JP2001073423A - 給湯設備 - Google Patents

給湯設備

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JP2001073423A
JP2001073423A JP25247499A JP25247499A JP2001073423A JP 2001073423 A JP2001073423 A JP 2001073423A JP 25247499 A JP25247499 A JP 25247499A JP 25247499 A JP25247499 A JP 25247499A JP 2001073423 A JP2001073423 A JP 2001073423A
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reducing valve
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気温水器を洗面化粧台のキャビネット内部に
設置するに際して、排水トラップ等との干渉を回避して
良好に設置できるようにする。またキャビネット内部の
収納空間を広く確保できるようにする。 【解決手段】給水元管からの水を止水栓34,減圧弁3
8の順に経由して入水管46を通じ電気温水器20に入
水させる一方、電気温水器20内の湯を出湯管50を通
じて出湯するようになした洗面化粧台10の給湯設備に
おいて、減圧弁38及び電気温水器20の膨張水を逃す
ための逃し弁52を電気温水器20と別体となして止水
栓34に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は給湯設備に関し、
詳しくは電気温水器を備えた給湯設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗面化粧台のキャビネット内部に
小型の電気温水器を設置し、洗面化粧台に備えた混合水
栓の湯側(湯側流入口)に電気温水器の湯を供給すると
いったことが行われている。このようにすると、洗面化
粧台が給湯機から遠く離れた位置に設置されている場合
においても、混合水栓を操作したときに直ちに湯又は所
望温度の混合水を吐水させることができる。
【0003】この電気温水器を用いた洗面化粧台の給湯
設備の場合、給水元管からの水を止水栓,減圧弁を経由
して入水管を通じ電気温水器に入水させ、また電気温水
器の膨張水を逃し弁により外部へと逃すようにしてい
る。ここで減圧弁,逃し弁は、従来電気温水器に内蔵さ
せておくか或いはその外部において電気温水器に直接取
付固定していた。
【0004】図6はこの種電気温水器を用いた洗面化粧
台の給湯設備の一例を示したものである。図示の例は減
圧弁,逃し弁を電気温水器の外側に取付固定した場合の
例で、図中200は電気温水器を、202,204はそ
れぞれ減圧弁,逃し弁を示している。
【0005】206は給水元管に接続された止水栓で、
208はその止水栓206から延び出した一次側給水管
であり、その先端に上記減圧弁202が接続されてい
る。そしてこの減圧弁202から二次側給水管210と
入水管211とが分岐して延び出しており、それぞれが
洗面化粧台における混合水栓212の水側流入口214
と電気温水器200の給水口とにそれぞれ接続されてい
る。
【0006】詳しくは、減圧弁202は水の流入口を備
えていて、その流入口において一次側給水管208に接
続され、更に第一及び第二の流出口を備えていて、その
第一の流出口に入水管211の一端側が、また第二の流
出口に二次側給水管210の一端側がそれぞれ接続され
ている。そして入水管211,二次側給水管210の他
端側がそれぞれ電気温水器200の給水口,混合水栓2
12の水側流入口214に接続されている。
【0007】電気温水器200からは、内部の湯を出湯
させる出湯管216が延び出しており、その先端が上記
混合水栓212における湯側流入口218に接続されて
いる。即ち電気温水器200の湯が混合水栓212へと
供給されるようになっている。尚、220は混合水栓2
12における水栓本体で、222,224はそれぞれ水
側ハンドル,湯側ハンドルであり、226は吐水口であ
る。
【0008】上記入水管211からは分岐管228が分
岐して延び出しており、この分岐管228上に、上記の
逃し弁204が接続されている。この逃し弁204は電
気温水器200の膨張水を逃すためのもので、この逃し
弁204からの溢出水が排水管230へと排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように電気温水
器200を用いた従来の給湯設備の場合、減圧弁20
2,逃し弁204が電気温水器200に内蔵させてある
か又は図6に示しているように電気温水器200の外部
に取付固定してあり、これに起因してそれら減圧弁20
2,逃し弁204を含めた電気温水器200の外形寸法
が大きくなり、これを洗面化粧台のキャビネット内部に
設置するに際してそれらが広いスペースを占有してしま
い、キャビネット内部の収納スペースが狭くなってしま
うといった問題があった。
【0010】或いはまた電気温水器200の外形寸法が
大きくなってしまうことから、これを洗面化粧台のキャ
ビネット内に設置しようとしたときに洗面化粧台に備え
られている排水管や排水トラップ等と干渉してしまって
電気温水器を良好に設置できなかったり、或いは特に薄
型のキャビネットの場合において電気温水器200の設
置自体ができないといった問題があった。
【0011】この他従来の給湯設備の場合、混合水栓2
12から水を吐水させようとしたとき、内部の膨張によ
って加圧状態にある電気温水器200内の湯が入水管2
11,減圧弁202,二次側給水管210を通じて混合
水栓212へと押し出されて混合水栓212から吐出さ
れてしまう、不快な湯戻りの現象を生じるといった問題
も生じていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の給湯設備はこの
ような課題を解決するためになされたものである。而し
て請求項1のものは、給水元管からの水を止水栓,減圧
弁の順に経由して入水管を通じ電気温水器に入水させる
一方、該電気温水器内の湯を出湯管を通じて出湯するよ
うになした給湯設備において、前記減圧弁又は該減圧弁
及び前記電気温水器の膨張水を逃すための逃し弁を該電
気温水器と別体となして、前記止水栓に取付保持させた
ことを特徴とする。
【0013】請求項2のものは、請求項1に記載の給湯
設備において、前記減圧弁が、給水元管からの一次側の
水を流入させる流入口と、第一及び第二の一対の流出口
とを有しており、該第一流出口に対して前記入水管の一
端側が接続されるとともに該第二流出口に対して二次側
給水管の一端側が接続され、該入水管の他端側が前記電
気温水器に、該二次側給水管の他端側が混合水栓におけ
る水側流入口に接続される一方、前記出湯管が該混合水
栓における湯側流入口に接続されており、且つ前記減圧
弁が前記流入口において前記止水栓に対し直接又は連結
管体を介し間接的に接続されて該止水栓により保持され
ていることを特徴とする。
【0014】請求項3のものは、請求項2に記載の給湯
設備において、前記逃し弁が前記減圧弁の前記第二流出
口に接続されて保持されており、該逃し弁を介して前記
二次側給水管の一端側が前記減圧弁に接続されていると
ともに、該逃し弁の溢出水出口が排水管に接続されてい
ることを特徴とする。
【0015】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
に記載の給湯設備において、前記減圧弁が水抜栓を有す
るものであって、前記逃し弁が該減圧弁の上方に配置し
てあることを特徴とする。
【0016】請求項5のものは、請求項1〜4の何れか
に記載の給湯設備において、前記減圧弁又は該減圧弁及
び前記逃し弁が、対応する相手側に対して嵌合状態で弾
性クリップによりクイックジョイント方式にて接続され
ていることを特徴とする。
【0017】請求項6のものは、請求項1〜5の何れか
に記載の給湯設備において、前記電気温水器が洗面化粧
台のキャビネット内且つ引出し裏のスペースに設置して
あることを特徴とする。
【0018】請求項7のものは、請求項2〜6の何れか
に記載の給湯設備において、前記電気温水器が洗面化粧
台の排水管に対し正面視において左側に設置してあると
ともに、前記止水栓が右側に配設してあることを特徴と
する。
【0019】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のもの
は、電気温水器における減圧弁又は減圧弁と逃し弁とを
電気温水器と別体となして止水栓に取付保持させたもの
で、この給湯設備によれば電気温水器の外形寸法を小さ
くでき、これを洗面化粧台のキャビネット内部に設置し
たときに電気温水器の占有するスペースが少なくなっ
て、キャビネット内部の収納スペースを広く確保するこ
とができる。
【0020】或いは電気温水器をキャビネット内部に設
置するに際して、キャビネット内を通っている洗面化粧
台の排水管や排水トラップ等との干渉を回避でき、支障
なく電気温水器をキャビネット内に設置できるようにな
る。或いは薄型の洗面化粧台のキャビネット内にも電気
温水器を設置することが可能となる。
【0021】本発明においては、上記減圧弁を止水栓に
接続してその止水栓により減圧弁を保持させるととも
に、その減圧弁から入水管と二次側給水管を延び出させ
て、それぞれを電気温水器,混合水栓の水側流入口に接
続し、更に電気温水器からの出湯管を混合水栓の湯側流
入口に接続しておくことができる(請求項2)。このよ
うにすれば、減圧弁を必要な配管と接続した状態で止水
栓により保持しておくことができる。そしてそれら配管
を通じて混合水栓に給水元管からの水と電気温水器から
の湯とを供給でき、混合水栓から所望温度の混合水を吐
水させることができる。
【0022】本発明においては、逃し弁を減圧弁の第二
流出口に接続してこれを減圧弁により保持させ、詳しく
は減圧弁を介して止水栓により保持させ、そしてその逃
し弁を介して上記二次側給水管を減圧弁に接続しておく
ことができる(請求項3)。このようにしておけば、電
気温水器からの膨張水を入水管,減圧弁を介して逃し弁
により外部へと逃すことができる。
【0023】また図6に示す従来の給湯設備のように、
入水管211から分岐管228を分岐して延び出させた
上、その分岐管228上に逃し弁を接続しておくといっ
たことを行わなくても良く、配管施工及び逃し弁の組付
けが容易となる。
【0024】本発明においてはまた、上記減圧弁を水抜
栓を有するものとなし、そしてその減圧弁の上方に逃し
弁を配置しておくことができる(請求項4)。このよう
にしておけば、必要な場合に減圧弁の内部及び逃し弁の
内部の水を抜き出して空の状態としておくことができ、
従って特に寒冷地等においてそれら減圧弁や逃し弁内部
の水が凍結して凍害を起こすといったことを防止でき
る。
【0025】本発明においては、上記減圧弁又は減圧弁
及び逃し弁を対応する相手側に対し弾性クリップにより
クイックジョイント方式で接続しておくことができる
(請求項5)。このようにすれば、給湯設備を設置する
に際して減圧弁又は減圧弁及び逃し弁を電気温水器と別
体となしてこれを止水栓側に接続するに際し、配管施工
を簡単に行うことができる。
【0026】上記電気温水器は、洗面化粧台のキャビネ
ット内部に設置するに際してキャビネット内の引出し裏
のスペースに設置しておくことができる(請求項6)。
キャビネット内且つ引出し裏のスペースは従来デッドス
ペースとなっており、従ってそこに電気温水器を設置す
ることによってデッドスペースを有効に活用でき、ひい
てはキャビネット内部の収納スペースを広く確保するこ
とができる。
【0027】本発明においてはまた、電気温水器を洗面
化粧台に設置するに際して、これを正面視において排水
管に対し右側に位置する止水栓とは反対側、即ち左側に
配設しておくことができる(請求項7)。このようにし
ておくと上記入水管,二次側給水管を含む水の配管長
さ、つまり電気温水器内の湯が混合水栓の水側流入口ま
で押し出される経路の配管長さを長くすることができ
(配管が電気温水器とは反対側の止水栓を経由して混合
水栓の水側流入口に到ることとなるため)、混合水栓か
ら水を吐出させたときに、配管内で冷えた水が吐水さ
れ、上記のような不快な湯戻りの現象を抑制することが
できる。
【0028】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は本例の洗面化粧台で、キ
ャビネット12と洗面器14と、洗面器水栓としての混
合水栓16とを有している。図2に示しているようにキ
ャビネット12には正面視において左側に引出し18が
設けられており、そしてキャビネット12内部且つその
引出し18の裏側の空間に後述の電気温水器20が設置
されている。
【0029】図1に示しているように混合水栓16は、
この例では2ハンドル式のもので(他の形態であっても
勿論良い)、水栓本体22と、吐水口24と、水側ハン
ドル26及び湯側ハンドル28と、水側流入口30及び
湯側流入口32とを有している。
【0030】図1において、34は給水元管に接続され
た止水栓である。止水栓34は、洗面器14からの排水
を排出する排水管36に対し、正面視において右側に配
置され且つキャビネット12の後壁に配設されている。
【0031】止水栓34の上方には、電気温水器20と
は別体に構成された減圧弁38が配置されており、この
減圧弁38が電気温水器20とは離れた位置において、
詳しくは排水管36に対し左側に位置する電気温水器2
0から反対側に大きく離れた位置において止水栓34に
直接接続され、その止水栓34によって減圧弁38が保
持されている。
【0032】ここで減圧弁38は、給水元管からの水を
流入させる流入口40と第一及び第二の一対の流出口4
2,44を有しており、その流入口40において止水栓
34に接続されている。減圧弁38の第一流出口42と
第二流出口44とのそれぞれには、入水管46,二次側
給水管48の各一端側がそれぞれ接続されている。
【0033】ここで入水管46は給水元管から送られて
来た水を電気温水器20に入水させるための管で、他端
側がその電気温水器20に接続されている。一方二次側
給水管48は、給水元管からの水を上記混合水栓16に
給水するための管で、他端側が混合水栓16における上
記水側流入口30に接続されている。他方電気温水器2
0からは出湯管50が延び出しており、その先端側が混
合水栓16における湯側流入口32に接続されている。
【0034】即ちこの例では給水元管からの水が止水栓
34,減圧弁38を経由して入水管46を通じ電気温水
器20に供給される一方、二次側給水管48を通じて混
合水栓16に供給され、また併せて電気温水器20から
の湯が出湯管50を通じて混合水栓16に供給される。
混合水栓16はそれら供給された水と湯とを所定比率で
混合して、吐水口24から吐水させる。
【0035】減圧弁38の更に上方には逃し弁52が配
置されている。逃し弁52は電気温水器20からの膨張
水を外部に逃すためのもので、この例では逃し弁52が
減圧弁38の第二流出口44に接続されている。上記二
次側給水管48は、この逃し弁52を介して減圧弁38
に接続されている。
【0036】逃し弁52は膨張水の溢出水出口54を有
しており、この溢出水出口54から導管56が延び出し
ていて、膨張水即ち溢出水がその導管56を通じ排水ト
ラップ58を経て排水管36へと排出される。尚60は
排水管36に設けられた排水トラップ部である。
【0037】上記減圧弁38の具体的構成が図3に詳し
く示してある。同図において62はバルブボデーで、内
部に逆止弁64が組み込んであり、その逆止弁64の上
流側に一次側水路66が、下流側に二次側水路68が形
成されている。給水元管からの水はこの一次側水路66
を流通した後、ストレーナ70を通って逆止弁64を図
中右向きに押し上げ、二次側水路68へと流れ込む。二
次側水路68に流れ込んだ水は、上記第一流出口42か
ら入水管46内部に流入し、また第二流出口44から逃
し弁52を経て二次側給水管48へと流出する。
【0038】72は減圧弁38の主要素を成す弁体で弁
軸74を介してダイヤフラム弁76に連結されている。
この減圧弁38は、弁体72より下流側の圧力が上昇し
て一定圧に達すると、ダイヤフラム弁76をスプリング
78の付勢力に抗して図中右向きに押し上げ、弁体72
を弁シート80に当接させる。これによって内部の二次
側水路68を遮断し、弁体72より下流側の圧力を一次
側の給水圧よりも一定圧低い減圧状態に保持する。尚8
1はスプリング78の付勢力を調整する調整部材であ
る。
【0039】この減圧弁38には、下部に水抜栓82が
設けられている。この水抜栓82は弁体84を有してお
り、その弁体84を右向きに押込操作することで、バル
ブボデー62内部の水を水抜口86から外部に流出させ
る。
【0040】本例においては、止水栓34側の接続部8
8及び減圧弁38の流入口40がクイックジョイント方
式で接続されている。詳しくは、止水栓34側の接続部
88には雄嵌合部90と、その外周面上のOリング91
と、大径のフランジ部92とが設けられている一方、流
入口40には雌嵌合部94と大径のフランジ部92とが
設けられており、それら雄嵌合部90と雌嵌合部94と
が嵌合した状態の下で、一対のフランジ部92が板ばね
製の弾性クリップ96により挟持されることで接続部8
8と流入口40とが互いに接続されている。
【0041】ここで弾性クリップ96は、図4にも示し
ているように一対の弾性部98と、それらの幅方向中間
部に沿って形成された係入溝100とを有しており、そ
の係入溝100の内部に上記一対のフランジ部92を係
入させることで、各フランジ部92を挟持している。即
ち接続部88と流入口40とを、Oリング91によるシ
ールの下で互いに接続している。尚、第一流出口42と
入水管46の接続部88との接続構造、更には第二流出
口44と逃し弁52側の接続部88との接続構造も同様
の接続構造とされている。
【0042】本例の給湯設備の場合、給水元管からの水
は止水栓34,減圧弁38を経由して、入水管46を通
じ電気温水器20へと供給されるとともに二次側給水管
48を通じて混合水栓16の水側流入口30へと供給さ
れる。また電気温水器20からの湯が出湯管50を通じ
て混合水栓16の湯側流入口32へと供給される。
【0043】混合水栓16はそれら供給された水と湯と
を所定比率で混合して吐水口24から吐水する。更に電
気温水器20の膨張水が入水管46,減圧弁38、更に
逃し弁52を経て外部に逃され、排水トラップ58を経
て配水管36へと排出される。
【0044】このように本例の給湯設備にあっては、減
圧弁38と逃し弁52とを電気温水器20とは別体とな
して止水栓34側に取付保持させていることから、電気
温水器20の外形寸法を小さくでき、これにより電気温
水器20を洗面化粧台10のキャビネット12内部の排
水管36や排水トラップ58,排水トラップ部60等と
干渉させることなく、従来デッドスペースとなっていた
引出し18裏の空間に容易に設置することができる。そ
してこれによりキャビネット12内部の収納空間を広く
確保することができる。また従来では設置が困難であっ
た薄型の洗面化粧台のキャビネットにも電気温水器20
を設置することが可能となる。
【0045】また減圧弁38,逃し弁52を電気温水器
20と別体とし且つ電気温水器20から離して設置する
に際しても、本例では止水栓34にそれらを接続して保
持させるようにしているため、減圧弁38,逃し弁52
の取付けのための特別の取付部材を必要とせず、それら
の取付けを簡単に行うことができる。
【0046】また本例では減圧弁38,逃し弁52の接
続を弾性クリップ96によるクイックジョイント方式と
しているため、給湯設備の設置に際して配管施工を簡単
に行うことができる。加えて本例では、減圧弁38に対
し逃し弁52を直接接続するようにしているため、図6
に示す従来の給湯設備のように分岐管228を入水管2
11から分岐して延び出させた上、その分岐管228上
に逃し弁204を接続するといった面倒なことを行わな
くても良く、配管施工及び逃し弁52の組付けを容易に
行うことができる。
【0047】また本例では、減圧弁38を水抜栓82を
有するものとなし、そしてその減圧弁38を止水栓34
の上方に、更にその減圧弁38の上方に逃し弁52を配
置しているため、必要な場合にその水抜栓82を開くこ
とによって、減圧弁38及び逃し弁52の内部の水を抜
き出して空の状態とすることができ、従って特に寒冷地
等においてそれら減圧弁38や逃し弁52の内部の水が
凍結して凍害を起こすといったことを防止できる。
【0048】更に本例では、排水管36の右側に位置す
る止水栓34に対し反対の左側に電気温水器20を設置
していることから、入水管46,二次側給水管48を通
じて混合水栓16に到る電気温水器20からの湯戻りの
経路を長くとることができ、即ち電気温水器20から混
合水栓16に到る水側の配管の長さを長くとることがで
き、従って混合水栓16から水を吐水させたときに当初
からその配管内で冷えた水が吐水されることとなって、
吐水初期に電気温水器20内の湯が混合水栓16まで湯
戻りしてそこから吐出されてしまうといった不快な湯戻
りの現象を抑制することができる。
【0049】また加えて本例では減圧弁38を止水栓3
4に接続していることから、その止水栓34にストレー
ナが備えられている場合には、減圧弁38にストレーナ
70を設けるのを省略できる利点も得られる。
【0050】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば図5に示しているように、
減圧弁38を連結管体102を介して止水栓34に接続
する一方、連結管体102から支持部104を延び出さ
せて、その支持部104により逃し弁52を保持し、ま
た入水管46から分岐管106を分岐させてこれを逃し
弁52に接続し、電気温水器20の膨張水をこの入水管
46,分岐管106を経て逃し弁52により外部へと逃
すようになすことも可能である。更に本発明は洗面化粧
台以外の給湯設備として適用することも可能であるな
ど、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え
た形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である給湯設備を示す図であ
る。
【図2】図1の電気温水器の設置箇所を示す図である。
【図3】図1の減圧弁の構成を示す図である。
【図4】図1の減圧弁及び逃し弁と相手側配管との接続
構造を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例の要部を示す図である。
【図6】従来の給湯設備の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 洗面化粧台 12 キャビネット 16 混合水栓 18 引出し 20 電気温水器 30 水側流入口 32 湯側流入口 34 止水栓 36 排水管 38 減圧弁 40 流入口 42 第一流出口 44 第二流出口 46 入水管 48 二次側給水管 50 出湯管 52 逃し弁 54 溢出水出口 82 水抜栓 96 弾性クリップ 102 連結管体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水元管からの水を止水栓,減圧弁の順
    に経由して入水管を通じ電気温水器に入水させる一方、
    該電気温水器内の湯を出湯管を通じて出湯するようにな
    した給湯設備において、 前記減圧弁又は該減圧弁及び前記電気温水器の膨張水を
    逃すための逃し弁を該電気温水器と別体となして、前記
    止水栓に取付保持させたことを特徴とする給湯設備。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の給湯設備において、前
    記減圧弁が、給水元管からの一次側の水を流入させる流
    入口と、第一及び第二の一対の流出口とを有しており、
    該第一流出口に対して前記入水管の一端側が接続される
    とともに該第二流出口に対して二次側給水管の一端側が
    接続され、該入水管の他端側が前記電気温水器に、該二
    次側給水管の他端側が混合水栓における水側流入口に接
    続される一方、前記出湯管が該混合水栓における湯側流
    入口に接続されており、且つ前記減圧弁が前記流入口に
    おいて前記止水栓に対し直接又は連結管体を介し間接的
    に接続されて該止水栓により保持されていることを特徴
    とする給湯設備。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の給湯設備において、前
    記逃し弁が前記減圧弁の前記第二流出口に接続されて保
    持されており、該逃し弁を介して前記二次側給水管の一
    端側が前記減圧弁に接続されているとともに、該逃し弁
    の溢出水出口が排水管に接続されていることを特徴とす
    る給湯設備。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の給湯設備
    において、前記減圧弁が水抜栓を有するものであって、
    前記逃し弁が該減圧弁の上方に配置してあることを特徴
    とする給湯設備。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の給湯設備
    において、前記減圧弁又は該減圧弁及び前記逃し弁が、
    対応する相手側に対して嵌合状態で弾性クリップにより
    クイックジョイント方式にて接続されていることを特徴
    とする給湯設備。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の給湯設備
    において、前記電気温水器が洗面化粧台のキャビネット
    内且つ引出し裏のスペースに設置してあることを特徴と
    する給湯設備。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6の何れかに記載の給湯設備
    において、前記電気温水器が洗面化粧台の排水管に対し
    正面視において左側に設置してあるとともに、前記止水
    栓が右側に配設してあることを特徴とする給湯設備。
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