JP2001063864A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001063864A
JP2001063864A JP23759599A JP23759599A JP2001063864A JP 2001063864 A JP2001063864 A JP 2001063864A JP 23759599 A JP23759599 A JP 23759599A JP 23759599 A JP23759599 A JP 23759599A JP 2001063864 A JP2001063864 A JP 2001063864A
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JP23759599A
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Tadashi Kobayashi
正 小林
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数の給紙カセットを備えた画像
形成装置において、転写紙を搬送する複数の搬送ローラ
対のうちのひとつの搬送ローラ対に対して搬送速度を上
げるように制御し、搬送される転写紙の間隔を狭めるこ
とによって、単位時間当たりの処理枚数を大きくするこ
とを課題とする。 【解決手段】 給紙カセット152(一例)が選択され
たとき、給紙カセット152から縦搬送ローラ対172
にまで搬送された転写紙は、先端がエッジセンサ202
を通過して、一つ下流の縦搬送ローラ対171の直前ま
で搬送される間、システムスピードより高速で搬送され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特に、転写紙を画像形成部に搬送するための転写紙
搬送の技術の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置等の給紙部において、一般
的にさばきローラ等を使用したさばき機構が用いられて
いる。給紙部の給紙カセットに積載されている転写紙
は、給紙動作に入ったとき、転写紙の先端がさばき機構
を出るまで、どの位置に在るのか簡単には把握すること
ができない。このため、前に給紙された転写紙の後端を
さばき機構下流に設けられた検出手段によって検出して
次の転写紙の給紙動作に入るようにして、給紙のタイミ
ングの確実性を高めているが、一方ではこのことによ
り、先に搬送される転写紙の後端と次に搬送される転写
紙の前端との間隔がどうしても広くならざるを得ないも
のであった。
【0003】給紙カセットが複数備えられた画像形成装
置のように、転写紙の搬送距離が長い場合、画像形成部
に転写紙を導くため、複数の搬送ローラ対が使用され
る。これらの搬送ローラ対は同一の駆動源によって駆動
されているため、複数の搬送ローラ対の間を搬送される
転写紙を前の転写紙との間隔を詰めるように搬送するこ
とは実際上困難なことであった。
【0004】これは、複数の搬送ローラ対に2枚以上の
転写紙が噛み込まれているとき、搬送ローラ対のあるも
ののみ搬送速度を上げると転写紙にループ(たるみ)が
でき転写紙に傷が付く等の問題が発生するからである。
【0005】このため、搬送される転写紙の間隔を狭く
することができず、ひいては単位時間当たりに処理でき
る処理枚数を大きくすることができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数の給紙
カセットを備えた画像形成装置において、転写紙を搬送
する複数の搬送ローラ対のうちのひとつの搬送ローラ対
に対して搬送速度を上げるように制御し、搬送される転
写紙の間隔を狭めることによって、単位時間当たりの処
理枚数を大きくすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、以下の構成
をとることによって上記課題が解決される。
【0008】本発明の画像形成装置及び同装置における
転写紙搬送方法にあっては、複数の給紙カセットと、上
記複数の給紙カセットから、これらに収納されている多
数の転写紙を1枚ずつ取り出すための、それぞれの給紙
カセットに対応づけられている複数の給紙手段と、上記
給紙手段によって取り出された転写紙、及び、転写紙の
搬送方向の上流に在る他の搬送手段から搬送されてきた
転写紙を受け取り、これを下流にある他の搬送手段又は
画像形成装置の画像形成部に搬送するための複数の搬送
手段と、が画像形成装置に備えられており、上記搬送手
段は駆動手段を備えており、この駆動手段は少なくとも
2つの異なる搬送速度で上記転写紙を搬送することがで
きるように搬送手段を駆動することができ、更に、上記
搬送手段が上記給紙手段から取り出された転写紙を受け
取って一つ下流に在る上記他の搬送手段にまで搬送する
ときは、上記2つの異なる搬送速度のうちの高い方の搬
送速度で、上記搬送手段を駆動する。
【0009】更に、別の発明の画像形成装置及び同装置
における転写紙搬送方法にあっては、上記2つの搬送速
度のうちの低い方の搬送速度は、画像形成装置が備える
感光体ドラムの周速度とされる。
【0010】また、更に、別の発明の画像形成装置及び
同装置における転写紙搬送方法にあっては、上記駆動手
段は、上記搬送手段が上記給紙手段から取り出された転
写紙を受け取って一つ下流に在る上記他の搬送手段にま
で搬送するときは、上記一つ下流の他の搬送手段の直前
までの一定距離の間、上記2つの異なる搬送速度のうち
の高い方の搬送速度で、上記搬送手段を駆動し、上記一
つ下流の他の搬送手段の直前までの一定距離の間にない
ときは、上記2つの異なる搬送速度のうちの低い方の搬
送速度で、上記搬送手段を駆動する。
【0011】これにより、転写紙を搬送する複数の搬送
手段のうちのひとつの搬送手段に対して搬送速度を上げ
るように制御され、搬送される転写紙の間隔が狭めら
れ、単位時間当たりの処理枚数が大きくされる。
【0012】
【実施例】図1は自動原稿搬送装置20を有した画像形
成装置1の概要を示す断面図である。
【0013】電子写真方式の画像形成の原理は既に広く
知られているところであるので画像形成の原理に関する
説明は避け、ここでは画像形成装置1の動作の概略を説
明する。
【0014】画像形成装置1によって複写するとき、通
常(自動原稿搬送装置20が使用されないとき)、原稿
は原稿台ガラス111上に複写したい面を下に向けて置
かれる。
【0015】原稿台ガラスの下方には図面左右方向に移
動する第1のスライダ(スライダそのものはこの図に描
かれていない。)が備えられている。このスライダ上に
設けられた露光ランプ112は下向きに置かれた原稿を
下面から照射し、原稿面からの反射光はミラー113及
びミラー114及びミラー115によって順次反射さ
れ、レンズ116をとおしてCCDセンサ117の受光
面に結像する。ミラー114及びミラー115は、第2
のスライダ上に設けられており、第1のスライダの移動
によっても原稿面からレンズまでの光学距離が一定にな
るような速度で移動する。
【0016】自動原稿搬送装置20が使用されるときに
は、第1スライダ上の露光ランプ112及びミラー11
3はこの第1スライダとともに上記光学距離を保ったま
ま矢印bの方向に移動させられ、スリットガラス198
の真下付近で停止する。
【0017】自動原稿搬送装置20の原稿給紙トレイ2
101上に置かれた原稿は1枚ずつ搬送され、スリット
ガラス198の上面を通過し、矢印aによって示される
ような経路を通って、原稿排出トレイ2502上に排出
される。
【0018】原稿がスリットガラス198の上面を通過
する際、露光ランプ112は移動している原稿を下方か
らスリットガラス198を透して照射し、原稿からの反
射光は、やはりスリットガラス198を透してミラー1
13に導かれる。この光がミラー114、ミラー11
5、及び、レンズ116によって導かれ、CCDセンサ
ー117の受光面に結像する。
【0019】CCDセンサー117は受光した光の強度
及び色成分を電気信号に変換し、この電気信号を画像処
理ユニット12に送る。
【0020】画像処理ユニット12は、こうして読み取
られた原稿の画像データに各種処理を施し、半導体レー
ザー131を駆動・発光させる。半導体レーザー131
から放出されたレーザー光は、回転するポリゴンミラー
135によって反射され、レンズ136、レンズ13
7、ミラー138a〜cを介して導かれ、矢印方向に回
転する感光体ドラム121の感光体層表面に結像する。
【0021】帯電チャージャー125は、レーザー光が
結像する部位の上流において、感光体ドラム121の感
光体層表面を帯電させる。帯電した感光体層表面にレー
ザー光が照射されることにより、レーザー光が照射され
た部位のみの電荷が除去される。感光体ドラム121の
回転に伴い現像器122を通過する際、電荷が除去され
た部位のみにトナーが付着する。
【0022】一方、複数ある転写紙のカセット151、
152及び153又は手差しトレイ161のいずれかか
ら選択されて取り出された転写紙が1枚ずつ搬送され、
転写チャージャー126により感光体ドラム121上の
トナーがこの転写紙に転写される。
【0023】その後、トナーが転写された転写紙は、分
離チャージャー127、分離爪123により感光体ドラ
ム121から分離され、定着ローラー176及び177
にて熱と圧力を加えることによりトナーが転写紙に定着
される。
【0024】ここで、転写紙の裏面にも画像形成を行う
場合は、図示しない駆動源により切換爪181を動作さ
せ、用紙を搬送ローラー対182及び183側に導く。
そして用紙後端がマイラー197を超えるところまで搬
送後、反転ローラー191及び192を逆回転し水平搬
送ローラー対193側に導く。
【0025】更に、下流の水平搬送ローラー対141、
142により用紙を搬送して再び感光体ドラム121へ
と導き、用紙の裏面に同様に画像形成を行う。
【0026】こうして、片面又は両面に画像形成された
用紙は定着ローラー176、177にて定着された後、
そのまま排出ローラー対178を介して排出される非反
転排紙モードと、図示しない駆動源により切換爪181
を動作させ、搬送ローラー対182、183により表裏
反転後排出ローラー対178を介して排出トレイ190
に排出される反転排紙モードとを有する。両モードは切
り替えることが可能である。
【0027】図2は本発明が関係する転写紙搬送にかか
る部分を拡大した断面図である。
【0028】縦搬送ローラ対171、172及び173
はそれぞれ独立した不図示の駆動源に接続されている。
各駆動源は縦搬送ローラ対171、172及び173の
搬送速度を独立に制御することができる。
【0029】給紙カセット151、152および153
に対応して、それぞれのためのピックアップローラ15
4と給紙ローラ対155、156が備えられている。そ
れぞれの給紙カセットに対応するピックアップローラ1
54と給紙ローラ対155、156の組み合わせを単位
としてそれぞれの単位毎にそれぞれが駆動及び停止可能
に構成されている。
【0030】また、図2で点線で囲まれた部分Uaは、
給紙カセット151、ピックアップローラ154と給紙
ローラ対155、156、縦搬送ローラ対171及びエ
ッジセンサ201を含むより大きな単位Uaを構成して
いる。また、単位Ubは給紙カセット152、ピックア
ップローラ154と給紙ローラ対155、156、縦搬
送ローラ対172及びエッジセンサ202、及び、単位
Ucは給紙カセット153、ピックアップローラ154
と給紙ローラ対155、156、縦搬送ローラ対173
及びエッジセンサ203によって同様な関係で他の単位
を構成している部分である。
【0031】以下、給紙カセット151、152及び1
53内の転写紙が選択されたときのそれぞれの場合につ
いて動作を説明する。
【0032】[A] 最上段の給紙カセット151が選
択されたときの動作。
【0033】最上段の給紙カセット151からの給紙動
作が開始すると、この給紙カセット151に対応づけら
れたピックアップローラ154と給紙ローラ対155、
156により、この給紙カセット151内に積載されて
いる転写紙の最上部の1枚が引き出され、その下流(図
2において上方向)に向けて搬送が開始される。この搬
送の速度はシステムスピード(つまり、感光体ドラム1
21の周速度)より速いが次に述べる縦搬送ローラ対1
71の高速駆動速度と同じかこれより僅かに遅い速度に
設定されている。そして、ピックアップローラ154と
給紙ローラ対155、156の駆動開始と同時に、又は
この駆動開始よりも若干遅れて、縦搬送ローラ対171
も駆動される。このときの縦搬送ローラ対171の駆動
速度は、システムスピードより高速な高速駆動速度であ
る。
【0034】なお、給紙カセット151に最も近く、か
つその下流にある縦搬送ローラ対171にまで転写紙が
搬送され、この先端が縦搬送ローラ対171に十分に噛
み込まれると、ピックアップローラ154と給紙ローラ
対155、156の駆動が停止される。
【0035】上記給紙ローラ対のうちの一方の給紙ロー
ラ155には不図示のワンウエイクラッチが設けられて
おり、上記のように駆動が停止されても、このワンウエ
イクラッチの働きによって給紙ローラ155は従動状態
となり、転写紙の移動を妨げない。
【0036】また、他方の給紙ローラ156には、トル
クリミッタが付属しており、さばきローラの機能を有し
ている。このため、2枚以上の転写紙が重なって搬送さ
れ所定値以上のトルクがかかると、給紙ローラ156の
回転が強制的に停止されて1枚の転写紙のみがそれ以降
に搬送される。このトルクリミッタを有したさばき給紙
機構は公知の技術であって更なる説明は省略する。
【0037】縦搬送ローラ対171の出口直後には、エ
ッジセンサ201が配置されており、転写紙の先端がこ
のエッジセンサ201の前を横切ることにより、転写紙
の先端が検出される。
【0038】縦搬送ローラ対171の更に下流には、タ
イミングローラ対174が配置されており、エッジセン
サ201が転写紙先端を検出してから所定量の搬送距離
だけ転写紙が搬送され転写紙の先端がタイミングローラ
対174に到達する直前に、縦搬送ローラ対171の搬
送速度はそれまでの高速駆動速度からシステムスピード
にまで減速される。なお、タイミングローラ対の搬送速
度はシステムスピードと等しい。
【0039】上に述べた動作をしているとき、縦搬送ロ
ーラ対171の上流(図面下側)の縦搬送ローラ172
及び173は、このとき転写紙がこれらを通らず駆動し
ても意味がないので駆動されない。
【0040】これによって、縦搬送ローラ対171から
タイミングローラ対174までの区間(図2においてA
で示す区間)は、縦搬送ローラ対171によって転写紙
が高速で搬送されるので、この転写紙の前端と前に搬送
された転写紙の後端との間隔を縮めることができる。
【0041】[B] 中段の給紙カセット152が選択
されたときの動作。
【0042】この動作は、上記[A]の説明におけるタ
イミングローラ対174と縦搬送ローラ対171との関
係を縦搬送ローラ対171と縦搬送ローラ対172との
関係に、置き換えて考えることができる。
【0043】給紙カセット152からの給紙動作が開始
すると、この給紙カセット152に対応づけられたピッ
クアップローラ154と給紙ローラ対155、156に
より、この給紙カセット152内に積載されている転写
紙の最上部の1枚が引き出され、その下流(図2におい
て上方向)に向けて搬送が開始される。この搬送速度は
システムスピードより速いが次に述べる縦搬送ローラ対
172の高速駆動速度と同じかこれより僅かに遅い速度
に設定されている。そして、ピックアップローラ154
と給紙ローラ対155、156の駆動開始と同時に、又
はこの駆動開始より若干遅れて、縦搬送ローラ対172
も駆動される。このときの縦搬送ローラ対172の駆動
速度は高速駆動速度である。
【0044】なお、給紙カセット152に最も近く、か
つその下流にある縦搬送ローラ対172にまで転写紙が
搬送され、この先端が縦搬送ローラ対172に十分に噛
み込まれるとピックアップローラ154と給紙ローラ対
155、156の駆動が停止される。
【0045】給紙ローラ対のうちの一方の給紙ローラ1
55にはワンウエイクラッチが、また、他方の給紙ロー
ラ156には、トルクリミッタが設けられている点及び
それらの機能は上記[A]において説明したのと同様で
ある。
【0046】縦搬送ローラ対172の出口直後には、エ
ッジセンサ202が配置されており、転写紙の先端がこ
のエッジセンサ202の前を横切ることにより、転写紙
の先端が検出される。
【0047】縦搬送ローラ対172の更に下流には、縦
搬送ローラ対171が位置しており、エッジセンサ20
2が転写紙先端を検出してから所定量の搬送距離だけ転
写紙が搬送され転写紙の先端が縦搬送ローラ対171に
到達する直前に、縦搬送ローラ対172の搬送速度はそ
れまでの高速駆動速度からシステムスピードにまで減速
される。このとき下流側に位置する縦搬送ローラ対17
1はシステムスピードと等しい搬送速度で回転してい
る。
【0048】これによって、縦搬送ローラ対172から
縦搬送ローラ対171までの区間(図2においてBで示
す区間)は、転写紙が高速で搬送されるので、前の転写
紙との間隔を縮めることができる。
【0049】[C] 下段の給紙カセット153が選択
されたときの動作。
【0050】この動作は、上記[B]の説明における縦
搬送ローラ対171と縦搬送ローラ対172との関係
を、縦搬送ローラ対172と縦搬送ローラ対173との
関係に、置き換えて考えると、上記[B]の場合と実質
的同様である。
【0051】給紙カセット153からの給紙動作が開始
すると、この給紙カセット153に対応づけられたピッ
クアップローラ154と給紙ローラ対155、156に
より、この給紙カセット153内に積載されている転写
紙の最上部の1枚が引き出され、その下流(図2におい
て上方向)に向けて搬送が開始される。この搬送速度は
システムスピードより速いが次に述べる縦搬送ローラ対
172の高速駆動速度と同じかこれより僅かに遅い速度
に設定されている。そして、ピックアップローラ154
と給紙ローラ対155、156の駆動開始と同時に、又
は、この駆動開始より若干遅れて、縦搬送ローラ対17
3も駆動される。このときの縦搬送ローラ対173の駆
動速度は高速駆動速度である。
【0052】なお、給紙カセット153に最も近く、か
つその下流にある縦搬送ローラ対173にまで転写紙が
搬送され、この先端が縦搬送ローラ対173に十分に噛
み込まれると、ピックアップローラ154と給紙ローラ
対155、156の駆動が停止される。
【0053】給紙ローラ対のうちの一方の給紙ローラ1
55にはワンウエイクラッチが、また、他方の給紙ロー
ラ156には、トルクリミッタが設けられている点及び
それらの機能は上記[A]及び[B]において説明した
のと同様である。
【0054】縦搬送ローラ対173の出口直後には、エ
ッジセンサ203が配置されており、転写紙の先端がこ
のエッジセンサ203の前を横切ることにより、転写紙
の先端が検出される。
【0055】縦搬送ローラ対173の更に下流には、縦
搬送ローラ対172が位置しており、エッジセンサ20
3が転写紙先端を検出してから所定量の搬送距離だけ転
写紙が搬送され転写紙の先端が縦搬送ローラ対172に
到達する直前に、縦搬送ローラ対173の搬送速度はそ
れまでの高速駆動速度からシステムスピードにまで減速
される。このとき下流側に位置する縦搬送ローラ対17
2はシステムスピードと等しい搬送速度で回転してい
る。
【0056】これによって、縦搬送ローラ対173から
縦搬送ローラ対172までの区間(図2においてCで示
す区間)は、転写紙が高速で搬送されるので、前の転写
紙との間隔を縮めることができる。
【0057】図3は上記動作を説明するためのフローチ
ャート、また、図4は図3におけるステップS102、
S105及びS108の内容を表すサブルーチン「縦搬
送ローラ対の速度制御」のフローチャートである。ステ
ップS101からステップS103まで、ステップS1
04からステップS106まで、及び、ステップS10
7からステップS109は、それぞれ給紙カセット15
1、152及び153に対応するものである。
【0058】ステップS100において、このルーチン
が開始すると、ステップS101において、給紙カセッ
ト151が選択されているかどうかがチェックされる。
【0059】給紙カセット151が選択されていれば
(YES時)、図4の「縦搬送ローラ対の速度制御」サ
ブルーチン(ステップS102)が実行される。
【0060】このサブルーチン「縦搬送ローラ対の速度
制御」に入ると、ステップS501において、該当する
縦搬送ローラ対(つまり、この場合は縦搬送ローラ対1
71)が高速駆動速度で駆動開始される。なお、タイミ
ングローラ対174はシステムスピードで回転してい
る。
【0061】これと同時に、ピックアップローラ15
4、給紙ローラ対155、156も駆動が開始され、こ
れらによって給紙カセット151に積載された転写紙の
1枚が取り出されて、縦給紙ローラ対171に向けて送
られる。
【0062】縦搬送ローラ対171が駆動開始されてか
ら、ステップS502において、縦搬送ローラ対171
の直後に配置されたエッジセンサ201によって転写紙
の先端の検出動作がなされ、これが検出されるまで、ス
テップS502が繰り返される。
【0063】ステップS502において、転写紙の先端
が検出されると、ステップS503において、エッジセ
ンサ201による検出位置から縦搬送ローラ対171を
高速駆動することによって転写紙が搬送された距離が所
定量(つまり、エッジセンサ201からタイミングロー
ラ対174の直前までの距離すなわち図2における区間
Aの距離)になったか否かがチェックされ、この距離が
所定量になったことが検出されるまで検出が繰り返され
る。
【0064】ここで、上記所定量とは図2における区間
Aの長さであり、この値は縦搬送ローラ対171の回転
角度を計測するか、駆動源の駆動パルス数をカウントす
るか、又は、タイミングローラ対174の直前に他のエ
ッジセンサを設けること等によって検出することができ
る。
【0065】この距離が所定量になったことが検出され
るとこのサブルーチンを抜け、ステップS103(図
3)に進み、縦搬送ローラ対171の駆動速度を高速駆
動速度からシステムスピードに減速する。
【0066】一方、ステップS101において、給紙カ
セット151が選択されていないときには、上に述べた
サブルーチン「縦搬送ローラ対の速度制御」を通ること
なく、ステップS104に進む。
【0067】ステップS104に進むと、ステップS1
01におけると同様のチェックが行われ、給紙カセット
152が選択されているときは、ステップS105にお
いて縦搬送ローラ対172に対してサブルーチン「縦搬
送ローラ対の速度制御」が上に述べたのと同様に実行さ
れる。なお、このとき所定量とは縦搬送ローラ対172
によって転写紙が搬送される図2に区間Bで示されてい
る距離である。
【0068】このサブルーチンの実行後、または、給紙
カセット152が選択されていないとき、ステップS1
06に進み、縦搬送ローラ対172をシステムスピード
で駆動する。縦搬送ローラ対172が駆動されると以
後、縦搬送ローラ対172は、図3におけるリターンま
で、システムスピードで駆動され続ける。
【0069】ステップS107に進むと、ステップS1
01及びステップS104におけると同様なチェックが
行われる。給紙カセット153が選択されているとき
は、ステップS108において縦搬送ローラ対173に
対してサブルーチン「縦搬送ローラ対の速度制御」が上
に述べたのと同様に実行される。このとき所定量とは縦
搬送ローラ対173によって転写紙が搬送される図2に
区間Cで示されている距離である。
【0070】更に多くの給紙カセットが装備されている
ときであっても、その処理は、制御される縦搬送ローラ
対が異なるだけで他は同様である。
【0071】以上にみたように縦搬送ローラ対171〜
173が制御されるので、選択された給紙カセットが属
する単位Ua〜Ucの縦搬送ローラ対171〜173か
らひとつだけ下流の単位の縦搬送ローラ対に至るまでの
距離を、転写紙はシステムスピードより高速で搬送され
ることになり、搬送される2枚の転写紙間の間隔を縮め
ることができる。
【0072】また、選択された給紙カセットが異なって
も、給紙カセット、これに対応する縦搬送ローラ対、及
びエッジセンサその他との関係を共通化しておけば、こ
の対応関係は維持され、同一のサブルーチンで制御する
ことができる。このことは給紙カセットの数を増加させ
ても変わらないので、給紙カセットの増設等に簡単に対
応することができる。
【0073】縦搬送ローラ対171、172、及び17
3の駆動には、例えばステッピングモータ等を使用する
ことによって容易に駆動速度を変更することができる。
また、ここでは画像形成装置における画像形成前の転写
紙の搬送について説明したが、この技術は、同装置の原
稿搬送装置の画像読み取り部前における原稿の搬送にも
応用できることはいうまでもない。
【0074】
【発明の効果】本発明は、複数の給紙カセットを備えた
画像形成装置において、転写紙を搬送する複数の搬送ロ
ーラ対(搬送手段)のうちのひとつの搬送ローラ対に対
して搬送速度を上げるような制御がおこなわれ、搬送さ
れる転写紙の間隔を狭めることによって、単位時間当た
りの処理枚数を大きくすることができるという効果を奏
する。
【0075】また、選択された給紙カセットが異なって
も、搬送手段等、駆動手段の関係を共通化しておけば、
この対応関係は維持され、同一のサブルーチンで制御す
ることができ、給紙カセットの数を増加させても変わら
ないので、給紙カセットの増設等に簡単に対応すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動原稿搬送装置20を有した画像形成装置1
の概要を示す断面図である。
【図2】本発明が関係する転写紙搬送にかかる部分を拡
大した図1の部分拡大断面図である。
【図3】本発明実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】図3におけるステップS102、S105及び
S108の内容を表すサブルーチン「縦搬送ローラ対の
速度制御」のフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 121 感光体ドラム 151、152、153 給紙カセット 154 ピックアップローラ 155、156 給紙ローラ対 171、172、173 縦搬送ローラ対 174 タイミングローラ対

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の給紙カセットと、 上記複数の給紙カセットから、これらに収納されている
    多数の転写紙を1枚ずつ取り出すための、それぞれの給
    紙カセットに対応づけられている複数の給紙手段と、 上記給紙手段によって取り出された転写紙、及び、転写
    紙の搬送方向の上流に在る他の搬送手段から搬送されて
    きた転写紙を受け取り、これを下流にある他の搬送手段
    又は画像形成装置の画像形成部に搬送するための複数の
    搬送手段と、を備えた画像形成装置において、 上記搬送手段は、 少なくとも2つの異なる搬送速度で上記転写紙を搬送す
    ることができるように駆動する駆動手段をそれぞれに備
    えており、 更に、上記駆動手段は、 上記搬送手段が上記給紙手段から取り出された転写紙を
    受け取って一つ下流に在る上記他の搬送手段にまで搬送
    するときは、上記2つの異なる搬送速度のうちの高い方
    の搬送速度で、上記搬送手段を駆動するものであるこ
    と、を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 上記2つの搬送速度のうちの低い方の搬送速度は、画像
    形成装置が備える感光体ドラムの周速度であることを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の画像形成
    装置において、 上記駆動手段は、 上記搬送手段が上記給紙手段から取り出された転写紙を
    受け取って一つ下流に在る上記他の搬送手段にまで搬送
    するときは、上記一つ下流の他の搬送手段の直前までの
    一定距離の間、上記2つの異なる搬送速度のうちの高い
    方の搬送速度で、上記搬送手段を駆動し、 また、上記一つ下流の他の搬送手段の直前までの一定距
    離の間にないときは、上記2つの異なる搬送速度のうち
    の低い方の搬送速度で、上記搬送手段を駆動するもので
    あること、を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 複数の給紙カセットと、上記複数の給紙
    カセットから、これらに収納されている多数の転写紙を
    1枚ずつ取り出すための、それぞれの給紙カセットに対
    応づけられている複数の給紙手段と、上記給紙手段によ
    って取り出された転写紙、及び、転写紙の搬送方向の上
    流に在る他の搬送手段から搬送されてきた転写紙を受け
    取り、これを下流にある他の搬送手段又は画像形成装置
    の画像形成部に搬送するための複数の搬送手段と、を備
    え、更に、上記搬送手段は、少なくとも2つの異なる搬
    送速度で上記転写紙を搬送することができるように駆動
    する駆動手段をそれぞれに備えている画像形成装置にお
    ける転写紙搬送方法であって、上記駆動手段は、上記搬
    送手段が上記給紙手段から取り出された転写紙を受け取
    って一つ下流に在る上記他の搬送手段にまで搬送すると
    きは、上記2つの異なる搬送速度のうちの高い方の搬送
    速度で、上記搬送手段を駆動すること、を特徴とする画
    像形成装置における転写紙搬送方法。
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