JP2001074135A - マニュアルトランスミッション車の変速制御装置 - Google Patents

マニュアルトランスミッション車の変速制御装置

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JP2001074135A
JP2001074135A JP25121099A JP25121099A JP2001074135A JP 2001074135 A JP2001074135 A JP 2001074135A JP 25121099 A JP25121099 A JP 25121099A JP 25121099 A JP25121099 A JP 25121099A JP 2001074135 A JP2001074135 A JP 2001074135A
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manual transmission
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input shaft
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JP25121099A
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Kei Kashiyama
慶 樫山
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/0403Synchronisation before shifting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/40Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism comprising signals other than signals for actuating the final output mechanisms
    • F16H63/50Signals to an engine or motor
    • F16H63/502Signals to an engine or motor for smoothing gear shifts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、シフトチェンジ時のショック、つ
まり変速ショックの発生を抑制し得ることを目的として
いる。 【構成】 このため、マニュアルトランスミッション車
において、マニュアルトランスミッションの入力軸側に
マニュアルトランスミッションの入力軸回転数を検出す
るトランスミッション入力軸回転数検出手段を設け、ク
ラッチの切断時には、アクセル開度に拘わらず、トラン
スミッション入力軸回転数検出手段からの検出信号によ
ってマニュアルトランスミッションの入力軸回転数に同
期させるべくエンジンのエンジン回転数を制御する制御
手段を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はマニュアルトラン
スミッション車の変速制御装置に係り、特にシフトチェ
ンジ時のショック、つまり変速ショックの発生を抑制し
得るマニュアルトランスミッション車の変速制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両には、エンジンとこのエンジンにク
ラッチを介して接続されるマニュアルトランスミッショ
ンとを搭載するマニュアルトランスミッション車やエン
ジンとオートマチックトランスミッションとを搭載する
オートマチックトランスミッション車がある。
【0003】また、マニュアルトランスミッション車の
変速制御装置としては、特開平10−47100号公報
に開示されるものがある。この公報に開示されるエンジ
ンおよび自動変速機を備えた車両の制御装置は、アクセ
ルペダル操作とは独立して出力制御可能なエンジンと、
複数の変速段が選択的に成立させられる自動変速機とを
備えた車両において、減速走行中のダウン変速期間にお
いてエンジンの出力を一時的に上昇させるための制御装
置であって、予め設定された関係から実際の車両減速度
に基づいてエンジン出力上昇幅を決定するエンジン出力
上昇幅決定手段と、エンジン出力上昇幅決定手段により
決定されたエンジン出力上昇幅だけエンジンの出力を上
昇させるエンジン出力上昇手段とを含み、減速走行中の
ダウン変速時にエンジン出力が一時的に増大させられる
車両において、変速ショックを好適に抑制している。
【0004】更に、特開平10−30654号公報に開
示されるものがある。この公報に開示される車両用クラ
ッチの制御装置は、エンジンの駆動軸とトランスミッシ
ョンの入力軸との間に設けられた車両用クラッチの制御
装置であって、エンジンの駆動軸の回転数とトランスミ
ッションの入力軸の回転数との差を求める手段と、差を
求める手段により求められた差と少なくとも大小2つの
第1所定値および第2所定値とを比較し、差が、少なく
とも第1所定値より大きいとき、および、第2所定値よ
り小さいとき、クラッチをそれぞれ異なる一定の第1伝
達トルク値および第2伝達トルク値となるように制御
し、かつ、第1所定値と第2所定値との間のとき、第1
伝達トルク値と第2伝達トルク値との間の所定の伝達ト
ルク値となるように制御する制御手段とを備え、クラッ
チ締結時において車両の前後方向の振動を効果的に低減
している。
【0005】更にまた、特開平10−131773号公
報に開示されるものがある。この公報に開示されるスロ
ットル制御装置は、内燃機関の吸気通路内の空気流量を
調整するスロットルバルブと、スロットルバルブを収容
するスロットルボデーと、一対の軸受部材が配設された
ケーシング内でロータを固設するロータ軸が回転自在に
軸支され、スロットルバルブを動力伝達機構を介して開
閉駆動するモータと、スロットルボデー内に収容するモ
ータのケーシングの周囲でケーシングの両端のスロット
ルボデーとの固定部を除いて設けられた隙間に充填する
充填材とを具備し、モータ単体で機能する構成としてス
ロットルボデーへのモータの組付けを簡素化するととも
に、モータの放熱性及び耐振性に優れ高精度を維持した
空気流量制御を行っている。
【0006】また、特開平10−159596号公報に
開示されるものがある。この公報に開示されるアクセル
装置用ヒステリシス機構は、操作員が操作するアクセル
操作手段の操作量に応じて、内燃機関に吸入される吸入
空気の量を電気的に制御する電子制御アクセル装置に適
用され、アクセル操作手段に対して、所定の操作抵抗力
を及ぼすアクセル装置用ヒステリシス機構であって、第
1プレートと、第1プレートに対向して配設され、アク
セル操作手段の操作に連動して第1プレートに対して相
対運動する第2プレートと、両プレート間に配設され、
両プレートに接触する転動体とを備え、所定のヒステリ
シス特性を確実に得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のマニ
ュアルトランスミッション車において、エンジン回転数
がマニュアルトランスミッションの入力軸回転数と一致
していない状況では、クラッチを急接続すると、ショッ
クが発生する。
【0008】このショックは、乗員を不快にするだけで
なく、車輪のスリップを誘発したり、マニュアルトラン
スミッションやデファレンシャルギヤ等を破損させる惧
れがある。
【0009】このため、ドライバは、クラッチをゆっく
りと接続したり、アクセルコントロール等によってエン
ジン回転数をマニュアルトランスミッションの入力軸回
転数に同期させてからクラッチを接続する必要があり、
高度な運転技術が要求されるという不都合がある。
【0010】また、シフトアップ時には、アクセルペダ
ルを戻し、エンジン回転数が低下した状態でクラッチを
接続すれば良いので、操作が著しく困難となるものでは
ないが、ブレーキペダルを踏みつつシフトダウンを行う
時には、右足のみでブレーキペダルとアクセルペダルと
の両方の操作を同時に行わなければならず、非常に操作
が困難となり、実用上不利であるという不都合がある。
【0011】更に、ペダル配置の悪い車両の場合には、
右足のみでブレーキペダルとアクセルペダルとの両方の
操作を同時に行なうことのできない状況となることもあ
り、改善が望まれていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、エンジンとこのエンジンに
クラッチを介して接続されるマニュアルトランスミッシ
ョンとを搭載するマニュアルトランスミッション車にお
いて、前記マニュアルトランスミッションの入力軸側に
マニュアルトランスミッションの入力軸回転数を検出す
るトランスミッション入力軸回転数検出手段を設け、前
記クラッチの切断時には、アクセル開度に拘わらず、ト
ランスミッション入力軸回転数検出手段からの検出信号
によってマニュアルトランスミッションの入力軸回転数
に同期させるべく前記エンジンのエンジン回転数を制御
する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
クラッチの切断時には、制御手段によってアクセル開度
に拘わらず、トランスミッション入力軸回転数検出手段
からの検出信号によってマニュアルトランスミッション
の入力軸回転数に同期させるべくエンジンのエンジン回
転数を制御し、シフトチェンジ時のショック、つまり変
速ショックの発生を抑制している。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】図1〜図8はこの発明の実施例を示すもの
である。図2において、2は車両、例えばマニュアルト
ランスミッション車である。
【0016】このマニュアルトランスミッション車2
は、エンジン4と、このエンジン4にクラッチ6を介し
て接続されるマニュアルトランスミッション8とを搭載
している。
【0017】そして、図2に示す如く、エンジン4とマ
ニュアルトランスミッション8とをクラッチ6にて接離
可能に設け、マニュアルトランスミッション8とクラッ
チ6とをマニュアルトランスミッション入力軸10にて
接続し、この入力軸10近傍にはマニュアルトランスミ
ッション8の入力軸回転数Irを検出するトランスミッ
ション入力軸回転数検出手段たるトランスミッション入
力軸回転数センサ12を設ける。
【0018】また、マニュアルトランスミッション8に
車速を検出する車速検出手段たる車速センサ14を設け
るとともに、マニュアルトランスミッション8からの駆
動力を車輪16に伝達させるべくマニュアルトランスミ
ッション8に車輪軸18を介して車輪16を連絡して設
ける。
【0019】前記トランスミッション入力軸回転数セン
サ12と車速センサ14とを制御手段(ECU)20に
接続して設けるとともに、この制御手段20をエンジン
4に接続して設け、制御手段20は、エンジン4からの
エンジン回転数(「E/G回転数」ともいう)と、トラ
ンスミッション入力軸回転数センサ12からのトランス
ミッション入力軸回転数信号(「T/M入力軸回転数信
号」ともいう)と、車速センサ14からの車速信号とを
入力し、前記エンジン4にエンジン回転数コントロール
信号を出力するものである。
【0020】ここで、アクセル開度を検出し前記制御手
段20に検出信号を出力するアクセルペダルセンサ22
について説明すると、図6及び図7に示す如く、ダッシ
ュパネル24の取付板部26にスタッドボルト28及び
ナット30によってアクセルペダルブラケット32と前
記アクセルペダルセンサ22とを取り付ける。
【0021】このとき、アクセルペダルセンサ22は、
本体部22−1と、この本体部22−1に揺動自在に取
り付けられるアーム部22−2と、アーム部22−2を
所定位置、つまり後述するアクセルペダル34を踏み込
んでいない状態に付勢するリターンスプリング22−3
と、全閉時ストッパ22−4とを有している。
【0022】そして、前記アクセルペダルブラケット3
2にアクセルペダル34の途中部位を揺動自在に装着
し、アクセルペダル34のアクセルペダルレバー34−
1上端に設けた鍵状穴部34−2を前記アクセルペダル
センサ22のアーム部22−2の揺動端部に係合させる
とともに、アクセルペダルレバー34−1の下端には踏
み込み用ペダル部34−3を設ける。
【0023】前記制御手段20には、クラッチ6の切断
時に、アクセル開度に拘わらず、トランスミッション入
力軸回転数検出手段たるトランスミッション入力軸回転
数センサ12からの検出信号によってマニュアルトラン
スミッション8の入力軸回転数Irに同期させるべく前
記エンジン4のエンジン回転数erを制御する機能を有
している。
【0024】詳述すれば、前記制御手段20は、アップ
シフト時にマニュアルトランスミッション8の入力軸回
転数Irとエンジン回転数erとの差に応じた制御量C
を予め設定されるマップ(図3参照)から決定し、この
制御量Cに基づいてエンジン回転数erを減少させるべ
く制御する機能を有するものである。
【0025】なお、制御量Cは、図3から明らかな如
く、+(プラス)領域(第1、第2象限)においては、
エンジン回転数を上昇させる制御を実施し、−(マイナ
ス)領域(第3、第4象限)においては、エンジン回転
数を下降させる制御を実施する。
【0026】また、前記制御手段20は、車速検出手段
たる車速センサ14からの検出車速が所定車速未満、つ
まりXkm/h未満の場合に、予め設定されるマップか
ら求められた制御量Cに基づくエンジン回転数制御を禁
止すべく制御する機能も有している。
【0027】更に、前記制御手段20は、マニュアルト
ランスミッション8の入力軸回転数Irとエンジン回転
数erとの差が所定値以下の場合に、図3に示す如く、
予め設定されるマップから求められる制御量Cをゼロと
し、エンジン回転数制御を行わないように制御する機能
も有している。
【0028】前記制御手段20には、エンジン回転数e
rを減少させるために、図示しないエンジン回転数減少
手段を接続することができる。そして、このエンジン回
転数減少手段は、燃料カット制御または点火カット制
御、あるいは点火時期制御における点火遅角制御の少な
くとも1つの制御を行い、エンジン回転数erの減少の
みを行うものである。
【0029】更にまた、前記制御手段20は、ダウンシ
フト時にマニュアルトランスミッション8の入力軸回転
数Irとエンジン回転数erとの差に応じた制御量Cを
予め設定されるマップから決定し、この制御量Cに基づ
いてエンジン回転数erを増加させるべく制御する機能
を有している。
【0030】そして、ダウンシフトの場合(アクセル開
度=0の場合)の順序を以下に説明する。 (1)ドライバがシフトを抜くためにクラッチを切る。 (2)ドライバが下のギヤにレバーを動かす。 (3)シンクロメッシュによりマニュアルトランスミッ
ション8の入力軸回転数Irが上昇する。 (4)マニュアルトランスミッション8の入力軸回転数
Irとエンジン回転数erとに差が生じ、本システムが
作動する。アクセルペダルは離されているが、制御手段
20からのエンジン回転数制御信号を受けてエンジン回
転数erが上昇し、マニュアルトランスミッション8の
入力軸回転数Irに同期する。 (5)ドライバがクラッチをつなげる。回転数が同期し
ているため、変速ショックが少なく、滑らかにシフトダ
ウンが終了する。
【0031】また、前記制御手段20は、エンジン回転
数erを増減させるために、図示しないエンジン回転数
増減手段を接続することができる。このエンジン回転数
増減手段は、電子スロットルまたは電子制御式サブスロ
ットルの少なくともいずれかのものを利用し、エンジン
回転数erを増減させることが可能である。
【0032】エンジン回転数増減手段として電子スロッ
トルを利用する際には、特開平10−131773号公
報や特開平10−159596号公報に開示される公知
技術を使用し、電子スロットルの開度によってエンジン
回転数erをコントロールするものである。
【0033】前記エンジン回転数増減手段として電子制
御式サブスロットルを利用する際には、電子制御式サブ
スロットルの開度によってエンジン回転数erをコント
ロールするものである。
【0034】ここで、電子制御式サブスロットル36に
ついて説明すると、電子制御式サブスロットル36は、
図8に示す如く、ドライバコントロール用スロットルバ
ルブ36−1とエンジン回転コントロール専用スロット
ルバルブ36−2とが併設されている。
【0035】更に、前記制御手段20は、予め設定され
るマップから求められる制御量Cに基づき増加されるエ
ンジン回転数erが許容回転数を越える場合に、制御量
C分が増加されたエンジン回転数erが許容回転数以下
に落ち込むまでの間、図5に示す如く、クラッチが接続
されるのを禁止すべく制御する機能も有している。
【0036】ここで、発進時の作動禁止について詳述す
ると、発進時は、マニュアルトランスミッション8の入
力軸回転数Irがエンジン回転数erよりも低く、且つ
車速も低い状態となっており、このような状態を判定し
て本システムにおける発進時の作動を禁止するものであ
る。
【0037】次に、図1のマニュアルトランスミッショ
ン車の変速制御用フローチャートに沿って作用を説明す
る。
【0038】変速制御用プログラムがスタート(10
0)すると、前記トランスミッション入力軸回転数セン
サ12からの検出信号たるマニュアルトランスミッショ
ン8の入力軸回転数Irやエンジン回転数erの読み込
み(102)が行われる。
【0039】そして、前記トランスミッション入力軸回
転数センサ12からのマニュアルトランスミッション8
の入力軸回転数Irとエンジン回転数erとの差、つま
りIr−erを算出(104)し、この算出した差から
図3のマップを利用して制御量Cを算出(106)す
る。
【0040】また、算出した制御量Cがゼロ(0)と等
しいか否かの判断(108)を行い、この判断(10
8)がYESの場合には、そのままリターン(120)
に移行させ、判断(108)がNOの場合には、制御量
Cがゼロ(0)を越えているか否かの判断(110)を
行う。
【0041】この判断(110)がYESの場合には、
前記制御手段20によってエンジン回転数を上昇させる
制御を実施(112)し、その後にリターン(120)
に移行させるとともに、判断(110)がNOの場合に
は、発進時の半クラッチ状態を判定するために、車速が
所定車速、つまりXkm/h以上であるか否かの判断
(114)を行う。
【0042】そして、車速が所定車速、つまりXkm/
h以上であるか否かの判断(114)がYESの場合に
は、エンジン回転数を下降させる制御を実施(116)
し、その後にリターン(120)に移行させるととも
に、判断(114)がNOの場合には、制御せず状態、
すなわち制御量Cに基づくエンジン回転数制御を禁止す
べく制御(118)し、その後にリターン(120)に
移行させる。
【0043】これにより、前記クラッチ6の切断時に、
アクセル開度に拘わらず、トランスミッション入力軸回
転数検出手段たるトランスミッション入力軸回転数セン
サ12からの検出信号によってマニュアルトランスミッ
ション8の入力軸回転数Irに同期させるべく前記エン
ジン4のエンジン回転数erを制御する機能を付加した
前記制御手段20によって、シフトチェンジ時のショッ
ク、つまり変速ショックの発生を抑制することができ、
実用上有利である。
【0044】また、前記制御手段20に、アップシフト
時にマニュアルトランスミッション8の入力軸回転数I
rとエンジン回転数erとの差に応じた制御量Cを予め
設定されるマップ(図3参照)から決定し、この制御量
Cに基づいてエンジン回転数erを減少させるべく制御
する機能を付加したことにより、ドライバがアクセルペ
ダルを踏み続けている状態でシフトアップした場合にお
いてもエンジン回転数erとマニュアルトランスミッシ
ョン8の入力軸回転数Irとの差を自動的に吸収するこ
とができ、変速制御を効率良く実施し得る。
【0045】更に、前記エンジン4のエンジン回転数e
rとマニュアルトランスミッション8の入力軸回転数I
rとの間に大きな差がないときには変速ショックが小さ
いものであり、前記制御手段20に、予め設定されるマ
ップから求められた制御量Cに基づくエンジン回転数制
御を禁止すべく制御する機能を付加したことにより、車
速検出手段たる車速センサ14からの検出車速が所定車
速未満、つまりXkm/h未満の場合に、不必要な制御
を省くことができ、使い勝手を向上し得る。
【0046】更にまた、前記制御手段20に、予め設定
されるマップから求められる制御量Cをゼロとし、エン
ジン回転数制御を行わないように制御する機能を付加し
たことにより、マニュアルトランスミッション8の入力
軸回転数Irとエンジン回転数erとの差が所定値以下
の場合に、停車状態からの発進時にエンジン回転数制御
を行わず、半クラッチによる発進操作の妨げとなる因子
を排除することができる。
【0047】また、前記制御手段20に、エンジン回転
数erを減少させるために、燃料カット制御または点火
カット制御、あるいは点火時期制御における点火遅角制
御の少なくとも1つの制御を行い、エンジン回転数er
の減少のみを行うエンジン回転数減少手段を接続するこ
とにより、既存の一般的な制御を流用することで簡易化
が図れ、コストを低廉に維持し得て、経済的に有利であ
る。
【0048】更に、前記制御手段20に、ダウンシフト
時にマニュアルトランスミッション8の入力軸回転数I
rとエンジン回転数erとの差に応じた制御量Cを予め
設定されるマップから決定し、この制御量Cに基づいて
エンジン回転数erを増加させるべく制御する機能を付
加したことにより、ダウンシフトによる減速比の変動が
原因で発生するエンジン4のエンジン回転数erとマニ
ュアルトランスミッション8の入力軸回転数Irとの差
を自動的に吸収することができ、変速ショックの発生を
抑制することができる。
【0049】更にまた、前記制御手段20に、エンジン
回転数erを増減させるために、電子スロットルまたは
電子制御式サブスロットルの少なくともいずれかのもの
を利用し、エンジン回転数erを増減させることの可能
なエンジン回転数増減手段を接続することにより、一般
的に採用される傾向にあると思料される電子アクセルペ
ダル方式のものに対応可能である。
【0050】また、前記制御手段20に、予め設定され
るマップから求められる制御量Cに基づき増加されるエ
ンジン回転数erが許容回転数を越える場合に、制御量
C分が増加されたエンジン回転数erが許容回転数以下
に落ち込むまでの間、クラッチが接続されるのを禁止す
べく制御する機能を付加したことにより、ダウンシフト
時のエンジン回転自動制御によって、許容回転数以上の
エンジン回転数となる状態、つまりオーバレブを防止す
ることができ、実用上有利であるとともに、クラッチ接
続を禁止する手段を設けなくとも対処可能となるもので
ある。
【0051】なお、この発明は実施例に限定されるもの
ではなく、種々の応用改変が可能である。
【0052】例えば、制御手段による制御動作を緊急時
にキャンセルし、緊急回避を可能とする構成とすること
も可能である。
【0053】すなわち、前記制御手段に、緊急時を知ら
せるための、例えば緊急時スイッチを接続して設け、こ
の緊急時スイッチがオン動作された際には、前記制御手
段によるエンジン回転数の制御をキャンセルし、変速シ
ョックの発生の抑制よりもクラッチの接続を優先させ、
確実な緊急回避を可能とするものである。
【0054】さすれば、緊急時にクラッチの接続を最優
先させることができ、緊急時の現状に即座に対処し得
て、使い勝手の向上に寄与し得るものである。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの本発明によ
れば、エンジンとこのエンジンにクラッチを介して接続
されるマニュアルトランスミッションとを搭載するマニ
ュアルトランスミッション車において、マニュアルトラ
ンスミッションの入力軸側にマニュアルトランスミッシ
ョンの入力軸回転数を検出するトランスミッション入力
軸回転数検出手段を設け、クラッチの切断時には、アク
セル開度に拘わらず、トランスミッション入力軸回転数
検出手段からの検出信号によってマニュアルトランスミ
ッションの入力軸回転数に同期させるべくエンジンのエ
ンジン回転数を制御する制御手段を設けたので、この制
御手段によって、シフトチェンジ時のショック、つまり
変速ショックの発生を抑制することができ、実用上有利
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すマニュアルトランスミ
ッション車の変速制御用フローチャートである。
【図2】マニュアルトランスミッション車の概略構成図
である。
【図3】マニュアルトランスミッションの入力軸回転数
Irとエンジン回転数erとの差と制御量Cとの関係を
示す図である。
【図4】アクセルを戻さずにシフトアップした場合のタ
イムチャートである。
【図5】アクセルを戻した状態でシフトダウンした場合
のタイムチャートである。
【図6】アクセルペダルとアクセルペダルセンサとを取
り付けた状態の概略説明図である。
【図7】アクセルペダルとアクセルペダルセンサとを取
り付ける状態の概略取付斜視図である。
【図8】電子制御式サブスロットルの概略図である。
【符号の説明】
2 マニュアルトランスミッション車 4 エンジン 6 クラッチ 8 マニュアルトランスミッション 10 入力軸 12 トランスミッション入力軸回転数センサ 14 車速センサ 16 車輪 18 車輪軸 20 制御手段(ECU) 22 アクセルペダルセンサ 24 ダッシュパネル 26 取付板部 28 スタッドボルト 30 ナット 32 アクセルペダルブラケット 34 アクセルペダル 36 電子制御式サブスロットル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 59:42 59:44 59:74 Fターム(参考) 3D041 AA06 AA53 AC01 AC06 AC16 AC18 AD02 AD04 AD10 AD18 AD22 AD23 AD30 AD35 AD51 AE03 AE04 AE08 AE09 AE16 AF00 3G093 AA04 BA03 BA17 CB05 CB08 DA01 DA06 DB05 DB10 DB11 EA03 EA05 EA09 EA13 EB02 EB03 EC01 FA03 FA10 FA12 FB05 3J052 AA01 CA14 EA04 GC02 GC32 GC36 GC42 GC44 GC46 HA03 LA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンとこのエンジンにクラッチを介
    して接続されるマニュアルトランスミッションとを搭載
    するマニュアルトランスミッション車において、前記マ
    ニュアルトランスミッションの入力軸側にマニュアルト
    ランスミッションの入力軸回転数を検出するトランスミ
    ッション入力軸回転数検出手段を設け、前記クラッチの
    切断時には、アクセル開度に拘わらず、トランスミッシ
    ョン入力軸回転数検出手段からの検出信号によってマニ
    ュアルトランスミッションの入力軸回転数に同期させる
    べく前記エンジンのエンジン回転数を制御する制御手段
    を設けたことを特徴とするマニュアルトランスミッショ
    ン車の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、アップシフト時にマニ
    ュアルトランスミッションの入力軸回転数とエンジン回
    転数との差に応じた制御量を予め設定されるマップから
    決定し、この制御量に基づいてエンジン回転数を減少さ
    せるべく制御する請求項1に記載のマニュアルトランス
    ミッション車の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、エンジン回転数を減少
    させるエンジン回転数減少手段が接続されているととも
    に、このエンジン回転数減少手段として燃料カット制御
    または点火カット制御、あるいは点火遅角制御を行う請
    求項2に記載のマニュアルトランスミッション車の変速
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、車速を検出する車速検
    出手段が接続されており、この車速検出手段からの検出
    車速が所定車速未満の場合に、予め設定されるマップか
    ら求められた制御量に基づくエンジン回転数制御を禁止
    すべく制御する請求項2または請求項3に記載のマニュ
    アルトランスミッション車の変速制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、マニュアルトランスミ
    ッションの入力軸回転数とエンジン回転数との差が所定
    値以下の場合に、予め設定されるマップから求められる
    制御量をゼロとし、エンジン回転数制御を行わないよう
    に制御する請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の
    マニュアルトランスミッション車の変速制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、ダウンシフト時にマニ
    ュアルトランスミッションの入力軸回転数とエンジン回
    転数との差に応じた制御量を予め設定されるマップから
    決定し、この制御量に基づいてエンジン回転数を増加さ
    せるべく制御する請求項1に記載のマニュアルトランス
    ミッション車の変速制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、予め設定されるマップ
    から求められる制御量に基づき増加されるエンジン回転
    数が許容回転数を越える場合に、制御後のエンジン回転
    数が許容回転数以下に落ち込むまでの間、クラッチが接
    続されるのを禁止すべく制御する請求項6に記載のマニ
    ュアルトランスミッション車の変速制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、エンジン回転数を増減
    させるエンジン回転数増減手段が接続されているととも
    に、このエンジン回転数増減手段を電子スロットルまた
    は電子制御式サブスロットルとした請求項1ないし請求
    項7のいずれかに記載のマニュアルトランスミッション
    車の変速制御装置。
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