JP2001073438A - 管部材 - Google Patents

管部材

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JP2001073438A
JP2001073438A JP24637499A JP24637499A JP2001073438A JP 2001073438 A JP2001073438 A JP 2001073438A JP 24637499 A JP24637499 A JP 24637499A JP 24637499 A JP24637499 A JP 24637499A JP 2001073438 A JP2001073438 A JP 2001073438A
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JP
Japan
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pipe
pipe member
corrosion resistance
circumference
outside
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Pending
Application number
JP24637499A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Kashima
清一郎 加島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 硫化水素ガスなどに対する良好な耐食性を持
続的に有すると共に、円周・管軸方向の内外圧強度及び
偏平及びたわみに対する強度が高く破損に強い管部材を
提供すること。 【解決手段】 外周に管外表面3aが形成された外側構
造体3を有し、内周に管内表面2aが形成された内側構
造体2を前記外側構造体3の内周に接合し、外側構造体
3は鉄筋コンクリートで形成し、内側構造体2は塩化ビ
ニールで形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下に埋設する下
水管等として利用することのできる管部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下水管等としてヒューム管が広く
利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のヒューム
管では以下の(a)、(b)のような課題があった。 (a)コンクリート製の部材であるため、管内を流れる
下水から発生する硫化水素ガスなどにより劣化しやす
い。この問題を解決するため、例えばヒューム管の内周
に耐食性のある樹脂をコーティングするなどの工夫もな
されているが、このようなコーティングでは摩擦により
すぐにはがれてしまい効果を十分に持続させることがで
きなかった。 (b)円周・管軸方向の内外圧強度に比べて、偏平及び
たわみに対する強度が低い。円周・管軸方向の内外圧強
度だけでなく偏平及びたわみに対する強度も高く、破損
に強い管部材が望まれている。
【0004】そこで本発明は上記事情に鑑み、硫化水素
ガスなどに対する良好な耐食性を持続的に有すると共
に、円周・管軸方向の内外圧強度及び偏平及びたわみに
対する強度が高く破損に強い管部材を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、外周に管外表面(3a)が形成された円筒状の第
1の構造体(3)を有し、内周に管内表面(2a)が形
成された円筒状の第2の構造体(2)を、前記第1の構
造体(3)の内周に接合し、前記第1の構造体(3)は
コンクリート材料で形成し、前記第2の構造体(2)は
樹脂材料で形成して構成した管部材(1)にある。な
お、前記樹脂材料は塩化ビニールであることが好まし
い。
【0006】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0007】
【発明の効果】以上の構成により本発明による管部材で
は、下水管として利用した場合に第2の構造体内を流れ
る下水から硫化水素ガスなどが発生しても、該第2の構
造体は塩化ビニール等の樹脂部材で形成されているので
耐食性があり劣化しない。また第1の構造体はコンクリ
ート材料で形成されているが、第2の構造体により前記
ガスの浸透が防止されるので該第1の構造体が劣化する
ことも防止される。更に、第2の構造体は単なるコーテ
ィングとは異なり、構造部材としての性能を発揮するた
めの所定の厚さ(W)をもっているので摩擦によりはが
れることはなく、耐食効果を十分に持続させることがで
きる。
【0008】また本発明の管部材は、コンクリート材料
からなる第1の構造体により、従来のヒューム管と同様
に円周・管軸方向の内外圧強度が高い。また、樹脂材料
からなる第2の構造体が適度な弾性を有することから、
偏平及びたわみに対する強度も高くなっている。このよ
うに管部材は破損に強い管部材である。つまり本発明に
よる管部材は、硫化水素ガスなどに対する良好な耐食性
を持続的に有すると共に、円周・管軸方向の内外圧強度
及び偏平及びたわみに対する強度が高く破損に強い管部
材である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明による管部材の一例を
示した断面図、図2は図1の管部材の側断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の管部材1が地
中に埋設されている。管部材1は基本的に円筒形状とな
っており、本実施形態では作業員が管内に進入できない
小径管の管部材である。(なお、本発明は小径管に限定
されない。例えば最大直径2000mm程度で管内に人
が進入できる大きさの管部材であってもよい。)
【0010】即ち管部材1は、耐食性と適度な弾性とを
兼ね備えた塩化ビニール等の樹脂からなる円筒状の内側
構造体2と、鉄筋コンクリート(或いはコンクリート)
からなる円筒状の外側構造体3と、を有している。そし
て内側構造体2は外側構造体3の内周にぴったりと接合
固定されている。内側構造体2は適度な弾性をもつ構造
部材としての性能を発揮できる所定の厚さWをもってい
る。外側構造体3の外周は地山等に接する管外表面3a
となっており、内側構造体2の内周は管部材1内を流れ
る下水等と接する管内表面2aとなっている。
【0011】なお管部材1の図示しない両端部はどのよ
うな構成でもよいが、例えば従来のヒューム管等のよう
に適宜な継ぎ手部をコンクリート等で一体的(本実施形
態の場合は外側構造体3と一体的に)に形成しておき、
該継ぎ手部を介して別の管部材1と直列に接続できるよ
うにすることが好ましい。
【0012】また内側構造体2の外周側に図示しない突
起部を多数形成しておき、該突起部が外側構造体3内に
埋没固定されるようにしてもよい。これにより内側構造
体2と外側構造体3の固定はより強固なものとすること
ができる。
【0013】また、外側構造体3を先に構築しておき、
該外側構造体3の内周に樹脂を吹き付けて内側構造体2
を構築するようにしてもよい。
【0014】管部材1は以上のように構成されているの
で、地中に埋設された管部材1を下水管として利用する
と、管内を流れる下水から硫化水素ガスなどが発生して
も、耐食性のある内側構造体2は劣化せず、また該内側
構造体2により前記ガスが外側構造体3まで浸透しない
ので、鉄筋コンクリートでできた外側構造体3の劣化も
防止される。また、内側構造体2は単なるコーティング
とは異なり所定の厚さWをもっているので摩擦によりは
がれることはなく、耐食効果を十分に持続させることが
できる。管部材1は内側構造体2と外側構造体3の2層
構造なので簡単な構成であり安価に製造できる。
【0015】また管部材1は、鉄筋コンクリート製の外
側構造体3により従来のヒューム管と同様に円周・管軸
方向の内外圧強度が高い。また、内側構造体2が適度な
弾性を有することから、偏平及びたわみに対する強度も
高くなっている。このように管部材1は破損に強い管部
材である。また、外側構造体3に亀裂が生じたような場
合にも、内側構造体2があるので管部材1内の下水等が
外部に漏れることなく管としての機能を失わない。
【0016】以上のように本実施形態の管部材1は、硫
化水素ガスなどに対する良好な耐食性を持続的に有する
と共に、円周・管軸方向の内外圧強度及び偏平及びたわ
みに対する強度が高く破損に強い管部材である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による管部材の一例を示した断面図。
【図2】図1の管部材の側断面図。
【符号の説明】
1……管部材 2……内側構造体 2a……管内表面 3……外側構造体 3a……管外表面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に管外表面が形成された円筒状の第1
    の構造体を有し、 内周に管内表面が形成された円筒状の第2の構造体を、
    前記第1の構造体の内周に接合し、 前記第1の構造体はコンクリート材料で形成し、 前記第2の構造体は樹脂材料で形成して構成した管部
    材。
  2. 【請求項2】前記樹脂材料は塩化ビニールであることを
    特徴とする請求項1記載の管部材。
JP24637499A 1999-08-31 1999-08-31 管部材 Pending JP2001073438A (ja)

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JP24637499A JP2001073438A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 管部材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7431321B2 (en) * 2003-05-28 2008-10-07 Saf-Holland, Inc. Trailer hitch assembly

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7431321B2 (en) * 2003-05-28 2008-10-07 Saf-Holland, Inc. Trailer hitch assembly

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