JP2001068728A - AlGaInP発光ダイオード - Google Patents

AlGaInP発光ダイオード

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JP2001068728A
JP2001068728A JP23936599A JP23936599A JP2001068728A JP 2001068728 A JP2001068728 A JP 2001068728A JP 23936599 A JP23936599 A JP 23936599A JP 23936599 A JP23936599 A JP 23936599A JP 2001068728 A JP2001068728 A JP 2001068728A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動電流を、外部へ発光を取り出すのに好都合
な領域に配分できる構成を備えたAlGaInPLED
を提供する。 【解決手段】電極直下のLED構成層の領域に選択的に
イオン注入を施し、電流阻止機能を発揮する領域と化
し、併せて、LED構成層上に金属薄膜を敷設して電流
拡散を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電流阻止機能を備えた高輝度
のAlGaInP発光ダイオードに関する。
【0002】
【従来の技術】(AlXGa1-XYIn1-YP(0≦X≦
1、0≦Y≦1)(以下、AlGaInPと略す)多元
混晶にあって、特に、インジウム組成比(=1−Y)を
0.5とする(AlXGa1-X0.5In0.5P(0≦X≦
1)は、砒化ガリウム(GaAs)単結晶と良好な格子
整合性を果たせる利点がある(Appl.Phys.L
ett.,57(27)(1990)、2937〜29
39頁参照)。このため、例えば赤橙系色を出射する発
光ダイオード(LED)或いはレーザーダイオード(L
D)等の発光素子を構成するための結晶層として利用さ
れている(Appl.Phys.Lett.,64(2
1)(1994)、2839〜2841頁参照)。
【0003】従来の、pn接合型のダブルヘテロ(D
H)構造の高輝度AlGaInPLEDにあって、DH
構造発光部の上方には、窓層(ウィンドウ層)を配置す
るのが通例となっている(SPIE、Vol.3002
(1997)、110〜118頁参照)。窓層は、発光
の取り出し効率を向上させるため、発光層からの発光を
吸収し難い、発光に対して透明な禁止帯幅の大きな半導
体材料から構成する必要がある。また、窓層は、発光面
積の拡大を期して、素子動作電流をLEDを構成するI
II−V族化合物半導体結晶層へ広範に拡散する役目も
担う結晶層であるから、出来る限り低抵抗の結晶層から
構成するのが常套である。
【0004】従来技術に於いては、窓層を透明酸化物か
ら構成する例がある。例えば、アメリカ合衆国特許第
5,481,122号の発明に依るAlGaInPLE
Dでは、p形オーミックコンタクト層上に酸化インジウ
ム・錫(indium−tinoxide:略称IT
O)層からなる窓層が配置されている。また、酸化イン
ジウム、酸化錫、酸化亜鉛や酸化マグネシウムからなる
透明被膜を設ける手段が開示されている(特開平11−
17220号公報明細書参照)。
【0005】酸化物結晶の多くは、室温で3eVを越え
る大きな禁止帯幅を有するが故に、発光の外部への取り
出しに優位な窓層を構成できる。一方で、酸化物結晶と
AlGaInPLEDを構成するIII−V族化合物半
導体結晶とでは、良好なオーミック接触性が安定して顕
現されない。このため、LEDの順方向電圧(所謂、V
f)を低減できず、また、均一なVfを得るのに支障を
来している。
【0006】一方で、ITO層を、AlGaInPLE
Dを構成するp形III−V族化合物半導体結晶層の表
面全面に設けた、亜鉛(Zn)若しくは金(Au)・Z
n合金膜を介して設ける技術が開示されている(特開平
11−4020号公報明細書参照)。AlGaInPL
EDを構成する半導体結晶材料に比較すれば、この様な
金属や合金膜は、より導電性に優れる良導体である。従
って、ITO窓層上に敷設された電極から流通される素
子動作電流をAlGaInP発光部に向けて平面的に広
範囲に拡散できる利点がある。
【0007】酸化物窓層側から発光を外部に取り出す方
式のLEDにあって、窓層に設けた電極の下方の領域か
らの発光は、電極に遮蔽されて外部へ効率的に取り出す
ことができない。従って、発光の取り出し方向に設けた
電極の射影領域に流通される動作電流は、外部発光効率
の向上に然したる貢献をせずに浪費されることとなる。
【0008】しかし、特開平11−4020号公報に記
載される従来の発明では、電極との位置関係に拘わら
ず、酸化物窓層の直下の全面に、金属膜が一様に配置さ
れる構成となっている。即ち、電極により発光が遮蔽さ
れる領域に至る迄、素子動作電流を略一様に流通させる
構成となっている。このため、効率的な高輝度化が充分
に果たせ得ないのが問題となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、発光
の外部へ取り出すに好都合であり、且つ、AlGaIn
PLEDを構成するIII−V族化合物半導体結晶層と
の良好なオーミック接合を発現するために透明酸化物層
を含んでなる窓層の直下に金属薄膜を介在させてなるA
lGaInPLEDに於いて、動作電流の電極直下の領
域への流通を阻止する機能を発揮できる構成を提示す
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記の課題を
解決するべく鋭意努力し検討した結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明は、[1]III−V族化合物半導体
結晶層上に、金属薄膜を介して、酸化物を含む窓層と、
電極を有するAlGaInP発光ダイオードにおいて、
III−V族化合物半導体結晶層における電極の射影領
域が、イオン注入されていることを特徴とするAlGa
InP発光ダイオード、[2]III−V族化合物半導
体結晶層がn形層であり、イオン注入されている元素が
アクセプター不純物であり、かつ金属薄膜とは異なる元
素であることを特徴とする[1]に記載のAlGaIn
P発光ダイオード、[3]III−V族化合物半導体結
晶層がp形層であり、イオン注入されている元素がドナ
ー不純物であり、かつ金属薄膜とは異なる元素であるこ
とを特徴とする[1]に記載のAlGaInP発光ダイ
オード、[4]水素または酸素がイオン注入されている
ことを特徴とする[1]〜[3]のいずれか1項に記載
のAlGaInP発光ダイオード、[5]金属薄膜が、
電極の射影領域以外に設けられていることを特徴とする
[1]〜[4]の何れか1項に記載のAlGaInP発
光ダイオード、に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の発光ダイオードは、II
I−V族化合物半導体結晶層上に、金属薄膜を介して、
酸化物を含む窓層と、電極を有する構造をもち、発光部
は(AlXGa1-XYIn1-YP(0≦X≦1、0≦Y≦
1)、好ましくは(AlXGa1-X0 .5In0.5P(0≦
X≦1)から構成される。
【0012】金属薄膜を被着させるIII−V族化合物
半導体構成層にあって、イオン注入を施行する領域は、
酸化物窓層上に配置する電極の垂直方向の、射影領域の
少なくとも表層部とする。イオン注入領域の平面形状
は、上記の電極の底面形状と略相似とするのが望まし
い。また、電極の平面形状の中心と、イオン注入領域の
平面形状とは、略一致させるのが望ましい。例えば、窓
層と接合をなす電極の底面形状が方形であれば、イオン
注入領域も相互に形状中心を略一致させて、尚且つ略相
似の関係にある方形とする。
【0013】金属薄膜を冠し、且つイオン注入領域を備
えたIII−V族化合物半導体構成層は、例えば次の手
段をもって得られる。 (1)公知のパターニング技術を利用して、III−V
族化合物半導体構成層の表面の、電極の射影領域に予
め、不純物イオンを注入した後、構成層の表面に金属薄
膜を冠する手段。 (2)III−V族化合物半導体構成層の表面に金属薄
膜を被着させた後、金属薄膜を除去することなく、電極
の射影領域に相当する領域に選択的にイオン注入を施
す、所謂、スルー(through)イオン注入技術に
依る手段。
【0014】AlGaInPLEDを構成するIII−
V族化合物半導体構成層上に被着させる金属被膜は、I
II−V族化合物半導体結晶に対してオーミック(Oh
mic)接触性をなす金属から構成するのが望ましい。
n形のIII−V族化合物半導体結晶層については、例
えば、ニッケル(Ni)、酸化ニッケル(NiO)、イ
ンジウム(元素記号:In)、Au−ゲルマニウム(G
e)合金、Au−錫(Sn)合金、In−Sn合金から
金属薄膜が構成できる。p形III−V族化合物半導体
結晶層表面上の金属薄膜は、Ni、NiO、Au−Zn
合金、Au−ベリリウム(Be)合金、In−Zn合金
などから好適に構成できる。
【0015】イオン注入領域には、逆に金属薄膜を構成
する以外の元素からなるイオン種を注入する。上記の如
く、イオン注入領域は電極の直下への駆動電流の流通を
阻害するために設けるものであるから、同領域はIII
−V族化合物半導体結晶層に対して非オーミック性とす
る必要があることに依る。従って、n形III−V族化
合物半導体構成層については、In、Sn、Ge以外の
イオンを注入する。特に、n形III−V族化合物半導
体構成層については、第II族元素であるZnやマグネ
シウム(Mg)若しくはBe、または第IV族に属する
炭素(元素記号:C)が好適な注入イオン種である。こ
の様な元素は、III−V族化合物半導体に対してアク
セプター(acceptor)不純物として働くため、
これらの不純物イオンをn形III−V族化合物半導体
構成層に注入することにより、イオン注入領域にpn接
合部を形成できる利点がある。pn接合を内包するイオ
ン注入領域の形成により、電極直下の領域への素子駆動
電流の流通はより確実に遮断される。注入原子を電気的
に活性なアクセプターとして働かせるために、注入後は
活性化アニール(anneal)を施す。C、Be、M
gなどのIII−V族化合物半導体で比較的に拡散し難
い注入原子についてのアニールは大凡、700℃から8
50℃で実施する。易拡散性のZnの活性化アニール
は、より低温の約600℃から約700℃とするのが推
奨される。
【0016】p形のIII−V族化合物半導体構成層に
は、III−V族化合物半導体に対してドナー(don
or)不純物のイオンを注入すれば、pn接合を内包す
るイオン注入領域が形成できる。注入に適するドナーイ
オン種には、珪素(Si)やSn等の第IV族元素、或
いは硫黄(元素記号:S)、セレン(Se)やテルル
(Te)等の第VI族元素のイオンがある。注入するイ
オン種は一種に限定されず、複数のドナー不純物を同時
にイオン注入しても構わない。p形III−V族化合物
半導体構成層にn形不純物をイオン注入した後は、アニ
ールを施し、注入不純物を電気的に活性化させる。Si
の様にIII−V族化合物半導体に於いて拡散定数が小
さいn形不純物についてはアニール温度を大凡、800
℃〜850℃とするのが一般的である。Se、Teなど
の珪素に比較して拡散し易いn形不純物については、ア
ニール温度をより低温の約700℃〜約750℃とする
のが推奨される。
【0017】また、III−V族化合物半導体で深い不
純物準位(deep level)を形成する元素のイ
オンを注入して、高抵抗のイオン注入領域を形成する手
段に依っても電極直下の領域への駆動電流の流入を妨害
するに有効である。高抵抗領域を形成するのに好適なイ
オン種には酸素イオンが例示できる。例えば、n形の砒
化アルミニウム・ガリウム結晶(AlXGa1-XAs:0
≦X≦1)からなるIII−V族化合物半導体構成層に
酸素イオンと同時にZnイオンを注入しても、高抵抗或
いはpn接合を内包するイオン注入領域が構成できる。
【0018】他には、ドナー或いはアクセプター不純物
を電気的に不活性とする水素イオン(プロトン:pro
ton)を注入しても高抵抗のイオン注入領域を形成す
ることができる。水素イオンは上記の様な金属イオンに
比較すれば質量数も小さく且つ原子半径もより小さいた
めに、同一の加速電圧下に於いてIII−V族化合物半
導体結晶層のより深部に注入できる。即ち、水素イオン
はIII−V族化合物半導体結晶層に深層に至る迄、高
抵抗層を形成するに適する注入イオン種である。水素イ
オンの注入後は、上記のn形或いはp形不純物の場合と
は事情が異なり、活性化アニールは実施しないか、或い
は実施するとしても約400℃以下の低温で行う。高温
環境下では、III−V族化合物半導体結晶層から水素
が逸脱するため、高抵抗化が達成出来かねるからであ
る。アルゴン(Ar)等を注入しても高抵抗化は果たせ
るが、原子半径を比較的大とする原子をイオン注入する
手法では、大きな注入損傷を招き、III−V族化合物
半導体構成層の結晶性が悪化するため好適ではない。
【0019】上記の様にイオンを注入して高抵抗領域を
構成するに際し、注入領域の平面積を極端に大きく設定
すると、LED駆動電流が拡散できる面積が減少する。
このため、AlGaInPLEDの高輝度化が充分に達
成できなくなる。電極直下の領域への駆動電流の流通を
阻害するのに都合が良く、且つ高輝度化に支障を来さな
いイオン注入領域の平面積は、電極の底面積に比して約
0.7倍から約1.2倍の範囲である。
【0020】イオン注入領域に注入するイオンの量は、
注入を施すIII−V族化合物半導体結晶層のキャリア
(担体)を電気的に略補償できる量とする。例えば、電
子濃度を約1×1018cm-3とするn形III−V族化
合物半導体結晶層には、約1×1018cm-3或いはそれ
を越える正孔濃度が得られる様に、例えば、Mgイオン
を注入する。正孔濃度はMgイオンの注入量、所謂、ド
ーズ(dose)量の調節により増減できる。また、注
入イオン種を浸透させるIII−V族化合物半導体構成
層表面からの深さは、注入時に於けるイオンの加速電圧
を調節すれば制御できる。加速電圧を変化させて注入す
る、所謂、多段注入手段に依れば、深さ方向に略均一な
キャリア濃度を有するイオン注入層が構成できる。イオ
ンを浸透させる深さを増せば、例えば、高抵抗領域の厚
さが増加する。本発明の場合、高抵抗領域の厚さは、ト
ンネル(tunnel)効果に基づくキャリアの突き抜
けを防止できる約50ナノメータ(nm)以上であれば
充分である。
【0021】酸化物を含む窓層とIII−V族化合物半
導体構成層とのオーミック接触をもたらす金属薄膜は、
同構成層の表面の全面に被着させても構わないが、電極
の下方の、射影領域以外の外周囲に特定して配置する
と、電流を阻止する効果が尚一層のこと発揮される。即
ち、電極直下の射影領域に在るイオン注入領域の周囲の
領域に選択的に敷設する。この金属薄膜の配置方式に依
れば、高抵抗或いはpn接合が構成されているイオン注
入領域に良導体である金属薄膜を介して徒に動作電流が
流入するのがより阻害され、その周囲に優先的に動作電
流を配分できる。
【0022】電極直下の電極の射影領域を除いて、その
領域の外周囲に選択的に金属薄膜を配置するには、
(1)III−V族化合物半導体構成層の表面に金属薄
膜を被着させる、(2)次に、電極の射影領域に相当す
る領域にある金属薄膜を、フォトリソグラフィー技術を
利用して選択的に除去する、(3)次に、開口され露呈
されたIII−V族化合物半導体結晶層の表面にイオン
を注入すれば構成できる。また、(1)予め、電極の射
影領域に限りイオン注入を施し、(2)次に、III−
V族化合物半導体層の表面全面に金属薄膜を被着する、
(3)次に、イオン注入領域に限り、金属薄膜を選択的
に除去する、などの手法により構成できる。金属薄膜を
除去する領域の平面形状は、イオン注入領域のそれと略
相似とする。双方の領域を完全に合致させても良く、双
方の領域が外周縁で数μmの幅で重複、若しくは間隙を
もって配置されていても構わない。
【0023】金属薄膜或いはイオン注入領域上に設ける
窓層は、例えば、酸化亜鉛(ZnO)、酸化錫(化学
式:SnO2)、酸化インジウム(化学式:In
23)、酸化チタン(Ti0、TiO2)、酸化ガリウ
ム(化学式:Ga23)、酸化ニッケル(化学式:Ni
O)、酸化マンガン(化学式:MnO)、酸化銅(化学
式:CuO)等から構成できる。また、ITOなどの複
合酸化物から構成できる。特に、AlGaInP発光層
から出射される赤橙色帯域の発光を充分に透過できる禁
止帯幅にして約2エレクトロンボルト(eV)以上の酸
化物は窓層の構成材料として好ましく利用できる。禁止
帯幅がかくの如く大きく、また、比抵抗にして約1ミリ
オーム・センチメートル(mΩ・cm)或いはそれ以下
の低抵抗率の、導電性の酸化物材料は、LEDの動作電
流を平面的に拡散する電流拡散層を兼用する窓層として
優位に利用できる。
【0024】窓層は、複数の酸化物結晶層を重層させて
も構成できる。屈折率を上方に向けて漸次、小となる様
に屈折率を相違する酸化物からなる結晶層を重層させれ
ば、発光層から出射される発光を透過するにより好都合
な窓層が構成できる。例えば、下層をITO層とし、上
層をガリウム(Ga)が添加されたZnO層とする重層
構造窓層の例がある。
【0025】
【実施例】(実施例1)本実施例では、エピタキシャル
積層構造体20上に、ITOを含む窓層を備えたAlG
aInPLED10を例にして、本発明を詳細に説明す
る。図1は本実施例に係わるLED10の断面模式図で
ある。
【0026】積層構造体20は、Znドープp形GaA
s単結晶基板101、Mgドープp形GaAs緩衝層1
02、Mgドープp形(Al0.7Ga0.30.5In0.5
下部クラッド層103、アンドープ(Al0.2Ga0.8
0.5In0.5P発光層104、及びSiドープn形(Al
0.7Ga0.30.5In0.5P上部クラッド層105から構
成した。エピタキシャル構成層102〜105の各層
は、トリメチルガリウム((CH33Ga)/トリメチ
ルアルミニウム((CH33Al)/トリメチルインジ
ウム((CH33In)/ホスフィン(PH3)系減圧
MO−VPE法により730℃で成長させた。亜鉛のド
ーパント源にはジエチル亜鉛((C25 2Zn)を、
マグネシウムのドーピング源はビス−シクロペンタジエ
ニルMg((C552Mg)を用いた。珪素のドーピ
ング源は、ジシラン(Si26)を約10体積ppmの
濃度で含むシシラン−水素混合ガスとした。
【0027】基板101には、<011>方向に4゜傾
斜したGaAs単結晶を用いた。基板101のキャリア
濃度は約2×1019cm-3で、層厚は約300μmであ
った。GaAs緩衝層102の層厚(d)は1.5μm
とし、キャリア濃度(p)は約2×1018cm-3とし
た。下部クラッド層103はd=3.5μmとし、p=
3×1018cm-3とした。発光層104はd=0.2μ
mとし、キャリア濃度(n)=1×1017cm-3とし
た。上部クラッド層105はd=1μmとし、n=7×
1017cm-3とした。
【0028】公知のフォトリソグラフィー技術を利用し
て、後述の窓層107上の、電極109の射影領域11
1に相当する領域を上部クラッド層105にパターニン
グした。パターニングを施した領域111は、電極10
9の底面形状に相似させた直径約130μmの円形とし
た。然る後、金属薄膜106のパターニングに使用した
フォトレジスト材を冠したままで、電極109の射影領
域111にあたる特定の領域に於いて表面を露呈させた
n形上部クラッド層105にMgイオンを、加速電圧を
200キロボルト(KV)として注入した。ドーズ量は
8.0×1012cm-2に設定した。イオン注入後、表面
を被覆しているフォトレジスト材を剥離し、アルゴン
(Ar)気流中で720℃で30分間に亘り、アニール
を施し、注入したMgイオンをアクセプターとして電気
的に活性化させた。これより、射影領域(=イオン注入
領域)111の内部にpn接合を形成した。
【0029】活性化アニール後、n形(Al0.7
0.30.5In0.5P上部クラッド層105の表面の全
面に、一般的な真空蒸着法によりNiからなる薄膜10
6を被着させた。膜厚は約10nmとした。被着直後の
Ni膜106は灰色であるのが視認された。
【0030】金属薄膜106上には、n形の伝導を呈す
るITO膜からなる窓層107を接合させた。透明導電
性窓層107は、高周波マグネトロンスパッタリング法
により、比抵抗を約9×10-4Ω・cmとするITOか
ら構成した。約300℃で堆積したITO層の厚さは約
0.25μmとした。
【0031】窓層107の表面上には、ITOよりも小
さな屈折率を有する窒化珪素(Si 34)(屈折率約
1.9)からなる絶縁膜を酸化物窓層107の表面保護
膜108として堆積した。窒化珪素保護膜108はモノ
シラン(SiH4)とアンモニア(NH3)を原料とする
公知のプラズマCVD法により被着させた。層厚は約
0.15μmとした。
【0032】p形GaAs基板101の裏面には、Au
−Zn合金(Au98重量%−Zn2重量%)膜を一般
的な真空蒸着法により被着させた。膜厚は約0.5μm
とした。然る後、Ar気流中に於いて430℃で5分
間、アロイング(alloying)処理を施して、p
形オーミック電極110となした。
【0033】アロイ(alloy)処理後にあっては、
上記のNi膜106は脱色され、略透明となるのが視認
された。これは、Ni膜106の上層をなすITO膜1
07に含有される酸素により、Ni膜106が酸化さ
れ、NiO等のニッケル酸化物に変換されたために主に
依ると判断された。
【0034】次に、n形電極109を形成する領域にあ
る窒化珪素保護膜108を公知のフォトリソグラフィー
技術を利用して部分的に除去した。窒化珪素保護膜10
8が除去され、窓層107をなすITO層の表面が露出
された領域には、ITO層に接する下底部109aをチ
タン(Ti)とし、上層部109bをアルミニウム(A
l)とした重層構造のn形電極109を形成した。n形
電極109は、直径を約120μmとする円形電極とし
た。
【0035】n形電極109及びp形オーミック電極1
10間に順方向に20ミリアンペア(mA)の電流を通
流したところ、窓層107の略全面からほぼ一様に赤橙
色の発光が得られた。分光器により測定された発光波長
は約621nmであった。また、発光スペクトルの半値
幅は約19nmであり、単色性に優れる発光が得られ
た。また、金属薄膜106の配備により上部クラッド層
105と窓層107との間のオーミック接合性は良好と
なった。このため、順方向電圧(@20mA)は平均し
て1.94ボルト(V)に低減された。発光強度は約5
4ミリカンデラ(mcd)に到達した。
【0036】(実施例2)実施例1に記載と同一のエピ
タキシャル積層構造体40を使用して、n形上部クラッ
ド層105の表面の特定領域にZnイオンの注入を施し
た後、図2に示すAlGaInPLED30を構成する
場合を例にして本発明を説明する。実施例1の積層構造
体20と同一の構成要素には、同一の符号を付して(図
1参照)、その説明を省略する。
【0037】本実施例では先ず、n形(Al0.7
0.30.5In0.5P上部クラッド層105の表面の全
面に、一般的な真空蒸着法によりNiからなる薄膜10
6を被着させた。膜厚は約10nmとした。被着直後の
Ni膜106は灰色であるのが視認された。次に、窓層
107上の電極109の射影領域111に相当する領域
に在る金属薄膜106を、公知のフォトリソグラフィー
技術を利用して選択的に除去した。Ni膜を除去した領
域111は電極109の底面形状に相似させた直径約1
10μmの円形とした。
【0038】然る後、金属薄膜106のパターニングに
使用したフォトレジスト材を冠したままで、電極109
の射影領域111にあたる特定の領域に於いて表面を露
呈させたn形上部クラッド層105にZnイオンを、加
速電圧を150KVとして注入した。ドーズ量は4.0
×1012cm-2に設定した。イオン注入後、表面を被覆
ているフォトレジスト材を剥離し、Ar気流中で650
℃で20分間に亘り、アニールを施し、注入したZnイ
オンをアクセプターとして電気的に活性化させた。
【0039】活性化アニール後、金属薄膜106上に
は、一般のマグネトロンスパッタリング法を利用してA
lドープのn形酸化亜鉛層(屈折率=2.0)107a
を重層させた。スパッタリング圧力は約0.8Torr
とし、堆積温度は約300℃とした。高周波電力は約1
00Wとし、堆積時間を25分間として約0.25μm
の層厚の酸化亜鉛層107aを得た。酸化亜鉛層107
a上には、化学的に弱耐性のZnO層の保護を主目的と
してITO層107bを堆積した。ITO層107bの
層厚は約0.3μmとした。ITO層107bの比抵抗
は、約2×10-3Ω・cmとした。ZnO層を第1の窓
層構成層107a及びITO層を第2の窓層構成層10
7bとして透明導電性窓層107を構成した。
【0040】窓層107の表面上には、ITOよりも小
さな屈折率を有する二酸化珪素(SiO2)(屈折率約
1.6)からなる絶縁膜を酸化物窓層107の表面保護
膜108として堆積した。窒化珪素保護膜108はモノ
シラン(SiH4)と酸素(O2)を原料とする公知のプ
ラズマCVD法により被着させた。層厚は約0.10μ
mとした。
【0041】p形GaAs基板101の裏面には、Au
−Zn合金(Au98重量%−Zn2重量%)膜を一般
的な真空蒸着法により被着させた。膜厚は約0.5μm
とした。然る後、Ar気流中に於いて430℃で5分
間、アロイング処理を施して、p形オーミック電極11
0となした。
【0042】アロイ処理後にあっては、上記のNi膜1
06は脱色され、略透明となるのが視認された。これ
は、Ni膜106の上層をなすITO膜107に含有さ
れる酸素により、Ni膜106が酸化され、NiO等の
ニッケル酸化物に変換されたために主に依ると判断され
た。
【0043】次に、n形電極109を形成する領域にあ
る二酸化珪素保護膜108を公知のフォトリソグラフィ
ー技術を利用して部分的に除去した。二酸化珪素保護膜
108が除去され、窓層107をなすITO層の表面が
露出された領域には、ITO層に接する下底部109a
をTiとし、上層部109bをAuとした重層構造のn
形電極109を形成した。n形電極109は、直径を約
130μmとする円形電極とした。
【0044】n形電極109及びp形オーミック電極1
10間に順方向に20mAの電流を通流したところ、窓
層107の略全面からほぼ一様に赤橙色の発光が得られ
た。分光器により測定された発光波長は約621nmで
あった。また、発光スペクトルの半値幅は約19nmで
あり、単色性に優れる発光が得られた。また、金属薄膜
106の配備により上部クラッド層105と窓層107
との間のオーミック接合性は良好となった。このため、
順方向電圧(@20mA)は平均して1.94Vに低減
された。発光強度は約54mcdに到達した。
【0045】(実施例3)実施例2に記載のエピタキシ
ャル積層構造体30を構成するn形上部クラッド層10
5の表面の特定領域に水素イオンの注入を施した後、図
2に示すと同様のAlGaInPLEDを構成する場合
を例にして本発明を説明する。
【0046】実施例2に記載のn形上部クラッド層10
5の表面全面に、膜厚を約8nmとするAu−Ge合金
(Au97重量%−Ge3重量%)膜と、膜厚を約2μ
mとしたAu膜とを連続して被着させた。次に、公知の
フォトリソグラフィー技術を利用して、n形電極109
を敷設する領域の直下に限り、上記の重層金属膜を選択
的に除去した。n形電極109が直径を約120μmと
する平面形状を円形とする電極であることに対応して、
金属膜を除去した領域の直径は100μmとする円形と
した。円形のn形電極109の中心と、金属膜を除去す
る領域の中心とは略合致させた。
【0047】次に、金属膜が除去され開口された領域に
露出しているn形上部クラッド層105の表面に水素イ
オン(H+)を注入した。加速電圧は40KVとし、ド
ーズ量は約5×1012cm-2に設定した。水素イオンは
室温で注入し、注入したプロトンの逸脱を避けるため、
注入後の活性化アニールは未実施とした。注入後、水素
イオンの侵入を阻止するために注入領域111以外の外
周囲に敷設したAu・Ge/Au重層金属膜を構成する
上層のAu膜の略全体を除去し、下層のAu・Ge合金
膜のみを本発明に係わる金属薄膜106として残置させ
た。
【0048】金属薄膜106上には、一般のマグネトロ
ンスパッタリング法を利用してAlドープのn形酸化亜
鉛層(屈折率=2.0)107aを重層させた。Alド
ープn形ZnO層は、一般的なマグネトロンスパッッタ
リング法により堆積した。スパッタリング圧力は約1.
0Torrとし、堆積温度は約280℃とした。高周波
電力は約100Wとし、堆積時間を10分間として約
0.10μmの層厚のITO層107bを得た。酸化亜
鉛層107a上には、ITO層107bを堆積した。I
TO層107bの層厚は約0.3μmとした。ITO層
107bの比抵抗は、約7×10-3Ω・cmとした。Z
nO層を第1の窓層構成層107a及びITO層を第2
の窓層構成層107bとして透明導電性窓層107を構
成した。
【0049】ITOからなる第2の窓層構成層107b
上には、窒化珪素からなる保護膜108を冠した。n形
電極109を形成する予定の領域に在る保護層108を
一般的なプラズマエッチング法により選択的に除去し
て、酸化亜鉛層107aの表面を露呈させた後、同領域
に直径を約120μmとするAu円形電極109を設け
た。これより、電極109の射影領域111には、金属
薄膜106を残置せず、n形電極109の周辺領域に限
定して金属薄膜106を配置した構成とした。
【0050】GaAs基板101の裏面の全面には金・
亜鉛合金(Au98重量%−Zn2重量%合金)を真空
蒸着した後、420℃で2分間合金化処理を施してp形
オーミック電極110となした。然る後、一辺を約35
0μmとする略正方形の個別のチップに裁断して図1と
同様のLEDとなした。金属薄膜106をAu−Ge合
金から構成した場合、実施例1のNi膜の場合とは異な
り、p形電極110のアロイ後に於いて特に顕著な脱色
は視認されなかった。
【0051】n形電極109及びp形オーミック電極1
10間に順方向に20mAの電流を通流したところ、金
属薄膜106が敷設されている窓層107の略全面から
ほぼ均等な赤橙色の発光が得られた。分光器により測定
された発光波長は約620nmであった。また、発光ス
ペクトルの半値幅は約18nmであり、単色性に優れる
発光が得られた。順方向電圧(@20mA)は1.95
±0.03Vと低く、且つ均一であった。また、電極1
09の射影領域111を、水素イオンを注入して高抵抗
領域となしたため、素子動作電流をn形電極109の直
下の領域よりも、金属薄膜106が埋設された領域に優
先的に供給できるため、発光強度は約50mcdに到達
した。
【0052】
【発明の効果】本発明の請求項1乃至4に記載の発明に
依れば、透明導電性の酸化物層を含む窓層を備えたAl
GaInPLEDに於いて、LEDを構成するIII−
V族化合物半導体結晶層と電流拡散の役目も果たす透明
導電性酸化物窓層との中間に良好なオーミック接触性を
発現する金属薄膜を配置し、遮蔽されて外部へ発光を取
り出し難い電極直下の領域にイオン注入を施し、その領
域をpn接合領域或いは高抵抗領域と化したので、窓層
上の電極から供給されるLED駆動電流を外部へ発を取
り出すのに容易な領域に優先的に効率的に配分でき、高
輝度のAlGaInPLEDが提供できる。
【0053】また、本発明の請求項5に記載の発明に依
れば、電極直下の領域の、外周囲の領域に限定して良導
性の金属薄膜を配置する一方で、電極直下の領域には、
イオン注入を施して同領域を、電流阻止機能を果たす領
域としたので、より効率的にLEDの動作電流を電極の
射影領域の外周囲に効率的に拡散できるため、高輝度の
AlGaInP発光ダイオ−ドが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に記載のLEDの断面模式図である。
【図2】実施例2に記載のLEDの断面模式図である。
【符号の説明】
10 AlGaInP LED 20 積層構造体 30 AlGaInP LED 40 積層構造体 101 GaAs単結晶基板 102 GaAs緩衝層 103 下部クラッド層 104 発光層 105 上部クラッド層 106 金属薄膜 107 窓層 107a 第1の窓層構成層 107b 第2の窓層構成層 108 保護膜 109 n形電極 109a n形電極下底部 109b n形電極上層部 110 p形オーミック電極 111 電極の射影領域(イオン注入領域)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】III−V族化合物半導体結晶層上に、金
    属薄膜を介して、酸化物を含む窓層と、電極を有するA
    lGaInP発光ダイオードにおいて、III−V族化
    合物半導体結晶層における電極の射影領域が、イオン注
    入されていることを特徴とするAlGaInP発光ダイ
    オード。
  2. 【請求項2】III−V族化合物半導体結晶層がn形層
    であり、イオン注入されている元素がアクセプター不純
    物であり、かつ金属薄膜とは異なる元素であることを特
    徴とする請求項1に記載のAlGaInP発光ダイオー
    ド。
  3. 【請求項3】III−V族化合物半導体結晶層がp形層
    であり、イオン注入されている元素がドナー不純物であ
    り、かつ金属薄膜とは異なる元素であることを特徴とす
    る請求項1に記載のAlGaInP発光ダイオード。
  4. 【請求項4】水素または酸素がイオン注入されているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のA
    lGaInP発光ダイオード。
  5. 【請求項5】金属薄膜が、電極の射影領域以外に設けら
    れていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に
    記載のAlGaInP発光ダイオード。
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