JP2001064125A - 毛髪整髪剤 - Google Patents

毛髪整髪剤

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JP2001064125A
JP2001064125A JP23927999A JP23927999A JP2001064125A JP 2001064125 A JP2001064125 A JP 2001064125A JP 23927999 A JP23927999 A JP 23927999A JP 23927999 A JP23927999 A JP 23927999A JP 2001064125 A JP2001064125 A JP 2001064125A
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hair
mol
hair styling
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propylene oxide
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JP23927999A
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Takayuki Omura
孝之 大村
Tomotaka Shida
智隆 志田
Tomiyuki Nanba
富幸 難波
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 髪に塗布した際に使用感触として、ナチュラ
ルなセット力があり、髪に「つや」、「みずみずしさ」
を与え、整髪性に優れる整髪剤の提供。 【解決手段】 (A)グルコマンナン及び(B)多価ア
ルコール母核にプロピレンオキサイド及び/又はエチレ
ンオキサイドが付加重合したポリエーテル化合物の一種
又は二種以上配合して毛髪整髪剤を調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分分野】本発明は、毛髪整髪剤に関
するものであり、より詳しくは、髪に塗布した際に使用
感触として、ナチュラルなセット力があり、髪に「つ
や」、「みずみずしさ」を与え、整髪性に優れる毛髪整
髪剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪化粧料には、毛髪に光沢やな
めらかさを与え、かつ良好なセット保持力を与える目的
で、樹脂と、シリコーン油、高分子シリコーン、エステ
ル油あるいは炭化水素油などの油分を可溶化、乳化、溶
解したものとを併用したものが多く用いられている。
【0003】また、毛髪化粧料には、整髪力を付与する
目的で、ワックスが配合されることがあるものの、その
際には塗布部分のべたつきが著しく、かつギラツキ等を
生じることもあるため、各種エマルションとして用いら
れることが多い。そのような化粧料の例としては、特開
平3−2112号公報あるいは特開平4−230616
号公報のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来の毛髪化粧料では、整髪力が不充分であり、後者の
ワックスの微細分散物を含有した毛髪化粧料において
は、ワックスのべたつき感、なめらかさに関する改善が
不充分であった。本発明は、前記従来技術の課題に鑑み
なされたものであり、具体的には、前者の化粧料の整髪
力の不充分さ、後者の化粧料のべたつき感及びなめらか
さの不充分さ等の解消という従来技術の課題を解決すべ
くなされたものである。
【0005】すなわち、本発明者も前記課題を解決すべ
く鋭意研究を行っており、その結果開発したのが本発明
であり、したがって、本発明の目的は、整髪力に優れる
と共に、べたつき感が少なく、かつ毛髪になめらかさ、
くし通りのよさ及びつやを付与することができる毛髪整
髪剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するためになされたものであり、そのために採用した
手段である、本発明は、 (A)グルコマンナン (B)多価アルコール母核にプロピレンオキサイド及び
/又はエチレンオキサイドが付加重合したポリエーテル
化合物の一種又は二種以上を含有することを特徴とする
毛髪整髪剤である。そして、本発明ではこのような手段
を採用することにより、前記したとおり整髪力に優れる
と共に、べたつき感が少なく、かつ毛髪になめらかさ、
くし通りのよさ及びつやの良さを付与することができる
毛髪整髪剤を提供することができる。
【0007】
【発明の実施形態】本発明の毛髪整髪剤は、前記したと
おり (A)グルコマンナン (B)多価アルコール母核にプロピレンオキサイド及び
/又はエチレンオキサイドが付加重合したポリエーテル
化合物の一種又は二種以上を含有することを特徴とする
ものであり、その結果、整髪力に優れると共に、べたつ
き感が少なく、かつ毛髪になめらかさ、くし通りのよさ
及びつやの良さを付与することができる毛髪整髪剤を提
供することができるものである。
【0008】次ぎに、この毛髪整髪剤に配合されるグル
コマンナンについて、詳細に説明する。グルコマンナン
は、元来、水分を吸収させることによって膨潤し、酸化
カルシウムなどのアルカリ土類金属水酸化物を添加し
て、凝固させるなどの周知の手段をとることによって食
品としてのコンニャクの製造原料に供されている。ま
た、それは、D−グルコースとD−マンノースを主要構
成成分とする多糖類の総称であり、コンニャク属の植物
の球茎中やある種の針葉樹剤のヘミセルロース画分中か
ら分離されるものである。
【0009】そして、そのグルコナンナンは、コンニャ
ク芋を精粉化して得られるものであるが、本発明に用い
られるものとして好ましいものは、植物分類上サトイモ
科に属するAmorphophallus Konja
c,K.Kochの塊茎(芋)に含まれるグルコマンナ
ンを精製・分離・粉砕して得られたD−グルコースとD
−マンノースがほぼ1:1.6の割合でβ−1.4結合
によるもので、分子量が100万〜200万のものであ
る。市販品としては、清水化学(株)社製のレオレック
スRX、レオレックスRS、プロポールA等が挙げられ
る。
【0010】本発明の毛髪整髪剤においては、前記
(A)のグルコマンナンは、組成物中の水相に水溶液の
形で用いられる。好ましい配合量は、0.1〜5.0重
量%、さらに好ましくは、0.5〜3.0重量%であ
る。0.1重量%未満では、本発明の水々しさ、転相感
に欠ける。また、5重量%を越えて配合しても本発明の
効果を増強するものではない。
【0011】同様に毛髪整髪剤に配合される前記(B)
のポリエーテル化合物は、多価アルコール母核にプロピ
レンオキサイド及び/又はエチレンオキサイドが付加重
合したポリエーテル化合物である。本発明において、好
ましいポリエーテル化合物は、(1)グリセリン、ジグ
リセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロ
パン、トリメチロールエタン、マンニッタン、ソルビタ
ン、マンニット及びソルビットの如き末端水酸基数が3
〜6個の官能基を有する多価アルコールに、プロピレン
オキサイド(以下POと略す)を20〜90モル付加重
合せしめた主鎖に、エチレンオキサイド(以下EOと略
す)を1〜10モル付加重合させたポリエーテル化合物
群に属するものである。
【0012】より好ましくは、多価アルコール母核にP
O50〜70モル付加重合せしめた主鎖に、EO3〜7
モル付加重合させたポリエーテル化合物であり、これら
のうち、特に好ましいものは、ペンタエリスリトール母
核にプロピレンオキサイド40〜80モル及びエチレン
オキサイド3〜10モルが順次付加重合したものであ
る。
【0013】本発明の毛髪整髪剤に(B)ポリエーテル
化合物として配合するところの前記した(1)のポリエ
ーテル化合物群において、多価アルコールを母核とした
のは、PO付加箇所を3〜6と多くすることを狙いと
し、あくまでも整髪剤に適度な油性を失わずに極性を増
加する目的としたものである。以上のとおりではある
が、研究の結果、PO付加重合しただけでは、その極性
は洗髪性や汚着要因を十分に解決せしめるだけの領域ま
でには達せず、EOの付加重合モル数を限定することが
不可欠であった。EO付加モル数の限定、即ち1〜10
モルとしたのは、10モル以上の付加ではセルロイド侵
食性を生じるからである。
【0014】また、(1)のポリエーテル化合物群は、
コポリマー(共重合体)の分子構造、即ち、ブロック重
合体、ランダム重合体(サンドイッチ型も含む)をも含
むが、研究の結果では、ブロック重合体の末端基がより
水溶性を有するため、該重合体の場合には洗髪性につい
てランダム重合体より優れていた。
【0015】それは、ランダム重合体が、より油溶性を
有するためと思われる。また、セルロイド侵食性につい
ては優意性は変わらなかった。なお、多価アルコール母
核にPOを20〜90モル付加重合せしめた主鎖にEO
を1〜10モル付加重合したポリエーテル化合物のリン
酸エステルについても研究を行ったが、本発明に用いら
れるポリエーテル化合物と比較して、整髪保持性、使用
性(手のべとつき)について好ましくないことが確認さ
れた。
【0016】そして、本発明の毛髪整髪剤に配合する
(B)ポリエーテル化合物としては、前記(1)のポリ
エーテル化合物群以外に、(2)トリグリセリン以上の
ポリグリセリンにプロピレンオキサイド20〜100モ
ル付加重合したポリエーテル化合物、又はプロピレンオ
キサイド40〜120モルとエチレンオキサイド1〜2
0モルを付加重合したポリエーテル化合物群が挙げられ
る。
【0017】前記(2)の化合物群において、ポリグリ
セリン:即ち、トリグリセリン以上のポリグリセリン混
合物で、末端水酸基を5個以上有するものに、POを2
0〜100モル付加重合、好ましくは、40〜80モル
付加重合せしめたポリエーテル化合物又はPO40〜1
20モルとEO1〜20モルを付加重合、好ましくはE
O3〜10モルとを付加重合せしめたポリエーテル化合
物が好ましい。これらのうち、特に好ましいものは、デ
カグリセリン母核にプロピレンオキサイド50〜90モ
ル付加重合したものである。
【0018】その化合物群において、ポリグリセリンに
対するPO付加が、低モル付加ではセルロイド侵食性が
強く、PO20モル以上の付加により、セルロイド侵食
性をなくすことができ、粘性も適度になり、整髪剤油分
として必要な500〜1500mPa・Sの粘度を示
す。その際に、POを100モルまで付加せしめても、
ポリグリセリンのもつ末端水酸基5〜8個の極性基が有
効に働き、水分散性良好で、手の汚れが水道水で簡単に
洗い落とせる事を特徴とする化合物が得られる。
【0019】なお、ポリグリセリンにPOを上記最適モ
ル数付加すると化合物は油性となり、水分散性が劣る
が、更にEOを1〜20モル付加することにより、整髪
力に優れ、セルロイド侵食性がなく、水溶解性が良好な
化合物を得ることができる。これは、ポリグリセリンに
EOを1〜20モル付加後、POを上記最適付加モル数
以上に付加重合させたものでも同様である。また、これ
らのポリエーテル化合物のリン酸エステルについても研
究を行ったが、本発明に用いられるポリエーテル化合物
と比較して、整髪保持性、使用性(手のべとつき)につ
いて好ましくないことが確認された。
【0020】前記したポリエーテル化合物群を含め、本
発明の毛髪整髪剤に用いるポリエーテル化合物は、その
製造及び品質管理はいずれも簡便にできるものであり、
工業的な規模及び性能においても支障のない有益なもの
である。これらのポリエーテル化合物の製造は、従来の
製造法に準ずればよいが、一例を示せば、N2ガス中
で、多価アルコールに粒状苛性ソーダを混合し、POを
反応温度100〜120℃、内圧5〜7kg/cm2
下でゆっくり添加し、次にEOを付加すれば多価アルコ
ールのプロピレンオキサイド、エチレンオキサイド付加
重合物が得られる。かかるポリエーテル化合物及びその
製法は、例えば、特公昭55−10567号公報に記載
されている。
【0021】本発明の整髪剤に配合される成分(B)の
ポリエーテル化合物の好ましい配合量は、0.1〜1
0.0重量%、より好ましくは0.5〜7.0重量%で
ある。0.1重量%未満では、本発明の効果、特に、し
っとりなめらかで、整髪力のある感触が得られず、1
0.0重量%を越えて配合しても本発明の効果を増強す
るものではなく、かつべたつきも生じてくる。
【0022】本発明の整髪剤組成物には、上記の必須構
成成分の他に、目的に応じて本発明の効果を損なわない
量的及び質的範囲内で、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリ
ン、ソルビトール、ポリエチレングリコール等の水溶性
多価アルコール、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、
ピロリドンカルボン酸塩等の保湿剤、紫外線吸収剤、紫
外線散乱剤、アクリル系樹脂、シリコーン樹脂、ポリビ
ニルピロリドン等の樹脂類を配合してもい。
【0023】さらに、大豆蛋白、ゼラチン、コラーゲ
ン、絹フィブロイン、エラスチン等の蛋白分解物、エチ
ルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤、各種アミノ
酸、ビオチン、パントテン酸誘導体等の賦活剤、γ−オ
リザノール、デキストラン硫酸ナトリウム、ビタミンE
誘導体、テトラクロロジフルオロエタン等の希釈剤、カ
ルボキシビニルポリマー等の増粘剤、薬剤、香料、色剤
等を必要に応じて配合してもよい。
【0024】本発明の毛髪整髪剤の調製法については、
毛髪整髪剤の通常の製法が採用でき、その整髪剤は必須
成分の(A)グルコマンナン及び(B)ポリエーテル化
合物、並びに必要に応じ配合される成分をホモミキサー
等で混合することにより調製される。これら成分を混合
する際の混合順等の手順についても、通常行われる油性
成分と水性成分を混合する際の手順により行えばよい。
【0025】
【実施例】次に、本発明の実施例の整髪剤及び比較例の
整髪剤を具体的に示すと共に、それら整髪剤の各種性能
試験についても示すが、本発明は、この実施例及び性能
試験によりに何ら限定されるものではなく、特許請求の
範囲の記載に基づいて把握されるものであることは勿論
である。
【0026】 [実施例1] ヘアクリーム 重量% (1)高分子量ジメチルポリシロキサン(分子量70万) 2.0 (2)軽質流動イソパラフィン 30.0 (3)グリセリン 3.0 (4)プロピレングリコール 3.0 (5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (6)エタノール 10.0 (7)グリセリンの(PO)30モル(EO)2モル付加物 1.5 (8)ソルビットの(PO)60モル(EO)4モル付加物 1.5 (9)イオン交換水 44.79 (10)香料 0.1 (11)グルコマンナン 2.0 [商品名:レオレックスRX-H,清水化学(株)社製] (12)パラベン 0.1 (13)酸化防止剤 0.01
【0027】〈製法〉(2)に(1)を溶解し、形成した溶
液を(3)(4)(5)及び(9)の一部の混合物に添加して、
室温にてホモミキサーで撹拌し、乳化する。次いで、得
られた乳化物を(6)(7)(8)(10)(11)(12)(13)及び(9)
の残部の混合物に添加し、ヘアクリームを調製する。
【0028】 [実施例2] ヘアローション 重量% (1)ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 4.0 (2)ジメチルポリシロキサン(分子量1000) 4.0 (3)1,3−ブチレングリコール 1.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 0.5 (5)エタノール 15.0 (6)ポリグリセリン(平均分子量350)の(PO)40モル付加物 5.0 (7)イオン交換水 70.3 (8)香料 0.1 (9)グルコマンナン 0.1 [商品名:レオレックスRX-L,清水化学(株)社製] (10)ペンタエリスリトールの(PO)65モル(EO)4.5モル付加物 1.0
【0029】〈製法〉(1)に(2)を溶解し、形成された
溶液を(3)(4)及び(7)の一部の混合物に添加して、室
温にてホモミキサーで撹拌し、乳化する。次いで、得ら
れた乳化物を(5)(6)(8)(9)(10)及び(7)の残部の混
合物に添加し、ヘアローションを調製する。
【0030】 [実施例3] スタイリングムース 重量% (1)コハク酸ジ2−エチルヘキシル 3.0 (2)ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 3.0 (3)ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデシルエーテル 0.5 (4)ジグリセリン 1.0 (5)プロピレングリコール 1.0 (6)エタノール 3.0 (7)マンニットの(PO)20モル(EO)2モル付加物 7.0 (8)グルコマンナン 0.2 [商品名:レオレックスRS,清水化学(株)社製] (9)イオン交換水 73.3 (10)液化石油ガス(LPG) 8.0
【0031】〈製法〉(1)(2)を(3)(4)及び(9)の一
部の混合物に添加して、室温にてホモミキサーで撹拌し、
乳化する。その後得られた乳化物に(6)(7)(8)及び
(9)の残部を添加して原液とする。次いで、この原液を
エアゾールル缶に詰め、バルブを取り付ける。最後に(1
0)を充填する。
【0032】 [実施例4] スタイリングジェル 重量% (1)グルコマンナン 1.5 [商品名:フ゜ロホ゜ールA,清水化学(株)社製] (2)トリメチロールプロパンの(PO)40モル(EO)5モル付加物 3.0 (3)エタノール 10.0 (4)イオン交換水 70.2 (5)グリセリン 15.0 (6)香料 0.3 〈製法〉(1)〜(6)を溶解・混合する。
【0033】 [比較例1] ヘアクリーム(グルコマンナンを配合しない場合) 重量% (1)高分子量ジメチルポリシロキサン(分子量70万) 2.0 (2)軽質流動イソパラフィン 30.0 (3)グリセリン 3.0 (4)プロピレングリコール 3.0 (5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (6)エタノール 10.0 (7)グリセリンの(PO)30モル(EO)2モル付加物 1.5 (8)ソルビットの(PO)60モル(EO)4モル付加物 1.5 (9)イオン交換水 44.79 (10)香料 0.1 (11)キサンタンガム 2.0 (12)パラベン 0.1 (13)酸化防止剤 0.01
【0034】〈製法〉(2)に(1)を溶解し、形成した溶
液を(3)(4)(5)及び(9)の一部の混合物に添加して、
室温にてホモミキサーで撹拌し、乳化する。次いで、得
られた乳化物を(6)(7)(8)(10)(11)(12)(13)及び(9)
の残部の混合物に添加しヘアクリームを調製する。
【0035】 [比較例2] ヘアローション(ポリエーテル化合物を配合しない場合) 重量% (1)ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 4.0 (2)ジメチルポリシロキサン(分子量1000) 4.0 (3)1,3−ブチレングリコール 1.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 0.5 (5)エタノール 15.0 (6)ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 5.0 (7)イオン交換水 70.3 (8)香料 0.1 (9)グルコマンナン 0.1 [商品名:レオレックスRX-L,清水化学(株)社製] (10)ペンタエリスリトールの(PO)65モル(EO)4.5モル付加物 1.0
【0036】〈製法〉(1)に(2)を溶解し、形成した溶
液を(3)(4)及び(7)の一部の混合物に添加して、室温
にてホモミキサーで撹拌し、乳化する。次いで、得られ
た乳化物を(5)(6)(8)(9)(10)及び(7)の残部の混合
物に添加し、ヘアローションを調製する。
【0037】 [比較例3] スタイリングジェル(グルコマンナン及びポリエーテル化合物 の両者とも配合しない場合) 重量% (1)カルボキシビニルポリマー 1.5 (2)ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 3.0 (3)エタノール 10.0 (4)イオン交換水 70.2 (5)グリセリン 15.0 (6)香料 0.3 (7)水酸化カリウム 0.3 〈製法〉(1)〜(6)を溶解・混合する。
【0038】[毛髪整髪剤の性能試験方法及び評価方
法]つぎに、前記実施例で調製した本発明の毛髪整髪剤
及び比較例で調製した毛髪整髪剤について以下の性能試
験を行う。すなわち、その性能試験は、「手のべたつき
感」、「手ぐしの通りやすさ」、「なめらかさ」、「つ
や」及び「整髪力」であり、それらの試験方法及び評価
方法は以下のとおりである。
【0039】〈手のべたつき感〉手のひらに試料1gを
とり、30秒間手でこすった後、手のべたつき感を次ぎ
のとおり官能評価した。 ○:全くべたつかない △:ややべたつきがある ×:かなりのべたつきがある
【0040】〈手ぐしの通りやすさ〉毛髪ストランド
(4g)に試料2gを塗布し、櫛で形を整え、その直後
及び6時間後に手ぐしの通りやすさを評価した。 ○:手ぐしが通る △:ややひっかかる ×:ひっかかる
【0041】〈なめらかさ〉なめらかさについても、塗
布直後及び6時間後の両方について評価した。 ○:なめらかである △:ややなめらかである ×:なめらかでない
【0042】〈つや〉つやについても、塗布直後及び6
時間後の両方について評価した。 ○:つやがある △:ややつやがある ×:つやがない
【0043】〈整髪力〉毛髪ストランド(4g)に試料
2g塗布し、櫛で形を整える。次いで、そのストランド
に図1のようにドライヤーで送風し、ストランドの広が
り具合を評価した。図1において、 整髪力=S0/S1(最大値は1,値が小さい程、整髪力
がない) ○:広がってない(S0/S1=0.8〜1.0) △:やや広がっている(S0/S1=0.5〜0.8) ×:広がっている(S0/S1=0.5未満)
【0044】〈試験結果〉前記実施例及び比較例の整髪
剤の性能試験結果は表1に示すとおりである。それによ
れば、グルコマンナン及びポリエーテル化合物の両者を
配合した本発明の毛髪整髪剤は、性能試験を実施したす
べての点で優れている。すなわち、本発明の整髪剤は、
製造直後において、べたつき感のなさ、手ぐしの通りや
すさ、なめらかさ、つや及び整髪力のいずれの性能にお
いても高い評価を得ており、また6時間経過後において
も、試験を実施しなかったべたつき感のなさを除き、そ
の性能が維持されているという高い評価を得ていること
がわかる。
【0045】
【表1】
【0046】これに対して、グルコマンナンを配合して
いない比較例1の整髪剤は、なめらかさ及びつやの性能
に関し6時間経過後の評価が低いものとなっており、手
のべたつき感のなさの製造直後、並びに手ぐしの通りや
すさ及び整髪力の6時経過後の評価は、中間的なそこそ
このものとなっている。また、ポリエーテル化合物を配
合していない比較例2の整髪剤は、なめらかさの製造直
後及び整髪力の6時間経過後の性能の評価が低いものと
なっており、手ぐしの通りやすさ及びなめらかさの製造
直後及び6時間経過後、並びにつやの製造直後の性能の
評価は中間的なそこそこのものとなっている。
【0047】そして、グルコマンナン及びポリエーテル
化合物の両者とも配合していない比較例3の整髪剤は、
手ぐしの通りやすさの6時間経過後、並びになめらかさ
の製製造直後及び6時間経過後の性能の評価が低いもの
となっており、手のべたつき感のなさ及び手ぐしの通り
やすさの製造直後、つやの製造直後及び6時間経過後、
並びに整髪力の6時間経過後の性能の評価は中間的なそ
こそこのものとなっている。
【0048】
【発明の効果】前述したように、本発明の毛髪整髪剤
は、グルコマンナンと、多価アルコール母核にプロピレ
ンオキサイド及び/又はエチレンオキサイドを付加重合
させたポリエーテル化合物とを含有するものであり、そ
れにより整髪力に優れと共に、べたつき感のなさ、くし
通りの良さ、なめらかさ、つやといった使用感にも優れ
ている。すなわち、髪に塗布した際に使用感触として、
ナチュラルなセット力があり、髪に「つや」、「みずみ
ずしさ」を与え、整髪性に優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 整髪力の試験方法の概要を図示する図であ
り、試料を毛髪ストランドに塗布後、櫛で形を整え、次
いでドライヤーで送風し、ストランドの広がり具合を評
価する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 難波 富幸 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 Fターム(参考) 4C083 AC012 AC022 AC102 AC122 AC181 AC182 AC372 AC422 AC432 AC442 AC482 AD112 AD152 AD211 AD212 CC32 DD08 DD31 DD41 EE06 FF05 FF06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(A)及び(B)を含有する
    ことを特徴とする毛髪整髪剤。 (A)グルコマンナン (B)多価アルコール母核にプロピレンオキサイド及び
    /又はエチレンオキサイドが付加重合したポリエーテル
    化合物の一種又は二種以上
  2. 【請求項2】 (B)多価アルコール母核にプロピレン
    オキサイド及び/又はエチレンオキサイドが付加重合し
    たポリエーテル化合物が、以下のものである請求項1記
    載の毛髪整髪剤。 (1)ペンタエリスリトール母核にプロピレンオキサイド
    40〜80モル及びエチレンオキサイド3〜10モルが
    順次、付加重合したポリエーテル化合物 (2)トリグリセリン以上のポリグリセリンにプロピレン
    オキサイド20〜100モル付加重合したポリエーテル
    化合物、又はプロピレンオキサイド40〜120モルと
    エチレンオキサイド1〜20モルを付加重合したポリエ
    ーテル化合物
  3. 【請求項3】 成分(A)を0.1〜5.0重量%、成
    分(B)を0.1〜10.0重量%含有する、請求項1
    又は2記載の毛髪整髪剤。
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JP2007091698A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Nof Corp 化粧料用基剤およびそれを配合してなる化粧料

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