JP2001079436A - 石膏ボード破砕装置 - Google Patents

石膏ボード破砕装置

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JP2001079436A
JP2001079436A JP26297599A JP26297599A JP2001079436A JP 2001079436 A JP2001079436 A JP 2001079436A JP 26297599 A JP26297599 A JP 26297599A JP 26297599 A JP26297599 A JP 26297599A JP 2001079436 A JP2001079436 A JP 2001079436A
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JP
Japan
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gypsum board
gypsum
roller
board
crushing
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JP26297599A
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Inventor
Hiroyuki Ono
宏行 大野
Yasushi Okamura
康 岡村
Takamitsu Nakayama
隆充 中山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は騒音が外部に漏れるようなことがな
く、小型で運搬し易く、破砕物を高品質且つ高回収率で
容易にリサイクルすることができる石膏ボード破砕装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のボード破砕装置は、投入口ガイ
ドの上面側に設けられ投入ガイドの上面に向けて開口面
が配設されたローラケースと、ローラケース内に収容さ
れ、通常状態では開口面から投入口ガイド面に当接する
と共に、石膏ボード投入時には石膏ボード高さ分だけ開
けて回転し、石膏ボード通過後には再び投入ガイド面に
当接する規制ローラと、規制ローラの下流側に設けら
れ、石膏ボードを引き込んで小さく破砕する回転刃と、
回転刃を駆動する駆動装置と、破砕された石膏ボードを
石膏とボード付着物に分別する分別手段が設けられた収
納容器とを備え、収納容器には石膏回収部と付着物回収
部が設けられ分別回収されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石膏ボードを破砕
して容積を小さくして運搬を容易にすると共に、破砕時
の騒音や粉塵が周囲に撒き散らされるのを防止、石膏を
リサイクルできる石膏ボード破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境の保護とリサイクルの社会的
な要請が高まっており、建築廃材である石膏ボードもそ
のまま廃棄するのでなく、後処理を行って、環境に影響
を与える可能性のある石膏ボード付着物(紙やパルプ
等)は焼却を行い、有用な石膏はリサイクルすることが
期待されている。同じように、石膏ボードのほかにも、
瓦やタイル類等の廃材も、建築現場で粉砕できるものは
粉砕し、搬送を容易にするニーズがあり、併せてリサイ
クルできるものはリサイクルしようというのが社会的な
流れとなってきている。
【0003】このようなリサイクルのための従来の石膏
ボード破砕装置として、特開平6−277537公報が
ある。一対のピンチローラーと一対のカッターローラー
を備え、このピンチローラーよりカッターローラーの方
を高速回転するものである。ピンチローラーで石膏ボー
ドを喰わえ込み細かく粉砕する。しかし、一対のピンチ
ローラーの挟持動作と回転は、ローラーの自転とアーム
の揺動(公転)を必要とするものであり、駆動メカニズ
ムが複雑となるし、複雑さに由来して故障が発生し易い
ものであった。その上、各ピンチローラーの間に付勢力
の差が生じると、喰わえた石膏ボードの送り出す方向が
変動し、粉砕の際に一方のカッターローラーの側に偏っ
て当たり衝撃が起こり易いものであった。粉砕装置を長
期間に渡って使用すればするほど付勢力の差が現われる
傾向があった。そして被破砕物に関しても、粉砕後の石
膏と不要なボード付着物を別途分別しないとリサイクル
にはまわせないものであった。分別に際して手作業を行
うと粉塵が舞いあがり、環境を汚染し、作業者のために
何らかの対策が必要となるものであった。
【0004】また、従来の破砕装置として、本発明者の
一人が提案した特開平8−1023号公報がある。この
従来の技術は一般紙等の裁断を目的としたもので、パイ
プ状シャッタを設けたものである。しかし、駆動等によ
る自回転の機能を有していないため、石膏ボード等の有
形の被破砕物の厚さを過負荷に陥らないようにするため
の処理を行うものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の技
術の破砕装置(特開平6−277537号公報)では、
一対のピンチローラー同志で石膏ボードを喰わえ込んで
粉砕するが、石膏ボードの送りの方向が不安定になり変
動するものであった。この送りの方向の不安定さが、破
砕に際しての衝撃音を大きくし、装置の寿命を短くする
ものであった。また、ピンチローラーを駆動するため、
カッターローラーを駆動する駆動源のほかに別の駆動源
を必要として、それを速度制御する必要があった。これ
では振動源が増え騒音が大きくなるし寿命も短くなり、
コストも高くなる。しかも建築現場に装置を運んで石膏
ボードを処理するには小型化が望まれるが大型化してし
まう。しかも、ガイド板と一対のピンチローラーの間に
は、アームが揺動するのを許容するために間隙が形成さ
れ、内部の粉塵がこの間隙を通して漏れてしまう。同様
の理由で音も漏れてしまうものであった。しかも石膏を
分別して回収しないので、リサイクルのためにはさらに
石膏を分離する必要があり、リサイクルするには分別手
段が欠けており不十分な装置であった。
【0006】もう一方の従来の破砕装置(特開平8−1
023号公報)では、石膏ボードが厚手の被破砕物であ
るので、移送中にこれが詰まり、破砕機能が停止すると
いう問題もある。そして、石膏ボードの移送手段を前記
破砕装置内に設けないと、小型軽量化を図るのが困難と
なってしまう。一対のパイプ状シャッターであるので、
粉塵や、騒音等の問題は基本的に上記した従来の破砕装
置と同様である。
【0007】さらに、これらの破砕装置は、現場で使用
する装置であるだけに、装置の扱いに不慣れな人間に
は、石膏ボードを詰まらせることがないようにまず運転
のノウハウを会得してもらう必要があるものであった。
リサイクルのための分別も、所定の品質の石膏の回収を
行うと同時に、簡単な操作で行うということは、なかな
か困難であった。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、破砕に際して騒音が発生して、外部に漏れる
ようなことがなく、小型で運搬し易く、安全で寿命も長
く、破砕物から石膏だけを容易にリサイクルできる石膏
ボード破砕装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め本発明の石膏ボード破砕装置は、石膏ボードの投入口
に設けられ前記石膏ボードの投入案内をする投入口ガイ
ドと、前記投入口ガイドの上面側に設けられ前記投入ガ
イドの上面に向けて開口面が配設されたローラケース
と、前記ローラケース内に収容され、通常状態では前記
開口面から投入口ガイド面に当接すると共に、石膏ボー
ド投入時には石膏ボード高さ分だけ開けて回転し、前記
石膏ボード通過後には再び前記投入ガイド面に当接する
規制ローラと、前記規制ローラの下流側に設けられ、石
膏ボードを引き込んで小さく破砕する回転刃と、前記回
転刃を駆動する駆動装置と、破砕された石膏ボードを石
膏とボード付着物に分別する分別手段が設けられた収納
容器とを備え、前記収納容器には石膏回収部と付着物回
収部が設けられ分別回収されることを特徴とする。
【0010】これにより、破砕に際して騒音が発生し
て、外部に漏れるようなことがなく、小型で運搬し易
く、安全で寿命も長く、破砕物から石膏だけを容易にリ
サイクルすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載された発明は、石
膏ボードの投入口に設けられ前記石膏ボードの投入案内
をする投入口ガイドと、前記投入口ガイドの上面側に設
けられ前記投入ガイドの上面に向けて開口面が配設され
たローラケースと、前記ローラケース内に収容され、通
常状態では前記開口面から投入口ガイド面に当接すると
共に、石膏ボード投入時には石膏ボード高さ分だけ開け
て回転し、前記石膏ボード通過後には再び前記投入ガイ
ド面に当接する規制ローラと、前記規制ローラの下流側
に設けられ、石膏ボードを引き込んで小さく破砕する回
転刃と、前記回転刃を駆動する駆動装置と、破砕された
石膏ボードを石膏とボード付着物に分別する分別手段が
設けられた収納容器とを備え、前記収納容器には石膏回
収部と付着物回収部が設けられ分別回収されることを特
徴とする石膏ボード破砕装置であるから、石膏ボードの
石膏を分別して回収することができ、投入ガイド面と規
制ローラの作用により安定した送りを実現でき、破砕に
際して騒音が発生することがなく、粉塵や音、臭いが漏
れることがなく、外部から雨水が侵入することがない。
【0012】請求項2に記載された発明は、石膏ボード
の投入口に設けられ前記石膏ボードの投入案内をする投
入口ガイドと、前記投入口ガイドの上面側に設けられ前
記投入ガイドの上面に向けて開口面が配設されたローラ
ケースと、前記ローラケース内に収容され、通常状態で
は前記開口面から投入口ガイド面に自重で当接すると共
に、石膏ボード投入時には挿入力で石膏ボード高さ分だ
け前記ローラケース内に押し込まれるとともに摩擦抵抗
により回転し、前記石膏ボード通過後には再び前記投入
ガイド面に自重で当接する規制ローラと、前記規制ロー
ラの下流側に設けられ、石膏ボードを引き込んで小さく
破砕する一対の回転刃と、前記回転刃を駆動する駆動装
置と、破砕された石膏ボードを石膏とボード付着物に分
別する分別手段が設けられた収納容器とを備え、前記収
納容器には石膏回収部と付着物回収部が設けられ分別回
収されることを特徴とする石膏ボード破砕装置であるか
ら、石膏ボードの石膏を分別して回収することができ、
投入ガイド面と規制ローラの作用により安定した送りを
実現でき、破砕に際して異常な騒音が発生することがな
く、粉塵や音、臭いが漏れることがなく、外部から雨水
が侵入することがない。
【0013】請求項3に記載された発明は、石膏ボード
の投入口に設けられ前記石膏ボードの投入案内をする搬
送路ガイドと、前記搬送路ガイドの下面側から前記石膏
ボードの搬送をサポートする搬送ローラと、前記搬送路
ガイドの上面側に設けられ前記搬送ローラに向けて開口
面が配設されたローラケースと、前記ローラケース内に
収容され、通常状態では前記開口面から前記搬送ローラ
に自重で当接すると共に、石膏ボード投入時には挿入力
で石膏ボード高さ分だけ前記ローラケース内に押し込ま
れるとともに摩擦抵抗により回転し、前記石膏ボード通
過後には再び前記搬送ローラに自重で当接する規制ロー
ラと、前記規制ローラの下流側に設けられ、石膏ボード
を引き込んで小さく破砕する一対の回転刃と、前記回転
刃を駆動する駆動装置と、破砕された石膏ボードを石膏
とボード付着物に分別する分別手段が設けられた収納容
器とを備え、前記収納容器には石膏回収部と付着物回収
部が設けられ分別回収されることを特徴とする石膏ボー
ド破砕装置であるから、石膏ボードの石膏を分別して回
収することができ、搬送ローラと規制ローラで協同して
回転刃に送り込んで粉砕するとともに、粉砕時の騒音が
外部に漏れることがなく、粉塵も外部に漏れることがな
い。
【0014】請求項4に記載された発明は、分別手段
が、破砕された石膏の細粒を通過させるとともに、ボー
ド付着物等は分離する網状体であることを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載の石膏ボード破砕装置であ
るから、粉砕された石膏ボードの中から石膏の細粒だけ
を分離して、リサイクルする石膏の品質を所定のものに
することができ、残りのボード付着物等はそのまま廃棄
できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、分別手段が付着
物回収部の底板に設けられるとともに、前記底板の下方
に石膏回収部が設けられたことを特徴とする請求項4に
記載された石膏ボード破砕装置であるから、破砕された
石膏ボードを石膏回収部に投入すれば分別手段で石膏の
細粒だけが分離されて石膏回収部に回収され、石膏回収
部の石膏をリサイクルにそのまま供することができ、操
作が極めて簡単である。
【0016】請求項6に記載された発明は、石膏回収部
の底板が開放自在となっていることを特徴とする請求項
1〜5のいずれかに記載の石膏ボード破砕装置であるか
ら、石膏回収部に回収された石膏を底板を開放すれば容
易に他の搬送装置に移すことができ、分別が非常に容易
である。
【0017】(実施の形態1)本実施の形態に係る破砕
装置1は、図1、図2、図3、図4(A)(B)(C)
(D)(E)に示すように主に、破砕部2と、収納部3
とから構成されている。
【0018】図1は本発明の実施の形態1における石膏
ボード破砕装置の側面方向破砕図、図2は本発明の実施
の形態1における石膏ボード破砕装置の正面方向破砕
図、図3(A)は図2の石膏ボード破砕装置のA−A断
面図、図3(B)は図2の石膏ボード破砕装置のB−B
断面図、図4(A)は本実施の形態1における石膏ボー
ド破砕装置の破砕部の通常状態の拡大縦断面図、図4
(B)は本実施の形態1における石膏ボード破砕装置の
破砕部の石膏ボード挿入時の拡大縦断面図、図4(C)
は本実施の形態1における石膏ボード破砕装置の破砕部
の通常状態の拡大横断面図、図4(D)は本実施の形態
1における石膏ボード破砕装置の破砕部の幅広の石膏ボ
ード挿入時の拡大横断面図、図4(E)は本実施の形態
1における石膏ボード破砕装置の破砕部の幅狭の石膏ボ
ード挿入時の拡大横断面図である。図5(A)は本発明
の実施の形態1における石膏ボード破砕装置の収納容器
の縦断面図、図5(B)は本発明の実施の形態1におけ
る石膏ボード破砕装置の収納容器から石膏を回収する
図、図5(C)は本発明の実施の形態1における石膏ボ
ード破砕装置の収納容器から石膏ボード付着物石膏を廃
棄する図である。
【0019】1は石膏ボード破砕装置本体、2は石膏ボ
ードを粉砕する破砕部、3は破砕物を溜めることができ
る収納部である。4は挿入した石膏ボードに自重で圧接
する規制ローラ、5は石膏ボードの投入口に設けられ石
膏ボードの投入案内をする投入口ガイド、6A,6Bは
石膏ボードを破砕する後述する回転刃部15が所定ピッ
チに形成された一対の回転刃、7は回転刃6A,6Bを
回転駆動する駆動装置、9は破砕部2を収容したシャー
シ、10は石膏ボードであり、破砕のため投入口ガイド
5上に挿入される。10Aは石膏ボード10を粉砕後に
後記する分離板20Aで分別して残った石膏ボード付着
物、10Bは粉砕で細粒化された石膏である。
【0020】11は規制ローラ4の背面部で、規制ロー
ラ4が接触する部位の長手方向の2個所に設けられた投
入口スイッチ、12は規制ローラ4と長手方向長さがほ
ぼ等しい箱形で、投入口ガイド5の上面側の所定高さに
投入口ガイド5の上面に向けて開口面が配設され、規制
ローラ4を内部に収容し、通常状態ではこの開口面を通
して規制ローラ4を投入口ガイド面に自重で当接させる
と共に、石膏ボード10投入時には利用者の挿入力で石
膏ボード10の高さ分だけ内部に押し込み没入させなが
ら摩擦抵抗で回転させ、石膏ボード10通過後には再び
投入口ガイド5面に自重で規制ローラ4を当接させるた
めのローラケース、13は回転刃6A,6Bで粉砕した
石膏ボードを剥落させるためのスクレーパ、14は破砕
部2を支えるベースである。
【0021】15は回転刃部、15Aは破砕ツメであ
る。この回転刃部15は複数枚の歯車状の板状刃が重ね
られて0.5cm〜1cmの厚さになるように形成され
ている。円形刃部15の外周上には等間隔に多数の破砕
つめ15Aが設けられている。16は回転刃部15と回
転刃部15の間に設けられたスペーサで、回転刃部15
を設置するピッチを決めるとともに、回転刃6A,6B
の噛合いを実現するものである。スペーサの存在する間
隙にはこのほかにも外部からスクレーパ13が挿入さ
れ、これにより回転刃6A,6Bで破砕した石膏ボード
が掻き落とされる。17は回転刃部15とスペーサ16
を交互に配置した状態で貫挿する回転軸、18は回転刃
6A,6Bの間で破砕用の動力伝達を行うギヤであり、
回転刃6A,6Bの回転軸17にそれぞれ設けられてい
る。19Aは駆動装置7の駆動軸、19Bは駆動軸19
Aに設けられた駆動側スプロケット、19Cは回転刃6
Aの回転軸17に取り付けられた従動側スプロケットで
ある。19Dは駆動側スプロケット19Bと従動側スプ
ロケット19Cの間で動力の伝達を行う伝導チェーンで
ある。
【0022】20は収納部3内の回転刃6A,6Bの下
方位置に載置、収納され、破砕された石膏ボードを溜め
ることができる収納容器である。この収納容器20につ
いて図5(A)に基づいてさらに詳細に説明すると、2
0Aは本発明の分離手段であるメッシュで構成された網
状体の分離板、20Bは収納容器本体、20Cはヒン
ジ、20Dはヒンジ20Cで軸支され収納容器本体20
Bの底を開放したり閉止したりできる底板、20Eは底
板20Dを閉めたときロックする底板ロック、20Fは
石膏を取りだすため収納容器20を持ち上げたり、傾け
たりできる取っ手である。分離板20Aはメッシュのほ
か、破砕された石膏の品質を一定に保てるのであれば多
孔板等でもよく、収納容器本体20Bの開口の一方端側
から底側の他端に向けて傾斜して設けられている。この
分離板20Aを配設することで収納容器20内は2つの
空間に分けられる。次に、201は分離板20Aにより
分離され落下する石膏の細粒を収納する石膏回収部、2
02は分離板20A上に残った石膏ボード付着物等を収
納する付着物回収部である。
【0023】21は収納容器20が収納部3内の所定位
置に載置され破砕が可能になっているか否かを検出する
マイクロスイッチ等からなる収納容器検知スイッチ、2
2は収納容器20を載置する設置台24を支える設置台
支持バネ、23は収納容器20内に破砕物が溜まり設置
台支持バネ22が所定高さにまで縮んだとき、収納容器
20内は破砕物で一杯になったと判断されるため、これ
を検知するマイクロスイッチ等からなる満杯検知スイッ
チである。直接重量を検知する重量センサを設置台24
に設けてもよい。25は開閉扉、26は開閉扉25が閉
まっていることを検知する開閉扉検知スイッチ、27は
電源スイッチである。28は利用者石膏ボード破砕装置
を操作するための操作や表示がなされる操作部、29は
回転刃6A,6Bの回転数を検知する回転検知センサ、
30は回転検知センサ29が回転数を検知するために回
転軸17に取り付けられた回転検知板、31は装置の運
転をコントロールする制御部である。
【0024】次に、図4(A)〜図4(E)に基づいて
本実施の形態1における規制ローラの作用について説明
する。図4(A)(C)は、石膏ボード10が挿入され
ていない通常状態を示すもので、規制ローラ4は箱型の
ローラケース12の開口面から自重で露出し、投入口ガ
イド5に圧接している。この圧接により、石膏ボード破
砕装置の内部と外部は遮断される。次に、図4(B)に
記載のように石膏ボード10を挿入すると、石膏ボード
10は板状体であるから規制ローラ4の円筒面に角部が
当接すると、石膏ボード10を押し込もうとする挿入力
は、挿入方向の分力で規制ローラ4を回転させると同時
に、垂直方向の分力によってローラケース12内に規制
ローラ4を押し込む。この押し込みにより規制ローラ4
は石膏ボード10の上面に乗り上げる。その後石膏ボー
ド10の先端が回転刃6A,6Bに到達して両者で喰わ
えられると、これによって石膏ボード10は引き込ま
れ、石膏ボード10の終端が規制ローラ4を通過するま
で引張り状態が続く。石膏ボード10が通過後に再び規
制ローラ4は自重で投入口ガイド5面に圧接する。
【0025】このように規制ローラ4は自重と石膏ボー
ド10によって石膏ボード破砕装置の内外を封止、遮断
するが、石膏ボード10の幅が狭い石膏ボード10を挿
入する場合、次のような不具合を生じる。すなわち、図
4(E)に示すように、投入口ガイド5の一方に片寄っ
て石膏ボード10を挿入する場合も考えられ、この場合
規制ローラ4の一方側のみが持ち上げられ、傾斜状態と
なってしまう。このとき、ローラケース12の背面部中
央に1個所投入口スイッチ11を設けているのであれ
ば、規制ローラ4が傾斜してこの投入口スイッチ11と
接触しないのでオンとはならない。本実施の形態ではこ
うした不都合を起こさないように、ローラケース12内
面の背面部長手方向の両端付近に、それぞれ1個所、都
合2個所の投入口スイッチ11を設けて、両者の論理和
で駆動装置の運転を開始させている。これにより、この
2個所のスイッチのうちの1個所でもスイッチがオンす
れば、駆動装置7が回転を開始し、回転刃6A,6Bが
それぞれ回転を始める。なお、幅広の石膏ボード10が
挿入された場合は、図4(D)に示すようにいずれの投
入口スイッチ11もオンし、当然両者の論理和もオンと
なり、問題なく駆動装置7は運転を開始される。この後
石膏ボード10が引き込まれ、石膏ボード10が規制ロ
ーラ4のところに存在しなくなると、再び図4(A)
(D)のようになり、2個所の投入口スイッチ11とも
オフする。本実施の形態では回転刃6A,6Bを停止す
るとき、2つの投入口スイッチ11のオフの論理積をと
って、いずれもオフである場合に限り駆動装置7の回転
を停止するようにしている。この際タイマ(図示しな
い)により所定時間経過後に停止する。石膏ボード10
を残さず粉砕するためである。図4(C)の状態になっ
たときのみ運転停止するから、安全が確実にはかれる
し、破砕後、破砕部2内に粉塵が漂っているような状態
でもこれが外部に漏れるようなことはないし、破砕によ
って臭気が発生しているような場合も、臭気は外部に漏
れない。
【0026】続いて、本実施の形態1の石膏ボード破砕
装置の特徴である収納容器20を用いることでどのよう
にして石膏を分離できるのかについて説明する。図5
(A)に示すように、破砕された石膏ボード10が収納
容器20の開口に投入されると、この破砕物は付着物回
収部の中の分離板20A上をずり落ちながら、分離板2
0Aのメッシュや孔から石膏の細粒を落下させる。落下
した石膏は石膏回収部201内に溜まり、紙やパルプ等
の石膏ボード付着物は付着物回収部202内に残る。
【0027】石膏回収部201、付着物回収部202に
回収される被破砕物の割合は、通常ほぼ行ってであるか
ら、投入量全体の満杯を検知したら双方がそれぞれ満杯
となる程度の容積をもたせておくのがよい。もちろん若
干の余裕をもたせることが必要である。作業者は満杯検
知スイッチ23が満杯を検知したら、図5(B)(C)
に示すように、石膏だけを回収する。すなわち、取っ手
20Fを持って石膏の回収装置上まで運び、底板ロック
20Eを解除する。すると、底板20Dはヒンジ20C
まわりに回動して収納容器20の底を開放する。これに
より、収納容器20の石膏回収部201内に溜まってい
た石膏の細粒は落下して回収装置に収納される。石膏の
回収装置に密封用のカバーを設けるようにし、カバー内
で封鎖状態で落下させれば外部に粉塵が巻き上がること
がない。再び底板20Dを底板ロック20Eでロック
し、取っ手20Fを持ってさらに収納容器20を傾斜さ
せて反転し、上の開口から残留物である石膏ボード付着
物等をゴミ回収容器に廃棄する。空になった収納容器2
0は再び石膏ボード破砕装置に装着し、再度石膏ボード
10の粉砕に供される。
【0028】次に、本実施の形態1の石膏ボード破砕装
置を運転するときの動作について説明する。利用者は、
まず電源スイッチ27を入れる。次いで操作部28をみ
て、収納容器検知スイッチ21により収納容器20がセ
ットされた状態にあること、開閉扉検知スイッチ26に
より開閉扉25が閉まっており、満杯検知スイッチ23
により収納用に20には破砕物を溜めるためまだ余裕が
あること等を確認する。これらが満足されているとき、
石膏ボード10等の石膏ボード10を投入口ガイド5上
のローラケース12との間の投入口に挿入すると、投入
口ガイド5面に自重で圧接している規制ローラ4は挿入
力によってローラケース12内に持ち上げられる。同時
に規制ローラ4は摩擦力で従回転し、円滑に挿入でき
る。この規制ローラ4の押し込み動作により投入口スイ
ッチ11の論理和がオンとなり、駆動装置7が回転を始
める。これに連結された駆動側スプロケット19B、従
動側スプロケット19Aが回転し、回転刃6Aと回転刃
6Bが噛合って回転を始める。この回転刃6A,6Bの
間に挿入した石膏ボード10の先端を到達させると、両
者でこれを噛み込んで引き込み、粉砕を行う。投入口ス
イッチ11の論理和をとるから、石膏ボード10がどの
ような形態のものであっても、また、一方に片寄った挿
入の仕方で挿入したような場合でも、確実に回転刃6
A,6Bをオンさせることができる。さらに、投入口ガ
イド5面に沿って石膏ボード10を挿入するから、従来
の技術の一対のピンチローラ間で挟んで挿入するときの
ように挿入方向が不安定とはならず、投入口ガイド5と
ローラケース12との間の投入口高さまでの石膏ボード
10しか挿入できないから、何枚も重ねた破砕で駆動装
置7が過負荷になることもない。そして、もし万が一過
負荷になったときには、本実施の形態1の石膏ボード破
砕装置は、操作部28の回転検知センサ29により、回
転刃6A,6Bの回転数が極めて低下もしくは停止した
のを検知し、制御部31が駆動装置7を反転させ、ロッ
ク状態を解除する。なお、このとき併せて操作部28に
も過負荷が表示される。
【0029】このように本実施の形態1の石膏ボード破
砕装置は、石膏ボード1を挿入したとき、規制ローラ4
の圧接作用により投入口は最小限の空隙しか開かないか
ら、粉砕中、粉砕後、破砕音や粉塵が外部にもれること
はないし、内部の臭気も漏れることがない。また、ロッ
ク状態となって過負荷になったときには、反転してロッ
クを解除し、駆動装置7を保護するから安全である。規
制ローラ4と投入口ガイド5面だけで、過負荷防止と封
止を行うから、石膏ボード破砕装置を小型軽量化するこ
とができる。また、石膏ボード10の長手方向長さが長
いものについては引き込み装置を特別に設けることな
く、石膏ボード10自身を引き込み手段として利用する
ので、構造を簡単化できる。
【0030】以上説明した動作で、破砕部2によって破
砕された石膏ボード10は細かく砕かれ、回転刃6A,
6Bの下方位置の収納容器20内に落下する。満杯検知
スイッチ23が満杯を検知するまでは石膏ボード10の
破砕を続ければよい。満杯検知スイッチ23が満杯を検
知すると、操作部28に満杯を示す表示が点灯される。
同時に、制御部31は駆動装置7の回転を一時停止させ
る。利用者は開閉扉25を開いて収納容器20を取り出
し、新しい収納容器20に交換する必要がある。この交
換が終了し、収納容器検知センサ21がオン、開閉扉検
知スイッチ26がオフし、さらに満杯検知スイッチ23
がオフしているときに、一時停止解除スイッチ(図示し
ない)を押せば、再度粉砕を開始する。収納容器20内
の満杯状態を検知しながら自動運転するため、破砕物の
処理を誤ることがない。
【0031】そして、利用者は満杯したのをしったら収
納容器20を取り出し、取っ手20Fを持って石膏の回
収装置上に運び、底板ロック20Eを解除すればよい。
底板20Dが開放し、石膏回収部201内に溜まってい
た石膏の細粒は落下して回収装置に収納される。落下後
底板20Dを底板ロック20Eでロックして、取っ手2
0Fを持ってさらに収納容器20を傾斜させ、残留物で
ある石膏ボード付着物等を廃棄する。空になった収納容
器20は再び石膏ボード破砕装置に装着する。このよう
に、収納容器20に分離板20Aを設けたから、石膏の
分離を簡単な操作で且つ容易に行うことができ、リサイ
クルする石膏の品質を一定にすることができる。
【0032】(実施の形態2)本実施の形態2に係る石
膏ボード破砕装置は、図6、図7、図8に示すように構
成されている。図6は本発明の実施の形態2における石
膏ボード破砕装置の側面方向縦破砕図、図7は本発明の
実施の形態2における石膏ボード破砕装置の正面方向縦
破砕図、図8は図6の石膏ボード破砕装置のA−A断面
図である。本実施の形態2に係る石膏ボード破砕装置の
全体構成は実施の形態1の破砕装置とほぼ同様である。
このため、実施の形態2の特徴を示す部分以外の実施の
形態1と同様の部材には同一符号を付してその説明は実
施の形態1に譲り省略する。とくに収納容器20の構成
は実施の形態1と同一であり、実施の形態1の説明と異
なるところはない。。
【0033】本実施の形態2の石膏ボード破砕装置の特
徴は、実施の形態1の投入口ガイド5に代えて、搬送路
ガイド32と搬送ローラ33を設けたことである。搬送
路ガイド32にはローラケース12開口面から規制ロー
ラ4が露出する位置に搬送ローラ用開口が開けられてお
り、その搬送ローラ用開口の中で搬送ローラ33のロー
ラ表面上端が搬送路ガイド32の上表面の位置にくるよ
うに設けられている。従って、運転を停止した通常状態
では、規制ローラ4は自重で搬送ローラ33に圧接し
て、石膏ボード破砕装置の内外を封止する。34は従動
側プーリ、35は駆動側プーリ、36は駆動側プーリ3
5と従動側プーリ34の間で動力伝達する伝導ベルトで
ある。
【0034】駆動側プーリ35は回転刃6Aの回転軸1
7との間でギヤ伝導により駆動される。この駆動側プー
リ35は更に伝導ベルト36により、従動側プーリ34
に動力伝達を行う。この従動側プーリ34はその回転軸
に取り付けられた搬送ローラ32を駆動する。従って、
回転刃6A,6Bが駆動されると、搬送ローラ32も駆
動されることになる。このように、搬送ローラ33は搬
送路ガイド32の下面側から石膏ボード10の搬送をサ
ポートする。
【0035】実施の形態2の石膏ボード破砕装置を使用
するときの動作について説明する。利用者は、まず電源
スイッチ27を入れる。次いで操作部28をみて、収納
容器検知スイッチ21により収納容器20がセットされ
た状態にあること、開閉扉検知スイッチ26により開閉
扉25が閉まっており、満杯検知スイッチ23により収
納用に20には破砕物を溜めるためまだ余裕があること
を確認する。これらがOKのとき、実施の形態1と同様
に石膏ボード10を投入口ガイド5上のローラケース1
2との間の投入口に挿入すると、搬送ローラ33に自重
で圧接している規制ローラ4は挿入力でローラケース1
2内に持ち上げられる。同時に規制ローラ4は摩擦力で
従回転を始める。この規制ローラ4の押し込み動作によ
り投入口スイッチ11の論理和がオンとなり、駆動装置
7が回転を始める。これに伴なって駆動側スプロケット
19B、従動側スプロケット19C、回転刃6A,6B
が噛合って回転を始める。搬送ローラ33により強制的
に送り込むから、石膏ボード10が小さくても確実に回
転刃6A,6Bにより破砕することができる。石膏ボー
ド10を挿入した当初は、石膏ボード10を挿入する力
により摩擦で搬送ローラ33を回転させ、規制ローラ4
が押し上げられたときに、回転刃6A,6Bが駆動開始
され、この時点で搬送ローラ33とこれによって従回転
する規制ローラ4で自動搬送を始めるから、利用者が挿
入力と挿入方向を微調節して押し上げるため、当初から
搬送ローラ33で搬送する場合より過負荷を招くことが
ない。
【0036】このように本実施の形態2の石膏ボード破
砕装置は、石膏ボード10を挿入したとき、投入口は最
小限の空隙しか開かないから、破砕中、破砕後、破砕音
や粉塵が外部にもれることはないし、内部の臭気も漏れ
ることがない。また、運転開始直後には駆動装置に負担
がかかり易いが、これを手による挿入で回避するから過
負荷防止できる。また、搬送ローラ33によって確実な
搬送が期待できるものである。
【0037】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
次のような効果を奏する。
【0038】(1)本発明の石膏ボード破砕装置によれ
ば、破砕に際して送りの不安定さから異常な騒音が発生
して外部に漏れるようなことがなく、粉塵や臭気も漏れ
ることがなく、小型で運搬し易く、安全で寿命も長い。
【0039】(2)また、石膏ボードを挿入したとき、
搬送ローラの作用で自動搬送するから確実な搬送がで
き、運転開始直後に自動搬送では駆動装置に負担がかか
るが、これを手による挿入で回避するから負荷をかけな
いですむ。
【0040】(3)本発明の石膏ボード破砕装置の収納
容器は、収納容器内に分離手段を設けて、一つの容器の
中で石膏を分離するとともに、石膏と付着物を容易に且
つ別々に廃棄できるようにしたから、石膏の分離が簡単
でリサイクルする石膏の品質も高くなり、石膏を再利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における石膏ボード破砕
装置の側面方向破砕図
【図2】本発明の実施の形態1における石膏ボード破砕
装置の正面方向破砕図
【図3】(A)図2の石膏ボード破砕装置のA−A断面
図 (B)図2の石膏ボード破砕装置のB−B断面図
【図4】(A)本実施の形態1における石膏ボード破砕
装置の破砕部の通常状態の拡大縦断面図 (B)本実施の形態1における石膏ボード破砕装置の破
砕部の石膏ボード挿入時の拡大縦断面図 (C)本実施の形態1における石膏ボード破砕装置の破
砕部の通常状態の拡大横断面図 (D)本実施の形態1における石膏ボード破砕装置の破
砕部の幅広の石膏ボード挿入時の拡大横断面図 (E)本実施の形態1における石膏ボード破砕装置の破
砕部の幅狭の石膏ボード挿入時の拡大横断面図
【図5】(A)本発明の実施の形態1における石膏ボー
ド破砕装置の収納容器の縦断面図 (B)本発明の実施の形態1における石膏ボード破砕装
置の収納容器から石膏を回収する図 (C)本発明の実施の形態1における石膏ボード破砕装
置の収納容器から石膏ボード付着物石膏を廃棄する図
【図6】本発明の実施の形態2における石膏ボード破砕
装置の側面方向縦破砕図
【図7】本発明の実施の形態2における石膏ボード破砕
装置の正面方向縦破砕図
【図8】図6の石膏ボード破砕装置のA−A断面図
【符号の説明】
1 石膏ボード破砕装置本体 2 破砕部 3 収納部 4 規制ローラ 5 投入口ガイド 6A,6B 回転刃 7 駆動装置 9 シャーシ 10 石膏ボード 11 投入口スイッチ 12 ローラケース 13 スクレーパ 14 ベース 15 回転刃部 15A 破砕ツメ 16 スペーサ 17 回転軸 18 ギヤ 19A 駆動軸 19B 駆動側スプロケット 19C 従動側スプロケット 19D 伝導チェーン 20 収納容器 20A 分離板 20B 収納容器本体 20C ヒンジ 20D 底板 20E 底板ロック 20F 取っ手 21 収納容器検知スイッチ 22 設置台支持バネ 23 満杯検知スイッチ 26 開閉扉検知スイッチ 27 電源スイッチ 28 操作部 29 回転検知センサ 30 回転検知板 31 制御部 32 搬送路ガイド 33 搬送ローラ 34 従動側プーリ 35 駆動側プーリ 36 伝導ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 隆充 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D065 CB01 DD05 DD26 EB04 ED06 ED18 ED23 ED35 ED41 ED43 EE07 4D067 EE02 EE17 EE38 EE45 EE46 EE48 GA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石膏ボードの投入口に設けられ前記石膏ボ
    ードの投入案内をする投入口ガイドと、 前記投入口ガイドの上面側に設けられ前記投入ガイドの
    上面に向けて開口面が配設されたローラケースと、 前記ローラケース内に収容され、通常状態では前記開口
    面から投入口ガイド面に当接すると共に、石膏ボード投
    入時には石膏ボード高さ分だけ開けて回転し、前記石膏
    ボード通過後には再び前記投入ガイド面に当接する規制
    ローラと、 前記規制ローラの下流側に設けられ、石膏ボードを引き
    込んで小さく破砕する回転刃と、 前記回転刃を駆動する駆動装置と、 破砕された石膏ボードを石膏とボード付着物に分別する
    分別手段が設けられた収納容器とを備え、 前記収納容器には石膏回収部と付着物回収部が設けられ
    分別回収されることを特徴とする石膏ボード破砕装置。
  2. 【請求項2】石膏ボードの投入口に設けられ前記石膏ボ
    ードの投入案内をする投入口ガイドと、 前記投入口ガイドの上面側に設けられ前記投入ガイドの
    上面に向けて開口面が配設されたローラケースと、 前記ローラケース内に収容され、通常状態では前記開口
    面から投入口ガイド面に自重で当接すると共に、石膏ボ
    ード投入時には挿入力で石膏ボード高さ分だけ前記ロー
    ラケース内に押し込まれるとともに摩擦抵抗により回転
    し、前記石膏ボード通過後には再び前記投入ガイド面に
    自重で当接する規制ローラと、 前記規制ローラの下流側に設けられ、石膏ボードを引き
    込んで小さく破砕する一対の回転刃と、 前記回転刃を駆動する駆動装置と、 破砕された石膏ボードを石膏とボード付着物に分別する
    分別手段が設けられた収納容器とを備え、 前記収納容器には石膏回収部と付着物回収部が設けられ
    分別回収されることを特徴とする石膏ボード破砕装置。
  3. 【請求項3】石膏ボードの投入口に設けられ前記石膏ボ
    ードの投入案内をする搬送路ガイドと、 前記搬送路ガイドの下面側から前記石膏ボードの搬送を
    サポートする搬送ローラと、 前記搬送路ガイドの上面側に設けられ前記搬送ローラに
    向けて開口面が配設されたローラケースと、 前記ローラケース内に収容され、通常状態では前記開口
    面から前記搬送ローラに自重で当接すると共に、石膏ボ
    ード投入時には挿入力で石膏ボード高さ分だけ前記ロー
    ラケース内に押し込まれるとともに摩擦抵抗により回転
    し、前記石膏ボード通過後には再び前記搬送ローラに自
    重で当接する規制ローラと、 前記規制ローラの下流側に設けられ、石膏ボードを引き
    込んで小さく破砕する一対の回転刃と、 前記回転刃を駆動する駆動装置と、 破砕された石膏ボードを石膏とボード付着物に分別する
    分別手段が設けられた収納容器とを備え、 前記収納容器には石膏回収部と付着物回収部が設けられ
    分別回収されることを特徴とする石膏ボード破砕装置。
  4. 【請求項4】分別手段が、破砕された石膏の細粒を通過
    させるとともに、ボード付着物等は分離する網状体であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の石
    膏ボード破砕装置。
  5. 【請求項5】分別手段が付着物回収部の底板に設けられ
    るとともに、前記底板の下方に石膏回収部が設けられた
    ことを特徴とする請求項4に記載された石膏ボード破砕
    装置。
  6. 【請求項6】石膏回収部の底板が開放自在となっている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の石膏
    ボード破砕装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005305364A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Hitachi Constr Mach Co Ltd 木材破砕機
GB2450932A (en) * 2007-07-13 2009-01-14 Sean Thomas Hallard A shredding apparatus for plasterboard

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