JP2001066924A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2001066924A
JP2001066924A JP23944399A JP23944399A JP2001066924A JP 2001066924 A JP2001066924 A JP 2001066924A JP 23944399 A JP23944399 A JP 23944399A JP 23944399 A JP23944399 A JP 23944399A JP 2001066924 A JP2001066924 A JP 2001066924A
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JP
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roller
fixing
fixing roller
magnetic field
recording medium
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JP23944399A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Fujisawa
和利 藤沢
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁界発生手段への結露を減少させ、耐久性およ
び安全性の向上を図る。 【解決手段】電磁誘導加熱により記録媒体上にトナーを
定着する定着装置において、磁性体からなる定着ローラ
13と、該定着ローラに押圧される加圧ローラ14と、
前記定着ローラの外周に、記録媒体の搬送方向に対して
定着ローラと加圧ローラの加圧面よりも上流側に配設さ
れた磁界発生手段17とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法を用い
る複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置にお
いて、特に、記録媒体上に転写されたトナー像を電磁誘
導加熱により定着する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記画像形成装置においては、感光体等
の像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナ
ー像に現像した後、トナー像を記録媒体上に転写し、こ
の記録媒体上に転写されたトナー像を定着装置によりて
定着するようにしている。従来、この定着装置として電
磁誘導加熱により定着する方式が種々提案されている。
例えば、特許第2616433号公報においては、定着
ローラに加圧ローラとの接触部を除く外周に沿って円弧
状に磁界発生手段を配設する方式を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電磁誘導加
熱用の磁界発生手段は、他の加熱方式と異なり熱源であ
る磁界発生手段が積極的に発熱することはなく、磁界発
生手段は加熱される定着ローラより低い温度にとどま
り、一方、記録媒体である紙に含まれる水分は定着装置
を通過する際に加熱され水蒸気として放出されるため、
定着装置の紙送り下流側は水蒸気のリッチな雰囲気にな
っている。そのため、上記従来の定着装置においては、
水蒸気のリッチな雰囲気中に温度の低い磁界発生手段が
配設されているため、磁界発生手段に結露が生じ、結露
による水が繰り返し付着することにより、磁界発生手段
の電気絶縁層の酸化劣化が促進され、その耐久性および
安全性が低下するという問題を有している。
【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、磁界発生手段への結露を減少させ、その耐久
性および安全性の向上を図ることができる定着装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の定着
装置は、電磁誘導加熱により記録媒体上にトナーを定着
する定着装置において、磁性体からなる定着ローラと、
該定着ローラに押圧される加圧ローラと、前記定着ロー
ラの外周に、記録媒体の搬送方向に対して定着ローラと
加圧ローラの加圧面よりも上流側に配設される磁界発生
手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明が適用される画
像形成装置の1例を示す全体構成図である。この画像形
成装置は、4色のトナーによりフルカラー画像を形成す
ることができるカラー電子写真プリンタであるが、本発
明はこれに限定されるものではなく、電子写真法を用い
る全ての画像形成装置に適用可能である。
【0007】感光体1は、薄肉円筒状の導電性基材とそ
の表面に形成された感光層とを有し、図示しない駆動手
段によって図示矢印方向に回転駆動される。この感光体
1の周囲には、その回転方向に沿って、感光体1を一様
に帯電するための帯電装置2、感光体1上に静電潜像を
形成するための露光装置3、静電潜像を現像するための
回転式現像装置4、感光体1上に形成された単色のトナ
ー像を転写するための中間転写ドラム5および一次転写
装置6が配設され、また中間転写ドラム5の外周には、
中間転写ドラム5に形成された4色フルカラー像を記録
媒体(紙等)上に転写するための二次転写装置7、記録
媒体上に転写されたトナー像を定着するための定着装置
9が配設されている。なお、10は記録媒体を収納する
給紙トレイ、11は記録媒体搬送通路である。
【0008】回転式現像装置4は、イエロー用現像器4
Y、シアン用現像器4C、マゼンタ用現像器4Mおよび
ブラック用現像器4Kが回転可能に構成されており、こ
れらの現像器4Y、4C、4M、4Kは、感光体1の1
回転毎に選択的に一つの現像器の現像ローラのみが感光
体1に当接可能にされている。なお、各現像器にはそれ
ぞれのトナーが収納されたトナー容器12(図では1つ
のタンクのみを示している)が配設されている。
【0009】上記構成からなる画像形成装置の作用につ
いて説明する。図示しないコンピュータからの画像形成
信号が入力されると、感光体1、現像装置4の現像ロー
ラおよび中間転写ドラム5が回転駆動される。先ず、感
光体1の外周面が帯電装置2によって一様に帯電され、
一様に帯電された感光体1の外周面に、露光装置3によ
って第1色目(例えばイエロー)の画像情報に応じた選
択的な露光がなされ、イエローの静電潜像が形成され
る。
【0010】感光体1には、イエロー用現像器4Yが回
動され、その現像ローラが接触し、これによってイエロ
ーの静電潜像のトナー像が感光体1上に形成される。一
次転写装置6には上記トナーの帯電極性と逆極性の一次
転写電圧が印加され、感光体1上に形成されたトナー像
が中間転写ドラム5上に転写される。このとき、二次転
写装置7は中間転写ドラム5から離間されている。感光
体1上に残留しているトナーは感光体クリーニング装置
(図示せず)によって除去された後、感光体1の外周面
は除電手段(図示せず)により除電される。
【0011】上記の処理が画像形成信号の第2色目、第
3色目、第4色目に対応して、感光体1と中間転写ドラ
ム5の1回転による潜像形成、現像、転写が繰り返さ
れ、前記画像形成信号の内容に応じた4色のトナー像が
中間転写ドラム5上において重ね会わされて転写され
る。そして、このフルカラー画像が二次転写装置7に達
するタイミングで、記録媒体が搬送通路11から二次転
写装置7に供給され、このとき、二次転写装置7が中間
転写ドラム5に押圧されるとともに二次転写電圧が印加
され、中間転写ドラム5上のフルカラートナー像が記録
媒体上に転写される。そして、この記録媒体上に転写さ
れたトナー像は定着装置9により加熱加圧され定着され
る。
【0012】本発明は上記定着装置9に関わるものであ
り、図2〜図5は、本発明の定着装置の1実施形態を示
し、図2は定着装置の断面図、図3は図2でケースを取
り外した状態を示す斜視図、図4は図2でX方向から見
た一部破断面を示す側面図、図5(A)は磁界発生手段
の平面図、図5(B)は図5(A)の側面図である。な
お、以下の説明において、各図面間で同一の構成には同
一番号を付けて説明を省略する場合がある。
【0013】図2において、定着装置9は、磁性体から
なる円筒状の定着ローラ13を備え、この定着ローラ1
3に加圧ローラ14が接触、押圧されている。加圧ロー
ラ14は、筒状の回転軸15とその外周にシリコンゴム
等の弾性層16を備え、定着ローラ13と加圧ローラ1
4が図示矢印に示す如く回転するとき、前記弾性層16
が定着ローラ13に押圧されることによりニップ(加圧
面)Nが形成されている。
【0014】定着ローラ13の外周には、定着ローラ1
3と所定のギャップを置いて磁界発生手段17が配設さ
れ、この磁界発生手段17は、記録媒体の搬送方向Yに
対して、定着ローラ13および加圧ローラ14間の加圧
面、すなわちニップNの最下流側端Pよりも上流側にな
るように配設されている。
【0015】定着ローラ13および磁界発生手段17
は、非磁性体からなるケース21内に収納されている。
磁界発生手段17の励磁コイル20は絶縁材料からなる
コイル保持部材19に保持されており、コイル保持部材
19は取付部材22によりケース21に固定されてい
る。また、ケース21には、励磁コイル20に対向する
位置にフェライト等からなる磁束捕捉部材23が配設さ
れ、ケース21の外部に磁束が漏洩し他の電気回路への
悪影響を防止している。定着ローラ13の外周には、ニ
ップNの回転方向上流側に温度センサ24が配設され、
また、下流側に記録媒体を定着ローラ13から剥がすた
めの剥離爪25が配設されている。なお、26は記録媒
体搬送ガイド、27は記録媒体搬送ローラである。
【0016】図3〜図5において、定着ローラ13およ
び加圧ローラ14は、それぞれ回転軸29、30により
ケース21に回動自在に装着されている。定着ローラ1
3の回転軸29には駆動ギヤ31が固定され、駆動ギヤ
31は図示しない電動モータにより回転駆動される。磁
界発生手段17のコイル保持部材19は、定着ローラ1
3と所定のギャップを置いて且つ互いに間隔を設けて配
設される2つの支持体19a、19bからなり、支持体
19a、19bは複数の連結片19cにより連結されて
いる。これによりコイル保持部材19の中央部に通気路
32が形成されている。そして、励磁コイル20は、2
つの支持体19a、19bの間でループが形成されるよ
うに支持されている。
【0017】上記磁界発生手段17は、コイル保持部材
19上に励磁コイル20がループ状に保持されており、
磁界発生手段17は、定着ローラ13の外周面に沿って
ほぼ平行で、定着ローラ13の軸方向に長い矩形或いは
長円の外周に沿って巻かれている。これにより、コイル
形成面と垂直に交差する磁力線は定着ローラ13表面に
ほぼ垂直に捕捉され、定着ローラ13表面を周回するよ
うな渦電流が生じ、発熱することになり、また、定着ロ
ーラ13軸方向の広範囲にわたる均一な温度上昇を実現
させることができる。
【0018】また、励磁コイル20は、それぞれが磁気
的な損失を受けにくくするために、複数の被覆細線の撚
り線にすることにより、トータルで大電流を流せて小さ
なコイルでもより効率的な加熱を可能にするとともに、
撚り線にすることにより、線の剛性を高めコイルの作成
を容易にしている。
【0019】また、励磁コイル20の各周回は、同一面
内に位置するように、定着ローラ13の半径方向に1層
に形成している。複数回巻かれているコイルのラインが
定着ローラの半径方向に重なっている場合には、ローラ
に近い側のコイルの磁力で遠い側の磁力線を打ち消して
しまうが、コイルの各周回が全てローラ表面に対峙する
ことで、そのどれもが発する磁力線をローラが受け止め
るため、発熱効率を高めることができる。また、励磁コ
イル20の各周回は、コイル同士を隙間無く密に巻き、
これにより太い線のコイルを形成したことと等価とな
り、効率の良い発熱が可能になるとともに、磁力線の打
ち消し合う部分が無くなり、コイルと対峙するローラ面
の均一な発熱が実現できる。
【0020】さらに、磁界発生手段17の中央部に通気
路32を形成できるため、励磁コイル20が冷却され、
コイル温度上昇による発熱低下を防止することができ
る。また、コイル保持部材19、ケース21、搬送ガイ
ド26等はすべて非磁性材料により構成している。磁界
発生手段17の周囲に定着ローラ13以外に磁性材料が
あると、その磁性材料に磁力が集中し部分的に高温にな
るが、磁界発生手段17の隣接部材を非磁性材料で形成
することにより、異常な磁力集中を防ぎ、均一な加熱と
ともに、他部材への加熱がなく定着ローラ13を効率良
く加熱することができる。
【0021】上記構成からなる本発明の作用について説
明する。図示しない励磁回路により、励磁コイル20に
交流電流を通電すると、励磁コイル20と定着ローラ1
3との間に交流磁界が発生し、交流磁界中に置かれた磁
性体の定着ローラ13に電磁誘導作用により渦電流が流
れ、その電流と金属自身の抵抗によりジュール熱が発生
し、定着ローラ13それ自身が自己加熱され、その温度
が上昇される。そして、定着ローラ13の回転が行われ
ながらその温度が上昇され、温度センサ24の出力によ
り所定の温度にまで昇温されたことを検出すると、その
後は定着ローラ13の表面温度を所定の温度に維持する
ように制御される。記録媒体が定着ローラ13にまで移
動されてくると、記録媒体は定着ローラ13と加圧ロー
ラ14との間に導かれ、両ローラによって加熱、加圧さ
れ、これにより、トナーが記録媒体上に定着される。
【0022】図6は、本発明の定着装置の他の実施形態
を示す断面図である。図2の実施形態においては、定着
ローラ13と加圧ローラ14をほぼ水平方向に配置し、
記録媒体の搬送方向Yを下から上に向かう略垂直方向と
した例を示しているが、本実施形態においては、定着ロ
ーラ13と加圧ローラ14をほぼ垂直方向に配置し、記
録媒体の搬送方向Yを略水平方向とし、磁界発生手段1
7は、前記実施形態と同様に、記録媒体の搬送方向Yに
対してニップNの最下流側端Pよりも上流側になるよう
に配設している。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、定着ローラの記録媒体搬送方向の上流側に磁界
発生手段を配置するため、磁界発生手段への結露を減少
させ、その耐久性および安全性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の1例を示す
全体構成図である。
【図2】本発明の定着装置の1実施形態を示す断面図で
ある。
【図3】図2でケースを取り外した状態を示す斜視図で
ある。
【図4】図2でX方向から見た一部破断面を示す側面図
である。
【図5】図5(A)は磁界発生手段の平面図、図5
(B)は図5(A)の側面図である。
【図6】本発明の定着装置の他の実施形態を示す断面図
である。
【符号の説明】
13…定着ローラ 14…加圧ローラ 17…磁界発生手段 N…ニップ(加圧面)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁誘導加熱により記録媒体上にトナーを
    定着する定着装置において、磁性体からなる定着ローラ
    と、該定着ローラに押圧される加圧ローラと、前記定着
    ローラの外周に、記録媒体の搬送方向に対して定着ロー
    ラと加圧ローラの加圧面よりも上流側に配設される磁界
    発生手段とを備えることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】前記定着ローラおよび加圧ローラをほぼ水
    平方向に配置したことを特徴とする請求項1記載の定着
    装置。
  3. 【請求項3】前記定着ローラおよび加圧ローラをほぼ垂
    直方向に配置したことを特徴とする請求項1記載のの定
    着装置。
JP23944399A 1999-08-26 1999-08-26 定着装置 Pending JP2001066924A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004138924A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Seiko Epson Corp トナー、定着装置および画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004138924A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Seiko Epson Corp トナー、定着装置および画像形成装置

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