JPH02160008A - 濾過装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、金属切削作業を行うにあたって排出される切
粉と称する金属片を含んだ切削油を濾過することを目的
とした濾過装置に関するものである。

従来の技術 上記切削油を濾過する装置にはいろいろな型式の装置が
あるが、その中の一型式のものに、胴周にフィルターを
張設した濾過ドラムを、槽の中で回転するように配置し
、上記濾過ドラムの内側に切削油を投入し、投入された
切削油を上記濾過ドラムの内で切粉と油に分離し、分離
した切粉を濾過ドラム内側で集め、集めた切粉を濾過ド
ラム外に搬出し、濾過された油は濾過ドラムのフィルタ
ーによって濾過されて槽の中に流出させるというものが
ある。

しかし、上記型式の濾過装置は次の欠点があった。

まず、上記型式の濾過装置は、切削油を濾過ドラム中に
投入するので、濾過ドラムには投入される切削油の重量
がもろにか一つだ。従って濾過ドラムを軸着する機構に
特別な配慮が払わなければならなかった。又、濾過ドラ
ムの胴周に張設されたフィルターは切粉による損傷防止
に特別な配慮が払われなければならなかった。

更に、濾過ドラム内側で切削油から分離された切粉を濾
過ドラム内で集める手段、集めた切粉を濾過ドラム外に
搬出する手段を講するのに複雑な゛機構を取付けること
になり、これに特別な配慮が払わなければならなかった
。

本発明者は、上記の欠点を解消するために濾過装置を開
発し、これについて、特願昭６２年第２０１１５４号、
同２９６８９６号、同２９６８９７号として出願した。

上記の本発明者が開発し、且つ出願した上記発明の概要
は、従来の濾過装置の不都合を解消しごく節単に切削油
中に混入した磁性体切粉と油を分離するのに適する構成
としたものである。即ち、上記発明は、上記した従来の
型式の装置の発想の転換をはかり、槽の内で回転する濾
過ドラムに切削油を投入するのでなく、槽の内に切削油
を投入し、濾過ト′ラムを軸着する軸受に負坦がかから
ず、濾過ドラムを軽く回転させ、更に濾過ドラムのフィ
ルターの損傷、並に目詰等の防止をはかり、更に切削油
中の切粉分離と、分離された切粉の搬出を節略に行える
ようにしたものである。

発明が解決しようとする課題 上記特願昭６２年第２０１１５４号、同２９６８９６号
、同２９６８９７号の発明の濾過ドラムが、濾過ドラム
の一方の側板に環状回転軸を設け、これと、これを軸支
する槽の環状軸受をもって開放部を形成したものである
ので、他方の側板に設けた回転軸とは、回転軸の構成を
異にする。従ってその軸を軸支する槽の軸受も一方の軸
受とは構成を異にする。

本発明は、上記濾過ドラムの他方の側板にも一方の側板
に設けたと同じような環状回転軸を設けることによって
、濾過ドラムの構造を簡単にし且つ濾過ドラムによって
濾過された油を両側板の側から流出させるようにしたこ
とによって槽の設計も容易にしたものである。

課題を解決するための手段 駆動源からの駆動力の伝達をうけて回転する濾過ドラム
を、回転自在に軸架し、且つ、切削油投入口と、切削油
から分離した切粉の投棄部とを形成した切削油投入槽か
ら成る濾過装置において、胴周にフィルターを巻きつけ
、両側板に環状回転軸を固定して成る濾過ドラムの環状
回転軸を、上記構成の切削油投入槽の両壁に固定した環
状回転軸受に回転自在に軸架して上記環状回転軸と上記
環状回転軸受とで上記両壁に開放部を形成するとともに
開放部外側を切削油から分離された油の受槽にのぞませ
た構成とするものである。

環状回転軸受によって開放部を形成し、該両側板の開放
部側に受槽を配し、該濾過ドラムは常方による駆動手段
で回転するようにしたものである。

実施例１ 第１の実施例を第１．２図で説明する。

切削油投入槽ｌは、切削油投入部ＩＡと切粉投棄部ＩＦ
を有する。

上記切削油投入槽１には、切削油投入槽の底面ＩＢと搬
送機構２の面に、駆動源からの伝達をうけて駆動する濾
過ドラム３のフィルター３Ａ、張設面を対向させて回転
自在に軸架されている。

上記濾過ドラム３の側板３Ｂには、側板３Ｂの直径より
小径の円形のくりぬき口を設け、該くりぬき口には、環
状回転軸受３Ｃが嵌着されている。

又、上記濾過トラム３は、回転軸３Ｃを以て、切削油投
入槽ｌにその底面ＩＢから、フィルターを巻架した胴体
が浮き上がらされて軸架されている。

その軸架手段は、上記濾過ドラム３の環状回転軸３Ｃは
、切削油投入槽１の側板ＩＣに設けられた環状軸受ＩＤ
によって軸架されている。従って、環状回転輪３Ｃ及び
これを軸架する環状軸受ＩＤ側の切削油投入槽１側板Ｉ
Ｃは開放部１０が形成された型となる。

図中４は、濾過ドラム３の側板３Ｂから濾過された油が
切削油投入槽１に入ったり、或は反対に切削油投入槽１
に投入された切削油が側板３Ｂから濾過ドラム２に浸入
するのを防止するパツキンである。

尚、上記濾過ドラムの回動手段は、本実施例では駆動源
であるモーター６からチェーン５により濾過ドラム３の
環状回転軸３Ｃに伝達し、濾過ドラム３を回転するよう
に図示しであるが、濾過ドラム３の環状回転軸に歯車を
固定し、モーターの歯車と噛合させる公知の手段で駆動
させてもよく、その回転手段は問題はない。

切削油投入槽１の側板ＩＣに形成された上記開放部１０
の両外側には濾過ドラム３によって濾過された油の受槽
９を配置する。この受槽９は図示しないが常時濾過され
た油を排出するようになっている。

尚、上記開放部１０は、濾過ドラム３の側板３Ｂを設け
ず、プレート３Ｄに直接環状回転軸３Ｃを取付け、切削
油投入槽ｌの側板ｌＣに配する環状軸受ＩＤもこれに見
合うものを取付け、実施例に示す型式の開放部１０より
大きな開放部を切削油投入槽ｌの側板に設けるよう設計
してもよい。

更に、本明細書で言う受槽は、切削油投入槽の側板に形
成される開放部にそれぞれ配する場合と、切削油投入槽
を、受槽内側に配置して、上記開放部を受槽にのぞませ
た構成とすることができる。

次に、上記構成の装置の機能を説明する。

切削油を切削油投入口ＩＡから切削油投入槽１の中に流
入させる。

この際切削油投入槽ｌには、上記構成の濾過ドラム３が
胴周に張設されたフィルタ−３Ａ部分を投入された切削
油に浸漬して駆動源からの駆動力の伝達をうけて回転さ
せる。

上記構成の濾過装置では、切削油投入槽ｌに切削油投入
部ｌ＾から投入された切削油は、回転する濾過ドラム３
のフィルター３Ａで切削油中の切粉を分離して濾過され
た油として濾過ドラム３の中に浸入する。そして、濾過
ドラム３の内に浸入した上記濾過された油は濾過ドラム
３の環状回転軸３Ｃと、環状軸受ＩＤによって切削油投
入槽の側板１ｃに形成された開放部１０から受槽９に流
出する。受槽９に流出した上記濾過された油は受槽９か
らポンプ等で排出される。一方、切削油中に含まれてい
た切粉は分離されて切削油投入槽ｌの底面ｌＢに沈澱す
る。

切削油投入槽１の底面に沈殿した切粉等は、従来から用
いられている搬送機構２によってこれを掻き集め投棄部
ＩＦから投棄する。投棄部の下には例えば切粉回収箱８
が配置されており、投棄された切粉は、これに回収され
る。

また、濾過ドラム３は切削油投入槽１内で回転している
ので、濾過ドラム３のフィルター３Ａは切粉によって目
詰をおこす心配は少ない。しかし、その心配は皆無では
ないので、開放部ＩＯから噴射ノズル１１をのぞませ、
これから、空気、或は液体をフィルター内側から吹き付
け、フィルターの目詰を排除することも考えられる。

実施例２ 第２の実施例を第３．４図で説明する。

切削油投入槽ｌは切削油投入部ＩＡと切粉投棄部ｌＦを
有する。切削油投入槽の底面ＩＢは、濾過ドラム３の胴
周が一定間隔をあけて回転するように断面を弧状に形成
してあり、濾過ドラム３の回転方向の底面延長底板は、
後に説明する濾過ドラムとホイールの間に張設されたチ
ェーンに取付けられた掻取板の摺動移動と関連させて底
面に沈澱した切粉等の沈澱物の搬送板ＩＥとしての機能
を果たさせるため、底面ｌＢの一方端から傾斜させた立
ち上り板として形成し、その先端は、搬送された沈澱物
の投棄部ｌＦが形成されている。

そして、底面の裏側、搬送板の裏側にはマグネット２０
が配置されている。

上記切削油投入槽１には、底面ＩＢと搬送板ＩＥの面に
、濾過ドラム３の胴周面を対向させて濾過ドラム３が回
転自在に軸架されている。

上記濾過ドラム３は、胴体両側に、チェーンはずれ止め
を配したプレートが配され、両プレートの外側にそれぞ
れ側板３Ｂが配され、上記プレート間にフィルター３Ａ
が胴周にわたって巻架されている。

上記濾過ドラム３の側板３Ｂには、側板３Ｂの直径より
小径の円形のくりぬき口を設け、該くりぬき口には、環
状回転軸３Ｃが嵌着固定されている。

又、上記濾過ドラム３は、環状回転軸３Ｃを以て、切削
油投入槽ｌの底面ＩＢから、その胴体が浮き上がらされ
て軸架されている。

その軸架手段は、実施例Ｉと同じである。従って、濾過
ドラム３の環状回転軸３Ｃ及びこれを軸架する切削油投
入槽ｌの側板ＩＣに設けられた環状軸受ＩＤを設けた側
板１ｃは開放部１０が形成された型となる。

上記濾過ドラム３の上方であって、且つ搬送板ＩＥの投
棄部ＩＦに片寄った側の側板ＩＣに、濾過ドラム３と中
心軸に平行してチェーンドライブホイール７を軸架する
軸受が設けられ、咳軸受にチェーンドライブホイール７
が軸架される。

尚、上記濾過ドラム３の回動手段は、本実施例ではチェ
ーンドライブホイール７を強制駆動させるよう、これに
駆動源であるモーター６を配し、この回転をチェーン５
により濾過ドラム３に伝達し、濾過ドラム３を回転する
ように図示しであるが、濾過ドラム３を直接公知の手段
で駆動させてもよい。

チェーンドライブホイール７と、濾過ドラム３のチェー
ンはずれ止めを配したプレートとの間には、チェーン５
を平行に張設する。この張設は勿論平行に配したチェー
ン５に、そして、このチェーン５には、一定間隔をあけ
て、取付片を介して掻取片５Ａが懸架されている。取付
けた掻取片５Ａが、切削油投入槽１の底面ＩＢ及び搬送
板ＩＥ面を摺動するように張設する。図示実施例は掻取
片５Ａを配列するのに平行に配したチェーン５に配する
よう説明したが、これはベルトでもよいことは勿論であ
る。従って本発明ではこれを無端帯と称することにした
。

切削油投入槽１の側板ＩＣに形成された上記開放部ＩＯ
の外側には実施例１に説明したと同様、濾過ドラム３に
よって濾過された油の受槽９を配置する。この受槽９は
図示しないが常時濾過された油を排出するようになって
いる。

次に、上記構成の装置の機能を説明する。

切削油を切削油投入口ＩＡから切削油投入槽１の中に流
入させる。

この際チェーンドライブホイール７をモータ６によって
回転させておく。

切削油投入槽１には、上記構成の濾過ドラム３が胴周に
張設されたフィルタ−３Ａ部分を投入された切削油に浸
漬して回転する。図示実施例ではチェーンドライブホイ
ール７と濾過ドラム３のプレート部分の間に張設した掻
取片５Ａを配したチェーン５により、チェーンドライブ
ホイール７の回転力をうけて濾過ドラム３が回転する構
成を図示している。

上記構成の濾過装置に配した濾過ドラム３の果す機能は
実施例１の説明と同じである受槽９に流出した上記濾過
された油は図示しないがポンプ等で受槽９から排出され
る。一方切削油中に含まれていた切粉は分離されて切削
油投入槽ｌの底面ＩＢに沈澱する。このとき、特に、磁
性体の切粉は、底面裏側にマグネット２０を配置させて
おくと、底面に引きつけ底面に堆積させる現象を呈し、
且つ切削油投入槽内を切粉が浮動するのを阻止する現象
も呈する。

切削油投入槽ｌの底面から延長された搬送板ｌＥには上
記したように掻取片５Ａがチェーン５によって摺動する
ので、該掻取片５Ａが底面ＩＢに沈澱した切粉を掻き寄
せ、これを搬送板ＩＥの面を掻き上げ、搬送片ＩＥの上
端の投棄部ＩＦまで搬送し、これを投棄部ＩＦから投棄
する。投棄部ＩＦの下には例えば切粉回収箱８が配置さ
れており、投棄された切粉は、これに回収される。切削
油投入槽１の底面ＩＢの裏面だけでなく搬送板ＩＥの裏
面にマグネット２０を敷設しておくと切粉の搬送は更に
効率よく行なわれる。フィルター内側から吹き付け、フ
ィルターの目詰を排除することも考えられる。この吹き
付けによって濾過ドラムのフィルターから吹きとばされ
て搬送板上に飛散した磁性体の切粉も搬送板外側にマグ
ネット２０が配置されているので、これにより搬送板上
に飛散した切粉も補足できる。

効果 本発明は、上記の如く構成され、且つ機能するので、従
来の濾過ドラムを用いる型式の装置が濾過ドラムの中に
切削油を投入することから生ずるフィルターの破損、目
詰の防止、濾過ドラム内での切粉の集約、濾過ドラムか
らの切粉の搬送機構の配慮等を払う必要はなくなり、且
つ切削油を濾過ドラム内に投入する際に濾過ドラムがう
ける荷重に対する配慮がいらなくなり、かえって、切削
油投入槽の中に切削油を投入することにより原理的には
濾過ドラムを浮かせることになるので濾過ドラムの回転
軸をうける軸受にか−る荷重を軽減し、その結果、濾過
ドラムを張設チェーンの濾過ドラムにかかる重力並に張
力で軽く回転させることができるだけでなく効率よく磁
性体の切粉を補足できる。

更に、本発明の濾過ドラム３は両側に環状回転軸３Ｃを
配置しているので、これを軸支する切削油投入槽１の軸
受ＩＤの配置構造も簡単な構造とすることができ、排油
も濾過ドラムの両側から均等に流出させることができる
。

以上の説明から明らかなように本発明は従来の型式の装
着の欠点を全て解消するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例１に示す濾過装置の断面図 第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図 第３図は、本発明の実施例２に示す濾過装置の断面図 第４図は第３図のＡ−Ａ線断面図 図中

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動源からの駆動力の伝達をうけて回転する濾過ドラム
   を、回転自在に軸架し、且つ、切削油投入口と、切削油
   から分離した切粉の投棄部とを形成した切削油投入槽か
   ら成る濾過装置において、胴周にフィルターを巻きつけ
   、両側板に環状回転軸を固定して成る濾過ドラムの環状
   回転軸を、上記構成の切削油投入槽の両壁に固定した環
   状回転軸受に回転自在に軸架して上記環状回転軸と上記
   環状回転軸受とで上記両壁に開放部を形成するとともに
   開放部外側を切削油から分離された油の受槽にのぞませ
   たことを特徴とする濾過装置。