JP2001064221A - 匂いの改良された(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤及びその製造方法 - Google Patents

匂いの改良された(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤及びその製造方法

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JP2001064221A
JP2001064221A JP28325899A JP28325899A JP2001064221A JP 2001064221 A JP2001064221 A JP 2001064221A JP 28325899 A JP28325899 A JP 28325899A JP 28325899 A JP28325899 A JP 28325899A JP 2001064221 A JP2001064221 A JP 2001064221A
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ethylene glycol
glycol monoalkyl
monoalkyl ether
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Takeshi Saito
武史 斎藤
Yasuhiro Miura
康浩 三浦
Yoshihisa Koyaizu
敬久 小柳津
Satoru Oyama
哲 大山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 匂いの改良された(ポリ)エチレングリコー
ルモノアルキルエーテル系溶剤を提供する。 【解決手段】 −般式(I) R−(OCHCH)n−OH (I) (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、nは整数で
ある。)で表される(ポリ)エチレングリコールモノア
ルキルエーテルの混合物であって、数式(1)の規定を
満たし、かつ、付加モル数が1モルである(ポリ)エチ
レングリコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜3
重量%、付加モル数が4〜6モルである(ポリ)エチレ
ングリコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜19
重量%、付加モル数が6モル以上である(ポリ)エチレ
ングリコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜1重
量%からなる(ポリ)エチレングリコールモノアルキル
エーテル系溶剤。 【数1】 (式中、Ynはアルキレンオキサイドの付加モル数がn
モルの(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテ
ルの重量%を示し、Pは混合物中の最も含有量の高い
(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテルのエ
チレンオキサイドの付加モル数を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料、印刷インキ
等の溶剤、界面活性剤、化粧料原料等に有用な、高品質
で特に匂いの良好な(ポリ)エチレングリコールモノア
ルキルエーテル系溶剤及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】(ポリ)エチレングリコールモノアルキ
ルエーテルは、その優れた可溶化力、極性化合物との親
和性より、塗料、印刷インキ等の溶剤、界面活性剤、化
粧料原料等として多用されている。(ポリ)エチレング
リコールモノアルキルエーテルは、通常アルコールにエ
チレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイド等の
アルキレンオキサイドを付加させ、蒸留により各組成の
分離を行っている。このため(ポリ)エチレングリコー
ルモノアルキルエーテル中には完全に分離できなかった
低沸点化合物が不純物として存在する。また、(ポリ)
エチレングリコールモノアルキルエーテルは分子中にエ
ーテル結合を有するために、空気中の酸素により酸化さ
れ、種々の有機過酸化物を生成し、これらも不純物とし
て存在する。このため、これらの不純物のため本来の
(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテル臭と
は異なる臭気成分が含まれ、化粧料、洗浄剤等に使用す
る際大きな問題となる。
【0003】このため、粗製物(アルコール類にアルキ
レンオキサイドを付加させて得られる粗製物)の脱臭方
法としては、常圧又は減圧下で水蒸気もしくは窒素ガス
等の不活性ガスを吹き込む方法、或いは活性炭などの吸
着剤を用いる方法などが考えられるが、これらの方法で
は十分にその目的を達することはできない。また、粗製
物に対して0.1〜5重量%の有機性又は無機性の塩基
性化合物を添加したのちに蒸留する方法(特開昭51−
95008号公報)が開示されているが、本発明者らが
目的とする匂いを達成するには不充分なものであった。
また、特開昭55−89236号公報には粗製物を無機
性の塩基化合物と接触させた後に蒸留を行い、更に低沸
点化合物を蒸留分離する方法を開示しているが、過酸化
物、カルボニル類の除去が不充分であるばかりか、蒸留
操作を繰り返すため多大なエネルギーの消費と歩留まり
の低下を招くために製造コストが高くなり好ましくな
い。
【0004】また、特開平1−27544号公報には、
粗製物を水素添加する方法が開示されているが、低沸点
化合物の除去ができないため、本発明者が目標とする匂
いを満足するものではなかった。
【0005】更に、特開平5−246920号公報に
は、粗グリコールエーテルを蒸留、水蒸気吹き込み及び
不活性ガスの吹き込みを行って得られたグリコールエー
テルと無機性の塩基性化合物及び金属水素化物とを接触
させ、該塩基性化合物及び金属水素化物の存在下に蒸留
を行い、低沸点化合物を分離した後、グリコールエーテ
ルを留出させて得られたグリコールエーテルへ水蒸気又
は不活性ガスを吹き込んで、760mmHgにおける沸
点が80〜180℃である化合物の含有量が100pp
m以下のグリコールエーテル及びその製造法が開示され
ているが、操作が煩雑で蒸留による損失(低沸点化合物
を留出するばかりか該塩基化合物及び金属水素化物を含
有する高沸点化合物を除去)や水蒸気吹き込みによる損
失(グリコールエーテルが水蒸気と共に同伴し系外に留
出)が多くなり好ましくない。
【0006】また、特開平10−265424号公報に
は、特定の付加モル分布の濃度範囲となるまで、低沸点
成分を蒸留により除去して濃縮する事を特徴とする(ポ
リ)エチレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤の
簡便でしかも効率のよい製造方法が開示されているが、
低沸点成分を蒸留により除去する方法では臭気成分が残
存する。また、除去した低沸点成分の全量又は一部をア
ルコール系原料として反応系にリサイクルする方法も開
示されているが、臭気成分である低沸点成分がリサイク
ル回数と共に系内に濃縮するため好ましくなく、本発明
者が目標とする匂いを満足するものではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題などに鑑み、これを解決しょうとするものであり、
低沸点化合物由来の臭気成分を含まず優れた匂いであ
り、しかも、工業的に利用価値の高い(ポリ)エチレン
グリコールモノアルキルエーテル系溶剤及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、一般式(I) R−(OCHCH)n−OH (I) (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、nは整数で
ある。)で表される(ポリ)エチレングリコールモノア
ルキルエーテルの混合物であって、数式(1)の条件を
満たし、かつ、付加モル数が1モルである(ポリ)エチ
レングリコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜3
重量%、付加モル数が4〜6モルである(ポリ)エチレ
ングリコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜19
重量%、付加モル数が6モル以上である(ポリ)エチレ
ングリコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜1重
量%からなる(ポリ)エチレングリコールモノアルキル
エーテル系溶剤が、匂いの良好であることを見出した。
【0009】
【数3】 (式中、Ynはアルキレンオキサイドの付加モル数がn
モルのグリコールエーテルの重量%を示し、Pは混合物
中の最も含有量の高いグリコールエーテルのアルキレン
オキサイドの付加モル数を示し、付加モル数は、アルコ
ール系原料1モルに対してのアルキレンオキサイドの総
数を表し、エチレンオキサイドの平均付加モル数は1〜
3である。)
【0010】また、本発明者らは、上記(ポリ)エチレ
ングリコールモノアルキルエーテルにおいて、MgOを
主成分とした一種又は二種以上の金属を添加した複合金
属酸化物触媒の存在下、グリコールエーテル及び/又は
工程(D)留分の混合物にエチレンオキサイドを付加反
応させる工程(A)、反応粗製物と水を接触させる工程
(B)、低沸点化合物を留去させる工程(C)、グリコ
ールエーテルを留去させる工程(D)及び複合金属酸化
物触媒を分離させる工程(E)からなる、匂いの改良さ
れた(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテル
系溶剤の製造方法に関する。
【0011】また、本発明は工程(A)で製造されたア
ルキレンオキサイド付加体混合物は、下記の数式(2)
の条件を満たし、かつ、付加モル数が1モルである(ポ
リ)エチレングリコールモノアルキルエーテルの含有量
が10〜25重量%、付加モル数が4〜6モルである
(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテルの含
有量が0〜19重量%、付加モル数が6モル以上である
(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテルの含
有量が0〜1重量%からなる(ポリ)エチレングリコー
ルモノアルキルエーテル系溶剤の製造方法に関する。
【0012】
【数4】 (式中、Ynはエチレンオキサイドの付加モル数がnモ
ルの(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテル
の重量%を示し、Pは混合物中の最も含有量の高い(ポ
リ)エチレングリコールモノアルキルエーテルのエチレ
ンオキサイドの付加モル数を示し、エチレンオキサイド
の平均付加モル数は1〜3である。)
【0013】また、本発明は、工程(A)で製造された
エチレンオキサイドの付加モル数が1.0〜1.3であ
る上記(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテ
ル系溶剤に関する。
【0014】また、工程(D)での留出率が、工程
(A)の仕込量に対して5〜15重量%であり、留去し
た混合物の付加モル数が1モルである(ポリ)エチレン
グリコールモノアルキルエーテルの含有量が50〜80
重量%、付加モル数が1〜3モルである(ポリ)エチレ
ングリコールモノアルキルエーテルの含有量が90〜1
00重量%、付加モル数が4モル以上である(ポリ)エ
チレングリコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜
3重量%である組成の留分を反応系にリサイクルする、
匂いの良好な(ポリ)エチレングリコールモノアルキル
エーテル系溶剤の製造方法に関する。
【0015】更に、工程(B)と工程(C)の操作を同
時に実施する(ポリ)エチレングリコールモノアルキル
エーテル系溶剤の製造方法に関する。
【0016】
【発明の形態】本発明で用いられるMgOを主成分とし
た一種又は二種以上の金属を添加した複合金属酸化物触
媒としては、特公平6−15038号公報、特開平7−
227540号公報、同6−19816号公報、同6−
182206号公報、同5−170688号公報、マグ
ネシウムとアルミニウムと6A族、7A族及び8族から
選ばれる少なくとも一種の金属とを含有する金属酸化物
からなるアルコキシル化用触媒(特願平10−1617
18号公報)等が挙げられる。
【0017】また、水酸化アルミニウム・マグネシウム
焼成物としては、特願平7−94417号明細書に記載
のものが挙げられる。具体的には、nMgO・Al
・mHO(n:特に限定されないが、2.5程度が
好適、m:特に限定されない。)で表される水酸化アル
ミニウムと水酸化マグネシウムの共沈物であり、焼成に
よりAl−Mg系複合金属酸化物触媒となる。この焼成
温度は、400〜1000℃が好ましく、より好ましく
は400〜900℃である。上記明細書における水酸化
アルミニウム・マグネシウム焼成物についての記載は、
本明細書の記載に含まれるものとする。また、特開平2
−71841号公報記載の焼成ハイドロタルサイトが挙
げられる。この焼成ハイドロタルサイトは、天然または
合成のハイドロタルク石を焼成することにより得ること
ができる。
【0018】更に、金属イオン添加酸化マグネシウム、
及び水酸化アルミニウム・マグネシウム焼成物の表面改
質物としては、特願平6−334781号公報、同6−
334782号公報記載のものが挙げられる。具体的に
は、上記水酸化アルミニウム・マグネシウム焼成物を金
属水酸化物または金属アルコキシドで表面改質して、改
質焼成水酸化アルミナ・マグネシウム触媒とする。
【0019】本発明で用いられるMgOを主成分とした
一種又は二種以上の金属を添加した複合金属酸化物触媒
の使用量は、特に限定されないが、通常使用する原料
(グリコールエーテルまたはグリコールエーテルに回収
留分を混合物)に対して0.001〜3重量%であり、
更に好ましくは0.01〜2重量%である。
【0020】本発明の工程(A)において用いられるイ
ニシェーターであるグリコールエーテルは、エチレング
リコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテ、ジエチレングリコールモノプロ
ピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ルなどが挙げられる。好ましくは、エチレンオキサイド
の1モル付加体である。更に好ましくは、エチレングリ
コールモノブチルエーテルである。更に、工程(D)で
留出させた留分(留分混合物)をイニシェーターとして
用いることもできる。その留分混合物の組成がアルキレ
ンオキサイド付加モル数が1モルであるグリコールエー
テルの含有量が50〜80重量%、付加モル数が1〜3
モルであるグリコールエーテルの含有量が90〜100
重量%、付加モル数が4モル以上であるグリコールエー
テルの含有量が0〜3重量%である混合物を単独または
イニシェーターであるエチレングリコールモノブチルエ
ーテルなどに混合して用いることも可能である。混合比
率としては、工程(A)の仕込量に対して3〜30重量
%の範囲であり、好ましくは5〜15重量%の範囲であ
る。
【0021】本発明の工程(A)で用いられるエチレン
オキサイドは、単独で用いてもよく、混合して用いても
よい。また、これらのエチレンオキサイドに不活性ガス
を併用してもよく、不活性ガスとしては、エチレンオキ
サイドの付加反応を妨げないガスであれば特に限定され
ない。具体的には、窒素ガス、ヘリウムガス、などが挙
げられる。
【0022】エチレンオキサイドの付加反応温度は、1
00〜200℃であり、好ましくは120〜190℃の
範囲である。また、エチレンオキサイドの付加圧力は、
1〜20atmであり、好ましくは2〜15atmの範
囲である。本発明の反応粗製物(工程A)に水を接触さ
せる工程(B)としては、常圧下で反応粗製物に水を添
加して混合する方法、加圧下で反応粗製物に水を添加す
る方法、及び減圧下で反応粗製物に水を添加して混合す
る方法が挙げられ、水は一括添加や分割添加或いは連続
的に添加する方法など特に限定されるものではない。更
に、水は液中に添加する方法や気相部から添加する方法
も本発明の範囲に含まれるものとする。添加する水の量
は、工程(A)の反応粗製物に0.1〜20重量%の範
囲であり、好ましくは0.5〜15重量%の範囲であ
る。
【0023】また、工程(B)は、低沸点化合物を留出
させる(C)工程と同時に実施することもでき、窒素ガ
スなどの不活性ガスを導入することもできる。
【0024】本発明の工程(C)は、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル等のイニシェーターに含まれる不
純物である低沸点化合物及び/又は工程(A)で微量生
成する低沸点化合物を留去させる工程である。この工程
での温度は、50〜180℃の範囲であり、好ましくは
50〜150℃の範囲であり、圧力は減圧下であり、好
ましくは750〜5Torrの範囲である。また、工程
(C)では、窒素ガスなどの不活性ガスを必要により導
入することもできる。
【0025】本発明の工程(D)は、工程(A)での未
反応のエチレングリコールモノブチルエーテルを主に留
去させる工程である。工程(D)で留出させた留分(留
分混合物)の組成としては、アルキレンオキサイド付加
モル数が1モルであるグリコールエーテルの含有量が5
0〜80重量%、付加モル数が1〜3モルであるグリコ
ールエーテルの含有量が90〜100重量%、付加モル
数が4モル以上であるグリコールエーテルの含有量が0
〜3重量%である。工程での温度は、50〜180℃の
範囲であり、好ましくは50〜150℃の範囲であり、
圧力は減圧下であり、好ましくは750〜5Torrの
範囲である。また、工程(C)では、窒素ガスなどの不
活性ガスを必要により導入することもできる。
【0026】本発明の工程(E)は、アルコキシル化触
媒であるMgOを主成分とした一種又は二種以上の金属
を添加した複合金属酸化物触媒を除去する工程である。
除去方法としては、濾紙としてセルロースとポリエステ
ルの二層フィルター、焼結金属または金属メッシュ型フ
ィルターなどを用い、減圧または加圧下、30〜180
℃の条件下で濾過するのがよい。更に、遠心分離例えば
デカンター或いは遠心清澄機などを用いて濾過すること
もできる。このような工程(A)の前に濾過助剤とし
て、周知の濾過助剤を用いることもできる。例えば、主
成分であるSiO2を80〜95%含有する非結晶質ケ
イ酸のケイソウ土として、例えばラジオライト(#10
0〜#900)、ゼムライトスパー、セライト545な
ど、ハイフロスパーセル、スタンダードスパーセル、フ
ィルターセルなどが挙げられる。主成分であるSiO2
を約70%含有するケイ酸アルミニウムとして、例え
ばトプコ#31など、更に、セルロース系濾過助剤とし
ては、KC−フロック、SW40、BW20、BW4
0、BW100、BW200などが挙げられる。また、
活性炭、活性アルミナ、合成ゼオライト、及び粘土また
は粘度鉱物としては、活性白土、酸性白土などが挙げら
れ、それぞれ単独または2種以上の混合物として用いる
ことができる。濾過助剤の使用量は、工程(A)の反応
粗製物に対して0.01〜5重量%程度とするのが好ま
しい
【0027】
【発明の効果】本発明の方法により得られた(ポリ)グ
リコールエーテル系溶剤は、低沸点化合物由来の臭気成
分を含まなく優れたにおいにであり、化粧料原料等に配
合したとき基剤臭などが生じないので幅広く使用するこ
とができる。
【0028】
【実施例】次に本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。また、
以下の例において、「%」は「重量%」である。
【0029】実施例1 2.5MgO・Al・mHOなる化学組成の水
酸化アルミニウム・マグネシウム(協和化学製、キョー
ワード300)25gを700℃で3時間焼成活性化し
て16.5gのMgOを主成分とした複合金属酸化物触
媒を得た。次に、オートクレーブ中に上記触媒1.77
gと原料としてエチレングリコールモノブチルエーテル
1181.7g(日本乳化剤製、商品名ブチルグリコー
ル)を仕込み、オートクレーブ内を窒素ガスで置換した
後、攪拌しながら50℃まで昇温し減圧下で脱水(50
Torr到達)した。オートクレーブ内に窒素ガスを導
入して常圧まで戻し、160℃まで昇温した。次いで、
温度を180℃、圧力5atmに維持しながら、エチレ
ンオキサイド572.7gを導入し、同温度で平衡圧に
達するまで攪拌を継続し反応を完結させたのちに、80
℃に冷却した(工程A)。予め窒素置換したガラス製オ
ートクレーブ中に、工程Aで得られた反応粗製物58
2.5gとイオン交換水17.5gを添加混合し、密閉
状態で130℃まで昇温した(工程B)。次に、系内を
ゆるやかに減圧(130℃、34Torr)にしていき
低沸点化合物を55.3g留出させた(工程C)。更
に、減圧を高めながら温度130℃、15Torrとし
95.9gを留出させた(工程D)。次いで、工程Dの
残さ100gをビーカーに取り、セルロース系の濾過助
剤としてKC−フロック0.5gを混合させ、35℃で
濾過操作を行い精製品を得た。この精製品の匂いを評価
した結果、本来の(ポリ)グリコールエーテル臭とは異
なる臭気成分(不純物の検出有無をヘッドスペースGC
−MS分析)が含まれておらず、良好な匂いであった
(表1)。また、工程Aで得た反応粗製物、工程Dの留
出後の組成をガスクロマトグラフィー分析により求めた
(表2)。
【0030】なお、GC−MS、GCは以下の条件で測
定した。
【0031】(GC−MS分析) ヘッドスペース採取 装置 HP7694(HP) サンプル容器 10ml サンプル量 1ml 加温条件 70℃20分(Loop温度:120℃) GC 装置 G1800A(HP) カラム DB−WAX 0.25mm×60m 0.
25μm(J&W) キァリアガス He 1.0ml/min スプリット比 20:1 検出器 FID カラム温度 65℃(10min保持)→3.3℃/
min→220℃(14min保持) 注入温度 240℃ 検出器温度240℃ 注入量 3ml MS イオン化法 EI イオン化電圧 1800−1900eV(毎回調節) マス範囲 33−425m/z
【0032】(GC分析) 装置 GC−14A(島津) カラム SPB−5 0.25mm×30m 0.25
μm(Supelco) キャリアガス He 1.0ml/min スプリット比 50:1 検出器 FID カラム温度 100℃(5min保持)→10℃/m
in→280℃(17min保持) 注入温度 300℃ 検出器温度300℃ 注入量 1μl
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】実施例2 工程Dで得られた留分177.3gとエチレングリコー
ルモノブチルエーテル1004.4gとを原料として用
いた以外は、実施例1に準じて行った。得られた精製品
の匂いを評価した結果、本来の(ポリ)グリコールエー
テル臭とは異なる臭気成分(不純物の検出有無をヘッド
スペースGC−MS分析)が含まれておらず、良好な匂
いであった(表3)。また、工程Aで得た反応粗製物、
工程Dの留出後の組成をガスクロマトグラフィー分析に
より求めた(表4)。
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】実施例3 予め窒素置換したガラス製オートクレーブ中に、工程A
で得られた反応粗製物582.5gを仕込み攪拌下で昇
温(130℃)した。次いで、系内をゆるやかに減圧
(130℃)しながら、低イオン交換水17.5gを3
0分かけ連続的に添加した(イオン交換水添加終了後の
圧力は30Torr)以外は、実施例1に準じて行っ
た。得られた精製品の匂いを評価した結果、本来の(ポ
リ)グリコールエーテル臭とは異なる臭気成分(不純物
の検出有無をヘッドスペースGC−MS分析)が含まれ
ておらず、良好な匂いであった(表5)。また、工程A
で得た反応粗製物、工程Dの留出後の組成をガスクロマ
トグラフィー分析により求めた(表6)。
【0039】
【表5】
【0040】
【表6】
【0041】参考例1 実施例1と同様にして反応粗製物(工程A)を得た。次
に、予め窒素置換したガラス製オートクレーブ中に、工
程Aで得られた反応粗製物582.5gを仕込み系内を
ゆるやかに減圧を高めながら温度130℃、15Tor
rとし133.7gを留出させた。次いで、工程Dの残
さ100gをビーカーに取り、セルロース系の濾過助剤
としてKC−フロック0.5gを混合させ、35℃で濾
過操作を行い精製品を得た。この精製品の匂いを評価し
た結果、本来の(ポリ)グリコールエーテル臭とは異な
る臭気成分(不純物の検出有無をヘッドスペースGC−
MS分析)が含まれており、匂いは満足するものでなか
った(表7)。
【0042】
【表7】
【0043】参考例2 実施例1と同様にして反応粗製物(工程A)を得た。次
に、予め窒素置換したガラス製オートクレーブ中に、工
程Aで得られた反応粗製物582.5gを仕込み系内を
ゆるやかに減圧を高めながら温度130℃、10Tor
rとし149.6gを留出させた以外、参考例1に準じ
て精製品を得た。この精製品の匂いを評価した結果、本
来の(ポリ)グリコールエーテル臭とは異なる臭気成分
(不純物の検出有無をヘッドスペースGC−MS分析)
が含まれており、匂いは満足するものでなかった(表
8)。また、工程Aで得た反応粗製物、工程Dの留出後
の組成をガスクロマトグラフィー分析により求めた(表
9)。
【0044】
【表8】
【0045】
【表9】
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月12日(1999.11.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明の形態】本発明で用いられるMgOを主成分とし
た一種又は二種以上の金属を添加した複合金属酸化物触
媒としては、特公平6−15038号公報、特開平7−
227540号公報、同6−19816号公報、同6
−182206号公報、同5−170688号公報、マ
グネシウムとアルミニウムと6A族、7A族及び8族か
ら選ばれる少なくとも一種の金属とを含有する金属酸化
物からなるアルコキシル化用触媒(特願平10−161
718号公報)等が挙げられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 大山 哲 東京都墨田区本所一丁目3番7号ライオン 株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AA03 AB80 AC43 AD11 AD16 AD17 BA06 BA09 BA30 BB31 GN06 GP01 GP10 4H039 CA61 CF90

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) R−(OCHCH)n−OH (I) (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、nは整数で
    ある。)で表される(ポリ)エチレングリコールモノア
    ルキルエーテルの混合物であって、数式(1)の条件を
    満たし、かつ、付加モル数が1モルである(ポリ)エチ
    レングリコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜3
    重量%、付加モル数が4〜6モルである(ポリ)エチレ
    ングリコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜19
    重量%、付加モル数が6モル以上である(ポリ)エチレ
    ングリコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜1重
    量%からなる(ポリ)エチレングリコールモノアルキル
    エーテル系溶剤。 【数1】 (式中、Ynはアルキレンオキサイドの付加モル数がn
    モルの(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテ
    ルの重量%を示し、Pは混合物中の最も含有量の高い
    (ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテルのエ
    チレンオキサイドの付加モル数を示し、エチレンオキサ
    イドの平均付加モル数は1〜3である。)
  2. 【請求項2】 MgOを主成分とした一種又は二種以上
    の金属を添加した複合金属酸化物触媒の存在下、グリコ
    ールエーテル及び/又は工程(D)留分の混合物にエチ
    レンオキサイドを付加反応させる工程(A)、反応粗製
    物と水を接触させる工程(B)、低沸点化合物を留去さ
    せる工程(C)、グリコールエーテルを留去させる工程
    (D)及び複合金属酸化物触媒を分離させる工程(E)
    とからなることを特徴とする請求項1記載の(ポリ)エ
    チレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤の製造方
    法。
  3. 【請求項3】工程(A)で製造されたエチレンオキサイ
    ド付加体混合物が、下記の数式(2)の条件を満たし、
    かつ、付加モル数が1モルである(ポリ)エチレングリ
    コールモノアルキルエーテルの含有量が10〜25重量
    %、付加モル数が4〜6モルである(ポリ)エチレング
    リコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜19重量
    %、付加モル数が6モル以上である(ポリ)エチレング
    リコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜1重量%
    からなる請求項2記載の(ポリ)エチレングリコールモ
    ノアルキルエーテル系溶剤の製造方法。 【数2】 (式中、Ynはエチキレンオキサイドの付加モル数がn
    モルの(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテ
    ルの重量%を示し、Pは混合物中の最も含有量の高い
    (ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテルのエ
    チレンオキサイドの付加モル数を示し、エチレンオキサ
    イドの平均付加モル数は1〜3である。)
  4. 【請求項4】工程(A)で製造されたエチレンオキサイ
    ド付加体の平均付加モル数が1.0〜1.3である請求
    項2又は3記載の(ポリ)エチレングリコールモノアル
    キルエーテル系溶剤の製造方法。
  5. 【請求項5】工程(D)における留出率が、工程(A)
    の仕込量に対して5〜15重量%であり、留去した混合
    物の付加モル数が1モルである(ポリ)エチレングリコ
    ールモノアルキルエーテルの含有量が50〜80重量
    %、付加モル数が1〜3モルである(ポリ)エチレング
    リコールモノアルキルエーテルの含有量が90〜100
    重量%、付加モル数が4モル以上である(ポリ)エチレ
    ングリコールモノアルキルエーテルの含有量が0〜3重
    量%である、請求項2〜4いずれか1項に記載の(ポ
    リ)エチレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤の
    製造方法。
  6. 【請求項6】工程(B)と工程(C)の操作を同時に実
    施する請求項2〜5いずれか1項に記載の(ポリ)エチ
    レングリコールモノアルキルエーテル系溶剤の製造方
    法。
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