の埋設にあたっ
ては、隣接材どうしの間に保水用空隙を形成する成形滞
水材8の集積域X′を、平面視で地中熱交換器1周りの
全周にわたらせる角筒状ないし円筒状の領域にして地中
熱交換器1の埋設箇所に形成し、これにより、前述の第
1実施形態における保水用土壌域Xと同様、この成形滞
水材8の集積域X′により地中Gにおける地中熱交換器
1周りの含水率を高くかつ安定的に保って、地中熱交換
器1周りの地中熱容量を大きく確保することで、対地熱
交換の熱交換効率を高めて地中Gからの採熱効率や地中
Gへの放熱効率を高めるようにしてある。
ては、隣接材どうしの間に保水用空隙を形成する成形滞
水材8の集積域X′を、平面視で地中熱交換器1周りの
全周にわたらせる角筒状ないし円筒状の領域にして地中
熱交換器1の埋設箇所に形成し、これにより、前述の第
1実施形態における保水用土壌域Xと同様、この成形滞
水材8の集積域X′により地中Gにおける地中熱交換器
1周りの含水率を高くかつ安定的に保って、地中熱交換
器1周りの地中熱容量を大きく確保することで、対地熱
交換の熱交換効率を高めて地中Gからの採熱効率や地中
Gへの放熱効率を高めるようにしてある。
【0036】成形滞水材8は、図5に示す如き複数の峰
部mを有するうつ伏せパレット状の樹脂製成形物であ
り、この成形滞水材8を同図5に示す如く1段毎に峰部
mの稜線方向を90度異ならせて積み上げることによ
り、上下方向で隣接する成形滞水材8どうしの間に保水
用空隙eを形成して、大きな空隙率(例えば90%以上
の空隙率)を有する上記集積域X′を形成する。
部mを有するうつ伏せパレット状の樹脂製成形物であ
り、この成形滞水材8を同図5に示す如く1段毎に峰部
mの稜線方向を90度異ならせて積み上げることによ
り、上下方向で隣接する成形滞水材8どうしの間に保水
用空隙eを形成して、大きな空隙率(例えば90%以上
の空隙率)を有する上記集積域X′を形成する。
【0037】なお、この成形滞水材8の集積域X′は、
前記の保水用土壌域Xと同様、地表温度などの地表状態
の影響を強く受ける地表層部分L1(例えば地表からの
深度が3m程度までの部分)を除いて、地中熱交換器1
の最下部よりある程度深いところまでの部分L2に形成
してある。
前記の保水用土壌域Xと同様、地表温度などの地表状態
の影響を強く受ける地表層部分L1(例えば地表からの
深度が3m程度までの部分)を除いて、地中熱交換器1
の最下部よりある程度深いところまでの部分L2に形成
してある。
【0038】〔別実施形態〕次に別実施形態を列記す
る。
る。
【0039】保水用土壌域Xの形成において、土壌中に
分散状態で混入する吸水性樹脂には、橋かけポリアクリ
ル酸塩系やポリビニルアルコール/ポリアクリル酸塩系
の高吸水性ポリマー、あるいは、橋かけポリビニルアル
コール系やイソブチレン/マレイン酸塩系の高吸水性ポ
リマーなど、種々の分子構造のものを使用できる。ま
た、その吸水性樹脂の土壌中への混入割合は条件に応じ
適宜決定すればよい。
分散状態で混入する吸水性樹脂には、橋かけポリアクリ
ル酸塩系やポリビニルアルコール/ポリアクリル酸塩系
の高吸水性ポリマー、あるいは、橋かけポリビニルアル
コール系やイソブチレン/マレイン酸塩系の高吸水性ポ
リマーなど、種々の分子構造のものを使用できる。ま
た、その吸水性樹脂の土壌中への混入割合は条件に応じ
適宜決定すればよい。
【0040】隣接材どうしの間に保水用空隙を形成する
成形滞水材8には、図5に示した構造のものに限らず、
種々の形状・構造のものを使用でき、また、その材質も
樹脂やセラミックスを初め、種々の材質を採用できる。
成形滞水材8には、図5に示した構造のものに限らず、
種々の形状・構造のものを使用でき、また、その材質も
樹脂やセラミックスを初め、種々の材質を採用できる。
【0041】保水用土壌域Xや成形滞水材8の集積域
X′は、通常状態での含水率が50%以上のものにする
のが望ましいが、必ずしも含水率が50%以上のものに
限られるものでない。
X′は、通常状態での含水率が50%以上のものにする
のが望ましいが、必ずしも含水率が50%以上のものに
限られるものでない。
【0042】前述の実施形態では、保水用土壌域Xや成
形滞水材8の集積域X′を地中熱交換器1周りの全周に
わたらせて形成したが、場合によっては、これら保水用
土壌域Xや成形滞水材8の集積域X′を地中熱交換器1
周りの周方向における部分的箇所に形成するようにして
もよい。
形滞水材8の集積域X′を地中熱交換器1周りの全周に
わたらせて形成したが、場合によっては、これら保水用
土壌域Xや成形滞水材8の集積域X′を地中熱交換器1
周りの周方向における部分的箇所に形成するようにして
もよい。
【0043】保水用土壌域Xや成形滞水材8の集積域
X′を地中熱交換器1に対しどの程度の容積規模のもの
にするかは、条件に応じ適宜決定すればよく、また、保
水用土壌域Xや成形滞水材8の集積域X′とともに、珪
砂やセメントあるいは粘土の充填層や礫の集積層を適当
な配置関係で地中熱交換器1の埋設箇所に形成するよう
にしてもよい。
X′を地中熱交換器1に対しどの程度の容積規模のもの
にするかは、条件に応じ適宜決定すればよく、また、保
水用土壌域Xや成形滞水材8の集積域X′とともに、珪
砂やセメントあるいは粘土の充填層や礫の集積層を適当
な配置関係で地中熱交換器1の埋設箇所に形成するよう
にしてもよい。
【0044】地中熱交換器1には、二重管式に限らずU
字管式のものなど種々の構造のものを使用でき、また、
地中熱交換器1の器体内に通過させる熱媒Rも、ブライ
ンや水、あるいは、ヒートポンプ装置の冷媒など、どの
ようなものであってもよい。
字管式のものなど種々の構造のものを使用でき、また、
地中熱交換器1の器体内に通過させる熱媒Rも、ブライ
ンや水、あるいは、ヒートポンプ装置の冷媒など、どの
ようなものであってもよい。
【0045】地中熱交換器1を、地上側の基部から複数
の熱交換部1a,1bが斜め下向きに伸びる構造にする
場合、それら斜め下向きに伸びる熱交換部の本数は2本
に限らず3本以上にしてもよい。
の熱交換部1a,1bが斜め下向きに伸びる構造にする
場合、それら斜め下向きに伸びる熱交換部の本数は2本
に限らず3本以上にしてもよい。
【0046】本発明は、地中からの採熱だけを行う設備
や、地中への放熱だけを行う設備、あるいは、地中から
の採熱と地中への放熱とを選択的に行う設備のいずれに
も適用でき、また、それら採熱や放熱の目的は、冷房や
暖房に限らずどのようなものであってもよい。
や、地中への放熱だけを行う設備、あるいは、地中から
の採熱と地中への放熱とを選択的に行う設備のいずれに
も適用でき、また、それら採熱や放熱の目的は、冷房や
暖房に限らずどのようなものであってもよい。
【図1】第1実施形態を示す設備構成図
【図2】第1実施形態を示す要部の平面図
【図3】第2実施形態を示す要部の側面図
【図4】第2実施形態を示す要部の平面図
【図5】第2実施形態における成形滞水材の集積構造を
示す斜視図
示す斜視図
1 地中熱交換器 1a,1b 熱交換部 8 成形滞水材 e 保水用空隙 G 地中 R 熱媒 X 保水用土壌域 X′ 成形滞水材の集積域
Claims (3)
- 【請求項1】 器体内に熱媒を通過させる地中熱交換器
を地中に埋設して、その通過熱媒の対地熱交換により地
中からの採熱又は地中への放熱を行う地中熱利用設備で
あって、 前記地中熱交換器の埋設箇所に、吸水性樹脂を分散状態
で土壌中に混入した保水用土壌域を形成してある地中熱
利用設備。 - 【請求項2】 器体内に熱媒を通過させる地中熱交換器
を地中に埋設して、その通過熱媒の対地熱交換により地
中からの採熱又は地中への放熱を行う地中熱利用設備で
あって、 前記地中熱交換器の埋設箇所に、隣接材どうしの間に保
水用空隙を形成する成形滞水材の集積域を形成してある
地中熱利用設備。 - 【請求項3】 前記地中熱交換器を、地上側の基部から
複数の熱交換部が斜め下向きに伸びる構造にし、これら
複数の熱交換部を前記保水用土壌域又は前記成形滞水材
の集積域に埋設してある請求項1又は2記載の地中熱利
用設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24747499A JP2001074316A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 地中熱利用設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24747499A JP2001074316A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 地中熱利用設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001074316A true JP2001074316A (ja) | 2001-03-23 |
Family
ID=17164004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24747499A Pending JP2001074316A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 地中熱利用設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001074316A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003021360A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Ground System Corp | 土壌熱を利用した空調システム及び土壌内熱交換装置 |
JP2007231618A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 雨水貯留槽および地熱利用システム |
JP2008190792A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Hiroshi Koyama | 圧縮式ヒートポンプ |
JP2009036415A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 地中熱利用ヒートポンプサイクル装置 |
JP4511624B1 (ja) * | 2009-06-18 | 2010-07-28 | 健司 福宮 | 地中蓄熱装置造成工法、地中蓄熱装置及び地中蓄熱方法 |
JP2013064597A (ja) * | 2012-11-15 | 2013-04-11 | Jfe Steel Corp | 地中熱採熱装置 |
CN107024012A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-08-08 | 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 | 一种页岩气完气井再利用供热装置 |
JP2018019660A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | 鹿島建設株式会社 | 熱交換システム |
JP2018071949A (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-10 | 株式会社竹中工務店 | 地中熱利用システム |
-
1999
- 1999-09-01 JP JP24747499A patent/JP2001074316A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011001732A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Kenji Fukumiya | 地中蓄熱装置造成工法、地中蓄熱装置及び地中蓄熱方法 |
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JP2018071949A (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-10 | 株式会社竹中工務店 | 地中熱利用システム |
CN107024012A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-08-08 | 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 | 一种页岩气完气井再利用供热装置 |
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