JP2001062766A - 2足歩行ロボットの遠隔制御用ユーザインターフェイスシステム - Google Patents
2足歩行ロボットの遠隔制御用ユーザインターフェイスシステムInfo
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- JP2001062766A JP2001062766A JP23976899A JP23976899A JP2001062766A JP 2001062766 A JP2001062766 A JP 2001062766A JP 23976899 A JP23976899 A JP 23976899A JP 23976899 A JP23976899 A JP 23976899A JP 2001062766 A JP2001062766 A JP 2001062766A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】2足歩行ロボットの遠隔制御用ユーザインター
フェイスシステムにおいて、操作者が時系列的にとりた
い行動とメニューの項目が合致するようにして、操作者
にとって使いやすい環境を提供する。 【解決手段】ビデオカメラを搭載した2足歩行ロボット
と、ロボットとは離れた箇所に設置されたディスプレイ
の間で映像を通信することにより、2足歩行ロボットを
遠隔地から制御するための操作者用ユーザインターフェ
イスシステムにおいて、操作者の認知行動モデルに基づ
く操作メニューを有する。操作メニューは、2足歩行ロ
ボットに対する移動制御、作業制御それぞれについて、
状況把握、行動計画、行動実行の3つの局面に対応した
モジュールを有する。操作メニューは、2足歩行ロボッ
トに搭載された複数のカメラからの実写映像等と同時に
表示される。
フェイスシステムにおいて、操作者が時系列的にとりた
い行動とメニューの項目が合致するようにして、操作者
にとって使いやすい環境を提供する。 【解決手段】ビデオカメラを搭載した2足歩行ロボット
と、ロボットとは離れた箇所に設置されたディスプレイ
の間で映像を通信することにより、2足歩行ロボットを
遠隔地から制御するための操作者用ユーザインターフェ
イスシステムにおいて、操作者の認知行動モデルに基づ
く操作メニューを有する。操作メニューは、2足歩行ロ
ボットに対する移動制御、作業制御それぞれについて、
状況把握、行動計画、行動実行の3つの局面に対応した
モジュールを有する。操作メニューは、2足歩行ロボッ
トに搭載された複数のカメラからの実写映像等と同時に
表示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2足歩行ロボットの
遠隔制御用ユーザインターフェイスシステムに関するも
のである。
遠隔制御用ユーザインターフェイスシステムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平11−10567号公報や
特開平10−291184号公報には、二足歩行型ロボ
ットの遠隔制御システムが開示されているが、歩行を中
心とした記載となっている。また、特開平8−2579
48号公報や特開平5−228855号公報には、二足
歩行型ではないが、ロボットの遠隔制御システムが開示
されている。従来のロボットの遠隔制御用ユーザインタ
ーフェイスは、ディスプレイ上にロボット搭載カメラの
捉えた実写映像を映し出すと共に、操作メニューが提示
される形式のものであった。しかしながら、そこでの操
作メニューは、操作者の認知行動モデルを考慮して設計
されたものではない。
特開平10−291184号公報には、二足歩行型ロボ
ットの遠隔制御システムが開示されているが、歩行を中
心とした記載となっている。また、特開平8−2579
48号公報や特開平5−228855号公報には、二足
歩行型ではないが、ロボットの遠隔制御システムが開示
されている。従来のロボットの遠隔制御用ユーザインタ
ーフェイスは、ディスプレイ上にロボット搭載カメラの
捉えた実写映像を映し出すと共に、操作メニューが提示
される形式のものであった。しかしながら、そこでの操
作メニューは、操作者の認知行動モデルを考慮して設計
されたものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、上述
のように、操作メニューが操作者の認知行動モデルに基
づいて設計されたものではないので、操作者が時系列的
にとりたい行動とメニューの項目が合致せず、操作者に
とって使いづらい、という問題があった。
のように、操作メニューが操作者の認知行動モデルに基
づいて設計されたものではないので、操作者が時系列的
にとりたい行動とメニューの項目が合致せず、操作者に
とって使いづらい、という問題があった。
【0004】本発明は上述のような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、操作者が時系列
的にとりたい行動とメニューの項目が合致するように、
操作者の認知行動モデルに基づいて操作メニューを設計
することにより、操作者にとって使いやすい2足歩行ロ
ボットの遠隔制御用ユーザインターフェイスシステムを
提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、操作者が時系列
的にとりたい行動とメニューの項目が合致するように、
操作者の認知行動モデルに基づいて操作メニューを設計
することにより、操作者にとって使いやすい2足歩行ロ
ボットの遠隔制御用ユーザインターフェイスシステムを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、上記の問題点を解決するために、ビデオカメラを搭
載した2足歩行ロボットと、ロボットとは離れた箇所に
設置されたディスプレイの間で映像を通信することによ
り、2足歩行ロボットを遠隔地から制御するための操作
者用ユーザインターフェイスシステムにおいて、操作者
の認知行動モデルに基づく操作メニューを有することを
特徴とするものである。具体的には、操作者の認知行動
特性として、ロボットの稼動環境を把握する“状況把
握”、ロボットを制御する操作を計画する“操作計
画”、さらにはその計画を実行する“操作実行・監視”
といった3つの行動に対して、それぞれ対応する3つの
モジュールから構成され、それらを明示的に操作者に提
示するユーザインターフェイスを提供することにより、
操作者は現在行うべき行動を直ちに理解できるので、結
果として操作し易い環境を提供できるものである。
ば、上記の問題点を解決するために、ビデオカメラを搭
載した2足歩行ロボットと、ロボットとは離れた箇所に
設置されたディスプレイの間で映像を通信することによ
り、2足歩行ロボットを遠隔地から制御するための操作
者用ユーザインターフェイスシステムにおいて、操作者
の認知行動モデルに基づく操作メニューを有することを
特徴とするものである。具体的には、操作者の認知行動
特性として、ロボットの稼動環境を把握する“状況把
握”、ロボットを制御する操作を計画する“操作計
画”、さらにはその計画を実行する“操作実行・監視”
といった3つの行動に対して、それぞれ対応する3つの
モジュールから構成され、それらを明示的に操作者に提
示するユーザインターフェイスを提供することにより、
操作者は現在行うべき行動を直ちに理解できるので、結
果として操作し易い環境を提供できるものである。
【0006】請求項2の発明によれば、2足歩行ロボッ
トに対する移動制御、作業制御それぞれに対応した操作
メニューを有し、請求項3の発明によれば、2足歩行ロ
ボットを制御する際の状況把握、行動計画、行動実行の
3つの局面に対応した操作メニューを有することを特徴
とするものである。さらに具体的には、請求項4の発明
のように、移動制御の操作メニューが、移動環境の状況
把握、移動計画、移動実行の3つのモジュールから構成
され、請求項5の発明のように、作業制御の操作メニュ
ーが、作業環境の状況把握、作業計画、作業実行の3つ
のモジュールから構成されることを特徴とするものであ
る。
トに対する移動制御、作業制御それぞれに対応した操作
メニューを有し、請求項3の発明によれば、2足歩行ロ
ボットを制御する際の状況把握、行動計画、行動実行の
3つの局面に対応した操作メニューを有することを特徴
とするものである。さらに具体的には、請求項4の発明
のように、移動制御の操作メニューが、移動環境の状況
把握、移動計画、移動実行の3つのモジュールから構成
され、請求項5の発明のように、作業制御の操作メニュ
ーが、作業環境の状況把握、作業計画、作業実行の3つ
のモジュールから構成されることを特徴とするものであ
る。
【0007】また、請求項6の発明によれば、2足歩行
ロボットに搭載された複数のカメラからの実写映像と、
ロボット自身ならびにロボットの移動・作業環境のモデ
ルをCGで生成した映像が同時に表示されるディスプレ
イに、操作メニューが表示されることを特徴とするもの
である。また、請求項7の発明によれば、2足歩行ロボ
ットに搭載された複数のカメラからの実写映像を表示す
るディスプレイとして、複数のディスプレイから構成さ
れる多面体型ディスプレイを用いることを特徴とするも
のである。また、請求項8の発明によれば、2足歩行ロ
ボットに搭載されたカメラからの実写映像を表示するデ
ィスプレイとして、頭部搭載型ディスプレイを用いるこ
とを特徴とするものである。
ロボットに搭載された複数のカメラからの実写映像と、
ロボット自身ならびにロボットの移動・作業環境のモデ
ルをCGで生成した映像が同時に表示されるディスプレ
イに、操作メニューが表示されることを特徴とするもの
である。また、請求項7の発明によれば、2足歩行ロボ
ットに搭載された複数のカメラからの実写映像を表示す
るディスプレイとして、複数のディスプレイから構成さ
れる多面体型ディスプレイを用いることを特徴とするも
のである。また、請求項8の発明によれば、2足歩行ロ
ボットに搭載されたカメラからの実写映像を表示するデ
ィスプレイとして、頭部搭載型ディスプレイを用いるこ
とを特徴とするものである。
【0008】さらに、請求項9の発明によれば、ロボッ
ト搭載カメラとは別に第三者の視点を提供するように設
置されたカメラからの映像、又はこのカメラに相当する
視点から移動・作業環境モデルを描画したCGを表示す
ることを特徴とするものである。また、請求項10の発
明によれば、2足歩行ロボットに搭載された複数のカメ
ラは、左眼、右眼に相当する2つのカメラ群から構成さ
れ、カメラからの映像を表示するディスプレイとしては
ロボット取得映像を立体で観察可能とする両眼立体視デ
ィスプレイを用いたことを特徴とするものである。
ト搭載カメラとは別に第三者の視点を提供するように設
置されたカメラからの映像、又はこのカメラに相当する
視点から移動・作業環境モデルを描画したCGを表示す
ることを特徴とするものである。また、請求項10の発
明によれば、2足歩行ロボットに搭載された複数のカメ
ラは、左眼、右眼に相当する2つのカメラ群から構成さ
れ、カメラからの映像を表示するディスプレイとしては
ロボット取得映像を立体で観察可能とする両眼立体視デ
ィスプレイを用いたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の2足歩行ロボット
の遠隔制御用ユーザインターフェイスのシステム構成を
示している。本システムは、複数台のカメラ11,1
2,13(以下、マルチカメラ10と称する)を搭載
し、周囲の移動環境の映像を広視野で取得できる2足歩
行ロボット50(図2参照)と、この2足歩行ロボット
50を操作するためにロボット50からは遠隔の地に設
置されて、操作者の周囲に配置される複数のディスプレ
イ21,22,23から構成される映像提示装置(以
下、多面体型ディスプレイ20と称する)を備えるコッ
クピット60(図3参照)と、マルチカメラ10からの
実写映像を取り込むと共に、後述の移動・作業環境モデ
ル40に基づくCG画像を描画して多面体型ディスプレ
イ20に表示させるための複数の実写画像取込・CG描
画用計算機31,32,33とから構成されている。
の遠隔制御用ユーザインターフェイスのシステム構成を
示している。本システムは、複数台のカメラ11,1
2,13(以下、マルチカメラ10と称する)を搭載
し、周囲の移動環境の映像を広視野で取得できる2足歩
行ロボット50(図2参照)と、この2足歩行ロボット
50を操作するためにロボット50からは遠隔の地に設
置されて、操作者の周囲に配置される複数のディスプレ
イ21,22,23から構成される映像提示装置(以
下、多面体型ディスプレイ20と称する)を備えるコッ
クピット60(図3参照)と、マルチカメラ10からの
実写映像を取り込むと共に、後述の移動・作業環境モデ
ル40に基づくCG画像を描画して多面体型ディスプレ
イ20に表示させるための複数の実写画像取込・CG描
画用計算機31,32,33とから構成されている。
【0010】2足歩行ロボット50は、図2に示すよう
に、頭部などにマルチカメラ10を搭載し、ロボット周
囲の移動環境の映像を広視野で取得する。一方、このロ
ボット50とは遠隔の地に設置されたコックピット60
は、図3に示すように、この2足歩行ロボット50を操
作するためのシステムであり、操作者の周囲に多面体型
ディスプレイ20が設置されている。コックピット60
に設置された多面体型ディスプレイ20は、上記2足歩
行ロボット50に搭載されたマルチカメラ10で取得し
た映像を、有線あるいは無線で受信し、映像を提示す
る。これによってコックピット60にいる操作者は、あ
たかも自身がロボット50の存在する場所に居るかのよ
うに、遠隔地の映像を観察可能となる。
に、頭部などにマルチカメラ10を搭載し、ロボット周
囲の移動環境の映像を広視野で取得する。一方、このロ
ボット50とは遠隔の地に設置されたコックピット60
は、図3に示すように、この2足歩行ロボット50を操
作するためのシステムであり、操作者の周囲に多面体型
ディスプレイ20が設置されている。コックピット60
に設置された多面体型ディスプレイ20は、上記2足歩
行ロボット50に搭載されたマルチカメラ10で取得し
た映像を、有線あるいは無線で受信し、映像を提示す
る。これによってコックピット60にいる操作者は、あ
たかも自身がロボット50の存在する場所に居るかのよ
うに、遠隔地の映像を観察可能となる。
【0011】また、コックピット60にいる操作者は、
HMD(Head MountedDisplay)8
0を装着していても良い。その場合、2足歩行ロボット
50に搭載された複数のカメラは、左眼、右眼に相当す
る2つのカメラ群から構成され、カメラからの映像を表
示するディスプレイとしては、ロボット取得映像を立体
で観察可能とする両眼立体視ディスプレイを用いること
が好ましい。また、多面体型ディスプレイ20に左眼、
右眼に相当する映像を交互に高速度で切り替えながら表
示し、この表示に同期して左眼、右眼を交互に遮光する
液晶シャッタ眼鏡を操作者が装着するようにしても良
い。
HMD(Head MountedDisplay)8
0を装着していても良い。その場合、2足歩行ロボット
50に搭載された複数のカメラは、左眼、右眼に相当す
る2つのカメラ群から構成され、カメラからの映像を表
示するディスプレイとしては、ロボット取得映像を立体
で観察可能とする両眼立体視ディスプレイを用いること
が好ましい。また、多面体型ディスプレイ20に左眼、
右眼に相当する映像を交互に高速度で切り替えながら表
示し、この表示に同期して左眼、右眼を交互に遮光する
液晶シャッタ眼鏡を操作者が装着するようにしても良
い。
【0012】上述のコックピット60からロボット50
を操作する際には、図4に示すユーザーインターフェイ
スが操作者に提供される。このインターフェイスでは、
まずロボットの移動・作業環境(図5)が既知の場合、
それらの地形データなどを、データべースなどに予め蓄
積しておく。そして、図1の実写画像取込・CG描画用
計算機31,32,33で、このデータべースに基づい
て移動・作業環環のCG映像を生成するとともに、上記
ロボット搭載のマルチカメラ10で取得した映像を計算
機内部に取り込む。そして、多面体型ディスプレイ20
に映像を提示する際には、図4に示すように、この取得
映像とCG映像とを重ね合わせる、あるいは多面体型デ
ィスプレイ20の一部に提示することにより、ロボット
搭載マルチカメラ10の取得映像のみでは把握できない
ような不可視情報を操作者に提示し、より利便性の高い
ユーザインターフェイスを提供する。
を操作する際には、図4に示すユーザーインターフェイ
スが操作者に提供される。このインターフェイスでは、
まずロボットの移動・作業環境(図5)が既知の場合、
それらの地形データなどを、データべースなどに予め蓄
積しておく。そして、図1の実写画像取込・CG描画用
計算機31,32,33で、このデータべースに基づい
て移動・作業環環のCG映像を生成するとともに、上記
ロボット搭載のマルチカメラ10で取得した映像を計算
機内部に取り込む。そして、多面体型ディスプレイ20
に映像を提示する際には、図4に示すように、この取得
映像とCG映像とを重ね合わせる、あるいは多面体型デ
ィスプレイ20の一部に提示することにより、ロボット
搭載マルチカメラ10の取得映像のみでは把握できない
ような不可視情報を操作者に提示し、より利便性の高い
ユーザインターフェイスを提供する。
【0013】操作者に提示するCG画像としては、ロボ
ットの視点からだけでなく、図4の左下(表示エリアa
−3)に示すように、鳥瞰図的な視点などの第三の視点
から見た画像を提示し、この第三の視点(ビュー)を操
作者が自由に設定できるようにすることで、不可視情報
が容易に把握できるようになっている。
ットの視点からだけでなく、図4の左下(表示エリアa
−3)に示すように、鳥瞰図的な視点などの第三の視点
から見た画像を提示し、この第三の視点(ビュー)を操
作者が自由に設定できるようにすることで、不可視情報
が容易に把握できるようになっている。
【0014】また、図4の右下(表示エリアc−3)に
示すように、ロボットの移動・作業環境を観察するため
に環境中に設置された複数の環境設置カメラ91〜94
からの実写映像をそのまま、あるいは、これをCG画像
に変換して、多面体型ディスプレイ20の一部に表示す
ることにより、様々な視点から見たロボット50の状況
を容易に把握できるようになっている。なお、図4の中
央(表示エリアb−2,b−3)には、複数のディスプ
レイにまたがって、実写映像が表示されている。
示すように、ロボットの移動・作業環境を観察するため
に環境中に設置された複数の環境設置カメラ91〜94
からの実写映像をそのまま、あるいは、これをCG画像
に変換して、多面体型ディスプレイ20の一部に表示す
ることにより、様々な視点から見たロボット50の状況
を容易に把握できるようになっている。なお、図4の中
央(表示エリアb−2,b−3)には、複数のディスプ
レイにまたがって、実写映像が表示されている。
【0015】本発明のユーザインターフェイスでは、図
6に示すように、ロボットの移動モードと作業モードの
それぞれにおいて、操作者が把握・計画・実行の3段階
に分けて行動する、という認知行動モデルにもとづい
て、操作メニューが用意されている。
6に示すように、ロボットの移動モードと作業モードの
それぞれにおいて、操作者が把握・計画・実行の3段階
に分けて行動する、という認知行動モデルにもとづい
て、操作メニューが用意されている。
【0016】まず、移動モードでは、ロボットの移動環
境を把握する“状況把握”の段階として、(a)CGモ
デルで移動環境をチェックする段階、(b)その場での
旋回を行うことにより実写映像で移動環境をチェックす
る段階を用意している。次に、ロボットの移動経路を計
画する“操作計画”の段階として、(a)移動目標地点
を指示する段階、(b)移動プランの簡易自動生成の段
階、(c)移動プランの事前シミュレーションの段階を
用意している。さらには、その移動計画を実行する“操
作実行・監視”の段階として、(a)実行状況確認、
(b)リアルタイム予測表示、(c)実行結果登録/再
生、(d)緊急停止の段階を用意している。
境を把握する“状況把握”の段階として、(a)CGモ
デルで移動環境をチェックする段階、(b)その場での
旋回を行うことにより実写映像で移動環境をチェックす
る段階を用意している。次に、ロボットの移動経路を計
画する“操作計画”の段階として、(a)移動目標地点
を指示する段階、(b)移動プランの簡易自動生成の段
階、(c)移動プランの事前シミュレーションの段階を
用意している。さらには、その移動計画を実行する“操
作実行・監視”の段階として、(a)実行状況確認、
(b)リアルタイム予測表示、(c)実行結果登録/再
生、(d)緊急停止の段階を用意している。
【0017】次に、作業モードでは、ロボットの作業環
境を把握する“状況把握”の段階として、(a)CGモ
デルで作業環境をチェックする段階、(b)その場での
旋回を行うことにより実写映像で作業環境をチェックす
る段階を用意している。次に、ロボットの作業を計画す
る“操作計画”の段階として、(a)ロボットのアーム
及びハンド軌道の事前シミュレーション、環境との干渉
チェックの段階を用意している。さらには、その作業計
画を実行する“操作実行・監視”の段階として、(a)
実行状況確認、(b)リアルタイム目標軌道表示、
(c)実行結果登録/再生、(d)緊急停止の段階を用
意している。
境を把握する“状況把握”の段階として、(a)CGモ
デルで作業環境をチェックする段階、(b)その場での
旋回を行うことにより実写映像で作業環境をチェックす
る段階を用意している。次に、ロボットの作業を計画す
る“操作計画”の段階として、(a)ロボットのアーム
及びハンド軌道の事前シミュレーション、環境との干渉
チェックの段階を用意している。さらには、その作業計
画を実行する“操作実行・監視”の段階として、(a)
実行状況確認、(b)リアルタイム目標軌道表示、
(c)実行結果登録/再生、(d)緊急停止の段階を用
意している。
【0018】これらの操作メニューは、図7に示すよう
に、2足歩行ロボットに搭載された複数のカメラからの
実写映像と、ロボット自身ならびにロボットの移動・作
業環境のモデルをCGで生成した映像が同時に表示され
るディスプレイ20に重ねて表示される。図6に図示さ
れた例では、メニューバー201から移動モードを選択
した場合の表示例であり、表示されたプルダウンメニュ
ー202から、移動モードについての把握・計画・実行
の3段階の操作メニューを選択できるようになってい
る。同様に、メニューバー201から作業モードを選択
した場合には、作業モードについての把握・計画・実行
の3段階の操作メニューを選択できるようになってい
る。
に、2足歩行ロボットに搭載された複数のカメラからの
実写映像と、ロボット自身ならびにロボットの移動・作
業環境のモデルをCGで生成した映像が同時に表示され
るディスプレイ20に重ねて表示される。図6に図示さ
れた例では、メニューバー201から移動モードを選択
した場合の表示例であり、表示されたプルダウンメニュ
ー202から、移動モードについての把握・計画・実行
の3段階の操作メニューを選択できるようになってい
る。同様に、メニューバー201から作業モードを選択
した場合には、作業モードについての把握・計画・実行
の3段階の操作メニューを選択できるようになってい
る。
【0019】このように、本発明のユーザインターフェ
イスでは、操作者が把握・計画・実行の3段階に分けて
行動する、という認知行動モデルに基づいて、移動・作
業それぞれの局面に対して、図6、図7に示すように、
そのメニュー形式が認知行動モデルと合致するように構
成されている。これによって操作者は、各時点で自分が
とるべき行動が、メニュー形式から直ちに把握できるの
で、戸惑うことなくロボットを遠隔制御でき、従来の技
術で問題となっていた、認知行動モデルとメニュー形式
との齟齬に起因するインターフェイスの使いにくさが解
消される。
イスでは、操作者が把握・計画・実行の3段階に分けて
行動する、という認知行動モデルに基づいて、移動・作
業それぞれの局面に対して、図6、図7に示すように、
そのメニュー形式が認知行動モデルと合致するように構
成されている。これによって操作者は、各時点で自分が
とるべき行動が、メニュー形式から直ちに把握できるの
で、戸惑うことなくロボットを遠隔制御でき、従来の技
術で問題となっていた、認知行動モデルとメニュー形式
との齟齬に起因するインターフェイスの使いにくさが解
消される。
【0020】
【発明の効果】本発明は、ビデオカメラを搭載した2足
歩行ロボットと、ロボットとは離れた箇所に設置された
ディスプレイの間で映像を通信することにより、2足歩
行ロボットを遠隔地から制御するための操作者用ユーザ
インターフェイスシステムにおいて、操作者の認知行動
モデルに基づく操作メニューを有するものであるから、
操作者が時系列的にとりたい行動とメニューの項目が合
致することになり、操作者は現在行うべき行動を直ちに
理解でき、結果として操作し易い環境を提供できるとい
う効果がある。
歩行ロボットと、ロボットとは離れた箇所に設置された
ディスプレイの間で映像を通信することにより、2足歩
行ロボットを遠隔地から制御するための操作者用ユーザ
インターフェイスシステムにおいて、操作者の認知行動
モデルに基づく操作メニューを有するものであるから、
操作者が時系列的にとりたい行動とメニューの項目が合
致することになり、操作者は現在行うべき行動を直ちに
理解でき、結果として操作し易い環境を提供できるとい
う効果がある。
【図1】本発明のユーザインターフェイスのシステム構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の操作対象となるマルチカメラ搭載二足
歩行ロボットの外観を示す斜視図である。
歩行ロボットの外観を示す斜視図である。
【図3】本発明のユーザインターフェイスにおけるコッ
クピットの概略構成図である。
クピットの概略構成図である。
【図4】本発明のユーザインターフェイスに用いる多面
体型ディスプレイの表示例を示す説明図である。
体型ディスプレイの表示例を示す説明図である。
【図5】本発明の操作対象となるロボットの移動環境を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図6】本発明における操作メニューの状態遷移図であ
る。
る。
【図7】本発明における操作メニューの表示例を示す説
明図である。
明図である。
10 マルチカメラ 20 多面体型ディスプレイ 50 二足歩行ロボット 60 コックピット
Claims (10)
- 【請求項1】 ビデオカメラを搭載した2足歩行ロボ
ットと、ロボットとは離れた箇所に設置されたディスプ
レイの間で映像を通信することにより、2足歩行ロボッ
トを遠隔地から制御するための操作者用ユーザインター
フェイスシステムにおいて、操作者の認知行動モデルに
基づく操作メニューを有することを特徴とする2足歩行
ロボットの遠隔制御用ユーザインターフェイスシステ
ム。 - 【請求項2】 2足歩行ロボットに対する移動制御、
作業制御それぞれに対応した操作メニューを有すること
を特徴とする請求項1記載の2足歩行ロボットの遠隔制
御用ユーザインターフェイスシステム。 - 【請求項3】 2足歩行ロボットを制御する際の状況
把握、行動計画、行動実行の3つの局面に対応した操作
メニューを有することを特徴とする請求項1又は2記載
の2足歩行ロボットの遠隔制御用ユーザインターフェイ
スシステム。 - 【請求項4】 移動制御の操作メニューが、移動環境
の状況把握、移動計画、移動実行の3つのモジュールか
ら構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の2足歩行ロボットの遠隔制御用ユーザインタ
ーフェイスシステム。 - 【請求項5】 作業制御の操作メニューが、作業環境
の状況把握、作業計画、作業実行の3つのモジュールか
ら構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
かに記載の2足歩行ロボットの遠隔制御用ユーザインタ
ーフェイスシステム。 - 【請求項6】 2足歩行ロボットに搭載された複数の
カメラからの実写映像と、ロボット自身ならびにロボッ
トの移動・作業環境のモデルをコンピュータグラフィッ
クスで生成した映像が同時に表示されるディスプレイ
に、操作メニューが表示されることを特徴とする請求項
1乃至5のいずれかに記載の2足歩行ロボットの遠隔制
御用ユーザインターフェイスシステム。 - 【請求項7】 2足歩行ロボットに搭載された複数の
カメラからの実写映像を表示するディスプレイとして、
複数のディスプレイから構成される多面体型ディスプレ
イを用いることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
に記載の2足歩行ロボットの遠隔制御用ユーザインター
フェイスシステム。 - 【請求項8】 2足歩行ロボットに搭載されたカメラ
からの実写映像を表示するディスプレイとして、頭部搭
載型ディスプレイを用いることを特徴とする請求項1乃
至6のいずれかに記載の2足歩行ロボットの遠隔制御用
ユーザインターフェイスシステム。 - 【請求項9】 ロボット搭載カメラとは別に第三者の
視点を提供するように設置されたカメラからの映像、又
はこのカメラに相当する視点から移動・作業環境モデル
を描画したコンピュータグラフィックスの映像を表示す
ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の
2足歩行ロボットの遠隔制御用ユーザインターフェイス
システム。 - 【請求項10】 2足歩行ロボットに搭載された複数
のカメラは、左眼、右眼に相当する2つのカメラ群から
構成され、カメラからの映像を表示するディスプレイと
してロボット取得映像を立体で観察可能とする両眼立体
視ディスプレイを用いたことを特徴とする請求項1乃至
6のいずれかに記載の2足歩行ロボットの遠隔制御用ユ
ーザインターフェイスシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23976899A JP2001062766A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 2足歩行ロボットの遠隔制御用ユーザインターフェイスシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP23976899A JP2001062766A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 2足歩行ロボットの遠隔制御用ユーザインターフェイスシステム |
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Family
ID=17049629
Family Applications (1)
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JP23976899A Pending JP2001062766A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 2足歩行ロボットの遠隔制御用ユーザインターフェイスシステム |
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