JP2001068123A - 熱電池 - Google Patents

熱電池

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JP2001068123A
JP2001068123A JP24176399A JP24176399A JP2001068123A JP 2001068123 A JP2001068123 A JP 2001068123A JP 24176399 A JP24176399 A JP 24176399A JP 24176399 A JP24176399 A JP 24176399A JP 2001068123 A JP2001068123 A JP 2001068123A
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JP
Japan
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heating element
electrode plate
conductivity
positive electrode
hole
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Pending
Application number
JP24176399A
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English (en)
Inventor
Masahiko Inoue
雅彦 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuasa Corp
Original Assignee
Yuasa Corp
Yuasa Battery Corp
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Publication date
Application filed by Yuasa Corp, Yuasa Battery Corp filed Critical Yuasa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良の発生が低減でき、高率放電特性が改善
できる熱電池を得る。 【解決手段】 素電池1,1’,1”と発熱体2,2’
とが交互に積層された熱電池において、前記発熱体2’
の中央部に貫通孔を設け、この貫通孔に導電性を有する
発熱体15を配してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱電池に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】熱電池は、常温ではその電解質が固体
で、イオン伝導度が零であるため電気エネルギーは取り
出せないが、使用時には電池内に内蔵された発熱体を燃
焼させて前記電解質を溶融させることにより、イオン伝
導度を高めて電気エネルギーを取り出すようにした電池
である。
【0003】このような熱電池は通常20〜30Vの電
圧で使用されることが多いため、2〜3Vの電圧が得ら
れる素電池を複数個直列に接続するとともに、各素電池
間に発熱体を介在させ、短時間に電解質を溶融させて電
気エネルギーが取り出せるような積層構造にしている。
【0004】素電池を複数個直列に接続するには、複数
個の素電池を積層した積層体によるのが一般的である
が、各素電池間に導電性を有した発熱体を介在させる
か、素電池と発熱体との間に集電体を配するかによって
行うことが必要であった。
【0005】上記した発熱体には、ジルコニウムとクロ
ム酸バリウムとを主体とするものや鉄と過塩素酸カリウ
ムとを主体とするものがあり、前者のものは導電性が小
さいという性質があるため、発熱体の上下面に集電体を
配し、その集電体を金属板によって互いに接続すること
によって素電池間を接続する必要があり、後者のものは
導電性を有するという性質があるため、素電池と発熱体
とを直接接触させるだけで素電池間を接続することがで
きる。また、前者のものは単位質量当たりの発熱量が大
きいのに対し、後者のものは単位質量当たりの発熱量が
小さいという性質もある。
【0006】上記したそれぞれの発熱体の性質を生かす
ものとして、特公平5−3111号公報に記載されたも
のがある。すなわち、前記公報に記載されたものは、積
層体の一部に火導孔が設けられ、この火導孔に面する付
近にのみ前述した発熱量の大きい発熱体を用い、他の部
分には前述した導電性を有する発熱体を用いるものであ
る。
【0007】また、特許第2808652号公報に記載
されたものは、鉄と過塩素酸カリウムの混合物からなる
加熱剤とジルコニウムとクロム酸バリウムの混合物から
なる着火パッドを用い、加熱剤と着火パッドとを接触さ
せるとともに着火パッドの寸法を加熱剤の寸法より小さ
い特定の範囲にし、かつその比率が特定の範囲になるよ
うにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した特公平5−3
111号公報に記載されたものは、火導孔に面する付近
に用いた発熱体によって積層体への着火性能は改善でき
るが、2種類の発熱体を一体に成形しているため、それ
ぞれの機械的強度の差に起因する割れなどによる不良が
増加するという問題があった。
【0009】また、上記した特許第2808652号公
報に記載されたものは、着火パッドによって積層体への
着火性能を改善するとともに着火後の燃焼熱によって断
熱材の破損や絶縁破壊を防止するものであるが、当該公
報の図面に記載されたような蓄熱層を設けて長く作動温
度に維持するといったことが必要であり、コスト高にな
るという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、正極板、負極板および電解質からなる素
電池が発熱体を介して複数個積層された積層体を電槽に
収納してなる熱電池において、前記発熱体は上下面に集
電体が配され、かつ中央部に貫通孔が設けられ、この貫
通孔内に導電性を有する発熱体を配したことを特徴とす
るものであり、これにより、中央部に貫通孔を設けた発
熱体と導電性を有する発熱体を別々に成形して配するこ
とができ、それによって機械的強度の差に起因する割れ
などを防止することができるとともに、集電体と導電性
を有する発熱体とによって高率放電を可能にすることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態に係る熱電池の
断面図である。
【0013】図1において、素電池1,1’,1”は、
クロム酸カルシウム、クロム酸鉛などよりなる正極板
3,3’,3”、塩化カリウムと塩化リチウムの共融混
合物、臭化カリウムと臭化リチウムの共融混合物よりな
る電解質4,4’,4”、カルシウム、リチウムなどよ
りなる負極板5,5’,5”からなり、素電池1は最上
部の素電池であり、その正極板3は上面がニッケル、鉄
からなる集電体6を介してジルコニウムとクロム酸バリ
ウムとを主体とした最上部の発熱体2に接するように配
されてなり、素電池1’は中間の素電池であり、その正
極板3’は上面がニッケル、鉄からなる集電体6と最上
部の発熱体2と同じの中間の発熱体2’を介して前記最
上部の素電池1の負極板5に接し、その負極板5’は下
面がニッケル、鉄からなる集電体6と中間の発熱体2’
を介して次の中間の素電池1’の正極板3’に接するよ
うに配されてなり、素電池1”は最下部の素電池であ
り、交互に積層された複数個の中間の素電池1’と複数
個の中間の発熱体2’とを介して、その正極板3”は上
面がニッケル、鉄からなる集電体6と中間の発熱体2’
を介して直上の中間の素電池1’の負極板5’に接し、
その負極板5”は下面がニッケル、鉄からなる集電体6
に接するように配されてなる。
【0014】前述した最上部の発熱体2には、その上面
に点火玉8が配されるとともに、この点火玉8にはこれ
を点火するための点火用端子14がリード線によって接
続されている。
【0015】また、前述した最上部の発熱体2と中間の
発熱体2’とは導火体7により、最外部の発熱体2から
の熱が中間の発熱体2’に伝わるように構成されるとと
もに、前記中間の発熱体2’には中央部に貫通孔が設け
られ、この貫通孔内に導電性を有する発熱体15が配さ
れ、各素電池1,1’,1”間の導電性を高め、電池の
高率放電が可能なようにしている。
【0016】なお、導電性を有する発熱体15は鉄と過
塩素酸カリウムとを主体とするものがよく、ジルコニウ
ムとクロム酸バリウムとを主体とした、最外部の発熱体
2や中央部に貫通孔を設けた発熱体2’とは別々に成形
して配するのがよい。
【0017】また、前述した最上部の素電池1の正極板
3側の集電体6には正極端子12が接続され、最下部の
素電池1”の負極板5”側の集電体6には負極端子13
が接続されている。
【0018】そして、このような素電池と発熱体とから
なる積層体は、積層体からの熱の放散を防止するための
断熱材9によって包囲され、鉄、ステンレスなどよりな
る電槽10内に収納されるとともに、電槽10の上部の
開口部は同材質からなる蓋11に気密溶接されてなる。
【0019】
【発明の効果】上記した如く、本発明の熱電池は、発熱
体の中央部に貫通孔を設け、この貫通孔に導電性を有す
る発熱体を配し、かつ素電池間に集電体を配したことに
より、それぞれの発熱体の機械的強度の差に起因する割
れなどを防止することができ、それによる不良の発生を
低減できるとともに、集電体と導電性を有する発熱体と
によって高率放電特性の改善に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱電池の断面図である。
【符号の説明】
1,1’,1” 素電池 2,2’ 発熱体 3,3’,3” 正極板 4,4’,4” 電解質 5,5’,5” 負極板 6 集電体 7 導火体 9 断熱材 10 電槽 11 蓋 15 導電性を有する発熱体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極板、負極板および電解質からなる素
    電池が発熱体を介して複数個積層された積層体を電槽に
    収納してなる熱電池において、前記発熱体は上下面に集
    電体が配され、かつ中央部に貫通孔が設けられ、この貫
    通孔内に導電性を有する発熱体を配したことを特徴とす
    る熱電池。
JP24176399A 1999-08-27 1999-08-27 熱電池 Pending JP2001068123A (ja)

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