JP2001070717A - 溢液型濾過装置に配置する回転濾過ドラム - Google Patents

溢液型濾過装置に配置する回転濾過ドラム

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JP2001070717A
JP2001070717A JP25285899A JP25285899A JP2001070717A JP 2001070717 A JP2001070717 A JP 2001070717A JP 25285899 A JP25285899 A JP 25285899A JP 25285899 A JP25285899 A JP 25285899A JP 2001070717 A JP2001070717 A JP 2001070717A
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drum
filtration
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rotation
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JP25285899A
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Yutaka Watabe
豊 渡部
Akiyoshi Amano
明吉 天野
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SHISUTO KK
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SHISUTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溢液型濾過装置に配置する切粉沈殿機能を発
揮し、且つ強靱なフィルターを備えた回転濾過ドラム提
供する。 【解決手段】 ドラム枠体に、フィルターと補強材を重
ね合わせて成る補強フィルターと、多数の柵を連接して
寄せ集めて成る多数の区画壁を形成した区画枠体を重ね
て固定して配置して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本件発明は溢液型の濾過装置
に用いる回転濾過ドラムの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溢液型の濾過装置の濾過槽は、金属加工
を行う機械を操するときに使用して排出された切粉を含
んだ切削液を投入して切粉と切削液を分離する槽であ
る。この濾過装置は図1,図2に示す構成となってい
る。即ち、濾過槽1は、切粉を含んだ切削液を投入する
投入口2を形成し、且つ、一方側を傾斜板3とし、その
先端を切粉放擲部4として形成されている。該濾過槽1
には、投入口2から投入された切削液中に含む切粉5を
該濾過槽1の底板に沈殿させる。この濾過装置は、該濾
過槽2の底板に沈殿した切粉5の取除きは、駆動源であ
るモータAにより回転する主動スプロケットBからの動
力伝達をうけて受動スプロケットC間をガイドスプロケ
ットDにガイドされて濾過槽1内に駆動回動する掻取板
6を適宜間隔で配したチエンコンベア7等の回動搬送機
構で掻き集めながら前記切粉放擲部4まで搬送して放擲
する。切粉5を沈殿させてた切削液を、濾過槽2内に動
力伝達をうけて回転する回転濾過ドラム8のフィルター
を通過させて、濾過した切削液とし、これを回転濾過ド
ラム8の側板9の一方或は両方に配した環状開口回転軸
10と濾過槽1の側板11の一方或は両方に配した環状
開口軸受12とから構成される排出口13から濾過済切
削液として排出すると言う構成になっている。尚、回転
濾過ドラム8の内側には回転濾過ドラム8のフィルター
に対する逆洗ノズルEが配されている。
【0003】濾過槽1に投入される切粉5を含む切削液
中には、棒状、湾曲状のものは勿論針状のもの等いろい
ろな形状の切粉5が含まれている。スパイラル状の形を
したものもあればこれがからみ合って大きな塊となった
もの等がある。濾過槽1に投入された切粉5を含む切削
液中の切粉5が全て濾過槽1の底板に沈殿すると言うも
のではなく、沈殿しきれないものもたくさんある。この
状態下で継続投入される切削液中の切粉5とからみ合っ
て更に大きな切粉の塊となることがある。これらのもの
は、沈殿させなければならない。これらのものを沈殿し
きれない状態下で回転濾過ドラム8を回転させると、回
転濾過ドラム8のフィルターを破損する事態が生じるこ
とは当然である。これまでは、これらの不都合を解消す
るための有効な手段を講じた回転濾過ドラムはなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記実情に鑑
み、濾過槽に投入された切粉を含んだ切削液中の切粉を
効率よく濾過槽の底板に沈殿させる働をし、且つ、濾過
槽に投入されて切粉を分離した切削液を効率よくフィル
ターに通過させ、しかも、投入された切削液に含まれる
切粉によってフィルターが破損されないような回転濾過
ドラムを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】対向して設ける両側板の
回転軸の少なくとも一方或は両方を環状開口回転軸とし
て形成し、対向する両側板間に骨杆を架け渡して構成し
たドラム枠体に、フィルターと補強材を重ね合わせて成
る補強フィルターと、多数の区画柵壁を形成した区画枠
体を重ねて固定して配置する溢液型濾過装置に配置する
回転濾過ドラムを構成した。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面を示して説明する。
本発明は、図1,図2に図示した前記した溢液型濾過装
置の濾過槽に配する回転濾過ドラムに関するものであ
る。
【0007】駆動源から動力伝達をうけて濾過槽1中で
回転自在に軸支される回転濾過ドラム8を濾過槽1に軸
支する手段は、従来例どうりである。即ち、回転濾過ド
ラム8の両側板11に設ける回転軸の少なくとも一方の
側板9或は両方の側板9には環状開口回転軸10を設
け、濾過槽1の両側板11に設ける回転軸受の少なくと
も一方或は両方には、前記回転濾過ドラム8の側板9に
設けた環状開口回転軸10を軸支する環状開口軸受12
として設ける。
【0008】回転濾過ドラム8は、図3に示すように回
転濾過ドラム8の側板9の外周に、駆動源からの動力伝
達をうけて回動する掻取り板6を適宜間隔をあけて配置
して取付けたチエンコンベア7のチエンと噛み合うスプ
ロケット14を設け、該チエンコンベア7の回動力を伝
達されて回動するように構成しても、図示しないがチエ
ンコンベアの回動とは別に、回転濾過ドラム自体が別個
の駆動源から駆動力を受けるように構成してもよいこと
は勿論である。
【0009】回転濾過ドラム8は、回転軸を設けた両側
板9間に、骨杆15を架け渡してドラム枠体16とす
る。このドラム枠体16の対向側板がよじれたりしない
よう対向する両側板をしっかりと骨杆15で固定して構
成することは勿論である。
【0010】これまでは、この構成のドラム枠体15に
フィルターを張設して回転濾過ドラム8を造っていた。
【0011】本発明は、解決課題を解決するための回転
濾過ドラム8を構成するため、その構成を、フィルター
を直に前記ドラム枠体16に張設するのではなく、図4
に示す補強材17と図5に示すフィルター18を重ね合
わせた補強フィルターをドラム枠体16の外周に取付
け、更に図16に示す多数の区画壁を形成した区画枠体
19を補強されたフィルターの上側に取付けてドラム枠
体16に固定すると言うものである。
【0012】補強されたフィルターは、図5に示すフィ
ルター18に図4に示す補強材17を重ね合わせて作る
ものであるが、その補強材17はフィルター18の破損
を阻止する強靱なものでなければならない。更に、濾過
槽1に投入された切粉を含んだ切削油がフィルターを通
過するのに支障があるような透油性を阻害するものであ
ってはならない。従って、例えば濾過槽1内に投入され
た切削油中に含まれた切粉5と接触したとき破損しやす
いものであってはならない。それだけでなくフィルター
18に重ね合わせたときに透液性が著しく低下するよう
なものであってはならない。本発明者は、この補強材1
7に多数の透液穴を穿設した合成樹脂成形品を考えた
が、前記条件を満たしてフィルター18を補強するもの
であれば、上記したものには限らないことは勿論であ
る。
【0013】補強材17とフィルター18の重ね合わせ
は、補強材17をフィルター18の表側に重ね合わせて
も、或は、フィルター18の裏側に補強材17を重ね合
わせた二層構造としても、又、フィルター18の両側に
補強材17を重ね合わせた三層構造としてもよいことは
勿論である。
【0014】回転濾過ドラム8のドラム枠体16の外周
に取付けた補強されたフィルターの更にその外周には多
数の区画壁で区画された区画枠体19を取付ける。その
多数の区画壁で区画された区画枠体19は、多数の柵を
連接した構成としてあり、その周囲には鍔を張り出して
設けて構成することもある。その多数の区画壁は各区画
壁がそれぞれハニカム状或は枡目状に区画する柵として
形成されたものであっても差支えないが、多数の区画壁
のそれぞれの柵を構成する桟は、濾過槽1に投入された
切削液中に含まれる切粉の中、濾過槽1の底板に沈みき
れないでいる切粉に、この区画壁の柵の桟が押し当り、
回転濾過ドラム8の回動力によって柵の桟に押し当った
切粉を強制的に濾過槽の底板に押し沈める働をさせるた
めのものである。
【0015】このフィルター18に重ね合わせる補強材
17並に多数の区画壁で区画された区画枠19は、それ
ぞれ、その面を湾曲状態に形成する。その湾曲度合は、
回転濾過ドラム8のドラム枠体16の側板を直径方向に
等分した周縁の湾曲度合と同型とし、補強材17、前記
区画枠体19の上下両辺の長さを回転濾過ドラム8の巾
と同じ長さとする。
【0016】ドラム枠体16に、補強材17、フィルタ
ー18、区画枠体19を取付ける一例を図7に示す。前
記ドラム枠体16にフィルター18を重ね合わせた補強
材17、区画枠体19を取付けるのには、前記ドラム枠
体16の両側板9の円周内側に取付けた環状リブ、並に
ドラム枠体16の両側板9間に架け渡した骨杆に設けた
ボルト締孔16Aと、フィルター18を重ねた補強板1
7を囲繞する鍔17Aに設けたボルト締穴17Bと、区
画枠体19を囲繞する鍔19A、並に鍔に設けたボルト
締穴19Bを合致させ、更にボルト20を以て締め付け
て固定する。
【0017】フィルター18に補強材7を重ね合わせた
補強フィルターと、前記区画枠体19をドラム枠体16
に取付けるその取付け方は、特に限定しないが、その一
例を示すと、ドラム枠体16は両側板9の円周内側に前
記区画枠体を取付ける環状リブを取付ける。この取付環
状リブの周面には、ボルト締付穴を設ける。また、ドラ
ム枠体の両側板間に架け渡した骨杆にもボルト締付穴設
ける。フィルターと補強材を重ね合わせた補強フィルタ
ーは、周辺にボルト締付穴を設ける。前記区画枠体の左
右両側辺には、ドラム枠体の両側板の円周内側に取付け
た環状リブに重ね合わせる鍔を設け、前記区画枠体の横
辺両側にはドラム枠体の側板間に架け渡した骨杆に重ね
合わせる鍔を設ける。前記左右両側辺に設けた鍔、横辺
両側に設けた鍔にはそれぞれボルト締付穴を設ける。そ
して、これら各ボルト締付穴を合致してボルトを以て締
付けて固定する。
【0018】
【発明の効果】本発明による溢液型濾過装置に配置する
回転濾過ドラムは上記のように構成させるので、回転濾
過ドラムに張設するフィルターは強化され、これまでの
ように濾過槽に投入された切削液中に含む切粉によって
破れたりすることを防止できるとともに、多数の柵を連
接して寄せ集めた枠体が濾過槽に投入された切削液中に
含まれる沈殿しきれない切粉を強制的に濾過槽に沈殿さ
せることによって、濾過槽の底板に沈殿した切粉を効率
よく掻き集めて放擲部まで搬送して放擲できるようにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 溢液型濾過装置の断面図
【図2】 図1に示した溢液型濾過装置のA−A線断面
【図3】 ドラム枠体の斜視図
【図4】 補強材の斜視図
【図5】 フィルターの斜視図
【図6】 区画枠体の斜視図
【図7】 ドラム枠体に、補強材、フィルター、区画枠
体を重ね合わせて装着した状態を示す一部切欠説明図
【符号の説明】
1.濾過槽 2.投入口 3.傾斜板 4.放擲部 5.切粉 6.掻取板 7.チエンコンベア 8.回転濾過ドラム 9.側板 10.環状開口回転軸 11.側板 12.環状開口軸受 13.排出口 14.スプロケット 15.骨杆 16.ドラム枠体 16A.ボルト締孔 17.補強材 17A.鍔 17B.ボルト縦穴 18.補強フィルター 19.区画枠体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して設ける両側板の回転軸の少なく
    とも一方或は両方を環状開口回転軸として形成し、対向
    する両側板間に骨杆を架け渡して構成したドラム枠体
    に、フィルターと補強材を重ね合わせて成る補強フィル
    ターと、多数の区画柵壁を形成した区画枠体を重ねて固
    定して配置して成ることを特徴とする溢液型濾過装置に
    配置する回転濾過ドラム。
JP25285899A 1999-09-07 1999-09-07 溢液型濾過装置に配置する回転濾過ドラム Pending JP2001070717A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102601353A (zh) * 2012-03-14 2012-07-25 云南驰宏锌锗股份有限公司 一种全自动银粉离心过滤、洗涤装置及洗涤银粉的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102601353A (zh) * 2012-03-14 2012-07-25 云南驰宏锌锗股份有限公司 一种全自动银粉离心过滤、洗涤装置及洗涤银粉的方法

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