JP2001064102A - 動物忌避材 - Google Patents
動物忌避材Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 反射光や爆発音を用いず、動物忌避効果を持
続させ、使用が簡便な動物忌避材を提供する。 【解決手段】 含硫テルペン並びにS及びOを環員とす
る6〜8員ヘテロ環化合物の一方または両方を有効成分
とする揮発性動物忌避剤、ゲル化剤及び溶剤、からなる
動物忌避材。
続させ、使用が簡便な動物忌避材を提供する。 【解決手段】 含硫テルペン並びにS及びOを環員とす
る6〜8員ヘテロ環化合物の一方または両方を有効成分
とする揮発性動物忌避剤、ゲル化剤及び溶剤、からなる
動物忌避材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動物忌避剤、ゲル
化剤及び溶剤からなる動物忌避材に関するものである。
化剤及び溶剤からなる動物忌避材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭ゴミ集積場のゴミ収集時にゴ
ミ袋を食い破る犬猫及び鳥などの被害が問題となってい
る。さらには、近隣の飼い犬飼い猫や野性化した動物の
害、鳩などの鳥などによる糞害も重大な公害問題となっ
ている。また、家の廻り、特に集合住宅に数多く見られ
るベランダのハト、カラス、スズメ等の鳥等による糞害
も重大な公害問題となっている。従来より動物忌避の方
法としては、反射光や爆発音によるものがあるが、使用
方法及び効果の持続性の点で制約が多い。動物忌避剤の
散布という方法も有効であるが、揮発性の低い溶剤を添
加するだけでは、持続性、使用方法の簡便さという点で
十分ではない。
ミ袋を食い破る犬猫及び鳥などの被害が問題となってい
る。さらには、近隣の飼い犬飼い猫や野性化した動物の
害、鳩などの鳥などによる糞害も重大な公害問題となっ
ている。また、家の廻り、特に集合住宅に数多く見られ
るベランダのハト、カラス、スズメ等の鳥等による糞害
も重大な公害問題となっている。従来より動物忌避の方
法としては、反射光や爆発音によるものがあるが、使用
方法及び効果の持続性の点で制約が多い。動物忌避剤の
散布という方法も有効であるが、揮発性の低い溶剤を添
加するだけでは、持続性、使用方法の簡便さという点で
十分ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、反
射光や爆発音を用いず、動物忌避効果を持続させ、使用
が簡便な動物忌避材を提供することを目的とする。
射光や爆発音を用いず、動物忌避効果を持続させ、使用
が簡便な動物忌避材を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討を行った結果、揮発性動物忌避
剤とゲル化剤と溶剤を有効成分として含んでなる動物忌
避材が、有効な動物忌避作用を示し、簡便な使用方法で
使用でき、持続性を維持することを見出し、本発明に到
達したものである。
を達成するため鋭意検討を行った結果、揮発性動物忌避
剤とゲル化剤と溶剤を有効成分として含んでなる動物忌
避材が、有効な動物忌避作用を示し、簡便な使用方法で
使用でき、持続性を維持することを見出し、本発明に到
達したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳細に
説明する。
説明する。
【0006】本発明の動物忌避材は、含硫テルペン並び
にS及びOを環員とする6〜8員ヘテロ環化合物の一方
または両方を有効成分とする揮発性動物忌避剤、ゲル化
剤及び溶剤、さらに必要に応じて香辛物資忌避剤溶剤か
らなる。
にS及びOを環員とする6〜8員ヘテロ環化合物の一方
または両方を有効成分とする揮発性動物忌避剤、ゲル化
剤及び溶剤、さらに必要に応じて香辛物資忌避剤溶剤か
らなる。
【0007】本発明で用いられる含硫テルペンとは、S
(硫黄原子)を含むテルペンであり、テルペンとは、植
物精油の主成分をなす芳香のある化合物の総称であり、
一般に5n個の炭素原子からなる骨格をもち、n=2、
3、4及び6のものを、モノテルペン、セスキテルペ
ン、ジテルペン及びトリテルペンといい、鎖式構造のも
のと、環式構造のものがある。また炭化水素のほかに、
OH、−CO−、COOH、−O−などの官能基を持
つ。
(硫黄原子)を含むテルペンであり、テルペンとは、植
物精油の主成分をなす芳香のある化合物の総称であり、
一般に5n個の炭素原子からなる骨格をもち、n=2、
3、4及び6のものを、モノテルペン、セスキテルペ
ン、ジテルペン及びトリテルペンといい、鎖式構造のも
のと、環式構造のものがある。また炭化水素のほかに、
OH、−CO−、COOH、−O−などの官能基を持
つ。
【0008】本発明の含硫テルペンのSは、テルペンの
もつ官能基に含まれ、好ましくはSH基として、または
環の構成原子として存在している。より好ましくは、モ
ノテルペンチオール化合物である。
もつ官能基に含まれ、好ましくはSH基として、または
環の構成原子として存在している。より好ましくは、モ
ノテルペンチオール化合物である。
【0009】本発明に使用し得る含硫テルペン化合物と
して、具体的には、チオゲラニオール(I)(3,7−
ジメチル−2,6−オクタジエン−1−チオール)、8
−メルカブトメントン(II)(2−(1−メルカプト−
1−メチル)−エチル−5−メチル−シクロヘキサノ
ン)、リモネンチオール(III) (α,α,4−トリメチ
ル−3−シクロヘキセン−1−メタンチオール)及びミ
ントスルフイド(IV)(1R)−シス−2,6−エビチ
オ−シス−8−イソプロピル−1−メチル−5−メチレ
ン−シス−ビシクロ[5,3,0]デカン)、またこれ
らの混合物を挙げることができる。好ましくは、チオゲ
ラニオール、8−メルカプトメントン及びリモネンチオ
ールであり、より好ましくはチオゲラニオールである。
して、具体的には、チオゲラニオール(I)(3,7−
ジメチル−2,6−オクタジエン−1−チオール)、8
−メルカブトメントン(II)(2−(1−メルカプト−
1−メチル)−エチル−5−メチル−シクロヘキサノ
ン)、リモネンチオール(III) (α,α,4−トリメチ
ル−3−シクロヘキセン−1−メタンチオール)及びミ
ントスルフイド(IV)(1R)−シス−2,6−エビチ
オ−シス−8−イソプロピル−1−メチル−5−メチレ
ン−シス−ビシクロ[5,3,0]デカン)、またこれ
らの混合物を挙げることができる。好ましくは、チオゲ
ラニオール、8−メルカプトメントン及びリモネンチオ
ールであり、より好ましくはチオゲラニオールである。
【0010】本発明のS及びOを環員とする6〜8員ヘ
テロ環化合物とは、炭素数6〜12個を有し、少なくと
も1個のS及びO(酸素原子)を環の構成原子とする6
〜8員環化合物であり、置換基を有していてもよい。好
ましくは、炭素数6〜12個を有するS及びOを含む6
員環化合物である。
テロ環化合物とは、炭素数6〜12個を有し、少なくと
も1個のS及びO(酸素原子)を環の構成原子とする6
〜8員環化合物であり、置換基を有していてもよい。好
ましくは、炭素数6〜12個を有するS及びOを含む6
員環化合物である。
【0011】具体的には、2−メチル−4−プロピル−
1,3−オキサチアン(V)(シス型及びトランス型)
を挙げることができる。
1,3−オキサチアン(V)(シス型及びトランス型)
を挙げることができる。
【0012】
【化1】
【0013】
【化2】
【0014】これらの含硫テルペンまたはS及びOを環
員とする6〜8員ヘテロ環化合物は天然香料中に微量な
がら含まれており、毒性がないか、あっても非常に低い
ために忌避剤中に所望の量を含有させることができる。
員とする6〜8員ヘテロ環化合物は天然香料中に微量な
がら含まれており、毒性がないか、あっても非常に低い
ために忌避剤中に所望の量を含有させることができる。
【0015】本発明で用いられるゲル化剤としては、
1,2,3,4−テトラベンジリデン−D−ソルビトー
ル、12−ヒドロキシステアリン酸、N−ラウロイル−
L−グルタミン酸−α,β−ビス−n−ブチルアミド、
スピンラベル化ステロイド、コレステロール誘導体、ジ
アルキルリン酸アルミニウム、フェノール系環状オリゴ
マー、2,3−ビス−n−ヘキサデシロキシアントラセ
ン、環状デプシペプチド、部分フッ素化アルカン、シス
チン誘導体、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク
酸ナトリウム、トリフェニルアミン誘導体、ブチロラク
トン誘導体、4級アンモニウム塩、フッ素化アルキル化
オリゴマー、尿素誘導体、ビタミンH誘導体、グルコン
アミド誘導体、コール酸誘導体などの低分子化合物のゲ
ル化剤;L−アラニン誘導体、L−イソロイシン誘導
体、L−バリン誘導体などのアミノ酸系ゲル化剤;L−
バリン、L−ロイシン、L−フェニルアラニンのような
中性アミノ酸とL−グルタミン酸−γ−エステル、L−
アスパラギン酸−β−エステルのような酸性アミノ酸と
いう性質の異なる二つのアミノ酸からなる環状ジペプチ
ドなどの環状ジペプチド型ゲル化剤;オリゴ(α−アミ
ノ酸)などのアミノ酸オリゴマー型ゲル化剤;3,7−
ジメチルオクチル基を導入したトリアミノピリミジン誘
導体とバルビツール酸誘導体を合成して組み合わせた二
成分型ゲル化剤;ジアミド、ジ尿素誘導体などのシクロ
ヘキサンジアミン誘導体のゲル化剤;トリデシル−1,
3,5−ベンゼントリカルボキサイド、トリオクタデシ
ル−cis−1,3,5−シクロヘキサントリカルボキ
サイドなどの1,3,5−シクロヘキサントリカルボン
酸誘導体のオイルゲル化剤;双頭型L−イソロイシン誘
導体、双頭型L−バリン誘導体などの双頭型アミノ酸誘
導体のゲル化剤や、カラギーナン、寒天、アルギン酸ソ
ーダ、ステアリン酸ソーダ、安息香酸ナトリウム、ペク
チン、ゼラチン、カルナバワックス、ポリビニルアルコ
ールなどが挙げられる。
1,2,3,4−テトラベンジリデン−D−ソルビトー
ル、12−ヒドロキシステアリン酸、N−ラウロイル−
L−グルタミン酸−α,β−ビス−n−ブチルアミド、
スピンラベル化ステロイド、コレステロール誘導体、ジ
アルキルリン酸アルミニウム、フェノール系環状オリゴ
マー、2,3−ビス−n−ヘキサデシロキシアントラセ
ン、環状デプシペプチド、部分フッ素化アルカン、シス
チン誘導体、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク
酸ナトリウム、トリフェニルアミン誘導体、ブチロラク
トン誘導体、4級アンモニウム塩、フッ素化アルキル化
オリゴマー、尿素誘導体、ビタミンH誘導体、グルコン
アミド誘導体、コール酸誘導体などの低分子化合物のゲ
ル化剤;L−アラニン誘導体、L−イソロイシン誘導
体、L−バリン誘導体などのアミノ酸系ゲル化剤;L−
バリン、L−ロイシン、L−フェニルアラニンのような
中性アミノ酸とL−グルタミン酸−γ−エステル、L−
アスパラギン酸−β−エステルのような酸性アミノ酸と
いう性質の異なる二つのアミノ酸からなる環状ジペプチ
ドなどの環状ジペプチド型ゲル化剤;オリゴ(α−アミ
ノ酸)などのアミノ酸オリゴマー型ゲル化剤;3,7−
ジメチルオクチル基を導入したトリアミノピリミジン誘
導体とバルビツール酸誘導体を合成して組み合わせた二
成分型ゲル化剤;ジアミド、ジ尿素誘導体などのシクロ
ヘキサンジアミン誘導体のゲル化剤;トリデシル−1,
3,5−ベンゼントリカルボキサイド、トリオクタデシ
ル−cis−1,3,5−シクロヘキサントリカルボキ
サイドなどの1,3,5−シクロヘキサントリカルボン
酸誘導体のオイルゲル化剤;双頭型L−イソロイシン誘
導体、双頭型L−バリン誘導体などの双頭型アミノ酸誘
導体のゲル化剤や、カラギーナン、寒天、アルギン酸ソ
ーダ、ステアリン酸ソーダ、安息香酸ナトリウム、ペク
チン、ゼラチン、カルナバワックス、ポリビニルアルコ
ールなどが挙げられる。
【0016】前記のゲル化剤によりゲル化することので
きる溶剤としては、特に限定されるものではない。具体
的にはスクアラン等の動植物油類;流動パラフィン、イ
ソパラフィン、灯油、重油、イソオクタンなどの炭化水
素類;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オ
クチルドデシル等の脂肪酸エステル類、メタノール、エ
タノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、
n−ブタノール、sec−ブタノール、n−オクタノー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジア
セトンアルコール、ベンジルアルコールなどのアルコー
ル系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブなどのセロソルブ系溶剤、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン、イソホロンなどのケトン
系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、
酢酸−n−ブチルなどのエステル系溶剤、エチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル系
溶剤、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶剤、ブチル
カルビトール、水などを挙げることができる。これらの
溶剤は単独であっても2種以上の混合物であっても良
い。またゲル化される溶剤中には、他の成分がゲル化を
妨げない範囲の濃度で、溶解、分散、乳化、懸濁あるい
は混合されていても良い。このような他の成分の例とし
ては、界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、防腐剤、酸
化防止剤、香料、生理活性物質などの有機化合物や、酸
化チタン、タルク、マイカなどの無機化合物を挙げるこ
とができる。本発明で用いられるゲル化剤により溶剤を
ゲル化する際には、溶剤に対してゲル化剤を、通常、
0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%
の範囲で加え、必要に応じて加熱撹拌して、ゲル化剤を
溶解させた後、室温に放置することにより、ゲル化物を
得ることができる。ゲル強度は、ゲル化剤の濃度により
調整することが可能である。
きる溶剤としては、特に限定されるものではない。具体
的にはスクアラン等の動植物油類;流動パラフィン、イ
ソパラフィン、灯油、重油、イソオクタンなどの炭化水
素類;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オ
クチルドデシル等の脂肪酸エステル類、メタノール、エ
タノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、
n−ブタノール、sec−ブタノール、n−オクタノー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジア
セトンアルコール、ベンジルアルコールなどのアルコー
ル系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブなどのセロソルブ系溶剤、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン、イソホロンなどのケトン
系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、
酢酸−n−ブチルなどのエステル系溶剤、エチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル系
溶剤、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶剤、ブチル
カルビトール、水などを挙げることができる。これらの
溶剤は単独であっても2種以上の混合物であっても良
い。またゲル化される溶剤中には、他の成分がゲル化を
妨げない範囲の濃度で、溶解、分散、乳化、懸濁あるい
は混合されていても良い。このような他の成分の例とし
ては、界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、防腐剤、酸
化防止剤、香料、生理活性物質などの有機化合物や、酸
化チタン、タルク、マイカなどの無機化合物を挙げるこ
とができる。本発明で用いられるゲル化剤により溶剤を
ゲル化する際には、溶剤に対してゲル化剤を、通常、
0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%
の範囲で加え、必要に応じて加熱撹拌して、ゲル化剤を
溶解させた後、室温に放置することにより、ゲル化物を
得ることができる。ゲル強度は、ゲル化剤の濃度により
調整することが可能である。
【0017】本発明で必要に応じて用いられる香辛物資
忌避剤としては、3−メチル−6−メトキシ−8−ヒド
ロキシ−3,4−ジヒドロイソクマリン、イポメアマロ
ン、アランラクトン、ラクツシン、テヌリン、ヘレナリ
ン、カルノソール、ピクロトキシニン、コリアミルチ
ン、マルビイン、α−カエサルピン、チャパリン、フィ
サリンA等の植物苦味テルペン;ネオヘスペリジン、ナ
リンギン、ポンシリン、ネオエリオシトシン等の柑橘類
のフラボノイド;ピペリン、シャビシン、カプサイシ
ン、α−サンショオール、β−サンショオール、スピラ
ントール等のアミド類;ジアリルジスルフィド、プロピ
ルアリルジスルフィド、ジアリルスルフィド、ジプロピ
ルジスルフィド、ジアリルトリスルフィド等のスルフィ
ド類;ジンゲロン、ショーガオール、ジンゲロール、パ
ラドール等のバリルケトン類;タデオナール等のセスキ
テルペン類などの植物辛味成分;ゲンチアナ、センブ
リ、龍胆、苦木、黄柏、黄連、苦参等の生薬系苦味剤;
ホップ、フェヌダリーク等のハーブ系苦味剤;ノニルサ
ンバニリルアミド、バニリルブチルエーテル、アリルイ
ソチオシアネート等の合成品苦味剤などが挙げられる。
これらの香辛物資忌避剤は、これら単独でも、2種以上
を混合して使用しても良い。
忌避剤としては、3−メチル−6−メトキシ−8−ヒド
ロキシ−3,4−ジヒドロイソクマリン、イポメアマロ
ン、アランラクトン、ラクツシン、テヌリン、ヘレナリ
ン、カルノソール、ピクロトキシニン、コリアミルチ
ン、マルビイン、α−カエサルピン、チャパリン、フィ
サリンA等の植物苦味テルペン;ネオヘスペリジン、ナ
リンギン、ポンシリン、ネオエリオシトシン等の柑橘類
のフラボノイド;ピペリン、シャビシン、カプサイシ
ン、α−サンショオール、β−サンショオール、スピラ
ントール等のアミド類;ジアリルジスルフィド、プロピ
ルアリルジスルフィド、ジアリルスルフィド、ジプロピ
ルジスルフィド、ジアリルトリスルフィド等のスルフィ
ド類;ジンゲロン、ショーガオール、ジンゲロール、パ
ラドール等のバリルケトン類;タデオナール等のセスキ
テルペン類などの植物辛味成分;ゲンチアナ、センブ
リ、龍胆、苦木、黄柏、黄連、苦参等の生薬系苦味剤;
ホップ、フェヌダリーク等のハーブ系苦味剤;ノニルサ
ンバニリルアミド、バニリルブチルエーテル、アリルイ
ソチオシアネート等の合成品苦味剤などが挙げられる。
これらの香辛物資忌避剤は、これら単独でも、2種以上
を混合して使用しても良い。
【0018】本発明では、必要に応じて、前記溶剤に溶
解する樹脂であれば、特に制限なく使用することができ
る。
解する樹脂であれば、特に制限なく使用することができ
る。
【0019】例えば、エスレックBL−1、3、S、B
X−L、BM−1、2、5、S、BH−3、BX−1、
7(以上積水化学工業社製商品名)のポリビニルアルコ
ールにブチルアルデヒドを反応させた樹脂;デンカブチ
ラール#2000−L、#3000−1、#3000−
2、#3000−4、#3000−K、#4000−
1、#4000−2、#5000−A、#5000−
C、#6000−EP(以上電気化学工業社製商品名)
のポリビニルアセタール樹脂;YP−90L(ヤスハラ
ケミカル社製商品名)のテルペンフェノール共重合体;
ニカノール(三菱瓦斯化学社製商品名)のキシレンホル
ムアルデヒド樹脂、メシチレンホルムアルデヒド樹脂及
びフェノールのような第三成分により変性した変性キシ
レンホルムアルデヒド樹脂;NeoCryl B−81
4(ゼネカ社製商品名)のEA/MMA/EMAコポリ
マーなどが代表的なものとして挙げられる。
X−L、BM−1、2、5、S、BH−3、BX−1、
7(以上積水化学工業社製商品名)のポリビニルアルコ
ールにブチルアルデヒドを反応させた樹脂;デンカブチ
ラール#2000−L、#3000−1、#3000−
2、#3000−4、#3000−K、#4000−
1、#4000−2、#5000−A、#5000−
C、#6000−EP(以上電気化学工業社製商品名)
のポリビニルアセタール樹脂;YP−90L(ヤスハラ
ケミカル社製商品名)のテルペンフェノール共重合体;
ニカノール(三菱瓦斯化学社製商品名)のキシレンホル
ムアルデヒド樹脂、メシチレンホルムアルデヒド樹脂及
びフェノールのような第三成分により変性した変性キシ
レンホルムアルデヒド樹脂;NeoCryl B−81
4(ゼネカ社製商品名)のEA/MMA/EMAコポリ
マーなどが代表的なものとして挙げられる。
【0020】その他一般に塗料として使用されるアクリ
ル樹脂、フッ素材脂、アルキド樹脂、アクリルエマルジ
ョン等のエマルジョン樹脂、さらに上記のような樹脂に
加え、ソルゲン30、40、50、90、S−39−
H、S−49−H、TW20、TW60、TW80(以
上花王社製商品名)のソルゲン系、ソルゲンTW系の界
面活性剤、ラミゲンET20、ET70、ET90、E
T180、ES30、ES60、ESlOO(以上花王
社製商品名)のラミゲン系界面活性剤も樹脂成分として
使用することができる。
ル樹脂、フッ素材脂、アルキド樹脂、アクリルエマルジ
ョン等のエマルジョン樹脂、さらに上記のような樹脂に
加え、ソルゲン30、40、50、90、S−39−
H、S−49−H、TW20、TW60、TW80(以
上花王社製商品名)のソルゲン系、ソルゲンTW系の界
面活性剤、ラミゲンET20、ET70、ET90、E
T180、ES30、ES60、ESlOO(以上花王
社製商品名)のラミゲン系界面活性剤も樹脂成分として
使用することができる。
【0021】本発明の動物忌避材には、上記の成分の他
に各種塗布剤に使用される通常の添加剤などを必要に応
じて添加することもできる。
に各種塗布剤に使用される通常の添加剤などを必要に応
じて添加することもできる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。なお、実施例中「部」、「%」は重量基準で示
す。
する。なお、実施例中「部」、「%」は重量基準で示
す。
【0023】<実施例1>リモネン84部にステアリン
酸ソーダ5部、ブチルカルビトール4部、水5部を加熱
溶解する。冷却の途中でチオゲラニオール2部を加えガ
ラスシャーレに入れて忌避剤ゲルを得た。
酸ソーダ5部、ブチルカルビトール4部、水5部を加熱
溶解する。冷却の途中でチオゲラニオール2部を加えガ
ラスシャーレに入れて忌避剤ゲルを得た。
【0024】家庭ゴミを入れたゴミ袋を休耕畑中に放置
し、ゴミ袋の周りにこの忌避剤ゲル4個を設置した。2
4時間後までに犬猫及び鳥などの食い荒らしの害無く動
物忌避効果は良好であった。
し、ゴミ袋の周りにこの忌避剤ゲル4個を設置した。2
4時間後までに犬猫及び鳥などの食い荒らしの害無く動
物忌避効果は良好であった。
【0025】<実施例2>水86部にカラギーナン2部
を分散させる。この溶液を80℃に加熱する。この液を
冷却しながら安息香酸ナトリウム0.5部と防腐剤とし
て、プロピレングリコール4部を加える。さらにノニオ
ン性界面活性剤2部と8−メルカプトメントンを5部加
え、ガラスビーカーに入れて固形状にする。この固形物
の約100部を容器に移し実施例1と同様に忌避効果の
試験をしたところ良好であった。
を分散させる。この溶液を80℃に加熱する。この液を
冷却しながら安息香酸ナトリウム0.5部と防腐剤とし
て、プロピレングリコール4部を加える。さらにノニオ
ン性界面活性剤2部と8−メルカプトメントンを5部加
え、ガラスビーカーに入れて固形状にする。この固形物
の約100部を容器に移し実施例1と同様に忌避効果の
試験をしたところ良好であった。
【0026】<比較例1>動物忌避剤を添加しない他は
実施例1と同様に試験を行ったが、動物忌避効果はみら
れなかった。
実施例1と同様に試験を行ったが、動物忌避効果はみら
れなかった。
【0027】
【発明の効果】本願発明の動物忌避材は、ゴミ集積場
の、獣害防止の他、駅舎、住宅地、電柱、ビル、農業用
地、山林部などの鳥獣の糞害防止、宅地内へのペットの
侵入などにも有効である。
の、獣害防止の他、駅舎、住宅地、電柱、ビル、農業用
地、山林部などの鳥獣の糞害防止、宅地内へのペットの
侵入などにも有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 35/06 A01N 35/06 43/32 43/32 43/90 101 43/90 101 (72)発明者 松田 充弘 大阪府茨木市平田2丁目4−16 (72)発明者 奥山 正之 東京都文京区大塚4−46−26 Fターム(参考) 4H011 AE02 BA04 BB03 BB08 BC01 BC03 BC06 BC08 BC19 DG03 DH10
Claims (3)
- 【請求項1】 含硫テルペン並びにS及びOを環員とす
る6〜8員ヘテロ環化合物の一方または両方を有効成分
とする揮発性動物忌避剤、ゲル化剤及び溶剤、からなる
動物忌避材。 - 【請求項2】 含硫テルペン化合物が、チオゲラニオー
ル、8−メルカプトメントン、リモネンチオールまたは
ミントスルフィドである請求項1に記載の動物忌避材。 - 【請求項3】 S及びOを環員とする6〜8員ヘテロ環
化合物が、2−メチル−4−プロピル−1,3−オキサ
チアンである請求項1に記載の動物忌避材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23975799A JP2001064102A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 動物忌避材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23975799A JP2001064102A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 動物忌避材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23975799A Withdrawn JP2001064102A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 動物忌避材 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2001064102A (ja) |
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