JP2001063138A - 書き込み装置および書き込み補正方法ならびに画像形成装置 - Google Patents

書き込み装置および書き込み補正方法ならびに画像形成装置

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JP2001063138A JP24119499A JP24119499A JP2001063138A JP 2001063138 A JP2001063138 A JP 2001063138A JP 24119499 A JP24119499 A JP 24119499A JP 24119499 A JP24119499 A JP 24119499A JP 2001063138 A JP2001063138 A JP 2001063138A
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健一 芦田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形成画像の濃度ムラを低減する。 【解決手段】 LEDプリンタの静電潜像担持体を露光
することにより上記静電潜像担持体上に静電潜像を書き
込むLEDヘッドにおいて、上記静電潜像担持体上に静
電潜像ドットを書き込むための光を発する複数のLED
102−1と、上記LEDからの光を上記静電潜像担持
体上に収束させる複数のレンズと、補正パラメータを保
持しているデータ保回路108と、上記の補正パラメー
タに従って上記LEDを個別に駆動する駆動回路113
とを備え、上記静電潜像担持体に書き込むドットを上記
の補正パラメータによりレンズの特性またはスクリーン
角に応じて補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置等の
像担持体に画像を書き込む書き込み装置、および上記像
担持体に書き込まれる画像ドットを補正する書き込み補
正方法、ならびに上記書き込み装置を備えた画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記画像形成装置の一つに、タンデム型
あるいは中間転写型の電子写真プリンタがある。電子写
真プリンタは、露光装置、静電潜像担持体、現像装置、
転写装置、定着装置、記録媒体を搬送する搬送機構、等
を備えている。
【0003】電子写真プリンタでは、均一に帯電された
静電潜像担持体の表面を露光装置により露光することに
より、上記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する。静
電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像装置により
現像し、上記静電潜像に応じてトナーを付着させること
により、静電潜像担持体上にトナー像を形成する。静電
潜像担持体上に形成されたトナー像が転写領域に達する
と、転写装置により上記トナー像が記録媒体上に転写さ
れる。このあと、記録媒体上に転写されたトナー像は、
定着装置のヒートローラと加圧ローラとにより記録媒体
上に定着するように処理される。
【0004】上記の露光装置の一つにLEDヘッドがあ
る。LEDヘッドは、配線基板と、LEDアレイチップ
と、ドライバICと、レンズアレイ(例えば、日本板硝
子社製の商品名「セルフォックレンズアレイ」)と、上
記配線基板および上記レンズアレイを保持するための保
持部材とを備えている。
【0005】LEDアレイチップは、配線基板上に一列
に1個または複数個配置されており、上記記録媒体(例
えば、印刷用紙)の幅分以上の露光光源を形成してい
る。このLEDアレイチップ上には、印刷ドットデータ
(以下、ラスタデータと称する)にそれぞれ対応する複
数のLED(の発光部)が一列に配置されている。ドラ
イバICは、上記配線基板上に1個または複数個配置さ
れており、上記LEDを個別に駆動する。上記レンズア
レイは、複数のガラスシリンダ(レンズ)を配列したも
のであり、上記LEDからの光を上記静電潜像担持体上
に収束し、上記静電潜像担持体表面を露光させる。
【0006】上記のLEDヘッドを備えたプリンタで
は、ラスタデータに従ってそれぞれのLEDを発光さ
せ、この光をレンズアレイにより静電潜像担持体上に収
束させることにより、静電潜像担持体上に静電潜像を形
成する。
【0007】LEDヘッド内のそれぞれのLEDの発光
強度にはばらつきがある。このため、従来のLEDヘッ
ドでは、露光エネルギーを一定値に補正するための補正
パラメータをLEDごとにあらかじめ用意しておき、上
記の補正パラメータに従って露光エネルギーのばらつき
を補正している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のLEDヘッドにおいては、ガラスシリンダの配列が
不均一であること等によりレンズアレイに位置的な解像
力のばらつきがあったり、レンズアレイの取り付け誤差
より収束光の焦点位置が最良焦点位置からずれていたり
すると、静電潜像担持体上に収束された露光ドットが歪
み、露光ドットの解像力にばらつきを生じる。このた
め、上記従来のLEDヘッドでは、露光エネルギーばら
つきを±2[%]程度に補正したとしても、レンズアレ
イの解像力に±10[%]程度のばらつきがあると、ト
ナー画像に濃度ムラが発生してしまう。
【0009】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、形成画像の濃度ムラを低
減することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の書き込み装置は、像担持体上に画像
を書き込む書き込み装置において、上記像担持体上に画
像ドットを書き込む複数の書き込み部と、上記ドットを
スクリーン角に応じて補正するための補正パラメータを
あらかじめ保持するデータ保持手段と、上記の補正パラ
メータに従って上記書き込み部を個別に駆動する駆動手
段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の第2の書き込み装置は、上
記第1の書き込み装置において、上記データ保持手段
が、互いに異なる複数のスクリーン角にそれぞれ対応す
る複数の上記補正パラメータをあらかじめ保持すること
を特徴とする。
【0012】また、本発明の第3の書き込み装置は、静
電潜像担持体を露光することにより上記静電潜像担持体
上に静電潜像を書き込む書き込み装置において、上記静
電潜像担持体上に静電潜像ドットを書き込むための光を
発する複数の発光部と、上記発光部からの光を上記像担
持体上に収束させる複数のレンズと、補正パラメータを
あらかじめ保持するデータ保持手段と、上記の補正パラ
メータに従って上記発光部を個別に駆動する駆動手段と
を備え、上記補正パラメータが、上記ドットごとの補正
値と、上記レンズごとの補正値とにより構成されている
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明の第4の書き込み装置は、静
電潜像担持体を露光することにより上記静電潜像担持体
上に静電潜像を書き込む書き込み装置において、上記静
電潜像担持体上に静電潜像ドットを書き込むための光を
発する複数の発光部と、上記発光部からの光を上記像担
持体上に収束させる複数のレンズと、補正パラメータを
あらかじめ保持するデータ保持手段と、上記の補正パラ
メータに従って上記発光部を個別に駆動する駆動手段と
を備え、上記補正パラメータが、光量の補正値と、スク
リーン角に応じた補正値とにより構成されていることを
特徴とする。
【0014】また、本発明の第5の書き込み装置は、像
担持体上に画像を書き込む書き込み装置において、スク
リーン角に沿った方向の書き込み幅のばらつきが、それ
以外の角度の書き込み幅のばらつきよりも小さいことを
特徴とする。
【0015】本発明の第1の書き込み補正方法は、複数
の発光部からの光を複数のレンズで静電潜像担持体上に
収束させ、上記静電潜像担持体を露光することにより上
記静電潜像担持体上に書き込まれる静電潜像ドット、を
補正する書き込み補正方法において、光量の補正をする
とともに、スクリーン角に応じて補正することを特徴と
する。
【0016】また、本発明の第2の書き込み補正方法
は、複数の発光部からの光を複数のレンズで静電潜像担
持体上に収束させ、上記静電潜像担持体を露光すること
により上記静電潜像担持体上に書き込まれる静電潜像ド
ット、を補正する書き込み補正方法において、上記ドッ
トごとの補正をするとともに、上記レンズごとの補正を
することを特徴とする。
【0017】本発明の第1の画像形成装置は、像担持体
と、上記像担持体上に画像を書き込む書き込み手段と、
上記書き込み手段の動作を制御する制御手段とを備え、
上記書き込み手段が、上記像担持体上に画像ドットを書
き込む複数の書き込み部と、上記ドットをスクリーン角
に応じて補正するための補正パラメータをあらかじめ保
持するデータ保持手段と、上記の補正パラメータに従っ
て上記書き込み部を個別に駆動する駆動手段とを有し、
上記制御手段が、上記補正パラメータを上記駆動手段に
送ることを特徴とする。
【0018】また、本発明の第2の画像形成装置は、上
記第1の画像形成装置において、上記書き込み手段を複
数備え、それぞれの書き込み手段が、適用されるスクリ
ーン角に対応する上記補正パラメータを上記データ保持
回路にあからじめ保持していることを特徴とする。
【0019】また、本発明の第3の画像形成装置は、上
記第1の画像形成装置において、上記データ保持手段
が、互いに異なる複数のスクリーン角にそれぞれ対応す
る複数の上記補正パラメータをあらかじめ保持してお
り、上記制御手段が、上記書き込み手段に適用するスク
リーン角に対応する補正パラメータを上記複数の補正パ
ラメータの中から選択し、上記駆動手段に送ることを特
徴とする。
【0020】また、本発明の第4の画像形成装置は、静
電潜像担持体と、上記静電潜像担持体を露光することに
より上記静電潜像担持体上に静電潜像を書き込む書き込
み手段と、上記書き込み手段の動作を制御する制御手段
とを備え、上記書き込み手段が、上記静電潜像担持体上
に静電潜像ドットを書き込むための光を発する複数の発
光部と、上記発光部からの光を上記像担持体上に収束さ
せる複数のレンズと、補正パラメータをあらかじめ保持
するデータ保持手段と、上記の補正パラメータに従って
上記発光部を個別に駆動する駆動手段とを有し、上記補
正パラメータが、上記ドットごとの補正値と、上記レン
ズごとの補正値とにより構成されており、上記制御手段
が、上記補正パラメータを上記駆動手段に送ることを特
徴とする。
【0021】また、本発明の第5の画像形成装置は、静
電潜像担持体と、上記静電潜像担持体を露光することに
より上記静電潜像担持体上に静電潜像を書き込む書き込
み手段と、上記書き込み手段の動作を制御する制御手段
とを備え、上記書き込み手段が、上記静電潜像担持体上
に静電潜像ドットを書き込むための光を発する複数の発
光部と、上記発光部からの光を上記像担持体上に収束さ
せる複数のレンズと、補正パラメータをあらかじめ保持
するデータ保持手段と、上記の補正パラメータに従って
上記発光部を個別に駆動する駆動手段とを有し、上記補
正パラメータが、光量の補正値と、スクリーン角に応じ
た補正値とにより構成されており、上記制御手段が、上
記補正パラメータを上記駆動手段に送ることを特徴とす
る。
【0022】また、本発明の第6の画像形成装置は、像
担持体と、上記像担持体上に画像を書き込む書き込み手
段とを備え、上記書き込み手段による、スクリーン角に
沿った方向の書き込み幅のばらつきが、それ以外の角度
の書き込み幅のばらつきよりも小さいことを特徴とす
る。
【0023】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は本発明の実施の形態のLEDヘッド100の断面
構造図である。図1において、101は配線基板、10
2はLEDアレイチップ、103はドライバICチッ
プ、104はワイヤ、105はレンズアレイ、106は
配線基板101およびレンズアレイ105の保持部材、
107はプリンタの静電潜像担持体である。
【0024】また、図2はLEDプリンタに搭載された
LEDヘッド100の配線基板101の上面図である。
図2において、108はデータ保持回路、109はLE
Dヘッド100に設けられた信号入力端子、110はプ
リンタに設けられたLEDヘッドコントロール部、11
1はLEDヘッドコントロール部110とLEDヘッド
100の信号入力端子109とを接続するケーブル、1
12はLEDアレイ、113は駆動回路である。
【0025】LEDヘッド100は、配線基板101
と、LEDアレイ112(発光手段)を構成する複数の
LEDアレイチップ102と、駆動回路113(駆動手
段)を構成する複数のドライバICチップ103と、ワ
イヤ104と、レンズアレイ105(光学手段)と、保
持部材106と、データ保持回路108(データ保持手
段)と、信号入出力端子109とを備えている。
【0026】配線基板101は、例えばガラスエポキシ
基板に銅箔などの導体パターンを形成したものである。
【0027】LEDアレイチップ102は、例えば、G
aAsPなどを基板材料として、600[dpi]、A
4サイズの場合、1チップ当たり約42.3[μm]間
隔で192個のLED(の発光部)102−1を一列に
形成したものである。このLEDアレイチップ102を
26チップ、配線基板101上に一列に配置し、A4用
紙幅以上のLEDアレイ112を構成している。
【0028】ドライバICチップ103は、LEDアレ
イチップ102に1対1に対応してLEDアレイチップ
102と並列に配線基板101上に配置されており、L
ED102−1を個別に駆動する駆動回路113を構成
している。
【0029】ドライバICチップ103とLEDアレイ
チップ102、および配線基板101の導体パターンと
ドライバICチップ103は、それぞれワイヤ104に
より電気的に接続されている。このワイヤ104の材質
としては、直径が約30[μm]の金線が一般的であ
る。
【0030】レンズアレイ105は、屈折率分布を要し
たガラスシリンダ(レンズ)が2列の千鳥状にLEDア
レイ112の長さ以上に配列され、両側を熱膨張の少な
いFRP(Fiber-Reinforced Plastics:繊維強化プラ
スチック)板で挟まれ、シリコン充填材で接着されてい
る。配線基板101上のLED102−1から発した光
は、ある距離だけ離れたレンズアレイ105に達したあ
と、レンズアレイ105のガラスシリンダ内を屈折しな
がら通過し、レンズアレイ105のガラスシリンダ内を
通過したあと、ある距離離れた静電潜像担持体107上
に正立等倍の露光像を形成する。
【0031】データ保持回路108は、電気的に読み書
き可能なEEPROM,EPROM等を有し、LED露
光エネルギーをスクリーン角に応じて補正するための補
正パラメータをあらかじめ保持している。なお、上記の
LED露光エネルギーは、レンズアレイ105により静
電潜像担持体107上に収束されたそれぞれのLED光
のエネルギーである。ここでは、レンズアレイ105を
通過したあとのLED光強度をLED露光強度、レンズ
アレイ105を通過したあとのLED光エネルギーをL
ED露光エネルギーと称し、LEDの発光強度および発
光エネルギーと区別する。また、上記のスクリーン角に
ついては、あとで説明する。
【0032】次に、LEDヘッド100の動作について
説明する。LEDプリンタの印刷時に、LEDヘッドコ
ントロール部110は、ラスタデータを順次駆動回路1
13に送るとともに、データ保持回路108にあらかじ
め記憶してある補正パラメータ値を読み出して順次駆動
回路113に送る。これより、駆動回路113は、上記
のラスタデータに従ってLEDアレイ112の複数のL
EDを選択的に発光させる(駆動する)とともに、LE
D露光エネルギーを上記の補正パラメータに従って個別
に補正する。そして、レンズアレイ105により、均一
に帯電された静電潜像担持体107上にLED光を収束
させ、静電潜像担持体107上にラスタデータに対応し
た静電潜像を形成する。
【0033】LED露光エネルギーは、次式、 (LED露光エネルギー)=(LED露光強度)×(露光時間)…(1) により決まる。上記(1)式のLED発光強度は、主に
LEDに流れる電流(駆動電流)に依存し、レンズアレ
イ105の特性にも依存する。駆動回路113は、駆動
電流または露光時間を個別に設定することより、上記の
補正パラメータに従ってLED露光エネルギーを個別に
補正する。
【0034】従来のLEDヘッドでは、データ保持回路
にあらかじめ記憶してある補正パラメータは、LED露
光エネルギーが一定になるように(LED露光エネルギ
ーのばらつきがなくなるように)、LED露光エネルギ
ーを補正するパラメータであった。例えば、600[d
pi]のLEDヘッドでは、LED露光エネルギーは、
約12〜15[pJ(ピコジュール)]の範囲で一定値
になるように補正されていた。
【0035】これに対し、第1の実施形態のLEDヘッ
ド100のデータ保持回路108にあらかじめ記憶して
ある補正パラメータは、LED露光エネルギーのばらつ
きと、上記スクリーン角に応じた方向のLED露光ドッ
ト幅(LED露光ドット解像力)のばらつきとが小さく
なるように、LED露光エネルギーを補正するパラメー
タである。LED露光ドットが歪むと、LED露光ドッ
ト幅にばらつきを生じる。
【0036】LED露光ドットの歪みについて以下に説
明する。レンズアレイ105のガラスシリンダが均一に
配列されている場合は、図3のようにLED露光ドット
は真円となるが、ガラスシリンダの配列が不均一になっ
た場合には、例えば図4(a)〜(d)のようにLED
露光ドットは真円から外れ、歪んでしまう。また、レン
ズアレイ105のガラスシリンダが均一に配列されてい
ても、レンズアレイ105の取り付け誤差により最良焦
点位置からずれた場合にも、図4(a)〜(d)のよう
にLED露光ドットが歪んでしまう。LED露光ドット
が歪み、LED露光ドット幅(LED露光ドット解像
力)にばらつきを生じると、LED露光エネルギーを一
定に補正してもトナー画像に濃度ムラができる。この濃
度ムラは、上記のスクリーン角に沿った方向の露光ドッ
ト幅(あとで説明する図5〜図7参照)がばらついたと
きに顕著になる。
【0037】タンデム型のLEDカラープリンタおよび
上記のスクリーン角について以下に説明する。タンデム
型のLEDカラープリンタでは、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のそれぞれ
独立した露光/現像プロセスによりカラートナー画像を
形成し、それぞれのプロセスごとにLEDヘッド100
を配置している。このようなLEDカラープリンタで
は、LED露光ドットが歪むと、カラートナー画像に濃
度ムラができてしまう。
【0038】タンデム型LEDカラープリンタでカラー
画像を形成する場合には、Y,M,C,Kそれぞれの色
のスクリーン角(印刷スクリーン角)が決められてい
る。LEDカラープリンタは、静電潜像担持体107を
ライン順次に露光し、2次元の静電潜像を形成する。異
なるスクリーン角では、上記の静電潜像における露光ド
ットの配列、従ってトナー画像におけるトナードットの
配列、印刷画像における印刷ドットの配列が異なる。
【0039】ここでは、Yはスクリーン角−45゜で印
刷され、MおよびKはスクリーン角+45゜で印刷さ
れ、Cはスクリーン角90゜で印刷されるものと仮定す
る。
【0040】スクリーン角−45゜でYを全面に印刷す
る場合には、例えば、第1ラインでは第1,3,5…ド
ットにYドットを印刷し、第2ラインでは第2,4,6
…ドットにYドットを印刷する。また、スクリーン角−
45゜でMまたはKを全面に印刷する場合には、例え
ば、第1ラインでは第2,2,6…ドットにMまたはK
ドットを印刷し、第2ラインでは第1,3,5…ドット
にMまたはKドットを印刷する。また、スクリーン角9
0゜のCを全面に印刷する場合には、例えば、それぞれ
のラインで第1,3,5…ドットにCドットを印刷す
る。
【0041】データ保持回路108にあらかじめ記憶し
ておく第1の実施形態の補正パラメータを求める手順に
ついて以下に説明する。第1の実施形態の補正パラメー
タ(の配列をLcorrectと表記し、補正パラメータLcor
rectの第iドット(i=1,2,3…imax)のパラメ
ータ値をLcorrect(i)と表記する。
【0042】まず、LED露光エネルギーを一定にす
る、つまりLED露光エネルギーのばらつきをなくすた
めのパラメータPcorrectを求める。パラメータPcorre
ctの第iドット(i=1,2,3…imax)のパラメー
タ値をPcorrect(i)と表記する。この露光エネルギ
ーを一定値にするためのパラメータPcorrectは、従来
のLEDヘッドにおいてデータ補正回路に記憶されてい
る補正パラメータである。パラメータPcorrectに従っ
て駆動電流を個別に設定すればLED露光強度を一定に
することができる。従って、露光時間を一定に設定すれ
ばLED露光エネルギーを一定にすることができる。ま
た、パラメータPcorrectに従って露光時間を個別に設
定すれば、LED露光エネルギーを一定にすることがで
きる。
【0043】パラメータPcorrectを求めるには、例え
ば、LEDアレイ112の複数のLEDの内の1ドット
のみを発光させ、レンズアレイ105を通過したLED
光をレンズアレイ105の上からCCDカメラなどで撮
像する。そして、得られたカメラ画像からLED露光強
度を求める。そして、このLED露光強度を一定値に補
正するためのパラメータ値を計算する。このパラメータ
値は、LEDごとに計算される。
【0044】また、スクリーン角に沿った方向の露光ド
ット幅(あとで説明する図5〜図7参照)を一定値(こ
こでは、LEDの発光部のピッチとする)にする、つま
り上記露光ドット幅のばらつきをなくすためのパラメー
タWDratioを求める。パラメータWDratioの第iドッ
ト(i=1,2,3…imax)のパラメータ値をWDrat
io(i)と表記する。
【0045】パラメータWDratioを求めるには、例え
ば、LEDアレイ112の複数のLEDを1ドットおき
に発光させ、レンズアレイ105を通過したLED光を
レンズアレイ105の上からCCDカメラなどで撮像す
る。そして、得られたカメラ画像をピークの明るさが1
になるように正規化し、この正規化した画像をある閾値
以上の値で2値化する。例えば、閾値としては1/e2
(eは自然対数の底)が一般的に定義されている。次
に、上記の2値化画像から、スクリーン角に沿った方向
のLED露光ドット幅を求める。そして、このLED露
光ドット幅が発光部ピッチに等しくなるようにLED露
光強度を補正するパラメータ値を計算する。このパラメ
ータ値は、LEDごとに計算される。
【0046】600[dpi]のLEDアレイ112の
場合、発光部ピッチは1/600[mm](=42.3
[μm])であり、スクリーン角に沿った方向のLED
露光ドット幅が42.3[μm]になるように補正する
パラメータ値を計算する。
【0047】例えば、図5のようにLED露光ドットが
歪んでいる場合には、スクリーン角−45°に沿った方
向のLED露光ドット幅が42.3[μm]よりも大き
いため、LED露光強度を小さくして上記の露光ドット
幅を42.3[μm]にするパラメータ値を計算する。
【0048】また、図6の場合には、スクリーン角90
°に沿った方向のLED露光ドット幅は、42.3[μ
m]であるため、LED露光強度および上記の露光ドッ
ト幅を変更しないパラメータ値を採用する。
【0049】また、図7の場合には、スクリーン角+4
5°に沿った方向のLED露光ドット幅が42.3[μ
m]よりも小さいため、LED露光強度を大きくして上
記のLED露光ドット幅が42.3[μm]になるよう
にするパラメータ値を計算する。
【0050】図8は600[dpi]のLEDヘッド1
00でLEDを1ドットおきに発光させ場合の2次元露
光強度分布の等高図である。また、図9は図8の2次元
露光強度分布におけるスクリーン角に沿った方向の1次
元露光強度分布を示す図であり、(a)はスクリーン角
−45°または+45°の場合、(b)はスクリーン角
90°の場合である。
【0051】図9の1次元発光強度分布を閾値(例えば
1/e2)で2値化したときのLED露光ドット幅WD
(i)(ただし、iはドット番号であり、i=1,2,
3…imax)、つまり図9の1次元発光強度分布の閾値
(例えば1/e2)でのLED露光ドット幅WD(i)
を、ドットごとに求める。そして、LED露光ドット幅
WD(1),WD(2),WD(3)…WD(imax)
の平均値WDavgを、
【0052】
【数1】 により計算する。次に、LED露光ドット幅の平均値W
Davgに対するLED露光ドット幅WD(i)の割合を
パラメータ値WDratio(i)として、
【0053】
【数2】 により計算する。
【0054】上記のパラメータWDratioを補正パラメ
ータとしてデータ保持回路108に記憶させれば、スク
リーン角に沿った方向のLED露光ドット幅を一定にす
ることができる。
【0055】しかし、LED露光ドット幅を一定に補正
をすることは、LED露光エネルギーを一定にする補正
(パラメータPcorrectによる補正)を無視することに
なり、上記LED露光ドット幅を一定にする補正では、
LED露光エネルギーのばらつきによる濃度ムラが逆に
顕在化することになる。
【0056】そこで、本発明の第1の実施形態では、ス
クリーン角に沿った方向のLED露光ドット幅を一定す
るパラメータWDratioに、重みα(<1)を乗じるこ
とにより、スクリーン角に沿った方向のLED露光ドッ
ト幅のばらつきを小さくするパラメータWDcorrectを
求め、このパラメータWDcorrectと、LED露光エネ
ルギーを一定にするパラメータPcorrectとにより、L
ED露光エネルギーのばらつき、およびスクリーン角に
沿った方向のLED露光ドット幅のばらつきをともに小
さくする補正パラメータLcorrectを求め、この補正パ
ラメータをデータ保持回路108に記憶させる。パラメ
ータWDcorrectの第iドット(i=1,2,3…ima
x)のパラメータ値をWDcorrect(i)と表記する。
【0057】上記(3)式のパラメータWDratio
(i)に重みα(<1)を乗じることにより、パラメー
タ値WDcorrect(i)を求める。つまり、 WDcorrect(i)=α×WDratio(i)…(4) により、それぞれのLEDについてパラメータWDcorr
ectを計算する。重みαの最適値は、露光/現像プロセ
ス条件により変化するものであるが、0.2〜0.4あ
たりが適当である。
【0058】さらに、LED露光エネルギーを一定にす
るパラメータ値Ρcorrect(i)から上記LED露光ド
ット幅のばらつきを小さくするパラメータ値WDcorrec
t(i)を差し引くことにより、LED露光エネルギー
のばらつきおよび上記LED露光ドット幅のばらつきを
補正するパラメータ値Lcorrect(i)を求める。つま
り、 Lcorrect(i)=Ρcorrect(i)−WDcorrect(i)…(5) により、それぞれのLEDについて、LED露光エネル
ギーのばらつきおよび上記LED露光ドット幅のばらつ
きを補正する補正パラメータLcorrectを計算する。
【0059】なお、露光ドット幅WD(i)ではなく、
露光ドット解像力の指標であるMTF値により、補正パ
ラメータLcorrectを計算することも可能である。第i
ドットのMTF値MTF(i)は、
【0060】
【数3】 のように定義される。上記(6)式において、MAX
(i),MIN(i)は、図9(a)のLED露光強度
分布におけるそれぞれのドットの最大値および最小値で
ある。上記(6)式のMTF(i)を用いる場合には、
上記(2)式および(3)式のWD(i)をMTF
(i)としてパラメータ値Lcorrect(i)を計算す
る。
【0061】上記の補正パラメータLcorrectは、例え
ば(表1)のように、ドット個数分(第1ドットから第
imaxドット)のパラメータ値がデータ保持回路108
に記憶される。
【0062】
【表1】 この第1の実施形態では、補正パラメータLcorrectに
従って、LED露光エネルギーのばらつき、およびスク
リーン角に沿った方向のLED露光ドット幅のばらつき
を補正するため、スクリーン角に沿った方向のLED露
光ドット幅のばらつきは、それ以外の方向のLED露光
ドット幅のばらつきよりも小さくなる。このため、スク
リーン角に沿った方向の濃度ムラは非常に小さくなり、
濃度ムラを低減することができる。
【0063】第1の実施形態のLEDヘッド100を
Y,M,C,Kの露光/現像ユニットにそれぞれ備えた
タンデム型のLEDカラープリンタの動作を以下に説明
する。Y,M,C,Kを印刷する位置に搭載されたLE
Dヘッド100を、それぞれ100Y,100M,10
0C,100K、静電潜像担持体107を、それぞれ1
07Y,107M,107C,107Kと表記する。
【0064】LEDヘッド100Yのデータ保持回路1
08には、Yのスクリーン角−45゜に対応する補正パ
ラメータLcorrect(YLcorrectと表記する)があらか
じめ保持されており、LEDヘッド100Mおよび10
0Kのデータ保持回路108には、MおよびKのスクリ
ーン角+45゜に対応する補正パラメータLcorrect
(それぞれMLcorrectおよびKLcorrectと表記するが
あらかじめ保持されており、LEDヘッド100Cのデ
ータ保持回路108には、Cのスクリーン角90゜に対
応する補正パラメータLcorrect(CLcorrectと表記す
る)があらかじめ保持されている。
【0065】印刷する前に、LEDヘッドコントロール
部110は、LEDヘッド100x(x=Y,M,C,
K)のデータ保持回路108に記憶されている補正パラ
メータxLcorrectを上記のデータ保持回路108から
読み出し、LEDヘッド100xの駆動回路113に送
る。
【0066】次に、LEDヘッドコントロール部110
は、LEDヘッド100xの駆動回路113に1ライン
分のラスタデータを送り、駆動回路113により、LE
Dヘッド100xのLEDアレイ112のLEDを上記
のラスタデータに従って選択的に発光させる。
【0067】LEDヘッド100xにおいて、上記のラ
スタデータに従って発光駆動される第iドットのLED
は、補正パラメータxLcorrectのパラメータ値xLcor
rect(i)に従って設定された個別の駆動電流により一
定の発光時間、あるいは一定の駆動電流によりパラメー
タ値xLcorrect(i)に従って設定された個別の発光
時間、発光する。補正パラメータxLcorrectにより、
LED露光エネルギーのばらつき、およびスクリーン角
に沿った方向のLED露光ドット幅のばらつきが補正さ
れる。つまり、補正パラメータxLcorrectにより、L
ED露光ドットがスクリーン角に応じて補正される。
【0068】上記ラスタデータの転送およびLEDヘッ
ド100xの発光動作をラインごとに順次実施すること
により、色xのドット配列パターンに従って静電潜像担
持体107xが露光され、静電潜像担持体107x上に
それぞれ静電潜像が形成される。
【0069】LEDヘッド100Y,100M,100
C,100Kのそれぞれにおいて、色x(=Y,M,
C,K)のスクリーン角に対応する補正パラメータxL
correctにより、LED露光エネルギーが色xのスクリ
ーン角に応じて補正されるため、Y,M,C,Kそれぞ
れのトナー画像の濃度ムラを低減することができ、Y,
M,C,Kの4色を重ねてできるカラー印刷画像も濃度
ムラが低減された印刷画像となる。
【0070】なお、補正パラメータLcorrectは、ペー
ジごとにデータ保持回路108から読み出して駆動回路
113にセットしてもよいし、プリンタの立ち上げ時に
1回のみセットするようにしてもよい。ただし、ページ
ごとにセットすれば、ノイズ等により補正パラメータ値
が化けても、ページごとに更新されるため、ノイズ等に
よる印刷品質の低下を防止することができる。
【0071】以上のように第1の実施形態によれば、L
ED露光ドットのばらつきをスクリーン角に応じて補正
するための補正パラメータLcorrectをデータ保持回路
108にあらかじめ記憶させておき、上記の補正パラメ
ータLcorrectをデータ保持回路108から駆動回路1
13に転送し、この補正パラメータLcorrectに従って
LED露光ドットのばらつきをスクリーン角に応じて補
正することにより、カラー画像の濃度ムラを低減するこ
とができる。
【0072】なお、上記第1の実施形態では、スクリー
ン角が−45°,90°,+45゜の場合について説明
したが、他のスクリーン角であっても、それぞれに最適
化した補正パラメータをデータ保持回路にあらかじめ記
憶させておくことにより、カラー画像の濃度ムラを低減
することが可能である。 第2の実施形態 本発明の第2の実施形態は、上記第1の実施形態におい
て、補正パラメータLcorrectをデータ保持回路108
に記憶させる方法を変更したものであり、この他は上記
第1の実施形態と同じである。
【0073】上記第1の実施形態では、LEDヘッド1
00ごとに、Y,M,C,Kのスクリーン角の内のいず
れか1個のスクリーン角に対応する補正パラメータLco
rrectをデータ保持回路108に記憶させていたが、そ
の場合、LEDヘッド100はY,M,C,Kのいずれ
か1色のスクリーン角にしか対応できないため、タンデ
ム型のLEDカラープリンタでは、LEDヘッド100
を4種類用意する必要があった(ただし、上記第1の実
施形態では、MとKのスクリーン角を同じ+45°にし
てあるため、スクリーン角+45°に対応する補正パラ
メータLcorrectを記憶させたLEDヘッド100は、
MとKのスクリーン角に対応することが可能である)。
【0074】そこで、第2の実施形態では、Y,M,
C,Kのスクリーン角に対応する補正パラメータLcorr
ectをそれぞれ計算し、これら複数の補正パラメータLc
orrect(以下、Yのスクリーン角に対応する補正パラメ
ータLcorrectをYLcorrect、Mのスクリーン角に対応
する補正パラメータLcorrectをMLcorrect、Cのスク
リーン角に対応する補正パラメータLcorrectをCLcor
rect、Kのスクリーン角に対応する補正パラメータLco
rrectをKLcorrectと表記する)を全てデータ保持回路
108に記憶させる(ただし、上記第1の実施形態で
は、MとKのスクリーン角を同じにしてあるため、補正
パラメータMLcorrectおよびKLcorrectについては、
いずれか一方のみをデータ保持回路108に記憶させて
もよい)。これにより、1個のLEDヘッド100でそ
れぞれのスクリーン角に対応することが可能となる。
【0075】上記の補正パラメータYLcorrect,MLc
orrect,CLcorrect,KLcorrectをデータ保持回路1
08に記憶させるときは、例えば(表2)のようにアド
レスを変えて記憶させる。(表2)では、補正パラメー
タYLcorrectは0番地より、補正パラメータMLcorre
ctは10000番地より、補正パラメータCLcorrect
は20000番地より、補正パラメータKLcorrectは
30000番地より、それぞれ記憶させる。
【0076】
【表2】 この第2の実施形態では、データ保持回路108にY,
M,C,Kのスクリーン角にそれぞれ対応する補正パラ
メータYLcorrect,MLcorrect,CLcorrect,KLc
orrectを全て記憶させてあるため、プリンタ本体内での
LEDヘッド100の取り付け位置が変えられ、他のス
クリーン角で露光することになっても、新たなスクリー
ン角に対応する補正パラメータをデータ保持回路108
から読み出し、駆動回路113に送ることにより、LE
D露光エネルギーのばらつきを新たなスクリーン角に応
じて補正することができる。
【0077】第2の実施形態のLEDヘッド100Y,
100M,100C,100Kを備えたタンデム型のL
EDカラープリンタの動作を以下に説明する。LEDヘ
ッド100Y,100M,100C,100Kのデータ
保持回路108には、いずれも、4種の補正パラメータ
YLcorrect,MLcorrect,CLcorrect,KLcorrect
があらかじめ保持されている。
【0078】印刷をする前に、LEDヘッドコントロー
ル部110は、LEDヘッド100x(=Y.M.C.
K)のデータ保持回路108に保持されている補正パラ
メータYLcorrect,MLcorrect,CLcorrect,KLc
orrectの中から、色xのスクリーン角に対応する補正パ
ラメータxLcorrectを読み出し、LEDヘッド100
xの駆動回路113に送る。データ保持回路108内で
の補正パラメータYLcorrect,MLcorrect,CLcorr
ect,KLcorrectの先頭アドレスは、あらかじめLED
ヘッドコントロール部110の補正値アドレス指示レジ
スタ110−1(図2参照)に記憶されている。LED
ヘッドコントロール部110は、補正パラメータxLco
rrectの先頭アドレスに従ってデータ保持回路108を
制御し、補正パラメータxLcorrectを駆動回路113
に転送させる。
【0079】すなわち、LEDヘッドコントロール部1
10は、LEDヘッド100Yについては読み出しの先
頭アドレスを0番地に、LEDヘッド100Mについて
は読み出しの先頭アドレスを10000番地に、LED
ヘッド100Cについては読み出しの先頭アドレスを2
0000番地に、LEDヘッド100Kについては読み
出しの先頭アドレスを30000番地に、それぞれ指定
する。これにより、LEDヘッド100xのデータ保持
回路108から補正パラメータxLcorrectが読み出さ
れ、LEDヘッド100xの駆動回路113に送られ
る。
【0080】次に、LEDヘッドコントロール部110
は、LEDヘッド100xの駆動回路113に1ライン
分のラスタデータを送り、駆動回路113により、LE
Dヘッド100xのLEDアレイ112のLEDを上記
のラスタデータに従って選択的に発光させる。
【0081】LEDヘッド100xにおいて、上記のラ
スタデータに従って発光駆動される第iドットのLED
は、補正パラメータxLcorrectのパラメータ値xLcor
rect(i)に従って設定された個別の駆動電流により一
定の発光時間、あるいは一定の駆動電流によりパラメー
タ値xLcorrect(i)に従って設定された個別の発光
時間、発光する。補正パラメータxLcorrectにより、
LED露光エネルギーのばらつきおよびスクリーン角に
沿った方向のLED露光ドット幅のばらつきが補正され
る。つまり、補正パラメータxLcorrectにより、LE
D露光ドットがスクリーン角に応じて補正される。
【0082】上記ラスタデータの転送およびLEDヘッ
ド100xの発光動作をラインごとに順次実施すること
により、色xのスクリーン角に従って静電潜像担持体1
07xが露光され、静電潜像担持体107x上にそれぞ
れ静電潜像が形成される。
【0083】LEDヘッド100Y,100M,100
C,100Kのそれぞれにおいて、色x(=Y,M,
C,K)のスクリーン角に対応する補正パラメータxL
correctにより、LED露光ドットが色xのスクリーン
角に応じて補正されるため、Y,M,C,Kそれぞれの
トナー画像の濃度ムラを低減することができ、Y,M,
C,Kの4色を重ねてできるカラー印刷画像も濃度ムラ
が低減された印刷画像となる。
【0084】以上のように第2の実施形態によれば、
Y,M,C,Kのスクリーン角にそれぞれ対応する補正
パラメータYLcorrect,MLcorrect,CLcorrect,
KLcorrectをデータ保持回路108にあらかじめ全て
記憶させておき、適用するスクリーン角に対応する補正
パラメータをデータ保持回路108から駆動回路113
に転送することにより、複数の異なるスクリーン角に対
応できる。
【0085】また、LED露光ドットのばらつきをスク
リーン角に応じて補正することにより、上記第1の実施
形態と同じように、カラー画像の濃度ムラを低減するこ
とができる。 第3の実施形態 本発明の第3の実施形態は、上記第2の実施形態におい
て、補正パラメータYLcorrect,MLcorrect,CLco
rrect,KLcorrectをデータ保持回路108に記憶させ
る方法を変更したものであり、この他は上記第2の実施
形態と同じである。
【0086】上記第2の実施形態では、(表2)のよう
に、それぞれ1[dot]単位のパラメータ値により構
成される4種類の補正パラメータYLcorrect,MLcor
rect,CLcorrect,KLcorrectをデータ保持回路10
8に記憶させるため、上記第1の実施形態と比較して4
倍の容量のデータ保持回路108が必要となってしま
う。
【0087】第iドットの補正パラメータ値YLcorrec
t(i),MLcorrect(i),CLcorrect(i),K
Lcorrect(i)を上記(5)式に準じて表すと、 YLcorrect(i)=Ρcorrect(i)−YWDcorrect(i)…(6) MLcorrect(i)=Ρcorrect(i)−MWDcorrect(i)…(7) CLcorrect(i)=Ρcorrect(i)−CWDcorrect(i)…(8) CLcorrect(i)=Ρcorrect(i)−KWDcorrect(i)…(9) となる。上記(6)〜(9)式において、LED露光エ
ネルギーを一定するためのパラメータ値Ρcorrect
(i)はそれぞれに共通であり、LED露光ドット幅を
補正するためのパラメータ値YWDcorrect(i),M
WDcorrect(i),CWDcorrect(i),KWDcorr
ect(i)は、それぞれに固有である。
【0088】LED露光強度のばらつきは、全体で±3
0[%]程度存在する。パラメータΡcorrectにより均
一のLED露光強度に補正されたあとに、LED露光ド
ット幅の補正のためにパラメータWDcorrectにより補
正されるLED露光強度は±6[%]程度であることが
実験的に確認されている。
【0089】従って、パラメータ値Pcorrect(i)に
よる補正精度とパラメータ値WDcorrect(i)による
補正精度を同じにした場合には、パラメータ値WDcorr
ect(i)は、補正パラメータ値Lcorrect(i)および
パラメータ値Pcorrect(i)よりも少ないビット数で
表記することができる。これにより、共通のパラメータ
Ρcorrectと、固有のパラメータYWDcorrect,MWD
correct,CWDcorrect,KWDcorrectとをデータ保
持回路108に記憶させれば、上記第2の実施形態より
もデータ容量を少なくすることができる。
【0090】上記のパラメータPcorrect,YWDcorre
ct,MWDcorrect,CWDcorrect,KWDcorrectを
データ保持回路108に記憶させるときは、例えば(表
3)のようにアドレスを変えて記憶させる。(表3)で
は、共通のパラメータPcorrectは0番地より、固有の
パラメータYWDcorrectは10000番地より、固有
のパラメータMWDcorrectは15000番地より、固
有のパラメータCWDcorrectは20000番地より、
固有のパラメータKWDcorrectは25000番地よ
り、それぞれ記憶させる。
【0091】
【表3】 600[dpi]、A4サイズで、4992[dot]
のLEDが配列されているLEDヘッド100の場合、
1[%]ステップで補正するものとすると、±30
[%]の露光強度ばらつきを均一に補正するための共通
のパラメータPcorrectには、1[dot]当たり6
[bit](26=64値を識別するためのデータ)が
必要であり、また±6[%]の露光ドット歪みを補正す
るための固有のパラメータWDcorrectには、4[bi
t](24=16値を識別するためのデータ)が必要で
ある。従って、(表3)のように、パラメータPcorrec
t,YWDcorrect,MWDcorrect,CWDcorrect,K
WDcorrectをデータ保持回路108に記憶させる場合
に必要な容量は、 (6[bit]×4992[dot])+4×(4[bit]×4992[dot])=109824
[bit] となる。これに対し、上記第2の実施形態のように、そ
れぞれ1[dot]当たり6[bit]の補正パラメー
タ値から構成される補正パラメータYLcorrect,MLc
orrect,CLcorrect,YLcorrectをデータ保持回路1
08に記憶させる場合に必要な容量は、 4×(6[bit]×4992[dot])=1198
01[bit] となる。従って、それぞれのスクリーン角に共通のパラ
メータPcorrectと、スクリーン角ごとに固有のパラメ
ータYWDcorrect,MWDcorrect,CWDcorrect,
KWDcorrectとを、データ保持回路108に記憶させ
ることにより、上記第2の実施形態よりもデータ保持回
路108の容量を軽減できる。
【0092】さらに、露光ドット歪みは、レンズアレイ
105のガラスシリンダ(レンズ)の配列乱れが原因で
あることから、上記のレンズ単位で変化する。このた
め、パラメータYWDcorrect,MWDcorrect,CWD
correct,KWDcorrectについては、1[dot]単位
で(ドットごとに)パラメータ値を記憶させる必要はな
く、同じレンズに対応する複数[dot]単位で(つま
り、レンズごとに)パラメータ値を記憶させておけばよ
い。
【0093】例えば、レンズアレイ105のガラスシリ
ンダ径が0.9[mm]、600[dpi]のLEDア
レイチップ102の場合は、同じガラスシリンダに対応
する、0.9[mm]/42.3[μm]=21.27
6[dot]のLEDは同様の露光ドット歪みを持つこ
とになる。従って、この場合には、21[dot]ごと
に、パラメータYWDcorrect,MWDcorrect,CWD
correct,KWDcorrectを1個ずつ記憶させておけばよ
い。例えば、同じガラスシリンダに対応する21[do
t]のLEDの内の真ん中のLEDのパラメータ値を記
憶させるようにする。つまり、それぞれのパラメータY
WDcorrect,MWDcorrect,CWDcorrect,KWDc
orrectについて、パラメータ値WDcorrect(11),
WDcorrect(32),WDcorrect(53)…を記憶さ
せる。また、例えば、上記21[dot]のパラメータ
値の平均値を記憶させてもよい。
【0094】1[dot]単位のパラメータPcorrect
と、21[dot]単位のパラメータYWDcorrect,
MWDcorrect,CWDcorrect,KWDcorrectとをデ
ータ保持回路108に記憶させるときは、例えば(表
4)のようにアドレスを変えて記憶させる。(表4)で
は、1[dot]単位のパラメータPcorrectは0番地
より、21[dot]単位のパラメータYWDcorrect
は10000番地より、21[dot]単位のパラメー
タMWDcorrectは10500番地より、21[do
t]単位の補正パラメータCWDcorrectは11000
番地より、21[dot]単位の補正パラメータKWD
correctは11500番地より、それぞれ記憶させる。
【0095】
【表4】 600[dpi]、A4サイズで、4992[dot]
のLEDが配列されているLEDヘッド100の場合、
(表4)のように、パラメータPcorrect,YWDcorre
ct,MWDcorrect,CWDcorrect,KWDcorrectを
データ保持回路108に記憶させる場合に必要な容量
は、 (6[bit]×4992[dot])+4×(4[bit]×4992[dot])/21=3375
6[bit] となる。従って、データ保持回路108の容量を、上記
第2の実施形態のおよそ1/4(正確には、33756
/119801=0.28)に軽減できる。
【0096】このように第3の実施形態では、上記第2
の実施形態よりもデータ保持回路108の少容量化を図
ることができるため、上記第2の実施形態よりもLED
プリントヘッド100のコストダウンを図ることができ
る。また、上記第2の実施形態と同じように、同じLE
Dプリントヘッド100で複数の異なるスクリーン角に
対応することができる。
【0097】第3の実施形態のLEDヘッド100Y,
100M,100C,100Kを備えたタンデム型のL
EDカラープリンタの動作を以下に説明する。LEDヘ
ッド100Y,100M,100C,100Kのデータ
保持回路108には、いずれも、(表4)にようにパラ
メータPcorrect,YWDcorrect,MWDcorrect,C
WDcorrect,KWDLcorrectがあらかじめ保持されて
いる。
【0098】印刷をする前に、LEDヘッドコントロー
ル部110は、LEDヘッド100x(x=Y,M,
C,K)のデータ保持回路108から補正パラメータx
Lcorrectを出力させ、この補正パラメータxLcorrect
をLEDヘッド100xの駆動回路113に送る。デー
タ保持回路108内でのパラメータPcorrect,MWDc
orrect,CWDcorrect,KWDcorrectの先頭アドレス
は、あらかじめLEDヘッドコントロール部110の補
正値アドレス指示レジスタ110−1に記憶されてい
る。LEDヘッドコントロール部110は、パラメータ
Pcorrectの先頭アドレスおよびパラメータxWDcorre
ctの先頭アドレスに従ってデータ保持回路108を制御
し、補正パラメータxLcorrectを生成させる。なお、
補正パラメータxLcorrectをLEDヘッド100xの
駆動回路113に送ったあとの動作は、上記第2の実施
形態と同じである。
【0099】図10は本発明の第3の実施形態のLED
ヘッドにおけるデータ保持回路108の構成図である。
図10のように、データ保持回路108内には、1[d
ot]単位のパラメータPcorrectが記憶されている補
正値保持部121と、それぞれ21[dot]単位のパ
ラメータYWDcorrect,MWDcorrect,CWDcorrec
t,KWDcorrectが記憶されている補正値保持部122
と、演算部123と、カウンタ124とが設けられてい
る。パラメータPcorrectは、CLOCK信号に応じて
補正値保持部121から読み出される。また、パラメー
タxWDcorrect(x=Y,M,C,K)は、補正値保
持部122の前段に配置されたカウンタ124によって
CLOCK信号が21回入力されるごとに補正値保持部
122から読み出されるようになっている。読み出され
たパラメータPcorrectおよびxWDcorrectは、演算部
123に入力される。演算部123は、上記(5)式に
従って補正パラメータxLcorrectを計算する。計算さ
れた補正パラメータxLcorrectは、駆動回路113に
送られる。
【0100】なお、LEDヘッドコントロール部110
内に演算部123およびカウンタ124を配置し、デー
タ保持回路108から補正パラメータPcorrectおよび
xWDcorrectをLEDヘッドコントロール部110に
読み込み、LEDヘッドコントロール部110において
補正パラメータxLcorrectを計算し、この補正パラメ
ータxLcorrectをLEDヘッド100xの駆動回路1
13に送ることも可能である。
【0101】以上のように第3の実施形態によれば、そ
れぞれのスクリーン角に共通のドットごとのパラメータ
Pcorrectと、スクリーン角ごとに固有のレンズ単位の
パラメータYWDcorrect,MWDcorrect,CWDcorr
ect,KWDcorrectとを、言い換えると、光量補正のパ
ラメータPcorrectと、スクリーン角に応じた補正のパ
ラメータYWDcorrect,MWDcorrect,CWDcorrec
t,KWDcorrectとを、データ保持回路108に記憶さ
せておくことにより、上記第2の実施形態と比較して、
データ保持回路108の少容量化およびコストダウンを
図ることができる。
【0102】また、適用するスクリーン角に対応する補
正パラメータxLcorrectをパラメータPcorrectとxW
Dcorrectから生成し、この補正パラメータxLcorrect
によりLED露光ドットのばらつきをスクリーン角に応
じて補正することにより、上記第2の実施形態と同じよ
うに、複数の異なるスクリーン角に対応できるととも
に、上記第1および第2の実施形態と同じように、カラ
ー画像の濃度ムラを低減することができる。
【0103】なお、中間転写型のLEDカラープリンタ
において、1個のLEDヘッド100により順次Y,
M,C,Kの全ての色を露光するときには、それぞれの
色のスクリーン角に対応する補正パラメータYLcorrec
t,MLcorrect,CLcorrect,KLcorrectを順次切り
換えて駆動回路113にセットすることにより、それぞ
れの色のLED露光ドットのばらつきをそれぞれの色の
スクリーン角に応じて補正することができる。
【0104】図11は中間転写型のLEDカラープリン
タに搭載された本発明の第2または第3の実施形態のL
EDヘッド100における配線基板101の上面図であ
る。図11のように、LEDヘッドコントロール部11
0に、ラスタデータとともに色信号を入力し、色が変わ
る度にカウンタ110−2をカウントアップする。この
とき、カウンタ110−2をカウントアップする度に補
正値アドレス指示レジスタ110−1によるデータ保持
回路108のアドレス先頭値が順次切り変わる。上記第
2の実施形態の場合には、上記のアドレス先頭値は、カ
ウントアップの度に、0,10000,20000,3
0000と切り替わり((表2)参照)、上記第3の実
施形態の場合には、上記のアドレス先頭値は、カウント
アップの度に、10000,10500,11000,
11500と切り替わる((表4)参照)。中間転写型
のLEDカラープリンタでは、補正パラメータは、色が
変わる度にデータ保持回路108から駆動回路113に
転送され、1ページにおいて計4回転送される。
【0105】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、像担持体
に書き込むドットをレンズの特性またはスクリーン角に
応じて補正するための補正パラメータをデータ保持手段
にあらかじめ記憶させておき、上記の補正パラメータに
従って上記のドットを補正することにより、形成画像の
濃度ムラを低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のLEDヘッドの断面構造
図である。
【図2】LEDプリンタに搭載された本発明の実施の形
態のLEDヘッドにおける配線基板の上面図である。
【図3】正常なLED露光ドットを説明する図である。
【図4】歪んだLED露光ドットを説明する図である。
【図5】スクリーン角−45°のLED露光ドットおよ
びその補正を説明する図である。
【図6】スクリーン角90°のLED露光ドットを説明
する図である。
【図7】スクリーン角+45°のLED露光ドットおよ
びその補正を説明する図である。
【図8】600[dpi]のLEDヘッドでLEDを1
ドットおきに発光させ場合の2次元露光強度分布の等高
図である。
【図9】図8の2次元露光強度分布におけるスクリーン
角に直交する方向の1次元露光強度分布を示す図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施形態のLEDヘッドにお
けるデータ保持回路108の構成図である。
【図11】中間転写型のLEDカラープリンタに搭載さ
れた本発明の第2または第3の実施形態のLEDヘッド
における配線基板の上面図である。
【符号の説明】 100 LEDヘッド、 102 LEDアレイチッ
プ、 102−1 LED、 103 ドライバICチ
ップ、 105 レンズアレイ、 107 静電潜像担
持体、 108 データ保持回路、 110 LEDヘ
ッドコントロール部、 110−1 補正値アドレス指
示レジスタ、 110−2 カウンタ、112 LED
アレイ、 113 駆動回路、 121,122 補正
値保持部、 123 演算部、 124 カウンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE21 AE28 AF21 FA17 FA44 5C074 AA02 AA05 AA09 BB04 BB26 CC06 DD05 DD06 DD16 EE11 FF15 GG03 HH02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に画像を書き込む書き込み装
    置において、 上記像担持体上に画像ドットを書き込む複数の書き込み
    部と、 上記ドットをスクリーン角に応じて補正するための補正
    パラメータをあらかじめ保持するデータ保持手段と、 上記の補正パラメータに従って上記書き込み部を個別に
    駆動する駆動手段とを備えたことを特徴とする書き込み
    装置。
  2. 【請求項2】 上記データ保持手段は、互いに異なる複
    数のスクリーン角にそれぞれ対応する複数の上記補正パ
    ラメータをあらかじめ保持することを特徴とする請求項
    1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 静電潜像担持体を露光することにより上
    記静電潜像担持体上に静電潜像を書き込む書き込み装置
    において、 上記静電潜像担持体上に静電潜像ドットを書き込むため
    の光を発する複数の発光部と、 上記発光部からの光を上記像担持体上に収束させる複数
    のレンズと、 補正パラメータをあらかじめ保持するデータ保持手段
    と、 上記の補正パラメータに従って上記発光部を個別に駆動
    する駆動手段とを備え、 上記補正パラメータは、 上記ドットごとの補正値と、上記レンズごとの補正値と
    により構成されていることを特徴とする書き込み装置。
  4. 【請求項4】 静電潜像担持体を露光することにより上
    記静電潜像担持体上に静電潜像を書き込む書き込み装置
    において、 上記静電潜像担持体上に静電潜像ドットを書き込むため
    の光を発する複数の発光部と、 上記発光部からの光を上記像担持体上に収束させる複数
    のレンズと、 補正パラメータをあらかじめ保持するデータ保持手段
    と、 上記の補正パラメータに従って上記発光部を個別に駆動
    する駆動手段とを備え、 上記補正パラメータは、光量の補正値と、スクリーン角
    に応じた補正値とにより構成されていることを特徴とす
    る書き込み装置。
  5. 【請求項5】 像担持体上に画像を書き込む書き込み装
    置において、 スクリーン角に沿った方向の書き込み幅のばらつきが、
    それ以外の角度の書き込み幅のばらつきよりも小さいこ
    とを特徴とする書き込み装置。
  6. 【請求項6】 複数の発光部からの光を複数のレンズで
    静電潜像担持体上に収束させ、上記静電潜像担持体を露
    光することにより上記静電潜像担持体上に書き込まれる
    静電潜像ドット、を補正する書き込み補正方法におい
    て、 光量の補正をするとともに、スクリーン角に応じて補正
    することを特徴とする書き込み補正方法。
  7. 【請求項7】 複数の発光部からの光を複数のレンズで
    静電潜像担持体上に収束させ、上記静電潜像担持体を露
    光することにより上記静電潜像担持体上に書き込まれる
    静電潜像ドット、を補正する書き込み補正方法におい
    て、 上記ドットごとの補正をするとともに、上記レンズごと
    の補正をすることを特徴とする書き込み補正方法。
  8. 【請求項8】 像担持体と、 上記像担持体上に画像を書き込む書き込み手段と、 上記書き込み手段の動作を制御する制御手段とを備え、 上記書き込み手段は、 上記像担持体上に画像ドットを書き込む複数の書き込み
    部と、 上記ドットをスクリーン角に応じて補正するための補正
    パラメータをあらかじめ保持するデータ保持手段と、 上記の補正パラメータに従って上記書き込み部を個別に
    駆動する駆動手段とを有し、 上記制御手段は、上記補正パラメータを上記駆動手段に
    送ることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 上記書き込み手段を複数備え、 それぞれの書き込み手段は、適用されるスクリーン角に
    対応する上記補正パラメータを上記データ保持回路にあ
    からじめ保持していることを特徴とする請求項8記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 上記データ保持手段は、互いに異なる
    複数のスクリーン角にそれぞれ対応する複数の上記補正
    パラメータをあらかじめ保持しており、 上記制御手段は、上記書き込み手段に適用するスクリー
    ン角に対応する補正パラメータを上記複数の補正パラメ
    ータの中から選択し、上記駆動手段に送ることを特徴と
    する請求項8記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 静電潜像担持体と、 上記静電潜像担持体を露光することにより上記静電潜像
    担持体上に静電潜像を書き込む書き込み手段と、 上記書き込み手段の動作を制御する制御手段とを備え、 上記書き込み手段は、 上記静電潜像担持体上に静電潜像ドットを書き込むため
    の光を発する複数の発光部と、 上記発光部からの光を上記像担持体上に収束させる複数
    のレンズと、 補正パラメータをあらかじめ保持するデータ保持手段
    と、 上記の補正パラメータに従って上記発光部を個別に駆動
    する駆動手段とを有し、 上記補正パラメータは、上記ドットごとの補正値と、上
    記レンズごとの補正値とにより構成されており、 上記制御手段は、上記補正パラメータを上記駆動手段に
    送ることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 静電潜像担持体と、 上記静電潜像担持体を露光することにより上記静電潜像
    担持体上に静電潜像を書き込む書き込み手段と、 上記露光装置の動作を制御する制御手段とを備え、 上記書き込み手段は、 上記静電潜像担持体上に静電潜像ドットを書き込むため
    の光を発する複数の発光部と、 上記発光部からの光を上記像担持体上に収束させる複数
    のレンズと、 補正パラメータをあらかじめ保持するデータ保持手段
    と、 上記の補正パラメータに従って上記発光部を個別に駆動
    する駆動手段とを有し、 上記補正パラメータは、光量の補正値と、スクリーン角
    に応じた補正値とにより構成されており、 上記制御手段は、上記補正パラメータを上記駆動手段に
    送ることを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 像担持体と、上記像担持体上に画像を
    書き込む書き込み手段とを備え、 上記書き込み手段による、スクリーン角に沿った方向の
    書き込み幅のばらつきが、それ以外の角度の書き込み幅
    のばらつきよりも小さいことを特徴とする画像形成装
    置。
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