JP4371863B2 - 再生装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、生装置及び方法に関し、特に複合現実空間内の作業者の動作を再生するための装置及び方法に関する。
近年、現実世界と仮想世界の継ぎ目のない融合を目指した複合現実感(Mixed Reality:MR)に関する技術開発が盛んになっている。MRは、従来、現実空間と切り離された状況でのみ体験可能であったバーチャルリアリティ(Virtual Reality:VR)の世界と、現実の世界(現実空間)との共存を目的とし、VRを増強する技術として注目されている。
複合現実感を観察者に提示するための装置として代表的な物は、頭部装着型装置(HMD:Head Mounted Display)である。HMDには大きく分けてビデオシースルータイプと光学シースルータイプのHMDが存在する。前者は不透明な(通常の)表示デバイスを用い、ビデオカメラで取得した実写画像(現実空間画像)と、通常コンピュータグラフィックス(CG)で生成する仮想空間画像と合成した複合現実空間画像を表示デバイスに表示することで、観察者に複合現実感を与える。一方、後者は半透明の表示デバイスを用い、現実空間は表示デバイスを透して観察者が直接観察し、仮想空間画像のみを表示デバイスに表示して、観察者に複合現実感を与える。光学シースルータイプのHMDを用いた複合現実感の提示方法をエアホッケーゲームに適用した例が、例えば特許文献1に開示されている。
特開平11−84307号公報 特開2001−300131号公報 D. Reiners, D. Stricker, G. Klinker, and S. Muller, "Augmented Reality for Construction Tasks: Doorlock Assembly", In Proc. of IWAR'98, A K Peters, Ltd., pp31-46, (1999) G. Klinker, O. Creighton, A. H. Dutoit, R. Kobylinski, C. Vilsmeier, and B. Brugge, "Augmented maintenamce of powerplants: A prototyping case study of a mobile AR system", In. Proc. of ISAR'01, pp124-132 (2001)
MR技術が有用な分野の1つに作業支援がある。これには、例えば工場において製品の組立手順を仮想空間画像として実際の製品(部品)に重ねて表示する作業補助などが含まれる。このような分野への応用を研究した例として、例えば、非特許文献1では、3D(三次元)CADデータを用いて自動車組立作業者の訓練を目的とした応用例が、また非特許文献2では、原子力発電所の保守のための応用例が報告されている。
ただし、これら文献に記載される例は、あくまでリアルタイムで作業を支援するものであり、実際に行った作業及び作業時のユーザの動作など、作業に関連するデータを蓄積したり、例えば検討のため等に、蓄積したデータを再生するようなシステムは存在しなかった。
一方、特許文献1には、ゲーム空間をゲームプレイ後に客観的かつ大局的視点から把握できるリプレイ画像を提供するゲームシステムが開示されているが、リプレイ画像はゲームの進行状況の再現を目的としたものであり、実際にゲームをプレイした作業者(プレイヤ)の身体(動作)に関する情報の蓄積や、リプレイ時の利用については何ら考慮されていない。
また、本発明の別の主な目的は、記録されたこれら各種情報を関連付けて表示する再生装置及び方法を提供することにある。
述の目的は、現実空間を撮影して得られる現実空間画像に、仮想物体の画像を合成して得られる複合現実空間画像と、複合現実空間画像を観察した作業者の身体の一部の位置姿勢情報と、時刻情報とが対応付けられて記録された記録装置から、複合現実空間画像、位置姿勢情報及び時刻情報を再生表示する再生方法であって、記録装置に記録された複合現実空間画像と位置姿勢情報とを、時刻情報に基づいて再生表示する再生工程を有し、再生工程が、位置姿勢情報に含まれる3次元座標を3次元的な軌跡として再生表示することを特徴とする再生方法によって達成される。
また、上述の目的は、現実空間を撮影して得られる現実空間画像に、仮想物体の画像を合成して得られる複合現実空間画像と、複合現実空間画像を観察した作業者の身体の一部の位置姿勢情報と、時刻情報とが対応付けられて記録された記録手段と、記録手段に記録された複合現実空間画像と位置姿勢情報とを、時刻情報に基づいて再生表示する再生手段とを有し、再生手段が、位置姿勢情報に含まれる3次元座標を3次元的な軌跡として再生表示することを特徴とする再生装置によっても達成される。
また、上述の目的は、本発明の再生方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム、又はこのプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても達成される。
このように、作業者が複合現実空間で行なった作業を、作業者が観察した複合現実空間画像、作業者の身体部位の位置姿勢および時間情報を関連付けて蓄積することで、作業内容を見返したり、他の検討に用いるといった他の用途に利用することが可能になる。
また、これらのデータを関連付けて再生表示することにより、作業者の作業分析や作業教育等に対する利便性を提供することが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に従って詳細に説明する。なお、ここでは記録装置の実施形態の一例であると共に、再生装置の実施形態の一例でもある複合現実感映像蓄積再生システムについて説明するが、これは本発明において記録機能と再生機能の両方が必須であることを意味するものではない。
●(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る複合現実感映像蓄積再生システムの機能構成例を示すブロック図である。本実施形態に係る複合現実感映像蓄積再生システムは、頭部装着型表示装置(HMD)20と、複合現実感映像蓄積再生装置10とから構成される。
HMD20は、カメラ22と3次元位置姿勢センサ21と表示器23とを有する、所謂ビデオシースルータイプの頭部装着型表示装置であり、通常、HMD20を装着した作業者は所定範囲の現実空間内で複合現実感を体感することが可能である。HMD20には、例えば磁気を利用して位置姿勢を計測する3次元位置姿勢センサ21と、HMD20の装着者が観察する現実空間を撮像し、現実空間画像を取得するカメラ22と、複合現実感映像蓄積再生装置10から受信した画像をHMD20の装着者眼前に提示するための、例えばカラー液晶ディスプレイである表示器23とが設けられている。3次元位置姿勢センサ21とカメラ22の相対的な位置関係はあらかじめ計測され、既知であるとともに不変であるとする。3次元位置姿勢センサ21からは計測結果である位置姿勢信号が後述の位置姿勢計測部11へ出力され、カメラ22からは撮像結果が後述する画像入力部12へ出力される。表示器23は、入力として画像信号を受け画像を表示する装置であり、画像合成部15から画像信号を受けその内容を表示する。
複合現実感映像蓄積再生装置10において、位置姿勢計測部11は、HMD20の3次元位置姿勢センサ21から出力される3次元位置姿勢信号を受けて、既知である相対位置関係からカメラ22の位置姿勢を表すカメラ視点位置姿勢データ(位置姿勢情報)を生成する。画像生成部13は、位置姿勢計測部11で求められた位置姿勢データと、予め記憶されている仮想物体の位置情報及びモデル情報(形状やテクスチャなどの情報)を用い、カメラ22で撮影される現実空間画像と位置関係のあった仮想空間画像をコンピュータグラフィックス技術によって生成する。一方、画像入力部12は、カメラ22から受信した実写映像の信号に、例えばディジタル化処理などの所定の処理を行い、現実空間画像として画像合成部15へ供給する。
画像合成部15は、画像入力部12を通して得たカメラ22からの現実空間画像上に、画像生成部13により生成された仮想空間画像を合成し、複合現実空間画像を生成する。そして、複合現実空間画像を、HMD20の表示器23へ出力する。HMD20の装着者は、カメラ22で撮像されたリアルタイム画像の上に、計測されたカメラ位置姿勢に基づいた仮想空間画像が重畳表示された複合現実空間画像を観察することで、複合現実感を体験する。
制御部16は、例えばCPUであって、図示しない記憶装置に記録されたプログラムを図示しないRAMに展開、実行することにより、複合現実感映像蓄積再生装置10内の各要素を制御し、後述する各種処理を実現する。タイマ17は例えば制御部16が用いるクロックを利用して動作する時計である。
なお、ここでは説明を簡単にするため、1系統の処理を行うものとして説明したが、実際にはHMD20に視差画像を表示し、3次元の複合現実空間を体験させるため、現実空間画像の取得、仮想空間画像の生成及び複合現実空間画像の生成に至る処理は右目用、左目用の2系統の処理を行う。
具体的には、カメラ22はHMDの左右に2台設けられ、位置姿勢計測部11は3次元位置センサとそれぞれのカメラの既知の位置関係から各カメラの位置姿勢データを求める。そして、画像生成部13は個々の位置姿勢データに基づいて右目用、左目用の仮想空間画像を生成する。また、画像合成部15は、左右のカメラ22から画像入力部12を介して得られる2つの現実空間画像に対し、左目用、右目用の仮想空間画像を合成し、左目用及び右目用の複合現実空間画像を生成して、表示器23の左目用表示デバイスと右目用表示デバイスへ出力する。
画像合成部15で生成される複合現実空間画像は、蓄積部14にも出力され、複合現実空間画像に対応する、位置姿勢計測部11が求めたカメラ22の位置姿勢情報や、タイマ17の時刻を用いて得られる時間情報と合わせて蓄積される。蓄積部14に蓄積されたこれらのデータは、例えばマウスやキーボード、ジョグダイヤル等の入力装置を少なくとも1つを有する入力部33からの入力に従い、制御部16が同期制御することによりCRTや液晶ディスプレイ等の表示装置31へ時系列的に再生表示される。ここで、蓄積部14に蓄積する位置姿勢情報や複合現実空間画像は、上述した視差画像生成過程で得られる左右2系統の情報の両方であって、一方のみであってもよい。
なお、このような複合現実映像蓄積再生装置10は、例えばビデオ入出力機能を有する汎用コンピュータにおいて、後述する機能を実現するアプリケーションプログラムを実行することにより実現することが可能である。また、本実施形態においては、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を用いるオペレーティングシステム(OS)上でアプリケーションプログラムが動作するものとし、本システムのユーザは入力部33によって表示装置31の画面に表示されるGUIを操作することによって各種の指示を装置に入力する。このようなGUI表示は、例えばアプリケーションプログラムがOSのAPI(Application Programming Interface)を利用することによって実現できる。
●(全体的な処理の説明)
次に、図2を用いて、本実施形態のシステムの全体的な処理の概要を説明する。本実施形態では、図2(a)に示すように、HMDの装着者(作業者)40が現実空間の中に置かれた仮想物体41、42、43で作業を行う過程を記録、蓄積するものとする。現実空間には図示するような直交座標系である世界座標系(x,y,z)が設定されており、この座標系に置かれた仮想物体41、42、43は、現実空間と矛盾のない位置関係で観察されるように現実空間画像上に描画され、HMDに表示される。
作業者40が仮想物体41〜43を用いて行う具体的な作業はどのようなものであってもよいが、例えば磁気センサが装着されたスタイラスを用いて仮想物体を選択して移動させたりする作業であってもよい。
そして、このような複合現実感空間での作業中における、作業者40のHMDの位置姿勢情報(上述したように3次元位置センサの出力からカメラ位置姿勢に変換した値)と、HMDに表示される複合現実空間画像と、時刻情報とが対応付けされて蓄積部14に記録、蓄積される。これら蓄積されたデータは、入力部33の操作によって表示装置31に時系列的に再生、表示することが可能である。以下HMDの位置姿勢情報は特に記述しない限りカメラの位置姿勢すなわち作業者の視点情報と同じとして扱う。
本実施形態において、蓄積部14に記録されたデータは、表示装置31に表示される例えば図2(b)に示すような再生画面で再生される。再生画面は、3D軌跡表示モジュール50と、動画再生モジュール60と、経過時間表示モジュール70とを有している。3D軌跡表示モジュール50には、作業者40が作業した複合現実空間(上述した世界座標系の空間)が仮想物体とともに3次元的に表示され、その中に、作業中における作業者40のHMDの移動軌跡55がやはり3次元的に表示される。動画再生モジュール60は、動画表示用の動画表示領域61と、動画表示を制御するスライドバー62、動画の再生を中止する中止ボタン65、動画再生を一時停止する停止ボタン66、動画再生ボタン67から構成され、蓄積部14に記録された画像データは、動画表示領域61内で再生される。経過時間表示モジュール70は、記録開始時を0とした経過時間を表示する。
各モジュール50、60、70はいずれも入力部33によって操作が可能であり、例えばシステムのユーザ(作業者と同一であっても、無くてもよい)が、マウスカーソルを各モジュールの領域内に移動させてマウスクリックすることにより、再生開始箇所の指定や、再生の開始、一時停止、停止などを指示することができる。
蓄積部14は例えばハードディスクドライブを代表とするデータ記憶装置であり、データは一般にコンピュータ装置でなされるように蓄積部14に記録され、また管理される。従って、ユーザが蓄積部14に記録されたデータの再生を希望する場合、周知の方法で希望のファイルをGUIから指定し、再生を指示することで、制御部16が再生画面を表示すると共に指定されたデータファイルを蓄積部14から読み出し、再生処理を開始する。もちろん、再生可能なデータファイルをアプリケーションプログラムのGUIでユーザに提示し、そこから選択、再生を指示するように構成することも可能である。
再生指示がなされると、制御部16は、再生画面の初期化処理を行う。つまり、データファイルから、HMDの位置姿勢情報を取り出し、再生画面の3D軌跡表示モジュール50の、対応する座標にプロットする。また、データファイル中の時刻情報を取得し、経過時間表示モジュール70に時刻表示「00:00:00」を行う。さらに、対応する画像データ(最初のフレーム画像)を読み出し、動画表示領域61に表示する。また、スライドバーボタンはスライドバー62の左端にセットされる。
この状態でユーザが動画再生ボタン67を押すと一般の動画プレーヤと同様に動画表示領域61に動画が再生される。この動画再生に同期してスライドバーボタンが移動し,経過時間表示領域70の表示も更新される。また3D軌跡表示領域50に描かれている軌跡の対応する部分が高輝度表示されていく。動画再生中に中止ボタン65が押されると初期状態へ戻り、停止ボタン66が押されると現在の処理状態のまま停止状態となる。
また、本実施形態においては、蓄積された作業データの特定の時点を指定して表示させることが、3つの表示領域モジュール50、60、70のどれからでも可能である。すなわち、3D軌跡表示モジュール50の3次元軌跡55の所望の部分をクリックすると対応するプロットが高輝度表示されると同時に、その時点に対応する動画フレームが動画表示領域61に表示され、スライドバー62は対応する時間位置に移動する。また時間経過表示領域70には対応する経過時間が表示される。
また、動画表示モジュール60のスライドバー62を移動させると、移動した位置に対応する時間の動画フレームが動画表示領域61に表示されると共に、3D軌跡表示領域50の対応する軌跡プロットが高輝度表示され、経過時間表示領域70では対応する時間が表示される。また経過時間表示領域70の時間データを指定すると、その時間に対応する表示が3D軌跡表示領域50と動画表示領域61、スライドバー62で同様に行なわれる。これにより上述した3つの表示モジュールである3D軌跡表示領域50,動画再生モジュール60,経過時間表示領域70いずれからも任意の時点を指定することができ、常に同期した再生が可能になる。
●(記録処理)
次に、作業データの記録処理について図面を用いてさらに詳細に説明する。
図3は、複合現実感作業空間での作業データを蓄積する蓄積処理のフローチャートである。この処理が開始される前に、予めシステムのユーザから、これから記録する作業データの名前が指定されているものとする。また、記録処理の開始は、ユーザが入力部から指示しても良いし、作業者40が例えば入力部31の一部を構成するスイッチ等を用いて指示しても良い。
まず、ステップS100では、ユーザが指定した名前で蓄積するファイルがオープンされる。次のステップS105では、変数Sequence#に「0」がセットされ次のステップに移る。ステップS110では、3次元位置センサ20からの値が位置姿勢計測部11に入力され世界座標系(図2に図示されているような現実世界に固定され設定された座標系)における6パラメータの組としてのセンサ位置姿勢データ(x,y,z,α,β,γ)が生成される。ここでαはx軸中心の回転角、βはy軸中心の回転角、γはz軸中心の回転角を表す。
次のステップS120では、予め測定したセンサ位置とカメラ位置との関係から、センサ位置姿勢データをカメラ視点の位置姿勢座標(本実施形態ではHMDの位置姿勢座標と同義とする)における位置姿勢データ(カメラ位置姿勢データ)に変換する。上述したように、センサとカメラの位置関係は固定なので、あらかじめキャリブレーションを行なって座標変換式を求めておくことができる。そして、この座標変換式を用いてセンサ位置姿勢データをカメラ位置姿勢データに変換する。ステップS130では、カメラ22からの画像が画像入力部12を経て画像合成部15に書き込まれる。ステップS140では画像生成部13において、予め用意された、仮想物体の世界座標系で表される位置と形状データを用い、ステップS120で求められたカメラ位置姿勢のビューから仮想物体の画像(仮想空間画像)を描画して、画像合成部15に書き込まれたカメラ22からの撮像画像に上書き合成することにより、複合現実空間画像が得られる。
次のステップS150ではこの複合現実空間画像を表示器23に表示する。ステップS200では、画像合成部15が出力する複合現実空間画像や、カメラ位置姿勢データなどを経過時間情報と共にファイルに書き込む。ステップS300では、例えば表示画面操作入力部33からの終了キーの入力をチェックし、入力が確認できればステップS380へ、そうでなければステップS350で変数Sequence#を1だけインクリメントしてステップS110へ進み、処理を繰り返す。ステップS380では上述の処理で書込みが行なわれたファイルをクローズし処理を終了する。
なお、上述したように、記録するデータは左右の視差画像の一方又は両方、カメラ位置姿勢データの一方又は両方のうちから任意に設定可能である。
次にステップS200のファイル書込み処理の詳細を図4、図5を用いて説明する。ファイル書込み処理では例えば図5に示すような管理テーブルのファイルを作成する。なお、ここでは便宜上、テーブルの一行をレコード、レコードに含まれる各種のデータ書き込み領域(テーブルの各列)をフィールドと呼ぶ。図5において、Sequence#フィールドは、上述した蓄積処理で用いられている変数Sequence#の値が、経過時間フィールドには変数Sequence#の値が0の画像蓄積処理での書き込み時点を0とする経過時間がそれぞれ格納される。次のPoint 1フィールドにはHMDの位置(前述したカメラ視点位置姿勢データ)が、次のPoint 2〜Point nフィールドには、他のセンサからの位置姿勢データが順次格納される。他のセンサは、作業者の頭部以外、例えば手や足の位置姿勢などを合わせて記録したい場合などに作業者に取り付けることが可能であり、これら他のセンサの出力するデータはPoint 2〜Point nフィールドに記録される。他のセンサがある場合、位置姿勢計測部は、HMDの位置姿勢データとともに出力する。レコードの最後のフィールドは複合現実空間画像データファイルへのポインタ(例えばファイルのパスやフレーム番号など)を格納するポインタフィールドである。画像データは容量が大きく、また圧縮すると可変長データとなるので、画像データ用に別なファイルを生成して管理テーブルからポインタでアクセスできるようにしておく。そして、このような構成のレコードが蓄積処理のサイクル毎に順次追加され、Sequence#を主キーとして時間経過に従って記録される。
このような管理テーブルファイルへの書き込み処理の手順を示すフローチャートが図4である。
まず、ステップS210では新しいレコードを作成し、変数Sequence#の現在の値をSequence#フィールドに書き込む。なお、最初のレコードの場合には、基準時刻としてタイマ17の値を記憶しておく。ステップS220では画像合成部15で生成された複合現実空間画像データを蓄積部14内の別ファイルに格納し、その先頭を示すポインタをポインタフィールドへ書き込む。次にステップS240で、タイマ17から現在時刻を取得し蓄積開始時刻との差を取って経過時間に変換して管理テーブルの該当する欄に書き込む。ステップS250ではステップS120で求められた6変数のカメラ視点位置姿勢データの値を管理テーブルのPoint 1フィールドに書込み(他のセンサが用いられている場合には、それらセンサからの位置姿勢データも合わせて書き込む)、処理を終了する。
以上の処理を実行することにより、作業者40のHMDに表示された複合現実空間画像と、HMDの位置姿勢情報と時間情報が関連付けられてファイルに蓄積される。
●(再生処理)
次に図2(b)の再生画面での処理の詳細について図6のフローチャートを用いて説明する。なお、複合現実空間画像の再生に先立ってユーザは蓄積されているファイル名を例えば上述したようにGUIを入力部で操作することによって指定しておくものとする。
最初のステップS400で制御部16は指定されたファイル(管理テーブル)を図示しないメモリに読み込む。次のステップS410では、動画再生モジュールの初期化処理を行う。具体的には、管理テーブルのSequence#=0のレコードのポインタフィールドを参照し、対応する画像を読み出して動画表示領域61へ表示する。また、管理テーブルの最終レコードの経過時間フィールドを参照し、蓄積されている画像の総再生時間から、スライドバー62の単位時間当たりの移動速度を表示装置31の表示画素ドット単位で計算する。例えば表示の単位時間を1秒とすると、スライドバーの単位時間(1秒)あたりの移動速度は、「スライドバーの長さの画素数(ドット)/トータル時間(秒)」で求められる。
ステップS420の3D軌跡表示モジュールの初期化処理では、現実空間に設定されている世界座標系に基づいて位置が規定されている仮想物体を、そのモデルに従って画面上に座標空間とともに3D表示する。このときの表示の視点は図2(a)の作業空間全体が見渡せるような縮尺に設定するとともに、座標空間の斜め上方から見下ろした鳥瞰図形式で表示を行う。そして、管理テーブルのPoint 1フィールドの位置姿勢データを、Sequence#0から最後のSequence#まで読み込んで3D表示領域にプロットする。動画再生時にはSequence#に対応する座標は高輝度表示又は異なる色での表示など、視覚的に他のプロットと異なるように表示する。
次のステップS430では、経過時間表示モジュールの初期化処理を行う。すなわち、経過時間を0に設定し、表示画面上の時刻表示を「00:00:00」とする。
このような画面の初期化処理を行うと、制御部16はステップS450でイベント(ユーザや他のプログラムによってなされる操作)の入力待ち状態となる。ここで終了イベント(例えばプログラムメニューからの終了指示)が入力されれば再生画面処理を終了する。その他のイベントの場合にはイベントが発生した領域(モジュール)ごとの処理に分岐する。つまり、動画再生モジュール60でのイベントの場合にはステップS500の動画再生モジュールのイベント処理へ、3D軌跡表示領域50でのイベントの場合にはステップS800の3D軌跡表示領域のイベント処理へ、経過時間表示領域70でのイベントの場合にはステップS900の経過時間表示領域のイベント処理へと分岐する。これらのイベント処理が終了した時点でステップS450のイベント待ちへ戻る。
次にステップS500の動画再生モジュールのイベント処理の詳細について図面を用いて説明する。動画再生モジュール60でのイベントは、動画再生ボタン67、動画再生停止ボタン66、動画再生中止ボタン65の操作、スライドバー62の移動のいずれかである。まず動画再生ボタン67の操作により起動されるステップS510動画再生ボタン処理を図7を用いて説明する。
ステップS515では、現在の経過時間と画像ファイルの蓄積時間(=総再生時間)とが比較され、前者が大であればステップS580の中止ボタン処理へ進む。そうでなければステップS520に進む。ステップS520では経過時間に対応する動画フレーム(複合現実空間画像)表示を行なう。この処理の詳細は図13を用いて後述する。次のステップS530では、経過時間に対応するスライドバー表示処理が行なわれる。この処理の詳細は図15を用いて後述する。次のステップS540では現在の経過時間を引数として3D軌跡表示処理が起動される。この処理の詳細は図12を用いて後述する。次のステップS550では現在の経過時間を引数として経過時間表示処理が起動される。この処理の詳細は図14を用いて後述する。次のステップS560では、動画再生停止ボタン66、動画再生中止ボタン65への操作入力があったかを判断する。動画再生停止ボタン66の操作入力があった場合には動画再生ボタン処理を終了する。動画再生中止ボタン65の操作入力があった場合にはステップS580の中止ボタン処理へ進む。これらボタンへの操作入力がなかった場合にはステップS570に進み、経過時間に表示の単位時間を加えて新たな経過時間とする。すなわち「経過時間=経過時間+表示の単位時間」を計算してステップS515に戻る。
次に、ステップS580で行われる動画再生中止ボタン処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。ステップS710では、経過時間=0としてステップS720に進む。ステップS720では図13を用いて後述する動画フレーム表示処理を行なう。次のステップS730では図15を用いて後述するスライドバー表示処理を行う。ステップS740では図12を用いて後述する3D軌跡表示処理を行う。次のステップS750で図14を用いて後述する経過時間表示処理を行い、処理が終了する。以上の処理によって再生画面は初期表示の状態に戻る。
次に、スライドバー62の操作によって起動される動画スライドバー処理について、図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。ステップS610ではユーザによる動画スライドバー62の操作が停止し、位置が確定すると、その位置を表示装置31の画素位置として読み出す。この画素位置から、スライドバー全体における相対的な位置(例えば開始時点となる左端から何%進んだか)がわかるので、次のステップS620において、全体の時間とこの相対的な位置から経過時間を求めることができる。ステップS630では、図13を用いて後述する動画フレーム表示処理を行なう。ステップS640では図12を用いて後述する3D軌跡表示処理を行う。ステップS650では図14を用いて後述する経過時間表示処理を行い、処理を終了する。
次に図6のステップS800で行う3D軌跡表示領域のイベント処理について説明する。図2の3D軌跡表示領域50の3D軌跡プロット55上の点を例えばマウスカーソルで指示し、マウスをクリックすることにより、図10に示す3D軌跡クリック処理が起動される。ステップS810ではクリックされた点(プロット)の3次元座標の値を得る。これは3D軌跡表示処理において、センサ位置姿勢データの3次元座標値を表示領域の座標に変換した処理の逆処理に相当し、一般に用いられている3Dグラフィックスソフトウェア、例えばOpen Inventor(登録商標)等の機能を利用すれば容易に実現できる。ステップS820では図5の管理テーブルのPoint 1フィールドを参照し、クリックされた点の3次元座標に対応するレコードの経過時間フィールドから、経過時間を読み出す。この経過時間を引数に以下ステップS830からS860までの処理を行なう。ステップS830では、図13を用いて後述する動画フレーム表示処理を行なう。次のステップS840では、図15を用いて後述するスライドバー表示処理を、ステップS850では図12を用いて後述する3D軌跡表示処理を、ステップS860では図14を用いて後述する経過時間表示処理をそれぞれ行い、処理を終了する。
次に図6のステップS900で行う経過時間表示領域のイベント処理を説明する。ユーザが図2の経過時間表示領域70の値を例えばマウスカーソルで指示し、クリックすると、図11のフローチャートに示す時刻入力処理が起動される。
ステップS910では、経過時間表示領域に対する値の入力待ち状態となり、例えばキーボードの操作によりユーザが経過時間の入力を完了するのを待つ。そして、例えば経過表示領域の時刻表示領域でない領域のマウスクリックなどにより、入力の完了が通知されると、入力された値を経過時間とする。この経過時間を引数に以下ステップS920からS950までの処理が行なわれる。ステップS920では図14を用いて後述する経過時間表示処理を、ステップS930では図13を用いて後述する動画フレーム表示処理を、ステップS940では、図15を用いて後述するスライドバー表示処理を、ステップS950では図12を用いて後述する3D軌跡表示処理をそれぞれ実行し、処理を終了する。
●(各種表示処理)
次に以上説明した処理で共通に用いられる各種の表示処理について説明する。
<3D軌跡表示処理>
まず、図12を用いて3D軌跡表示処理について説明する。
ステップS1010で、経過時間の値を受け取り、次のステップS1020では、図5の管理テーブルの経過時間フィールドの値t(i)(iはSequence#の値とする)を参照して、経過時間≧t(i)を満たす最大のt(i)に対応するSequence#の値iを求める。そして、Sequence#の値iを有するレコードのPoint 1フィールドから3次元座標を取得し、3D表示領域50の対応するプロットを高輝度表示し、それ以外のプロットを低輝度表示して処理を終了する。
<動画フレーム表示処理>
次に、図13を用いて動画フレーム表示処理について説明する。
ステップS1110で経過時間の値を受け取り、次のステップS1120では、図5の管理テーブルの経過時間フィールドの値t(i)を参照して、経過時間≧t(i)を満たす最大のt(i)に対応するSequence#の値iを求める。そして、Sequence#の値iを有するレコードのポインタフィールドを参照し、蓄積部14から対応する動画フレーム(複合現実空間画像)を読み出し、動画表示領域61に表示して処理を終了する。
<経過時間表示処理>
次に、図14を用いて経過時間表示処理について説明する。
ステップS1210で経過時間の値を受け取り、次のステップS1220では、例えば図2の70に示すようにXX(分):XX(秒):XX(100分の1秒)の形式で表示して処理を終了する。
<スライドバー表示処理>
次に、図15を用いてスライドバー表示処理について説明する。
ステップS1310で経過時間の値を受け取り、次のステップS1320では、図6のステップS410において計算された単位時間当りのスライドバーの画素数を用いて、「経過時間×単位時間あたりのスライドバー画素数」を計算し、スライドバーの左端から上記計算された画素数だけ右側に移動した位置にスライドボタンを表示して処理を終了する。
●(変形例)
ここでは、説明及び理解を容易にするため、作業者40が装着するHMDに設けられた3次元位置姿勢センサの値を軌跡表示領域に軌跡として表示していたが、上述したように、他の場所、例えば作業者の手、肩、腕などにセンサを装着し、位置姿勢を計測して記録並びに表示することも可能である。
複数のセンサからの位置姿勢情報を記録する場合には、図5の管理テーブルのPoint 2〜Point nフィールドにデータを格納する。そして、再生時にはPoint 1〜Point nフィールドから、任意数のデータを読み出し、図2の3D軌跡領域50に3次元軌跡表示を行うことが可能である。この場合、センサ毎に色を変えて同時に複数の軌跡を表示したり、再生画面に選択領域を設け、任意のセンサの位置姿勢データを選択的に表示するように構成することも可能である。
これら他のセンサの位置姿勢データについても、HMDのセンサからの位置姿勢データの処理として上述した3D軌跡クリック処理や、経過時間表示処理といった表示処理を同様に行うことができる。
また、ここでは6自由度を有する3次元位置姿勢センサから得られる位置姿勢データのうち、(x,y,z)の座標値のみを3D表示領域50に軌跡表示した場合のみを説明したが、ある3D軌跡クリック処理において、クリックされたプロットに対応する姿勢データ(α,β,γ)をベクトルデータとして表示することで姿勢データを可視化するように構成するなど、姿勢データを可視化するようにしてもよい。また3D軌跡表示領域50全体は世界座標系(x,y,z)でモデル化されているので、ズームアップや回転移動させて所望の視点からの観察が画面上で可能である。このような、3D軌跡表示領域50を描画するための視点を移動させるためのGUIを再生画面に追加し、そのGUIの操作に応じて3D軌跡表示領域内の描画を行うように構成することで、利便性が一層向上する。
●(第2の実施形態)
上述の実施形態では、3次元位置姿勢センサとして磁気センサを用いたが、光学式や他の方式を用いるセンサを用いることも可能である。また、カメラの位置姿勢をHMDに設けた3次元位置姿勢センサの出力と、予め測定したセンサ−カメラ間の相対位置関係とを用いて得ていたが、現実空間の既知の位置にマーカを配置し、カメラの撮像画像中のマーカ座標と既知のマーカ座標とからカメラの位置姿勢を求めることも可能である。そして、このように求めたカメラの位置姿勢から、逆にHMDの位置姿勢を求めてもよい。
さらに、例えば特開2003−279310に開示されるように、3次元位置姿勢センサによる位置姿勢計測と、マーカによる位置姿勢計測を併用し、位置姿勢データの精度を向上させることも可能である。
この方法を用いた第2の実施形態のブロック図を図16に示す。第1の実施形態と異なる部分だけを説明すると、位置姿勢計測部11では、3次元位置姿勢センサ21からの計測信号に基づいて世界座標系における点のデータを取得すると共にこの座標値をカメラ座標系における点の座標値に変換するための変換行列を求めるビューイング変換を行なう。
特徴検出部18では、カメラ22で得られた画像を画像入力部12から得て、この画像における現実世界中にあるマーカを検出すると同時に画像面上のマーカ位置も検出する。特徴点投影計算部24では、現実世界にあるマーカの位置(世界座標系における位置で既知)を位置姿勢計測部11で得られたビューイング変換によりカメラ座標系における位置に変換し、さらにカメラの透視投影計算を行なって画像面上での位置を計算する。
位置姿勢補正部25では、特徴点投影計算部24で得られたマーカの画像面の投影位置と特徴点検出部18で得られた特徴点との位置を比較して、HMD20の位置姿勢をより高精度に補正する。このような構成にすることにより、位置姿勢補正部25からは、高精度に補正されたHMD(カメラ)の位置姿勢データを得られる。得られた位置姿勢データを用い、第1の実施形態と同様の処理を行なうことで、より高精度な記録、再生が可能となる。
●(他の実施形態)
上述の複合現実感映像蓄積再生装置と同等の機能を複数の機器から構成されるシステムによって実現しても良い。尚、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いて当該プログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムを実行することによって同等の機能が達成される場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどがある。
有線/無線通信を用いたプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイル等、クライアントコンピュータ上で本発明を形成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムデータファイル)を記憶し、接続のあったクライアントコンピュータにプログラムデータファイルをダウンロードする方法などが挙げられる。この場合、プログラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに配置することも可能である。
つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムデータファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるサーバ装置も本発明に含む。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件を満たしたユーザに対して暗号化を解く鍵情報を、例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給し、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
本発明の第1の実施形態における複合現実感映像蓄積再生装置とHMDの機能構成例を示すブロック図である。 複合現実感空間の様子と複合現実感映像蓄積再生装置の再生画面例を示す図である。 本発明の実施形態における複合現実感映像蓄積再生装置の蓄積処理のフローチャートである。 図3のファイル書き込み処理ステップS200の処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における複合現実感映像蓄積再生装置で用いる管理テーブルの例を示す図である。 本発明の実施形態における複合現実感映像蓄積再生装置の再生処理のフローチャートである。 図6の再生処理ステップS500の処理の一部である動画再生ボタン処理の詳細を示すフローチャートである。 図6の再生処理ステップS500の処理の一部であるスライドバー処理の詳細を示すフローチャートである。 図6の再生処理ステップS500の処理の一部である中止ボタン処理の詳細を示すフローチャートである。 図6の再生処理ステップS800の処理の一部である3D軌跡クリック処理の詳細を示すフローチャートである。 図6の再生処理ステップS900の処理の一部である時刻入力処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における複合現実感映像蓄積再生装置の3D軌跡表示処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における複合現実感映像蓄積再生装置の動画フレーム表示処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における複合現実感映像蓄積再生装置の経過時間表示処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における複合現実感映像蓄積再生装置のスライドバー表示処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における複合現実感映像蓄積再生装置とHMDの機能構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10 複合現実感映像蓄積再生装置
11 位置姿勢計測部
12 画像入力部
13 画像生成部
14 蓄積部
15 画像合成部
16 制御部
17 タイマ
18 特徴点検出部
20 HMD (Head Mounted Display)
21 3次元位置姿勢センサ
22 カメラ
23 表示器
24 特徴点投影計算部
25 位置姿勢補正部
31 表示装置
33 表示画面操作入力部
40 作業者
41,42,43 作業対象仮想物体
50 3D軌跡表示領域
55 3D軌跡
60 動画再生モジュール
61 動画表示領域
62 スライドバー
65 動画再生中止ボタン
66 動画再生停止ボタン
67 動画再生ボタン

Claims (8)

  1. 現実空間を撮影して得られる現実空間画像に、仮想物体の画像を合成して得られる複合現実空間画像と、前記複合現実空間画像を観察した作業者の身体の一部の位置姿勢情報と、時刻情報とが対応付けられて記録された記録装置から、前記複合現実空間画像、前記位置姿勢情報及び前記時刻情報を再生表示する再生方法であって、
    前記記録装置に記録された前記複合現実空間画像と前記位置姿勢情報とを、前記時刻情報に基づいて再生表示する再生工程を有し、
    前記再生工程が、前記位置姿勢情報に含まれる3次元座標を3次元的な軌跡として再生表示することを特徴とする再生方法。
  2. 前記再生工程が、再生画面を通じて前記再生を行うと共に、
    前記再生画面が、前記時刻情報を表示する時刻表示領域と、前記時刻表示領域に表示される時刻情報に対応付けされた前記複合現実空間画像を表示するための動画表示領域と、前記時刻表示領域に表示される時刻情報に対応付けされた前記位置姿勢情報を表示する位置姿勢情報表示領域とを有することを特徴とする請求項記載の再生方法。
  3. 前記再生工程が、前記位置姿勢情報表示領域に、前記位置姿勢情報に含まれる3次元座標を3次元的な軌跡として再生表示するとともに、
    前記軌跡を構成する点の選択が検出された場合、当該選択された点に対応する前記位置姿勢情報と同じ前記時刻情報に対応付けされた前記複合現実空間画像を前記動画再生領域に表示することを特徴とする請求項記載の再生方法。
  4. 現実空間を撮影して得られる現実空間画像に、仮想物体の画像を合成して得られる複合現実空間画像と、前記複合現実空間画像を観察した作業者の身体の一部の位置姿勢情報と、時刻情報とが対応付けられて記録された記録手段と、
    前記記録手段に記録された前記複合現実空間画像と前記位置姿勢情報とを、前記時刻情報に基づいて再生表示する再生手段とを有し、
    前記再生手段が、前記位置姿勢情報に含まれる3次元座標を3次元的な軌跡として再生表示することを特徴とする再生装置。
  5. 前記再生手段が、再生画面を通じて前記再生を行うと共に、
    前記再生画面が、前記時刻情報を表示する時刻表示領域と、前記時刻表示領域に表示される時刻情報に対応付けされた前記複合現実空間画像を表示するための動画表示領域と、前記時刻表示領域に表示される時刻情報に対応付けされた前記位置姿勢情報を表示する位置姿勢情報表示領域とを有することを特徴とする請求項記載の再生装置。
  6. 前記再生手段が、前記位置姿勢情報表示領域に、前記位置姿勢情報に含まれる3次元座標を3次元的な軌跡として再生表示するとともに、
    前記軌跡を構成する点の選択が検出された場合、当該選択された点に対応する前記位置姿勢情報と同じ前記時刻情報に対応付けされた前記複合現実空間画像を前記動画再生領域に表示することを特徴とする請求項記載の再生装置。
  7. 求項乃至請求項のいずれか1項に記載の再生方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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