JP2891132B2 - 貨物車両のリフト装置 - Google Patents

貨物車両のリフト装置

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JP2891132B2
JP2891132B2 JP4180795A JP4180795A JP2891132B2 JP 2891132 B2 JP2891132 B2 JP 2891132B2 JP 4180795 A JP4180795 A JP 4180795A JP 4180795 A JP4180795 A JP 4180795A JP 2891132 B2 JP2891132 B2 JP 2891132B2
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裕 野間口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、貨物車両の荷室に積
み荷を上げ下ろしする際に用いられるリフト装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリフト装置は、例えば油
圧シリンダを駆動源として、積み荷を載置するためのプ
ラットホームをほぼ水平状態で荷台床面と地面との間を
昇降動可能に構成したもので、通常プラットホームは、
使用しない場合には荷室後面に沿って跳ね上げて格納す
るか、若しくは水平状態のままスライドさせて荷台の床
下に沿って格納するよう構成されている。近年、特に宅
配便用の貨物車両にあってはかかるリフト装置を用いて
例えばボックスパレットごと荷台に積み込む搬送形態が
多くなってきており、この場合にはプラットホームは比
較的大きな面積を有する大型のものが採用される。この
ため、プラットホームは前者の跳ね上げて格納する型式
であると取扱いに不便であるので、後者の床下格納型式
が主流になってきている。ここで、床下格納型式を採用
する場合には、荷台床面を高くすることなく、かつ後輪
から荷台後端までのリヤオーバーハングを長くすること
なく大きな面積のプラットホームを格納できることが有
利であることから、これについて従来様々な技術が提供
されている。
【0003】例えば、実開平5−28742号公報に開
示されたリフト装置は、同公報の図8を援用した図18
に示すようにプラットホーム100の、シャシフレーム
103,103又は縦根太102,102に対応する部
分にスリット101,101を設けることにより、シャ
シフレーム103又は縦根太102の間隔よりも幅の大
きいプラットホーム100をこれらと同じ高さ位置に格
納できるようにし、これにより荷台床面を高くすること
なくかつリヤオーバーハングを長くすることなく、大型
のプラットホーム100を床下に格納できるよう構成さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のリフト装置にあっては、車幅方向二箇所に配置され
たシャシフレーム103又は縦根太102に対応してプ
ラットホーム100に左右二箇所のスリット101,1
01を設ける構成であるため、図7(B) に示すようにこ
のプラットホーム100に例えば車輪BW 付きのボック
スパレットBを乗り上げた場合に、このスリット10
1,101の左右間隔がボックスパレットBの左右車輪
BW ,BW の間隔と同程度であることが多く、このため
車輪BW がスリット101に嵌まり込みやすくなる。車
輪BW がスリット101に嵌まり込むと、ボックスパレ
ットBの移動が困難になるので、作業者は車輪BW のス
リット101への嵌まり込みを避けつつボックスパレッ
トBをプラットホーム100上で移動させなければなら
ないという使い勝手の悪さがあった。
【0005】
【0006】そこで、本発明では、特に車輪付きのボッ
クスパレットをそのまま荷台に積み込む際にも使い勝手
よい貨物車両用のリフト装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、荷箱後端左右両側に立設したコラム内にラン
ナを昇降自在に配設し、該ランナにプラットホームを水
平に支持せしめた貨物車両のリフト装置において、荷箱
の床を支持すべくシャシフレーム上に設けられたメイン
シルとクロスシル間に、該メインシルと該クロスシルが
存在しない空間部を設け、該空間部を上記プラットホー
ムを水平姿勢で格納可能な格納室とし、上記プラットホ
ームは、ランナに水平に支持された使用位置と、前記
納室に格納された格納位置とに選択的に移動可能な構成
したことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のリ
フト装置において、格納室を、メインシルと同一高さ位
置にメインシルと直交して配設した支持部材と、該支持
部材上にメインシルと平行に、かつ左右方向に所定の間
隔をおいて配設した複数のガイドレールと、各ガイドレ
ール間においてメインシルおよび支持部材上に張設した
底板とで構成したことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載のリ
フト装置において、格納室を、メインシルおよび該メイ
ンシルと同一高さ位置にメインシルと直交して配設され
た支持部材の上面に張設した底板と、該底板上にメイン
シルと平行に、かつ左右方向に所定の間隔をおいて配設
した複数のガイドレールとで構成したことを特徴とす
る。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項2記載のリ
フト装置において、ガイドレールを支持部材の左右両端
とその中間に配設するとともに、プラットホームには、
中間のガイドレールに対応する位置に格納時における干
渉回避のためのスリットを設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項3記載のリ
フト装置において、ガイドレールを底板の左右両端とそ
の中間に配設するとともに、プラットホームには、中間
のガイドレールに対応する位置に格納時における干渉回
避のためのスリットを設けたことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載のリフト装置において、左右のランナ
の下端を連結部材により連結し、該連結部材上にプラッ
トホームを前後移動自在に載置するとともに、プラット
ホームには、使用位置で連結部材に、また格納位置で格
納室構成部材に係止してプラットホームをそれらの位置
に位置固定するロック装置を設け、さらにプラットホー
ムとランナ間に使用位置にあるプラットホームを水平に
保持するワイヤを設けたことを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれかに記載のリフト装置において、ランナのコラ
ムから突出する部位に、軸により回動自在に枢着されて
水平姿勢と垂直姿勢とに変換可能なレバーと、該レバー
が水平姿勢にあるとき、その一端と当接する第1のスト
ッパとを設け、一方、コラムには上記レバーが垂直姿勢
にあるときはレバーの通過を許容するが、レバーが水平
姿勢にあるときは上昇または下降方向でプラットホーム
が格納室と同一高さになったとき、レバーの他端と当接
して上記第1のストッパとでプラットホームを格納高さ
位置に位置決めする第2のストッパを設けたことを特徴
とする。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれかに記載のリフト装置において、コラムにプラ
ットホーム格納高さ位置からのランナの自然降下を阻止
するストッパ装置を設け、該ストッパ装置をプラットホ
ームの格納動作に連動して作動するように構成したこと
を特徴とする。
【0015】
【発明の作用および効果】請求項1記載の構成によれ
ば、プラットホームは不使用時メインシルとクロスシル
との間に設けられた専用の格納室に格納される。この格
納室には、メインシルとクロスシルが存在しないため、
プラットホームには従来のようにシャシフレーム又は縦
根太(メインシル)に対応する部分に開口部を設ける必
要がない。従って、ボックスパレットの車輪の落ち込み
を気にすることなくボックスパレットの積み卸しができ
【0016】請求項2記載の構成によれば、ガイドレー
ルの支持部材に対する結合構造に自由度があり、格納室
を容易に形成できる。また、格納室が底板により地面か
ら遮蔽されるので、走行中に後輪がはね上げる泥水等が
プラットホームに付着することもなく、荷役作業を清潔
に行うことができる。
【0017】請求項3記載の構成によれば、ガイドレー
ルの数に関係なく気密性の高い格納室を形成できる。
【0018】請求項4または5記載の構成によれば、格
納室上部に位置するクロスシルを左右両端のみならず、
中間のガイドレールでも受けることができ、左右両端の
ガイドレールの間隔を大きくしても荷箱の床の支持剛性
が低下することはない。なお、この場合には、プラット
ホームに格納時における中間ガイドレールとの干渉回避
のためのスリットが設けられるが、このスリットはプラ
ットホームの中央に位置するので、ボックスパレットの
車輪が落ち込むことはない。
【0019】請求項6記載の構成によれば、ロック装置
を解除するだけでプラットホームを使用位置ならびに格
納位置に簡単に移動できるため、使用性に優れている。
また、使用位置ではロック装置とワイヤによりプラット
ホームを水平に保持する簡単な構成であり、安価に提供
できる。
【0020】請求項7記載の構成によれば、レバーが垂
直姿勢にあるとき、プラットホームは荷箱の床と同一高
さ位置から地面に接地する高さ位置の間を自由に昇降で
きる。プラットホームが格納高さ位置より下方または上
方にあるときに上記レバーをその一端が第1のストッパ
に当接する水平姿勢に切換え、この状態でプラットホー
ムを上昇または下降させると、上昇または下降途中でレ
バーの他端がコラム側の第2のストッパに当接して停止
する。これにより、プラットホームが格納高さ位置に自
動的に位置決めされる。本構成によれば、大幅なコスト
アップなしに、かつレバーの切換えのみでプラットホー
ムを格納高さ位置に確実に位置決めすることができる。
また、従来のリミットスイッチ方式が有する故障や位置
決め精度不良の問題は発生しない。
【0021】請求項8記載の構成によれば、プラットホ
ームの格納動作に連動してストッパ装置が作動し、この
ストッパ装置によりランナの下降が阻止されるので、ラ
ンナを昇降させる油圧シリンダの油のリークによるラン
ナの自然降下を防止できる。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1ないし図17に
基づいて説明する。本例のリフト装置は、図1に示すよ
うに積み荷を載置するためのプラットホーム10を、昇
降装置により荷台1の床面とほぼ面一となる高さとほぼ
地面に接地する高さとの間で昇降可能かつ荷台1の床面
よりもわずかに低い高さ(以下、「格納高さ」という)
で水平状態のまま前方にスライドさせて荷台1の床下に
格納可能な構成となっている。
【0023】昇降装置60は、荷台1の後部開口部の左
右に配置されたコラム2,2の内部にそれぞれランナ3
が上下方向移動可能に設けられ、両ランナ3,3の下端
部にはそれぞれランナプレート4が取付けられ、両ラン
ナプレート4,4間には連結部材5が掛け渡し固定され
て、両ランナ3,3が、以下説明する油圧シリンダ61
を駆動源とするチェーン吊り下げ機構により一体で昇降
動する構成となっている。プラットホーム10は、荷台
1の後方に取り出されてその前端縁を連結部材5に載せ
掛け、後端両角部をワイヤ6,6により吊り下げられて
水平に支持され、この水平状態で当該昇降装置60の作
動による連結部材5の昇降を通じて昇降される。図1に
は、プラットホーム10を荷台1の後方に取出し、地面
にほぼ接地する位置まで下降させた状態が示されてい
る。
【0024】さて、昇降装置60は、荷台1の後端縁の
ステップ部に内設された油圧シリンダ61を駆動源とし
ている。図示は省略したが、この油圧シリンダ61のロ
ッド先端には二つのスプロケットが取付けられ、両スプ
ロケットにはそれぞれ一端が同ステップ部に固定された
2本のチェーン62,63が引き掛けられており、この
油圧シリンダ61の作動を経て両スプロケットを移動さ
せることにより両チェーン62,63が左右経路に別れ
て引張りまたは緩み方向に移動するようになっている。
図5および図6に示すように両チェーン62,63は、
それぞれ左右両コラム2の上端部に配置されたスプロケ
ット64,64を経てコラム2内に至っている。以下、
左右同じ構成であるので片側についてのみ説明する。
【0025】チェーン62の他端には、プレート65が
取り付けられている。プレート65の下端部に設けられ
た支軸65bにはワイヤ6が固定され、このワイヤ6は
下側のプーリー66を経て上側のプーリー67に掛け渡
され、然る後コラム2内から引き出されて、プラットホ
ーム10の後端角部に固定されている。プレート65の
支軸65bは、ランナ3の側壁に形成された長孔3a内
に挿入されている。上側のプーリー67の支軸67a
は、上記プレート65に形成された長孔65a内を経て
ランナ3の両側壁に回転可能に支持されている。このた
め、プレート65は支軸65bが長孔3a内を移動可能
な範囲でランナ3に対して上下方向に変位可能となって
いる。但し、上側のプーリー67は、支軸67aが長孔
65a内で相対移動可能となっているので、プレート6
5が移動しても移動しない。
【0026】下側のプーリー66の支軸66aは、同じ
くランナ3の両側壁に形成された長溝孔3b内に挿入さ
れており、このためこの下側のプーリー66も長溝孔3
b内を支軸66aが移動可能な範囲でランナ3に対して
上下方向に変位できるようになっている。但し、この下
側のプーリー66は、U字形のブラケット68を介して
引張りバネ69により下方に付勢されている。この引張
りバネ69の下端はプレート70を介してランナ3に固
定されている。
【0027】ランナ3にはガイドローラー71〜71が
取り付けられており、このガイドローラー71〜71を
コラム2の内壁面に転動させつつ、当該ランナ3がコラ
ム2内を上下方向に移動する。
【0028】このように構成された昇降装置60によれ
ば、油圧シリンダ61が突き出し方向に作動してチェー
ン62,63が下方に引かれるとプレート65が上方に
移動する。プレート65が上方に移動して、支軸65b
が長孔3aの上端に当接され、またプーリー66が引張
りバネ69に抗して上方に移動し、その支軸66aが長
孔3bの上端に当接され、以後このプレート65とラ
ンナ3が一体となって上方に移動し、これによりプラッ
トホーム10が上昇する。逆に、油圧シリンダ61が引
込み方向に作動してチェーン62,63の引きが解除さ
れると、ランナ3がプラットホーム10等の自重により
下降する。
【0029】ランナ3の下端が地面に当接するまでプラ
ットホーム10が下降すると、当初その後端縁は地面か
ら浮いた状態にあるが、プレート65が長孔3aに沿っ
てさらに下方に変位することによりワイヤ6が緩むため
プラットホーム10の後端側がその自重により下方に首
振りして接地され、結果的にプラットホーム10が後ろ
下がり方向に傾斜した状態となり、積み荷のプラットホ
ーム10上への搬入が楽にできる状態となる。
【0030】また、プラットホーム10を後述するよう
に格納室V内に格納すると、ワイヤ6に弛みが生じるの
であるが、プーリー66が引張りバネ69によって下方
に変位されてワイヤ6がコラム2内に引き込まれるの
で、ワイヤ6の弛みは吸収される。このように、引張り
バネ69によりプーリー66を常時下方に付勢しておく
ことによりワイヤ6の弛みが吸収される。
【0031】次に、プラットホーム10はほぼ方形板状
をなすもので、その後端部には補助プレート10aが前
後方向に回動可能に設けられている。この補助プレート
10aは前方に回動してプラットホーム10の上面に重
ね合わせ状に収納できる一方、後方に回動すれば、当該
プラットホーム10を地面にまで下降させた状態におい
て地面との間の段差を吸収すべく傾斜状に配置される。
【0032】図8および図9によく示されているように
このプラットホーム10の車幅方向中央には、後述する
ように当該プラットホーム10を荷台1の床下に格納す
る際においてガイドレール25を逃がすためのスリット
11が設けられている。このスリット11は前端側で開
口されて後端手前で閉じており、ガイドレール25を逃
がしつつ当該プラットホーム10を床下にほぼ完全に格
納するのに十分な長さで設けられている。なお、上記補
助プレート10aの中央にもこのスリット11に対応し
て溝部10bが切込み形成されており、この補助プレー
ト10aをプラットホーム10の上面に重ね合わせ状に
収納したときに、スリット11の後部が補助プレート1
0aによって閉塞されないようになっている。
【0033】さらに、このプラットホーム10の前端の
両端部寄りとスリット11の両側部の四箇所にはガイド
ローラー12〜12が設けられている一方、後端縁の二
箇所には把手13,13が取り付けられて、当該プラッ
トホーム10の格納・取出しを手作業で簡単に行えるよ
うになっている。このプラットホーム10は、後述する
ように荷台1の床面よりもわずかに低い格納高さで水平
状態のまま前方にスライドさせると、以下述べるように
荷台1下の格納室V内に入り込んで荷台床下に格納され
るようになっている。以下、このプラットホーム10を
格納するための格納室Vについて説明する。
【0034】さて、図2〜図4に示すように荷台1の床
材1aとシャシフレーム20,20との間には、縦方向
のメインシル21,21(縦根太)が二本と、横方向の
クロスシル22〜22(横根太)が複数骨組みされてな
る荷台1のフレームが介装されている。シャシフレーム
20,20は、従来と同様車幅方向に一定の間隔をおい
て平行に配置されている。このシャシフレーム20の上
面には、シム20aを介してメインシル21が、同シャ
シフレーム20に沿って固定されている。
【0035】図2によく示されているように、このメイ
ンシル21は高さ方向に段付き形成されて、その後端
(図示右端)から奥行き方向(図示左方)への一定範囲
が低くなっている。両メインシル21,21の段付き部
には、クロスシルとしての機能をも兼ねた仕切り部材2
3が幅方向に掛け渡し固定されている。以下、この仕切
り部材23よりも後側の低い部分をメインシル21の段
付き低部21aといい、仕切り部材23よりも前側の部
分をメインシル21の段付き高部21bという。メイン
シル21の段付き高部21bには、複数のクロスシル2
2〜22が直接上面に載せ掛けられて、かつ左右両メイ
ンシル21,21に掛け渡されて固定されている。
【0036】メインシル21の段付き低部21a,21
a間には、2本の支持部材24,24が前後に適宜間隔
をおいて、かつ同段付き低部21aと上面を面一に揃え
た状態で掛け渡し固定されている。この前後の支持部材
24,24の上面であって、両メインシル21,21の
段付き低部21a,21a間のほぼ中央には、略コ字形
をなす2本のガイドレール25,25が背中合わせの状
態で前後に沿って掛け渡し固定されている。両ガイドレ
ール25,25の前端部は仕切り部材23に突き当てら
れている。この中央のガイドレール25,25によって
プラットホーム10の中央のガイドローラー12,12
が案内される。
【0037】次に、両ガイドレール25の上面には、合
計三本のクロスシル26が前後に適宜間隔をおいて載せ
掛け固定されている。このクロスシル26〜26と上記
支持部材24,24の両端部間には、プラットホーム1
0の両端部寄りのガイドローラー12,12を案内する
ための略コ字形のガイドレール27,27が固定されて
いる。この両ガイドレール27,27は仕切り部材23
から荷台1の後端部に至って配置されている。
【0038】図4によく示されているように、中央のガ
イドレール25の下縁25aと外側のガイドレール27
の下縁27aとの間であって、支持部材24および段付
き低部21aの上面には底板29,29が張り付けられ
ている。この底板29,29により格納室Vが地面から
遮蔽され、後輪がはね上げる泥等が格納室V内に入り込
まないようになっている。
【0039】ガイドレール27の外側に、荷台1の前端
から後端に至るサイドフレーム28,28が相互に平行
に固定されている。この両サイドフレーム28,28の
上縁間において、クロスシル26〜26の上面と、仕切
り部材23の上面と、メインシル21の段付き高部21
bに固定されたクロスシル22〜22の上面とはほぼ面
一に揃えられており、これらの上面に床材1aが載せ掛
けられて固定されている。
【0040】このように構成された荷台1において、前
記プラットホーム10を格納するための格納室Vが、高
さ方向がクロスシル26と底板29とにより、左右方向
が両外側ガイドレール27,27とにより、奥行きが仕
切り部材23によって区画形成される範囲で設けられて
おり、この範囲が図2および図4では高さVH 、幅VW
、奥行きVL で示されている。そして、かかる範囲で
設けられた格納室Vの車幅方向中央にガイドレール2
5,25が配置されているのであり、これによりメイン
シル21の段付き低部21aに代わってクロスシル(上
側クロスシル26)が支持されており、従って当該格納
室Vを設けたことによる荷台1の補強がなされている。
【0041】このように構成された第1実施例のリフト
装置によれば、プラットホーム10を荷台1の床下に格
納するには、図2に示すように荷台1の床面よりもわず
かに低い高さであって、連結部材5の上面と支持部材2
4の上面がほぼ面一に揃った高さ(格納高さ)にプラッ
トホーム10を位置させ、この位置からプラットホーム
10を前方に押してやればよい。これにより、プラット
ホーム10は、その前端に設けられたガイドローラー1
2〜12のうち両側のガイドローラー12,12がガイ
ドレール27,27により案内され、中央寄りのガイド
ローラー12,12が中央のガイドレール25,25に
より案内されつつ格納室V内を奥部へ移動する。
【0042】仕切り部材23に当接するまで移動させる
と、このプラットホーム10は格納室V内にほぼ完全に
格納された状態となるのであるが、この格納室Vは、メ
インシル21,21の段付き低部21a,21aとクロ
スシル26〜26の間に設けられているため、プラット
ホーム10を格納するのに障害となる部材は、従来のよ
うに車幅方向二箇所のメインシル21,21ではなく車
幅方向の中央に配置されたガイドレール25,25によ
り形成される縦縁25bのみである。従って、上記した
ようにプラットホーム10には、格納する際にこの縦縁
25bを逃がすためのスリット11を幅方向中央の一箇
所に設けておけば足り、従来のように左右二箇所に溝部
101,101を設けておく必要はない。この点による
本発明と従来との違いが図7に明確に示されている。
【0043】すなわち、本例のリフト装置におけるプラ
ットホーム10には、車幅方向中央の一箇所にのみスリ
ット11が設けられているだけであるので、取出し使用
時においてプラットホーム10上にボックスパレットB
を乗り上げたときに、そのキャスタBW 〜BW がスリッ
ト11に嵌まり込むことは全く気にする必要がない。何
故なら、プラットホーム10は通常ボックスパレットB
を乗り上げるのに必要かつ十分な広さで形成されるの
で、キャスタBW がプラットホーム10上から脱輪しな
い範囲で車幅方向に乗り上げ位置のばらつきがあっても
キャスタBW が中央のスリット11に嵌まり込むことは
あり得ない。これに対して、従来のプラットホーム10
0には車幅方向二箇所に溝部101,101が設けられ
ているので、ボックスパレットBの乗り上げると、キャ
スタBW が溝部101により近い位置に位置することと
なり、従ってキャスタBW の溝部101への嵌まり込み
を気にしつつボックスパレットBを移動させなければな
らないという不便さがあった。このように、本例のリフ
ト装置によれば、ボックスパレットBをプラットホーム
10上に乗り上げたときに、そのキャスタBW のスリッ
ト11への嵌まり込みを全く気にする必要がないので、
その使い勝手が向上し、従って積み荷作業を効率よく行
うことができる。
【0044】また、プラットホーム10を格納するため
の格納室Vの底面を底板9により遮蔽して不使用時に
は、プラットホーム10を格納室V内に格納するように
したので、後輪がはね上げるドロや雪片等がプラットホ
ーム10に付着することはなく、リフト装置を用いた荷
役作業時に積み荷を汚すおそれはなくなる。
【0045】なお、以上例示したリフト装置は請求項4
記載の発明の実施例であり、これに限定されることな
く、例えば中央のガイドレール25,25を廃止して外
側のガイドレール27,27のみとし、この両外側ガイ
ドレール27,27の下縁27a,27a間に1枚の底
板を張り付ける構成としてもよく、かかる構成が請求項
2記載の発明の実施例に該当する。この場合、プラット
ホーム10のスリット11および中央のガイドローラー
12,12を廃止することができる。
【0046】また、メインシル21の段付き低部21a
および支持部材24の上面の全面すなわち格納室Vの全
範囲にわたって1枚の底板を張り付け、この底板の上面
端縁に沿って外側のガイドレール27,27を配置する
構成としてもよく、かかる構成が請求項3記載の発明の
実施例に該当する。
【0047】さらに、図17に示すように、外側のガイ
ドレール27,27および中央のガイドレール25,2
5をこの1枚の底板80の上面に配置した構成とするこ
とも可能であり、これが請求項5記載の発明の実施例に
該当する。
【0048】また、格納室Vは、図16に示すように構
成することも可能である。すなわち、前記した実施例で
は、メインシル21の上面側を段付き形成して、前側の
段付き後部21bと後側の段付き低部21aとを設け、
後側の段付き低部21aに格納室Vを設ける構成とした
が、必ずしもメインシル21を段付き形成する必要はな
く、図示するようにメインシル81をその全長にわたっ
て同じ高さとしてもよい。この場合には、仕切り部材8
2に対して前側のクロスシル83〜83よりも後ろ側の
クロスシル84〜84の高さを低くすることにより格納
室Vの高さVHが確保される。図2と比較すれば明らか
なように、図2に示したクロスシル22よりも本例の場
合のクロスシル83の方が高くなっている。なお、その
他は同様に構成すればよい。
【0049】次に、請求項6記載の発明の実施例を説明
する。この実施例は、上記例示したリフト装置に、プラ
ットホーム10をその取出し位置および格納位置で位置
保持するための格納・取出し位置ロック装置(以下、単
に「ロック装置」という)30を加えた構成となってい
る。なお、変更を要しない部材については説明を省略
し、以下、同位の符号を用いてこのロック装置30を説
明する。
【0050】図8および図9に示すようにプラットホー
ム10の後端側面のほぼ中央には、略L字形をなすハン
ドル31が回転可能に支持され、このハンドル31の前
端に設けられた円板31aの径方向に対向する周縁部二
箇所には二本の連結ロッド32,32の一端がそれぞれ
引掛けられている。両連結ロッド32,32は、左方と
右方へそれぞれ当該プラットホーム10の後端縁に沿っ
て軸方向へ移動可能に配置されている。プラットホーム
10の左右側縁には、ジョイントロッド33が回転可能
に配置され、このジョイントロッド33の後端寄りに設
けられた円板33aの縁部に、上記連結ロッド32の他
端がそれぞれ連結されている。これにより、ハンドル3
1を立てた位置(図9において二点鎖線で示す位置、以
下「アンロック位置」という)と約90°回転して倒し
た位置(図9において実線で示す位置、以下「ロック位
置」という)との間で回転操作すると、それぞれ連結ロ
ッド32を介して両ジョイントロッド33が連動して回
転される。両ジョイントロッド33は、それぞれ図示省
略したねじりバネによりハンドル31をロック位置とす
る方向に付勢されているので、ハンドル31はなんら操
作しないときにはロック位置に保持される。
【0051】両ジョイントロッド33はプラットホーム
10の前端近傍にまで至っており、その先端寄りにはス
トッパプレート34が略L字状に張出して設けられてい
る。このストッパプレート34は、ハンドル31をなん
ら回転操作することなくロック位置に保持した状態では
上下方向に沿った縦姿勢となる一方、上記ねじりバネに
抗してハンドル31を立て操作すると水平方向に沿った
横姿勢となるようその取付け姿勢が設定されている。図
9に示すようにプラットホーム10の取出し状態におい
て、ハンドル31を操作することなくストッパプレート
34を縦姿勢としておくと、このストッパプレート34
がランナ3側の連結部材5の後面5a(図示手前側の
面)に当接されることにより、この取出し状態のプラッ
トホーム10が格納方向へ移動不能となる。これによれ
ば、取出し状態におけるプラットホーム10はその後端
側をワイヤ6,6により吊り下げ支持され、前端側を連
結部材5によって支持されるため、プラットホーム10
にはその自重あるいは積み荷の重量により格納方向へス
ライドさせる力が作用するのであるが、ストッパプレー
ト34が連結部材5の後面に当接されて格納方向への移
動が阻止されるので、プラットホーム10は取出し位置
に保持される。
【0052】ハンドル31をねじりバネに抗してアンロ
ック位置に立て操作すると、プラットホーム10を格納
方向に移動可能となる。格納方向への移動時において、
ストッパプレート34は、図10に示すように前記ガイ
ドレール27の下縁27aの上面に乗り上がってプラッ
トホーム10の移動を許容し、プラットホーム10が完
全に格納されると、ガイドレール27にはロック凹部2
7bが設けられているので、ストッパプレート34がこ
のロック凹部27bに落ち込むことによりプラットホー
ム10の取出し方向への移動が自動的に阻止される。図
10では、ガイドレール27の下縁27a上に乗り上が
った状態のストッパプレート34に「34a」の符号を
付し、ロック凹部27bに落ち込んだ状態のストッパプ
レート34に「34b」の符号を付して示した。
【0053】このように本例のロック装置30によれ
ば、プラットホーム10が格納位置および取出し位置に
確実に保持されるとともに、かかる位置に取出しまたは
格納されていないと、ストッパプレート34がガイドレ
ール27の下縁27a上に乗り上がってハンドル31が
ロック位置(水平位置)まで完全に戻されず斜めに立ち
上がったままであるので、これを目視して、プラットホ
ーム10が所定位置まで取り出されていないこと、ある
いは所定の位置まで完全に格納されていないことを容易
に発見できる。
【0054】次に、請求項7記載の発明の実施例を説明
する。この実施例は、前述のリフト装置にプラットホー
ム格納高さ位置決め装置40を付加した構成となってい
る。図11〜図13に示すように左右のランナプレート
4,4間には支持ロッド41がブッシュ42,42を介
して回転可能に支持されている。この支持ロッド41は
連結部材5の内部を通って、その両端部がランナプレー
ト4から側方へ突き出した状態に設けられている。この
突き出した部分には、それぞれ幅に対して長さが十分に
長い板状をなすストッパレバー43,43が固定されて
いる。このストッパレバー43は、支持ロッド41を中
心にして約90°の範囲で回転させることにより上下方
向に長い縦姿勢と水平方向に長い横姿勢との間で姿勢を
切り換えて用いられる。この切換え操作の便宜のため
に、ストッパレバー43の側面には把手43aが取り付
けられている。
【0055】一方、図示するようにランナプレート4の
先端およびコラム2の後面には、第1および第2のスト
ッパ44,45が取り付けられている。コラム側の第2
のストッパ45は、ストッパレバー43を横姿勢にして
プラットホーム10を格納高さにまで上昇させたとき
に、その一方の端部が当接することとなる位置に取り付
けられている。従って、縦姿勢にした状態でプラットホ
ーム10を昇降させたときには、このストッパレバー4
3は第2のストッパ45に当接することなく側方を通過
できるようになっている。ランナプレート4側の第1の
ストッパ44は、ストッパレバー43を横姿勢にしたと
きに他方の端部がその下面に当接することとなる位置に
取り付けられている。
【0056】このように構成されたプラットホーム格納
高さ位置決め装置40によれば、プラットホーム10を
昇降させる場合にはストッパレバー43は縦姿勢とさ
れ、積み込み作業終了後当該プラットホーム10を格納
する際には、横姿勢に切り換えられる。すなわち、スト
ッパレバー43を縦姿勢にしておくと、このストッパレ
バー43はコラム側の第2のストッパ45に干渉するこ
となく側方を通過できるので、プラットホーム10は荷
台床面と地面との間を自由に昇降できる。これに対して
ストッパレバー43を横姿勢に切り換えておくと、この
ストッパレバー43が横に張り出した状態となるので、
プラットホーム10を地面からゆっくりと上昇させる
と、このストッパレバー43の一方の端部が第2のスト
ッパ45の下面に当接する。一方、横姿勢であると他方
の端部がランナプレート側の第1のストッパ44に当接
されているので、結局この時点でストッパレバー43の
両端部が第1および第2のストッパ44,45の下面に
当接された状態となって、ストッパレバー43は回転不
能となり、かつプラットホーム10はこの格納高さで上
昇不能となる。
【0057】このようにストッパレバー43を横姿勢に
切り換えることにより、プラットホーム10が格納高さ
で上昇不能に位置決めされるので、簡単に格納高さで停
止させることができ、これにより当該プラットホーム1
0を格納する際の使い勝手がよくなる。この点、従来プ
ラットホームを格納する際には、作業者が目で確認しつ
つ所定の格納高さに停止させる必要があったので格納操
作が面倒であり、あるいはセンサ等を用いて自動的に所
定の高さで停止するよう制御回路を構成した場合にはコ
スト高となるという問題があったのであるが、本例の格
納高さ位置決め装置40は簡単な機械的構造であるので
このような制御等を必要とすることなく自動的に所定の
格納高さで停止させることができる。
【0058】次に、請求項8記載の発明の実施例を説明
する。この実施例は、ランナ3の自然降下防止装置50
を付加した構成となっている。すなわち、図14および
図15に示すようにコラム2の内側の側面にはブッシュ
52を介してストッパピン51が後方へ突き出し可能か
つ引込み可能に支持されている。このストッパピン51
の前端部(図示左端部)には略L字形のブラケット55
が取り付けられ、このブラケット55と上記ブッシュ5
2との間には圧縮バネ53が介装されている。このため
当該ストッパピン51は引込み方向に付勢されている。
【0059】上記ブラケット55には上下方向に長い溝
孔55aが形成されており、この溝孔55aにはリンク
アーム54の下端部に取付けられた支ピン54aが挿入
されて、当該ストッパピン51の前端にリンクアーム5
4の下端が連結されている。リンクアーム54の上端部
は、スリーブ56aを介して回転可能に支持された支持
ロッド56の端部に固定されており、従ってこのリンク
アーム54は支持ロッド56を中心にして前後方向に揺
動する。支持ロッド56のもう一方の端部にはアーム5
7aを介して操作ローラー57が取り付けられており、
この操作ローラー57は、アーム57aの上下方向の揺
動を通じてプラットホーム格納室V内に入り込んだ位置
と、同空間部V内から下方に退出した位置との間で移動
する。なお、上記したように圧縮バネ53によりストッ
パピン51は引込み方向に付勢されているので、リンク
アーム54は前方へ揺動する方向に付勢され、従ってア
ーム57aは上方へ揺動する方向に付勢されているの
で、操作ローラー57は図14中二点鎖線で示したよう
にプラットホーム格納室V内に入り込む方向に付勢され
ている。
【0060】このように構成されたランナ3の自然降下
防止装置50によれば、プラットホーム10が格納室V
内に格納されると、操作ローラー57はプラットホーム
10により同空間部V内への入り込みが阻止されるの
で、図14中実線で示すように操作ローラー57は圧縮
バネ53に抗して下方位置に保持され、リンクアーム5
4は後方へ揺動した位置に保持され、従ってストッパピ
ン51が後方へ突き出された状態に保持される。ストッ
パピン51は、図14に示すように格納高さに停止して
いるランナ3の連結部材5のほぼ直下に突き出されるの
で、ランナ3の下降はこのストッパピン51によって阻
止された状態となる。従って、昇降装置の油圧シリンダ
に油のリーク等が発生してもランナ3が自然降下するこ
とが確実に防止される。
【0061】一方、プラットホーム10が格納室Vから
取り出されると、操作ローラー57の格納室V内への移
動が許容されるのでストッパピン51は圧縮コイルばね
53により引込み方向に移動する。ストッパピン51が
引き込んだ状態であると、連結部材5の下降は可能とな
り、従ってプラットホーム10を昇降させることができ
る。このように本例のランナ3の自然降下防止装置50
は、プラットホーム10の取出し・格納動作に連動して
操作される構成であるので、手動操作による場合のよう
な面倒な手間をかけることなくランナ3の自然降下が確
実に防止されるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリフト装置が装備された貨物車両の全
体斜視図である。
【図2】荷台後部の縦断面図である。
【図3】荷台フレームの全体斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】プラットホーム昇降装置を示し、荷台後部の一
方のコラムの内部詳細図である。
【図6】コラム内に組み込まれたランナの斜視図であ
る。
【図7】プラットホームにボックスパレットを乗り上げ
た状態を示し、(A) は本発明にかかるプラットホームを
示し、(B) は従来のプラットホームを示す。
【図8】プラットホームの一部底面図であり、プラット
ホーム取出し・格納ロック装置を示す図である。
【図9】プラットホームおよびその周辺を示す斜視図で
ある。
【図10】プラットホーム格納時におけるストッパプレ
ートの位置を示した後面図である。
【図11】ランナプレートの周辺を示し、プラットホー
ム格納高さ位置決め装置を示す分解斜視図である。
【図12】プラットホーム格納高さ位置決め装置の側面
図である。
【図13】プラットホーム格納高さ位置決め装置の平面
図である。
【図14】荷台後部の周辺を示し、ランナ自然降下防止
装置の側面図である。
【図15】ランナ自然降下防止装置の平面図である。
【図16】高さが一定のメインシルを用いて格納室を構
成した場合の、荷台後部の縦断面図である。
【図17】1枚の底板上に、ガイドレールを配置した場
合の、荷台の横断面図である。
【図18】従来のリフト装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…荷台 2…コラム 3…ランナ 4…ランナプレート 5…連結部材 10…プラットホーム 11…スリット 20…シャシフレーム 21…メインシル、21a…段付き低部、21b…段付
き高部 22…クロスシル 25,27…ガイドレール 29…底板 30…プラットホーム取出し・格納ロック装置 40…プラットホーム格納高さ位置決め装置 50…ランナの自然降下防止装置 60…昇降装置 V…格納室 100…従来のプラットホーム 101…スリット
フロントページの続き (72)発明者 永奥 仁 鹿児島県国分市上之段395番地1 株式 会社トヨタ車体研究所内 (56)参考文献 特開 平6−72231(JP,A) 特開 平8−72601(JP,A) 実開 平6−57734(JP,U) 実開 平5−32109(JP,U) 実開 平1−175441(JP,U) 実開 昭63−142232(JP,U) 実開 昭62−72237(JP,U) 実開 平5−28742(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60P 1/46

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷箱後端左右両側に立設したコラム内に
    ランナを昇降自在に配設し、該ランナにプラットホーム
    を水平に支持せしめた貨物車両のリフト装置において、 荷箱の床を支持すべくシャシフレーム上に設けられたメ
    インシルとクロスシル間に、該メインシルと該クロスシ
    ルが存在しない空間部を設け、該空間部を上記プラット
    ホームを水平姿勢で格納可能な格納室とし、前記 プラットホームは、前記ランナに水平に支持された
    使用位置と、前記格納室に格納された格納位置とに選択
    的に移動可能な構成としたことを特徴とする貨物車両の
    リフト装置。
  2. 【請求項2】 格納室を、メインシルと同一高さ位置に
    メインシルと直交して配設した支持部材と、該支持部材
    上にメインシルと平行に、かつ左右方向に所定の間隔を
    おいて配設した複数のガイドレールと、各ガイドレール
    間においてメインシルおよび支持部材上に張設した底板
    とで構成したことを特徴とする請求項1記載の貨物車両
    のリフト装置。
  3. 【請求項3】 格納室を、メインシルおよび該メインシ
    ルと同一高さ位置にメインシルと直交して配設された支
    持部材の上面に張設した底板と、該底板上にメインシル
    と平行に、かつ左右方向に所定の間隔をおいて配設した
    複数のガイドレールとで構成したことを特徴とする請求
    項1記載の貨物車両のリフト装置。
  4. 【請求項4】 ガイドレールを支持部材の左右両端とそ
    の中間に配設するとともに、プラットホームには、中間
    のガイドレールに対応する位置に格納時における干渉回
    避のためのスリットを設けたことを特徴とする請求項2
    記載の貨物車両のリフト装置。
  5. 【請求項5】 ガイドレールを底板の左右両端とその中
    間に配設するとともに、プラットホームには、中間のガ
    イドレールに対応する位置に格納時における干渉回避の
    ためのスリットを設けたことを特徴とする請求項3記載
    の貨物車両のリフト装置。
  6. 【請求項6】 左右のランナの下端を連結部材により連
    結し、該連結部材上にプラットホームを前後移動自在に
    載置するとともに、プラットホームには、使用位置で連
    結部材に、また格納位置で格納室構成部材に係止してプ
    ラットホームをそれらの位置に位置固定するロック装置
    を設け、さらにプラットホームとランナ間に使用位置に
    あるプラットホームを水平に保持するワイヤを設けたこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の貨
    物車両のリフト装置。
  7. 【請求項7】 ランナのコラムから突出する部位に、軸
    により回動自在に枢着されて水平姿勢と垂直姿勢とに変
    換可能なレバーと、該レバーが水平姿勢にあるとき、そ
    の一端と当接する第1のストッパとを設け、一方、コラ
    ムには上記レバーが垂直姿勢にあるときはレバーの通過
    を許容するが、レバーが水平姿勢にあるときは上昇また
    は下降方向でプラットホームが格納室と同一高さになっ
    たとき、レバーの他端と当接して上記第1のストッパと
    でプラットホームを格納高さ位置に位置決めする第2の
    ストッパを設けたことを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載の貨物車両のリフト装置。
  8. 【請求項8】 コラムにプラットホーム格納高さ位置か
    らのランナの自然降下を阻止するストッパ装置を設け、
    該ストッパ装置をプラットホームの格納動作に連動して
    作動するように構成したことを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれかに記載の貨物車両のリフト装置。
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