JP2001065450A - 液体燃料供給装置 - Google Patents

液体燃料供給装置

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JP2001065450A JP2000228627A JP2000228627A JP2001065450A JP 2001065450 A JP2001065450 A JP 2001065450A JP 2000228627 A JP2000228627 A JP 2000228627A JP 2000228627 A JP2000228627 A JP 2000228627A JP 2001065450 A JP2001065450 A JP 2001065450A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は液体燃料供給装置に関するもので、
消火時の膨張油量分を回収し、臭気低減及びタール生成
防止を目的としたものである。 【解決手段】 燃料を保有するタンク2と、このタンク
2から燃焼部6へ燃料を供給する電磁ポンプ4と、この
電磁ポンプ4のソレノイド23への通電ON/OFFに
よってプランジャー15を往復動させ、前記プランジャ
ー15の一方向移動時に吐出弁13を開き、反対方向移
動時に吐出弁13を閉じるようにして燃料を吸引・吐出
させるポンプ駆動制御部27とを備え、前記電磁ポンプ
4は吐出弁13をプランジャー15の動きと協働して駆
動するように構成するとともに、消火時に前記吐出弁1
3を所定時間開成させるように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石油ファンヒータな
どの燃焼装置に燃料を供給する液体燃料供給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の液体燃料供給装置は図10
に示すように、液体燃料を保有するタンク30上部に電
磁ポンプ31を配設し、この電磁ポンプ31でタンク3
0内の液体燃料を吸い上げ、送油パイプ32を介して燃
焼部33に供給し燃焼するようになっている。そして、
その電磁ポンプは図12に示すように、それのいど31
aのON/OFFによって生じるプランジャー34の上
下動に応じて吐出弁35と吸入弁36を開閉してタンク
30からから燃料を吸引し、燃焼部33へ供給するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成ではソレノイド31aのON/OFFの繰り返
しによって送られてくる燃料の圧力変動やばらつき並び
に気泡などの流入により、吐出弁35及び吸入弁36は
開閉時にどちらかに片寄り片側を支点に斜めに開閉し
て、吐出弁35の場合は吐出弁35が吐出部内周壁と衝
撃的に衝突し、また吸入弁36の場合は吸入弁36がプ
ランジャー34内周壁と衝撃的に衝突し、間欠的な駆動
音を発生する課題があった。
【0004】一方、この種の電磁ポンプ31において
は、電磁ポンプ31の停止時においても送油パイプ32
やこれに接続されていて図11に示すような燃焼部33
の気化部37内に臨んでいるノズル38等の温度上昇に
よって生じる膨張油量分が、燃焼部33に供給され臭気
等を発生する課題がある。
【0005】例えば燃焼時には、燃焼部33近傍の送油
パイプ32やノズル38は高温雰囲気に臨んでいるが、
電磁ポンプ31で吸い上げ供給されるタンク30内の液
体燃料により、送油パイプ32やノズル38は冷却され
た状態となっている。ところが、燃焼を停止して液体燃
料の供給を止めると、この液体燃料による冷却効果がな
くなり、送油パイプ32やノズル38内で液体燃料は急
激に温度上昇し、その膨張油量分が燃焼部33に若干遅
れて供給される。その供給された膨張油量分は、燃焼部
33の気化部37で気化され多量の未燃ガスやきつい臭
気となって放出され、そしてタールを生成することにな
るのである。
【0006】そこで我々は電磁ポンプ31の吐出弁35
を磁性体で形成し、かつプランジャー駆動用のソレノイ
ドの磁界をこの吐出弁35にも作用させるようにして、
消火時あるいは点火前ソレノイドに通電して吐出弁35
を開成させることにより、送油パイプやノズル内の液体
燃料をタンク内にリターンして臭気を低減するようにし
たものを考えた。しかしながら、この電磁ポンプは、吐
出弁35が磁性体であるためソレノイドのON/OFF
によって吐出弁35はこのソレノイドに引かれより一層
吐出部の内周壁に衝突しながら開閉することになり、O
N/OFFの繰り返しにより更に大きい間欠的な駆動音
を発生し、使用者に不安感を与えるという課題があっ
た。
【0007】本発明は上記課題のうち、消火後の臭気や
タール生成を低減させることを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の液体燃料供給装置は、燃料を保有するタンク
と、このタンクから燃焼部へ燃料を供給する電磁ポンプ
と、この電磁ポンプのソレノイドへの通電ON/OFF
によってプランジャーを往復動させ、前記プランジャー
の一方向移動時に吐出弁を開き、反対方向移動時に吐出
弁を閉じるようにして燃料を吸引・吐出させるポンプ駆
動制御部とを備え、前記電磁ポンプは吐出弁をプランジ
ャーの動きと協働して駆動するように構成するととも
に、消火時に前記吐出弁を所定時間開成させるように構
成してある。
【0009】本発明は上記構成によって、消火時に生じ
る液体燃料の膨張油量分は電磁ポンプあるいはタンク内
に回収されることになり、膨張油量分が燃焼部で気化さ
れて生じる多量の未燃ガスの発生やきつい臭気そしてタ
ール生成などを防止することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。まず図2を用いて本発明の液体燃料供給装置を
用いた石油ファンヒータ等の構成を説明しておくと、1
は本体ケース、2は本体ケース1の側部に配設した液体
燃料を保有するタンクで、その上部に着脱自在なカート
リッジタンク3が配設してある。4はタンク2の上面に
配設した電磁ポンプ、6はこの電磁ポンプ4によって吸
い上げ送油パイプ5を介して供給される液体燃料を気化
して燃焼させる燃焼部で、図11に示す従来と同様の構
成となっており、その周囲には燃焼排ガスを上方へ導く
燃焼筒7が設けてある。9は上記燃焼筒7を覆い後方へ
配設した対流用送風機8からの室内空気流と上述の燃焼
排ガスを混合して温風にするダクトである。
【0011】次に液体燃料を供給する電磁ポンプについ
て図1を用いて説明すると、10は上記電磁ポンプ4内
に液体燃料の流通経路を形成している管柱で、その先端
に送油パイプ5を結合する吐出部11が接続されてい
る。12は上記吐出部11内に設けた吐出弁座で、吐出
口12aを有する。13はこの吐出口12aを開閉する
吐出弁で、磁性体で形成してあり、その外周壁と吐出部
11の内周壁との間の間隙は100μm以下となるよう
に設定して、液体燃料の吐出時に開き、吸入時に吐出バ
ネ14で閉じるようにしてある。
【0012】15は上記吐出弁座12の下部に位置する
プランジャーで、上下動し、下方に行くときに吸入弁1
6を開いて吐出弁座12との間に液体燃料を吸入し、上
方へ行くときに吸入バネ17で吸入弁16を閉じて液体
燃料を上方へ押し上げる吸入弁部18をその中に有して
おり、バネ19、20で支えられている。そしてこのプ
ランジャー15の内周壁と吸入弁16の外周壁との間も
100μm以下となるように設定してある。また、21
は上記管柱10の下端に配設した吸入パイプで、その下
端にゴミなどを濾過して中に入らないようにする網状の
フィルター22を装着してある。
【0013】23は上記管柱10の周囲に配設したソレ
ノイドで、吐出弁13を開成させ且つプランジャー15
を上下動させるもので、上記管柱10との間にはソレノ
イド23からの磁力線を伝え吐出弁13を上方へ引き上
げる上磁路24とプランジャー部15を上方へ引き上げ
る中磁路25と、その下部に離れて磁力線を伝える下磁
路26を配設してある。
【0014】27は上記ソレノイド23への通電を制御
するポンプ駆動制御部で、図3に示すように燃焼制御部
28からの出力を受けて動作するようになっている。な
お、この燃焼制御部28は運転スイッチ29からの運転
開始指令に基づいて動作し、予め定められたプログラム
にしたがってポンプ駆動制御部27へ燃焼開始指令を出
し、燃焼を開始させるようになっている。
【0015】上記構成において、まず燃料はカートリッ
ジタンク3よりタンク2内に一定油面高さを保つように
供給され、そのタンク2から電磁ポンプ4によって送油
パイプ5を介して燃焼部6へ吸い上げ供給される。そし
て燃焼部6で燃焼され、その燃焼排ガスは燃焼筒7上方
へ流れていき、ダクト9で対流用送風機8からの室内空
気流と混合され、温風として排出され暖房に利用され
る。
【0016】次に液体燃料の供給について説明すると、
燃焼制御部28から燃焼開始指令が出されると図4のフ
ローチャートに示すようにソレノイド23に通電し、こ
れを駆動して燃焼を開始させる。すなわち、ソレノイド
23に通電すると、ソレノイド23から上磁路24を介
して吐出弁13、中磁路25、プランジャー15、下磁
路26そしてソレノイド23へという磁界を生じ、吐出
弁13は上昇して開成しプランジャー15は上方へ引き
上げられる。このとき吸入弁16は閉じられ、吐出弁座
12とプランジャー15の間の空間にある液体燃料は吐
出弁座12の吐出口12aを介して吐出部11に結合し
た送油パイプ5へ吐出する。またソレノイド23の通電
を停止すると、吐出弁13はバネ14で閉じ、プランジ
ャー15はバネ19、20によって元の位置へ下がる。
このとき吸入弁16は開かれ、吐出弁座12とプランジ
ャー15の間に下方の吸入パイプ21を介して液体燃料
を吸引する。そしてこのソレノイド23へのON/OF
Fの通電の繰り返しでタンク2内の液体燃料は、フィル
ター22を通過して吸入パイプ21から吸い込まれ、送
油パイプ5を介して燃焼部6に供給される。
【0017】ここで吐出弁13はその外周壁と吐出部1
1の内周壁との間の間隙が100μm以下と従来のもの
に比べ非常に小さくなっているため開閉時にどちらかに
片寄ったとしても吐出部11の内周壁に衝撃的に衝突す
るようなことはなくなるとともに衝突したとしてもその
衝突エネルギーは小さくなり、間欠的な駆動音は大きく
低減する。また、吸入弁16側も同様であり、吸入弁駆
動音も大きく低減する。
【0018】次に燃焼停止の指令があると、この発明で
はソレノイド23へ通電した状態で所定時間(数秒間)
保持し吐出弁13を開成しプランジャーを引き上げたま
まとする。すなわちプランジャー15は引き上げられた
ままとなるので液体燃料の吐出は停止し、吐出弁13は
開成したまま所定時間保持される。したがってその間サ
イホンの原理で送油パイプ5の先端よりタンク2内の液
体燃料の油面落差分だけ液体燃料はリターンされ、送油
パイプ5内の液体燃料を膨張油量以上に電磁ポンプ4あ
るいはタンク2内にリターンさせる。そして所定時間過
ぎると通電を停止する。これによりプランジャー15は
元の位置に下がり、吐出口12aを介して送油パイプ5
内の液体燃料は更に吸引されリターンされるとともに吐
出弁13が閉じて元の状態に戻る。
【0019】したがって、燃焼停止時に送油パイプ5や
ノズルの温度上昇によって生じる液体燃料の膨張油量分
が燃焼部6に供給されることがなくなり、多量の未燃ガ
スの発生やきつい臭気そしてタール生成などの不良を低
減することができ、長期に渡って良好な燃焼を行わせる
ことができる。
【0020】なお上記実施例では消火時の臭気を低減す
る場合で説明したが、点火時も同様の現象による臭気が
発生するので、点火前に上記と同様一時的に吐出弁13
を開成するようにすれば同様の効果が得られる。またこ
の実施例ではプランジャー駆動用のソレノイド23を利
用して吐出弁13を駆動するようにしたが、吐出弁駆動
専用のソレノイドを別途設けてこのソレノイドで吐出弁
を駆動するようにしてもよい。
【0021】図5は他の実施例を示し、この実施例では
上記図1の構成における課題を解決したものである。す
なわち図1の構成では吐出弁13の外周壁と吐出部11
の内周壁との間の間隙が従来の600μmにくらべ10
0μm以下と非常に小さくなっているため、吐出弁開成
時に上記両者の間の間隙を通って流れる液体燃料の流路
抵抗は大きなものとなってその流量が低減してしまう。
【0022】そこでこの実施例では吐出弁開成時に吐出
弁13の上流側と下流側とを連通させる透孔等からなる
バイパス路13aを吐出弁13の適所に設け、このバイ
パス路13aによって流量を確保するようにしてある。
したがってこの実施例では流量の低下を防止しつつ駆動
音を低減することが出来る。これは吸入弁16側も同様
の構成を採用することによって同じ効果が期待できる。
【0023】なお上記バイパス路13aは吐出部の内周
壁あるいはプランジャー15の内周壁側に設けてもよ
く、この場合はスリット状の溝を形成することによって
バイパス路を構成する。
【0024】図6は他の発明例を示し、この発明では駆
動音のより一層の低減と流量確保を可能としたものであ
る。なお図1と異なる部分のみ図示して説明すると、吐
出弁13は断面歯車形状に形成してある。
【0025】この構成によればソレノイド15のON/
OFFの繰り返しによって送られてくる燃料は、吐出弁
開成時この吐出弁13の歯車形状の歯と歯の大きな隙間
Tを通過するため、圧力変動やばらつき並びに気泡の流
入が生じても、この隙間Tを通る液体燃料による自動調
芯機能が働いて片寄りを防止されるようになる。
【0026】したがって吐出弁13は吐出部11の内周
壁に沿ってこれと平行にスムーズに開閉するようにな
り、吐出部11の内周壁に衝撃的に衝突して発生する間
欠的な駆動音は大幅に低減できる。しかも液体燃料は吐
出弁13の歯車形状の歯と歯の大きな隙間Tを通ること
になるのでその流路抵抗はそれほど大きくなく、十分な
流量が確保できる。これは吸入弁16側も同様の構成を
採用することによって同じ効果が期待できる。
【0027】なお上記断面歯車形状は吐出部11の内周
壁あるいはプランジャー15の内周壁側に設けてもよ
く、またその構成も断面歯車形状が最も効果適である
が、これに限らず断面形状が六角、八角等の多角形状で
あってもよく、この場合は自動調芯機能が働きにくいの
で図1の構成、すなわち間隙を100μmとしておくの
が好ましい。
【0028】図7、図8はさらに他の発明例を示し、こ
の発明では駆動音の低減と弁の動作性向上を図ったもの
である。この場合も図1と異なる部分のみ図示して説明
すると、図7の場合吐出弁13は磁性材料からなる本体
13bの吐出弁座側外壁をポリプロピレン等からなる耐
油性合成樹脂の消音被覆層13cで被覆するとともに消
音被覆層13cの外周壁を図6と同様断面歯車形状に形
成してあり、図8の場合は本体13bの外周全体を弗素
樹脂等からなる耐油性合成樹脂の消音被覆層13cでコ
ーティングしてある。
【0029】この構成によれば例え吐出弁13が吐出部
11の内周壁に衝撃的に衝突したとしても吐出弁13側
が耐油性合成樹脂であるから衝撃音はきわめて小さくな
り、駆動音は大きく低減する。しかも吐出弁13が吐出
部11の内周壁に傾斜状に当接したとしても吐出弁外周
が耐油性合成樹脂の消音被覆層13cで被覆してあるか
ら金属同志の場合に比べて滑り易く、吐出弁13はスム
ースに摺動する。したがって吐出弁13の動作不良によ
る吐出能力の低下等を未然に防止することも出来る。し
かも消音被覆層13cの外周壁を断面歯車形状に形成し
たものにあっては前述した通り十分な流量が確保できる
利点もある。これは吸入弁16側も同様の構成を採用す
ることによって同じ効果が期待できる。
【0030】なお上記消音被覆層13cは吐出部11の
内周壁あるいはプランジャー15の内周側に設けてもよ
く、同様の効果が得られる。
【0031】図9はさらに他の発明例を示し、この発明
では駆動音の低減と弁閉止性能の向上を図ったものであ
る。この場合も図1と同じ部分は省略し異なる部分のみ
図示して説明すると、吐出弁13は磁性粉末13dを混
入したゴムあるいは弾性力を有する合成樹脂等の弾性材
料で形成してある。
【0032】したがってこの構成によれば上記と同様例
え吐出弁13が吐出部11の内周壁に衝撃的に衝突した
としても吐出弁13側が弾性力を有しているので衝撃音
はきわめて小さくなり、駆動音は大きく低減する。しか
も上記の如く吐出弁13が弾性力を有しているので吐出
弁座12側の平面精度が多少あまくても吐出弁座12を
確実に閉成することができ、確実な閉成が出来ていない
ことにより生じるスローリーク(液漏れ)を未然に防止
することもできる。これは吸入弁16側も同様の構成を
採用することによって同じ効果が期待できる。
【0033】なお上記各説明では各構成単独の場合で説
明したが、これらを相互に組み合わせることによって所
期の目的をさらに効率よく達成できるのはもちろんであ
り、また吐出弁13を磁性体で形成してソレノイド23
で駆動することにより臭気を低減したもので説明した
が、このような臭気低減構成を有しないもの、すなわち
吐出弁13はソレノイドで駆動されるのではなくプラン
ジャーの動きと協働して駆動される普通の電磁ポンプで
あっても応用すれば同様の効果が得られるものである。
さらにまた上記説明で示した各部の具体構成は本発明を
最も効果的に実施する一例として示したものであり、本
発明の目的を達成するものであればどの様に構成しても
よいものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液体燃料供
給装置は、消火時にプランジャーの動きと協働して駆動
される吐出弁を所定時間開成させるようにしているた
め、液体燃料の膨張油量分は電磁ポンプあるいはタンク
内に回収されることになり、膨張油量分が燃焼部で気化
されて生じる多量の未燃ガスの発生やきつい臭気そして
タール生成などを防止することも出来る。
【0035】また、吐出弁を磁性体で構成するととも
に、この吐出弁をソレノイドで駆動するものにあって
も、消火時に生じる液体燃料の膨張油量分は電磁ポンプ
あるいはタンク内に回収されることになり、上記と同様
の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における液体燃料供給装置の
主要部をなす電磁ポンプの要部断面図
【図2】同液体燃料供給装置を用いた石油ファンヒータ
の断面図
【図3】同装置の制御部を示すブロック図
【図4】同制御部の動作を示すフローチャート
【図5】同他の実施例における電磁ポンプの要部断面図
【図6】同他の発明における電磁ポンプの要部断面図
【図7】同他の発明における電磁ポンプの要部断面図
【図8】同図7の応用例を示す電磁ポンプの要部断面図
【図9】同他の発明における電磁ポンプの要部断面図
【図10】従来の燃料供給装置を用いた石油ファンヒー
タの要部断面図
【図11】従来ならびに本発明にかかる燃焼部の断面図
【図12】従来の電磁ポンプの断面図
【符号の説明】
2 タンク 4 電磁ポンプ 5 送油パイプ 6 燃焼部 13 吐出弁 15 プランジャー 23 ソレノイド 27 ポンプ駆動制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を保有するタンクと、このタンクか
    ら燃焼部へ燃料を供給する電磁ポンプと、この電磁ポン
    プのソレノイドへの通電ON/OFFによってプランジ
    ャーを往復動させ、前記プランジャーの一方向移動時に
    吐出弁を開き、反対方向移動時に吐出弁を閉じるように
    して燃料を吸引・吐出させるポンプ駆動制御部とを備
    え、前記電磁ポンプは吐出弁をプランジャーの動きと協
    働して駆動するように構成するとともに、消火時に前記
    吐出弁を所定時間開成させるようにした液体燃料供給装
    置。
  2. 【請求項2】 液体燃料の流通経路を形成する管柱と、
    その管柱上部に位置し液体燃料を吐出する時に吐出弁を
    開き吸入する時に吐出弁を閉じる吐出部と、その下部に
    位置し上下動により吸入弁を開閉して液体燃料を吸引・
    吐出するプランジャーと、上記管柱の周囲に位置してプ
    ランジャーを上下動させるソレノイドと、上記管柱の下
    方に配設しタンク内の液体燃料を吸い上げる経路となる
    吸入パイプとを備え、かつ上記吐出弁を磁性材料で形成
    するとともに、この吐出弁にプランジャー駆動用のソレ
    ノイドあるいは別途設けたソレノイドの磁界を消火時に
    作用させて吐出弁を開成させるように構成した液体燃料
    供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023000453A1 (zh) * 2021-07-19 2023-01-26 浙江岭工电器股份有限公司 一种间隙下料式柴油暖风机

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WO2023000453A1 (zh) * 2021-07-19 2023-01-26 浙江岭工电器股份有限公司 一种间隙下料式柴油暖风机

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