JP2001070816A - ボード破砕装置、ボードリサイクルシステム及び石膏ボードリサイクル方法 - Google Patents
ボード破砕装置、ボードリサイクルシステム及び石膏ボードリサイクル方法Info
- Publication number
- JP2001070816A JP2001070816A JP25242299A JP25242299A JP2001070816A JP 2001070816 A JP2001070816 A JP 2001070816A JP 25242299 A JP25242299 A JP 25242299A JP 25242299 A JP25242299 A JP 25242299A JP 2001070816 A JP2001070816 A JP 2001070816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board
- roller
- crushing
- gypsum
- crushed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 title claims description 76
- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 title claims description 76
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 8
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 29
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 29
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 23
- 238000004064 recycling Methods 0.000 claims abstract description 20
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 43
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 37
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 24
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 12
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 5
- 230000005484 gravity Effects 0.000 abstract 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 2
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 2
- 102100033040 Carbonic anhydrase 12 Human genes 0.000 description 1
- 101000867855 Homo sapiens Carbonic anhydrase 12 Proteins 0.000 description 1
- 239000004566 building material Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、騒音が外部に漏れず、小型で運搬
し易く、破砕物がリサイクル可能なボード破砕装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のボード破砕装置は、ボード10
の投入口に設けられ前記ボード10の投入案内をする投
入口ガイド5と、前記投入口ガイド5の上面側に設けら
れ前記投入口ガイド5の上面に向けて開口面が配設され
たローラケース12と、前記ローラケース12内に収容
され、通常状態では前記開口面から投入口ガイド5面に
自重で当接すると共に、ボード10投入時には挿入力で
ボード10高さ分だけ前記ローラケース12内に押し込
まれるとともに摩擦抵抗により回転し、前記ボード10
通過後には再び前記投入口ガイド5面に自重で当接する
規制ローラ4と、ボード10を引き込んで小さく破砕す
る一対の回転刃6A、6Bと、破砕されたボード10を
回収する収納容器20とを備えたことを特徴とする。
し易く、破砕物がリサイクル可能なボード破砕装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のボード破砕装置は、ボード10
の投入口に設けられ前記ボード10の投入案内をする投
入口ガイド5と、前記投入口ガイド5の上面側に設けら
れ前記投入口ガイド5の上面に向けて開口面が配設され
たローラケース12と、前記ローラケース12内に収容
され、通常状態では前記開口面から投入口ガイド5面に
自重で当接すると共に、ボード10投入時には挿入力で
ボード10高さ分だけ前記ローラケース12内に押し込
まれるとともに摩擦抵抗により回転し、前記ボード10
通過後には再び前記投入口ガイド5面に自重で当接する
規制ローラ4と、ボード10を引き込んで小さく破砕す
る一対の回転刃6A、6Bと、破砕されたボード10を
回収する収納容器20とを備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石膏ボード等の被
破砕物を破砕して上記被破砕物の容積を小さくすると共
に、破砕時の騒音や粉塵が周囲に撒き散らされるのを防
止するボード破砕装置、及び石膏ボードを破砕したとき
に石膏をリサイクル可能にする石膏ボードリサイクルシ
ステム、さらにはその石膏ボードリサイクル方法に関す
る。
破砕物を破砕して上記被破砕物の容積を小さくすると共
に、破砕時の騒音や粉塵が周囲に撒き散らされるのを防
止するボード破砕装置、及び石膏ボードを破砕したとき
に石膏をリサイクル可能にする石膏ボードリサイクルシ
ステム、さらにはその石膏ボードリサイクル方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、環境の保護とリサイクルの社会的
な要請が高まっており、建築廃材である石膏ボードもそ
のまま廃棄するのでなく、後処理を行って、環境に影響
を与える可能性のある石膏ボード付着物(紙等)は焼却
を行い、有用な石膏はリサイクルすることが期待されて
いる。同じように、石膏ボードのほかにも、瓦やタイル
類等の廃材も、建築現場で粉砕できるものは粉砕し、搬
送を容易にするニーズがあり、併せてリサイクルできる
ものはリサイクルしようというのが社会的な流れとなっ
てきている。
な要請が高まっており、建築廃材である石膏ボードもそ
のまま廃棄するのでなく、後処理を行って、環境に影響
を与える可能性のある石膏ボード付着物(紙等)は焼却
を行い、有用な石膏はリサイクルすることが期待されて
いる。同じように、石膏ボードのほかにも、瓦やタイル
類等の廃材も、建築現場で粉砕できるものは粉砕し、搬
送を容易にするニーズがあり、併せてリサイクルできる
ものはリサイクルしようというのが社会的な流れとなっ
てきている。
【0003】このようなリサイクルのための従来の破砕
装置として、特開平6−277537公報がある。一対
のピンチローラーと一対のカッターローラーを備え、こ
のピンチローラーよりカッターローラーの方を高速回転
するものである。ピンチローラーで石膏ボードを喰わえ
込み細かく粉砕する。しかし、一対のピンチローラーの
挟持動作と回転は、ローラーの自転とアームの揺動(公
転)を必要とするものであり、駆動メカニズムが複雑と
なるし、複雑さに由来して故障が発生し易いものであっ
た。その上、各ピンチローラーの間に付勢力の差が生じ
ると、喰わえた石膏ボードの送り出す方向が変動し、粉
砕の際に一方のカッターローラーの側に偏って当たり衝
撃が起こり易いものであった。粉砕装置を長期間に渡っ
て使用すればするほど付勢力の差が現われる傾向があっ
た。
装置として、特開平6−277537公報がある。一対
のピンチローラーと一対のカッターローラーを備え、こ
のピンチローラーよりカッターローラーの方を高速回転
するものである。ピンチローラーで石膏ボードを喰わえ
込み細かく粉砕する。しかし、一対のピンチローラーの
挟持動作と回転は、ローラーの自転とアームの揺動(公
転)を必要とするものであり、駆動メカニズムが複雑と
なるし、複雑さに由来して故障が発生し易いものであっ
た。その上、各ピンチローラーの間に付勢力の差が生じ
ると、喰わえた石膏ボードの送り出す方向が変動し、粉
砕の際に一方のカッターローラーの側に偏って当たり衝
撃が起こり易いものであった。粉砕装置を長期間に渡っ
て使用すればするほど付勢力の差が現われる傾向があっ
た。
【0004】また、従来の破砕装置として、本発明者の
一人が提案した特開平8−1023号公報がある。この
従来の技術は一般紙等の裁断を目的としたもので、パイ
プ状シャッタを設けたものである。しかし、駆動等によ
る自回転の機能を有していないため、石膏ボード等の有
形の被破砕物の厚さを過負荷に陥らないようにするため
の処理を行うものではなかった。
一人が提案した特開平8−1023号公報がある。この
従来の技術は一般紙等の裁断を目的としたもので、パイ
プ状シャッタを設けたものである。しかし、駆動等によ
る自回転の機能を有していないため、石膏ボード等の有
形の被破砕物の厚さを過負荷に陥らないようにするため
の処理を行うものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の技
術の破砕装置(特開平6−277537号公報)では、
一対のピンチローラー同志で石膏ボードを喰わえ込んで
粉砕するが、石膏ボードの送りの方向が不安定になり変
動するものであった。この送りの方向の不安定さが、破
砕に際しての衝撃音を大きくし、装置の寿命を短くする
ものであった。また、ピンチローラーを駆動するため、
カッターローラーを駆動する駆動源のほかに別の駆動源
を必要として、それを速度制御する必要があった。これ
では振動源が増え騒音が大きくなるし寿命も短くなり、
コストも高くなる。しかも建築現場に装置を運んで石膏
ボードを処理するには小型化が望まれるが大型化してし
まう。しかも、ガイド板と一対のピンチローラーの間に
は、アームが揺動するのを許容するため間隙が形成さ
れ、内部の粉塵がこの間隙を通して洩れてしまう。同様
の理由で音も洩れてしまうものであった。
術の破砕装置(特開平6−277537号公報)では、
一対のピンチローラー同志で石膏ボードを喰わえ込んで
粉砕するが、石膏ボードの送りの方向が不安定になり変
動するものであった。この送りの方向の不安定さが、破
砕に際しての衝撃音を大きくし、装置の寿命を短くする
ものであった。また、ピンチローラーを駆動するため、
カッターローラーを駆動する駆動源のほかに別の駆動源
を必要として、それを速度制御する必要があった。これ
では振動源が増え騒音が大きくなるし寿命も短くなり、
コストも高くなる。しかも建築現場に装置を運んで石膏
ボードを処理するには小型化が望まれるが大型化してし
まう。しかも、ガイド板と一対のピンチローラーの間に
は、アームが揺動するのを許容するため間隙が形成さ
れ、内部の粉塵がこの間隙を通して洩れてしまう。同様
の理由で音も洩れてしまうものであった。
【0006】もう一方の従来の破砕装置(特開平8−1
023号公報)では、石膏ボード等は厚手の被破砕物で
あるので、移送中に被破砕物が詰まり、破砕機能が停止
するという問題もある。そして、被破砕物の移送手段を
前記破砕装置内に設けないと、小型軽量化を図るのが困
難となってしまう。一対のパイプ状シャッターであるの
で、粉塵や、騒音等の問題は基本的に上記の破砕装置と
同様である。
023号公報)では、石膏ボード等は厚手の被破砕物で
あるので、移送中に被破砕物が詰まり、破砕機能が停止
するという問題もある。そして、被破砕物の移送手段を
前記破砕装置内に設けないと、小型軽量化を図るのが困
難となってしまう。一対のパイプ状シャッターであるの
で、粉塵や、騒音等の問題は基本的に上記の破砕装置と
同様である。
【0007】さらに、これらの破砕装置は、現場で使用
する装置であるだけに、装置の扱いに不慣れな人間に
は、被破砕物を詰まらせることがないようにまず運転の
ノウハウを会得してもらう必要があるものであった。
する装置であるだけに、装置の扱いに不慣れな人間に
は、被破砕物を詰まらせることがないようにまず運転の
ノウハウを会得してもらう必要があるものであった。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、破砕に際して送りの不安定さから異常な騒音
が発生して、外部に漏れるようなことがなく、小型で運
搬し易く、安全で寿命も長く、破砕物がリサイクル可能
なボード破砕装置を提供することを目的とする。
たもので、破砕に際して送りの不安定さから異常な騒音
が発生して、外部に漏れるようなことがなく、小型で運
搬し易く、安全で寿命も長く、破砕物がリサイクル可能
なボード破砕装置を提供することを目的とする。
【0009】破砕物として石膏ボードを減容化すると
き、環境に影響を与える可能性の高い石膏ボード付着物
は燃焼し、石膏はリサイクルする石膏ボードリサイクル
システムを提供することを目的とする。
き、環境に影響を与える可能性の高い石膏ボード付着物
は燃焼し、石膏はリサイクルする石膏ボードリサイクル
システムを提供することを目的とする。
【0010】さらに、破砕物として石膏ボードを減容化
するとき、環境に影響を与える可能性の高い石膏ボード
付着物は燃焼し、石膏はリサイクルする石膏ボードリサ
イクル方法を提供することを目的とする。
するとき、環境に影響を与える可能性の高い石膏ボード
付着物は燃焼し、石膏はリサイクルする石膏ボードリサ
イクル方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め本発明のボード破砕装置は、ボードの投入口に設けら
れ前記ボードの投入案内をする投入口ガイドと、前記投
入口ガイドの上面側に設けられ前記投入ガイドの上面に
向けて開口面が配設されたローラケースと、前記ローラ
ケース内に収容され、通常状態では前記開口面から投入
口ガイド面に自重で当接すると共に、ボード投入時には
挿入力でボード高さ分だけ前記ローラケース内に押し込
まれるとともに摩擦抵抗により回転し、前記ボード通過
後には再び前記投入ガイド面に自重で当接する規制ロー
ラと、前記規制ローラの下流側に設けられ、ボードを引
き込んで小さく破砕する一対の回転刃と、前記回転刃を
駆動する駆動装置と、破砕されたボードを回収する収納
容器とを備えたことを特徴とする。
め本発明のボード破砕装置は、ボードの投入口に設けら
れ前記ボードの投入案内をする投入口ガイドと、前記投
入口ガイドの上面側に設けられ前記投入ガイドの上面に
向けて開口面が配設されたローラケースと、前記ローラ
ケース内に収容され、通常状態では前記開口面から投入
口ガイド面に自重で当接すると共に、ボード投入時には
挿入力でボード高さ分だけ前記ローラケース内に押し込
まれるとともに摩擦抵抗により回転し、前記ボード通過
後には再び前記投入ガイド面に自重で当接する規制ロー
ラと、前記規制ローラの下流側に設けられ、ボードを引
き込んで小さく破砕する一対の回転刃と、前記回転刃を
駆動する駆動装置と、破砕されたボードを回収する収納
容器とを備えたことを特徴とする。
【0012】これにより、破砕に際して送りの不安定さ
から異常な騒音が発生して、外部に漏れるようなことが
なく、小型で運搬し易く、安全で寿命も長く、破砕物が
リサイクルが可能になる。
から異常な騒音が発生して、外部に漏れるようなことが
なく、小型で運搬し易く、安全で寿命も長く、破砕物が
リサイクルが可能になる。
【0013】また、本発明の石膏ボードリサイクルシス
テムは、請求項1〜4のいずれかに記載のボード破砕装
置を備え、前記収納容器で回収した石膏ボードの破砕物
を200℃〜300℃の温度に加熱する加熱炉を備えた
ことを特徴とする。
テムは、請求項1〜4のいずれかに記載のボード破砕装
置を備え、前記収納容器で回収した石膏ボードの破砕物
を200℃〜300℃の温度に加熱する加熱炉を備えた
ことを特徴とする。
【0014】これにより、破砕物として石膏ボードを減
容化するとき、環境に影響を与える可能性の高い石膏ボ
ード付着物は燃焼し、石膏はリサイクルすることができ
る。
容化するとき、環境に影響を与える可能性の高い石膏ボ
ード付着物は燃焼し、石膏はリサイクルすることができ
る。
【0015】さらに、本発明の石膏ボードサイクル方法
は、石膏ボードを破砕し、この破砕物を200℃〜30
0℃に加熱し、石膏ボード付着物を燃焼させ、石膏を回
収することを特徴とする。
は、石膏ボードを破砕し、この破砕物を200℃〜30
0℃に加熱し、石膏ボード付着物を燃焼させ、石膏を回
収することを特徴とする。
【0016】これにより、破砕物として石膏ボードを減
容化するとき、環境に影響を与える可能性の高い石膏ボ
ード付着物は燃焼し、石膏はリサイクルすることができ
る。
容化するとき、環境に影響を与える可能性の高い石膏ボ
ード付着物は燃焼し、石膏はリサイクルすることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1に記載された発明は、ボ
ードの投入口に設けられ前記ボードの投入案内をする投
入口ガイドと、前記投入口ガイドの上面側に設けられ前
記投入ガイドの上面に向けて開口面が配設されたローラ
ケースと、前記ローラケース内に収容され、通常状態で
は前記開口面から投入口ガイド面に自重で当接すると共
に、ボード投入時には挿入力でボード高さ分だけ前記ロ
ーラケース内に押し込まれるとともに摩擦抵抗により回
転し、前記ボード通過後には再び前記投入ガイド面に自
重で当接する規制ローラと、前記規制ローラの下流側に
設けられ、ボードを引き込んで小さく破砕する一対の回
転刃と、前記回転刃を駆動する駆動装置と、破砕された
ボードを回収する収納容器とを備えたことを特徴とする
ボード破砕装置であるから、破砕に際して送りの不安定
さから異常な騒音が発生して、外部に漏れるようなこと
がなく、小型で運搬し易く、安全で寿命も長く、破砕物
がリサイクルが可能になる。
ードの投入口に設けられ前記ボードの投入案内をする投
入口ガイドと、前記投入口ガイドの上面側に設けられ前
記投入ガイドの上面に向けて開口面が配設されたローラ
ケースと、前記ローラケース内に収容され、通常状態で
は前記開口面から投入口ガイド面に自重で当接すると共
に、ボード投入時には挿入力でボード高さ分だけ前記ロ
ーラケース内に押し込まれるとともに摩擦抵抗により回
転し、前記ボード通過後には再び前記投入ガイド面に自
重で当接する規制ローラと、前記規制ローラの下流側に
設けられ、ボードを引き込んで小さく破砕する一対の回
転刃と、前記回転刃を駆動する駆動装置と、破砕された
ボードを回収する収納容器とを備えたことを特徴とする
ボード破砕装置であるから、破砕に際して送りの不安定
さから異常な騒音が発生して、外部に漏れるようなこと
がなく、小型で運搬し易く、安全で寿命も長く、破砕物
がリサイクルが可能になる。
【0018】請求項2に記載された発明は、ボードの投
入口に設けられ前記ボードの投入案内をする搬送路ガイ
ドと、前記搬送路ガイドの下面側から前記ボードの搬送
をサポートする搬送ローラと、前記搬送路ガイドの上面
側に設けられ前記搬送ローラに向けて開口面が配設され
たローラケースと、前記ローラケース内に収容され、通
常状態では前記開口面から前記搬送ローラに自重で当接
すると共に、ボード投入時には挿入力でボード高さ分だ
け前記ローラケース内に押し込まれるとともに摩擦抵抗
により回転し、前記ボード通過後には再び前記搬送ロー
ラに自重で当接する規制ローラと、前記規制ローラの下
流側に設けられ、ボードを引き込んで小さく破砕する一
対の回転刃と、前記回転刃を駆動する駆動装置と、破砕
されたボードを回収する収納容器とを備えたことを特徴
とするボード破砕装置であるから、搬送ローラと規制ロ
ーラで協同して回転刃に送り込んで粉砕するとともに、
粉砕時の騒音が外部に漏れることがなく、粉塵も外部に
漏れることがない。
入口に設けられ前記ボードの投入案内をする搬送路ガイ
ドと、前記搬送路ガイドの下面側から前記ボードの搬送
をサポートする搬送ローラと、前記搬送路ガイドの上面
側に設けられ前記搬送ローラに向けて開口面が配設され
たローラケースと、前記ローラケース内に収容され、通
常状態では前記開口面から前記搬送ローラに自重で当接
すると共に、ボード投入時には挿入力でボード高さ分だ
け前記ローラケース内に押し込まれるとともに摩擦抵抗
により回転し、前記ボード通過後には再び前記搬送ロー
ラに自重で当接する規制ローラと、前記規制ローラの下
流側に設けられ、ボードを引き込んで小さく破砕する一
対の回転刃と、前記回転刃を駆動する駆動装置と、破砕
されたボードを回収する収納容器とを備えたことを特徴
とするボード破砕装置であるから、搬送ローラと規制ロ
ーラで協同して回転刃に送り込んで粉砕するとともに、
粉砕時の騒音が外部に漏れることがなく、粉塵も外部に
漏れることがない。
【0019】請求項3に記載された発明は、ローラケー
スの内面の背面部で、前記規制ローラが接触する部位の
長手方向の2個所に投入口スイッチが設けられ、前記規
制ローラが前記投入口スイッチの少なくとも1方に接触
したとき駆動装置を駆動し、非接触になると前記駆動装
置を停止することを特徴とする請求項1または2記載の
ボード破砕装置であるから、ボードが偏って挿入されて
規制ローラが傾斜した状態で押し込まれたときでも、規
制ローラにより投入口スイッチの少なくとも一方がオン
し、投入口スイッチの双方がオフしたとき駆動装置をオ
フすることになり、確実な制御ができる。
スの内面の背面部で、前記規制ローラが接触する部位の
長手方向の2個所に投入口スイッチが設けられ、前記規
制ローラが前記投入口スイッチの少なくとも1方に接触
したとき駆動装置を駆動し、非接触になると前記駆動装
置を停止することを特徴とする請求項1または2記載の
ボード破砕装置であるから、ボードが偏って挿入されて
規制ローラが傾斜した状態で押し込まれたときでも、規
制ローラにより投入口スイッチの少なくとも一方がオン
し、投入口スイッチの双方がオフしたとき駆動装置をオ
フすることになり、確実な制御ができる。
【0020】請求項4に記載の発明は、前記収納容器を
出し入れする収納部には収納容器検知スイッチが設けら
れたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
ボード破砕装置であるから、収納容器をセットしないま
まで粉砕することがなく、安全である。
出し入れする収納部には収納容器検知スイッチが設けら
れたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
ボード破砕装置であるから、収納容器をセットしないま
まで粉砕することがなく、安全である。
【0021】請求項5に記載された発明は、請求項1〜
4のいずれかに記載のボード破砕装置を備え、前記収納
容器で回収した石膏ボードの破砕物を200℃〜300
℃の温度に加熱する加熱炉を備えたことを特徴とする石
膏ボードリサイクルシステムであるから、石膏ボード付
着物は燃焼し、石膏だけがリサイクルすることができ
る。
4のいずれかに記載のボード破砕装置を備え、前記収納
容器で回収した石膏ボードの破砕物を200℃〜300
℃の温度に加熱する加熱炉を備えたことを特徴とする石
膏ボードリサイクルシステムであるから、石膏ボード付
着物は燃焼し、石膏だけがリサイクルすることができ
る。
【0022】請求項6に記載された発明は、石膏ボード
を破砕し、この破砕物を200℃〜300℃に加熱し、
石膏ボード付着物を燃焼させ、石膏を回収することを特
徴とする石膏ボードリサイクル方法であるから、石膏ボ
ードを破砕することで石膏ボード付着物の燃焼が容易と
なり、200℃〜300℃に加熱するから石膏ボード付
着物のみが燃焼してなくなり、石膏をリサイクルさせる
ことができる。
を破砕し、この破砕物を200℃〜300℃に加熱し、
石膏ボード付着物を燃焼させ、石膏を回収することを特
徴とする石膏ボードリサイクル方法であるから、石膏ボ
ードを破砕することで石膏ボード付着物の燃焼が容易と
なり、200℃〜300℃に加熱するから石膏ボード付
着物のみが燃焼してなくなり、石膏をリサイクルさせる
ことができる。
【0023】以下、本発明の実施の形態を添付図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0024】(実施の形態1)本実施の形態に係るボー
ド破砕装置は、図1、図2、図3(A)(B)、図4
(A)(B)(C)(D)(E)に示すように主に、破
砕部と、収納部とから構成されている。
ド破砕装置は、図1、図2、図3(A)(B)、図4
(A)(B)(C)(D)(E)に示すように主に、破
砕部と、収納部とから構成されている。
【0025】図1は本発明の実施の形態1におけるボー
ド破砕装置の側面方向破砕図、図2は本発明の実施の形
態1におけるボード破砕装置の正面方向破砕図、図3
(A)は図2のボード破砕装置のA−A断面図、図3
(B)は図2のボード破砕装置のB−B断面図、図4
(A)は本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕
部の通常状態の拡大縦断面図、図4(B)は本実施の形
態1におけるボード破砕装置の破砕部のボード挿入時の
拡大縦断面図、図4(C)は本実施の形態1におけるボ
ード破砕装置の破砕部の通常状態の拡大横断面図、図4
(D)は本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕
部の幅広のボード挿入時の拡大横断面図、図4(E)は
本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕部の幅狭
のボード挿入時の拡大横断面図である。
ド破砕装置の側面方向破砕図、図2は本発明の実施の形
態1におけるボード破砕装置の正面方向破砕図、図3
(A)は図2のボード破砕装置のA−A断面図、図3
(B)は図2のボード破砕装置のB−B断面図、図4
(A)は本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕
部の通常状態の拡大縦断面図、図4(B)は本実施の形
態1におけるボード破砕装置の破砕部のボード挿入時の
拡大縦断面図、図4(C)は本実施の形態1におけるボ
ード破砕装置の破砕部の通常状態の拡大横断面図、図4
(D)は本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕
部の幅広のボード挿入時の拡大横断面図、図4(E)は
本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕部の幅狭
のボード挿入時の拡大横断面図である。
【0026】1はボード破砕装置本体、2はボードを粉
砕する破砕部、3は破砕物を溜めることができる収納部
である。4は挿入したボードに自重で圧接する規制ロー
ラ、5はボードの投入口に設けられボードの投入案内を
する投入口ガイド、6A,6Bはボードを破砕する後述
する回転刃部15が所定ピッチに形成された一対の回転
刃A,B、7は回転刃6A,6Bを回転駆動する駆動装
置、9は破砕部2を収容したシャーシ、10は石膏ボー
ド等のボードであり、破砕のため投入口ガイド5上に挿
入される。
砕する破砕部、3は破砕物を溜めることができる収納部
である。4は挿入したボードに自重で圧接する規制ロー
ラ、5はボードの投入口に設けられボードの投入案内を
する投入口ガイド、6A,6Bはボードを破砕する後述
する回転刃部15が所定ピッチに形成された一対の回転
刃A,B、7は回転刃6A,6Bを回転駆動する駆動装
置、9は破砕部2を収容したシャーシ、10は石膏ボー
ド等のボードであり、破砕のため投入口ガイド5上に挿
入される。
【0027】11は規制ローラ4の背面部で、規制ロー
ラ4が接触する部位の長手方向の2個所に設けられた投
入口スイッチ、12は規制ローラ4と長手方向長さがほ
ぼ等しい箱形で、投入口ガイド5の上面側の所定高さに
投入口ガイド5の上面に向けて開口面が配設され、規制
ローラ4を内部に収容し、通常状態ではこの開口面を通
して規制ローラ4を投入口ガイド5面に自重で当接させ
ると共に、ボード10投入時には利用者の挿入力でボー
ド高さ分だけ内部に押し込み没入させながら摩擦抵抗で
回転させ、ボード10通過後には再び投入口ガイド5面
に自重で規制ローラ4を当接させるためのローラケー
ス、13は回転刃6A,6Bで粉砕した被破砕物を剥落
させるためのスクレーパ、14は破砕部2を支えるベー
スである。
ラ4が接触する部位の長手方向の2個所に設けられた投
入口スイッチ、12は規制ローラ4と長手方向長さがほ
ぼ等しい箱形で、投入口ガイド5の上面側の所定高さに
投入口ガイド5の上面に向けて開口面が配設され、規制
ローラ4を内部に収容し、通常状態ではこの開口面を通
して規制ローラ4を投入口ガイド5面に自重で当接させ
ると共に、ボード10投入時には利用者の挿入力でボー
ド高さ分だけ内部に押し込み没入させながら摩擦抵抗で
回転させ、ボード10通過後には再び投入口ガイド5面
に自重で規制ローラ4を当接させるためのローラケー
ス、13は回転刃6A,6Bで粉砕した被破砕物を剥落
させるためのスクレーパ、14は破砕部2を支えるベー
スである。
【0028】15は回転刃部、15Aは破砕ツメであ
る。この回転刃部15は複数枚の歯車状の板状刃が重ね
られて0.5cm〜1cmの厚さになるように形成され
ている。回転刃部15の外周上には等間隔に多数の破砕
ツメ15Aが設けられている。16は回転刃部15と回
転刃部15の間に設けられたスペーサ16で、回転刃部
15を設置するピッチを決めるとともに、回転刃6A,
6Bの噛合いを実現するものである。スペーサ16の存
在する間隙にはこのほかにも外部からスクレーパ13が
挿入され、これにより回転刃6A,6Bで破砕した破砕
物が掻き落とされる。17は回転刃部15とスペーサ1
6を交互に配置した状態で貫挿する回転軸、18は回転
刃6A,6Bの間で破砕用の動力伝達を行うギヤであ
り、回転刃6A,6Bの回転軸17にそれぞれ設けられ
ている。19Aは駆動装置7の駆動軸、19Bは駆動軸
19Aに設けられた駆動側スプロケット、19Cは回転
刃6Aの回転軸17に取り付けられた従動側スプロケッ
トである。19Dは駆動側スプロケット19Bと従動側
スプロケット19Cの間で動力の伝達を行う伝導チェー
ンである。
る。この回転刃部15は複数枚の歯車状の板状刃が重ね
られて0.5cm〜1cmの厚さになるように形成され
ている。回転刃部15の外周上には等間隔に多数の破砕
ツメ15Aが設けられている。16は回転刃部15と回
転刃部15の間に設けられたスペーサ16で、回転刃部
15を設置するピッチを決めるとともに、回転刃6A,
6Bの噛合いを実現するものである。スペーサ16の存
在する間隙にはこのほかにも外部からスクレーパ13が
挿入され、これにより回転刃6A,6Bで破砕した破砕
物が掻き落とされる。17は回転刃部15とスペーサ1
6を交互に配置した状態で貫挿する回転軸、18は回転
刃6A,6Bの間で破砕用の動力伝達を行うギヤであ
り、回転刃6A,6Bの回転軸17にそれぞれ設けられ
ている。19Aは駆動装置7の駆動軸、19Bは駆動軸
19Aに設けられた駆動側スプロケット、19Cは回転
刃6Aの回転軸17に取り付けられた従動側スプロケッ
トである。19Dは駆動側スプロケット19Bと従動側
スプロケット19Cの間で動力の伝達を行う伝導チェー
ンである。
【0029】20は収納部3内の回転刃6A,6Bの下
方位置に載置、収納され、破砕された破砕物を溜めるこ
とができる収納容器、21は収納容器20が収納部3内
の所定位置に載置され破砕が可能になっているか否かを
検出するマイクロスイッチ等からなる収納容器検知スイ
ッチ、22は収納容器20を載置する設置台24を支え
る設置台支持バネ、23は収納容器20内に破砕物が溜
まり設置台支持バネ22が所定高さにまで縮んだとき、
収納容器20内は破砕物で一杯になったと判断されるた
め、これを検知するマイクロスイッチ等からなる満杯検
知スイッチである。直接重量を検知する重量センサを設
置台24に設けてもよい。25は開閉扉、26は開閉扉
25が閉まっていることを検知する開閉扉検知スイッ
チ、27は電源スイッチである。28は利用者がボード
破砕装置を操作するための操作や表示がなされる操作
部、29は回転刃6A,6Bの回転数を検知する回転検
知センサ、30は回転検知センサ29が回転数を検知す
るために回転軸17に取り付けられた回転検知板、31
は制御部である。
方位置に載置、収納され、破砕された破砕物を溜めるこ
とができる収納容器、21は収納容器20が収納部3内
の所定位置に載置され破砕が可能になっているか否かを
検出するマイクロスイッチ等からなる収納容器検知スイ
ッチ、22は収納容器20を載置する設置台24を支え
る設置台支持バネ、23は収納容器20内に破砕物が溜
まり設置台支持バネ22が所定高さにまで縮んだとき、
収納容器20内は破砕物で一杯になったと判断されるた
め、これを検知するマイクロスイッチ等からなる満杯検
知スイッチである。直接重量を検知する重量センサを設
置台24に設けてもよい。25は開閉扉、26は開閉扉
25が閉まっていることを検知する開閉扉検知スイッ
チ、27は電源スイッチである。28は利用者がボード
破砕装置を操作するための操作や表示がなされる操作
部、29は回転刃6A,6Bの回転数を検知する回転検
知センサ、30は回転検知センサ29が回転数を検知す
るために回転軸17に取り付けられた回転検知板、31
は制御部である。
【0030】次に、図4(A)〜図4(E)に基づいて
本実施の形態1における規制ローラの作用について説明
する。図4(A)(C)は、被破砕物であるボード10
が挿入されていない通常状態を示すもので、規制ローラ
4は箱型のローラケース12の開口面から自重で露出
し、投入口ガイド5に圧接している。この圧接により、
ボード破砕装置の内部と外部は遮断される。次に、図4
(B)に記載のようにボード10を挿入すると、ボード
10は板状体であるから規制ローラ4の円筒面に角部が
当接すると、ボード10を押し込もうとする挿入力は、
挿入方向の分力で規制ローラ4を回転させると同時に、
垂直方向の分力によってローラケース12内に規制ロー
ラ4を押し込む。この押し込みにより規制ローラ4はボ
ード10の上面に乗り上げる。その後ボード10の先端
が回転刃6A,6Bに到達して両者で喰わえられると、
これによってボード10は引き込まれ、ボード10の終
端が規制ローラ4を通過するまで引張り状態が続く。ボ
ード10が通過後に再び規制ローラ4は自重で投入口ガ
イド5面に圧接する。
本実施の形態1における規制ローラの作用について説明
する。図4(A)(C)は、被破砕物であるボード10
が挿入されていない通常状態を示すもので、規制ローラ
4は箱型のローラケース12の開口面から自重で露出
し、投入口ガイド5に圧接している。この圧接により、
ボード破砕装置の内部と外部は遮断される。次に、図4
(B)に記載のようにボード10を挿入すると、ボード
10は板状体であるから規制ローラ4の円筒面に角部が
当接すると、ボード10を押し込もうとする挿入力は、
挿入方向の分力で規制ローラ4を回転させると同時に、
垂直方向の分力によってローラケース12内に規制ロー
ラ4を押し込む。この押し込みにより規制ローラ4はボ
ード10の上面に乗り上げる。その後ボード10の先端
が回転刃6A,6Bに到達して両者で喰わえられると、
これによってボード10は引き込まれ、ボード10の終
端が規制ローラ4を通過するまで引張り状態が続く。ボ
ード10が通過後に再び規制ローラ4は自重で投入口ガ
イド5面に圧接する。
【0031】このように規制ローラ4は自重とボード1
0によってボード破砕装置の内外を封止、遮断するが、
ボード10の幅が狭いボード10を挿入する場合、次の
ような不具合を生じる。すなわち、図4(E)に示すよ
うに、投入口ガイド5の一方に片寄ってボード10を挿
入する場合も考えられ、この場合規制ローラ4の一方側
のみが持ち上げられ、傾斜状態となってしまう。このと
き、ローラケース12の背面部中央に1個所投入口スイ
ッチ11を設けているのであれば、規制ローラ4が傾斜
してこの投入口スイッチ11と接触しないのでオンとは
ならない。本実施の形態ではこうした不都合を起こさな
いように、ローラケース12内面の背面部長手方向の両
端付近に、それぞれ1個所、都合2個所の投入口スイッ
チ11を設けて、両者の論理和で駆動装置の運転を開始
させている。これにより、この2個所のスイッチのうち
の1個所でもスイッチがオンすれば、駆動装置7が回転
を開始し、回転刃6A,6Bがそれぞれ回転を始める。
なお、幅広のボード10が挿入された場合は、図4
(D)に示すようにいずれの投入口スイッチ11もオン
し、当然両者の論理和もオンとなり、問題なく駆動装置
7は運転を開始される。この後ボード10が引き込ま
れ、ボード10が規制ローラ4のところに存在しなくな
ると、再び図4(A)(D)のようになり、2個所の投
入口スイッチ11ともオフする。本実施の形態では回転
刃6A,6Bを停止するとき、2つの投入口スイッチ1
1のオフの論理積をとって、いずれもオフである場合に
限り駆動装置7の回転を停止するようにしている。この
際タイマ(図示しない)により所定時間経過後に停止す
る。ボード10を残さず粉砕するためである。図4
(C)の状態になったときのみ運転停止するから、安全
が確実にはかれるし、破砕後、破砕部2内に粉塵が漂っ
ているような状態でもこれが外部に漏れるようなことは
ないし、破砕によって臭気が発生しているような場合
も、臭気は外部に漏れない。
0によってボード破砕装置の内外を封止、遮断するが、
ボード10の幅が狭いボード10を挿入する場合、次の
ような不具合を生じる。すなわち、図4(E)に示すよ
うに、投入口ガイド5の一方に片寄ってボード10を挿
入する場合も考えられ、この場合規制ローラ4の一方側
のみが持ち上げられ、傾斜状態となってしまう。このと
き、ローラケース12の背面部中央に1個所投入口スイ
ッチ11を設けているのであれば、規制ローラ4が傾斜
してこの投入口スイッチ11と接触しないのでオンとは
ならない。本実施の形態ではこうした不都合を起こさな
いように、ローラケース12内面の背面部長手方向の両
端付近に、それぞれ1個所、都合2個所の投入口スイッ
チ11を設けて、両者の論理和で駆動装置の運転を開始
させている。これにより、この2個所のスイッチのうち
の1個所でもスイッチがオンすれば、駆動装置7が回転
を開始し、回転刃6A,6Bがそれぞれ回転を始める。
なお、幅広のボード10が挿入された場合は、図4
(D)に示すようにいずれの投入口スイッチ11もオン
し、当然両者の論理和もオンとなり、問題なく駆動装置
7は運転を開始される。この後ボード10が引き込ま
れ、ボード10が規制ローラ4のところに存在しなくな
ると、再び図4(A)(D)のようになり、2個所の投
入口スイッチ11ともオフする。本実施の形態では回転
刃6A,6Bを停止するとき、2つの投入口スイッチ1
1のオフの論理積をとって、いずれもオフである場合に
限り駆動装置7の回転を停止するようにしている。この
際タイマ(図示しない)により所定時間経過後に停止す
る。ボード10を残さず粉砕するためである。図4
(C)の状態になったときのみ運転停止するから、安全
が確実にはかれるし、破砕後、破砕部2内に粉塵が漂っ
ているような状態でもこれが外部に漏れるようなことは
ないし、破砕によって臭気が発生しているような場合
も、臭気は外部に漏れない。
【0032】次に、本実施の形態1のボード破砕装置を
運転するときの動作について説明する。利用者は、まず
電源スイッチ27を入れる。次いで操作部28をみて、
収納容器検知スイッチ21により収納容器20がセット
された状態にあること、開閉扉検知スイッチ26により
開閉扉25が閉まっており、満杯検知スイッチ23によ
り収納容器20には破砕物を溜めるためまだ余裕がある
ことを確認する。これらが満足されているとき、石膏ボ
ード10等のボード10を投入口ガイド5上のローラケ
ース12との間の投入口に挿入すると、投入口ガイド5
面に自重で圧接している規制ローラ4は挿入力によって
ローラケース12内に持ち上げられる。同時に規制ロー
ラ4は摩擦力で従回転し、円滑に挿入できる。この規制
ローラ4の押し込み動作により投入口スイッチ11の論
理和がオンとなり、駆動装置7が回転を始める。これに
連結された駆動側スプロケット19B、従動側スプロケ
ット19Cが回転し、回転刃6Aと回転刃6Bが噛合っ
て回転を始める。この回転刃6A,6Bの間に挿入した
ボード10の先端を到達させると、両者でこれを噛み込
んで引き込み、粉砕を行う。投入口スイッチ11の論理
和をとるから、ボード10がどのような形態のものであ
っても、また、一方に片寄った挿入の仕方で挿入したよ
うな場合でも、確実に回転刃6A,6Bをオンさせるこ
とができる。さらに、投入口ガイド5面に沿ってボード
10を挿入するから、従来の技術の一対のピンチローラ
間で挟んで挿入するときのように挿入方向が不安定でな
く、投入口ガイド5とローラケース12との間の投入口
高さまでのボード10しか挿入できないから、駆動装置
7が予測不能で過負荷になることもない。そして、もし
万が一過負荷になったときには、本実施の形態1のボー
ド破砕装置は、操作部28の回転検知センサ29によ
り、回転刃6A,6Bの回転数が極めて低下もしくは停
止したのを検知し、制御部31が駆動装置7を反転さ
せ、ロック状態を解除する。なお、このとき併せて操作
部28にも過負荷が表示される。
運転するときの動作について説明する。利用者は、まず
電源スイッチ27を入れる。次いで操作部28をみて、
収納容器検知スイッチ21により収納容器20がセット
された状態にあること、開閉扉検知スイッチ26により
開閉扉25が閉まっており、満杯検知スイッチ23によ
り収納容器20には破砕物を溜めるためまだ余裕がある
ことを確認する。これらが満足されているとき、石膏ボ
ード10等のボード10を投入口ガイド5上のローラケ
ース12との間の投入口に挿入すると、投入口ガイド5
面に自重で圧接している規制ローラ4は挿入力によって
ローラケース12内に持ち上げられる。同時に規制ロー
ラ4は摩擦力で従回転し、円滑に挿入できる。この規制
ローラ4の押し込み動作により投入口スイッチ11の論
理和がオンとなり、駆動装置7が回転を始める。これに
連結された駆動側スプロケット19B、従動側スプロケ
ット19Cが回転し、回転刃6Aと回転刃6Bが噛合っ
て回転を始める。この回転刃6A,6Bの間に挿入した
ボード10の先端を到達させると、両者でこれを噛み込
んで引き込み、粉砕を行う。投入口スイッチ11の論理
和をとるから、ボード10がどのような形態のものであ
っても、また、一方に片寄った挿入の仕方で挿入したよ
うな場合でも、確実に回転刃6A,6Bをオンさせるこ
とができる。さらに、投入口ガイド5面に沿ってボード
10を挿入するから、従来の技術の一対のピンチローラ
間で挟んで挿入するときのように挿入方向が不安定でな
く、投入口ガイド5とローラケース12との間の投入口
高さまでのボード10しか挿入できないから、駆動装置
7が予測不能で過負荷になることもない。そして、もし
万が一過負荷になったときには、本実施の形態1のボー
ド破砕装置は、操作部28の回転検知センサ29によ
り、回転刃6A,6Bの回転数が極めて低下もしくは停
止したのを検知し、制御部31が駆動装置7を反転さ
せ、ロック状態を解除する。なお、このとき併せて操作
部28にも過負荷が表示される。
【0033】このように本実施の形態1のボード破砕装
置は、ボード10を挿入したとき、規制ローラ4の圧接
作用により投入口は最小限の空隙しか開かないから、粉
砕中、粉砕後、破砕音や粉塵が外部にもれることはない
し、内部の臭気も漏れることがない。また、ロック状態
となって過負荷になったときには、反転してロックを解
除し、駆動装置7を保護するから安全である。規制ロー
ラ4と投入口ガイド5面だけで、過負荷防止と封止を行
うから、ボード破砕装置を小型軽量化することができ
る。また、ボード10の長手方向長さが長いものについ
ては引き込み装置を特別に設けることなく、ボード10
自身を引き込み手段として利用するので、構造を簡単化
できる。
置は、ボード10を挿入したとき、規制ローラ4の圧接
作用により投入口は最小限の空隙しか開かないから、粉
砕中、粉砕後、破砕音や粉塵が外部にもれることはない
し、内部の臭気も漏れることがない。また、ロック状態
となって過負荷になったときには、反転してロックを解
除し、駆動装置7を保護するから安全である。規制ロー
ラ4と投入口ガイド5面だけで、過負荷防止と封止を行
うから、ボード破砕装置を小型軽量化することができ
る。また、ボード10の長手方向長さが長いものについ
ては引き込み装置を特別に設けることなく、ボード10
自身を引き込み手段として利用するので、構造を簡単化
できる。
【0034】以上説明した動作で、破砕部2によって破
砕されたボード10は細かく砕かれ、回転刃6A,6B
の下方位置の収納容器20内に落下する。満杯検知スイ
ッチ23が満杯を検知するまではボード10の破砕を続
ければよい。満杯検知スイッチ23が満杯を検知する
と、操作部28に満杯を示す表示が点灯される。同時
に、制御部31は駆動装置7の回転を一時停止させる。
利用者は開閉扉25を開いて収納容器20を取り出し、
新しい収納容器20に交換する必要がある。この交換が
終了し、収納容器検知スイッチ21がオン、開閉扉検知
スイッチ26がオフし、さらに満杯検知スイッチ23が
オフしているときに、一時停止解除スイッチ(図示しな
い)を押せば、再度粉砕を開始する。収納容器20内の
満杯状態を検知しながら自動運転するため、破砕物の処
理を誤ることがない。
砕されたボード10は細かく砕かれ、回転刃6A,6B
の下方位置の収納容器20内に落下する。満杯検知スイ
ッチ23が満杯を検知するまではボード10の破砕を続
ければよい。満杯検知スイッチ23が満杯を検知する
と、操作部28に満杯を示す表示が点灯される。同時
に、制御部31は駆動装置7の回転を一時停止させる。
利用者は開閉扉25を開いて収納容器20を取り出し、
新しい収納容器20に交換する必要がある。この交換が
終了し、収納容器検知スイッチ21がオン、開閉扉検知
スイッチ26がオフし、さらに満杯検知スイッチ23が
オフしているときに、一時停止解除スイッチ(図示しな
い)を押せば、再度粉砕を開始する。収納容器20内の
満杯状態を検知しながら自動運転するため、破砕物の処
理を誤ることがない。
【0035】(実施の形態2)本実施の形態2に係るボ
ード破砕装置は、図5、図6、図7に示すように構成さ
れている。図5は本発明の実施の形態2におけるボード
破砕装置の側面方向縦破砕図、図6は本発明の実施の形
態2におけるボード破砕装置の正面方向縦破砕図、図7
は図6のボード破砕装置のA−A断面図である。本実施
の形態2に係るボード破砕装置の全体構成は実施の形態
1の破砕装置とほぼ同様である。このため、実施の形態
2の特徴を示す部分以外の実施の形態1と同様の部材に
は同一符号を付してその説明は実施の形態1に譲り省略
する。
ード破砕装置は、図5、図6、図7に示すように構成さ
れている。図5は本発明の実施の形態2におけるボード
破砕装置の側面方向縦破砕図、図6は本発明の実施の形
態2におけるボード破砕装置の正面方向縦破砕図、図7
は図6のボード破砕装置のA−A断面図である。本実施
の形態2に係るボード破砕装置の全体構成は実施の形態
1の破砕装置とほぼ同様である。このため、実施の形態
2の特徴を示す部分以外の実施の形態1と同様の部材に
は同一符号を付してその説明は実施の形態1に譲り省略
する。
【0036】本実施の形態2のボード破砕装置の特徴
は、実施の形態1の投入口ガイド5に代えて、搬送路ガ
イド32と搬送ローラ33を設けたことである。搬送路
ガイド32にはローラケース12開口面から規制ローラ
4が露出する位置に搬送ローラ用開口が開けられてお
り、その搬送ローラ用開口の中で搬送ローラ33のロー
ラ表面上端が搬送路ガイド32の上表面の位置にくるよ
うに設けられている。従って、運転を停止した通常状態
では、規制ローラ4は自重で搬送ローラ33に圧接し
て、ボード破砕装置の内外を封止する。34は従動側プ
ーリ、35は駆動側プーリ、36は駆動側プーリ35と
従動側プーリ34の間で動力伝達する伝導ベルトであ
る。
は、実施の形態1の投入口ガイド5に代えて、搬送路ガ
イド32と搬送ローラ33を設けたことである。搬送路
ガイド32にはローラケース12開口面から規制ローラ
4が露出する位置に搬送ローラ用開口が開けられてお
り、その搬送ローラ用開口の中で搬送ローラ33のロー
ラ表面上端が搬送路ガイド32の上表面の位置にくるよ
うに設けられている。従って、運転を停止した通常状態
では、規制ローラ4は自重で搬送ローラ33に圧接し
て、ボード破砕装置の内外を封止する。34は従動側プ
ーリ、35は駆動側プーリ、36は駆動側プーリ35と
従動側プーリ34の間で動力伝達する伝導ベルトであ
る。
【0037】駆動側プーリ35は回転刃6Aの回転軸1
7との間でギヤ伝導により駆動される。この駆動側プー
リ35は更に伝導ベルト36により、従動側プーリ34
に動力伝達を行う。この従動側プーリ34はその回転軸
に取り付けられた搬送ローラ32を駆動する。従って、
回転刃6A,6Bが駆動されると、搬送ローラ33も駆
動されることになる。このように、搬送ローラ33は搬
送路ガイド32の下面側からボード10の搬送をサポー
トする。
7との間でギヤ伝導により駆動される。この駆動側プー
リ35は更に伝導ベルト36により、従動側プーリ34
に動力伝達を行う。この従動側プーリ34はその回転軸
に取り付けられた搬送ローラ32を駆動する。従って、
回転刃6A,6Bが駆動されると、搬送ローラ33も駆
動されることになる。このように、搬送ローラ33は搬
送路ガイド32の下面側からボード10の搬送をサポー
トする。
【0038】実施の形態2のボード破砕装置を使用する
ときの動作について説明する。利用者は、まず電源スイ
ッチ27を入れる。次いで操作部28をみて、収納容器
検知スイッチ21により収納容器20がセットされた状
態にあること、開閉扉検知スイッチ26により開閉扉2
5が閉まっており、満杯検知スイッチ23により収納容
器20には破砕物を溜めるためまだ余裕があることを確
認する。これらがOKのとき、実施の形態1と同様にボ
ード10を投入口ガイド5上のローラケース12との間
の投入口に挿入すると、搬送ローラ33に自重で圧接し
ている規制ローラ4は挿入力でローラケース12内に持
ち上げられる。同時に規制ローラ4は摩擦力で従回転を
始める。この規制ローラ4の押し込み動作により投入口
スイッチ11の論理和がオンとなり、駆動装置7が回転
を始める。これに伴なって駆動側スプロケット19B、
従動側スプロケット19C、回転刃6A,6Bが噛合っ
て回転を始める。搬送ローラ33により強制的に送り込
むから、ボード10が小さくても確実に回転刃6A,6
Bにより破砕することができる。ボード10を挿入した
当初は、ボード10を挿入する力により摩擦で搬送ロー
ラ33を回転させ、規制ローラ4が押し上げられたとき
に、回転刃6A,6Bが駆動開始され、この時点で搬送
ローラ33とこれによる従回転する規制ローラ4で自動
搬送を始めるから、利用者が挿入力と挿入方向を微調節
して押し上げるため、当初から搬送ローラ33で搬送す
るより過負荷を招くことがない。
ときの動作について説明する。利用者は、まず電源スイ
ッチ27を入れる。次いで操作部28をみて、収納容器
検知スイッチ21により収納容器20がセットされた状
態にあること、開閉扉検知スイッチ26により開閉扉2
5が閉まっており、満杯検知スイッチ23により収納容
器20には破砕物を溜めるためまだ余裕があることを確
認する。これらがOKのとき、実施の形態1と同様にボ
ード10を投入口ガイド5上のローラケース12との間
の投入口に挿入すると、搬送ローラ33に自重で圧接し
ている規制ローラ4は挿入力でローラケース12内に持
ち上げられる。同時に規制ローラ4は摩擦力で従回転を
始める。この規制ローラ4の押し込み動作により投入口
スイッチ11の論理和がオンとなり、駆動装置7が回転
を始める。これに伴なって駆動側スプロケット19B、
従動側スプロケット19C、回転刃6A,6Bが噛合っ
て回転を始める。搬送ローラ33により強制的に送り込
むから、ボード10が小さくても確実に回転刃6A,6
Bにより破砕することができる。ボード10を挿入した
当初は、ボード10を挿入する力により摩擦で搬送ロー
ラ33を回転させ、規制ローラ4が押し上げられたとき
に、回転刃6A,6Bが駆動開始され、この時点で搬送
ローラ33とこれによる従回転する規制ローラ4で自動
搬送を始めるから、利用者が挿入力と挿入方向を微調節
して押し上げるため、当初から搬送ローラ33で搬送す
るより過負荷を招くことがない。
【0039】このように本実施の形態2のボード破砕装
置は、ボード10を挿入したとき、投入口は最小限の空
隙しか開かないから、破砕中、破砕後、破砕音や粉塵が
外部にもれることはないし、内部の臭気も漏れることが
ない。また、運転開始直後には駆動装置に負担がかかり
易いが、これを手による挿入で回避するから過負荷防止
できる。また、搬送ローラ33によって確実な搬送が期
待できるものである。
置は、ボード10を挿入したとき、投入口は最小限の空
隙しか開かないから、破砕中、破砕後、破砕音や粉塵が
外部にもれることはないし、内部の臭気も漏れることが
ない。また、運転開始直後には駆動装置に負担がかかり
易いが、これを手による挿入で回避するから過負荷防止
できる。また、搬送ローラ33によって確実な搬送が期
待できるものである。
【0040】(実施の形態3)図8は本発明の実施の形
態3に係る石膏ボードリサイクルシステムの概略図であ
る。本実施の形態に用いる石膏ボード破砕装置の全体構
成は第1実施の形態の石膏ボード破砕装置または第2実
施の形態の石膏ボード破砕装置と同様である。このため
その説明は省略する。
態3に係る石膏ボードリサイクルシステムの概略図であ
る。本実施の形態に用いる石膏ボード破砕装置の全体構
成は第1実施の形態の石膏ボード破砕装置または第2実
施の形態の石膏ボード破砕装置と同様である。このため
その説明は省略する。
【0041】37は実施の形態3の石膏ボードリサイク
ルシステムの加熱炉である。この加熱炉37は図示しな
い制御部により、加熱温度を200℃〜300℃に保持
する。この加熱炉37の中にボード破砕装置で破砕され
た石膏ボード破砕物を導入し、燃焼させる。破砕された
石膏ボードには、石膏の細粒と石膏ボード付着物が含ま
れているが、これを200℃以上の温度で加熱すると、
紙等の石膏ボード付着物だけが燃焼してしまう。300
℃以下であれば石膏を変質させずに残せ、回収した石膏
をリサイクルに供給できるものである。例えば、本実施
の形態3の石膏ボードリサイクルシステムで得られた石
膏粉30wt%と、シリカ70wt%を混合すると、強
度に優れた建築用建材として再生が可能である。
ルシステムの加熱炉である。この加熱炉37は図示しな
い制御部により、加熱温度を200℃〜300℃に保持
する。この加熱炉37の中にボード破砕装置で破砕され
た石膏ボード破砕物を導入し、燃焼させる。破砕された
石膏ボードには、石膏の細粒と石膏ボード付着物が含ま
れているが、これを200℃以上の温度で加熱すると、
紙等の石膏ボード付着物だけが燃焼してしまう。300
℃以下であれば石膏を変質させずに残せ、回収した石膏
をリサイクルに供給できるものである。例えば、本実施
の形態3の石膏ボードリサイクルシステムで得られた石
膏粉30wt%と、シリカ70wt%を混合すると、強
度に優れた建築用建材として再生が可能である。
【0042】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
次のような効果を奏する。
次のような効果を奏する。
【0043】(1)本発明のボード破砕装置によれば、
破砕に際して送りの不安定さから異常な騒音が発生して
外部に漏れるようなことがなく、粉塵や臭気も漏れるこ
とがなく、小型で運搬し易く、安全で寿命も長い。
破砕に際して送りの不安定さから異常な騒音が発生して
外部に漏れるようなことがなく、粉塵や臭気も漏れるこ
とがなく、小型で運搬し易く、安全で寿命も長い。
【0044】(2)また、ボードを挿入したとき、搬送
ローラの作用で自動搬送するから確実な搬送ができ、運
転開始直後に自動搬送では駆動装置に負担がかかるが、
これを手による挿入で回避するから負荷をかけないです
む。
ローラの作用で自動搬送するから確実な搬送ができ、運
転開始直後に自動搬送では駆動装置に負担がかかるが、
これを手による挿入で回避するから負荷をかけないです
む。
【0045】(3)本発明の石膏ボードリサイクルシス
テムとリサイクル方法によれば、破砕物として石膏ボー
ドを減容化するとき、環境に影響を与える可能性の高い
石膏ボード付着物は燃焼し、石膏はリサイクルして再利
用することができる。
テムとリサイクル方法によれば、破砕物として石膏ボー
ドを減容化するとき、環境に影響を与える可能性の高い
石膏ボード付着物は燃焼し、石膏はリサイクルして再利
用することができる。
【図1】本発明の実施の形態1におけるボード破砕装置
の側面方向破砕図
の側面方向破砕図
【図2】本発明の実施の形態1におけるボード破砕装置
の正面方向破砕図
の正面方向破砕図
【図3】(A)図2のボード破砕装置のA−A断面図 (B)図2のボード破砕装置のB−B断面図
【図4】(A)本実施の形態1におけるボード破砕装置
の破砕部の通常状態の拡大縦断面図 (B)本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕部
のボード挿入時の拡大縦断面図 (C)本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕部
の通常状態の拡大横断面図 (D)本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕部
の幅広のボード挿入時の拡大横断面図 (E)本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕部
の幅狭のボード挿入時の拡大横断面図
の破砕部の通常状態の拡大縦断面図 (B)本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕部
のボード挿入時の拡大縦断面図 (C)本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕部
の通常状態の拡大横断面図 (D)本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕部
の幅広のボード挿入時の拡大横断面図 (E)本実施の形態1におけるボード破砕装置の破砕部
の幅狭のボード挿入時の拡大横断面図
【図5】本発明の実施の形態2におけるボード破砕装置
の側面方向縦破砕図
の側面方向縦破砕図
【図6】本発明の実施の形態2におけるボード破砕装置
の正面方向縦破砕図
の正面方向縦破砕図
【図7】図6のボード破砕装置のA−A断面図
【図8】本発明の実施の形態3に係る石膏ボードリサイ
クルシステムの概略図
クルシステムの概略図
1 ボード破砕装置本体 2 破砕部 3 収納部 4 規制ローラ 5 投入口ガイド 6A 回転刃A 6B 回転刃B 7 駆動装置 9 シャーシ 10 ボード 11 投入口スイッチ 12 ローラケース 13 スクレーパ 14 ベース 15 回転刃部 15A 破砕ツメ 16 スペーサ 17 回転軸 18 ギヤ 19A 駆動軸 19B 駆動側スプロケット 19C 従動側スプロケット 19D 伝導チェーン 20 収納容器 21 収納容器検知スイッチ 22 設置台支持バネ 23 満杯検知スイッチ 26 開閉扉検知スイッチ 27 電源スイッチ 28 操作部 29 回転検知センサ 30 回転検知板 31 制御部 32 搬送路ガイド 33 搬送ローラ 34 従動側プーリ 35 駆動側プーリ 36 伝導ベルト 37 加熱炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 B09B 3/00 303Z 5/00 5/00 L (72)発明者 中山 隆充 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA12 AA16 BA02 CA04 CA28 CB13 DA01 DA02 DA03 DA06 DA20 4D065 CA12 CB02 CC01 CC08 DD08 EB04 EC07 ED20 ED31 ED35 ED41 ED43 ED46
Claims (6)
- 【請求項1】ボードの投入口に設けられ前記ボードの投
入案内をする投入口ガイドと、 前記投入口ガイドの上面側に設けられ前記投入ガイドの
上面に向けて開口面が配設されたローラケースと、 前記ローラケース内に収容され、通常状態では前記開口
面から投入口ガイド面に自重で当接すると共に、ボード
投入時には挿入力でボード高さ分だけ前記ローラケース
内に押し込まれるとともに摩擦抵抗により回転し、前記
ボード通過後には再び前記投入ガイド面に自重で当接す
る規制ローラと、 前記規制ローラの下流側に設けられ、ボードを引き込ん
で小さく破砕する一対の回転刃と、 前記回転刃を駆動する駆動装置と、 破砕されたボードを回収する収納容器とを備えたことを
特徴とするボード破砕装置。 - 【請求項2】ボードの投入口に設けられ前記ボードの投
入案内をする搬送路ガイドと、 前記搬送路ガイドの下面側から前記ボードの搬送をサポ
ートする搬送ローラと、 前記搬送路ガイドの上面側に設けられ前記搬送ローラに
向けて開口面が配設されたローラケースと、 前記ローラケース内に収容され、通常状態では前記開口
面から前記搬送ローラに自重で当接すると共に、ボード
投入時には挿入力でボード高さ分だけ前記ローラケース
内に押し込まれるとともに摩擦抵抗により回転し、前記
ボード通過後には再び前記搬送ローラに自重で当接する
規制ローラと、 前記規制ローラの下流側に設けられ、ボードを引き込ん
で小さく破砕する一対の回転刃と、 前記回転刃を駆動する駆動装置と、 破砕されたボードを回収する収納容器とを備えたことを
特徴とするボード破砕装置。 - 【請求項3】ローラケースの内面の背面部で、前記規制
ローラが接触する部位の長手方向の2個所に投入口スイ
ッチが設けられ、前記規制ローラが前記投入口スイッチ
の少なくとも1方に接触したとき駆動装置を駆動し、非
接触になると前記駆動装置を停止することを特徴とする
請求項1または2記載のボード破砕装置。 - 【請求項4】前記収納容器を出し入れする収納部には収
納容器検知スイッチが設けられたことを特徴とする請求
項1〜3のいずれかに記載のボード破砕装置。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のボード破
砕装置を備え、前記収納容器で回収した石膏ボードの破
砕物を200℃〜300℃の温度に加熱する加熱炉を備
えたことを特徴とする石膏ボードリサイクルシステム。 - 【請求項6】石膏ボードを破砕し、この破砕物を200
℃〜300℃に加熱し、石膏ボード付着物を燃焼させ、
石膏を回収することを特徴とする石膏ボードリサイクル
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25242299A JP2001070816A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | ボード破砕装置、ボードリサイクルシステム及び石膏ボードリサイクル方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25242299A JP2001070816A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | ボード破砕装置、ボードリサイクルシステム及び石膏ボードリサイクル方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001070816A true JP2001070816A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17237150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25242299A Pending JP2001070816A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | ボード破砕装置、ボードリサイクルシステム及び石膏ボードリサイクル方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001070816A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006150288A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Yoshino Gypsum Co Ltd | 石膏ボード廃材の破砕分別装置及び破砕分別方法 |
JP2007136263A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Okamura Corp | シュレッダ |
JP2011011210A (ja) * | 2010-10-04 | 2011-01-20 | Yoshino Gypsum Co Ltd | 石膏ボード廃材の破砕分別装置及び破砕分別方法 |
JP2021087332A (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | 北日本電線株式会社 | 長尺部材の回収装置 |
-
1999
- 1999-09-07 JP JP25242299A patent/JP2001070816A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006150288A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Yoshino Gypsum Co Ltd | 石膏ボード廃材の破砕分別装置及び破砕分別方法 |
JP2007136263A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Okamura Corp | シュレッダ |
JP2011011210A (ja) * | 2010-10-04 | 2011-01-20 | Yoshino Gypsum Co Ltd | 石膏ボード廃材の破砕分別装置及び破砕分別方法 |
JP2021087332A (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | 北日本電線株式会社 | 長尺部材の回収装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN205323861U (zh) | 双辊干渣碎渣机 | |
JP2002239405A (ja) | シュレッダーの被細断物投入口 | |
JP2004321993A (ja) | 文書細断機の被細断文書投入口 | |
JP2001070816A (ja) | ボード破砕装置、ボードリサイクルシステム及び石膏ボードリサイクル方法 | |
TWI351502B (ja) | ||
CN100489391C (zh) | 焚烧圆桶内收容的废弃物的装置及该方法 | |
JPH1034007A (ja) | 破砕装置 | |
JP2001079438A (ja) | ボード破砕装置 | |
JP2001079435A (ja) | ボード破砕装置 | |
JP2001079436A (ja) | 石膏ボード破砕装置 | |
JP3563777B2 (ja) | 廃棄物焼却炉用給じん装置 | |
JP2006181478A (ja) | 細断処理装置および紙詰まり除去方法 | |
JP5052063B2 (ja) | 廃プリント基板の処理方法 | |
JP3133875U (ja) | ゴミ箱 | |
WO2009025378A1 (ja) | 廃棄物供給装置、そのシール方法および廃棄物供給方法 | |
CN212005706U (zh) | 用于回转窑危险废物焚烧装置的进料系统 | |
JP2015110217A (ja) | シュレッダ及びこれを用いたシート状物処理装置 | |
JP2521313Y2 (ja) | 生活系廃棄物を詰めた袋の破袋装置 | |
KR102498750B1 (ko) | 자동 문서 세단기 | |
JP5290602B2 (ja) | 繊維細片の圧縮固型化装置 | |
JP2005270718A (ja) | 生ゴミ処理機 | |
JP2015136651A (ja) | シュレッダ | |
CN218252109U (zh) | 一种基于化工脱硫用废料处理装置 | |
JP2009125716A (ja) | 廃紙の千切り破砕装置 | |
CN221648489U (zh) | 一种垃圾焚烧炉进料装置 |