JP2001070309A - 内視鏡用生検鉗子 - Google Patents
内視鏡用生検鉗子Info
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Abstract
滑に作動して鉗子カップを確実に開閉させることができ
る内視鏡用生検鉗子を提供すること。 【解決手段】操作ワイヤ2の先端に設けられたワイヤ状
部材の先端を曲げ戻してループ2aを形成すると共に、
駆動レバー8を形成する部材により駆動レバー8の後端
部分にワイヤ係合部18を形成し、ワイヤ状部材のルー
プ2aを駆動レバー8のワイヤ係合部18に回転自在に
係合させた。
Description
ャンネルに挿通されて体腔内から生検組織標本を採取す
るために用いられる内視鏡用生検鉗子に関する。
された鉗子カップと駆動レバーとがシースの先端側に配
置され、シース内に挿通配置された操作ワイヤを軸線方
向に進退操作することにより駆動レバーが支軸を中心に
回動し、それによって鉗子カップが嘴状に開閉駆動され
るようになっている。
ては、図8に示されるように、図示されていない操作ワ
イヤの先端と駆動レバー8との間に介在するリンク板1
3が、駆動レバー8と並んで配置され、リベット18に
より回動自在な状態に連結されている。7は鉗子カップ
である。
とリンク板13とは、リベット18によりいわゆる片持
ち状態に連結されているので、使用による磨耗やガタつ
き等によって、例えば図9に示されるように、かしいだ
状態になり、リベット18が傾いたり曲がったりして動
きが悪くなってしまう場合が少なくない。そして、最悪
の場合にはリベット18が脱落してしまうこともある。
された駆動レバーが円滑に作動して鉗子カップを確実に
開閉させることができる内視鏡用生検鉗子を提供するこ
とを目的とする。
め、本発明の内視鏡用生検鉗子は、鉗子カップと駆動レ
バーとが一体的に形成されてシースの先端側に配置さ
れ、シース内に挿通配置された操作ワイヤを軸線方向に
進退操作することにより駆動レバーが支軸を中心に回動
し、それによって鉗子カップが嘴状に開閉駆動されるよ
うにした内視鏡用生検鉗子において、操作ワイヤの先端
に設けられたワイヤ状部材の先端を曲げ戻してループを
形成すると共に、駆動レバーを形成する部材により駆動
レバーの後端部分にワイヤ係合部を形成し、ワイヤ状部
材のループを駆動レバーのワイヤ係合部に回転自在に係
合させたものである。
からプレス加工によって形成されていて、ワイヤ係合部
が、駆動レバーの後端部分を支軸と平行な軸線を中心に
してワイヤループ内に緩く入る円筒形状に丸めた形状に
形成されていてもよい。
成する部材を部分的に二重に重ね合わせて形成されてい
てもよく、ワイヤ状部材が、操作ワイヤ自体の先端部分
であってもよい。
態を説明する。図1及び図2は、内視鏡用生検鉗子の先
端部分を示しており、図1は側面断面図、図2は平面断
面図である。ただし、両図共に、少ない図面で構造を説
明できるように、異なる断面を複合して図示してある。
に挿脱される可撓性のシース1は、例えばステンレス鋼
線を一定の径で密着巻きして形成された密着巻コイルパ
イプからなる。
可撓性チューブを被覆したものや、その他の構成をとっ
てもよく、その長さは例えば1〜2.5m程度、直径は
1.5〜3mm程度である。
に操作ワイヤ2が全長にわたって挿通配置されており、
シース1の基端側に連結された操作部(図示せず)から
の操作によって操作ワイヤ2が進退操作される。
イヤ2が例えば四フッ化エチレン樹脂製の一本の可撓性
チューブ21内に並べて通された状態でシース1内に挿
通されており、可撓性チューブ21の先端近傍におい
て、二本の操作ワイヤ2が、相対的な位置ずれ防止をす
るための固着リング22によって一体的に固着されてい
る。
連結されている。この支持本体3は、シース1の先端に
連結される環状連結部31の先側に、コの字状に形成さ
れた支持枠部32が固着されて構成されている。
ス1の先端外周に螺合する螺旋状の凹凸がキャップ状の
部材に形成されて構成され、支持枠部32は、板状の部
材をコの字状に曲げてその開放部分を前方に向け、後端
部分が環状連結部31に固着されている。そして、環状
連結部31と支持枠部32との連結固着部の中心軸線位
置には、操作ワイヤ2が緩く通る貫通孔が形成されてい
る。
の先端近傍)には、軸線方向と直交する向きに支軸受孔
4が貫通して穿設され、そこに支軸5が通されてかしめ
固定されている。
一体に形成された二組の部材がその支軸5に回動自在に
支持されており、一対の鉗子カップ7は、開放面どうし
があい対向した状態で支持本体3より前方に突出した位
置に配置されている。
の溝32a内に可動に収容されている。そして、両端が
支持本体3に保持された支軸5が各駆動レバー8に穿設
された軸孔11に通されていて、駆動レバー8が支軸5
を中心に回動することにより、駆動レバー8と一体に形
成された鉗子カップ7が嘴状に開閉動作をする。図3
は、鉗子カップ7が開いた状態を示している。
テンレス鋼板を素材としてプレス加工によって形成され
ており、図4にその部品単体の斜視図が示され、図2に
は平面断面の一部が示されている。
て柄の短いスプーン状に形成されている。鉗子カップ7
は背部分に孔7aが形成された半長球状であり、開放面
の縁部には刃が形成されている。
9は、V−V断面を示す図5に示されるように略U字状
の断面形状に形成されており、駆動レバー8も境界部分
9と連続した略U字状の断面形状に形成されている。こ
のように、断面形状が略U字状に形成された部分は、そ
の底部が横方向の力に対抗する梁として作用し、優れた
強度を有する。
げ戻されて閉じたループ2aが形成されており、そのル
ープ2aが係合するワイヤ係合部18が駆動レバー8の
後端部に形成されている。
を中心に駆動レバー8の後端部分を形成する部材を円筒
形状に丸めて形成されており、操作ワイヤ2のループ2
aが、ワイヤ係合部18に対して回転自在にワイヤ係合
部18を囲む状態に緩く係合している。図1に示される
ように、ワイヤ係合部18はほぼシース1の外径位置の
前方に位置している。
に隣接する部分に溝孔8aが穿設されて、そこに操作ワ
イヤ2のループ2a部分が通されている。なおワイヤ係
合部18は、図6及び図7に示されるように、大きめに
切り欠いた駆動レバー8の壁部材を、部分的に二重に重
ね合わせて形成してもよい。
元側から進退操作すれば、駆動レバー8が支軸5を中心
に回動して、鉗子カップ7が嘴状に開閉し、使用時に
は、生体の粘膜組織を一組の鉗子カップ7の間に強く挟
み込んで、食いちぎるようにして鉗子カップ7内に採取
することができる。
前方に位置している(即ち、中心軸位置からある程度離
れている)ので、操作ワイヤ2の牽引により鉗子カップ
7に強い閉止力が生じ、組織を強い力で食いちぎること
ができる。
イヤ2の先端部分を係合させた構成であり、操作ワイヤ
2は断面形状が略U字状の駆動レバー8のほぼ中心線位
置に係合するので、駆動レバー8がかしいだり傾いたり
せず円滑に作動し、鉗子カップ7を確実に開閉させるこ
とができる。
るものではなく、例えば、駆動レバー8の後端に係合す
るワイヤは、シース1内に通された操作ワイヤ2の先端
に連結された別部材であってもよく、鉗子カップ7は鰐
口状その他どのような形状であっても差し支えない。
けられたワイヤ状部材の先端を曲げ戻してループを形成
し、駆動レバーの後端部分に駆動レバーを形成する部材
により形成されたワイヤ係合部に、ワイヤ状部材のルー
プを係合させたことにより、鉗子カップと一体に形成さ
れた駆動レバーがかしいだりせず、円滑に作動して鉗子
カップを確実に開閉させることができ、強い閉止力を得
ることができる。
た状態の先端部分の側面複合断面図である。
た状態の先端部分の平面複合断面図である。
た状態の先端部分の側面部分断面図である。
カップと駆動レバーが一体に形成された部材の斜視図で
ある。
カップと駆動レバーとの境界部分の断面図(図4におけ
るV−V断面図)である。
ヤ係合部の変形例の部分断面図である。
ヤ係合部の第2の変形例の部分断面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】鉗子カップと駆動レバーとが一体的に形成
されてシースの先端側に配置され、上記シース内に挿通
配置された操作ワイヤを軸線方向に進退操作することに
より上記駆動レバーが支軸を中心に回動し、それによっ
て上記鉗子カップが嘴状に開閉駆動されるようにした内
視鏡用生検鉗子において、 上記操作ワイヤの先端に設けられたワイヤ状部材の先端
を曲げ戻してループを形成すると共に、上記駆動レバー
を形成する部材により上記駆動レバーの後端部分にワイ
ヤ係合部を形成し、上記ワイヤ状部材のループを上記駆
動レバーのワイヤ係合部に回転自在に係合させたことを
特徴とする内視鏡用生検鉗子。 - 【請求項2】上記鉗子カップと上記駆動レバーとが、板
材からプレス加工によって形成されていて、上記ワイヤ
係合部が、上記駆動レバーの後端部分を上記支軸と平行
な軸線を中心にして上記ワイヤループ内に緩く入る円筒
形状に丸めた形状に形成されている請求項1記載の内視
鏡用生検鉗子。 - 【請求項3】上記ワイヤ係合部が、上記駆動レバーを形
成する部材を部分的に二重に重ね合わせて形成されてい
る請求項2記載の内視鏡用生検鉗子。 - 【請求項4】上記ワイヤ状部材が、上記操作ワイヤ自体
の先端部分である請求項1、2又は3記載の内視鏡用生
検鉗子。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP25514699A JP3650550B2 (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 内視鏡用生検鉗子 |
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DK200001311A DK200001311A (da) | 1999-09-03 | 2000-09-04 | Endoskopisk biopsitang. |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3650550B2 JP3650550B2 (ja) | 2005-05-18 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3650550B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7276066B2 (en) | 2003-10-29 | 2007-10-02 | Pentax Corporation | Medical instrument for endoscope |
JP2009090066A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | River Seiko:Kk | 内視鏡用生検鉗子 |
US8469993B2 (en) | 2003-06-18 | 2013-06-25 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Endoscopic instruments |
US9681857B2 (en) | 2003-06-18 | 2017-06-20 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Endoscopic instruments and methods of manufacture |
US10849642B2 (en) | 2015-12-25 | 2020-12-01 | Kaneka Corporation | Endoscope forceps and method for producing endoscope forceps |
-
1999
- 1999-09-09 JP JP25514699A patent/JP3650550B2/ja not_active Expired - Fee Related
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