JPH0326911B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0326911B2
JPH0326911B2 JP1202785A JP1202785A JPH0326911B2 JP H0326911 B2 JPH0326911 B2 JP H0326911B2 JP 1202785 A JP1202785 A JP 1202785A JP 1202785 A JP1202785 A JP 1202785A JP H0326911 B2 JPH0326911 B2 JP H0326911B2
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JP
Japan
Prior art keywords
calcium
laminate
battery
electromotive
thermal battery
Prior art date
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Expired
Application number
JP1202785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61171065A (ja
Inventor
Chikayoshi Komada
Nariaki Takatsuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Storage Battery Co Ltd filed Critical Japan Storage Battery Co Ltd
Priority to JP1202785A priority Critical patent/JPS61171065A/ja
Publication of JPS61171065A publication Critical patent/JPS61171065A/ja
Publication of JPH0326911B2 publication Critical patent/JPH0326911B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M6/00Primary cells; Manufacture thereof
    • H01M6/30Deferred-action cells
    • H01M6/36Deferred-action cells containing electrolyte and made operational by physical means, e.g. thermal cells

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は熱電池の改良に関するものである。 [従来の技術] 熱電池とは溶融塩を電解質とする電池で、貯蔵
中電解質が非電導性の固体塩であり、外部に電力
を供給し得ないが、電池に内蔵されている発熱体
を燃焼させることによつて、電解質が熱せられて
電導性良好な溶融状態になり、外部に電力を供給
し得るようになるものである。 このような熱電池は、以下に示す特長を有して
いる。 (1) 電解質が非電導性の固体であるため、貯蔵中
自己放電が皆無であるので、10年以上の貯蔵後
にも製造時と同様の性能を保持している。 (2) 電解質が溶融塩であるので、素電池当りの電
圧は高いが水と反応し易いため電解質に水溶液
を用いる場合使用できなかつたカルシウム、マ
グネシウム等の金属単体を使用でき、電池とし
てコンパクトで大出力放電が可能である。 (3) 電池内に電池作動用の発熱体を備えているた
め、−55℃〜+100℃という広範囲な環境温度下
での使用が可能であり、かつ作動信号印加後瞬
時に電圧を取り出せる。 (4) 振動、衝撃に強い。 上記の如く熱電池は多くの特長を備えており、
ロケツト、ミサイル等の飛翔体用電源あるいは各
種緊急用電源として実用化されている。 ところで、従来のこの種熱電池は第2図に示す
ような構造になつている。第2図において、1は
起電部積層体で、素電池2と発熱体3を交互に積
層して構成され、全体として所定の電圧を供給し
得るように任意の数の素電池を直列に接続して構
成している。4は起電部積層体1の発熱体3を発
火させるための点火玉、5は電池カバー、6は電
池カバー5に配置された出力端子、7は電池カバ
ー5に配置された点火端子である。また出力端子
6と点火端子7は電池カバー5と絶縁ガラス8に
より絶縁されているまた点火端子7はリード線9
を介して点火玉4に接続されており、点火端子7
に所定電流を印加すると、点火玉4が点火する。
また出力端子6はリード線10により起電部積層
体1に接続されている。11および12はアスベ
スト、マイカよりなる断熱体で、起電部積層体1
の上・下部および側部に配置されている。13は
起電部積層体1、断熱体11,12等を収容する
金属ケースである。前記断熱体11,12は起電
部積層体1の保温、固定および金属ケース13と
の絶縁の役目を果すものである。 また上記起電部積層体1を構成している素電池
2は第3図に示すような構造になつている。第3
図において、14は陽極集電板、15は減極剤
層、16は電解質層、17は負極、18は負極集
電板である。 さらに上記のような構造の熱電池においては、
一般に負極としてカルシウム金属、電解質として
塩化カリウムと塩化リチウムの共晶混合物、減極
剤としてクロム酸カルシウム、発熱体としてジル
コニウムとクロム酸バリウムの混合物が用いられ
ている。 しかしながら、上記したような構造の熱電池に
は、二、三の欠点があり、中でも最も大きな問題
は負極であるカルシウムと電解質中のリチウムイ
オンが反応して負極周辺にカルシウム−リチウム
合金を形成し、この合金が低融点で液状であるた
め流出し、隣接している素電池と短絡電橋を形成
し、電池として電圧のフラツキを生じ、最悪の場
合には外部に電力を供給し得ない状態になる。前
記短絡電橋は、あらゆる条件下で発生するもので
ななく、環境温度が高い程、または放電電流が低
い程多く発生し、特に振動を印加した時頻繁に発
生する。 なお、第2図に示した従来の熱電池において
は、起電部積層体1の側部に断熱体12を密着さ
せているが、断熱体12としてはマイカ板もしく
は石綿板が用いられているめに起電部積層体1と
の密着性が良好でなく、よりよく密着させた場合
でも吸液性に乏しいためカルシウム−リチウム合
金の流出による短絡を完全に防ぐことはできなか
つた。 また従来、上記した短絡電橋を防止する方法と
して、素電池の構成の改良および素電池の構造の
改良の2方向について考えられている。この中で
代表的な例を上げると、前者は特公昭52−5963号
公報に記載のように電解質の構成成分中のリチウ
ム濃度を少なくすることによりカルシウム−リチ
ウム合金の形成を防ぐもので、また後者は特公昭
53−32853号公報に記載のように負極周辺を生成
したカルシウム−リチウム合金の流出を防ぐよう
に素電池の形状を変更するものである。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、上記したような短絡電橋防止方法につ
いては次のような欠点がある。 例えば、前者のように電解質構成成分中のリチ
ウム濃度を少なくすると、第4図に示すように電
解質である共晶混合物の共融点を上昇せしめ、電
池の作動温度幅をせばめる欠点があつた。また後
者のように素電池形状をカルシウム−リチウム合
金の流出を防ぐような形状にすると、例えば第5
図に示すように、カルシウムである負極24とク
ロム酸カルシウムと共晶混合物よりなる減極剤層
22を共晶混合物と吸着剤よりなる電解質層23
より小さくし、負極24と減極剤層22の周辺部
にアスベスト等よりなる保護リング26を配置す
ることにより、カルシウム−リチウム合金の流出
を防ぐものであり、構造が複雑となり、部品点数
の増加、製造工数の増加等による製造コストをア
ツプするという欠点があつた。なお、第5図中の
21は陽極集電板、25は負極集電板であり、鉄
またはニツケルよりなる。 本発明は上記したような電池の形状変更により
カルシウム−リチウム合金の流出を防ぐ方法のも
のにおいて、構造が複雑になるといつた欠点を解
消し得るようにした熱電池を提供するものであ
る。 [問題点を解決するための手段] そのために本発明は、熱電池の素電池と発熱体
とを交互に積層した起電部積層体の周囲に配置さ
れる断熱体として吸液性の良好なセラミツクフア
イバー等のバルク状の絶縁物質を用い、かつ該断
熱体を加圧充填することにより前記起電部積層体
と断熱体とを完全に密着状態にして、カルシウム
−リチウム合金の流出を防ぐようにしたものであ
る。 [実施例] 以下、本発明による熱電池をその一実施例を示
す第1図を用いて説明する。 第1図おいて、図中、先に説明した第2図と同
符号のものは同一作用部材であるので、その説明
は省略する。かかる本発明実施例は第2図とほぼ
同じ構成よりなるが、本実施例においては起電部
積層体1の側部に配置される断熱体12として吸
液性の良好なセラミツクフアイバー等のバルク状
のガラス繊維を用い、かつ加圧充填によつて起電
部積層体1に完全に密着させている。即ち、起電
部積層体1を金属ケース13内に挿入した状態
で、起電部積層体1の周囲に断熱体12を加圧充
填して完全に密着させている。 このような本発明実施例においては、断熱体1
2と起電部積層体1とは完全に密着しているた
め、負極周辺で生成したカルシウム−リチウム合
金が流出するようなことがなく、仮にカルシウム
−リチウム合金が流出したとしても断熱体12に
吸収されてしまい、カルシウム−リチウム合金に
よる短絡を防止できる。なお、断熱体12の充填
圧力は50Kg/cm2〜300Kg/cm2で良好な結果を得た。 次に第1図に示す本発明熱電池と第2図に示し
た従来の熱電池の特性を次表に示す。なお、表中
の短絡率とは放電電圧のフラツキを示した電池数
の割合を示すものである。
【表】 上表より明らかなように、振動無印加時におい
ては、従来品では温度が高くなるほど放電電圧の
フラツキを示す電池数、例えば+75℃では100個
のうち35個までが放電電圧のフラツキを示した
が、本発明品では+75℃においても100個のうち
の1個も放電電圧のフラツキを示さなかつた。ま
た振動印加時においては、従来品では50個のうち
の19個までが放電電圧のフラツキを示したが、本
発明品では50個のうの1個も放電電圧のフラツキ
を示さなかつた。このことより本発明においては
従来のものに比してほとんど工数を増大させるこ
となく、振動大あるいは高温温度下・低電流密度
放電下でのカルシウム−リチウム合金流出による
短絡を皆無にできることが判る。 また第2図の従来のものは、起電部積層体1を
組み立てた後、断熱体12を周囲に巻いて金属ケ
ース13に挿入していたが、本発明によると起電
部積層体1を金属ケース13に挿入した後断熱体
12を加圧充填するため、工数が増えることな
く、より製造が容易となつた。また起電部積層体
1は断熱体12により確実に固定されるため、耐
振動性能をも向上することが確認された。 [発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、従来のカル
シウム−リチウム合金流出防止対策を施していな
い熱電池と構造、製造工程等をほとんど変えずに
して、カルシウム−リチウム合金流出による短絡
を防止し得る熱電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明熱電池の一実施例を示す分解斜
視図、第2図はカルシウム−リチウム合金流出防
止対策を施していない従来の熱電池の一例を示す
分解斜視図、第3図は第1図および第2図の熱電
池の素電池の構成を示す縦断面図、第4図は塩化
カリウムと塩化リチウムの相平衡図、第5図はカ
ルシウム−リチウム合金流出防止対策を施した従
来の熱電池の素電池を示す縦断面図である。 1……起電部積層体、12……断熱体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カルシウムを負極とし、電解質にリチウム化
    合物を含む熱電池において、 断熱体12は素電池2と発熱体3とを積層して
    なる起電部積層体1の側部に配置されており、該
    断熱体12の材質は吸液性の良好なセラミツクフ
    アイバー等のバルク状のガラス繊維であり、該断
    熱体12は該起電部積層体1と密着状態にあるこ
    とを特徴とする熱電池。
JP1202785A 1985-01-24 1985-01-24 熱電池 Granted JPS61171065A (ja)

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JP1202785A JPS61171065A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 熱電池

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JP1202785A JPS61171065A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 熱電池

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JP5483779B1 (ja) * 2013-02-15 2014-05-07 防衛省技術研究本部長 熱電池を備えた飛翔体

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