JP2001073516A - バルコニーの排水構造 - Google Patents

バルコニーの排水構造

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JP2001073516A
JP2001073516A JP25052799A JP25052799A JP2001073516A JP 2001073516 A JP2001073516 A JP 2001073516A JP 25052799 A JP25052799 A JP 25052799A JP 25052799 A JP25052799 A JP 25052799A JP 2001073516 A JP2001073516 A JP 2001073516A
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drain
floor
drainage
building
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Hiroshi Yamaguchi
大志 山口
Tomoami Terauchi
知網 寺内
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルコニーに物入れ等の収納部を設置する場
合において、ドレンから湿気が収納部の内部に侵入する
ことがなく、かつ、ドレンを容易に掃除することができ
るバルコニーの排水構造を提供すること。 【解決手段】 バルコニー2の床を構成する床構造体1
1上に収納部60がバルコニー2の側端部において設け
られており、前記床構造体11には、前記収納部60の
直前位置においてドレン30が設けられ、このドレン3
0に、前記床構造体11に設けられた排水溝40が接続
されていることを特徴とするバルコニーの排水構造を用
いて、上記課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建物の排
水構造に関し、詳細には、建物に設けられるバルコニー
の排水構造に関するものである。
【0002】
【背景の技術】住宅などの建築物は、施工現場の環境や
施主の要望などに基づき、様々なデザイン的特色あるい
は実用的特色を備えている。その一つとして、例えば、
上階の外壁から屋外に突出して設けられるバルコニーを
備えた住宅がある。そして、このようなバルコニーに
は、雨水等の水を排水する排水構造が施工されている。
この排水構造の一例として、特開平10−331222
号公報に記載の技術が知られている。すなわち、この技
術においては、バルコニーの床に、雨等の排水を案内す
るための排水溝と、この排水溝に接続され、該排水溝に
より案内された排水を集水するためのドレンとが設けら
れる。そして、ドレンには、排水孔が設けられ、この排
水孔に、排水をバルコニーの下方に案内する排水管が接
合されている。そして、前記排水溝はバルコニーの床の
前端部に配置され、ドレンはバルコニーの床の側端部に
配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記バルコ
ニーに物入れ等の収納部を設置する場合、バルコニーを
使用する際に収納部が邪魔にならないように、該収納部
を前記バルコニーの側端部に配置するのが一般的であ
る。この場合、前記ドレンの直上に物入れが配置される
ことになり、ドレンから湿気が収納部の内部に侵入した
り、ドレンを掃除し難くなってしまうという問題があっ
た。上記事情に鑑み、本発明の課題は、バルコニーに物
入れ等の収納部を設置する場合において、ドレンから湿
気が収納部の内部に侵入することがなく、かつ、ドレン
を容易に掃除することができるバルコニーの排水構造を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載のバルコニーの排水構造は、例えば図1に
示すように、バルコニー2の床を構成する床構造体11
上に収納部60がバルコニー2の側端部において設けら
れており、前記床構造体11には、前記収納部60の直
前位置においてドレン30が設けられ、このドレン30
に、前記床構造体11に設けられた排水溝40が接続さ
れていることを特徴とする。ここで、排水溝40は、雨
水等の排水を案内するためのものである。また、前記ド
レン30は、前記排水溝40により案内された排水を集
水するためのものである。また、前記ドレン30には、
該ドレン30に集水された排水をバルコニー2下方に案
内するための排水管50が接続される。また、前記床構
造体11の上面に設けられる床仕上げ材11aは、その
表面が前記排水溝40に向かって下向きに僅かな角度で
傾斜するようにして設けられるのが好ましい。
【0005】請求項1記載のバルコニーの排水構造にお
いては、前記床構造体11には、前記収納部60の直前
位置においてドレン30が設けられているので、すなわ
ち、前記ドレン30の直上に前記収納部60が配置され
ていないので、ドレン30から湿気が収納部60の内部
に侵入することがなく、また、ドレン30を容易に掃除
することができる。さらに、前記ドレン30は、バルコ
ニー2の側端部に設けられている収納部60の直前位置
言い換えればバルコニー2の側端部付近に設けられてい
るので、ドレン30に接続される排水管50を容易に配
管することができる。すなわち、前記バルコニー2に前
記排水管50を配管して、該排水管50を前記ドレン3
0に接続するに際し、前記ドレン30がバルコニー2の
中央付近にある場合に比べて、バルコニー2の側方から
前記ドレン30に向かって配管される排水管50の長さ
を短くでき、したがって該排水管50を容易に配管する
ことができる。
【0006】請求項2記載のバルコニーの排水構造は、
例えば図3に示すように、請求項1記載のバルコニーの
排水構造において、前記収納部60の床(床板)63
は、前記床構造体11より上方に設けられており、前記
収納部60の床63と前記床構造体11との間に排水管
50が設けられ、この排水管50が前記ドレン30に接
続されていることを特徴とする。
【0007】請求項2記載のバルコニーの排水構造にお
いては、前記収納部60の床63は、前記床構造体11
より上方に設けられているので、前記収納部60の床6
3と前記床構造体11との間に排水管50を設けること
で、前記収納部60を貫通させることなくドレン30に
容易に排水管50を接続することができるとともに、こ
の排水管50を収納部60によって隠すことができる。
【0008】請求項3記載のバルコニーの排水構造は、
例えば図1に示すように、請求項1または2に記載のバ
ルコニーの排水構造において、前記バルコニー2が、建
物3の外壁によって少なくとも側部が囲まれてなるイン
ナーバルコニー部分10と、このインナーバルコニー部
分10から前方に突出してなるアウターバルコニー部分
20とから構成され、前記排水溝40がインナーバルコ
ニー部分10の前部に設けられていることを特徴とす
る。ここで、前記インナーバルコニー部分10を構成す
る床構造体11及び前記アウターバルコニー部分を構成
する床構造体21の上面に設けられる床仕上げ材11
a,21aは、それらの表面がそれぞれ前記排水溝40
に向かって下向きに僅かな角度で傾斜するようにして設
けられるのが好ましい。
【0009】請求項3記載のバルコニーの排水構造にお
いては、前記排水溝40がインナーバルコニー部分10
の前部に設けられているので、前記排水溝40はアウタ
ーバルコニー部分20に隣接あるいは近接しており、し
たがって、前記排水溝40は前記インナーバルコニー部
分10内の排水のみならず前記アウターバルコニー部分
20内の排水をも集水して案内することができる。
【0010】請求項4記載のバルコニーの排水構造は、
例えば図3および図4に示すように、請求項3記載のバ
ルコニーの排水構造において、前記排水管50は、前記
インナーバルコニー部分10の側部の外壁12bを貫通
して、建物3の側壁側に配管されていることを特徴とす
る。
【0011】請求項4記載のバルコニーの排水構造にお
いては、前記排水管50は、前記インナーバルコニー部
分10の側部の外壁12bを貫通して、建物3の側壁側
に配管されているので、前記排出管50が建物3の正面
側の壁上に配置されず、したがって、建物3の外観が良
好なものとなる。
【0012】請求項5記載のバルコニーの排水構造は、
例えば図2および図3に示すように、請求項1〜4のい
ずれかに記載のバルコニーの排水構造において、前記床
構造体11,21の少なくとも一部は、建物ユニットの
床部101で構成されていることを特徴とする。ここ
で、建物ユニットは、鉄骨や木材を直方体状に組み立て
たフレームに、床面材や壁面材を貼り付けたものが一般
的であり、工場等で生産されるものである。
【0013】請求項5記載のバルコニーの排出構造にお
いては、前記床構造体11,21の少なくとも一部が建
物ユニットの床部101で構成されているので、工場生
産された建物ユニットを建築現場で組み立てて床構造体
を構築することにより、バルコニーの排水構造を備えた
バルコニー2を容易に構築することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。先ず、図1および図4に基づい
て、本発明に係るバルコニーの排水構造が適用される建
物3について説明する。なお、建物3は3階建てであ
り、図1はバルコニー2を含む3階部分の平断面図であ
り、図4は、建物3の正面側の外観を示した図である。
建物3は、工場生産された複数の建物ユニットを建築現
場で組み立てることにより建築される。ここで、建物ユ
ニットは、鉄骨や木材を直方体状に組み立てたフレーム
に、床面材や壁面材を貼り付けたものが一般的であり、
工場等で生産されるものである。そして、バルコニー2
は、図4に示すように、建物3の3階に配置されてお
り、また、図1に示すように、バルコニー2と建物3の
内部とは、外壁4,4及びサッシ80・・・によって仕切
られている。
【0015】次に、本実施の形態に係るバルコニーの排
水構造の構成について図1〜図4に基づいて説明する。
なお、図2は図1の一部を拡大して示した平断面図であ
り、図3は、図2におけるA−A線視断面図である。バ
ルコニー2は、図1に示すように、建物3の外壁によっ
て側部及び正面部の一部が囲まれてなるインナーバルコ
ニー部分10と、このインナーバルコニー部分10から
前方に突出してなるアウターバルコニー部分20とから
構成されている。インナーバルコニー部分10は、図2
および図3に示すように、建物ユニット100で構成さ
れており、インナーバルコニー部分10の床を構成する
床構造体11は、図2および図3に示すように、建物ユ
ニット100の床部101で構成されている。この床部
101は、長辺梁101a,101aと短辺梁101
b,101bとで組み立てられた矩形状の枠に、複数の
根太を一方の長辺梁101aから他方の長辺梁101a
にわたって互いに平行にかつ等間隔に架設したものであ
る。そして、インナーバルコニー部分10の床を構成す
る床構造体11に、雨水等の排水を案内するための排水
溝40及びこの排水溝40により案内された排水を集水
するためのドレン30が設けられ、床構造体11上に収
納部60,70が設けられている。また、床構造体11
の上面には、床仕上げ材11aがその表面が排水溝40
に向かって下向きに僅かな角度で傾斜するようにして設
けられている。
【0016】インナーバルコニー部分10の外壁12
は、建物ユニット100の外壁部で構成されている。以
下、外壁部の構成について図2に基づいて説明する。床
構造体11の4つの角部にはそれぞれ主柱103cが立
設されており、主柱103c・・・間には、間柱103d・
・・が立設されている。また、主柱103c・・・、間柱1
03d・・・の上端には、天井梁(図示略)が架設されて
いる。そして、前記床構造体11と、主柱103c・・・
と、間柱103d・・・と、天井梁とで構成される骨組み
ユニット103の外側に、外装材104a,104a
(インナーバルコニー部分10の正面側に取り付けられ
る),104b・・・(インナーバルコニー部分10の側
面側に取り付けられる),104c・・・,104d・・・
(インナーバルコニー部分10の角側に取り付けられ
る)が取り付けられている。そして、インナーバルコニ
ー部分10の正面側では、外壁フレーム103の内側に
内装材105a・・・が取り付けられており、インナーバ
ルコニー部分10の側面側及び奥側では、外壁フレーム
103の内側に、桟材103e・・・,103f・・・が建物
ユニット100の上端面から下端面にわたって設けられ
ている。そして、この桟材103e・・・,103f・・・の
内側に内装材105b,105b,105c・・・が取り
付けられている。また、長辺梁101aと天井梁との間
には、収納部60を開閉する扉61が取り付けられる芯
材106が取り付けられている。また、この芯材106
は、桟材103f間にも取り付けられている。
【0017】図2及び図3に示すように、アウターバル
コニー部分20の床を構成する床構造体21は、長辺梁
24a,24aと短辺梁24b,24bとで組み立てら
れた矩形状の枠に、複数の根太を一方の長辺梁24aか
ら他方の長辺梁24aにわたって互いに平行にかつ等間
隔に架設したものである。そして、床構造体21の上面
に、床仕上げ材21aが、その表面が排水溝40に向か
って下向きに僅かな角度で傾斜するようにして設けられ
ている。
【0018】また、この床構造体21の4つの角部に
は、それぞれ長柱23aが立設されており、長柱23a
・・・の上端には、上梁(図示略)が架設されている。そ
して、長辺梁24a,24aと、短辺梁24b,24b
と、長柱23a・・・と、上梁とから構成される骨組みフ
レーム27の内側の面には内装材25a(アウターバル
コニー部分20の正面側に配置されている),25b,
25b(アウターバルコニー部分20の側面側に配置さ
れている)が取り付けられている。そして、骨組みフレ
ーム27の外側の面には外装材26a(アウターバルコ
ニー部分20の正面側に配置されている),26b,2
6b(アウターバルコニー部分20の側面側に配置され
ている),26c,26c(アウターバルコニー部分2
0の角側に配置されている)が取り付けられている。
【0019】次に、インナーバルコニー部分20内部の
構成について説明する。図1に示すように、収納部6
0,70はそれぞれインナーバルコニー部分10の側端
部に設けられている。そして、収納部の床を構成する床
板63が、床構造体11よりも上方に設けられている。
具体的には、床構造体11の上面に支持板66,67が
設けられており、床板63が、支持板66,67によっ
て床構造体11の上方において支持されている。また、
床板63の上面には、覆い板64及び桟材65が設けら
れている。この桟材65の上面には、前記扉61が取り
付けられる枠材68の下端部が載置されている。そし
て、この桟材65は、覆い板64及び支持板66によっ
てその側面が覆われている。そして、床板63と前記床
構造体11との間には後述する排水管50が設けられて
いる。
【0020】図1および図2に示すように、排水溝40
は、インナーバルコニー部分10の前部に設けられてお
り、一方の端部においてドレン30に接続され、ドレン
30から収納部70の直前位置まで延在している。
【0021】図2および図3に示すように、ドレン30
は、収納部60,70のうちの一方の収納部60の直前
位置に設けられている。ドレン30は平面視矩形状の凸
部で構成されており、ドレン30の底部は、底板31に
より構成され、4つの内壁は、床仕上げ材11aの側端
面と、支持板66と、排水溝40の先端部の内壁面とに
より構成されている。そして、ドレン30に、排水管5
0が接続されている。具体的には、固定板66の下方に
排水孔32が形成されており、この排水孔32に、ドレ
ン30に集水された排水をバルコニー2下方に案内する
ため排水管50が接合している。
【0022】この排水管50は、図3に示すように、床
板63と前記床構造体11との間に設けられている。そ
して、インナーバルコニー部分10の側部の外壁12b
を構成する内装下地材105bには貫通穴51が、外壁
材104bには貫通穴52がそれぞれ設けられており、
排水管50はこれら貫通穴を通って、インナーバルコニ
ー部分10の側部の外壁12bを貫通し、図4に示すよ
うに、建物3の側壁側に配管されている。
【0023】上記のようなバルコニーの排水構造1によ
る排水の過程は以下の通りである。すなわち、バルコニ
ー2内部に侵入した排水がまず排水溝40に集水されて
案内され、ドレン30に集水される。次いで、ドレン3
0に集水された排水が、排水管50によってベランダ下
方に案内される。
【0024】以上により、本実施の形態にかかるバルコ
ニーの排水構造1によれば、床構造体11には、収納部
60より外側位置においてすなわち前記収納部60の直
前位置においてドレン30が設けられているので、ドレ
ン30の直上に収納部60が配置されておらず、したが
ってドレン30から湿気が収納部60の内部に侵入する
ことがなく、また、ドレン30を容易に掃除することが
できる。さらに、ドレン30は、バルコニー2の側端部
に設けられている収納部60の直前位置言い換えればバ
ルコニー2の側端部付近に設けられているので、ドレン
30に接続される排水管50を容易に配管することがで
きる。すなわち、バルコニー2に排水管50を配管し
て、該排水管50をドレン30に接続するに際し、前記
ドレン30がバルコニー2の中央付近にある場合に比べ
て、バルコニー2の側方からドレン30に向かって配管
される排水管50の長さを短くでき、したがって該排水
管50を容易に配管することができる。また、収納部6
0の床は、床構造体11より上方に設けられているの
で、床板63と前記床構造体11との間に排水管50を
設けることで、収納部60を貫通させることなく、ドレ
ン30に容易に排水管50を接続することができるとと
もに、この排水管50を収納部60によって隠すことが
できる。また、排水溝40がインナーバルコニー部分1
0の前部に設けられているので、排水溝40はアウター
バルコニー部分20に隣接しており、したがって、排水
溝40は前記インナーバルコニー部分10内の排水のみ
ならず前記アウターバルコニー部分20内の排水をも集
水して案内することができる。また、排水管50は、イ
ンナーバルコニー部分10の側部の外壁12bを貫通し
て、建物3の側壁側に配管されているので、排出管50
が建物3の正面側の壁上に配置されず、したがって、建
物3の外観が良好なものとなる。また、床構造体11が
建物ユニット100の床部101で構成されているの
で、工場生産された建物ユニット100を建築現場で組
み立てて床構造体11を構築することにより、バルコニ
ーの排水構造1を備えたバルコニー2を容易に構築する
ことができる。
【0025】なお、以上の実施の形態においては、建物
ユニットで構成される建物に適用するものとしたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、壁パネルにより
構成される組立家屋や、鉄筋コンクリート製の建物に適
用してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るバルコニーの排水構造によれば、請求項1と同様の効
果を得ることができるのは勿論のこと、前記ドレンの直
上に前記収納部が配置されていないので、ドレンから湿
気が収納部の内部に侵入することがなく、また、ドレン
を容易に掃除することができる。さらに、ドレンに接続
される排水管を容易に配管することができる。すなわ
ち、前記バルコニーに前記排水管を配管して、該排水管
を前記ドレンに接続するに際し、前記ドレンがバルコニ
ーの中央付近にある場合に比べて、バルコニーの側方か
ら前記ドレンに向かって配管される排水管の長さを短く
でき、したがって該排水管を容易に配管することができ
る。
【0027】請求項2記載の発明に係るバルコニーの排
水構造によれば、請求項1と同様の効果を得ることがで
きるのは勿論のこと、前記収納部の床と前記床構造体と
の間に排水管を設けることで、前記収納部を貫通させる
ことなくドレンに容易に排水管を接続することができる
とともに、この排水管を収納部によって隠すことができ
る。
【0028】請求項3記載の発明に係るバルコニーの排
水構造によれば、請求項1または2と同様の効果を得る
ことができるのは勿論のこと、前記排水溝はアウターバ
ルコニーに隣接あるいは近接しており、したがって、前
記排水溝は前記インナーバルコニー内の排水のみならず
前記アウターバルコニー内の排水をも集水して案内する
ことができる。
【0029】請求項4記載の発明に係るバルコニーの排
水構造によれば、請求項3と同様の効果を得ることがで
きるのは勿論のこと、前記排出管が建物の正面側の壁上
に配管されず、したがって、建物の外観が良好なものと
なる。
【0030】請求項5記載の発明に係るバルコニーの排
出構造によれば、請求項1〜4のいずれかと同様の効果
を得ることができるのは勿論のこと、工場生産された建
物ユニットを建築現場で組み立てて床構造体を構築する
ことにより、バルコニーの排水構造を備えたバルコニー
を容易に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルコニーを含む3階部分の平断面図である。
【図2】図1の一部を拡大して示した平断面図である。
【図3】図2におけるA−A線視断面図である。
【図4】建物の正面側の外観を示した図である。
【符号の説明】
2 バルコニー 3 建物 10 インナーバルコニー部分 11 床構造体 12b インナーバルコニー部分の側部の外壁 20 アウターバルコニー部分 21 床構造体 30 ドレン 40 排水溝 50 排水管 60,70 収納部 63 床板(収納部の床) 100 建物ユニット 101 建物ユニットの床部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルコニーの床を構成する床構造体上に
    収納部がバルコニーの側端部において設けられており、
    前記床構造体には、前記収納部の直前位置においてドレ
    ンが設けられ、このドレンに、前記床構造体に設けられ
    た排水溝が接続されていることを特徴とするバルコニー
    の排水構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバルコニーの排水構造に
    おいて、 前記収納部の床は、前記床構造体より上方に設けられて
    おり、前記収納部の床と前記床構造体との間に排水管が
    設けられ、この排水管が前記ドレンに接続されているこ
    とを特徴とするバルコニーの排水構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のバルコニーの排
    水構造において、 前記バルコニーが、建物の外壁によって少なくとも側部
    が囲まれてなるインナーバルコニー部分と、このインナ
    ーバルコニー部分から前方に突出してなるアウターバル
    コニー部分とから構成され、前記排水溝がインナーバル
    コニー部分の前部に設けられていることを特徴とするバ
    ルコニーの排水構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のバルコニーの排水構造に
    おいて、 前記排水管は、前記インナーバルコニー部分の側部の外
    壁を貫通して、建物の側壁側に配管されていることを特
    徴とするバルコニーの排水構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のバルコ
    ニーの排水構造において、 前記床構造体の少なくとも一部は、建物ユニットの床部
    で構成されていることを特徴とするバルコニーの排水構
    造。
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