JP2001069186A - 移相器及びそれを用いた復調器 - Google Patents

移相器及びそれを用いた復調器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、その位相差が90度となる高周波の
局部発振信号を発生することが可能な移相器及びそれを
用いた復調器を提供することを目的とする。 【解決手段】局部発振器7より、周波数f/nの局部発
振信号を移相器8に送出する。移相器8において、ま
ず、オールパスフィルタ9,10で、位相差90/n°
の2つの発振信号を生成して、この発振信号をそれぞれ
n逓倍器11,12に与える。n逓倍器11,12で、
この発振信号をn逓倍することによって、周波数がf
で、且つ、位相差が90°となるキャリアを発生させ、
ミキサ2,3に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、90°移相器に関
し、特に、デジタル衛星放送受信機に使用されるダイレ
クトコンバージョンチューナの90°移相器及びそれを
用いた復調器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星通信技術の発展に伴い、この
衛星通信技術を用いたデジタル衛星放送が行われてい
る。このデジタル衛星放送用の受信機に用いられるダイ
レクトコンバージョンチューナには、受信信号をベース
バンド信号に直交復調を行う復調器が設けられ、更に、
この復調器には、移相が90°ずれた2つの信号を送出
する移相器が設けられる。この従来使用されている移相
器について、図面を参照して、以下に説明する。
【0003】図7は、従来の移相器を用いた直交復調器
である。図7の直交復調器は、受信信号が入力される入
力端子1と、入力端子1から送出される受信信号よりI
ベースバンド信号を生成するミキサ2と、入力端子1か
ら送出される受信信号よりQベースバンド信号を生成す
るミキサ3と、局部発振器5から送出される局部発振信
号によって90°の位相差を持つ2つの発振信号を発生
する移相器4と、局部発振器5と、ミキサ2からIベー
スバンド信号を出力する出力端子6aと、ミキサ3から
Qベースバンド信号を出力する出力する出力端子6bと
を有する。
【0004】更に、このような復調器において、移相器
4は、図8のように、局部発振信号よりその位相を45
°ずらした発振信号を生成してミキサ2に送出するオー
ルパスフィルタ41と、局部発振信号よりその位相を1
35°ずらした発振信号を生成してミキサ3に送出する
オールパスフィルタ42とから構成される。よって、こ
の移相器4内に設けたオールパスフィルタ41,42よ
り位相差が90°となる2つのキャリアとなる発振信号
が送出される。
【0005】又、オールパスフィルタ41,42は、図
9のような回路素子によって構成される。即ち、npn
型トランジスタQ1,Q2と、このトランジスタQ1,
Q2のコレクタにそれぞれ接続された抵抗RLa,RL
と、トランジスタQ1,Q2のエミッタにそれぞれ接続
された抵抗RKa,RKbと、トランジスタQ1,Q2の
コレクタ・ベース間にそれぞれ接続されたコンデンサC
a,Cbと、抵抗RKa,RKbの接続ノードに接続され
た定電流源43とから構成される。又、抵抗RLa,RL
bの接続ノードには、電源電圧VCCが印加される。
【0006】図9のようなオールパスフィルタによる
と、トランジスタQ1,Q2のベースに入力される入力
信号VINが、トランジスタQ1のコレクタと抵抗RL
との接続ノード及びトランジスタQ2のコレクタと抵抗
Lbとの接続ノードより出力信号VOUTとして出力され
る。今、抵抗RKa,RKb及び抵抗RLa,RLbの抵抗
値をR、コンデンサCa,Cbの容量値をCとすると、
このような回路構成のオールパスフィルタの利得Gvが
(1)式のようになる。よって、入力信号VINと出力信
号VOUTの位相特性が(2)式のようになる。尚、ω
は、入力信号VINの周波数をfとしたとき、2πfで表
される。
【0007】
【数1】
【数2】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】オールパスフィルタの
位相特性が(2)式のように表されるため、このオール
パスフィルタを構成する抵抗の抵抗値Rとコンデンサの
容量値Cとの積CRが、(3)式のようになる。
【0009】
【数3】
【0010】よって、入力信号と出力信号の位相差が4
5°となるオールパスフィルタ41において、周波数が
1[GHz]の局部発振信号が入力されるとき、(3)式
より、CRの値を6.592e-11にする必要がある。このよ
うに高周波の局部発振信号を入力信号とするオールパス
フィルタ41を構成する抵抗の抵抗値R及びコンデンサ
の容量値Cの積が小さくなるため、抵抗値R又は容量値
Cを小さくする必要がある。
【0011】しかしながら、抵抗の抵抗値Rを小さくす
るためには、その抵抗の面積を大きくする必要があると
ともに、この抵抗膜に生じる寄生容量の影響が生じる。
又、コンデンサの容量値Cを小さくすると、オールパス
フィルタ内に設けた配線の浮遊容量の影響が無視できな
くなる。よって、移相器を集積化したとき、処理する信
号の周波数が高くなるほど、その精度が低下する。
【0012】又、このような移相器を用いた復調器にお
いて、入力端子から入力される受信信号の周波数と、局
部発振器から出力される局部発振信号の周波数とを同じ
にするために、信号線や電源やアースからの回り込みに
よって、入力端子側に、局部発振信号の漏れ信号が発生
する。又、逆に、入力される受信信号によって、この受
信信号と同じ周波数の局部発振信号を発生する局部発振
器の動作が不安定になり、局部発振信号の周波数がふら
つくため、復調器より出力されるIベースバンド信号及
びQベースバンド信号の周波数もふらつく恐れがある。
【0013】このような問題を鑑みて、本発明は、その
位相差が90度となる高周波の局部発振信号を発生する
ことが可能な移相器及びそれを用いた復調器を提供する
ことを目的とする。又、本発明の他の目的は、このよう
な移相器を高集積化することを可能とすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の移相器は、f/n(nは自然数)の周波数
の局部発振信号を位相差が90/n度となる2つの信号
に成し、この2つの信号の周波数f/nをそれぞれn逓
倍してfとするとともに、それらの位相差を90度とす
ることを特徴とする。
【0015】このような移相器に、f/2の周波数の局
部発振信号が与えられたとき、該移相器は、この局部発
振信号を位相差が45度となる2つの信号に成し、この
2つの信号の周波数f/2をそれぞれ2逓倍してfとす
るとともに、それらの位相差を90度とする。又、この
ような移相器は、局部発振信号の位相をθ度ずらした第
1信号を生成する第1移相手段と、局部発振信号の位相
を(θ+45)度ずらした第2信号を生成する第2移相
手段と、前記第1移相手段から送出される前記第1信号
を2乗する第1乗算器と、前記第2移相手段から送出さ
れる前記第2信号を2乗する第2乗算器と、から構成さ
れる。
【0016】又、本発明の復調器は、上記のような移相
器と、外部から入力される受信信号に、前記移相器から
出力される2つの信号のうち一方の信号を乗算してIベ
ースバンド信号を出力する第1ミキサと、外部から入力
される受信信号に、前記移相器から出力される2つの信
号のうち他方の信号を乗算してQベースバンド信号を出
力する第2ミキサと、を有することを特徴とする。
【0017】このような復調器において、前記局部発振
信号を生成する局部発振器を電圧制御発振器とするとと
もに、前記移相器より出力される2つの信号のうち1つ
を用いる位相同期ループにより、前記局部発振器を制御
するような構成としても構わない。
【0018】又、前記位相同期ループを、前記位相同期
ループが、前記局部発振器と、前記移相器と、所定の周
波数の基準信号を発振する基準発振器と、前記移相器か
ら与えられる信号が任意の分周率で分周される可変分周
手段と、前記可変分周手段で分周された信号と前記基準
発振器から送出される信号の位相を比較する位相比較手
段と、該位相比較手段から送出される信号のうち、前記
局部発振器を制御するための制御信号を通過させるため
のフィルタと、で構成しても良い。又、前記位相同期ル
ープを、前記局部発振器と、前記移相器と、所定の周波
数の基準信号を発振する基準発振器と、前記移相器から
与えられる信号又は前記基準発振器から与えられる信号
が任意の分周率で分周される可変分周手段と、前記可変
分周手段で分周された信号と前記移相器から送出される
信号の位相を比較する位相比較手段と、該位相比較手段
から送出される信号のうち、前記局部発振器を制御する
ための制御信号を通過させるためのフィルタと、で構成
しても良い。
【0019】更に、前記局部発振器に、低域側の周波数
の局部発振信号を発生する第1局部発振器と、高域側の
周波数の局部発振信号を発生する第2局部発振器と、を
設けて、前記受信信号に同期させるための局部発振信号
をミキサに与えるため、前記第1局部発振器からの局部
発振信号と前記第2局部発振器からの局部発振信号とを
選択する信号選択手段を設けた構成にしても構わない。
【0020】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>本発明の第1
の実施形態について、図面を参照して説明する。図1
は、本実施形態の復調器の内部構成を示すブロック図で
ある。尚、図1に示す復調器において、図7に示す復調
器と同一の目的で使用する部分については、同一の符号
を付してその詳細な説明は省略する。
【0021】図1に示す復調器は、周波数fの受信信号
が入力される入力端子1と、ミキサ2,3と、周波数f
/n(nは自然数)の局部発振信号を発生する局部発振
器7と、周波数f/nの局部発振信号をφ°だけ位相を
ずらして出力するオールパスフィルタ9と、周波数f/
nの局部発振信号を(φ+90/n)°だけ位相をずら
して出力するオールパスフィルタ10と、オールパスフ
ィルタ9,10から出力される発振信号をそれぞれn逓
倍するn逓倍器11,12と、出力端子6a,6bとを
有する。又、オールパスフィルタ9,10及びn逓倍器
11,12によって、移相器8が構成される。尚、本実
施形態で使用されるオールパスフィルタ9,10は、従
来の復調器と同様、図9のような構成のオールバスフィ
ルタである。
【0022】図1のような構成の復調器は、局部発振器
7より出力される周波数f/nの局部発振信号をオール
パスフィルタ9,10のそれぞれに入力することによっ
て、位相がφ°ずれた周波数f/nの発振信号と、位相
が(φ+90/n)°ずれた周波数f/nの発振信号と
がそれぞれ、n逓倍器11,12に送出される。このと
き、オールパスフィルタ9,10から送出される発振信
号の位相差は、90/n°である。そして、n逓倍器1
1,12によって、オールパスフィルタ9,10から送
出される発振信号の周波数が、それぞれn逓倍され、周
波数fのキャリアとしてミキサ2,3に送出される。
【0023】このとき、このn逓倍器11,12によっ
て、オールパスフィルタ9より送出された発振信号の位
相がn×φ°に、又、オールパスフィルタ10より送出
された発振信号の位相がn×(φ+90/n)°にn逓
倍される。よって、移相器8からミキサ2,3に送出さ
れるキャリアの位相差が、90°となる。このように位
相差が90°となるキャリアがそれぞれ、移相器8より
ミキサ2,3に送出され、このキャリアがミキサ2,3
で周波数fの受信信号に乗算されて、Iベースバンド信
号及びQベースバンド信号が出力端子6a,6bより出
力される。
【0024】このように、移相器8内に設けられたオー
ルパスフィルタ9,10には、受信信号の周波数よりも
低い周波数の局部発振信号が入力されるため、このオー
ルパスフィルタ9,10を構成するための抵抗及びコン
デンサそれぞれの抵抗値及び容量値を、従来と比べて大
きくすることができる。又、受信信号と局部発振信号の
周波数が異なるため、それぞれの信号に対して与える影
響を低減することができる。
【0025】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態について、図面を参照して説明する。図2は、本実施
形態の復調器の内部構成を示すブロック図である。尚、
図2に示す復調器において、図1に示す復調器と同一の
目的で使用する部分については、同一の符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。尚、本実施形態は、第1の実
施形態の具体例であり、nを2としたときの実施形態で
ある。即ち、局部発振器7より周波数f/2の局部発振
信号が発生し、又、オールパスフィルタ9,10より送
出される発振信号の位相差が90/2°即ち45°とな
る。
【0026】図2に示す復調器は、入力端子1と、ミキ
サ2,3と、周波数f/2の局部発振信号を発生する局
部発振器7と、オールパスフィルタ9,10と、オール
パスフィルタ9,10からそれぞれ送出される発振信号
を2乗して生成したキャリアをミキサ2,3に送出する
乗算器13,14と、出力端子6a,6bとを有する。
又、オールパスフィルタ9,10及び乗算器13,14
によって、移相器8が構成される。尚、乗算器13,1
4が、第1の実施形態におけるn逓倍器11,12に相
当する。又、オールパスフィルタ9,10によって、局
部発振信号との位相差がそれぞれ67.5°、112.
5°となる発振信号が出力される。
【0027】このような構成の復調器において、入力端
子1に入力される受信信号の周波数を、例えば、1[GH
z]とすると、局部発振信号は、0.5[GHz]となる。
このように、0.5[GHz]の局部発振信号がオールパ
スフィルタ9,10を通して、それぞれ、位相が、6
7.5°、112.5°ずれた発振信号が乗算器13,
14に送出される。この乗算器13,14では、発振信
号が2乗演算されるため、その周波数が2逓倍されて1
[GHz]となるとともに、位相もそれぞれ2逓倍され
て、135°、225°となる。よって、移相器8より
位相差が90°となる周波数1[GHz]のキャリアがミ
キサ2,3に送出され、ミキサ2,3よりIベースバン
ド信号及びQベースバンド信号が出力端子6a,6bを
介して出力される。
【0028】このとき、オールパスフィルタ9,10を
構成する抵抗の抵抗値R及びコンデンサの容量値Cの積
CRの値が、上記の(3)式を用いて求めると、オール
パスフィルタ9が2.127e-10、オールパスフィルタ10
が4.765e-10となる。よって、従来に比べて、CRの値
が大きくなるため、集積化したときの精度の劣化を防ぐ
ことができる。
【0029】<第3の実施形態>本発明の第3の実施形
態について、図面を参照して説明する。図3は、本実施
形態の復調器の内部構成を示すブロック図である。尚、
図3に示す復調器において、図1に示す復調器と同一の
目的で使用する部分については、同一の符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。尚、本実施形態は、第1の実
施形態の復調器に位相同期ループ(PLL:Phase Lock
ed Loop)を用いたものである。
【0030】図3の復調器は、図1の復調器に、オール
パスフィルタ10の発振信号を1/N分周する分周器1
5と、周波数f0の基準信号を発生する基準発振器16
と、基準発振器16から送出される基準信号を1/N’
分周する分周器17と、分周器15,17から送出され
る信号の位相を比較する位相比較器18と、この位相比
較器18から送出される信号より高周波成分を除去する
ローパスフィルタ19とが付加された構成となる。又、
局部発振器7は、電圧制御発振器であり、ローパスフィ
ルタ19より送出される信号によって電圧制御される。
【0031】このとき、局部発振器7、オールパスフィ
ルタ10、分周器15,17、基準発振器16、位相比
較器18、そして、ローパスフィルタ19によってPL
Lが形成される。このように、PLLを形成することに
よって、局部発振器7より周波数がより安定した局部発
振信号を発生させることができる。
【0032】又、このような復調器において、分周器1
5をその分周率を任意に変化させることができる可変の
分周器として、局部発振器7より発生させる局部発振信
号を変化させて、入力端子1に入力される受信信号から
所望の受信信号を選択して直交復調させることができ
る。尚、このように入力端子1に入力される受信信号か
ら所望の受信信号を選択して直交復調させることのでき
る復調器において、分周器17をその分周率を任意に変
化させることができる可変の分周器としても構わない。
【0033】<第4の実施形態>本発明の第4の実施形
態について、図面を参照して説明する。図4は、本実施
形態の復調器の内部構成を示すブロック図である。尚、
図4に示す復調器において、図3に示す復調器と同一の
目的で使用する部分については、同一の符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。尚、本実施形態は、第3の実
施形態と同様、第1の実施形態(図1)の復調器に位相
同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)を用いたも
のである。
【0034】図4に示す復調器は、n逓倍器12から送
出される信号が分周器15に送出される。即ち、局部発
振器7、オールパスフィルタ10、n逓倍器12、分周
器15,17、基準発振器16、位相比較器18、そし
て、ローパスフィルタ19によってPLLが形成され
る。このとき、分周器17の分周率を第3の実施形態と
同様の1/N’とすると、分周器15は、第3の実施形
態と比較したとき、その分周率が1/(n×N)とな
る。又、分周器15の分周率を第3の実施形態と同様の
1/Nとすると、分周器17は、第3の実施形態と比較
したとき、その分周率がn/N’となる。尚、本実施形
態においても、第3の実施形態と同様に、分周器15又
は分周器17の分数率を可変として、入力端子1に入力
される受信信号から所望の受信信号を選択して直交復調
させることができる。
【0035】<第5の実施形態>本発明の第5の実施形
態について、図面を参照して説明する。図5は、本実施
形態の復調器の内部構成を示すブロック図である。尚、
図5に示す復調器において、図1に示す復調器と同一の
目的で使用する部分については、同一の符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
【0036】図5に示す復調器は、局部発振器20,2
1及び切換スイッチ22を設け、受信信号の周波数に応
じて局部発振器20,21から送出される局部発振信号
を、切換スイッチ22で選択して移相器8内のオールパ
スフィルタ9,10に送出する。このような構成にする
ことによって、例えば、局部発振器20が950〜14
50[MHz]の局部発振信号を発生するようにするとと
もに、局部発振器21が1450〜2150[MHz]の
局部発振信号を発生するようにすることができる。
【0037】よって、このとき、950〜1450[MH
z]といった低周波数領域にある受信信号を復調する
際、切換スイッチ22によって局部発振器20からの局
部発振信号が移相器8に送出されるようにし、又、14
50〜2150[MHz]といった高周波数領域にある受
信信号を復調する際、切換スイッチ22によって局部発
振器21からの局部発振信号が移相器8に送出されるよ
うにする事ができる。このような復調器をダイレクトコ
ンバージョンチューナなどに設けることによって、広い
範囲の受信周波数帯域をカバーすることができ、又、発
振器を複数とすることによってその可変範囲を小さくす
ることができるので、発振器の設計が容易になる。
【0038】<第6の実施形態>本発明の第6の実施形
態について、図面を参照して説明する。図6は、本実施
形態の復調器の内部構成を示すブロック図である。尚、
図6に示す復調器において、図3に示す復調器と同一の
目的で使用する部分については、同一の符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
【0039】図6に示す復調器は、第5の実施形態と同
様に、第3の実施形態の復調器(図3)に上記のような
局部発振器20,21及び切換スイッチ22を設けたも
ので、この局部発振器20,21及び切換スイッチ22
の動作は第3の実施形態と同様である。このような復調
器において、分周器15又は分周器17を可変の分周器
としたとき、分周器15又は分周器17の分周率を変化
させるための制御信号を切換スイッチ22に与えてスイ
ッチングすることにより、分周率に応じて局部発振器2
0,21を選択することができる。尚、本実施形態のよ
うな復調器を、第4の実施形態の復調器(図4)に適用
した構成としても良い。
【0040】
【発明の効果】上述したように、本発明の移相器による
と、周波数f/nの局部発振信号を用いて処理した後
に、n逓倍して90度の位相差でかつ周波数fの2つの
信号を出力するため、高精度が要求される位相差を発生
させる回路の動作周波数を下げることができる。よっ
て、この移相器を構成する回路素子における周波数に依
存する定数精度への影響を軽減することができるととも
に、動作周波数の低下に伴い、回路電流の低減を図るこ
とができる。又、このような移相器を用いた復調器によ
ると、局部発振器の局部発振信号の周波数が外部から入
力される受信信号の周波数と異なる。よって、受信端子
への局部発振信号による漏れを適切なフィルタで容易に
抑制することができるとともに、強入力の受信信号によ
る局部発振器の局部発振信号の変動を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の復調器の内部構成を示すブロ
ック図。
【図2】第2の実施形態の復調器の内部構成を示すブロ
ック図。
【図3】第3の実施形態の復調器の内部構成を示すブロ
ック図。
【図4】第4の実施形態の復調器の内部構成を示すブロ
ック図。
【図5】第5の実施形態の復調器の内部構成を示すブロ
ック図。
【図6】第6の実施形態の復調器の内部構成を示すブロ
ック図。
【図7】従来の復調器の内部構成を示すブロック図。
【図8】移相器の内部構成を示すブロック図。
【図9】オールパスフィルタの内部構成を示す回路図。
【符号の説明】
1 入力端子 2,3 ミキサ 4 移相器 5 局部発振器 6a,6b 出力端子 7 局部発振器 8 移相器 9,10 オールパスフィルタ 11,12 n逓倍器 13,14 乗算器 15 分周器 16 基準発振器 17 分周器 18 位相比較器 19 ローパスフィルタ 20,21 局部発振器 22 切換スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 f/n(nは自然数)の周波数の局部発
    振信号を位相差が90/n度となる2つの信号に成し、
    この2つの信号の周波数f/nをそれぞれn逓倍してf
    とするとともに、それらの位相差を90度とすることを
    特徴とする移相器。
  2. 【請求項2】 f/2の周波数の局部発振信号を位相差
    が45度となる2つの信号に成し、この2つの信号の周
    波数f/2をそれぞれ2逓倍してfとするとともに、そ
    れらの位相差を90度とすることを特徴とする移相器。
  3. 【請求項3】 局部発振信号の位相をθ度ずらした第1
    信号を生成する第1移相手段と、 局部発振信号の位相を(θ+45)度ずらした第2信号
    を生成する第2移相手段と、 前記第1移相手段から送出される前記第1信号を2乗す
    る第1乗算器と、 前記第2移相手段から送出される前記第2信号を2乗す
    る第2乗算器と、 を有することを特徴とする請求項2に記載の移相器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    移相器と、 外部から入力される受信信号に、前記移相器から出力さ
    れる2つの信号のうち一方の信号を乗算してIベースバ
    ンド信号を出力する第1ミキサと、 外部から入力される受信信号に、前記移相器から出力さ
    れる2つの信号のうち他方の信号を乗算してQベースバ
    ンド信号を出力する第2ミキサと、 を有することを特徴とする復調器。
  5. 【請求項5】 前記局部発振信号を生成する局部発振器
    が電圧制御発振器であるとともに、 前記移相器より出力される2つの信号のうち1つを用い
    る位相同期ループにより、前記局部発振器を制御するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の復調器。
  6. 【請求項6】 前記位相同期ループが、 前記局部発振器と、 前記移相器と、 所定の周波数の基準信号を発振する基準発振器と、 前記移相器から与えられる信号が任意の分周率で分周さ
    れる可変分周手段と、 前記可変分周手段で分周された信号と前記基準発振器か
    ら送出される信号の位相を比較する位相比較手段と、 該位相比較手段から送出される信号のうち、前記局部発
    振器を制御するための制御信号を通過させるためのフィ
    ルタと、 から構成されること特徴とする請求項5に記載の復調
    器。
  7. 【請求項7】 前記位相同期ループが、 前記局部発振器と、 前記移相器と、 所定の周波数の基準信号を発振する基準発振器と、 前記基準発振器から与えられる信号が任意の分周率で分
    周される可変分周手段と、 前記可変分周手段で分周された信号と前記移相器から送
    出される信号の位相を比較する位相比較手段と、 該位相比較手段から送出される信号のうち、前記局部発
    振器を制御するための制御信号を通過させるためのフィ
    ルタと、 から構成されること特徴とする請求項5に記載の復調
    器。
  8. 【請求項8】 前記局部発振器が、 低域側の周波数の局部発振信号を発生する第1局部発振
    器と、 高域側の周波数の局部発振信号を発生する第2局部発振
    器と、を備え、 前記受信信号に同期させるための局部発振信号をミキサ
    に与えるため、前記第1局部発振器からの局部発振信号
    と前記第2局部発振器からの局部発振信号とを選択する
    信号選択手段が設けられたことを特徴とする請求項4〜
    請求項7のいずれかに記載の復調器。
  9. 【請求項9】 前記局部発振器が、 低域側の周波数の局部発振信号を発生する第1局部発振
    器と、 高域側の周波数の局部発振信号を発生する第2局部発振
    器と、を備え、 前記受信信号に同期させるための局部発振信号をミキサ
    に与えるため、前記第1局部発振器からの局部発振信号
    と前記第2局部発振器からの局部発振信号とを選択する
    信号選択手段が設けられ、 前記可変分周手段の分周率に応じて、前記信号選択手段
    の選択する局部発振信号が決定されることを特徴とする
    請求項6又は請求項7に記載の復調器。
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