JP2001072035A - 粘着性組成物用容器 - Google Patents

粘着性組成物用容器

Info

Publication number
JP2001072035A
JP2001072035A JP25032099A JP25032099A JP2001072035A JP 2001072035 A JP2001072035 A JP 2001072035A JP 25032099 A JP25032099 A JP 25032099A JP 25032099 A JP25032099 A JP 25032099A JP 2001072035 A JP2001072035 A JP 2001072035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
adhesive composition
content
silicone
elastic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25032099A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Yoneda
義和 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP25032099A priority Critical patent/JP2001072035A/ja
Publication of JP2001072035A publication Critical patent/JP2001072035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた弾性や強度を有し、離型性にも優れる
ので、粘着性の強い内容物でも簡便に取り出すことが出
来ると共に、再利用性にも優れる粘着性組成物用容器を
提供する。 【解決手段】 弾性素材により形成されていることを特
徴とする粘着性組成物用容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着性組成物用容
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着性組成物用の容器としては、
缶やガラス瓶等の離型性を有しない容器や、例えばシリ
コーン系離型剤により離型処理を施された紙類やプラス
チックフィルム類あるいはこれらの積層体(ラミネート
体)類等を素材として用いた箱体状やトレー状の内面に
離型性を有する容器が用いられてきた。
【0003】しかし、離型性を有しない容器の場合、内
容物である粘着性組成物を取り出すためには、例えばヘ
ラで掻き出したり、加熱溶融して流動性を高める等の手
間や時間が必要であり、簡便に取り出すことが出来ない
という問題点がある。
【0004】また、離型性を有する容器の場合、内容物
である粘着性組成物は比較的簡便に取り出すことが出来
るものの、容器の強度が不十分で内容物の取り出し時に
破壊することが多いため、容器そのものを再利用するこ
とが困難であるという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点に鑑み、優れた弾性や強度を有し、離型性
にも優れるので、粘着性の強い内容物でも簡便に取り出
すことが出来ると共に、再利用性にも優れる粘着性組成
物用容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の粘着性
組成物用容器は、弾性素材により形成されていることを
特徴とする。
【0007】請求項2に記載の粘着性組成物用容器は、
上記請求項1に記載の粘着性組成物用容器において、弾
性素材がシリコーン系素材であることを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載の粘着性組成物用容
器は、上記請求項1または請求項2のいずれかに記載の
粘着性組成物用容器において、容器内面が離型剤により
離型処理を施されていることを特徴とする。
【0009】さらに、請求項4に記載の粘着性組成物用
容器は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の粘
着性組成物用容器において、容器形状が箱体状もしくは
袋体状であることを特徴とする。
【0010】本発明で用いられる弾性素材としては、少
なくとも常温で弾性を有する素材であれば如何なる素材
であっても良く、例えば、天然ゴムや架橋天然ゴム;ス
チレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)、ブチルゴム
(IIR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム
(BR)、ウレタンゴム(UR)、アクリルゴム(A
R)、エチレン−プロピレン共重合ゴム(EPR)、エ
チレン−プロピレン−ジエン三元共重合ゴム(EP
T)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
ゴム(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合ゴム(SIS)、水添SBS、水添SIS等
の合成ゴムや架橋合成ゴム;一般的にシリコーンゴムや
シリコーン樹脂と呼称されるシリコーン系素材等が挙げ
られ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
【0011】尚、本発明で用いられる弾性素材として
は、低温でも弾性を損なわない素材であることが好まし
く、これにより、内容物が常温で形状を保持し難い場合
であってもハンドリングに影響がない範囲で内容物を含
む容器全体を冷却して、より取り出し易くすることが出
来る。
【0012】本発明においては、上記弾性素材のなかで
も、シリコーンゴムやシリコーン樹脂等のシリコーン系
素材が特に好適に用いられる。
【0013】シリコーンゴムとしては、例えば、ミラブ
ル型シリコーンゴム、1液性の湿気硬化型シリコーンゴ
ムや2液性の縮合型もしくは付加型シリコーンゴム等の
いわゆるRTVシリコーンゴム等が挙げられ、これらの
1種もしくは2種以上が好適に用いられる。また、シリ
コーン樹脂としては、例えば、一般成形用もしくは耐熱
成形用のモールディングコンパウンド等が挙げられ、こ
れらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0014】上記シリコーン系素材は、常温を含む広い
温度範囲で優れた弾性と高い耐熱性や耐寒性等とを兼備
し、且つ、それ自体が優れた離型性を有する。従って、
シリコーン系素材を用いて形成された容器は、再利用性
に優れ、繰り返し使用回数を多くすることが出来ると共
に、その内面に後述する離型処理を施さなくとも優れた
離型性を半永久的に発揮するので、内容物の取り出しが
極めて簡便且つ容易なものとなる。
【0015】本発明で用いられる弾性素材には、本発明
の目的達成を阻害しない範囲で必要に応じて、充填剤、
軟化剤、可塑剤、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収
剤、着色剤、滑剤、難燃剤、帯電防止剤等の各種添加剤
の1種もしくは2種以上が添加されていても良い。
【0016】本発明において、それ自体が離型性を有し
ない弾性素材を用いて粘着性組成物用容器を形成した場
合、得られた容器の内面に対し離型剤で離型処理を施す
ことが好ましい。
【0017】それ自体が離型性を有しない弾性素材によ
り形成された容器の内面に離型処理が施されていない
と、内容物としての粘着性組成物を取り出す時に、例え
ばヘラで掻き出したり、加熱して粘度を下げ流動性を高
める等の手間や時間が必要となったり、剥離が重くなっ
て、取り出し作業の簡便性が損なわれる。
【0018】上記離型処理を施すための離型剤として
は、例えば、シリコーン系離型剤、ワックス系離型剤、
ワックスパウダー、フッ素系離型剤、滑剤、プロッキン
グ防止剤、金属石鹸等の従来公知の各種離型剤が挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
【0019】本発明の粘着性組成物用容器の形状は、特
に限定されるものではなく、例えば、箱体状、袋体状、
トレー状、チューブ状等のいずれの形状であっても良い
が、内容物の充填のし易さや取り出し作業の簡便性、再
利用性等を考慮すると、これらの点で総合的に優れる箱
体状もしくは袋体状であることが好ましい。尚、ここで
言う袋体状には巾着状も包含される。
【0020】また、本発明の粘着性組成物用容器を複数
個で1梱包とするため、例えば段ボールケース等の外装
容器を用いても良い。さらに、内容物を充填する時の容
器強度を補強するため、例えば段ボール等により区画さ
れた中に本発明の容器を嵌合した状態で内容物を充填し
ても良い。
【0021】本発明の粘着性組成物用容器の成形方法
は、特に限定されるものではなく、射出成形法、押し出
し成形法、ブロー成形法、成形型へのコーティング法や
キャスティング法(流延法)、注入法等の従来公知のい
ずれの成形方法であっても良い。
【0022】本発明の粘着性組成物用容器に充填する内
容物は、粘着性組成物であって、例えば、接着剤組成物
や塗料、コーティング剤、インク等が挙げられる。ま
た、内容物の形態、即ち、粘着性組成物の形態は、特に
限定されるものではなく、常温で固形もしくは半固形の
粘着性組成物や常温で液状の無溶媒型粘着性組成物、溶
剤型粘着性組成物、エマルジョン型粘着性組成物等が挙
げられるが、特に、内容物を容器から取り出す際に、内
容物がある程度形状を維持し且つ容易に取り出し口を設
けることが出来ることから常温で固形もしくは半固形の
粘着性組成物が好ましい。
【0023】
【作用】本発明の粘着性組成物用容器は、少なくとも常
温で優れた弾性を有する弾性素材により形成されている
ので、容易に容器そのものを変形させることが可能であ
り、そのため、剥離モードや剪断モードで容易に内容物
界面から剥がすことが出来る。また、容器そのものが伸
長出来るので、内容物との界面の剥がれていく局部に応
力を集中することが可能となり、より軽く剥離すること
が出来る。
【0024】即ち、例えば指圧により容器そのものを変
形させて容易に取り出し口を設けることが可能であり、
従って内容物を簡便に取り出すことが出来る。また、内
容物を取り出した後の容器は自然に原形に復元するの
で、再利用性にも優れる。
【0025】特に、弾性素材としてシリコーン系素材を
用いることにより、上記特性が一段と向上すると共に、
容器内面に離型処理を施さなくとも優れた離型性を半永
久的に発揮するので、粘着性組成物のような粘着性の強
い内容物を充填した場合でも内容物を簡便且つ容易に取
り出すことが出来る。
【0026】また、それ自体が離型性を有しない弾性素
材を用いた場合でも容器内面に離型処理を施すことによ
り、粘着性の強い内容物でも簡便に取り出すことが出来
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定さ
れるものではない。図1は本発明の実施例で作製した粘
着性組成物用容器に常温で固形もしくは半固形の粘着性
組成物(内容物)を充填した状態を示す斜視図であり、
図2は本発明の実施例で作製した粘着性組成物用容器か
ら常温で固形もしくは半固形の粘接着剤(内容物)を取
り出す時の状態を示す斜視図である。
【0028】(実施例1)容器用の成形型中に1液性の
湿気硬化型変成シリコーンゴム(RTV変成シリコーン
ゴム)を注入して、硬化させ、シリコーン系弾性素材か
ら成る粘着性組成物用容器1を作製した。次いで、上記
で得られた粘着性組成物用容器1中に常温で半固形の粘
着性組成物(内容物)2を充填し、23℃の雰囲気下に
放置した。
【0029】放置24時間後に、手で粘着性組成物用容
器1を変形させて取り出し口3を設け、常温で半固形の
粘着性組成物(内容物)2を取り出したところ、簡便且
つ容易に取り出すことが出来た。
【0030】また、取り出し完了後の粘着性組成物用容
器1は、内部に常温で半固形の粘着性組成物(内容物)
2の残滓もなく、容易に原形に復元したので、問題なく
再利用出来た。
【0031】(実施例2)実施例1で作製した粘着性組
成物用容器1中に常温で固形の粘着性組成物(内容物)
2を充填し、23℃の雰囲気下に放置した。
【0032】放置24時間後に、手で粘着性組成物用容
器1を変形させて取り出し口3を設け、常温で固形の粘
着性組成物(内容物)2を取り出したところ、簡便且つ
容易に取り出すことが出来た。
【0033】また、取り出し完了後の粘着性組成物用容
器1は、内部に常温で固形の粘着性組成物(内容物)2
の残滓もなく、容易に原形に復元したので、問題なく再
利用出来た。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の粘着性組成
物用容器は、少なくとも常温で弾性に富む素材から形成
され且つ優れた離型性を有するので、粘着性の強い内容
物でも簡便且つ容易に取り出すことが出来る。また、十
分な弾性や強度を有しているので、内容物の充填時や取
り出し時に破損することもなく、変形後も容易に原形に
復元するので、再利用性に優れる。従って、粘着性組成
物のような粘着性の強い内容物用の容器として好適に用
いられる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で作製した粘着性組成物用容
器に常温で固形もしくは半固形の粘着性組成物(内容
物)を充填した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例1で作製した粘着性組成物用容
器から常温で固形もしくは半固形の粘着性組成物(内容
物)を取り出す時の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 粘着性組成物用容器 2 常温で固形もしくは半固形の粘着性組成物(内
容物) 3 取り出し口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性素材により形成されていることを特
    徴とする粘着性組成物用容器。
  2. 【請求項2】 弾性素材がシリコーン系素材であること
    を特徴とする請求項1に記載の粘着性組成物用容器。
  3. 【請求項3】 容器内面が離型剤により離型処理を施さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2のい
    ずれかに記載の粘着性組成物用容器。
  4. 【請求項4】 容器形状が箱体状もしくは袋体状である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載
    の粘着性組成物用容器。
JP25032099A 1999-09-03 1999-09-03 粘着性組成物用容器 Pending JP2001072035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25032099A JP2001072035A (ja) 1999-09-03 1999-09-03 粘着性組成物用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25032099A JP2001072035A (ja) 1999-09-03 1999-09-03 粘着性組成物用容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001072035A true JP2001072035A (ja) 2001-03-21

Family

ID=17206163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25032099A Pending JP2001072035A (ja) 1999-09-03 1999-09-03 粘着性組成物用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001072035A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162610A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Toyo Aluminum Ekco Products Kk 食品収納カップ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162610A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Toyo Aluminum Ekco Products Kk 食品収納カップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
MX2012009795A (es) Envase susceptible de volver a cerrarse usando adhesivo de baja pegajosidad.
BR9908012A (pt) Guarnição de bico de despejar, combinação de material de embalagem e uma guarnição de bico de despejar, e, processo para fornecer um material de embalagem
JP6726011B2 (ja) 易解体性ホットメルト組成物
US10364079B2 (en) Integral hot melt adhesive packaging films and use thereof
JP2001072035A (ja) 粘着性組成物用容器
JP2001072146A (ja) 粘着性組成物用容器
JP2001057065A (ja) ハードディスク装置のシール方法及びホットメルト型シーリング剤組成物
SE527799C2 (sv) Tunnväggig plasttub med etikett
JPH02242739A (ja) 可融性材料のための容器
JP2006272820A (ja) 円筒状紙容器の成形装置
KR102362478B1 (ko) 점착성 재료를 배깅하기 위한 필름
US20080286506A1 (en) In-mold labeling system for containers
JP2006117308A (ja) 蓋材およびその製造方法
JPH11189271A (ja) 生理用品等の個別包装
JP2002362661A (ja) ホットメルト粘着剤の包装物および包装方法
JP2018203977A (ja) ゲル状組成物及びその製造方法、並びに強化ガラス保護フィルム、電子機器
JP2004099108A (ja) 開封性に優れた包装材料
JP7080088B2 (ja) 粘着物品
JP2003323781A (ja) ホットメルト型樹脂組成物の成形方法およびそれを用いたハードディスクドライブのシール方法ならびにハードディスクドライブカバー用ホットメルト型シーリング剤組成物
NL1020341C2 (nl) Werkwijze voor het uitvoeren van een etsbewerking.
JP2009107710A (ja) 包装容器
JP2022180795A (ja) 粘着剤組成物、粘着剤組成物の粘着剤層を有する積層体及び該積層体を用いた再シール可能な包装材
JPH0733253U (ja) 清掃棒
JPH08283454A (ja) 金型洗浄用組成物
JP2001317680A (ja) 制振材の施工方法及び制振材