JP2001063165A - カッタ - Google Patents

カッタ

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Publication number
JP2001063165A
JP2001063165A JP24335799A JP24335799A JP2001063165A JP 2001063165 A JP2001063165 A JP 2001063165A JP 24335799 A JP24335799 A JP 24335799A JP 24335799 A JP24335799 A JP 24335799A JP 2001063165 A JP2001063165 A JP 2001063165A
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JP
Japan
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holder
shaft
cutter
bearing
shaft body
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Pending
Application number
JP24335799A
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English (en)
Inventor
Yukio Morimoto
幸夫 森本
Hisao Shimizu
久夫 清水
Hidemi Doi
秀美 土肥
Shinichi Yamaguchi
慎一 山口
Kenji Mita
謙二 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Sanyo Electric Co Ltd, Tottori Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 載置部を固定した時に刃部の突出量を調整し
易いカッタを提供する。 【解決手段】 握部16aを有し略円筒状の上ホルダ1
6と、載置部17aを有し上ホルダ16の外周に螺合さ
れ、略円筒状の中ホルダ17と、下端に刃部29が形成
された軸体27を備え、軸体27の上端28は上ホルダ
16の内周側に保持され、下端近傍は中ホルダ17の内
周側に案内され、軸体27は中心軸に沿って回転自在に
設けられ、握部16aが載置部17aより上方に設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカッタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のカッタは例えば実開
平6−66989号公報にて開示されている。この公報
によると、載置部を有し、略円筒状の中ホルダと、下端
に刃部が形成され、中ホルダの内周側に保持された軸体
と、中ホルダの外周に螺合され刃部を突出させる孔を有
し、有底円筒状の下ホルダとを設けている。そして、使
用者が下ホルダを適宜回転させる事により、下ホルダの
底面から刃部が突出する量を調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記カッタは通常、カ
ッティングプリンタやカッティングプロッタに用いられ
る。そして、カッタは移動手段(カッタを上下させるも
の)の基台に固定され、移動手段はキャリッジ等に固定
される。この様に、カッタの載置部を基台上に載置して
固定しており、下ホルダは載置部より下にあるため、刃
部の突出量を調整するには、カッタを基台から取り除く
必要がある、第1の欠点がある。
【0004】また、上記カッタでは、下ホルダの底面か
ら刃部の先端までの距離は調整できるが、中ホルダの載
置部から刃部の先端までの距離は調整できない、第2の
欠点がある。故に、本発明はこの様な従来の欠点を考慮
して、載置部を固定した時に刃部の突出量を調整し易
い、載置部から刃部の距離を調整できる、軸体の交換が
し易いカッタを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の本発明では、握部を有し、略円筒状の上
ホルダと、載置部を有し、前記上ホルダの外周に螺合さ
れ、略円筒状の中ホルダと、下端に刃部が形成された軸
体とを備え、前記軸体の上端は前記上ホルダの内周側に
保持され、下端近傍は前記中ホルダの内周側に案内さ
れ、前記軸体はその中心軸に沿って回転自在に設けら
れ、前記握部が前記載置部より上方に設けられている。
【0006】請求項2の本発明では、前記上ホルダの中
に配置された磁石と、前記磁石を固定する固定手段と、
上面が前記磁石に当接し、側面が前記上ホルダの内周に
当接する第1軸受と、側面が前記中ホルダの孔部に当接
する第2軸受とを設け、前記軸体の上端は前記第1軸受
に挿入され、前記軸体の下端近傍は前記第2軸受に挿入
される。
【0007】請求項3の本発明では、孔が形成された有
底円筒状の下ホルダを設け、前記中ホルダの下端近傍の
外周に前記下ホルダを無調整で螺合させ、前記刃部を前
記孔から突出させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
るカッティングプリンタ1を、図1ないし図4に従い説
明する。図1はカッティングプリンタ1の斜視図、図2
はカッティングプリンタ1の要部断面図、図3はカッテ
ィングプリンタ1に用いられるカッタ15の断面図、図
4はカッティングプリンタ1に用いられる移動手段30
の正面図(カッタ15が上方に位置している時)であ
る。
【0009】これらの図に於て、本体2は例えば、左側
体3と、右側体4と、上体5と、下体6等とから構成さ
れている。左側体3と右側体4は、例えば、共に箱状に
形成されている。上体5は、離れて位置する左側体3お
よび右側体4を固定する様に構成されている。下体6
は、左側体3および右側体4を固定する様に、構成され
ている。
【0010】排紙皿7は例えば上方が開放した略凹状に
形成され、下体6の前面側に、着脱自在に取付けられて
いる。給紙皿8も同様に、例えば上方が開放した略凹状
に形成され、下体6の後面側に、着脱自在に取付けられ
ている。
【0011】キャリッジ9は例えばプラスチックから成
り、上方が開放した略凹状に形成されている。キャリッ
ジ9の後方側には、軸受けが形成され、軸10は上記軸
受けに挿入されている。軸10の両端は各々、左側体3
および右側体4に固定されている。
【0012】駆動ベルト(図示せず)はループ状に形成
され、軸10と略平行に位置する様に設けられ、歯車
(図示せず)は駆動ベルトの内歯と噛合って設けられて
いる。歯車に形成された孔に、キャリッジモータ(図示
せず)の軸が挿入され固定されている。
【0013】キャリッジ9の後面側の適所は駆動ベルト
に固定され、キャリッジモータが回転する事により、キ
ャリッジ9は主走査方向(B方向)に移動する。この様
に、キャリッジ9と、軸10と、駆動ベルトと、歯車
と、キャリッジモータ等により送り手段12が構成され
ている。
【0014】容器13は例えば箱状に形成され、キャリ
ッジ9に固定されている。4個のインクタンク(図示せ
ず)は容器13内に配置されている。4個のインクタン
クには各々、例えば、黒色インクと、イエローインク
と、マジェンタインクと、シアンインクが充填されてい
る。
【0015】印刷ヘッド14a、14b、14c、14
dは、例えば直方体状のものであり主走査方向に、互い
に離れて位置している。各印刷ヘッド14a〜14d
は、例えば各々、副走査方向(軸10の長軸に直交する
方向)に沿って64個のオリフィス(図示せず)が形成
されている。
【0016】印刷ヘッド14a〜14dは、容器13の
下部に固定され、キャリッジ9の底面には開口部が形成
されている。印刷ヘッド14a〜14dに設けられた各
オリフィスから、インクは適宜、上部開口部を通り、被
切断物(例えば紙等)11上に吐出される様に構成され
ている。
【0017】次に、図3に従い、カッタ15を説明す
る。図3に於て、カッタ15を構成する上ホルダ16
は、例えばプラスチックから成る。上ホルダ16は、略
円筒状に形成され、上部外周には、例えば縦方向に凹凸
が設けられた(横方向に凹凸を設けたり、その他、表面
に適切な凹凸を設けても良い)握部16aが形成されて
いる。
【0018】上ホルダ16の外周の適所には、ネジ部1
6bが形成され、上ホルダ16の下部外周には、溝部1
6cが形成されている。上ホルダ16の内周16dは、
断面が円形状に形成されている。
【0019】中ホルダ17は例えばプラスチックから成
る。中ホルダ17は略円筒状に形成され、上部外周に
は、外側に突出した載置部17aが形成されている。中
ホルダ17の下部外周には、ネジ部17bが形成されて
いる。
【0020】中ホルダ17の上部内周には、ネジ部17
cが形成され、ネジ部17cは、上ホルダ16のネジ部
16bに螺合する様に設けられている。中ホルダ17の
内周に於て、比較的直径が大きい径大部17dがネジ部
17cにつながって形成されている。また、比較的直径
が小さい径小部17eは径大部17dにつながって形成
され、孔部17fは径小部17eにつながって形成され
ている。
【0021】Oリング18は例えばゴム等から成り、略
ドーナツ状に形成されている。Oリング18は、上ホル
ダ16の溝部16cと、中ホルダ17の径大部17dと
の間に挿入されている。上ホルダ16の外周に設けられ
たネジ部16bと、中ホルダ17の内周に設けられたネ
ジ部17cは螺合している。即ち、中ホルダ17の内周
は、上ホルダ16の外周に螺合している。
【0022】スプリングピン19は、磁性を有し、略円
筒状に形成され、その外周が上ホルダ16の内周に当接
して固定されている。押圧ピン20は、磁性を有し、ス
プリングピン19の内周に挿入され、固定され、押圧ピ
ン20の上部は上ホルダ16の上端から突出する様に、
設けられている。これらのスプリングピン19と、押圧
ピン20等により、固定手段21が構成されている。
【0023】磁石22は第1軸受23と、スプリングピ
ン19の底面および押圧ピン20の底面とに挟まれて配
置されている。この様に、磁石22は磁力により、スプ
リングピン19および押圧ピン20に当接する。また、
押圧ピン20は上ホルダ16からの突出量を調整される
事により、押圧ピン20の底面は適正な位置に維持され
る。即ち、上ホルダ16の中に配置された磁石22は、
固定手段21により、高さ位置が決定され、かつ固定さ
れている。
【0024】第1軸受23は例えば、磁性を有し、上面
が磁石22の底面に当接し側面が上ホルダ16の内周に
当接し、磁石22の磁力により磁石22に固定されてい
る。第2軸受24は例えばベアリング等からなり、第2
軸受24の側面は中ホルダ17の孔部17fに当接し、
挿着されている。
【0025】下ホルダ25は例えばプラスチックから成
り、有底円筒状に形成され、その下部に孔(貫通孔)2
5aが形成されている。下ホルダ25の内周には、ネジ
部25bが形成されている。このネジ部25bと、中ホ
ルダ17のネジ部17bが螺合する様に設けられてい
る。また、この螺合はネジ部25b、17bを途中の位
置まで螺合するのではなく、ネジ部25、17bのネジ
を完全に締め付けるまで(これを無調整と表現する)、
螺合する。即ち、中ホルダ17の下端近傍の外周に下ホ
ルダ25は無調整で螺合されている。
【0026】軸体27は例えば磁性を有する超鋼等から
成る。軸体27の上端28は鋭角に形成され、中間部は
上端28につながって略円柱状に形成されている。径小
部は中間部につながって形成され、刃部29は径小部に
つながって、(軸体27の下端に)形成されている。こ
の様に構成する事により、刃部29は下ホルダ25の孔
25aから、外側に突出して設けられている。
【0027】軸体27の上端28は第1軸受23内に挿
入され、第1軸受23により案内される。また、磁石2
2の磁力により、上端28は上方へ引張られる力を受
け、第1軸受23内に常時、位置している。軸体27の
下端近傍は、第2軸受24に挿入され、案内されてい
る。
【0028】即ち、軸体27の上端28は、上ホルダ1
6の内周側に(第1軸受23を介して)保持され、軸体
27の下端近傍は中ホルダ17の内周側(孔部17f)
に(第2軸受24を介して)案内されている。
【0029】そして、第1軸受23と第2軸受24によ
り、軸体27は、その中心軸に沿って、回転自在に設け
られている(即ち、軸体27はD1D2方向に回転自在
である)。なお、図3に示す様に、上ホルダ16の握部
16aは、中ホルダ17の載置部17aより上方に位置
する様に、設けられている。以上の部品により、カッタ
15は構成されている。
【0030】次に、図4に従い、移動手段30を説明す
る。図4に於て、固定体31は例えば箱状に形成され、
その上面と底面に各々、貫通孔が形成されている。固定
体31はキャリッジ9(図4では図示せず)に固定され
ている。
【0031】可動体32は例えば、左部33、34と、
それにつながる中央部35と、中央部35につながる右
部36、37と、中央部35につながる突起部38等か
ら構成されている。右部36、37は略逆コ字状に形成
され、固定体31に固定されたガイド39に案内されて
いる。
【0032】カッタ15を構成するホルダセット26
は、中央部35に形成された孔に挿入され、カッタ15
を構成する載置部17aは中央部35の上面にビス等
(図示せず)により固定されている。この様に、移動手
段30を構成する可動体32はカッタ15を保持してい
る。左部33、34の適所には、孔が形成されている。
突起部38は、可動体32から 突出する様に形成され
ている。
【0033】モータ40は例えば、固定体31の上面に
固定されている。ネジ体41は例えば、ネジ切りされた
シャフトであり、モータ40の軸42に固定されてい
る。
【0034】ネジ体41の上端近傍と下端近傍は各々、
左部33の孔と左部34の孔に挿入され、案内されてい
る。また、突起部38は、ネジ体41の1つのネジ山
と、それに隣接するネジ山の間に形成された1つの溝に
係合している。
【0035】この構成に於てモータ40に正の電圧を印
加すると、軸42およびネジ体41は時計回りに回転す
る。ネジ体41に係合する突起部38は上方(C1方
向)に移動する。その結果、突起部38を有する可動体
32と、可動体32に保持されたカッタ15は上方(C
1方向)に移動する。モータ40への電圧印加を停止す
ると、可動体32およびカッタ15は任意の位置にて停
止する。
【0036】同様に、モータ40に負の電圧を印加する
と、軸42およびネジ体41は反時計回りに回転する。
ネジ体41に係合する突起部38は下方(C2方向)に
移動する。その結果、カッタ15は下方(C2方向)に
移動する。モータ40を停止すると、カッタ15は任意
の位置にて停止する。
【0037】更に、図2に示す様に、駆動ローラ43は
長尺の円柱状に形成され、下体6の適所に設けられた開
口部44の下方に設けられている。駆動ローラ43に設
けられた軸は第1歯車(共に図示せず)の孔に挿入さ
れ、固定されている。搬送モータの軸は第2歯車(共に
図示せず)の孔に挿入され、固定されている。第1歯車
と第2歯車は噛合う様に配置されている。
【0038】対向ローラ45は長尺の円柱状に形成さ
れ、開口部44の上方に設けられている。これらの駆動
ローラ43と、第1歯車と、第2歯車と、搬送モータ
と、対向ローラ45等により、搬送手段46が構成され
ている。
【0039】この様に、搬送手段46の搬送モータが通
電されると、駆動ローラ43は回転する。その結果、駆
動ローラ43と対向ローラ45に挟まれた被切断物11
は第1方向(A方向)へ搬送され、前進する。即ち、被
切断物11を搬送する搬送手段46が設けられ、被切断
物11は搬送手段46により搬送されつつ、カッタ15
により切断される。
【0040】印刷ヘッド14a〜14dおよびカッタ1
5の下方に位置する様に、略平坦な載置体44は、下体
6の適所に形成されている。載置体47は、被切断物1
1を載置するためのものである。
【0041】また上述した様に、送り手段12は、キャ
リッジ9と、軸10と、駆動ベルトと、歯車と、キャリ
ッジモータ等により構成されている。そして、カッタ1
5を保持した移動手段30はキャリッジ9に固定されて
いる。この構成において、キャリッジモータに所定の電
圧を印加する事により、キャリッジモータは回転し、駆
動ベルトが移動し、キャリッジは、第1方向Aと略直交
する第2方向Bへ移動する。その結果、カッタ15を保
持した移動手段30は第2方向Bへ移動する。
【0042】次に、図1ないし図4に従い、カッティン
グプリンタ1の動作を説明する。これらの図に於て、使
用者は最初に、カッタ15の刃部29の突出量を調整す
る。この時、カッタ15の載置部17aは、移動手段3
0の中央部35の上面に固定されている。
【0043】使用者は刃部29の突出量が少ないと判断
すると、使用者は握部16aを時計回りに回す。そし
て、ネジ部16bと17cの螺合により、上ホルダ16
は徐々に下方向(C2方向)へ移動する。この時、磁石
22の磁力により、軸体27の上端28は第1軸受23
を介して磁石22に引張られ、固定されている。
【0044】そして、スプリングピン19は上ホルダ1
6の内周に固定され、磁石22はスプリングピン19に
保持されている。軸体27の上端28は上ホルダ16に
保持され、軸体27は上ホルダ16と共に、C2方向へ
移動する。即ち、載置部17aの底面から刃部29の先
端までの距離Eは、握部16aを時計回りに回す事によ
り、徐々に大きくなる。
【0045】また逆に、使用者は刃部29の突出量が多
いと判断すると、使用者は握部16aを反時計回りに回
す。そして、ネジ部16bと17cの螺合により、上ホ
ルダ16は徐々にC1方向へ移動する。
【0046】この時、上述した様に、軸体27は上ホル
ダ16と共に移動するので、軸体27はC1方向へ移動
する。この様に、上記距離Eは、握部16aを反時計回
りに回す事により、徐々に小さくなる。
【0047】この様に、使用者は握部16aを回す事に
より、刃部29の突出量、即ち、載置部17aの底面か
ら刃部の先端までの距離Eを調整する事ができ、また距
離Eの最適値を設定する事ができる。
【0048】また、上述した様に、握部16aは載置部
17aの上方に位置しているので、載置部17aが移動
手段30に固定されたまま、刃部29の突出量を調整す
る事ができる。
【0049】また、軸体27を長期間使用し、軸体27
を新品と交換したい場合は、使用者はカッタ15の押圧
ピン20の先端をC2方向へ押し下げる。その結果、軸
体27の刃部29およびその近傍が孔25aから突出す
る。
【0050】そして使用者はピンセット等により、刃部
29の近傍をつかみ、C2方向へ引張る。その結果、磁
石22の磁力により第1軸受23へ挿入されていた軸体
27は第1軸受23から離れ、C2方向へ取り出され
る。そして、押圧ピン20をC1方向へ引張り、元の位
置に戻しておく。次に、新品の軸体27を孔25aから
挿入する事により、軸体27の上端28は第1軸受23
内に挿入、固定される。この様にして、新品の軸体27
は元の位置に設定される。
【0051】次に使用者は、給紙皿8上に複数の被切断
物11を収容する。使用者は、カッティングプリンタ1
に設けられた電源プラグを室内の電源コンセント(共に
図示せず)に挿入する。使用者は操作部に設けられた電
源スイッチ(共に図示せず)を押すと、動作が開始す
る。
【0052】制御部(マイクロコンピュータ等から成る
が図示せず)は、搬送手段46の搬送モータを通電さ
せ、被切断物11を第1方向Aへ搬送させる。紙センサ
(図示せず)が被切断物11の先端を検知し、被切断物
11は更に前進する。この時、カッタ15の刃部29は
上方(C1方向)に位置している。被切断物11が所定
の位置(ホームポジション)まで前進すると、制御部は
搬送モータの通電を停止する。そして制御部は、パソコ
ン(図示せず)より、印刷データを取り込む。
【0053】次に制御部は、キャリッジモータを通電さ
せ、キャリッジ9を第2方向Bの左端から右端へ移動さ
せる。制御部は上記動作と共に、各印刷ヘッド14a〜
14dに設けられた各圧電素子に対し電圧を印加し、イ
ンク液を適宜吐出させ、印刷を行う。
【0054】制御部は、印刷動作を終了すると、搬送手
段46をして、被切断物11をホームポジションに戻ら
せる。制御部はパソコンより、カットデータを読込む。
カットデータとは、カッタ15の刃部27をアップさせ
るか又はダウンさせるかを指示する信号と、座標とから
成る。
【0055】例えば、上記カットデータに於て、上記信
号がダウンを指示する信号であるとする。この時、制御
部は、移動手段30のモータ40をして、負の電圧を印
加させる。
【0056】その結果、モータ40の軸42およびネジ
体41は反時計回りに回転し、カッタ15は下方(C
2)に移動し、下ホルダ25の底面が被切断物11の表
面に略当接した時(センサが位置を検出)、モータ40
への通電を停止する。この時、カッタ15の刃部29
は、被切断物11の全厚さ以上に挿入されている。
【0057】次に制御部は上記刃部27を全厚さ以上に
切り込ませた状態(フルカット時)において、カットデ
ータに従って、キャリッジ9および搬送手段46を動作
させる。この様にして、被切断物11は、載置体47の
表面と下ホルダ25の底面とに挟まれながら、搬送手段
46により、搬送される。そして、刃部29は被切断物
11を所定の形状に切断する。
【0058】そして制御部は、刃部29の現在位置が、
カットデータに於けるアップ位置であると判定すると、
フルカットの切断動作を終了する。即ち、制御部は、モ
ータ40に正の電圧を印加させ、カッタ15を上方(C
1)へ移動させ、カッタ15を元の状態(図4参照)へ
戻す以上で、一連の動作を終了する。
【0059】
【発明の効果】上述の様に請求項1の本発明では、握部
を有し、略円筒状の上ホルダと、載置部を有し、前記上
ホルダの外周に螺合され、略円筒状の中ホルダと、下端
に刃部が形成された軸体とを備え、前記軸体の上端は前
記上ホルダの内周側に保持され下端近傍は前記中ホルダ
の内周側に案内され、軸体はその中心軸に沿って回転自
在に設けられ、前記握部が前記載置部より上方に設けら
れているものとする。
【0060】この構成により、握部が回されると、握部
を構成する上ホルダと共に、軸体は上下方向に移動す
る。その結果、握部を回す事により、刃部の突出量、即
ち載置部の底面から刃部の先端までの距離を容易に調整
することができる。また握部は載置部の上方に設けられ
ているので、載置部が移動手段に固定されたままの状態
に於て、握部を回し、刃部の突出量を容易に調整でき
る。
【0061】請求項2の本発明では、前記上ホルダの中
に配置された磁石と、前記磁石を固定する固定手段と、
上面が前記磁石に当接し、側面が前記上ホルダの内周に
当接する第1軸受と、側面が前記中ホルダの孔部に当接
する第2軸受とを設け、前記軸体の上端は前記第1軸受
に挿入され、前記軸体の下端近傍は前記第2軸受に挿入
される構成とする。この構成により、軸体27を新品と
交換する場合は、固定手段を押し下げる等により、刃部
およびその近傍がホルダセットの孔から突出する。そし
てピンセット等により、刃部の近傍をつかみ、下方へ引
張る事により、軸体は容易に外れる。また、新品の軸体
を孔部から挿入し、第2軸受内に軸体を挿入し、元の位
置へ戻すことができる。故に、軸体の着脱操作が容易で
ある。
【0062】請求項3の本発明では、孔が形成された有
底円筒状の下ホルダを設け、前記中ホルダの下端近傍の
外周に前記下ホルダを無調整で螺合させ、前記刃部を前
記孔から突出させる構成とする。この様に、下ホルダを
無調整で螺合させるので、従来の様な下ホルダを調整し
て螺合させる手間を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカッティングプリン
タ1の斜視図である。
【図2】上記カッティングプリンタ1の要部断面図であ
る(カッタ15が下方に位置している状態を示す)。
【図3】上記カッティングプリンタ1に用いられるカッ
タ15の断面図である。
【図4】上記カッティングプリンタ1に用いられる移動
手段30の正面図(カッタ15が上方に位置している状
態を示す)である。
【符号の説明】
16 上ホルダ 17 中ホルダ 17a 載置部 27 軸体 29 刃部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 久夫 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 土肥 秀美 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 山口 慎一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 三田 謙二 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AB05 AC07 AC17 AE02 AF51 LA04 LA17 LA29 LB06 LB19 LB36 LC11 LC24 3C027 GG02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握部を有し、略円筒状の上ホルダと、載
    置部を有し、前記上ホルダの外周に螺合され、略円筒状
    の中ホルダと、下端に刃部が形成された軸体とを備え、
    前記軸体の上端は前記上ホルダの内周側に保持され、下
    端近傍は前記中ホルダの内周側に案内され、前記軸体は
    その中心軸に沿って回転自在に設けられ、前記握部が前
    記載置部より上方に設けられている事を特徴とするカッ
    タ。
  2. 【請求項2】 前記上ホルダの中に配置された磁石と、
    前記磁石を固定する固定手段と、上面が前記磁石に当接
    し、側面が前記上ホルダの内周に当接する第1軸受と、
    側面が前記中ホルダの孔部に当接する第2軸受とを設
    け、前記軸体の上端は前記第1軸受に挿入され、前記軸
    体の下端近傍は前記第2軸受に挿入される事を特徴とす
    る請求項1のカッタ。
  3. 【請求項3】 孔が形成された有底円筒状の下ホルダを
    設け、前記中ホルダの下端近傍の外周に前記下ホルダを
    無調整で螺合させ、前記刃部を前記孔から突出させた事
    を特徴とする請求項1のカッタ。
JP24335799A 1999-08-30 1999-08-30 カッタ Pending JP2001063165A (ja)

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