JP2001067407A - ワークフロー導入効果算出方法 - Google Patents

ワークフロー導入効果算出方法

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JP2001067407A
JP2001067407A JP24102599A JP24102599A JP2001067407A JP 2001067407 A JP2001067407 A JP 2001067407A JP 24102599 A JP24102599 A JP 24102599A JP 24102599 A JP24102599 A JP 24102599A JP 2001067407 A JP2001067407 A JP 2001067407A
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Michiko Ooba
みち子 大場
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークフローを業務改革ツールとして利用する
際に、業務改革を実施する前に業務改革後の効果を算出
し、評価することを可能とすこと。 【解決手段】ワークフローを利用した業務改革コンサル
ティングにおいて、ワークフローシステムの導入実績デ
ータを管理する実績データ管理手段と上記導入実績デー
タを多変量解析技法を用いて分析し、ワークフロー導入
の効果を算出する算出式を作成するデータ分析手段とワ
ークフローシステム化する業務の現行業務の情報および
導入後の見通しデータを含む評価データを上記推定する
モデルに適用し、ワークフロー導入後の効果を推定する
効果算出手段を有することを特徴とするワークフロー導
入効果算出方法および装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークフローを利
用した業務改革コンサルティング業務に係わり、業務改
革の効果をワークフロー導入前に計算する方法および装
置に係わる。
【0002】
【従来の技術】業務改革を実現するための有力な手段の
一つとしてワークフローが注目を集め,このワークフロ
ーを実現するワークフロー管理システムが多数製品化さ
れ,普及しはじめている。ワークフローは,ある目的を
達成するための業務の流れであり,複数の処理プロセス
(以下,単にプロセスと呼ぶ)からなる。その流れに沿
って処理されるべき処理単位を案件と呼び,案件はネッ
トワークを通じて各プロセスを処理する作業者に送付さ
れ,作業者は自分に送付された案件に対し処理を行う。
この業務の流れを定義,管理,制御するものがワークフ
ロー管理システムである。
【0003】ワークフロー導入の1つの目的は,業務改
革(Business Process Re-engineering)である。BPRの実
現には,部門の枠を超えた効率化をするため,業務改革
の必要性を企業のトップや関係する部門に理解してもら
う必要がある。また,業務改革の投資効果を上げるため
には,もっとも導入効果が見込める業務をワークフロー
システム化することが望ましい。
【0004】ワークフローシステムの導入の効果とし
て,(1) 処理時間(ターンアラウンドタイム)の削減、
(2) 業務の標準化、(3) ペーパーレス化、(4) 業務管理
の効率化、(5) システム変更の容易化等が挙げられる。
これらの導入効果のうち処理時間の計算は担当者の予測
に基づいて行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】担当者の予測に基づい
た処理時間の計算では必ずしも正確な処理時間の算出が
行えず、予測の精度は担当者の経験に依存するという問
題がある。
【0006】処理時間の削減量は,ワークフロー導入前
の処理時間と導入後の処理時間の差から定量的に算出で
きる。しかし,BPRの投資効果を事前に判定するた
め,これを導入前に計算できる事が望まれる。
【0007】本発明の目的は、ワークフローを導入する
際に、事前に導入後の効果を計算し、評価することを可
能とする手段を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ワークフローシステムの導入実績データを管理する
実績データ管理手段と上記導入実績データを多変量解析
技法を用いて分析し、ワークフロー導入の効果を計算す
る算出式を作成するデータ分析手段とワークフローシス
テム化する業務の現行業務の情報および導入後の見通し
データを含む評価データを上記算出式に適用し、ワーク
フロー導入後の効果を算出する効果算出手段を設けるこ
とによって達成される。
【0009】上記導入実績データが質的な値の場合、多
変量解析技法として数量化Ι類を適用することによって
達成される。
【0010】一方、上記導入実績データが数値の場合、
多変量解析技法として重回帰分析を適用することによっ
て達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。
【0012】図11は、本発明における一実施例である
ワークフロー導入効果算出装置を利用したシステムの構
成を示すものである。本実施例では、ネットワーク11
03で接続されたワークフロー導入効果算出装置110
1と入出力用の端末1から端末nの少なくとも一台以上
の端末1102から成る。本実施例では、ネットワーク
で接続されたクライアント・サーバシステムで利用する
形態で実現した例を示したが、一台の計算機に割当てた
スタンドアロンシステムでもよい。
【0013】図1は図11に記載のワークフロー導入効
果算出装置1101の第一の実施例を表す機能ブロック
図であり、計算時に組み込まれたプログラムとして実現
することも可能である。さらに本実施例で示した方式を
実現するプログラムはCD−ROM,F/D等の記録媒
体として提供することや、電話回線や、インターネット
等の通信手段で提供することも考えられる。ワークフロ
ー導入効果算出装置1101は、端末1102の入力を
受けて、ワークフロー導入効果算出装置1101の全体
制御を実行する全体制御部100、ワークフローシステ
ムの各種実績データを格納する実績データ格納部10
2、実績データ102のデータを入力、編集するデータ
メンテナンス部101、実績データ格納部102のデー
タを多変量解析パッケージ109を起動し、数量化Ι類
にて分析し、ワークフローシステムの導入による効果の
算出式を計算し、その結果を分析結果格納部104およ
びに算出式格納部105に格納するデータ分析部10
3、効果評価用データ格納部107に格納されたワーク
フローシステム導入後の効果を計算するための評価用デ
ータに基づいて、算出式格納部105の式を適用し、そ
の結果を効果予測結果格納部108に格納する効果推定
部106から成る。
【0014】図2は、実績データ格納部102のデータ
構造を示す図である。実績データ格納部102は、ワー
クフローシステムの導入効果の実績データを格納し、導
入事例のシーケンシャルなケースNo.201、ワーク
フローシステムの導入効果に影響をあたえる少なくとも
1つ以上の要素をもつアイテム202、ワークフローシ
ステムの導入効果のデータである効果203から成る。
本実施例では、アイテム202としてワークフローシス
テム化時のプロセス数の削減やプロセスの並列化に基づ
くプロセス改善度204、ワークフローシステム導入前
の業務の実施形態を表す改善前実施形態205、プロセ
スのノード数やユーザ数を基準とする業務規模を表す規
模206を例に説明する。また、各アイテムの値は、本
実施例では以下のような定性的な値として定義する。プ
ロセス改善度は、業務改善前のプロセス数のノードと業
務改善後のプロセスのノード数によるプロセス削減率P
によって、プロセス改善度を大、中、小の3つのカテゴ
リに分類定義する。例えば、50%以上を大、30%〜
40%を中、40%未満を小にする。改善前実施形態2
05は、業務改善前の業務実施形態が紙ベースか計算機
を利用したシステムか、紙と計算機の混在かの3つのカ
テゴリに分類定義する。規模206は、例えばワークフ
ローシステム導入前のプロセスの数を基準として、プロ
セス数が15以上を大、10〜14を中、9以下を小と
いうように3つのカテゴリに定義する。なお、これらは
あくまで基準として、各導入事例の内容を総合的に判断
して、入力者が補正するものとする。
【0015】効果203は、本実施例ではワークフロー
システムにある作業が投入され処理が開始してから終了
するまでの処理時間(ターンアラウンドタイム:TA
T)を基準とし、ワークフロー導入前の処理時間を改善
前TAT207、ワークフロー導入後の処理時間を改善
後TAT208とし、それぞれ日数を単位とし、導入効
果をあらわす処理時間削減率(%)をTAT削減率20
9とし、(改善前TAT−改善後TAT)*100/改
善前TATで定義する。
【0016】図3は分析結果格納部104のデータ構造
を表す図であり、実績データ格納部102のデータを数
量化Ι類で分析した結果を格納し、各アイテムに対する
結果301、算出式の定数項302、算出式と実績デー
タとの相関を表わす重相関係数(R)303、重相関係
数(R)の2乗で計算される算出式の元データ(実績デ
ータ)へのあてはまり具合を表わす寄与率(R)30
4から成る。各アイテムに対する結果301は、アイテ
ム3011、各アイテムのカテゴリ3012、各カテゴ
リに対する数量化Ι類で分析した結果のカテゴリスコア
3013、レンジ3014、偏相関係数3015から成
る。ここで、多変量解析パッケージ109を用いて、数
量化Ι類による分析を実施すると、カテゴリスコア30
13、レンジ3014、偏相関係数3015、定数項3
02、重相関係数303、寄与率304が算出される。
ここで、導入効果の算出式は、カテゴリスコア3013
と定数項からなり、カテゴリスコア3013は、各アイ
テムの各カテゴリに対するパラメータの係数で、定数項
302は、算出式の定数である。
【0017】これらの分析方法は、例えば、文献「圓川
隆夫:多変量のデータ解析, 朝倉書店(1988)」に記載さ
れている。
【0018】図4は、TAT削減率を計算する算出式を
格納する算出式格納部105のデータ構造である。図3
に示す分析結果格納部104のようなデータの場合、下
記の前提条件に従うと、図4のような計算式となる。
【0019】本実施例では、TAT削減率に影響を与え
る要素としてプロセス改善度,業務改善前の実施形態,
業務規模をアイテムとし,アイテムjを以下のように定
義する。
【0020】j=1:プロセス改善度 j=2:改善前業務実施形態 j=3:業務規模 アイテムjのカテゴリー(範囲)kは,以下の通りとす
る。
【0021】 j=1(k=1:小,k=2:中,k=3:大) j=2(k=1:紙,k=2:紙・計算機システム混在,k
=3:計算機システム) j=3(k=1:小規模,k=2:中規模,k=3:大規
模) 図4において、 x jkは、以下のように定義される。
【0022】x jk =1…ケースのアイテムjがカテゴ
リkに属するとき x jk =0…そうでないとき。
【0023】図5は、効果評価用データ格納部107の
データ構造を表す図である。ワークフロー導入後の効果
であるTAT削減率を算出するために対象となる業務の
評価データを格納し、アイテム501と各アイテムに対
する評価データの値502を格納する。図5の場合、評
価するワークフロー化予定の業務は、プロセス改善度は
中、改善前業務実施形態は紙ベース、規模は中規模とい
う値である。
【0024】図6は、効果予測結果格納部108のデー
タ構造を表す図で、効果推定部106で出た結果を格納
する。
【0025】次にワークフロー導入効果算出装置110
1の各部の機能について説明する。
【0026】全体制御部100の動作を図7を用いて説
明する。
【0027】全体制御部100は、端末1102からユ
ーザ指示を受けて動作する。全体制御部100は開始す
ると、ユーザからの指示がデータメンテナンス指示かど
うかを判定し(ステップ701)、データメンテナンス
指示の場合、データメンテナンス部101を起動し(7
02)、ステップ707の処理をする。ステップ701
でデータメンテナンス指示でない場合、データ分析指示
かどうかを判定し(ステップ703)、データ分析指示
の場合、データ分析部103を起動し(704)、ステ
ップ707の処理をする。ステップ703でデータ分析
指示でない場合、効果推定指示かどうかを判定し(ステ
ップ705)、効果推定指示の場合、効果推定部106
を起動し(706)、ステップ707の処理をする。ス
テップ705で効果推定指示でない場合、あるいは、ス
テップ702,704,706の終了後、終了指示かど
うかを判定し(ステップ707)、終了指示の場合終了
する。ステップ707で終了指示でない場合、ステップ
701の処理に戻る。
【0028】データメンテナンス部101は、実績デー
タ格納部102の内容を端末1102に表示し、ユーザ
からの入力により実績データ格納部102の内容を追
加、編集する。
【0029】データ分析部103の動作を図8を用いて
説明する。
【0030】データ分析部103は、実績データ格納部
102の内容を読込む(ステップ801)。ステップ8
01で入力した内容を多変量解析パッケージ109を起
動し、数量化Ι類を適用して分析する(ステップ80
2)。ステップ802の分析結果を分析結果格納部10
4に格納し、端末1102に表示する(ステップ80
3)。また、分析結果格納部104の値を元に、導入効
果を計算する算出式を算出式格納部105に格納し、端
末1102に表示して終了する(ステップ803)。
【0031】ステップ802における多変量解析パッケ
ージ109は数量化Ι類の分析機能を含む市販パッケー
ジが利用できる。
【0032】効果推定部106の動作を図9を用いて説
明する。
【0033】効果推定部106は、端末1102より、
効果評価用データの入力を受け、効果評価用データ格納
部107に格納する(ステップ901)。次に算出式格
納部105の算出式を読込む(ステップ902)。読込
んだ算出式に効果評価用データ格納部107の内容を適
用し、効果の予測値(TAT削減率)を計算し、効果予
測結果格納部108に格納する(ステップ903)。次
に効果予測結果格納部108の内容を端末1102に表
示する(ステップ904)。図9の例では、プロセス改
善度が“中”の場合、アイテムj=1で, k=2で、 x
12 =1となる。同様に改善前業務形態“紙”は、 x
21 =1,業務規模“中”は、x 32 =1となり、その他
の変数は0となる。
【0034】従って、効果は以下の通りとなる。
【0035】Red=−4.5*0−4.7*1+2
5.7*0+4.3*1−9,0*0−10.8*0+
0.3*0−1.8*1+4.0*0+54.2=52
(%) 本実施例によれば、数項目の質的データを入力するだけ
で、ワークフロー導入前に導入後の効果を計算すること
ができるようになるという効果がある。また、複数業務
のワークフロー化を予定している場合、業務改革の効果
を事前に評価できるため、業務改革の効果が高い業務か
ら順にワークフロー化する優先度付けが可能になるとい
う効果がある。
【0036】図10は、図1のワークフロー導入効果算
出装置1101に対する第二の実施例を表す機能ブロッ
ク図である。ワークフロー導入効果算出装置1101
は、端末1102の入力を受けて、ワークフロー導入効
果算出装置1101の全体制御を実行する全体制御部1
000、ワークフローシステムの各種実績データと実績
データの分析結果を評価するための評価値を格納する実
績・評価値データ格納部1002、実績・評価値データ
格納部1002のデータを入力、編集するデータメンテ
ナンス部1001、実績・評価値データ格納部1002
の実績データを数量化Ι類にて分析・評価し、ワークフ
ローシステムの導入による効果の算出式を算出し、その
結果を分析結果格納部1004およびに算出式格納部1
05に格納するデータ分析・評価部1003、効果評価
用データ格納部107に格納されたワークフローシステ
ム導入後の効果を予測するための評価用データに基づい
て、算出式格納部105の式を適用し、その結果を効果
予測結果格納部108に格納する効果推定部106から
成る。
【0037】第二の実施例において、算出式格納部10
5、効果推定部106、効果評価用データ格納部10
7、効果予測結果格納部108は、図1に示した第一の
実施例と同様の内容であり、第一の実施例と異なる機能
ブロックのみを説明する。
【0038】図13に実績・評価値データ格納部100
2のデータ構造を示す。実績・評価値データ格納部10
02は、図2の実績データ格納部1002の内容の他に
データ分析結果において分析した結果、アイテムとして
効果に影響を与えているか否かを判断する評価値データ
である偏相関係数評価値1301を格納する。本実施例
では、偏相関係数の値によって、各アイテムが効果に影
響を与える因子であるか否かを判定することとする。レ
ンジによる評価の方法もある。
【0039】分析結果格納部1004は、各アイテムの
分析結果1400、定数項302、重相関係数303、
寄与率304、算出式の適合度合いを判断するための残
差1700からなり、定数項302、重相関係数30
3、寄与率304は、第一の実施例の図3と同様であ
る。
【0040】図14は分析結果格納部1004のデータ
構造の一部を示す図であり、図3の各アイテムの分析結
果301に対して、1401〜1405は、図3の内容
と同じであり、各アイテムの影響度を評価した結果を格
納する結果フラグ1406を追加したものである。評価
フラグ1406には、アイテムの影響度が高い場合、
“OK”を格納し、影響度が低い場合、“NG”を格納
する。
【0041】図17は分析結果格納部1004のデータ
構造の一部を示す図であり、算出式の適合度合いを判断
するための残差1700のデータ構造である。
【0042】残差1700は、実績データ格納部102
のケースNo.201に対応するケースNo.170
1、実績データ格納部102のTAT削減率209に対
応する実績値1702、実績データ格納部102のアイ
テム202のデータを算出式105に入力して算出した
算出式適用値1703、算出式適用値1703から実績
値1702を引き算した残差1704からなる。
【0043】全体制御部1000は、図7の全体制御部
100のフローにおいて、ユーザよりデータ分析指示を
受けるとデータ分析・評価部1003を起動する。その
他の処理は、図7の処理と同様である。
【0044】データメンテナンス部1001は、実績・
評価値データ格納部1002の内容を端末1102に表
示し、ユーザからの入力により実績・評価値データ格納
部102の内容を追加、編集する。
【0045】データ分析・評価部1003の動作を図1
2のフローチャート用いて説明する。
【0046】データ分析・評価部1003は、実績・評
価値データ格納部1002の内容を読込み、アイテム毎
の分析結果データの評価フラグ1406をすべて“O
K”とする(ステップ1201)。次に、評価値フラグ
1406が“OK”となっているすべてのアイテムに対
して、多変量解析パッケージ109を起動して、数量化
Ι類を適用して分析する(ステップ1202)。ステッ
プ1202の分析結果を分析結果格納部1004に格納
する(ステップ1203)。つぎに、各アイテムの偏相
関係数1405を1つづつ読込む(ステップ120
4)。次にステップ1204で取出した偏相関係数より
偏相関係数評価値1301が小さいかいなかを判断し
(ステップ1205)、小さい場合は、評価値フラグ1
406に“NG”を格納し、ステップ1207の判定を
実行する(ステップ1206)。ステップ1205で取
出した偏相関係数より偏相関係数評価値1301が大き
い場合は、未評価のアイテムの偏相関係数があるかを判
定し(ステップ1207)、未評価のアイテムがあれ
ば、ステップ1204の処理に戻る。ステップ1207
ですべてのアイテムに関して評価済みであれば、評価フ
ラグ1406の“OK”のアイテム数をカウントし、
“OK”の格納されているアイテムの数が1以上か否か
を判定する(ステップ1208)。ステップ1208で
“OK”の数が0であれば、端末1102にエラーを表
示して終了する(1209)。ステップ1208で“O
K”の数が1以上であれば、評価フラブ1406に“O
K”が格納されているアイテムだけを対象に数量化Ι類
を適用して分析する(ステップ1210)。ステップ1
210の分析結果と効果の算出式を分析結果格納部10
04に格納し、端末1102に表示して終了する(ステ
ップ803)。なお、ステップ1209でエラーが表示
された場合、推定誤差は大きくなるが、データメンテナ
ンス部1001により偏相関係数評価値1301の値を
低くすることにより、算出式を算出できるようになる。
【0047】上記実施例では、すべての場合に、各アイ
テムに対する偏相関係数に基づいて算出式の評価を実施
したが、重相関係数303あるいは寄与率304に対す
る評価データを予め定義しておき、重相関係数303あ
るいは寄与率304が評価データより悪かった場合に算
出式の評価を実施することも可能である。また、残差1
700の残差の平均に対する評価データを予め定義して
おき、評価データより悪い残差の平均だった場合に算出
式の評価を実施することも可能である。
【0048】本実施例によれば、算出式全体の精度を評
価してから、各アイテム毎の影響度を評価するため、算
出式全体としての精度が高ければ、毎回、各アイテム毎
の評価を実施しなくてもよいため、処理が単純化され、
処理速度が速くなるという効果がある。
【0049】さらに、残差1704に対して、残差の許
可範囲、例えば、±5.0等、を予め設定しておき、許
可範囲を外れたケースNo.のデータを効果算出のため
の導入実績データから削除して、再度、データ分析部1
03あるいはデータ分析・評価部1003を起動して、
算出式を決定することも可能である。
【0050】本実施例によれば、効果算出式に悪影響を
与えている導入実績データを排除することができ、算出
式の精度が高まるという効果がある。
【0051】さらに、算出式の評価結果としてレンジ1
404、偏相関係数1405、重相関係数303、寄与
率304、残差1700に対して、予め各評価データを
設定し、各データと評価データを対比して端末1102
に表示することも可能である。また、評価の基準となる
文章を格納しておき、ともに端末1102に表示するこ
とも可能である。
【0052】本実施例によれば、算出式の精度や適合度
を把握できるようになり、カテゴリの分類やアイテムの
選択に誤りがないかどうかを容易に判断できるようにな
るという効果がある。
【0053】図15は、端末1102に表示されるワー
クフロー導入効果算出画面の一例である。1501は、
導入効果を予測するシステム名および顧客名を入力する
エリアであり、保存する場合は効果用データ格納部10
7に格納する。1502は、導入効果を算出するための
評価データを入力するエリアであり、本実施例では、各
評価データを選択できるようにしてある。1502のデ
ータは、効果用データ格納部107に格納される。15
02のエリアにデータを入力後、1503の効果算出ボ
タン1502を選択すると、効果推定部106が起動さ
れ、1504のエリアに導入後の効果が表示される。終
了ボタン1505を選択すると導入効果算出画面の処理
が終了する。
【0054】図16は、導入実績データとして数値を利
用する場合の端末1102に表示されるワークフロー導
入効果算出画面の一例であり、図15の1502のエリ
アの入力方法を変えたものである。
【0055】本実施例によれば、効果に対する影響度の
低いアイテムを自動的に分析の対象からはずし、より精
度の高い導入効果の算出が可能となるという効果があ
る。
【0056】本実施例では、業務の処理時間削減率を効
果の指標としたが、処理人員の削減率やペーパレス化に
対応する紙の削減率等、ワークフローシステムの導入効
果として数値化できるものはすべて対象とすることが可
能である。これにより、多面的に業務改革の効果を判定
することができるという効果がある。
【0057】本実施例では、導入実績データに質的なデ
ータを用いたが、数値データを用いることも可能であ
る。この場合、数量化Ι類に変えて、多変量解析技法の
うち、重回帰分析を適用する。導入実績データに数値デ
ータを利用することより、より正確な算出式のモデルを
作成することができ、効果予測精度を高めることができ
るという効果がある。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、ワークフローを業務改
革ツールとして利用する際に、業務改革を実施する前に
業務改革後の効果を算出し、評価することが可能となる
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワークフロー導入効果算出装置1101の第一
の実施例の機能ブロック図である。
【図2】ワークフロー導入効果算出装置1101の機能
ブロック図である。
【図3】分析結果格納部104のデータ構造を示す図で
ある。
【図4】算出式格納部105のデータ構造を示す図であ
る。
【図5】効果評価用データ格納部107のデータ構造を
示す図である。
【図6】効果予測結果格納部108のデータ構造を示す
図である。
【図7】全体制御部100の動作フローチャートであ
る。
【図8】データ分析部103の動作フローチャートであ
る。
【図9】効果推定部106の動作フローチャートであ
る。
【図10】ワークフロー導入効果算出装置1101の第
二の実施例の機能ブロック図である。
【図11】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図12】データ分析・評価部1003の動作フローチ
ャートである。
【図13】実績・評価データ格納部1002のデータ構
造を示す図である。
【図14】分析結果格納部1004のデータ構造を示す
図である。
【図15】端末1102で表示される一画面例を示す図
である。
【図16】端末1102で表示される一画面例を示す図
である。
【図17】分析結果格納部1004のデータ構造の例を
示す図である。
【符号の説明】
100…全体制御部 101…データメンテナンス部 102…実績データ格納部 103…データ分析部 104…分析結果格納部 105…算出式格納部 106…効果推定部 107…効果評価用データ格納部 108…効果予測結果格納部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークフロー導入効果算出方法において、
    ワークフローシステムの導入実績データを管理する実績
    データ管理手段と上記導入実績データを分析し、ワーク
    フロー導入の効果を計算する算出式を作成するデータ分
    析手段とワークフローシステム化する業務の現行業務の
    情報および導入後の見通しデータを含む評価データを上
    記算出式に適用し、ワークフロー導入後の効果を算出す
    る効果推定手段を有することを特徴とするワークフロー
    導入効果算出方法。
  2. 【請求項2】請求項1のワークフロー導入効果算出方法
    において、導入後の効果に影響を与える要素を上記導入
    実績データに含み、上記要素と効果との関係を多変量解
    析を用いて分析することを特徴とするワークフロー導入
    効果算出方法。
  3. 【請求項3】請求項2のワークフロー導入効果算出方法
    において、上記導入実績データが質的な値の場合、多変
    量解析技法として数量化Ι類を適用する事を特徴とする
    ワークフロー導入効果算出方法。
  4. 【請求項4】請求項2のワークフロー導入効果算出方法
    において、上記導入実績データが数値の場合、多変量解
    析技法として重回帰分析を用いることを特徴とするワー
    クフロー導入効果算出方法。
  5. 【請求項5】ワークフロー導入効果算出方法において、
    ワークフローシステムの導入実績データを管理する実績
    データ管理手段と上記導入実績データを多変量解析技法
    を用いて分析し、ワークフロー導入の効果を計算する算
    出式を作成するデータ分析手段と上記算出式を評価する
    ための算出式評価手段とワークフローシステム化する業
    務の現行業務の情報および導入後の見通しデータを含む
    評価データを上記算出式に適用し、ワークフロー導入後
    の効果を算出することを特徴とするワークフロー導入効
    果算出方法。
  6. 【請求項6】請求項5のワークフロー導入効果算出方法
    において、導入後の効果に影響を与える要素を上記導入
    実績データに含み、上記要素と効果との関係を多変量解
    析を用いて分析することを特徴とするワークフロー導入
    効果算出方法。
  7. 【請求項7】請求項5のワークフロー導入効果算出方法
    において、算出式を評価した結果、評価基準を満足しな
    い場合、導入効果の要因から削除することを特徴とする
    ワークフロー導入効果算出方法。
  8. 【請求項8】請求項5のワークフロー導入効果算出方法
    において、導入後の効果に影響を与える要素を上記導入
    実績データに含み、上記要素に基づいて多変量解析を適
    用することを特徴とするワークフロー導入効果算出方
    法。
  9. 【請求項9】請求項5のワークフロー導入効果算出方法
    において、上記導入実績データが質的な値の場合、多変
    量解析技法として数量化Ι類を適用する事を特徴とする
    ワークフロー導入効果算出方法。
  10. 【請求項10】請求項5のワークフロー導入効果算出方
    法において、上記導入実績データが数値の場合、多変量
    解析技法として重回帰分析を用いることを特徴とするワ
    ークフロー導入効果算出方法。
  11. 【請求項11】請求項5のワークフロー導入効果算出方
    法において、上記効果の算出式を上記導入実績データに
    適用し、算出式の適合度を評価することを特徴とするワ
    ークフロー導入効果算出方法。
  12. 【請求項12】請求項11のワークフロー導入効果算出
    方法において、上記効果の算出式を上記導入実績データ
    に適用した結果、導入実績データと算出式を適用した結
    果の差が大きいデータを効果算出のための導入実績デー
    タより削除することを特徴とするワークフロー導入効果
    算出方法。
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