JP2001061907A - 介護用リフト装置 - Google Patents
介護用リフト装置Info
- Publication number
- JP2001061907A JP2001061907A JP24583799A JP24583799A JP2001061907A JP 2001061907 A JP2001061907 A JP 2001061907A JP 24583799 A JP24583799 A JP 24583799A JP 24583799 A JP24583799 A JP 24583799A JP 2001061907 A JP2001061907 A JP 2001061907A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- frame member
- bracket
- care
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Abstract
位置に移動させるようにする。また、壁や床に穴を開け
ることなく支柱や保持棒を組み立て、コストの低減を図
る。 【解決手段】 支柱3に設けたブラケット4に扁平で略
四辺形の枠部材22の一側22aを回動自在に取り付け
る。枠部材22の他側22bに取り付けた回動自在の支
持ブラケット26の上部の軸受片27にアーム6の基端
部を上下動可能に装着する。アーム6の略中間部と、支
持ブラケット26の下部の軸受片27との間に駆動手段
7を介装し、この駆動手段7をコントローラ10を介し
て作動させて、アーム6の先端部に吊設したハンガ9に
懸架した被介護者Hを昇降させる。また、支柱3と保持
棒28とを継手部材29により締結して支柱3を堅固に
保持する。
Description
期療養者などの身体が弱く、介護を必要とする人(以
下、被介護者という)を持ち上げて、ベッド等から車椅
子に移動させることのできる介護用リフト装置に関する
ものである。
種類の装置が提案されている。図8はその一例を示した
ものである。この介護用リフト装置1は室2の内部に支
柱3を立設し、この支柱3に取り付けたブラケット4に
支柱3と平行の支持ブラケット5を回動可能に設け、こ
の支持ブラケット5の上端部にアーム6の基端部を回動
可能に取り付けると共に、アーム6の略中間部と支持ブ
ラケット5の下端部との間に伸縮自在のピストンロッド
7aとケーシング7bとを有する駆動手段7をその両端
において回動するようにして介装し、さらに、アーム6
の先端部に、被介護者の身体を下方より保持する布製の
帯体8を備えたハンガ9を吊下させた構成となってい
る。
両腋にかけて保持する上部用帯体8a及び、臀部または
大腿部を支持する下部用帯体8bの二本の帯体8が懸架
されている。また、駆動手段7のケーシング7bに収容
された駆動モータ(図示せず)と、支柱3の上部に取り
付けられたコントローラ10とはケーブル11により接
続されると共に、コントローラ10はハンドスイッチ1
2により前記モータの駆動を操作できるように接続され
ている。図において、符号13は支柱3を固定するため
の保持棒、符号14は便座を夫々示している。
て、被介護者の身体を、例えば、車椅子から便座14上
に移動させるような場合は、先ず、ハンドスイッチ12
の下降ボタンを押して駆動手段7を作動させて、ピスト
ンロッド7aを短縮させ、アーム6の先端部と共に、ハ
ンガ9の帯体8を下降させて、被介護者の身体に上部用
帯体8aと下部用帯体8bとを装着する。
押して駆動手段7を作動させ、ピストンロッド7aを伸
長させる。これによって、アーム6の先端部が上昇し、
ハンガ9の二本の帯体8に保持された被介護者の身体が
持ち上げられる。この状態でアーム6を便座14の上方
位置まで旋回させ、再度、ハンドスイッチ12の下降ボ
タンを押して駆動手段7のピストンロッド7aを短縮さ
せ、ハンガ9及びアーム6を下降させて、被介護者を便
座14上に着座させる。
持ブラケット5を中心に旋回するようになっており、そ
の旋回可動域は±270°程であるが、アーム6等を支
持している支柱3は大概、室2の壁際に立設しているの
で、アーム6を旋回させる際、壁とアーム6とが干渉し
てアーム6の旋回が阻止され、アーム6の旋回可動域が
±180°位と小さくなることがある。
6の旋回可動域に障害物(壁や段差等)があり、その障
害物を越えた位置に車椅子等があった場合、被介護者を
容易に車椅子等に座らせることができなかった。
介護用リフト装置(要部だけを示す)15が提案されて
いる。これは支柱3Aに設けたブラケット16に第一ア
ーム17を回動可能に取り付け、この第一アーム17に
帯体8(図8参照)とハンガ18を吊下した第二アーム
19を回動可能に取り付けたものである。なお、第二ア
ーム19は第一アーム17より短く形成されている。
の障害物とが干渉し、第一アーム17の旋回が阻止され
ても、第一アーム17に第二アーム19が回動可能に取
り付けられているので、すなわち、アーム17,19に
は二つの回動点があるので、第二アーム19の先端及び
ハンガ18を障害物を越えた位置に回り込ませることが
でき、被介護者を容易に移動させることができる。
示すものは、支柱3Aに設けたブラケット16の形状が
小さいため、第二アーム19の先端に被介護者の体重が
かかった場合、強度の点で不安がある。また、第二アー
ム19をある程度長くしないと、ハンガ18を障害物を
越えた位置に回り込ませにくくなる。しかし、第二アー
ム19を長くし過ぎると、第二アーム19の付け根部分
に負担がかかり、これにおいても強度が低下する虞があ
る。
ては、支柱3,3A及び、支柱3,3Aを支える保持棒
13を固定する場合、床や壁等に螺子穴を開け、この螺
子穴にボルトやビス等の部品を螺合させて固定する方法
が取られていた。螺子孔を設けると、床や壁に傷が付
き、さらに、賃貸住宅の場合は、転居する際に、開けた
穴を塞いで床や壁を元通り傷のない状態にして返還しな
ければならず、このための作業が煩雑であり、また、業
者に依頼すればそれだけコスト高となって、結局は、介
護用リフト装置の取り付けを断念しなければならないよ
うな問題が起る。
になされたもので、被介護者の身体を上昇または下降さ
せるアームを枠部材を介して支柱に取り付け、これによ
りアームの旋回可動域を大きくして、被介護者の身体を
壁、柱等の障害物を越えた位置に移動できるようにする
と共に、ブラケット等の強度を向上させ、かつ、壁や床
に傷を付けることなく支柱や保持棒の組み付けを行い、
さらに、穴塞ぎ作業の煩雑さを回避し、かつ、コストを
低減させた介護用リフト装置を提供することを目的とす
る。
に、請求項1に記載された発明は、室内に立設した支柱
の適宜位置にブラケットを設け、該ブラケットに扁平な
枠部材の一側を水平方向に回動自在に取り付け、該枠部
材の他側に設けた回動自在の支持ブラケットの上部に略
上方に延びるアームの基端部を上下動可能に装着し、該
アームの略中間部と前記支持ブラケットの下部との間に
アームを昇降させるための駆動手段を介装し、前記アー
ムの先端部に被介護者を下方より保持する帯体を懸架し
たハンガを吊下すると共に、前記駆動手段を制御する制
御手段を設けたことを特徴とするものである。
項1に記載のものにおいて、前記扁平な枠部材を略四辺
形に形成すると共に、該枠部材を複数個、水平方向に連
結したことを特徴とするものである。
求項1または2に記載のものにおいて、前記扁平な枠部
材の一側は少なくとも管状体となっており、その上下端
部に軸受が嵌合されていることを特徴とするものであ
る。
求項1に記載のものにおいて、前記支柱及び支柱を支持
する保持棒、また、該保持棒同士を継手部材によって締
結したことを特徴とするものである。
成からなるものであるから、アームの旋回可動域が大き
くなり、従来のように壁、柱等が干渉してアームの旋回
が阻まれてもアーム及びハンガ等を壁、柱等の障害物を
越えた位置に移動させることが可能となる。また、アー
ムと支持ブラケットとの間に駆動手段を介装したので、
アームに吊下したハンガを昇降させることができ、帯体
で保持した被介護者の身体を上昇させて移動することが
できると共に、下降させて車椅子等に降ろすこともでき
る。
枠部材を略四辺形に形成し、この枠部材を立てた状態で
支柱に回動自在に取り付けたので、被介護者を保持する
際の強度が向上する。また、この枠部材を複数個、水平
方向に連結させることにより、アーム及びハンガの旋回
可動域を大きくすることができる。
枠部材の一側を管状体に形成して、その上下部に軸受を
嵌合させたので、枠部材を円滑に回動させることができ
る。
柱及び支柱を支持する保持棒、また、保持棒同士を継手
部材により締結したので、保持棒を縦横に配置すること
ができる。これにより、支柱や保持棒を堅固に固定する
ことができ、支柱及び保持棒のボルト等での固定をなく
すことができる。
に基づいて説明する。なお、図8及び図9と同一の部材
には同一の符号を付す。図1において、符号21で示す
ものは本発明に係る介護用リフト装置である。介護用リ
フト装置21の支柱3は、室2の壁際に立設されてい
る。この支柱3の適宜高さの位置にはブラケット4が固
定されており、このブラケット4には偏平な枠部材22
の一側22aが水平方向に回動自在に取り付けられてい
る。枠部材22は、略四辺形に形成されたもので、縦が
略48cm、横が略18cm、枠部分の厚みが略20m
mのものである。枠部材22は、前記長辺側をブラケッ
ト4に取り付けている。
イプ材によって形成されており、このパイプ材の上部及
び下部に、図2に示すように、ベアリング23,23の
アウタレースを嵌合する。また、ベアリング23,23
のインナレースにはねじ手段を設ける。すなわち、上部
及び下部に嵌合させたベアリング23,23にはボルト
24を取り付ける。そして、このボルト24を装着した
枠部材22をブラケット4の上下端の突部4A,4A間
に介装させ、上下部のボルト24にナット25を螺合さ
せて枠部材22を回動自在に保持する。
けを詳述する。先ず、枠部材22の一側22aのパイプ
材(外径略34mm、内径略27mm、肉厚略3.5m
m)の上下端部の内周を略1mm(奥行はベアリング2
3の厚さ分)程削って拡径し、拡径した部分にベアリン
グ(外径略28mm、)23,23を嵌合させる。ベア
リング23,23には、軸部が外部に突出するようにボ
ルト(頭部径19mm)24が挿通されている(固定さ
れていない)。そして、ボルト24の先端部が突出しな
いようにボルト24をパイプ材の内部に押し込めた状態
で保持して、パイプ材をブラケット4の上下の突部4
A,4A間に介装させる。
Aの孔に対応したらボルト24の軸部を突部4Aを通し
て外に引き出す。引出したら、パイプ材の外周部からボ
ルト24の頭部に先端が食込刃になったねじ部材(長さ
8mm程度、図示なし)をねじ込んで、ボルト24の落
下を防止すると共に、ボルト24の廻り止めを行い、そ
の後、ボルト24の軸部にナット25を螺合して締め付
ける。下部のボルト24は、パイプ材をブラケット4の
下部の突部4Aに載置した際、軸部はその自重で突部4
Aの孔を通して下側に突出するので、パイプ材の外周部
からボルト24の頭部に上記と同じねじ部材をねじ込ん
でボルト24の廻り止めを行う。その後、ボルト24に
ナット25を螺合させて締め付け、枠部材22を回動自
在に保持する。
ブラケット26の上下端部が回動自在に取り付けられて
いる。この支持ブラケット26の枠部材22への取り付
けを、図3に基づいて説明する。支持ブラケット26も
上記枠部材22の一側22aと同様に、管状体であるパ
イプ材で形成されているので、その取り付け方は上記枠
部材22と同じである。すなわち、支持ブラケット26
の上下端部の内周を削って拡径し、この拡径部分にボル
ト24を挿通させたベアリング23,23を嵌合し、こ
のようにした支持ブラケット26を枠部材22の上下端
に突出した軸受片22A,22Aの間に介装させ、軸受
片22A,22Aの孔よりボルト24を突出させると共
に、ボルト24の頭部を上記と同様のねじ部材で固定
し、固定したボルト24にナット25を螺合させ支持ブ
ラケット26を回動自在に保持する。
ケット4への取り付けにおいて、ベアリング23,23
にボルト24を挿通させたが、このようにせず、枠部材
22のパイプ材の上部に嵌合させたベアリング23には
内側から外側に突出するようにボルト24を取り付け、
下部に嵌合させたベアリング23の内側に位置する部位
にはナット25を取り付け、この状態の枠部材22を支
柱3のブラケット4の上下の突部4A,4A間に介装
し、上部のボルト24にはナット25を、下部のナット
25にはボルト24を夫々螺合させて枠部材を回動自在
に保持してもよい。なお、ボルト24、ナット25のベ
アリング23への取り付けは、溶接でも良いし、パイプ
材から食込刃付きのねじ部材をねじ込んでも良い。さら
に、枠部材22のパイプ材の径がベアリング23より大
きい場合における、枠部材22へのベアリング23,2
3の取り付けは、溶接、鋲着、食込刃付きねじ部材等い
ずれでも良い。また、支持ブラケット26の枠部材22
の軸受片22Aへの取り付けにおいても、上記と同様な
取り付けをすることが可能である。この場合、構成は同
じなので説明は省略する。
上下端部には、軸受片27が夫々突設されている。上部
の軸受片27には、湾曲状のアーム6の基端部が上下方
向に回動自在に取り付けられている。このアーム6の略
中央部と、支持ブラケット26の下部の軸受片27との
間にはアーム6を昇降させるための駆動手段7が介装さ
れている。駆動手段7は伸縮自在のピストンロッド7a
と、ケーシング7bとを備えており、その両端において
回動するように介装されている。
タ(図示なし)と、ピストンロッド7aと、ピストンロ
ッド7aの内側に一体に設けたボールねじ(図示なし)
と、このボールねじ及びモータの駆動軸を連結するウォ
ームギヤ(図示なし)とを収容したもので、モータを駆
動することによって、ウォームギヤを介してボールねじ
が回転してピストンロッド7aが伸長、短縮する公知の
ものである。
あるコントローラ10が支柱3の上部に取り付けられて
いる。このコントローラ10と、駆動手段7のモータと
はケーブル11によって接続されている。さらに、コン
トローラ10にはモータを作動させるハンドスイッチ1
2が接続されている。
者Hの身体を下方より保持する布製の帯体8を懸架した
ハンガ9が吊下されている。帯体8は、被介護者Hの身
体を背中から両腋にかけて支持する上部用帯体8a及
び、臀部または大腿部を支持する下部用帯体8bの二本
のもので構成されている。
は、複数本の保持棒28により室2の床、壁面、天井に
堅固に保持されている。支柱3と保持棒28及び、保持
棒28同士は、図4乃至図6に示す形状の継手部材29
により縦横に連結されている。
したものである。この図4及び図5の継手部材29は角
筒状の支柱3と、角筒状の保持棒28との交叉部位を締
結するものである。この継手部材29は、支柱3を保持
する筒部30と、筒部30の隣接する二面に保持棒28
を保持する筒部31,32とが直交する状態で、溶着し
てなるものである。この場合、筒部30の面部30a,
筒部31,32の各面部31a,32aの巾は同じ寸法
にしてあり、筒部30の軸方向の長さは筒部31,32
よりも長く形成されいる。図4及び図5は、支柱3が床
面33上に立設された状態における平面図と正面図を示
している。
2に支柱3及び二本の保持棒28を夫々挿通した場合
は、L字形の補強板34を装着して、その上から食込刃
付きのねじ部材(図示なし)を螺合させて、支柱3及び
保持棒28を固定する。補強板34を設けるのは、筒部
30,31,32に食込刃付きのねじ部材を螺合させ
て、支柱3及び保持棒28を固定した場合、筒部30,
31,32の板厚部分にできるねじ山だけでは、ねじ山
の数が少なく締付時の強度が十分に得られないからであ
る。このような補強板34を設けることによって、ねじ
山数が多くなり強度が向上するようになる。
3を一本立設する場合は、天井の近くでは保持棒28の
両端は、四方の壁に夫々当接するように組み立て、支柱
3の下部にあっては少なくとも対向する壁に一本の保持
棒28の両端が接するように組み立てする必要がある。
図4において、符号35で示すものは、保持棒28と壁
との間の距離を調整し、保持棒28をつっ張らせて、保
持するためのアジャストボルトである。
接する二面の上下位置に、保持棒28を保持する筒部3
1,32を直交する状態で溶着させたものである。この
継手部材29の場合、保持棒28を筒部31,32に挿
通させても、保持棒28は互いに干渉することがないの
で、支柱3を強く保持することができる。なお、図6、
及び図4、図5は、支柱3の筒部30を保持棒28の筒
部31,32よりも長く形成したが、筒部30の長さ
と、筒部31,32の長さとを同じにしてもよい。
28を締結したので、支柱3と保持棒28、または、保
持棒28同士を容易に、かつ、強度を持たせて固定する
ことができる。これにより、従来行っていた床や壁に孔
をあけて、ボルトやビスをねじ込んだり、また、釘を打
ち込んだりする作業を省略することができる。したがっ
て、支柱3や保持棒28を固定する打込固定式のものに
比べて床や壁に傷を付けることはない。
る。上記説明した介護用リフト装置21を使用にして、
被介護者Hをベッド等より離れた位置、または、障害物
が途中にある車椅子に移動させるような場合、介護用リ
フト装置21のハンドスイッチ12を入れて、駆動手段
7を作動させてピストンロッド7aを短縮させ、アーム
6を下方向に回動させて、ハンガ9及び帯体8を被介護
者Hの近くの適宜位置にまで下降させる。そして、図1
に示すように、帯体8の上部用帯体8aを被介護者Hの
身体の背中から腋下に回して上半身を支え、さらに、下
部用帯体8bで被介護者Hの身体の腰より下を支えるよ
うに帯体8を装着する。
で支持したら、ハンドスイッチ12を入れて駆動手段7
のピストンロッド7aを伸長させて、アーム6の先端部
を上方向に回動させて、ハンガ9と共に被介護者Hの身
体を上昇させる。その後、被介護者Hの体を押すことに
よって、アーム6を支持ブラケット26及び枠部材22
を中心に水平方向に回動させてハンガ9と共に、被介護
者Hの身体を旋回移動させる。
あって、障害物と枠部材22とが干渉し、枠部材22の
旋回が阻止されても、枠部材22の他側22bにアーム
6を保持した支持ブラケット26が回動可能に取り付け
られているので、アーム6は支持ブラケット26を中心
に旋回し、ハンガ9及び被介護者Hを障害物を回り込ん
で移動することができる。
ハンドスイッチ12の下降ボタンを押して被介護者Hを
下降させ車椅子に載せる。このように介護用リフト装置
21に枠部材22を設けたことにより、アーム6の旋回
可動域が大きくなり、被介護者Hを車椅子に容易に載せ
ることができる。被介護者Hを車椅子に載せたら、帯体
8を被介護者Hの身体より外し帯体8のみを上方に吊り
上げる。
22を一個支柱3に組み付けたものを説明したが、アー
ム6の旋回可動域をさらに大きく広げる場合は、図7に
示すように、枠部材22に、さらにもう一個の枠部材3
6を組み付けるとよい。このように枠部材22の追加組
付けを行えば、被介護者Hの身体を確実に障害物を越え
て移動させることができる。組み付ける枠部材36は、
縦が略48cm、横が略29cm、厚みが略20mmの
偏平をした略四辺形をしたものである。
ものであるから、屈曲しうる枠部材とアームの基部とに
よって、ハンガの旋回可動域を大きくすることができ
る。これによって、枠部材の旋回方向に障害物があって
も、ハンガを当該位置から障害物を越えて反対側に旋回
進入させることができる。これによって、被介護者の移
動範囲を広くすることができる。
平で、かつ、略四辺形の枠部材の一側を水平方向に回動
自在に支柱に取り付けたので、重量に対する強度を向上
させることができる。さらに、この枠部材を複数個連結
したので、ハンガの旋回可動域をさらに大きく、かつ、
変化あるものとすることができ、被介護者の移動を容易
にすることができる。また、枠部材を扁平、かつ、四辺
形に形成したので、枠部材が軽量となり、強度を高くす
ることができる。
扁平な枠部材の一側を少なくとも管状体にし、その上下
部に軸受を嵌合させたので、被介護者を旋回させる際、
枠部材を円滑に回動させることができる。
支柱及び保持棒、また、保持棒同士の夫々を継手部材に
よって締結したので、介護用リフト装置を組み立てた
際、支柱及び保持棒の組み付け、また、保持棒同士の組
み付けの強度が向上し、支柱を堅固に保持することがで
きる。この結果、支柱及び保持棒を固定するボルト等の
固定部材が不要になる共に、床や壁に明けていたボルト
孔も不要となって、床や壁の穴明けによる傷をなくすこ
とができる。これによって、賃貸住宅の場合において
は、転居する際に行う穴塞ぎの作業がなくなり、コスト
の低減を図ることができる。
正面図である。
一部断面正面図である。
式図である。
式図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 室内に立設した支柱の適宜位置にブラケ
ットを設け、該ブラケットに扁平な枠部材の一側を水平
方向に回動自在に取り付け、該枠部材の他側に設けた回
動自在の支持ブラケットの上部に略上方に延びるアーム
の基端部を上下動可能に装着し、該アームの略中間部と
前記支持ブラケットの下部との間にアームを昇降させる
ための駆動手段を介装し、前記アームの先端部に被介護
者を下方より保持する帯体を懸架したハンガを吊下する
と共に、前記駆動手段を制御する制御手段を設けたこと
を特徴とする介護用リフト装置。 - 【請求項2】 前記扁平な枠部材を略四辺形に形成する
と共に、該枠部材を複数個、水平方向に連結したことを
特徴とする請求項1記載の介護用リフト装置。 - 【請求項3】 前記扁平な枠部材の一側は少なくとも管
状体となっており、その上下端部に軸受が嵌合されてい
ることを特徴とする請求項1または2記載の介護用リフ
ト装置。 - 【請求項4】 前記支柱及び支柱を支持する保持棒、ま
た、該保持棒同士を継手部材によって締結したことを特
徴とする請求項1記載の介護用リフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24583799A JP4432155B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 介護用リフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24583799A JP4432155B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 介護用リフト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001061907A true JP2001061907A (ja) | 2001-03-13 |
JP4432155B2 JP4432155B2 (ja) | 2010-03-17 |
Family
ID=17139598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24583799A Expired - Fee Related JP4432155B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 介護用リフト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4432155B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006025751A1 (en) * | 2004-09-02 | 2006-03-09 | Cunningplanz Limited | A mobile support for a hoist |
CN110960372A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-04-07 | 淄博科创医疗仪器有限公司 | 升降式卧床病人搬运机器人 |
CN114699269A (zh) * | 2022-03-24 | 2022-07-05 | 郑州大学第二附属医院 | 一种医用普通外科治疗台 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109893779B (zh) * | 2019-04-08 | 2020-06-26 | 山东大学 | 一种适用于放疗科的可移动床 |
-
1999
- 1999-08-31 JP JP24583799A patent/JP4432155B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006025751A1 (en) * | 2004-09-02 | 2006-03-09 | Cunningplanz Limited | A mobile support for a hoist |
CN110960372A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-04-07 | 淄博科创医疗仪器有限公司 | 升降式卧床病人搬运机器人 |
CN110960372B (zh) * | 2020-01-08 | 2024-04-26 | 淄博科创医疗仪器有限公司 | 升降式卧床病人搬运机器人 |
CN114699269A (zh) * | 2022-03-24 | 2022-07-05 | 郑州大学第二附属医院 | 一种医用普通外科治疗台 |
CN114699269B (zh) * | 2022-03-24 | 2023-10-10 | 郑州大学第二附属医院 | 一种医用普通外科治疗台 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4432155B2 (ja) | 2010-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5146638A (en) | Bath | |
JP2001061907A (ja) | 介護用リフト装置 | |
US5287568A (en) | Tilt lift bathing system | |
JP3022293B2 (ja) | 介護用リフト | |
JPH11166306A (ja) | 介助用ポール | |
JP2590767B2 (ja) | 電動昇降式介護装置 | |
JP4970801B2 (ja) | 入浴用リフト装置 | |
JPH0767481B2 (ja) | ベッド装着型の電動介護リフト | |
JPH0670963A (ja) | ベッドの障害者用手摺装置 | |
KR101146183B1 (ko) | 저상침대 | |
JPH0646369Y2 (ja) | 組立式床部昇降ベッド | |
JP2001314458A (ja) | 支柱回転型走行介護リフト | |
JP3322970B2 (ja) | 一般家庭用介護用リフト及び介護用リフトシステム | |
JP3020929B1 (ja) | 電動介護リフトにおける緊急下げ機構 | |
JPH0337618Y2 (ja) | ||
JPH09580A (ja) | 介護用リフト装置 | |
JPH09313548A (ja) | 介護用リフト装置 | |
JP3188420B2 (ja) | 介護用リフト及び介護用ベッド | |
JPH0623290Y2 (ja) | リフト付き入浴装置 | |
JP3188419B2 (ja) | 介護用リフト | |
CA2167852A1 (en) | Patient lift modification | |
JP2001029175A (ja) | 電動低床式昇降ベッド | |
JP3215630B2 (ja) | 介助入浴装置 | |
JP2002301129A (ja) | 入浴介護補助装置 | |
JP3658022B2 (ja) | 入浴装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090305 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090610 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090805 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091202 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |