JP2001062261A - スパイラル型気液接触膜エレメントおよびスパイラル型気液接触膜モジュール - Google Patents

スパイラル型気液接触膜エレメントおよびスパイラル型気液接触膜モジュール

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JP2001062261A
JP2001062261A JP23947999A JP23947999A JP2001062261A JP 2001062261 A JP2001062261 A JP 2001062261A JP 23947999 A JP23947999 A JP 23947999A JP 23947999 A JP23947999 A JP 23947999A JP 2001062261 A JP2001062261 A JP 2001062261A
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gas
flow path
liquid contact
spiral
side flow
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JP23947999A
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Makoto Himeno
誠 姫野
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気体側流路の凝縮水を速やかに排出すること
により、気体溶解液の濃度の低下および気体溶解液への
気泡の混入が発生しないスパイラル型気液接触膜エレメ
ントおよびスパイラル型気液接触膜モジュールを提供す
る。 【解決手段】 2枚の気体側流路材15は、オゾンガス
の流動方向に沿った溝部を設けられ、溝部が互いに対向
するようにスパイラル型膜エレメント10内に配置され
る。オゾンガス20は気体入口11aから気体供給管1
1に供給され、供給孔11bからスパイラル状の気体側
流路18を通り、気体出口7から外部へ排出される。気
体側流路18内の凝縮水は、オゾンガスとともに気体側
流路材15の溝部に沿って流れ、気体出口7から外部へ
排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体中への気体の
溶解または液体中からの気体の放散といった気液接触操
作に用いられるスパイラル型気液接触膜エレメントおよ
びこのエレメントを用いたスパイラル型気液接触膜モジ
ュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化学工業等の多くの分野では、液
体へのガス溶解あるいは液体からのガス放散といった気
液接触操作が行われている。たとえば、ガス溶解とし
て、医薬品分野等における微生物培養液への酸素供給、
電子工業における超純水ラインへのオゾン溶解、水産業
界における養魚への酸素供給、あるいはNOx (窒素酸
化物)やSOx (硫黄酸化物)等の排ガス処理が挙げら
れ、また、ガス放散としては、純水製造における脱炭酸
処理があげられる。
【0003】また、気液接触の一例として、半導体工業
におけるオゾン水の製造がある。現在、ウェーハの洗浄
には、アンモニア−過酸化水素水混合液、塩酸−過酸化
水素水混合液等の薬液が用いられているが、廃水処理に
かかるコストダウン、環境問題等の観点から、オゾン水
による洗浄が注目されている。ここで、ウェーハの洗浄
に用いられるオゾン水は、10〜30ppmと高濃度な
オゾン水が要求され、濃度コントロールも容易でなけれ
ばならない。
【0004】これらの条件を満たすためには、従来から
用いられているいわゆるバブリング法では、高濃度なイ
オン水が得られにくい、クリーン度に問題がある、濃度
コントロールが困難である等の課題があり、膜モジュー
ルを使用してオゾンガスを超純水中に溶解させる方法が
近年用いられている。
【0005】気液接操作に使用される膜モジュールの形
態としては、スパイラル型、平膜積層型、プレート・ア
ンド・フレーム型などの平膜を用いた平膜状膜モジュー
ル、および中空糸のような環状膜を用いた環状膜モジュ
ールがある。それらの中でも中空糸膜モジュールやスパ
イラル型膜モジュールが一般的である。
【0006】中空糸膜モジュールの場合、中空糸膜内部
に純水が層流の状態で流動するため、中空糸膜の内周面
近傍での境膜抵抗が大きく、純水へのオゾンガスの移動
係数が低い。また、中空糸膜モジュールでは、構造上、
膜の充填効率が低いため、膜モジュールとしては大型の
ものになり、コストも高くなる。
【0007】一方、スパイラル型膜モジュールでは、液
体側流路に乱流促進を図る流路材を用いることにより、
多孔質膜近傍の境膜抵抗が低くなり、純水へのオゾンガ
スの移動係数が高くなる。また、スパイラル型膜モジュ
ールでは、膜の充填効率が高いため膜モジュールを小型
化でき、コストも低く抑えられるという利点を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多孔質
膜を用いた膜モジュールでは、液体側流路で発生する水
蒸気が多孔質膜を透過し、気体側流路で凝縮し、凝縮水
が発生する現象が起こる場合がある。
【0009】また、スパイラル型膜モジュールの場合、
気体側流路材、多孔質膜および液体側流路材が重ね合わ
されて有孔中空管の外周面に巻回されるため、気体側流
路は多孔質膜間に挟まれた狭いスペースとなる。このた
め、凝縮水が気体側流路から速やかに流出することが困
難となり、徐々に気体側流路内に溜まるようになる。そ
れにより、実質的な気液接触面積が減少することから、
長期間使用するとオゾン水の濃度が低下するという問題
が生じる。
【0010】また、気体側流路に凝縮水が溜まると、気
体側流路での圧力損失が大きくなり、気体側流路内の圧
力が液体側流路内の圧力より高くなり、気泡が液体側流
路内に発生する問題も生じる。
【0011】この場合には、スパイラル型気液接触膜モ
ジュールの運転を停止し、気体側流路に乾燥空気を通気
するなどして凝縮水を蒸発させる必要がある。しかしな
がら、この手法は非連続操作であるため実用上問題があ
る。
【0012】本発明の目的は、気体側流路の凝縮水を速
やかに排出することにより、気体溶解液の濃度の低下お
よび気体溶解液への気泡の混入が発生しないスパイラル
型気液接触膜エレメントおよびスパイラル型気液接触膜
モジュールを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係るスパイラル型気液接触膜エレメントは、透過
性膜と流路材とを重ねて有孔中空管の外周面にスパイラ
ル状に巻回することにより形成されたスパイラル型気液
接触膜エレメントであって、流路材として、気体の流動
方向に沿った溝部が設けられた気体側流路材を複数枚重
ねて用いるものである。
【0014】本発明に係るスパイラル型気液接触膜エレ
メントにおいては、気体の流動方向に沿った溝部が設け
られた気体側流路材が複数枚重ねられているので、気体
側流路に発生した凝縮水が気体とともに複数の溝部内を
速やかに流動する。それにより、気体側流路に凝縮水が
滞留せず、速やかに排出される。したがって、凝縮水の
滞留による気液接触面積の減少が防止されるので、気体
溶解液の濃度の低下が生じない。また、凝縮水の滞留に
よる気体側流路での圧力損失の増加が防止されるので、
気体側流路の圧力が液体側流路の圧力よりも高くなるこ
とがなく、液体中に気泡が発生しない。
【0015】気体側流路材の片面に溝部が設けられてい
ることが好ましい。この場合、気体側流路材一枚の厚さ
を薄くすることができ、スパイラル型気液接触膜エレメ
ントを小型化することができる。
【0016】溝部が互いに対向するように気体側流路材
が重ねられることが好ましい。この場合、より大きな流
路を有する溝部を形成することができ、気体側流路材に
おける圧力損失をより小さくすることができる。
【0017】溝部が連続形状をしていることが好まし
い。この場合、凝縮水は流動開始点から終点まで障害物
のない連続した溝部を流れる。したがって、溝部内での
気体および凝縮水の流動抵抗が小さくなる。
【0018】溝部が直線形状をしていることが好まし
い。この場合、溝部の流路長さが最短となり、気体およ
び凝縮水の流動抵抗が減少する。その結果、凝縮水が速
やかに外部に排出される。
【0019】気体側流路材は織物または編物からなるこ
とが好ましい。この場合、気体側流路材に溝部を容易に
設けることができる。
【0020】気体側流路材一枚の厚さは200μm以上
700μm以下であることが好ましい。気体側流路材一
枚の厚さが200μmよりも小さいと、気体側流路が狭
くなり、気体および凝縮水の流動抵抗が増加する。それ
により、気体および凝縮水が十分に流れず、気液接触効
率が低下するとともに、凝縮水を十分に排出することが
できないためである。一方、気体側流路材一枚の厚さが
700μmよりも大きいと、スパイラル型気液接触膜エ
レメントの寸法が大きくなり、材料費が高くなるととも
に、設置スペースも増大し、不経済なためである。
【0021】溝部の幅は200μm以上1000μm以
下であることが好ましい。気体側流路材の溝部の幅が2
00μmよりも小さいと、気体および凝縮水が十分に流
れず、気液接触効率が低下するとともに、凝縮水を十分
に排出することが困難になるためである。一方、溝部の
幅が1000μmよりも大きいと、透過性膜が溝部内に
陥没し、透過性膜が変形するとともに気体側流路が狭く
なるためである。
【0022】溝部の深さは100μm以上500μm以
下であることが好ましい。気体側流路材の溝部の深さが
100μmよりも小さいと、気体および凝縮水が十分に
流れず、気液接触効率が低下するとともに、凝縮水を十
分に排出することが困難になるためである。一方、溝部
の深さが500μmよりも大きいと、気体側流路材の厚
さが大きくなり、そのため、スパイラル型気液接触膜エ
レメントの寸法が大きくなり、材料費も高くなるととも
に、設置スペースも増大し、不経済なためである。
【0023】溝部間の凸部の幅は250μm以上750
μm以下であることが好ましい。気体側流路材の溝部間
の凸部の幅が250μmよりも小さいと、気体側流路材
の強度が低下し、透過性膜の液体側からの圧力により、
凸部がつぶれてしまう可能性があるためである。一方、
凸部の幅が750μmよりも大きいと、気体側流路が狭
くなり気液接触効率が低下するとともに、凝縮水を十分
に排出することが困難になるためである。
【0024】気体側流路材がフッ素樹脂からなることが
好ましい。フッ素樹脂は種々の気体および液体に対して
耐久性があるため広い分野への適用が可能となる。特
に、オゾンおよびオゾン水に対する耐久性があるためオ
ゾン水の製造に好適に使用できる。
【0025】透過性膜が連続または独立した一または複
数対の多孔質膜からなり、多孔質膜が内側に液体側流路
材を挟んでかつ外側に気体側流路材を重ねて有孔中空管
の外周面にスパイラル状に巻回され、多孔質膜間で液体
側流路材により形成される液体側流路の内周側の側部お
よび外周側の側部が封止されるとともに、多孔質膜間で
気体側流路材により形成される気体側流路の両端部が封
止されることが好ましい。
【0026】この場合、気体は、有孔中空管内を通り、
スパイラル状の気体側流路内を流れ、液体は、有孔中空
管にほぼ平行にスパイラル型気液接触膜エレメントの一
方の端部から他方の端部へ液体側流路内を流れる。この
過程で、気体と液体とは多孔質膜を介して接触し、目的
成分の透過作用が行われる。このとき、気体側流路に発
生した凝縮水が気体とともに複数の溝部内を速やかに流
動し、速やかに排出される。したがって、凝縮水の滞留
による気液接触面積の減少が防止されるので、気体溶解
液の濃度の低下が生じない。また、凝縮水の滞留による
気体側流路での圧力損失の増加が防止されるので、気体
側流路の圧力が液体側流路の圧力よりも高くなることが
なく、液体中に気泡が発生しない。
【0027】第2の発明に係るスパイラル型気液接触膜
モジュールは、第1の発明に係るスパイラル型気液接触
膜エレメントを容器内に収容したものである。
【0028】本発明に係るスパイラル型気液接触膜モジ
ュールにおいては、スパイラル型気液接触膜エレメント
の気体側流路材として、気体の流動方向に沿った溝部が
設けられた流路材が複数枚重ねられているので、気体側
流路に発生した凝縮水が気体とともに複数の溝部内を速
やかに流動する。それにより、気体側流路に凝縮水が滞
留せず、速やかに排出される。したがって、凝縮水の滞
留による気液接触面積の減少が防止されるので、気体溶
解液の濃度の低下が生じない。また、凝縮水の滞留によ
る気体側流路での圧力損失の増加が防止されるので、気
体側流路の圧力が液体側流路の圧力よりも高くなること
がなく、液体中に気泡が発生しない。
【0029】第3の発明に係るスパイラル型気液接触膜
モジュールは、連続または独立した一または複数対の多
孔質膜を、内側に第1の流路材を挟んでかつ外側に第2
の流路材を重ねて有孔中空管の外周面にスパイラル状に
巻回することによりスパイラル型気液接触膜エレメント
が形成され、多孔質膜間で第1の流路材により形成され
る第1の流路の内周側の側部および外周側の側部が封止
されるとともに、多孔質膜間で第2の流路材により形成
される第2の流路の両端部が封止され、スパイラル型気
液接触膜エレメントは、筒形容器内に収容され、筒形容
器は、両端部にそれぞれ第1の流体口を有しかつ少なく
とも一端部および外周部にそれぞれ第2の流体口を有
し、筒形容器内でスパイラル型気液接触膜エレメントの
両端部側にそれぞれ形成される第1の空間とスパイラル
型気液接触膜エレメントの外周側に形成される第2の空
間とが分離され、第1の空間が第1の流体口に連通し、
第2の空間が筒形容器の外周部の第2の流体口に連通し
かつ有孔中空管の内部が筒形容器の少なくとも一端部の
第2の流体口に連通し、前記第1および第2の流路材の
うち気体が流動する気体側流路材として、気体の流動方
向に沿った溝部が設けられた気体側流路材を複数枚重ね
て用いるものである。
【0030】本発明に係るスパイラル型気液接触膜モジ
ュールにおいて、第1の流体は、筒形容器の一端部の第
1の流体口から一方の第1の空間内に供給され、スパイ
ラル型気液接触膜エレメントの多孔質膜間に形成された
第1の流路を通り他方の第1の空間に流動し、筒形容器
の他端部の第1の流体口から外部に排出される。また、
第2の流体は、筒形容器の少なくとも一端部の第2の流
体口から有孔中空管の内部に供給され、スパイラル型気
液接触膜エレメントの多孔質膜間に形成された第2の流
路を通り筒形容器内の第2の空間に流動し、筒形容器の
外周部に形成された第2の流体口から外部に排出され
る。
【0031】筒形容器の内部において、第1の流体は有
孔中空管にほぼ平行に流動し、第2の流体は多孔質膜を
介して第1の流体とほぼ直交する方向にスパイラル状に
流動する。第1の流体と第2の流体とは多孔質膜を介し
て接触し、目的成分の透過作用が行われる。
【0032】第1の流体が気体であり、第2の流体が液
体である場合、第1の流路内に発生した凝縮水は、複数
枚の流路材に設けられた、有孔中空管と平行方向の溝部
に沿って速やかに流動し、第1の流体口から外部へ排出
される。また、第2の流体が気体であり、第1の流体が
液体である場合、第2の流路内に発生した凝縮水は、複
数枚の流路材に設けられた、有孔中空管と直交方向の溝
部に沿って速やかに流動し、第2の流体口から外部へ排
出される。したがって、凝縮水の滞留による気液接触面
積の減少が防止されるので、気体溶解液の濃度の低下が
生じない。また、凝縮水の滞留による気体側流路での圧
力損失の増加が防止されるので、気体側流路の圧力が液
体側流路の圧力よりも高くなることがなく、液体中に気
泡が発生しない。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスパイラル型
気液接触膜モジュールの一実施の形態について説明す
る。以下の説明では、オゾンガスおよび純水を用いてオ
ゾン水を生成する場合を説明する。
【0034】図1は本発明による一実施の形態のスパイ
ラル型気液接触膜モジュールを示す軸方向の断面図、図
2は図1のスパイラル型気液接触膜モジュールにおける
スパイラル型気液接触膜エレメントの一部切欠き斜視
図、図3は図1中のA−A線断面図、図4は図1のスパ
イラル型気液接触膜エレメントの封止部の拡大断面図で
ある。
【0035】図1に示すスパイラル型気液接触膜モジュ
ール1は、圧力容器である円筒容器2および円筒容器2
の内部に挿入されたスパイラル型気液接触膜エレメント
10を備える。円筒容器2は円筒状の胴部を有し、胴部
の一方端部3に液体入口4が形成され、他方端部5に気
体溶解液出口6が形成されている。また、円筒容器2の
胴部の外周面には気体出口7が1または複数箇所形成さ
れている。
【0036】有孔中空管からなる気体供給管11の一方
端は円筒容器2の一方端部3を貫通して気体入口11a
を構成し、他方端は樹脂剤16により密封されている。
気体供給管11の管壁には、供給流体流量に対して圧力
損失を低く抑えることができるように複数の供給孔11
bが形成されている。
【0037】図2において、スパイラル型気液接触膜エ
レメント10は、液体側流路材13の両面に疎水性多孔
質膜14を重ね合わせ、さらに疎水性多孔質膜14の他
方の面に2枚の気体側流路材15を重ね合わせ、それら
を気体供給管11の周りに巻回することにより構成され
ている。
【0038】また、各気体側流路材15には、気体供給
管11の軸方向に垂直な方向に直線状に延びる連続的な
溝部15aが形成されている。
【0039】オゾンガスあるいはオゾン水に接する部材
の材質としては、オゾンに対する耐久性を有することは
もちろんのこと、部材の成分の溶出がないものを選定す
る必要がある。一般的にフッ素樹脂が用いられている
が、中でも四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、パーフ
ルオロアルコキシ樹脂(PFA)が好適に用いられる。
また、用途および使用条件によって、ビニリデンフルオ
ライド樹脂(PVDF)、パーフルオロエチレンプロピ
レン樹脂(FEP)を用いることもできる。
【0040】本実施の形態では、疎水性多孔質膜14と
して、平均孔径が0.01〜1μmのPTFEからなる
平膜を用いる。また、液体側流路材13としては、PF
Aからなる線材を平織して形成されたネットを用いる。
また、気体側流路材15はPFAにより形成される。
【0041】図3に示すように、液体側流路材13を挟
んだ疎水性多孔質膜14間のスパイラル状の空間が液体
側流路19を構成する。スパイラル状の液体側流路19
の内周側の側部(気体供給管11に平行な辺)および外
周側の側部が、液体側流路材13を挟む疎水性多孔質膜
14同士を融接することにより封止されている。これに
より、液体側流路19の内周側の側部および外周側の側
部にそれぞれ内周側封止部21aおよび外周側封止部2
1bが形成される。したがって、液体側流路19は、純
水およびオゾン水がスパイラル型気液接触膜エレメント
10の軸方向に流動可能な空間になる。また、液体側流
路19の軸方向の両端部は開放されており、純水の流入
およびオゾン水の流出が可能である。
【0042】なお、本実施の形態では、2枚の疎水性多
孔質膜14の間に液体側流路材13を挟んで両方の側部
を融接しているが、1枚の疎水性多孔質膜14を折り畳
んでその間に液体側流路材13を挿入し、一方の側部を
融接してもよい。
【0043】2枚の気体側流路材15を挟んだ疎水性多
孔質膜14間のスパイラル状の空間が気体側流路18を
構成する。そして、図4に示すように、スパイラル状の
気体側流路18の軸方向の両端部は、樹脂材17により
封止される。また、スパイラル型気液接触膜エレメント
10の外周面の両端部と円筒容器2の胴部の内周面との
間も樹脂材17により封止され、円筒形空間18aを形
成する。これにより、気体側流路18の両端部に封止部
10b,10cが形成される。したがって、気体側流路
18は、オゾンガス25がスパイラル型気液接触膜エレ
メント10のスパイラル方向に流動可能な空間となり、
オゾンガス25が円筒形空間18aから気体出口7を通
ってモジュール外へ流動可能となる。
【0044】このように、スパイラル型気液接触膜エレ
メント10の両端部の封止部10b,10cを除く気液
接触部10aにおける気体側流路18と液体側流路19
とは、疎水性多孔質膜14、外周側封止部21a、内周
側封止部21bおよび封止部10b,10cによって、
分離された構成となる。
【0045】図5は図2のスパイラル型気液接触膜エレ
メント10の気体側流路材15の一例を示す模式図であ
る。図5の気体側流路材15は、連続する直線形状をし
た多数の溝部15aを両面に有する織物からなる。
【0046】図6は、図4に示すB部の拡大断面図であ
る。図6に示すように、本実施の形態では、気体側流路
材15の溝部15aが対向するように2枚の気体側流路
材15が重ねられ、2枚の疎水性多孔質膜14の間に配
置される。したがって、2枚の気体側流路材15の溝部
15aが併せられ、溝部15aにより形成される空間部
分の断面積が大きくなり、気体および凝縮水を十分に流
動させることができ、気液接触効率を向上することがで
きるとともに、凝縮水を十分に排出することができる。
なお、気体側流路材の枚数は、上記の例に特に限定され
ず、他の枚数であってもよい。
【0047】図5および図6の気体側流路材15におい
て、気体側流路材15の一枚の厚さが200μmよりも
小さいと、気体側流路が狭くなり、気体および凝縮水の
流動抵抗が増加する。それにより、気体および凝縮水が
十分に流れず、気液接触効率が低下するとともに、凝縮
水を十分に排出することができない。一方、気体側流路
材15の一枚の厚さが700μmよりも大きいと、スパ
イラル型気液接触膜エレメント10の径が大きくなり、
材料費も高くなるので不経済である。また、設置スペー
スも増大し、不経済である。したがって、気体側流路材
15の厚さは200〜700μmであることが好まし
い。
【0048】また、溝部15aの幅が200μmよりも
小さいと、気体および凝縮水が十分に流れず、気液接触
効率が低下するとともに、凝縮水を十分に排出すること
が困難になる。一方、溝部15aの幅が1000μmよ
りも大きいと、疎水性多孔質膜14が溝部15a内に陥
没し、疎水性多孔質膜14が変形するとともに気体側流
路が狭くなる。したがって、溝部15aの幅は200〜
1000μmであることが好ましい。
【0049】また、溝部15aの深さが100μmより
も小さいと、気体および凝縮水が十分に流れず、気液接
触効率が低下するとともに、凝縮水を十分に排出するこ
とが困難になる。一方、溝部15aの深さが500μm
よりも大きいと、気体側流路材15の厚さが大きくな
り、そのため、スパイラル型気液接触膜エレメント10
の径が大きくなり、材料費も高くなるので不経済であ
る。また、設置スペースも増大し、不経済である。した
がって、溝部15aの深さは100〜500μmである
ことが好ましい。
【0050】さらに、溝部15a間の凸部15bの幅が
250μmよりも小さいと、気体側流路材15の強度が
低下し、疎水性多孔質膜14の他面側の液体の圧力によ
り、凸部15bがつぶれてしまう可能性がある。一方、
凸部15bの幅が750μmよりも大きいと、気体側流
路が狭くなり、気液接触効率が低下するとともに、凝縮
水を十分に排出することが困難になる。したがって、凸
部15bの幅は250〜750μmであることが好まし
い。
【0051】図1のスパイラル型気液接触膜モジュール
1の運転時には、純水30は液体入口4を通り、円筒容
器2の一方端部3とスパイラル型気液接触膜エレメント
10の端面とで構成された入口空間3aに流入する。そ
して、液体側流路19内を図2に示すように、液体側流
路材13に沿って軸方向に流れる。
【0052】一方、オゾンガス25は、図1に示すよう
に、気体入口11aから気体供給管11の内部に供給さ
れる。そして、図3に示すように、気体供給管11の側
面の供給孔11bから気体側流路18内に入り、気体側
流路材に沿って気体供給管11に直交する方向にスパイ
ラル状に流動し、円筒容器2の内側の円筒形空間18a
を通って気体出口7から外部へ排出される。なお、気体
出口7を複数設けることによって気体側流路18におけ
るオゾンガス25の流れを均一にすることができる。
【0053】図2に示すように、スパイラル型気液接触
膜エレメント10の気液接触部10aでは、気体供給管
11にほぼ直交する方向にスパイラル状に流動するオゾ
ンガス25と気体供給管11に平行に流動する純水30
とが疎水性多孔質膜14を介して接触する。これによ
り、オゾンガス25が疎水性多孔質膜14を透過して純
水30中に溶解し、オゾン水31が生成される。
【0054】スパイラル型気液接触膜エレメント10の
端面から流出したオゾン水31は、図1に示すように、
円筒容器2の他方端部5とスパイラル型気液接触膜エレ
メント10の端面とで構成された出口空間5aを通り、
気体溶解液出口6から外部へ排出される。
【0055】また、図2に示すように、スパイラル型気
液接触膜エレメント10の液体側流路19(図3参照)
で発生した水蒸気9は、疎水性多孔質膜14を透過し、
気体側流路18(図3参照)で凝縮する。このようにし
て発生した凝縮水8は、気体供給管11にほぼ直交する
方向に延びる気体側流路材15の溝部15aに沿ってオ
ゾンガス25とともにスパイラル状に流動し、気体出口
7から排出される。この場合、溝部15aは直線的にス
パイラル型気液接触膜エレメント10の外周部まで続い
ているため、凝縮水8は外周部まで速やかに流動でき
る。
【0056】その結果、凝縮水8が気体側流路18内に
滞留しないため、オゾンガス25および純水30による
気液接触操作に寄与する疎水性多孔質膜14の有効膜面
積が減少しない。このため、オゾン水濃度の低下が発生
しない。また、凝縮水8による気体側流路18の圧力損
失の増加が防止されるので、気体側流路18の圧力が液
体側流路19の圧力より高くならず、液体側流路19内
に気泡が発生する問題が発生しない。
【0057】
【実施例】[気体側流路材の評価]第1の気体側流路材
(溝内向き)として、溝部15aと平行な方向に線径2
50μmの縦糸を用い、溝部15aと垂直な方向に線径
60μmの横糸を用い、縦糸および横糸の材質としてP
FAフィラメントを用い、溝部15aの幅を400μ
m、溝部15aの深さを250μm、凸部15bの幅を
500μm、厚さを370μmとした図5に示す構造を
有する織物を、溝部が対向するようにすなわち溝構造面
を内側に向けて2枚重ねたものを作成した。第2の気体
側流路材(溝外向き)として、溝構造面を外側に向けて
上記の織物を2枚重ねたものを作成した。第3の気体側
流路材(溝無し)として、溝部が設けられていない、繊
維径250μm、25メッシュの一枚の平織り流路材を
作成した。第4の気体側流路材(両面溝構造)として、
溝部と平行な方向に線径250μmの縦糸を用い、溝部
と垂直な方向に線径80μmの横糸を用い、縦糸および
横糸の材質としてnewPFAを用い、溝部の幅を40
0μm、溝部の深さを250μm、凸部の幅を500μ
mとした溝部を両面に有する厚さ800μmの一枚の織
物を作成した。
【0058】上記の第1〜第4の気体側流路材につい
て、日東電工株式会社製評価用セルC10T−を使用
し、気体流量(ml/min)と凝縮時の気体側流路材
の圧力損失(mmHg)との関係を測定し、その結果を
図7に示す。
【0059】図7に示すように、第1および第2の気体
側流路材では、第3および第4の気体側流路材より圧力
損失が低く、良好な結果が得られた。また、第1の気体
側流路材では、第2の気体側流路材より圧力損失が低
く、溝構造面同士を内側に向けて重ね合わせた方がより
圧力損失を低くできることがわかった。
【0060】[実施例]気体側流路材として上記の第1
の気体側流路材を用い、疎水性多孔質膜としてPTFE
疎水性多孔質膜NTF1122を用いて図1に示す構造
を有するスパイラル型気液接触膜モジュールを作製し
た。なお、膜モジュールのサイズは胴部の直径が84m
m、長さが310mmであり、有効膜面積は約0.5m
2 である。
【0061】気体入口11aから10体積%のオゾンガ
スを流量1L/minで供給し、液体入口4から温度2
5℃の純水を圧力1kgf/cm2 および流量5L/m
inで供給し、オゾン水濃度および気体側流路の気体流
量と圧力損失(凝縮時の圧力損失)とを測定した。
【0062】[比較例]気体側流路材として上記の第3
の気体側流路材を用いた以外は実施例と同一の構造を有
するスパイラル型気液接触膜モジュールを作製した。な
お、膜モジュールのサイズおよび有効膜面積は実施例と
同一である。そして、純水およびオゾンガスを実施例と
同一条件にて供給し、オゾン水濃度および気体側流路の
圧力損失を測定した。
【0063】図8に実施例および比較例のスパイラル型
気液接触膜モジュールの運転結果を示す。L1は実施例
のオゾン水濃度、L2は比較例のオゾン水濃度である。
また、L3は実施例の気体側流路における圧力損失、L
4は比較例の気体側流路における圧力損失である。
【0064】図8に示すように、比較例のスパイラル型
気液接触膜モジュールでは、凝縮水を膜モジュール外に
排出することができず、気体側流路における圧力損失が
経時的に増加し、オゾン水濃度も初期に比べ低下した。
これに対し、実施例のスパイラル型気液接触膜モジュー
ルでは、凝縮水を常時膜モジュール外へ排出できるた
め、気体側流路における圧力損失およびオゾン水濃度が
経時的に変化することなく安定した性能を示した。
【0065】以上のように本発明のスパイラル型気液接
触膜モジュールによると、気体側流路に凝縮水が滞留せ
ず、有効膜面積の低下および気体側流路の圧力損失の増
加がなく、長期間安定した性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態のスパイラル型気液
接触膜モジュールを示す軸方向の断面図である。
【図2】図1のスパイラル型気液接触膜モジュールにお
けるスパイラル型気液接触膜エレメントの一部切欠き斜
視図である。
【図3】図1中のA−A線断面図である。
【図4】図1のスパイラル型気液接触膜エレメントの封
止部の拡大断面図である。
【図5】図2に示す気体側流路材の一例を示す模式図で
ある。
【図6】図4に示すB部の拡大断面である。
【図7】第1〜第4の気体側流路材の気体流量と凝縮時
の気体側流路材の圧力損失との関係の測定結果を示す図
である。
【図8】実施例および比較例のスパイラル型気液接触膜
モジュールの運転結果を示す図である。
【符号の説明】
1 スパイラル型気液接触膜モジュール 2 円筒容器 3a 入口空間 4 液体入口 5a 出口空間 6 気体溶解液出口 7 気体出口 10 スパイラル型気液接触膜エレメント 10b,10c 封止部 11 気体供給管 11a 気体入口 13 液体側流路材 14 疎水性多孔質膜 15 気体側流路材 15a 溝部 18 気体側流路 18a 円筒形空間 19 液体側流路 21a 内周側封止部 21b 外周側封止部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過性膜と流路材とを重ねて有孔中空管
    の外周面にスパイラル状に巻回することにより形成され
    たスパイラル型気液接触膜エレメントであって、 前記流路材として、気体の流動方向に沿った溝部が設け
    られた気体側流路材を複数枚重ねて用いることを特徴と
    するスパイラル型気液接触膜エレメント。
  2. 【請求項2】 前記気体側流路材の片面に前記溝部が設
    けられたことを特徴とする請求項1記載のスパイラル型
    気液接触膜エレメント。
  3. 【請求項3】 前記溝部が互いに対向するように前記気
    体側流路材が配置されることを特徴とする請求項1また
    は2記載のスパイラル型気液接触膜エレメント。
  4. 【請求項4】 前記溝部が連続形状をしていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスパイラル型
    気液接触膜エレメント。
  5. 【請求項5】 前記溝部が直線形状をしていることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスパイラル型
    気液接触膜エレメント。
  6. 【請求項6】 前記気体側流路材が織物または編物から
    なることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    スパイラル型気液接触膜エレメント。
  7. 【請求項7】 前記気体側流路材の一枚の厚さが200
    μm以上700μm以下であり、前記溝部の幅が200
    μm以上1000μm以下であり、前記溝部の深さが1
    00μm以上500μm以下であり、前記溝部間の凸部
    の幅が250μm以上750μm以下であることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれかに記載のスパイラル型気
    液接触膜エレメント。
  8. 【請求項8】 前記気体側流路材がフッ素樹脂からなる
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のスパ
    イラル型気液接触膜エレメント。
  9. 【請求項9】 前記透過性膜が連続または独立した一ま
    たは複数対の多孔質膜からなり、前記多孔質膜が内側に
    液体側流路材を挟んでかつ外側に前記気体側流路材を重
    ねて前記有孔中空管の外周面にスパイラル状に巻回さ
    れ、前記多孔質膜間で前記液体側流路材により形成され
    る液体側流路の内周側の側部および外周側の側部が封止
    されるとともに、前記多孔質膜間で前記気体側流路材に
    より形成される気体側流路の両端部が封止されることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のスパイラル
    型気液接触膜エレメント。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載のスパ
    イラル型気液接触膜エレメントが容器内に収容されたこ
    とを特徴とするスパイラル型気液接触膜モジュール。
  11. 【請求項11】 連続または独立した一または複数対の
    多孔質膜を、内側に第1の流路材を挟んでかつ外側に第
    2の流路材を重ねて有孔中空管の外周面にスパイラル状
    に巻回することによりスパイラル型気液接触膜エレメン
    トが形成され、前記多孔質膜間で前記第1の流路材によ
    り形成される第1の流路の内周側の側部および外周側の
    側部が封止されるとともに、前記多孔質膜間で前記第2
    の流路材により形成される第2の流路の両端部が封止さ
    れ、前記スパイラル型気液接触膜エレメントは筒形容器
    内に収容され、前記筒形容器は、両端部にそれぞれ第1
    の流体口を有しかつ少なくとも一端部および外周部にそ
    れぞれ第2の流体口を有し、前記筒形容器内で前記スパ
    イラル型気液接触膜エレメントの両端部側にそれぞれ形
    成される第1の空間と前記スパイラル型気液接触膜エレ
    メントの外周側に形成される第2の空間とが分離され、
    前記第1の空間が前記第1の流体口に連通し、前記第2
    の空間が前記筒形容器の外周部の前記第2の流体口に連
    通しかつ前記有孔中空管の内部が前記筒形容器の少なく
    とも一端部の前記第2の流体口に連通し、前記第1およ
    び第2の流路材のうち気体が流動する気体側流路材とし
    て、気体の流動方向に沿った溝部が設けられた気体側流
    路材を複数枚重ねて用いることを特徴とするスパイラル
    型気液接触膜モジュール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017047337A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 ダイハツ工業株式会社 中空糸膜モジュール
WO2023136310A1 (ja) * 2022-01-14 2023-07-20 日東電工株式会社 スパイラル型膜エレメント

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JP2017047337A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 ダイハツ工業株式会社 中空糸膜モジュール
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