JP2001067990A - レバースイッチの接点構造 - Google Patents

レバースイッチの接点構造

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JP2001067990A
JP2001067990A JP24521399A JP24521399A JP2001067990A JP 2001067990 A JP2001067990 A JP 2001067990A JP 24521399 A JP24521399 A JP 24521399A JP 24521399 A JP24521399 A JP 24521399A JP 2001067990 A JP2001067990 A JP 2001067990A
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Minoru Kubota
実 久保田
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Yazaki Corp
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
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    • B60Q1/1453Hand actuated switches
    • B60Q1/1461Multifunction switches for dimming headlights and controlling additional devices, e.g. for controlling direction indicating lights
    • B60Q1/1469Multifunction switches for dimming headlights and controlling additional devices, e.g. for controlling direction indicating lights controlled by or attached to a single lever, e.g. steering column stalk switches
    • B60Q1/1476Multifunction switches for dimming headlights and controlling additional devices, e.g. for controlling direction indicating lights controlled by or attached to a single lever, e.g. steering column stalk switches comprising switch controlling means located near the free end of the lever, e.g. press buttons, rotatable rings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動接片と固定接片との間の安定した接触を
確保できかつこれらの接点の相互間の接触不良を防止で
きるレバースイッチの接点構造を提供する。 【解決手段】 レバースイッチ1は操作軸3とこの操作
軸3回りに回転自在に設けられた第2の操作環5と接点
構造50とを備えている。接点構造50は操作軸3に固
定された固定接片52と第2の操作環5と連動して回転
する可動接片支持部材53と可動接片としての板ばね5
4などを備えている。可動接片支持部材53は板ばね5
4を支持している。可動接片支持部材53と固定接片5
2との間に第1の隙間61が設けられ可動接片支持部材
53と第2の操作環5との間に第2の隙間62が設けら
れている。第1の隙間61は操作軸3の軸線Pに沿った
第1の距離T1を有している。第2の隙間62は操作軸
3の軸線Pに沿った第2の距離T2を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体としての車
両等のステアリングコラムに取り付けられるレバースイ
ッチに関し、このレバースイッチの可動接片と固定接片
との間の接点構造に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体としての車両には、そのステアリ
ングコラムなどに、照明装置や、ワイパ装置や方向指示
器などの各種の装備品の操作を行うためにレバースイッ
チが取り付けられる。
【0003】この種のレバースイッチは、軸体と、この
軸体回りに回動自在に設けられた操作体と、前記軸体に
固定された固定部材などを備えている。回転部材はこの
回転部材とともに回転する可動接片を備えている。固定
部材は前記可動接片と接触可能な固定接片とを備えてい
る。前記可動接片と固定接片とは、前記操作体が操作さ
れたことを前記軸体の基端側に伝えるための接点構造を
構成している。
【0004】また、前述したレバースイッチは、前記操
作体に節度感を付与する節度機構と、前記可動接片と固
定接片とを互いに近づける方向に付勢する押圧機構など
を備えている。前記節度機構と前記押圧機構とは、とも
に付勢手段としてばねなどを用いてきた。節度機構と押
圧機構それぞれのばねは、前記操作体などを介して可動
接片を、または直接、固定接片に向かって比較的強い付
勢力で付勢している。
【0005】例えば、特開平10−233144号公報
に示されたレバースイッチにおいて、前記可動接片とし
て固定接片上を転動自在なローラを用い、前記押圧機構
として前記ローラを固定接片に向かって付勢するコイル
ばねなどを用いてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レバースイッチは、前記操作体に節度感を付与する節度
機構は、前記操作体が回転操作されて、軸体回りに回転
する動作に連動して、前述したばねが可動接片を固定接
片に向かって付勢する力が変化する。このため、操作体
の回転に連動して、可動接片と固定接片との間の接触圧
力が変化する。したがって、常に安定した可動接片と固
定接片との間の接触を確保することが困難となる傾向と
なっていた。
【0007】また、前記操作体を回転操作することや、
前述した操作体の回転に伴う可動接片と固定接片との間
の接触圧力が変化することや、前記節度機構及び押圧機
構のばねの付勢力などによって、前記可動接片と固定接
片とのうち少なくとも一方が経年変化により、変形し
て、前記可動接片と固定接片との間に接触不良を起こす
恐れがあった。
【0008】したがって、本発明の目的は、可動接片と
固定接片との間の安定した接触を確保でき、これらの接
片の相互間に生じる接触不良を防止できるレバースイッ
チの接点構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明のレバースイ
ッチの接点構造は、軸体とこの軸体回りに回動自在に設
けられた操作体とを備えたレバースイッチにおいて、前
記操作体と連動して回転する可動接片と、前記軸体に固
定されかつ前記可動接片と摺接する固定接片と、を備え
た接点構造であって、前記可動接片を支持するととも
に、前記軸体の軸線に沿って前記操作体と固定接片との
間に、これらの操作体と固定接片それぞれに相対向して
設けられた可動接片支持部材と、前記可動接片支持部材
と前記固定接片との間に設けられかつ前記軸線に沿う第
1の距離を有する第1の隙間と、前記可動接片支持部材
と前記操作体との間に設けられかつ前記軸線に沿う第2
の距離を有する第2の隙間と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0010】請求項2に記載の本発明のレバースイッチ
の接点構造は、請求項1記載のレバースイッチの接点構
造において、前記可動接片支持部材が円環状に形成さ
れ、前記可動接片支持部材の内周側に配されかつ前記軸
体に固定されているとともに前記操作体に前記軸線に沿
って相対向して配された固定部材と、固定部材と操作体
との間に配されかつ前記操作体を固定部材から離れる方
向に付勢する付勢手段と、前記固定部材と前記操作体と
の間に設けられかつ前記軸線に沿う前記第2の距離より
小さな第3の距離を有する第3の隙間と、を備えたこと
を特徴としている。
【0011】請求項3に記載の本発明のレバースイッチ
の接点構造は、請求項2記載のレバースイッチの接点構
造において、前記付勢手段が前記操作体に対し周方向に
沿って位置決めされ、前記固定部材が円環状に形成され
ているとともに、前記固定部材の前記操作体に相対向す
る端部に設けられかつ前記周方向と前記軸線に沿う方向
との双方に対し傾斜したカム面と、前記カム面に当接し
かつこのカム面上を転動可能であるとともに前記付勢手
段によって前記固定部材に向かって付勢された転動体
と、を備えたことを特徴としている。
【0012】請求項4に記載の本発明のレバースイッチ
の接点構造は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか
一項に記載のレバースイッチの接点構造において、前記
操作体が、前記可動接片支持部材に相対向する端部に、
前記可動接片支持部材に向かって突出した第1の凸部
と、前記可動接片支持部材から離れる方向に凹に形成さ
れた第1の凹部と、を備え、前記可動接片支持部材が、
前記操作体に相対向する端部に、前記操作体に向かって
突出した第2の凸部と、前記操作体から離れる方向に凹
に形成された第2の凹部と、を備え、前記第1の凸部が
前記第2の凹部内に侵入しかつ前記第2の凸部が前記第
1の凹部内に侵入した状態で前記操作体と可動接片支持
部材とが互いに連動して前記軸体周りに回転可能に設け
られたことを特徴としている。
【0013】請求項5に記載の本発明のレバースイッチ
の接点構造は、請求項1ないし請求項4のうちいずれか
一項に記載のレバースイッチの接点構造において、前記
可動接片が、前記固定接片と当接するとともに、前記可
動接片支持部材を固定接片から離れる方向に付勢する板
ばねに形成されたことを特徴としている。
【0014】請求項1に記載した本発明のレバースイッ
チの接点構造によれば、操作体と固定接片との間に、可
動接片を支持するとともに前記操作体及び固定接片それ
ぞれと相対向した可動接片支持部材を設けている。そし
て、前記可動接片支持部材と前記固定接片との間には、
軸体の軸線に沿う第1の距離を有する第1の隙間を設
け、前記可動接片支持部材と前記操作体との間には、前
記軸線に沿う第2の距離を有する第2の隙間を設けてい
る。
【0015】このように、可動接片支持部材は、固定接
片と操作体それぞれとの間に隙間を存して、固定接片と
操作体との間に配されている。このため、操作体が固定
接片に向かって押圧されても、可動接片支持部材など介
して可動接片が固定接片に向かって押圧されることが抑
制される。したがって、前記可動接片と固定接片との間
の接触圧力の変化を抑制できる。
【0016】請求項2に記載した本発明のレバースイッ
チの接点構造によれば、操作体が付勢手段によって可動
接片支持部材の内周側に配された固定部材から離れる方
向に付勢されているとともに、前記固定部材が軸体に固
定されている。そして、この固定部材と操作体との間
に、前記軸体の軸線に沿って前記第2の距離より小さな
第3の距離を有する第3の隙間を設けている。
【0017】このため、例えば、回転操作する際に、前
記付勢手段の付勢力に抗して、前記操作体を固定部材即
ち固定接片に向かって押圧しても、前記第3の隙間の第
3の距離の方が第2の隙間の第2の距離より小さいた
め、操作体と固定部材とが互いに接触しても、操作体と
可動接片支持部材とが互いに接触することがない。
【0018】したがって、前記付勢手段の付勢力に抗し
て、前記操作体を固定接片に向かって押圧しても、操作
体が可動接片支持部材など介して可動接片を固定接片に
向かって押圧することが抑制され、前記可動接片と固定
接片との間の接触圧力の変化が抑制される。
【0019】請求項3に記載した本発明のレバースイッ
チの接点構造によれば、付勢手段が操作体に周方向に沿
って位置決めされ、固定部材の端部に周方向と軸線との
双方に対し傾斜したカム面と、このカム面上を転動自在
でかつ前記付勢手段によって固定部材に向かって付勢さ
れた転動体とを備えている。
【0020】このため、操作体は、前記転動体がカム面
に沿って転動して変位した際に、この転動体が最も操作
体から離れた位置に変位するように、付勢手段によっ
て、その回転方向の変位が付勢されることとなる。
【0021】請求項4に記載した本発明のレバースイッ
チの接点構造によれば、操作体が第1の凸部と第1の凹
部とを備え、可動接片保持材が第2の凸部と第2の凹部
とを備え、第1の凸部が第2の凹部内に侵入しかつ第2
の凸部が第1の凹部内に侵入した状態で配されている。
このため、操作体を回転操作すると、可動接片支持部材
を介して可動接片も確実に回転することとなる。
【0022】請求項5に記載した本発明のレバースイッ
チの接点構造によれば、可動接片が、可動接片支持部材
を固定接片から離れる方向に付勢する板ばねに形成され
ている。このため、操作体が、例えば可動接片支持部材
など介して可動接片を固定接片に向かって押圧すること
がより一層抑制され、前記可動接片と固定接片との間の
接触圧力の変化がより一層抑制される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図7を参照して説明する。図1などに示す本発明
の一実施形態に係る接点構造50は、図4ないし図7に
示すレバースイッチ1を構成している。
【0024】図4ないし図7などに示すレバースイッチ
1は、移動体としての車両のステアリングコラムなどの
ステアリングホイールの近傍に取り付けられて、例え
ば、カーラジオやナビゲーションシステム(以下カーナ
ビと呼ぶ)などの各種の装備品の操作を行うために用い
られる。
【0025】レバースイッチ1は、図5ないし図7など
に示すように、基端ケース2と、軸体としての操作軸3
と、第1の操作環4と、操作体としての第2の操作環5
と、操作スイッチ部6と、接点構造50などを備えてい
る。基端ケース2は、図5などに示すように、裏ケース
7と、表ケース8と、操作軸支持部9と、を備えてい
る。
【0026】裏ケース7は、レバースイッチ1がステア
リングコラムなどに取り付けられた際に、外方に相対す
る開口部7aを有する箱状に形成されている。表ケース
8は、前記裏ケース7の開口部7aに相対向する開口部
8aを有する箱状に形成されている。表ケース8は、前
記開口部8aが前記開口部7aを覆うように裏ケース7
に取付られる。
【0027】表ケース8は、前記開口部8aと相対向す
る壁8bに設けられた前記操作軸3が通ることのできる
貫通孔8cと、前記貫通孔8cに沿ってこの貫通孔8c
の内周面から凹に形成された複数の凹溝8d(図6及び
図7に示す)と、を備えている。
【0028】操作軸支持部9は、前記裏ケース7と表ケ
ース8との中に収容される。操作軸支持部9は、表ケー
ス8などに複数のねじ10などによって固定されるベー
ス体11と、複数のスイッチ12と、前記ベース体11
と前記壁8bとの間に配されたスライド部材13と、接
続管14などを備えている。
【0029】ベース体11は、前記表ケース8の壁8b
に相対向しかつこの壁8bに沿って平坦に形成された平
坦面11aと、この平坦面11aの略中央に配された凹
部11bと、を備えている。凹部11bは、平坦面11
aの中央から外方向に向かってそれぞれ延在しかつそれ
ぞれ前記平坦面11aから凹に形成された複数の凹溝1
1cを備えている。凹溝11cは、それぞれの底面が、
前記平坦面11aの中央から外方向に向かうにしたがっ
て、徐々に前記平坦面11aに近づくように傾斜して形
成されている。
【0030】スイッチ12は、それぞれ、ねじ15など
によって前記ベース体11に取り付けられるスイッチ本
体12aと、変位軸12bと、を備えている。変位軸1
2bは、スイッチ本体12aから表ケース7に向かって
突出した状態で配されている。変位軸12bは、スイッ
チ本体12aに対し揺動自在に設けらている。
【0031】スイッチ12は、前述した装備品としての
例えばカーナビなどに電気的に接続している。スイッチ
12は、例えば、操作軸3が基端ケース2に対し揺動操
作されると、前記変位軸12bがスイッチ本体12aに
対して揺動して、前記カーナビなどの装備品に向かって
所望の信号を出力する。
【0032】スライド部材13は、枠状に形成されてい
る。図示例において、スライド部材13は、辺部材13
aを4つ備えた四角形の枠状に形成されている。スライ
ド部材13は、狭持突起13b,13cと、接続管保持
突起13dと、を備えている。狭持突起13b,13c
は、図示例において、二組設けられている。狭持突起1
3b,13cは、それぞれ、前記辺部材13aから外方
向に向かって突出して形成されている。
【0033】一対の狭持突起13b,13cは、互いの
間にスイッチ12の変位軸12bを挟み込む。接続管保
持突起13dは、前記4つの辺部材13aそれぞれから
内方向に向かって突出して形成されている。
【0034】接続管14は、前記スライド部材13と表
ケース8の壁8bとの間に配されている。接続管14
は、円管状に形成されており、その内周側に操作軸3が
挿入される。接続管14は、外方向に向かって突出した
揺動方向ガイド突起14aと、前記スライド部材13側
に位置する端部に設けられた複数の嵌合溝14bと、を
備えている。
【0035】揺動方向ガイド突起14aは、ぞれぞれ、
表ケース8の凹溝8d内に係合する。嵌合溝14bは、
それぞれ前記スライド部材13側に位置する端と、長手
方向に沿った中央部と、に亘って形成されている。嵌合
溝14bには、それぞれ接続管保持突起13dが嵌合す
る。
【0036】また、接続管14には、外方向から取付ピ
ン15がはめ込まれるようになっている。この取付ピン
15は、接続管14内に基端部3aが挿入された操作軸
3が、前記接続管14から抜け出ることを防止する。ま
た、前記接続管14に挿入された操作軸3の基端部3a
には、コイルばね16と、凹溝侵入ピン17などが取り
付けられる。
【0037】コイルばね16は、凹溝侵入ピン17を前
記ベース体11に向かって付勢した状態で、この凹溝侵
入ピン17を操作軸3の基端部3aに保持する。凹溝侵
入ピン17は、前記ベース体11の平坦面11aに設け
られた凹部11b内に侵入した状態で設けられる。
【0038】前述した構成によれば、操作軸支持部9
は、接続管14に操作軸3の基端部3aが取り付けられ
ると、接続管14の揺動方向ガイド突起14aが表ケー
ス8の凹溝8d内に係合しかつ嵌合溝14bに接続管保
持突起13dが嵌合する。さらに、前記凹溝侵入ピン1
7が凹部11b内に侵入するとともに、狭持突起13
b,13cの間に変位軸12bが挟み込まれた状態とな
る。
【0039】前記操作軸3の先端部3bを例えば図4中
の矢印H,Jに沿って運転者などが揺動させようとする
と、図7に示すように、揺動方向ガイド突起14aが表
ケース8の凹溝8dによって案内されて前記操作軸3が
揺動する。前記スライド部材13が前記平坦面11aに
沿って、即ち前記操作軸3の軸線Pに対し直交する方向
に沿ってスライドする。そして、前記狭持突起13b,
13cに挟み込まれた変位軸12bがスイッチ本体12
aに対し揺動して、図示しない前述した装備品に向かっ
て所望の信号を出力する。
【0040】そして、前記操作軸3の揺動操作をやめる
と、前記コイルばね16の弾性復元力によって、前記凹
溝侵入ピン17が凹溝11cの底面に案内されて平坦面
11aの中央に向かって変位する。前記操作軸3が図6
などに示す初期状態に復帰する。
【0041】操作軸3は、軸線Pに沿って略内径が一定
の円管状に形成されている。操作軸3は、前述したよう
に、基端部3aが操作軸支持部9によって支持されて基
端ケース2に取り付けられているとともに、先端部3b
が前記基端ケース2から外方向に向かって突出した状態
で配される。操作軸3の先端部3bには、外周方向に向
かって突出したフランジ部3cが一体に形成されてい
る。
【0042】第1の操作環4は、底部4aと筒部4bと
を有する有底筒状に形成されている。第1の操作環4
は、カバー部材18と、取付部材19とによって、前記
操作軸3回りに回転自在に支持されている。第1の操作
環4は、前記基端ケース2より、前記操作軸3の先端部
3b側に配されている。
【0043】カバー部材18は、操作軸3の外周に固定
される。カバー部材18は、底部18aと筒部18bと
を有した有底筒状に形成されている。カバー部材18
は、底部18aに操作軸3を通し、かつ、この底部18
aが前記表ケース7に相対向した状態で配されている。
カバー部材18はEリング20によって位置決めされて
いる。
【0044】取付部材19は、操作軸3の外周に固定さ
れる。取付部材19は、内筒部19aと、外筒部19b
と、これらの筒部19a,19bを互いに連結する連結
部19cと、を備えている。内筒部19aは、その内側
に操作軸3を通した状態で配されている。内筒部19a
は、カバー部材18の底部18aと間隔を存して配され
ている。外筒部19bは、その外周側に第1の操作環4
の筒部4bを支持する操作環支持部19dを備えてい
る。
【0045】第1の操作環4は、前記底部4aに操作軸
3を貫通させかつこの底部4aを前記カバー部材18の
底部18aと取付部材19の内筒部19aとに挟まれた
状態で設けられている。第1の操作環4は、その筒部4
bの一端部が、前記カバー部材18の筒部18bによっ
て支持されているとともに、筒部4bの他端部が、前記
取付部材19の操作環支持部19cによって支持されて
いる。
【0046】また、第1の操作環4の筒部4bと、取付
部材19の内筒部19a及び連結部19cとの間には、
空間Kが形成されている。この空間Kには、前記第1の
操作環4の軸線P回りの回転変位を検出する検出手段と
してのロータリエンコーダ21が設けられている。
【0047】ロータリエンコーダ21は、例えば、前述
した装備品としてのカーラジオなどと電気的に接続して
いる。ロータリエンコーダ21は、第1の操作環4の回
転変位が例えば10度などの所定の角度となったごと
に、前記装備品としてのカーラジオなどにパルス状の信
号などを出力する。
【0048】また、前記第1の操作環4、カバー部材1
8及び取付部材19は、Eリング20,60によって、
前記軸線Pに沿って変位しないように、位置決めされて
いる。
【0049】第2の操作環5は、筒状に形成されている
とともに、前記操作軸3の先端部3bにこの操作軸3に
対し回転自在に設けられている。第2の操作環5は、後
述するコイルばね24の付勢力に抗してフランジ部3c
から基端部3a側に向かって変位可能に設けられてい
る。
【0050】第2の操作環5は、前記フランジ部3cの
基端部3a寄りでかつ前記操作軸3の外周に設けられる
支持部5aと、前記支持部5aの外周側に設けられかつ
筒状に形成された操作部5bと、を備えている。
【0051】前記操作部5bの操作軸3の先端部3b側
に位置する端部5cには、係止受け部22が設けられて
いる。係止受け部22は、前記操作軸3の先端部3bに
位置する前記操作部5bの端面5dより、前記操作軸3
の基端部3a側に設けられている。係止受け部22は、
前記操作部5bの内径が、前記端面5dから基端部3a
側に向かって段階的に大きくなる段差5eを有してい
る。
【0052】第2の操作環5は、前記操作軸3に取り付
けられた際に、この操作軸3の軸線Pに沿って延在した
孔23を前記支持部5aに複数設けている。孔23は、
第2の操作環5の周方向に沿って互いに等間隔となる位
置に配されている。なお、図示例において孔23は二つ
設けられている。それぞれの孔23は、後述する固定部
材55に相対向する端部が開口している。
【0053】孔23内には、それぞれ、付勢手段として
のコイルばね24と、転動体としての玉25と、が収容
されている。これらのコイルばね24及び玉25は、第
2の操作環5の周方向に沿って、この第2の操作環5に
対し位置決めされている。これらのコイルばね24及び
玉25は、第2の操作環5と一体に操作軸3の軸線P回
りに回転する。
【0054】玉25は、固定部材55に相対向して配さ
れかつこの固定部材55の後述するカム面59a上を転
動自在となっている。また、この玉25の他に転動体と
してころやローラを用いても良い。
【0055】コイルばね24は、前記玉25を操作軸3
の基端部3a側即ち固定部材55に向かって付勢してい
るとともに、第2の操作環5を前記固定部材55から離
れる方向即ち操作軸3の先端部3b側に向かって付勢し
ている。
【0056】前記玉25は、前記コイルばね24によっ
て操作軸3の基端部3a側に付勢されると、前記カム面
59a上を転動して後述するカム凹部59の底59b
(図1に示す)に位置する。このように、玉25がカム
凹部59の底59bに位置した状態が第2の操作環5の
周方向に沿った中立位置N(図4に示す)となる。
【0057】そして、この中立位置Nから前記第2の操
作環5を操作軸3回りに回転すると、前記コイルばね2
4の付勢力に抗して玉25がカム面59a上を前記カム
凹部59から抜け出る方向即ち前記カム面59aに沿っ
て前記第2の操作環5に近づく方向に変位する。
【0058】そして、前記第2の操作環5の回転操作を
解除すると、前記コイルばね24の付勢力によって、前
記玉25がカム凹部59の底59bに位置する前述した
中立位置Nに向かって第2の操作環5が回転する。
【0059】また、前記第2操作環5の前記操作軸3の
基端部3a側に位置する端部5fには、図1などに示す
ように、操作力伝達部26が設けられている。この操作
力伝達部26は、前記第2の操作環5の周方向に沿っ
て、前記孔27の外周に設けられている。
【0060】操作力伝達部26は、図2及び図3に示す
ように、操作軸3の基端部3a側即ち後述する可動接片
支持部材53に向かって突出した第1の凸部27と、前
記基端部3a即ち可動接片支持部材53から離れる方向
に凹に形成された第1の凹部28と、備えている。操作
力伝達部26は、前記第1の凸部27と第1の凹部28
とを、第2の操作環5の周方向に沿って交互に設けてい
る。
【0061】操作スイッチ部6は、前記操作軸3の先端
部3bに取り付けられる。操作スイッチ部6は、前記操
作軸3の先端部3bに、取付部材29と絶縁シート30
などを介して取り付けられる押圧スイッチ31と、この
押圧スイッチ31を、前記操作軸3の先端部3b側から
覆うスイッチカバー32などを備えている。
【0062】押圧スイッチ31は、スイッチ本体31a
と、このスイッチ本体31aから突没自在に設けられた
操作子31bと、を備えている。スイッチ本体31a
は、前記取付部材29と絶縁シート30などを介して、
前記操作軸3の先端部3bに取り付けられる。操作子3
1bは、前記スイッチ本体31aから突出する方向に図
示しなばねなどによって付勢されている。
【0063】押圧スイッチ31は、前記操作子31bが
操作軸3の先端部3b側に向かって突出した状態で、前
記スイッチ本体31aが操作軸3に取り付けられてい
る。押圧スイッチ31は、前述した装備品としての図示
しないカーナビなど電気的に接続している。押圧スイッ
チ31は、操作子31bが押圧操作されると、前記カー
ナビに向かって所望の信号を出力する。
【0064】押圧スイッチ31とスイッチカバー32と
の間には、スイッチホルダ33が設けられている。スイ
ッチホルダ33は、底部33aと、筒部33bとを有す
る有底筒状に形成されている。底部33aには、押圧ス
イッチ31の操作子31bが露出することのできる貫通
孔33cが形成されている。
【0065】スイッチホルダ33は、底部33aが操作
軸3の先端部3b側に位置しかつ前記貫通孔33cを介
して操作子31bが操作軸3の先端部3b側に露出した
状態で、操作軸3の先端部3bに取り付けられる。
【0066】スイッチカバー32は、底部32aと筒部
32bとを有する有底筒状に形成されている。前記筒部
32bは、その外縁に前記係止受け部22の段差5eに
係止可能な係止爪32cが形成されている。係止爪32
cは、前記筒部32bの外縁から外方向に向かって突出
した鉤状に形成されている。
【0067】また、前記底部32aには、前記係止爪3
2cが前記係止受け部22の段差5eに係止した際に、
前記押圧スイッチ31の操作子31bに相対向する凸部
32dが設けられている。凸部32dは、前記底部32
aの内面から前記操作子31bに向かって突出してい
る。前記凸部32dは、前記貫通孔33cを介して前記
スイッチホルダ33内に侵入可能な大きさに形成されて
いる。
【0068】前記スイッチカバー32は、筒部32dの
係止爪32cが前記係止受け部22の段差5eに係止し
かつ前記凸部32dが前記操作子31bに相対向した状
態で、前記操作軸3の先端部3bに取り付けられる。
【0069】また、スイッチカバー32とスイッチホル
ダ33との間には、コイルばね34が設けられている。
このコイルばね34は、前記スイッチカバー32をスイ
ッチホルダ33から離れる方向即ち操作軸3の先端部3
b側に向かって付勢する。
【0070】前述した構成によれば、前記スイッチカバ
ー32をコイルばね34の弾性復元力に抗して、操作軸
3の基端部3a側に向かって押圧すると、前記凸部32
dが貫通孔33cを介してスイッチホルダ33内に侵入
し、操作子31bをスイッチ本体31aに没するよう押
圧する。すると、押圧スイッチ31から前述したカーナ
ビなどに向かって所望の信号を出力する。
【0071】一方、前記スイッチカバー32の押圧操作
を解除すると、操作子31bが図示しないばねの弾性復
元力によってスイッチ本体31aから突出した状態に復
帰するとともに、スイッチカバー32がコイルばね34
の弾性復元力によって凸部32dが操作子31bを没す
る方向に押圧していない状態に復帰する。
【0072】前記接点構造50は、取付部材19の外筒
部19bの内側に設けられている。この接点構造50
は、前記第2の操作環4が回転操作されたか否かを前記
操作軸3の基端部3aまで伝達する。
【0073】接点構造50は、図1などに示すように、
固定接片板51と、固定接片52と、前記第2の操作環
5と連動して回転する可動接片支持部材53と、可動接
片としての板ばね54と、前記操作軸3に固定された固
定部材55などを備えている。
【0074】固定部材55は、円環状に形成されてお
り、その内周側に操作軸3が通った状態で、前記操作軸
3の外周に嵌合するなどして、操作軸3に固定される。
固定部材55は、一端部55aが後述する絶縁シート5
6などと相対向し、かつ他端部55bが第2の操作環5
と相対向した状態で配されている。なお、この他端部5
5bは、本明細書に記した端部となっている。
【0075】固定部材55は、前記一端部55aから他
端部55bに向かうにしたがって、外径が段階的に大き
くなる第1の段差57と、第2の段差58を備えてい
る。第1の段差57より前記一端部55a寄り即ち前記
絶縁シート56側に位置する部分には、外周に固定接片
板51が嵌合するなどして固定される。第2の段差58
は、可動接片支持部材53の後述する支持面53cを当
接させて、この可動接片支持部材53を保持する。
【0076】前記固定部材55は、前記他端部55b
に、カム凹部59を複数形成している。カム凹部59
は、前記他端部55bに位置する端面55cから前記第
2の操作環5から離れる方向に凹に形成されている。カ
ム凹部59は、前記固定部材55が操作軸3に取り付け
られた際にこの操作軸3の軸線P回りに略等間隔となる
位置にそれぞれ配されている。図示例において、カム凹
部59は、二つ設けられている。
【0077】カム凹部59は、それぞれ一対のカム面5
9a,59aによって形成されている。カム面59a,
59aは、それぞれ固定部材5の周方向に沿った方向及
び前記軸線Pに沿った方向との双方に対し傾斜してい
る。前記カム面59a,59aは、互いにカム凹部59
の底59bにおいて互いに連なっているとともに、前記
カム凹部59において、底59bが端面55cから最も
離れるように前述した方向に対して傾斜して形成されて
いる。
【0078】固定接片板51は、円環状に形成されてい
る。固定接片板51は、前記固定部材55の外周に嵌合
するなどして、この固定部材55に固定されている。即
ち、前記固定接片板51は、操作軸3に対し固定されて
いる。
【0079】また、固定接片板51は、固定部材55の
第1の段差57より端部55a寄りの部分に固定されて
いる。固定接片板51は、図6及び図7に示すように、
取付部材19の連結部19cと相対向する。固定接片板
51と、取付部材19の連結部19cとの間には、絶縁
シート56とEリング60などが設けられている。
【0080】固定接片52は、前記固定接片板51の操
作軸3の先端部3b側即ち第2の操作環5に相対向する
端面51aに設けられている。固定接片52は、例え
ば、固定接片板51と同軸的な円弧状に延在した帯に形
成されている。
【0081】固定接片52は、第2の操作環5が前記コ
イルばね24の弾性復元力に抗して軸線P回りに回転操
作されると、前記板ばね54と当接して互いに導通す
る。固定接片52は、前記第2の操作環5がコイルばね
24の弾性復元力によって中立位置Nに復帰すると、板
ばね54と当接せずに互いに導通しない。このように、
固定接片52は、第2の操作環5が回転操作されると、
板ばね54と摺接する。
【0082】可動接片支持部材53は、前記固定部材5
5の外径より大径な内径を有する円環状に形成されてい
る。可動接片支持部材53は、前記第2の操作環5と固
定接片52それぞれと相対向した状態で設けられてい
る。可動接片支持部材53は、前記固定接片52と相対
向する端面53aに、板ばね54を保持している。
【0083】即ち、板ばね54は、前記固定部材55の
外周側でかつ前記軸線Pに沿って前記第2の操作環5と
固定接片52との間に配されている。板ばね54は、前
記可動接片支持部材53の周方向に沿った円弧状に形成
されている。板ばね54は、前記固定接片板51及び固
定接片52と当接すると、前記可動接片支持部材53を
固定接片52から離れる方向に付勢する弾性力を生じ
る。
【0084】板ばね54は、第2の操作環5が前述した
中立位置Nに位置した状態では、前記固定接片52と互
いに接触しない位置に配されている。板ばね54は、第
2の操作環5が図4中の矢印Uまたは矢印Dに沿って回
転操作されると、前記固定接片52と互いに接触して、
この固定接片52と互いに導通する。
【0085】また、前記可動接片支持部材53は、前記
板ばね54が可動接片支持部材53を固定接片52から
離れる方向に付勢すると、前記固定部材55の第2の段
差58に当接する支持面53bを備えている。この支持
面53bは、可動接片支持部材53の径方向に沿って平
坦に形成されている。可動接片支持部材53は、前記板
ばね54の弾性力と、前記第2の段差58とによって、
前記軸線Pに沿って位置決めされている。
【0086】さらに、可動接片支持部材53は、前記第
2の操作環5と相対向する端部53cに、操作力被伝達
部64を設けている。操作力被伝達部64は、可動接片
支持部材53の周方向に沿って形成されている。
【0087】操作力被伝達部64は、図2及び図3に示
すように、操作軸3の先端部3b側即ち第2の操作環5
に向かって突出した第2の凸部65と、前記先端部3b
即ち第2の操作環5から離れる方向に凹に形成された第
2の凹部66と、を備えている。操作力被伝達部64
は、前記第2の凸部65と第2の凹部66とを、可動接
片支持部材53の周方向に沿って交互に設けている。
【0088】前記第2の操作環5と、可動接片支持部材
53とは、前記第1の凸部27が前記第2の凹部66内
に侵入し、前記第2の凸部65が第1の凹部28内に侵
入した状態で、設けられている。そして、前記第2の操
作環5と可動接片支持部材53とは互いに連動して回転
する。
【0089】また、前記接点構造50は、前記板ばね5
4の弾性力及び第2の段差58によって可動接片保持材
53が軸線Pに沿って位置決めされた状態において、第
1の隙間61と、第2の隙間62と、第3の隙間63
と、を備えている。
【0090】第1の隙間61は、可動接片支持部材53
と固定接片52との間に設けられている。第1の隙間6
1は、前記軸線Pに沿った第1の距離T1を有してい
る。第2の隙間62は、前記第1の凸部27の端面と第
2の凹部56の底面との間、及び第2の凸部55の端面
と第1の凹部28の底面との間、即ち、前記可動接片支
持部材53と前記第2の操作環5との間に設けられてい
る。第2の隙間62は、前記軸線Pに沿った第2の距離
T2を有している。
【0091】第3の隙間63は、固定部材55と第2の
操作環5との間に設けられている。第3の隙間63は、
前記第2の距離T2より小さな前記軸線Pに沿った第3
の距離T3を有している。
【0092】前述した構成のレバースイッチ1は、例え
ば、図4中の矢印Mに沿って前記スイッチカバー32を
第2の操作環5の端面5dに没する方向に押圧すると、
前記押圧スイッチ31の操作子31bがスイッチ本体3
1aに没した状態に押圧される。すると、押圧スイッチ
31などから前記カーナビに向かって所望の信号が出力
される。カーナビは、その表示装置に、例えば交通情報
を表示する。
【0093】また、前記第1の操作環4を、図4中の矢
印Sに沿って操作軸3回りに回転すると、ロータリエン
コーダ21が前記第1の操作環4が所定の角度回転する
ごとに、前記カーラジオなどに向かってパルス状の信号
を発する。すると、カーラジオの音量が大きくなったり
小さくなったりする。
【0094】前記第2の操作環5を、前述した中立位置
Nから図4中の矢印Uまたは矢印Dに沿って回転操作す
ると、前記板ばね54と固定接片52とが互いに接触、
導通する。例えば、前記カーラジオの設定周波数などが
増減して、このカーラジオの選局を行う。なお、前記第
2の操作環5の回転操作を解除すると、この第2の操作
環5は、前記コイルばね24などの付勢力によって前述
した中立位置Nに復帰する。
【0095】前記レバースイッチ1全体を、例えば、図
4中の矢印Hに沿って運転者の手前側に操作すると、前
記スイッチ12の変位軸12bがスイッチ本体12aに
対し揺動して、前記カーナビに向かって所望の信号を出
力する。すると、カーナビが、表示装置などに現在位置
を表示する。
【0096】また、前記レバースイッチ1全体を、例え
ば、図4中の矢印Jに沿って上下方向に操作すると、前
記スイッチ12の変位軸12bがスイッチ本体12aに
対し揺動して、前記カーナビに向かって所望の信号を出
力する。すると、カーナビが、表示装置などに表示する
地図情報をより広域なものに切り替えたり、より詳細で
かつ狭域なものに切り替えたりする。
【0097】本実施形態のレバースイッチ1の接点構造
50によれば、第2の操作環5と固定接片52との間に
可動接片支持部材53を設けている。接点構造50は、
軸線Pに沿って第1の距離T1を有する第1の隙間61
を可動接片支持部材53と前記固定接片52との間に設
け、前記軸線Pに沿って第2の距離T2を有する第2の
隙間62を可動接片支持部材53と前記第2の操作環5
との間に設けている。
【0098】可動接片支持部材53など介して、板ばね
54が、固定接片52に向かって押圧されることが防止
される。このため、接点構造50は、第2の操作環5を
回転操作しても、前記板ばね54と固定接片52との間
の接触圧力の変化を抑制できる。したがって、接点構造
50は、板ばね54と固定接片52との間に常に安定し
た接触を確保することができる。
【0099】また、第2の操作環5を回転操作しても、
前記板ばね54と固定接片52との間の接触圧力の変化
を抑制できるので、接点構造50は、経時変化によって
生じる板ばね54及び固定接片52それぞれの変形を抑
制できる。したがって、接点構造50は、板ばね54と
固定接片52との間の接触不良を抑制することができ
る。
【0100】さらに、接点構造50は、可動接片支持部
材53の内周に設けられかつ操作軸3に固定された固定
部材55と、第2の操作環5と、の間に、前記第2の距
離T2より小さな前記軸線Pに沿った第3の距離T3を
有する第3の隙間63を設けている。また、前記第2の
操作環5が固定部材55から離れる方向にコイルばね2
4によって付勢されている。
【0101】このため、第2の操作環5が回転操作され
る際に、第2の操作環5が前記第1の操作環4に向かっ
て押圧されて第2の操作環5と固定部材55とが互いに
接触しても、第2の操作環5と可動接片支持部材53と
が互いに接触することが防止される。したがって、接点
構造50は、前記板ばね54と固定接片52との間の接
触圧力の変化をより抑制でき、板ばね54と固定接片5
2との間に常に安定した接触をより確実に確保できる。
【0102】また、接点構造50は、可動接片として可
動接片支持部材53を固定接片52から離れる方向に付
勢する板ばね54を用いている。このため、可動接片支
持部材53など介して板ばね54が固定接片52に向か
って押圧されても、前記板ばね54が弾性変形する。し
たがって、接点構造50は、板ばね54と固定接片52
との間の接触圧力の変化をより一層抑制できる。
【0103】したがって、接点構造50は、板ばね54
と固定接片52との間に常に安定した接触をより一層確
実に確保できるとともに、板ばね54及び固定接片52
それぞれの経時変化によって生じる変形をより一層抑制
でき、板ばね54と固定接片52との間の接触不良をよ
り一層抑制できる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明によれば、操作体と固定接片との間に配された可動
接片支持部材は、軸体の軸線に沿う第1の距離を有する
第1の隙間を前記固定接片との間に設け、前記軸線の沿
う第2の距離を有する第2の隙間を前記操作体との間に
設けている。
【0105】このため、可動接片が固定接片に向かって
押圧されることが抑制される。前記可動接片と固定接片
との間の接触圧力の変化を抑制できる。したがって、可
動接片と固定接片との間に常に安定した接触を確保する
ことができる。
【0106】また、操作体が回転操作されても、前記可
動接片と固定接片との間の接触圧力の変化が抑制される
ので、可動接片と固定接片とが経時変化によって変形す
ることが抑制される。したがって、可動接片と固定接片
との間の接触不良を抑制することができる。
【0107】請求項2に記載の本発明によれば、可動接
片支持部材の内周側に、操作体との間に、前記軸体の軸
線に沿って前記第2の距離より小さな第3の距離を有す
る第3の隙間を配した固定部材が設けられている。ま
た、操作体が固定部材から離れる方向に付勢手段によっ
て付勢されている。
【0108】このため、操作体と固定部材とが互いに接
触しても、操作体と可動接片支持部材とが互いに接触す
ることがないので、前記可動接片と固定接片との間の接
触圧力の変化がより抑制される。したがって、可動接片
と固定接片との間に常に安定した接触をより確実に確保
することができる。
【0109】また、可動接片と固定接片との間の接触圧
力の変化が抑制されるので、可動接片と固定接片とが経
時変化によって変形することがより抑制される。したが
って、可動接片と固定接片との間の接触不良をより抑制
することができる。
【0110】請求項3に記載の本発明によれば、前述し
た請求項2の効果にくわえ、操作体は、転動体がカム面
に沿って転動して変位した際に、この転動体が最も操作
体から離れた位置に変位するように、付勢手段によっ
て、その回転方向の変位が付勢されることとなる。
【0111】請求項4に記載の本発明によれば、前述し
た請求項の効果にくわえ、操作体が第1の凸部と第1の
凹部とを備え、可動接片保持材が第2の凸部と第2の凹
部とを備え、第1の凸部が第2の凹部内に侵入しかつ第
2の凸部が第1の凹部内に侵入した状態で配されてい
る。このため、操作体を回転操作すると、可動接片支持
部材を介して可動接片が確実に連動して回転することと
なる。
【0112】請求項5に記載の本発明によれば、可動接
片が、可動接片支持部材を固定接片から離れる方向に付
勢する板ばねに形成されている。このため、操作体が、
可動接片支持部材など介して可動接片を固定接片に向か
って押圧することがより一層抑制され、前記可動接片と
固定接片との間の接触圧力の変化がより一層抑制され
る。
【0113】したがって、可動接片と固定接片との間に
常に安定した接触をより一層確実に確保できるととも
に、可動接片と固定接片とが経時変化による変形がより
一層抑制されて、可動接片と固定接片との間の接触不良
をより一層抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るレバースイッチの接
点構造を示す断面図である。
【図2】同実施形態可動接片支持部材と第2の操作環と
を示す斜視図である。
【図3】同実施形態の操作力伝達部と操作力被伝達部と
を周方向に沿って展開して示す平面図である。
【図4】同実施形態の接点構造を備えたレバースイッチ
の外観を示す斜視図である。。
【図5】図4に示されたレバースイッチの分解した状態
を示す斜視図である。
【図6】図4中のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】レバースイッチの操作軸を揺動操作した状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 レバースイッチ 3 操作軸(軸体) 5 第2の操作環(操作体) 5f 端部 24 コイルばね(付勢手段) 25 玉(転動体) 27 第1の凸部 28 第1の凹部 50 接点構造 52 固定接片 53 可動接片支持部材 53c 端部 54 板ばね(可動接片) 55 固定部材 55b 他端部(端部) 59a カム面 61 第1の隙間 62 第2の隙間 63 第3の隙間 65 第2の凸部 66 第2の凹部 T1 第1の距離 T2 第2の距離 T3 第3の距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸体とこの軸体回りに回動自在に設けら
    れた操作体とを備えたレバースイッチにおいて、前記操
    作体と連動して回転する可動接片と、前記軸体に固定さ
    れかつ前記可動接片と摺接する固定接片と、を備えた接
    点構造であって、 前記可動接片を支持するとともに、前記軸体の軸線に沿
    って前記操作体と固定接片との間に、これらの操作体と
    固定接片それぞれに相対向して設けられた可動接片支持
    部材と、 前記可動接片支持部材と前記固定接片との間に設けられ
    かつ前記軸線に沿う第1の距離を有する第1の隙間と、 前記可動接片支持部材と前記操作体との間に設けられか
    つ前記軸線に沿う第2の距離を有する第2の隙間と、 を備えたことを特徴とするレバースイッチの接点構造。
  2. 【請求項2】 前記可動接片支持部材が円環状に形成さ
    れ、 前記可動接片支持部材の内周側に配されかつ前記軸体に
    固定されているとともに前記操作体に前記軸線に沿って
    相対向して配された固定部材と、 固定部材と操作体との間に配されかつ前記操作体を固定
    部材から離れる方向に付勢する付勢手段と、 前記固定部材と前記操作体との間に設けられかつ前記軸
    線に沿う前記第2の距離より小さな第3の距離を有する
    第3の隙間と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載のレバースイッ
    チの接点構造。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段が前記操作体に対し周方向
    に沿って位置決めされ、 前記固定部材が円環状に形成されているとともに、 前記固定部材の前記操作体に相対向する端部に設けられ
    かつ前記周方向と前記軸線に沿う方向との双方に対し傾
    斜したカム面と、 前記カム面に当接しかつこのカム面上を転動可能である
    とともに前記付勢手段によって前記固定部材に向かって
    付勢された転動体と、を備えたことを特徴とする請求項
    2記載のレバースイッチの接点構造。
  4. 【請求項4】 前記操作体が、前記可動接片支持部材に
    相対向する端部に、前記可動接片支持部材に向かって突
    出した第1の凸部と、前記可動接片支持部材から離れる
    方向に凹に形成された第1の凹部と、を備え、 前記可動接片支持部材が、前記操作体に相対向する端部
    に、前記操作体に向かって突出した第2の凸部と、前記
    操作体から離れる方向に凹に形成された第2の凹部と、
    を備え、 前記第1の凸部が前記第2の凹部内に侵入しかつ前記第
    2の凸部が前記第1の凹部内に侵入した状態で前記操作
    体と可動接片支持部材とが互いに連動して前記軸体周り
    に回転可能に設けられたことを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のうちいずれか一項に記載のレバースイッチ
    の接点構造。
  5. 【請求項5】 前記可動接片が、前記固定接片と当接す
    るとともに、前記可動接片支持部材を固定接片から離れ
    る方向に付勢する板ばねに形成されたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項に記載のレ
    バースイッチの接点構造。
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