JP2001072153A - 液体吐出装置および液体吐出量調整装置 - Google Patents

液体吐出装置および液体吐出量調整装置

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JP2001072153A
JP2001072153A JP25407699A JP25407699A JP2001072153A JP 2001072153 A JP2001072153 A JP 2001072153A JP 25407699 A JP25407699 A JP 25407699A JP 25407699 A JP25407699 A JP 25407699A JP 2001072153 A JP2001072153 A JP 2001072153A
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liquid
head
straight pipe
stopper
ink
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JP25407699A
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English (en)
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Junichi Yasui
淳一 安井
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的少量の液体が正確に吐出されるように
する。 【解決手段】 長さd/2を有しており頭部21と容器
本体26との間において直管23に取り付けられること
により頭部21の最大押し込み可能変位を所定値に設定
する第1のストッパ部11と、直管23の突出長さと実
質的に同じ長さdを有しており頭部21と容器本体26
との間において直管23に取り付けられることにより頭
部21が実質的に押し込まれないように規制する第2の
ストッパ部12とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクなど
の液体を比較的少ない所定量だけ吐出することが可能な
液体吐出装置および液体吐出量調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−78191号公報には、製
版されることによって表面にインク滲み出し部とインク
非滲み出し部とが形成される多孔性樹脂からなるスタン
プ用印材を使用したスタンプ製造装置が開示されてい
る。上記公報に記載されたスタンプ用印材は、カーボン
ブラック等の光エネルギー吸収物質を分散させたウレタ
ンなどの軟質多孔性樹脂からなる下側層と、インクを貯
留するとともに下側層に均一に圧力が印加されるように
する硬質多孔性樹脂からなる上側層とからなる2層構造
を有しており、所定のホルダに保持される。
【0003】この印材を製版するには、スタンプ製造装
置内でロール状の透明なフィルムにサーマルヘッドで文
字、画像を印刷してポジ原稿を作成し、そして、このポ
ジ原稿と印材の下側層とが対向した状態で印材が加圧さ
れるようにホルダをスタンプ製造装置にセットする。
【0004】この状態でスタンプ製造装置内のキセノン
管を発光させると、ポジ原稿を通して光が印材の下側層
に照射される。これにより、原稿の透明部分に対応して
光が照射された下側層の部分は、光エネルギー吸収物質
の発熱作用によって溶融後固化するので、シールされて
インクを透過しない状態となる。一方、原稿の印刷部分
に対応して光が照射されない下側層の部分は、原稿の文
字などに対応してシールされることなくそのままの状態
で残存する。このようにして、所望パターンのシール部
(インク非滲み出し部)と非シール部(インク滲み出し
部)とが印材の下面に混在した印判が形成される。そし
て、スタンプ印刷時にホルダ(またはこれを組み込んだ
スタンプユニット)を印刷用紙に向けて押圧すると、印
材上方から供給されたインクが非シール部だけから滲み
出して印刷用紙に付着し、所望の文字などがスタンプ印
刷される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような印材を
有するホルダにインクを供給する手段の一つとして、ポ
ンプ式液体ディスペンサを備えた容器がある。ポンプ式
液体ディスペンサは、通常、直管の上端に設けられた頭
部を容器本体方向に押し込むことによって、押し込み変
位に応じた量の液体を直管を通して吐出可能に構成され
ている。従って、ポンプ式液体ディスペンサの吐出口を
ホルダのインク供給口にあてがってディスペンサの頭部
を押し込むことによって、ホルダ内にインクを供給する
ことができる。
【0006】ところで、印材を保持するホルダには様々
なサイズのものが存在し、特に小さいサイズのホルダは
その内部に貯溜可能なインク量も少ない。このような貯
溜可能インク量の少ないホルダに多くのインクが供給さ
れると、印面からのインク滲み出し量が増加してスタン
プ画質が劣化したり、スタンプ時以外に印面からインク
が漏れるなどの問題が生じるおそれがある。従って、ホ
ルダには、その大きさに応じた量のインクを供給しなけ
ればならない。一方で、ホルダへのインク供給手段であ
るポンプ式液体ディスペンサは、コストなどの面からホ
ルダのサイズにかかわらず同じものを用いることが望ま
しい。
【0007】ポンプ式液体ディスペンサからのインク吐
出量は頭部の押し込み変位に応じて増減させることが可
能であるため、頭部の押し込み変位を変えてやればホル
ダへのインク供給量をホルダのサイズに合わせて変更す
ることが可能である。しかしながら、ポンプ式液体ディ
スペンサの頭部は弾性力によって付勢されていることが
多く、また、頭部をどこまで押し込めば所望量のインク
を吐出することができるかが予めユーザにとって明確で
ないために、付勢力に抗してユーザが頭部を押し込んで
ホルダの貯溜可能インク量に合わせた量のインクを正確
に吐出させるのは困難である。
【0008】そこで、本発明の目的は、ユーザが操作部
を一定以上の力で変位させた際の吐出量を常に一定に保
つことができる液体吐出装置および液体吐出量調整装置
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の液体吐出装置は、操作部の変位に応じた
量の液体を吐出することが可能な液体貯蔵容器と、前記
操作部に取り付けられて、前記操作部の最大変位を所定
値に設定する液体吐出量調整部材とを備えていることを
特徴とするものである。
【0010】また、請求項2の液体吐出量調整装置は、
操作部の変位に応じた量の液体を吐出することが可能な
液体貯蔵容器に取り付けられて、前記操作部の最大変位
を所定値に設定可能に構成されていることを特徴とする
ものである。
【0011】請求項1、2によると、操作部の最大変位
が所定値に設定されるので、ユーザが操作部を一定以上
の力で変位させた際の吐出量を常に一定に保つことがで
きて、比較的少量の液体であっても正確に吐出させるこ
とができる。
【0012】また、請求項3の液体吐出量調整装置は、
操作部の変位に応じた量の液体を吐出することが可能な
液体貯蔵容器に取り付けられる液体吐出量調整装置にお
いて、前記操作部が実質的に変位しないように規制する
部位、および、前記操作部の最大変位を所定値に設定す
る部位を有しており、これら2つの部位を前記操作部に
対して選択的に取り付けることが可能に構成されている
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項3によると、不使用時には操作部が
実質的に変位しないように規制しておくことで、間違っ
て操作部を変位させようとしても操作部が変位しないの
で、容器から液体が不必要に吐出されるのを防止するこ
とができる。
【0014】また、請求項4の液体吐出量調整装置は、
前記液体貯蔵容器の吐出口を塞ぐことが可能なキャップ
を備えていることを特徴とするものである。
【0015】請求項4によると、キャップによって吐出
口を塞ぐことにより、特に一時的な不使用時に吐出口か
ら液体が漏れるまたは垂れ落ちるのを防止することがで
きる。また、インクが吐出口付近で乾燥してインク詰ま
りが起こるのを抑制することができる。
【0016】また、請求項5の液体吐出量調整装置は、
容器本体から突出した直管の上端に設けられた頭部を前
記容器本体方向に押し込むことによって、押し込み変位
に応じた量の液体を前記直管を通して吐出する液体貯蔵
容器に取り付けられる液体吐出量調整装置において、前
記直管の突出長さよりも短い所定の長さを有しており前
記頭部と前記容器本体との間において前記直管に取り付
けられることにより前記頭部の最大押し込み可能変位を
所定値に設定する部位と、前記直管の突出長さと実質的
に同じ長さを有しており前記頭部と前記容器本体との間
において前記直管に取り付けられることにより前記頭部
が実質的に押し込まれないように規制する部位とを備え
ていることを特徴とするものである。
【0017】請求項5によると、頭部の最大押し込み可
能変位が所定値に設定されるので、ユーザが頭部を一定
以上の力で変位させた際の吐出量を常に一定に保つこと
ができて、比較的少量の液体であっても正確に吐出させ
ることができる。また、不使用時には頭部が実質的に押
し込まれないように規制しておくことができ、間違って
頭部を押し込もうとしても頭部が変位しないので、容器
から液体が不必要に吐出されるのを防止することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。
【0019】図1は、本発明の液体吐出装置を構成する
液体吐出量調整部材の第1の実施の形態であるストッパ
の斜視図である。図2は、本発明の液体吐出装置を構成
する液体貯蔵容器の一実施の形態であるインクボトルの
斜視図である。図1に示すストッパ1は、ともに断面が
略C字形状である第1のストッパ部11および第2のス
トッパ部12と、これら第1および第2のストッパ部1
1、12を結ぶジョイント部13とから構成されてい
る。
【0020】ストッパ1は、合成樹脂材料から射出成形
によって製造されたものであってよい。第1のストッパ
部11は、第1のストッパ部11の平面図である図3に
示すように、図2に示すインクボトル2の円筒型の直管
23の外周面とほぼ同じ円弧形状の凹み部11aを有し
ている。また、第1のストッパ部11には、その長手方
向に沿って角度60°の開口11bが設けられている
(第2のストッパ部12も同様)。第1のストッパ部1
1と第2のストッパ部12は、その長手方向が同じ方向
を向くようにジョイント部13によって接続されてい
る。
【0021】また、第1のストッパ部11の長手方向に
沿った長さは、直管23の最大突出長さdのおよそ1/
2(=d/2)である。また、第2のストッパ部12の
長手方向に沿った長さは、直管23の最大突出長さdと
ほぼ同じである。
【0022】インクボトル2は、ポンプ式のインク吐出
ディスペンサ20と、インクを貯蔵することが可能な容
器本体26とから構成されている。インク吐出ディスペ
ンサ20は、容器本体26から上方に突出した直管23
と、直管23の上端に設けられた頭部21と、頭部から
伸延した吐出部22と、容器本体26内に設けられてお
りバネ(図示せず)などのポンプ機構を内蔵するハウジ
ング24と、ハウジング24に接続されて下方に伸延し
た浸水管25とを有している。直管23は、ハウジング
24内のバネによって常に上方に付勢されており、外力
が加えられていない状態では容器本体26からdだけ上
方に突出しているが、頭部21を押し込むことによりそ
の突出長さを0にまで変化させることが可能である。
【0023】ユーザが頭部21をバネの弾性力に抗して
容器本体26方向に押し込むと、ハウジング24のポン
プ機構によってインク吐出ディスペンサ20内に保持さ
れていたインクがハウジング24、直管23および頭部
21を経て吐出部21から吐出される。そして、ユーザ
が頭部21から手を離すと、容器本体26内のインクが
浸水管25から吸い込まれてインク吐出ディスペンサ2
0内に保持される。
【0024】本実施の形態において、直管23には、第
1のストッパ部11および第2のストッパ部12のいず
れかを選択的に取り付けることが可能である。直管23
に第1のストッパ部11を取り付けるには、第1のスト
ッパ部11の開口11bを直管23にあてがい、両者を
近づける方向に力を加える。これによって、第1のスト
ッパ部11の凹み部11a内に直管23がはめ込まれて
両者が係合する。直管23に第2のストッパ部12を取
り付ける場合も同様である。
【0025】図4は、第1のストッパ部の別の例を示す
図である。図4に示すように、第1のストッパ部41
は、開口端から開口角度(60°)と同じ角度で外側に
向けて突出する一対のレバー部42を有している。この
ようなレバー部42を設けることで、ユーザが一対のレ
バー部42を操作して開口端を容易に広げることができ
るため、第1のストッパ部41を簡易に直管23に取り
付けることができるという利点がある。第2のストッパ
部についても同様にレバー部を設けてよい。
【0026】次に、直管23に第1のストッパ部11ま
たは第2のストッパ部12を取り付けた際のインク吐出
動作について説明する。
【0027】図5は、直管23に第1のストッパ部11
を取り付けた際の状態を示す概略図である。図6は、直
管23に第1のストッパ部11を取り付けて頭部21を
容器本体26方向に最大限押し込んだときの状態を示す
概略図である。図7は、直管23に第2のストッパ部1
2を取り付けた際の状態を示す概略図である。
【0028】図5に示すように、直管23に第1のスト
ッパ部11を取り付けると、容器本体26から長さdだ
け突出した直管の半分(d/2)が第1のストッパ部1
1によって被覆される。そして、頭部21を容器本体2
6方向に押し込んだ場合、頭部21がd/2だけ押し込
まれた時点で第1のストッパ部11が頭部21および容
器本体26の両方と当接して(図6に示す状態)、頭部
21がこれ以上下方へ動かないように規制される。つま
り、第1のストッパ部11を直管23に取り付けること
によって、頭部21の最大押し込み可能変位量がd/2
に設定されたことになる。
【0029】従って、ユーザが頭部21を一定以上の力
で変位させた際の頭部21の最大押し込み可能変位量
を、常に一定量(d/2)にすることができる。そのた
め、吐出部22から吐出されるインク量も頭部21の最
大押し込み可能変位量(d/2)に対応した量となって
常に一定となる。このように、本実施の形態によると、
直管23の半分の長さの第1のストッパ部11を直管2
3に取り付けることで、頭部21の本来の押し込み可能
変位量dに対応した量よりも少ない一定量(例えば1c
c未満)のインクを安定して吐出することが可能とな
る。
【0030】一方、図7に示すように、直管23に第2
のストッパ部12を取り付けると、容器本体26から長
さdだけ突出した直管のほぼすべてが第2のストッパ部
12によって被覆される。そのため、第2のストッパ部
12を直管23に取り付けた時点において既に第2のス
トッパ部12が頭部21および容器本体26の両方と当
接し、頭部21が下方へ押し込まれないように規制され
る。つまり、第2のストッパ部12を直管23に取り付
けることによって、頭部21の最大押し込み可能変位量
は実質的に0に設定されたことになる。
【0031】従って、比較的長時間にわたってインク吐
出を行わない場合には、第2のストッパ部12を直管2
3に取り付けて頭部21が実質的に押し込まれないよう
に規制しておけば、間違って頭部21を押し込もうとし
ても頭部21が変位しないので、インクが不必要に吐出
部22から吐出されるのを防止することができる。
【0032】なお、本実施の形態では、第1のストッパ
部11の形状は、直管23の外周面とほぼ同じ円弧形状
の凹み部11aを有するものであったが、これ以外であ
っても、直管23に取り付けられて頭部21の最大押し
込み可能変位量を所定値に設定することができるもので
あれば、どのような形状であってもよい。また、直管2
3も円筒型に限らず、他の形状であってもよい。
【0033】また、第1のストッパ部11の長さは、必
要な吐出インク量に応じて様々に変更してもよいし、3
つ以上の長さがそれぞれ異なるストッパ部が1つのスト
ッパにあってもよい。例えば、必要な吐出インク量が少
ない場合は、第1のストッパ部11をより長くすること
により、頭部21の最大押し込み可能変位量を小さくで
きてインク吐出量を抑制することができる。逆に、必要
な吐出インク量が多い場合は、第1のストッパ部11を
より短くすることにより、頭部21の最大押し込み可能
変位量を大きくできてインク吐出量を増加させることが
できる。
【0034】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。図8は、本発明の液体吐出装置を構成する液体
吐出量調整部材の第2の実施の形態であるストッパの斜
視図である。図8のストッパ5は、第1のストッパ部1
1および第2のストッパ部12と、これら第1および第
2のストッパ部11、12を結ぶジョイント部13と、
ジョイント部13から伸延した可撓性を有する接続部5
2と、接続部52の先端に設けられたキャップ51とか
ら構成されている。第1および第2のストッパ部11、
12並びにジョイント部13については、上述した第1
の実施の形態のストッパ1のものと同じであるので、こ
こではその説明を省略する。キャップ51は、吐出部2
2の先端に着脱可能に取り付けられるような大きさおよ
び形状に形成されている。
【0035】図9は、本実施の形態のストッパ5をイン
クボトル2に装着した様子の一例を示す概略図である。
図9においては、第1のストッパ部11が直管23に取
り付けられているとともに、キャップ51が吐出部22
の先端に取り付けられている。
【0036】このように、可撓性の接続部52を介して
キャップ51が接続されたストッパ5を用いることで、
一時的にインクの吐出を休止する場合などにキャップ5
1を吐出部22の先端に取り付けるだけで、そこからイ
ンクが漏れるまたは垂れ落ちるのを防止することができ
るとともに、インクが吐出部22先端において乾燥して
インク詰まりが起こるのを抑制することができる。ま
た、キャップ51がストッパ5と一体に形成されている
ために、キャップ51が別体で形成されているときのよ
うにキャップ51を紛失することがないという利点があ
る。
【0037】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。図10は、本発明の液体吐出装置を構成する液
体吐出量調整部材の第3の実施の形態であるストッパの
斜視図である。図10のストッパ6は、上述した第1の
実施の形態のストッパ1において、第2のストッパ部1
2およびジョイント部13(図10において破線で示し
たもの)を除いたものに着脱を容易とするための取手6
1を設けたものである。つまり、本実施の形態のストッ
パ6は、第1の実施の形態で説明した第1のストッパ部
11に、ストッパ6を直管23に対して着脱容易とする
ための取手61が設けられたものである。取手61の端
部には、着脱時にユーザが指を引っかけるための断面が
略T字型の突出部61aが設けられている。
【0038】本実施の形態のストッパ6においても、第
1の実施の形態と同様に、ストッパ6を直管23に取り
付けることにより、頭部21の最大押し込み可能変位を
常に一定量(d/2)にすることができる。そのため、
吐出部22から吐出されるインク量も頭部21の最大押
し込み可能変位量(d/2)に対応した量となって常に
一定となる。このように、本実施の形態によると、直管
23の半分の長さのストッパ6を直管23に取り付ける
ことで、頭部21の本来の押し込み可能変位量dに対応
した量よりも少ない一定量のインクを安定して吐出する
ことが可能となる。また、本実施の形態のストッパ6は
第2のストッパ部12およびジョイント部13がない分
だけ構成が簡単であるという利点がある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2によ
ると、操作部の最大変位が所定値に設定されるので、ユ
ーザが操作部を一定以上の力で変位させた際の吐出量を
常に一定に保つことができて、比較的少量の液体であっ
ても正確に吐出させることができる。
【0040】そのため、特に貯溜可能なインク量が少な
い小さいサイズのスタンプ用ホルダに適量のインクを供
給することができるようになって、印面からのインク滲
み出し量が増加してスタンプ画質が劣化したり、スタン
プ時以外に印面からインクが漏れるなどの問題が生じる
おそれがなくなる。しかも、吐出量調整部材を変えるだ
けで1つのポンプ式液体ディスペンサを共用することが
できるので、コストを低下させることができるという優
れた実用上の利益がある。
【0041】請求項3によると、不使用時には操作部が
実質的に変位しないように規制しておくことで、間違っ
て操作部を変位させようとしても操作部が変位しないの
で、容器から液体が不必要に吐出されるのを防止するこ
とができる。
【0042】請求項4によると、キャップによって吐出
口を塞ぐことにより、特に一時的な不使用時に吐出口か
ら液体が漏れるまたは垂れ落ちるのを防止することがで
きる。また、インクが吐出口付近で乾燥してインク詰ま
りが起こるのを抑制することができる。
【0043】請求項5によると、頭部の最大押し込み可
能変位が所定値に設定されるので、ユーザが頭部を一定
以上の力で変位させた際の吐出量を常に一定に保つこと
ができて、比較的少量の液体を吐出させることが要求さ
れる場合にきわめて有効である。また、不使用時には頭
部が実質的に押し込まれないように規制しておくことが
でき、間違って頭部を押し込もうとしても頭部が変位し
ないので、容器から液体が不必要に吐出されるのを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体吐出装置を構成する液体吐出量調
整部材の第1の実施の形態であるストッパの斜視図であ
る。
【図2】本発明の液体吐出装置を構成する液体貯蔵容器
の一実施の形態であるインクボトルの斜視図である。
【図3】図1に示す第1のストッパ部の平面図である。
【図4】図1に示す第1のストッパ部の別の例を示す図
である。
【図5】本発明の実施の形態において、図2のインクボ
トルの直管に図1のストッパの第1のストッパ部を取り
付けた際の状態を示す概略図である。
【図6】本発明の実施の形態において、図2のインクボ
トルの直管に図1のストッパの第1のストッパ部を取り
付け、インクボトルの頭部を容器本体方向に最大限押し
込んだときの状態を示す概略図である。
【図7】本発明の実施の形態において、図2のインクボ
トルの直管に図1のストッパの第2のストッパ部を取り
付けた際の状態を示す概略図である。
【図8】本発明の液体吐出装置を構成する液体吐出量調
整部材の第2の実施の形態であるストッパの斜視図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態において、図2のインクボ
トルの直管に図8のストッパの第1のストッパ部を取り
付けた際の状態を示す概略図である。
【図10】本発明の液体吐出装置を構成する液体吐出量
調整部材の第3の実施の形態であるストッパの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ストッパ 2 インクボトル 11 第1のストッパ部 12 第2のストッパ部 13 ジョイント部 20 インク吐出ディスペンサ 21 頭部 22 吐出部 23 直管 24 ハウジング 25 浸水管 26 容器本体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部の変位に応じた量の液体を吐出す
    ることが可能な液体貯蔵容器と、 前記操作部に取り付けられて、前記操作部の最大変位を
    所定値に設定する液体吐出量調整部材とを備えているこ
    とを特徴とする液体吐出装置。
  2. 【請求項2】 操作部の変位に応じた量の液体を吐出す
    ることが可能な液体貯蔵容器に取り付けられて、前記操
    作部の最大変位を所定値に設定可能に構成されているこ
    とを特徴とする液体吐出量調整装置。
  3. 【請求項3】 操作部の変位に応じた量の液体を吐出す
    ることが可能な液体貯蔵容器に取り付けられる液体吐出
    量調整装置において、 前記操作部が実質的に変位しないように規制する部位、
    および、前記操作部の最大変位を所定値に設定する部位
    を有しており、これら2つの部位を前記操作部に対して
    選択的に取り付けることが可能に構成されていることを
    特徴とする液体吐出量調整装置。
  4. 【請求項4】 前記液体貯蔵容器の吐出口を塞ぐことが
    可能なキャップを備えていることを特徴とする請求項2
    または3に記載の液体吐出量調整装置。
  5. 【請求項5】 容器本体から突出した直管の上端に設け
    られた頭部を前記容器本体方向に押し込むことによっ
    て、押し込み変位に応じた量の液体を前記直管を通して
    吐出する液体貯蔵容器に取り付けられる液体吐出量調整
    装置において、 前記直管の突出長さよりも短い所定の長さを有しており
    前記頭部と前記容器本体との間において前記直管に取り
    付けられることにより前記頭部の最大押し込み可能変位
    を所定値に設定する部位と、前記直管の突出長さと実質
    的に同じ長さを有しており前記頭部と前記容器本体との
    間において前記直管に取り付けられることにより前記頭
    部が実質的に押し込まれないように規制する部位とを備
    えていることを特徴とする液体吐出量調整装置。
JP25407699A 1999-09-08 1999-09-08 液体吐出装置および液体吐出量調整装置 Pending JP2001072153A (ja)

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