JP2001071893A - 移載手段付き台車 - Google Patents

移載手段付き台車

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JP2001071893A
JP2001071893A JP24810899A JP24810899A JP2001071893A JP 2001071893 A JP2001071893 A JP 2001071893A JP 24810899 A JP24810899 A JP 24810899A JP 24810899 A JP24810899 A JP 24810899A JP 2001071893 A JP2001071893 A JP 2001071893A
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Hirofumi Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転倒防止手段の全体をコンパクトに構成でき
る移載手段付き台車を提供する。 【解決手段】 一定経路1上を走行自在な台車本体11
に、横方向に突出自在な移載手段20と、移載手段20
の突出方向で台車本体11の側部に位置する転倒防止手
段30を設けた。転倒防止手段30は、上昇離地した内
側位置と下降接地した外側位置の間で移動自在な可動体
31と、可動体31を移動させる移動装置41と、下降
接地した外側位置の可動体31をロックするロック装置
51により構成した。移載箇所に停止させて移載手段2
0を突出動させるに先立って、移動装置41により可動
体31を下降かつ外側へ移動させて接地動させ、次いで
ロック装置51により可動体31のロックを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移載手段を備え一
定経路上を走行自在な自走式台車(無人台車)などに採
用し得る移載手段付き台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものの転倒防止装置とし
ては、たとえば特開平9−137468号公報に見られ
る油圧ショベル等の転倒防止装置が提供されている。す
なわち、油圧ショベルの左右の走行体フレームからそれ
ぞれアウトリガーを振り出して走行体のスタンスを一時
的に拡幅するようにした転倒防止装置であって、走行体
フレームの外側にブラケットが固定され、このブラケッ
トの上部に油圧シリンダーが軸支されるとともに、下部
にアウトリガーが軸支されている。そして、油圧シリン
ダーのピストンロッド端とアウトリガーの端部とを連結
かつ軸支して、油圧シリンダーの伸縮動作に基づきアウ
トリガーを開閉操作するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、油圧シリンダーの伸展動作によりアウト
リガーを開動させて接地させるとともに、この油圧シリ
ンダーにより接地状態の維持を行うことから、この油圧
シリンダーとしては強固なものを採用しなければなら
ず、以て転倒防止装置の全体が大型化されることにな
る。したがって、屋外で自由走行される油圧ショベル等
の車両にはあまり支障なく採用し得るが、たとえば工場
内の一定経路上を走行自在な台車には容易に採用できな
い。
【0004】また転倒防止装置は、アウトリガーを閉動
させたときでも走行体フレームの幅外に位置しているこ
とから、たとえば工場内の一定経路上を走行自在な台車
に採用したときには、経路幅を広く取らなければなら
ず、占有面積などにおいて不利となる。そこで本発明の
うち請求項1記載の発明は、転倒防止手段の全体をコン
パクトに構成し得る移載手段付き台車を提供することを
目的としたものである。
【0005】また請求項3記載の発明は、非作用時の転
倒防止手段を台車本体の幅内に納め得る移載手段付き台
車を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の移載手段付き台
車は、一定経路上を走行自在な台車本体には、横方向に
突出自在な移載手段と、この移載手段の突出方向で台車
本体の側部に位置される転倒防止手段とが設けられ、こ
の転倒防止手段は、上昇離地した内側位置と下降接地し
た外側位置との間で移動自在な可動体と、この可動体を
移動させる移動装置と、下降接地した外側位置の可動体
をロックするロック装置とにより構成されていることを
特徴としたものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、移載
手段付き台車は、その台車本体上に移載手段を退入させ
(納め)、そして全ての転倒防止手段の可動体を上昇離
地させた状態で、一定経路上で走行し得る。このとき移
載手段が被搬送物を支持していれば搬送走行となり、ま
た支持していなければ空走行となる。その際に可動体の
上昇離地は、ロック装置によるロックを解除したのち、
移動装置の作動によって可動体を上昇離地させかつ内側
へ移動させることで行える。
【0008】そして移載手段付き台車を移載箇所に停止
させたのち、移載手段の突出動に先立って、まず、少な
くとも移載手段の突出側における転倒防止手段の可動体
を下降接地動させる。すなわち移動装置の逆作動によっ
て可動体を下降かつ外側へ移動させることで行える。次
いで、ロック装置により可動体のロックを行う。この状
態で移載手段を作動させることで、台車本体側で支持し
ている被搬送物を下ろしたり、被搬送物を台車本体側に
積込み得る。
【0009】また本発明の請求項2記載の移載手段付き
台車は、上記した請求項1記載の構成において、移載手
段は台車本体に対して横方向の両側に突出自在であり、
転倒防止手段は台車本体の両側部に設けられていること
を特徴としたものである。したがって請求項2の発明に
よると、移載手段を両側に作動させることで、一定経路
の両側に設けられたステーションとの間で被搬送物の積
み下ろしを行える。
【0010】そして本発明の請求項3記載の移載手段付
き台車は、上記した請求項1または2記載の構成におい
て、可動体は、上昇離地した内側位置のときに台車本体
の幅内に位置され、下降接地した外側位置のときに下端
接地部が台車本体の幅外に位置されることを特徴とした
ものである。したがって請求項3の発明によると、可動
体の上昇離地は、その下端接地部を含めた転倒防止手段
の全てを台車本体の幅内に位置させて行え、また可動体
の下降接地動は、下端接地部を台車本体の幅外に位置さ
せて行える。
【0011】さらに本発明の請求項4記載の移載手段付
き台車は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構
成において、転倒防止手段は、移載手段の突出動に先立
って、少なくとも移載手段の突出側で可動体が下降接地
動されることを特徴としたものである。したがって請求
項4の発明によると、転倒防止手段の可動体を下降接地
動させたのち移載手段を突出動し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
自走式台車(無人台車)に採用した状態として、図に基
づいて説明する。図1〜図4において、自走式台車(移
載手段付き台車の一例)10は、台車本体11の下部で
前後にそれぞれ左右一対の車輪12が設けられ、これら
車輪12のうち少なくとも一部は、走行駆動装置(図示
せず。)により正逆に回転駆動されるように構成されて
いる。そして自走式台車10は、たとえば床2側に設け
られた誘導体をピックアップコイル(いずれも図示せ
ず。)により検出することなどにより、一定経路1上で
自動的に走行自在に構成されている。
【0013】前記台車本体11は、その車体幅Wの内側
に位置される左右一対の側部フレーム13を有し、これ
ら側部フレーム13は四角筒状であって、その外周の四
面にはそれぞれ蟻溝部14が形成されている。前記台車
本体11の上部で前後の中間位置には、台車本体11に
対して横方向の両側に突出自在な移載手段20が設けら
れている。この移載手段20は、たとえば多段フォーク
形式であって、昇降動装置(図示せず。)の作動により
台車本体11に対して昇降自在に設けられた基段枠体2
1と、この基段枠体21に対して横方向に出退自在に設
けられた中間段フォーク体22と、この中間段フォーク
体22に対して横方向に出退自在に設けられた作用段フ
ォーク体23と、フォーク出退動装置24などにより構
成されている。そして作用段フォーク体23上には、被
搬送物を支持自在な受け部25が設けられている。
【0014】前記移載手段20の突出方向で台車本体1
1の側部には転倒防止手段30が設けられる。すなわち
転倒防止手段30は、前記側部フレーム13を介して、
台車本体11の両側部でかつ前後に振り分けられた位置
において、合計4箇所に設けられている。これら転倒防
止手段30は同様な構成であって、図1、図5、図6に
示すように、上昇離地した内側位置と下降接地した外側
位置との間で移動自在な可動体31と、この可動体31
を移動させる移動装置41と、下降接地した外側位置の
可動体31をロックするロック装置51などにより構成
されている。
【0015】ここで可動体31は、長尺の縦板部31a
と、この縦板部31aの上端から内側へ伸びる上位板部
31bと、縦板部31aの下端から外側へ伸びる下位板
部31cと、下位板部31cの外端から下側へ伸びる下
端接地部31dとを有する状態で、リンク板状に形成さ
れている。前記側部フレーム13における外側面と下面
との蟻溝部14を使用した連結具(ボルトナット)15
を介して、L字状ブラケット32が前後方向で位置変更
自在に設けられている。このL字状ブラケット32の外
側面には、それぞれ前後方向ピン33,34を介して上
下一対のリンク35,36が上下方向に揺動自在に設け
られている。
【0016】これらリンク35,36は前後対に設けら
れ、そして前後対の遊端間に前記可動体31の縦板部3
1aが位置されるとともに、それぞれ前後方向ピン3
7,38を介して相対的に揺動自在に連結されている。
なお、可動体31における上位板部31bの内側上面に
はロック用凹部39が形成されている。これにより可動
体31は、両リンク35,36などからなる四連リンク
機構を介して側部フレーム13側に上下動自在に設けら
れ、その際に、上昇離地した内側位置のときに台車本体
11の車体幅W内に位置され(図2参照)、また下降接
地した外側位置のときに下端接地部31dが台車本体1
1の車体幅W外に位置される(図1参照)ように構成さ
れている。
【0017】前記可動体31を移動させる移動装置41
は、前記L字状ブラケット32側に固定された正逆駆動
モータ42と、この正逆駆動モータ42の前後方向の出
力軸43に取付けられたカム体44と、このカム体44
が下方から作用されるロッド体45などから構成されて
いる。そしてロッド体45は、前記可動体31における
縦板部31aの上端に固定されている。
【0018】前記ロック装置51は、前記側部フレーム
13における上面の蟻溝部14を使用した連結具16を
介して前後方向で位置変更自在に設けられたL字状ブラ
ケット52と、このL字状ブラケット52の外面に取付
けられた上下方向の油圧シリンダー53などにより構成
されている。したがって、下降接地した外側位置の可動
体31における前記ロック用凹部39に対して、油圧シ
リンダー53の下向きのピストンロッド54を上方から
嵌合当接させることで、ロック装置51により可動体3
1をロックし得るように構成されている。
【0019】上記した構成の自走式台車10は、ロール
状物(被搬送物の一例)5の搬送を行うもので、このロ
ール状物5の中心部分には芯体6が両側に突出して通さ
れている。そして自走式台車10は、作用段フォーク体
23に設けられた受け部25を介してロール状物5の外
周面を支持自在に構成されている。前記一定経路1の側
方で所定箇所には、係止型支持台60や載置型支持台6
5が設けられている。ここで係止型支持台60は、ベー
ス台61と、このベース台61から立設された一対の係
止体62と、これら係止体62の上端に形成された係止
用凹部63などにより構成され、両係止用凹部63に芯
体6が上方から係止されることで、ロール状物5の支持
を行うように構成されている。
【0020】また載置型支持台65は、立設された一対
の載置体66と、これら載置体66の上端に設けられた
載置用受け部67などにより構成され、両載置用受け部
67にロール状物5が上方から載置されることで、ロー
ル状物5の支持を行うように構成されている。そして図
3や図4の実線に示すように、両載置体66間に対して
前記移載手段20の作用段フォーク体23が突入自在
に、また図3や図4の仮想線に示すように、両係止体6
2間に対して作用段フォーク体23が突入自在に構成さ
れている。なお図4の仮想線に示すように、たとえば一
定経路1と係止型支持台60との間には、防火シャッタ
ー3を降ろし得るように構成されている。
【0021】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。自走式台車10は、その台車本体11上に
移載手段20を退入させ(納め)、そして図2に示すよ
うに、全ての転倒防止手段30の可動体31を上昇離地
させた状態で、車輪12を正逆に回転駆動させることに
よって、誘導体をピックアップコイルにより検出しなが
ら、一定経路1上で自動的に正逆走行し得る。このとき
自走式台車10は、受け部25がロール状物5を支持し
ていればロール状物5の搬送を行う走行となり、また受
け部25が空であればロール状物5を受け取りに行く走
行となる。
【0022】前述したように可動体31を上昇離地させ
るに、まず、油圧シリンダー53の収縮動によりピスト
ンロッド54を上昇させてロック装置51によるロック
を解除したのち、正逆駆動モータ42の正駆動によって
カム体44を、図6の状態から図7に示されように回転
させる。これにより、カム体44をロッド体45に下方
から作用させて、このロッド体45を持ち上げ状に移動
させる。
【0023】すると、ロッド体45と一体の可動体31
を、両リンク35,36などからなる四連リンク機構を
介して側部フレーム13側に上下動自在に設けているこ
とから、前述した持ち上げによって可動体31を、図2
に示すように、両リンク35,36を起立動させながら
上昇かつ内側へ移動させることになる。これにより、可
動体31を上昇離地させ内側位置にした状態では、その
下端接地部31dを含めて転倒防止手段30の全てを台
車本体11の車体幅W内に位置させ得る。
【0024】したがって、一定経路1上での走行は、非
作用時の転倒防止手段30を台車本体11の幅内に納め
た状態で、すなわち車体幅Wから転倒防止手段30を突
出させることなく行え、以て一定経路1の経路幅を広く
取ることなく占有面積などにおいて有利となり、たとえ
ば工場内の一定経路1上を走行自在な自走式台車10に
転倒防止手段30を容易に採用し得る。
【0025】そして自走式台車10を係止型支持台60
や載置型支持台65の側方に停止させた状態で、移載手
段20の突出動に先立って、まず、少なくとも移載手段
20の突出側における転倒防止手段30の可動体31を
下降接地動させる。すなわち、正逆駆動モータ42の逆
駆動によってカム体44を、図7の状態から図6に示さ
れように回転させる。これにより、カム体44をロッド
体45に対して下方へ逃がし作用させる。
【0026】するとロッド体45と一体の可動体31
を、前述した逃がし作用によって持ち上げを開放するこ
とで、自重により、両リンク35,36などからなる四
連リンク機構を介して、すなわち、両リンク35,36
を横倒動させながら、図1に示すように、下降かつ外側
へ移動させることになる。これにより、可動体31を下
降接地させた状態では、その下端接地部31dを台車本
体11の車体幅W外に位置させ得る。このとき、ロック
用凹部39はピストンロッド54に下方から対向され
る。
【0027】次いで、油圧シリンダー53の伸展動によ
りピストンロッド54を下降させ、ロック用凹部39に
係合させて可動体31に下降力を付与させ、以て図1、
図4、図5に示すように、ロック装置51によるロック
を行う。この状態で、フォーク出退動装置24の作動に
より作用段フォーク体23を横方向に出退動させるフォ
ーク動作と、昇降動装置の作動により基段枠体21を昇
降動させるリフト動作とを、適宜に相前後して行うこと
で、自走式台車10で支持しているロール状物5を係止
型支持台60や載置型支持台65に移したり、係止型支
持台60や載置型支持台65で支持しているロール状物
5を自走式台車10に移したりし得る。
【0028】このような移載手段20によるロール状物
5の移し作業は、図3や図4の実線または仮想線に示す
ように、作用段フォーク体23を車体幅W外に突出させ
て行うが、このとき転倒防止手段30は前述したよう
に、可動体31を下降接地させ外側位置にし、その下端
接地部31dを台車本体11の車体幅W外に位置させる
とともに、この可動体31の位置、姿勢をロック装置5
1によりロックしたことによって、移載手段20の作動
量(フォークリーチ)が長いものであったとしても、ま
たロール状物5の荷重が重いものであったとしても、偏
荷重により自走式台車10が転倒することを確実に防止
し得る。
【0029】しかも、可動体31と、この可動体31を
移動させる移動装置41と、可動体31をロックするロ
ック装置51とからなる転倒防止手段30は、それぞれ
さほど強固なものを採用する必要はなくて、全体をコン
パクトに構成し得、以て工場内の一定経路1上を走行自
在な自走式台車10に容易に採用し得る。また、地上側
とのハード取り合いが無く、調整が簡単であり、特に係
止型支持台60や載置型支持台65など地上側ステーシ
ョンの数が多い場合に、コストダウンの効果が顕著とな
る。
【0030】上記した実施の形態のように、可動体31
や移動装置41やロック装置51などからなる移載手段
20を自走式台車10に設けた構成によると、フロア側
(床2側)に転倒防止専用の受けなどを設けることなく
転倒防止を確実に行うことができ、また多少のフロアレ
ベルのばらつきにも充分に対応できる。上記した実施の
形態のように、可動体31を四連リンク機構により接続
し、ロック装置51として可動体31に対して上方から
作用する油圧シリンダー53を採用したときには、床側
からの反力が、そのまま油圧シリンダー53に伝達する
ことになって、効率よくロックし得る。
【0031】上記した実施の形態では、移載手段20は
台車本体11に対して横方向の両側に突出自在に構成さ
れているが、これは、いずれかの片側のみに突出自在な
形式であってもよく、この場合に転倒防止手段30は台
車本体11の片側の側部にのみ設けてもよい。上記した
実施の形態では、可動体31を移動させる移動装置41
として正逆駆動モータ42などを採用しているが、これ
はソレノイド形式、ラックピニオン形式などであっても
よい。
【0032】上記した実施の形態においては、移載手段
20の突出動に先立って、全ての転倒防止手段30にお
ける可動体31が下降接地動されているが、これは、移
載手段20の突出側における転倒防止手段30の可動体
31のみが下降接地動される形式であってもよい。
【0033】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、移
載手段による被搬送物の積み下ろし作業は、移載手段の
作用体を幅外に突出させて行うが、このとき転倒防止手
段は、可動体を下降接地させて外側位置にできるととも
に、この可動体の位置、姿勢をロック装置によりロック
でき、したがって移載手段の作動量が長いものであった
としても、また被搬送物の荷重が重いものであったとし
ても、偏荷重により移載手段付き台車が転倒することを
確実に防止できる。
【0034】しかも、可動体と、この可動体を移動させ
る移動装置と、可動体をロックするロック装置とからな
る転倒防止手段は、それぞれさほど強固なものを採用す
る必要はなくて全体をコンパクトに構成でき、以て工場
内の一定経路上を走行自在な移載手段付き台車に容易に
採用できる。また、地上側とのハード取り合いが無く、
調整が簡単であり、特に地上側ステーションの数が多い
場合に、コストダウンの効果が顕著となる。
【0035】また上記した本発明の請求項2によると、
移載手段を両側に作動させることで、一定経路の両側に
設けられたステーションとの間で被搬送物の積み下ろし
を行うことができる。そして上記した本発明の請求項3
によると、一定経路上での走行は、非作用時の転倒防止
手段を台車本体の幅内に納めた状態で、すなわち車体幅
から転倒防止手段を突出させることなく行うことがで
き、以て一定経路の経路幅を広く取ることがなくて占有
面積などにおいて有利となり、たとえば工場内の一定経
路上を走行自在な自走式台車に転倒防止手段を容易に採
用できる。
【0036】さらに上記した本発明の請求項4による
と、転倒防止手段の可動体を下降接地動させたのち移載
手段を突出動できて、常に安定した作業を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、移載手段付
き台車における転倒防止手段部分の外側突出時での縦断
正面図である。
【図2】同移載手段付き台車における転倒防止手段部分
の内側退入時での縦断正面図である。
【図3】同移載手段付き台車の平面図である。
【図4】同移載手段付き台車の正面図である。
【図5】同移載手段付き台車における転倒防止手段部分
の外側突出時での側面図である。
【図6】同移載手段付き台車における移動装置部分の外
側突出時での縦断正面図である。
【図7】同移載手段付き台車における移動装置部分の内
側退入時での縦断正面図である。
【符号の説明】
1 一定経路 5 ロール状物(被搬送物) 10 自走式台車(移載手段付き台車) 11 台車本体 13 側部フレーム 20 移載手段 23 作用段フォーク体 25 受け部 30 転倒防止手段 31 可動体 31d 下端接地部 32 L字状ブラケット 35 リンク 36 リンク 39 ロック用凹部 41 移動装置 42 正逆駆動モータ 44 カム体 45 ロッド体 51 ロック装置 53 油圧シリンダー 54 ピストンロッド 60 係止型支持台 65 載置型支持台 W 車体幅

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定経路上を走行自在な台車本体には、
    横方向に突出自在な移載手段と、この移載手段の突出方
    向で台車本体の側部に位置される転倒防止手段とが設け
    られ、この転倒防止手段は、上昇離地した内側位置と下
    降接地した外側位置との間で移動自在な可動体と、この
    可動体を移動させる移動装置と、下降接地した外側位置
    の可動体をロックするロック装置とにより構成されてい
    ることを特徴とする移載手段付き台車。
  2. 【請求項2】 移載手段は台車本体に対して横方向の両
    側に突出自在であり、転倒防止手段は台車本体の両側部
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載の移載
    手段付き台車。
  3. 【請求項3】 可動体は、上昇離地した内側位置のとき
    に台車本体の幅内に位置され、下降接地した外側位置の
    ときに下端接地部が台車本体の幅外に位置されることを
    特徴とする請求項1または2記載の移載手段付き台車。
  4. 【請求項4】 転倒防止手段は、移載手段の突出動に先
    立って、少なくとも移載手段の突出側で可動体が下降接
    地動されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の移載手段付き台車。
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